JP2610192B2 - 水処理用接触材及びその製造方法 - Google Patents

水処理用接触材及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水処理用接触材、養魚、育魚等用資材、濾過
材等として使用することのできる連結ボール状の構造を
有する水処理用接触材に関する。
〔従来の技術〕
従来、接触材、殊に微生物を利用する汚水処理用接触
材としては例えば実開昭61−67898号が知られている
が、これは可撓性棒状芯の周囲に多数添設された捲縮合
成繊維糸条が該芯に所定の間隔で緊縛固定されており、
多数の嵩高構造部分が形成されている嵩高構造体を汚水
処理用接触材として使用するものであった。
この様な接触材は、実用に際し、種々の問題点が発生
している。即ち、 (1)棒状の芯材を捲縮合成繊維のほぼ中心に位置させ
る装置又は工程が必要である。
(2)棒状の芯材を使用すると、数十メートル以上の長
さの連結体を連続的に生産する場合、出来上った製品を
ボビンに巻回し、或は容器に収納しようとすると、いか
に可撓性があると云っても、自由に折り曲げ・屈曲させ
ることは困難である。又、無理に折り曲げ・屈曲させて
収納し得たとしても、後日の使用時点で保管中の折り曲
げ、屈曲による変形が残り、その変形を元に戻す手間を
要し、結局は収納スペース、手間の点で、比較的長尺の
接触材の連続生産、保管は極めて困難である。
従って、前述の接触材は、その収納、保管の必要上、
製品の長さに制限を受けた。
(3)接触材の取り付け時に、棒状芯材を任意の長さに
予め切断する必要があり、又、取り付け穴の加工などを
行なって取り付けることとなり、取り付けに手間を要し
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の困難に鑑み、本発明者等は鋭意研究を進めた。
即ち、上記欠点の改良のため、当初、棒状の芯材を素
材の構成面から検討を加えた。
材質面では合成繊維、ゴム等金属材料に替わる、より
可撓性の大なる芯材を、形状面では棒状より可撓性があ
る撚糸及び組紐形状で改良を加えた。
しかし、材質面で合成繊維、ゴム等を用いることによ
って可撓性は向上したが、芯材をほぼ中心に均等に位置
させることに困難を生じ、又芯材として撚糸、組紐等を
用いることは、撚糸、組紐等の加工工程が増え更にコス
ト高になる欠点が生じた。
本発明が解決しようとする課題は上記の困難を解決
し、製造が容易で、構造が簡単であり、水処理槽中への
取り付けの容易な、微生物を利用する接触材、濾過材等
に好適に使用し得る安価な構造材料の水処理用接触材及
びその製造方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は前記の結果から、好ましい解決が見出せ
ない芯材自体に注目し、「芯材があること自体、上記欠
点が解決されない。芯材をなくすることが出来ないであ
ろうか?」との発想を得、更に研究を進めた結果、誠に
驚くべきことに芯材をなくすると、極めて容易にこれま
での問題点を一挙に解決できることを見出した。
本発明は、 嵩高合成繊維の糸条束が所定の間隔で収束された収束
部と、該収束部間に形成された前記糸条束の嵩高なボー
ル状部とを有し、該ボール状部は、自然の状態では、嵩
比重は0.01g/cc乃至0.3g/cc、前記のボール状部の太さ
は10mm乃至500mm、及びボール状部1個分の縦方向の長
さは10mm乃至500mmであり、この複数のボール状部が収
束部を介して連結している構造体であって、前記収束部
はその収束部の繊維の相対位置の移動が生じないように
固定されており、該構造体の半径方向の中心部に芯材を
有しない連結ボール状構造となっている水処理用接触
材、と 多数の嵩高合成繊維に0.001g/D乃至0.1g/Dの張力を加
えながら引き揃え或は紡績して糸条束とした後に、該糸
条束を所定の間隔で収束し、さらに収束部の繊維の相対
位置の移動が生じないように固定して収束部を形成し、
次いで張力を解除して前記糸条束を自然の状態まで収縮
させることにより生成したボール状部は、嵩比重が0.01
g/cc乃至0.3g/cc,直径が10mm乃至500mm、及びボール状
構造体1個分の縦方向の長さが10mm乃至500mmであり、
複数のボール状部とする連結ボール状構造を有する水処
理用接触材の製造方法、 である。
本発明において使用することのできる合成繊維とは、
例えば熱可塑性合成樹脂である塩化ビニリテン系合成樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、アクリロニ
トリル系樹脂等を使用して得られた繊維であり、その繊
維の繊度は0.1デニール(以下「D」と称する乃至10000
D、好ましくは1D乃至1000D、更に好ましくは1D乃至100D
である。
これらの合成繊維は長繊維であっても良いし、又短繊
維のステープルファイバーであっても良く、更に加工糸
又は非加工糸であってもよい。
加工糸としては殊にクリンプ加工糸、ウーリー加工糸
等を好ましく使用することができる。
本発明の嵩高合成繊維とは捲縮又は捲回を付与された
フィラメント又はそれらを使用した糸であり、捲縮又は
捲回の程度としては1乃至50回/吋が好ましい。
また、これら繊維の断面は円形のみならず、楕円形、
三角形、紡錘形その他、異形又は中空糸であっても良
い。
次に本発明で使用しうる嵩高合成繊維の糸条束とは例
えば前記嵩高合成繊維の多数本の凡そ0.001乃至0.01g/D
程度の張力を加えながら引き揃え或は紡績して束状にし
たものである。
本発明の連結ボール状構造となっている水処理用接触
材は、この糸条束をボール状部が所定の間隔となるよう
に収束することにより形成される。
ここで、収束した際の収束部の断面形状は、円形、そ
の他任意の形状でよいが、その断面積は、0.01乃至40cm
2、好ましくは0.01乃至6cm2、更に好ましくは0.05乃至2
cm2である。
一方、前記の糸条束を凡そ一定間隔毎に収束する緊縛
固定具としては、アルミニウム、鉄、ポリアミド、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の金属やプラスチック等を
用いて構成した針針、クリップ、紐等を例示し得る。
そして、前述の収束後に前記張力を解除すると、収束
部間で前記糸条束がほぼ球状となった嵩高なボール状部
が多数連結として結合した形状を有する本発明の連結ボ
ール状構造となっている水処理用接触材が得られる。
また、収束手段の他の例としては、例えば加熱された
針金を用いて糸状束を熱溶着固定しても良く、或は高周
波固定、超音波固定等の手段を用いることも出来る。
これらの収束手段を講ずることにより形成される収束
部は、その収束部に位置する繊維の相対位置の移動、例
えば緊縛固定具と収束部に位置する繊維束の間の相対位
置の移動、収束部に位置する繊維同志の相対位置の移動
等が生じないように固定されるものである。
なお、ストレートフィラメントを引き揃え或は紡績し
て束となし、収束後、捲縮又は捲回を付与することによ
り収束部間に嵩高なほぼボール状部を形成させてもよ
い。
この様にして生成した連結ボール状構造となっている
水処理用接触材は嵩高繊維を使用することにより嵩高構
造を取るものであり、その程度は例えば自然の状態での
嵩比重として、好ましくは0.01乃至0.3g/cc、更に好ま
しくは0.02乃至0.2g/cc、更に一層好ましくは0.05乃至
0.15g/ccを有する。
本発明の連結ボール状構造となっている水処理用接触
材は、張力を加えて伸長させるとその太さ、即ち連結ボ
ール状構造中の横方向の最大直径(第1図l1)はやや小
となるものであるが、張力を加えられることなく自然の
状態では、上記直径は10mm乃至500mm、好ましくは10mm
乃至200mm、更に好ましくは20mm乃至100mmである。
また、連結ボール状構造中のボール状部1個分の縦方
向の長さ(第1図l2)は、張力を加えることにより通常
1.1乃至2倍程度まで、又は場合によりそれ以上まで伸
長させることが可能であるが、張力を加えることなく自
然の状態では、10mm乃至500mm、好ましくは10mm乃至200
mm、更に好ましくは20mm乃至100mmである。
結局、本発明の嵩高なボール状部は引っ張りにより球
形のみならず、長球或は紡錘形等の形状を取ることもあ
るものである。
本発明において、糸状束を収束する一定の間隔はボー
ル状部の前記長さ(第1図l2)及び縦方向の前記伸長度
から定めることができる。
又、本発明連結ボール状構造となっている水処理用接
触材に、必要に応じ合成樹脂ラテックス、例えば塩化ビ
ニリデン系合成樹脂ラテックス、塩化ビニル系合成樹脂
ラテックス等を噴霧、加熱、乾燥処理等して嵩高糸相互
を綴結しても良い。
以上のように、本発明の連結ボール状構造となってい
る水処理用接触材は、張力を加えて製作されているの
で、その実用にあたって若干の変形はあるが全体の形状
をよく保持し得、従来のものの用に全体の形状を保持す
るための長さ方向に配設される支持部材としての芯材を
必要としない。
〔作用〕
本発明連結ボール状構造となっている水処理用接触材
は、前記の通り、主として非腐食性の熱可塑性合成繊維
等の適度の可撓性と柔軟性を有する材料から構成されて
おり、特別な芯材を有しないものである。
従って、ボール状部と収束部とは同質の繊維材料から
構成されており、同一繊維構造による優れた柔軟性を保
有するものであるので、本発明連結ボール状構造となっ
ている水処理用接触材は、殊に連結箇所近傍で自由な折
り曲げ、屈曲がおこり、それを容器、ボビン等から取り
出せば、ほぼ完全に元に戻る。
本発明連結ボール状構造となっている水処理用接触材
の収束部は、該収束部に位置する繊維束或は繊維同志の
位置の相対的移動が生じない様に固定されているので、
ボール状部の構造は安定しており、ボール状部の形状が
外力により一時的に変形を生ずることがあっても収束部
が固定されている限りボール状構造自体は変化しない。
また、本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材は、特別な硬質の芯材を有せず、ボール状部は嵩
高構造であり、その嵩高繊維の収束により生成するボー
ル状構造(三次元構造)と相まって表面積が極めて大き
い構造となるものである。
更に、本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材は、非腐食性の熱可塑性合成繊維等の適度の可撓
性と柔軟性を有する材料を使用しているため、この繊維
の化学構造と相まって該繊維表面上には好気性微生物、
嫌気性微生物、原生動物等が安定して棲息し、しかも段
落する恐れも少ないものである。従って、本発明連結ボ
ール状構造となっている水処理用接触材は優れた接触材
を構成するものである。
なお、収束部は狭小であるため、水槽或は水路中に設
置された適当なフック状取付け具などに適宜の張力を加
え、または加えることなく、ボール状部を直接貫通させ
又は収束部の狭小を利用して挟みつけて懸架する等して
ずれることなく取付けることが可能である。
〔実施例〕
次に図面に基づき本発明の実施例を説明する。第1図
は本発明連結ボール状構造となっている水処理用接触材
の側面の一部分を示す図であり、第2図は同じく断面図
である。第3図は本発明連結ボール状構造となっている
水処理用接触材を使用した汚水処理用接触材としての使
用例を示す模式図である。
第1図及び第2図において、本発明連結ボール状構造
となっている水処理用接触材1は、ボール状部2及び緊
縛固定具等を用いて収束された収束部3より構成され
る。
第3図では本発明連結ボール状構造となっている水処
理用接触材1を枠体4に取り付け、これを汚水処理槽5
中に設置した。
ここで、、本発明連結ボール状構造となっている水処
理用接触材1は連続して長尺に作成してあり、枠体4に
取り付けてあるフック(図示せず)に図のように次々と
懸架し、所要の長さを使用した後適宜切断すれば良い。
ただし、必要に応じ、他の緊縛材料を補助的に使用し
て更に確実に固定してもよい。
なお、汚水処理槽5には原水流入口6、浄化水流出口
7及び曝気用空気送入口8が設けてある。
汚水は原水流入口6より流入し、一定時間汚水処理槽
5中に滞留し、その間、微生物が付着した本発明連結ボ
ール状構造となっている水処理用接触材1に接触し、浄
化されて浄化水流出口7より排出される。
図中の符号9は微生物の生存に必要な酸素を供給する
ための曝気用中空管である。
なお、本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材1の長さ或は取り付け手段は任意で良い。
上記は本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材1を汚水処理用接触材として使用した例である
が、上記のほか、更に、養魚、育魚用等の水槽中又は流
水或は循環水の水路中において、水の濾過材料及び/又
は水の精製材料(接触材)等として、例えば長尺のま
ま、或は2個乃至10個程度のボールが連結した状態で、
自然のままるいは固定して単数個又は複数個配置して使
用することができる。
次に、本発明において行った、接触材としての性能試
験結果を従来品と比較して示すこととする。
4乃至6回/吋の捲縮を有する塩化ビニリデン系合成
繊維の長繊維捲縮糸であって、70Dの24フィラメント80
プライ3ゲイジ、即ち5760本のマルチ糸束(収束繊度40
3200D)を使用し、これに2kgを負荷して引き揃え束状と
した。
この糸条束につき60nm毎に直径2.5mmのアルミニウム
ワイヤーを使用して結紮固定後、張力を解除したころ、
直径(第1図のl1)約40mm、長さ(第1図のl2)約40mm
のほぼ球状のボール状部をもつ1000m長の連結ボール状
構造となっている水処理用接触材を連続して作成でき、
これを段ボール箱容器にきわめて容易に収納し得た。
ここで作成したボール状部の嵩比重は略0.12g/ccであ
り、収束固定部の断面積は約0.32cm2であった。
この連結ボール状構造となっている水処理用接触材を
約70m長に切断し、別に作成したフックを有する枠体に
収束部を単に懸架するのみにより取り付け、第3図に示
すような構成の容量1.6m3の接触曝気槽に設置し、流量
3.2m3/日でBOD 37mg/の生活排水を流し、同時にコン
プレッサーにより空気を圧入して曝気用中空管より小気
泡を放出させ、連結ボール状構造となっている水処理用
接触材を汚水処理用接触材として使用した。
なお、比較例として、本発明連結ボール状構造となっ
ている水処理用接触材に代えて実開昭61−67898号記載
のアルミニウム針金を使用した接触材と同一の接触材を
使用した以外は本発明に使用した接触材と同一の条件で
前記と同様な試験を行なった。この接触材は製造、保管
及び取り付けに多くの労力と時間を要した。
なお、測定方法は環境庁告示第42号及び第64号の方法
により行なったが、DOは堀場製作所製DOメーターを使用
して25℃で測定した。
実験の結果は次の第1表の通りであった。
以上の結果から本発明連結ボール状構造よりなる接触
材は優れた水質の浄化効果を有しており、殊にSS除去効
果は特に著しかった。
〔発明の効果〕
本発明連結ボール状構造となっている水処理用接触材
は上記のような構成並びに作用を有するものであるの
で、生産上並びに保管上全く制限を受けることなく、更
に折り曲げ・屈曲させてもほぼ連結箇所付近で自由な折
り曲げ・屈曲が起こり、本発明接触材を長尺のままボビ
ンに巻回し、また容器に収納することができる。更に、
ボビン、容器等から取り出しても、ほぼ完全に元に戻
る。従って本発明連結ボール状構造となっている水処理
用接触材は工業的に連続的な大量生産が可能でありコス
トが安価となった。
更に、本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材は円筒形容器のみならず、段ボール箱のような角
型容器にも隙間なく充填、保管、輸送等して、取り出し
後、直ちに使用することが可能であり輸送コスト、取り
付けコストに関しメリットが大きい。
また本発明連結ボール状構造となっている水処理用接
触材は取り付けに際し、特殊な加工は必要でないため取
り付けが容易であり施行並びに設置が簡単となった。
更に、本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材は従来のもののように全体の形状を保持するため
に長さ方向に配設される支持部材としての芯材を必要と
しない。
また、本発明の連結ボール状構造となっている水処理
用接触材は、生活排水、工場排水等で汚れた河川、湖沼
水、池水、海水等の浄化のほか、生活雑排水、し尿水、
工場排水、養魚或は育魚用水、温泉排水等の汚水の浄化
等の水処理、殊に汚水処理用接触材として優れており長
期間安定して使用することが出来る。
また、接触材のほか、各種用途の濾過用資材としても
長期間繰り返して有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明連結ボール状構造となっている水処理用
接触材の側面の部分図であり、第2図は同じく断面の部
分図である。第3図は本発明連結ボール状構造となって
いる水処理用接触材1を使用した汚水処理用接触材とし
ての使用例を示す模式図である。 1:本発明連結ボール状構造となっている水処理用接触
材、2:ボール状部、3:収束部、4:枠体、5:汚水処理槽、
6:原水流入口、7:流出口、8:曝気用空気送入口、9:曝気
用中空管、10:小気泡。 l1:連結ボール状構造中の横方向の最大直径、l2:連結ボ
ール状構造中のボール状部1個分の縦方向の長さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−50796(JP,U) 実開 昭61−67898(JP,U) 実開 昭62−24997(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵩高合成繊維の糸条束が所定の間隔で収束
    された収束部と、該収束部間に形成された前記糸条束の
    嵩高なボール状部とを有し、該ボール状部は、自然の状
    態では、嵩比重は0.01g/cc乃至0.3g/cc、前記のボール
    状部の太さは10mm乃至500mm、及びボール状部1個分の
    縦方向の長さは10mm乃至500mmであり、この複数のボー
    ル状部が収束部を介して連結している構造体であって、
    前記収束部はその収束部の繊維の相対位置の移動が生じ
    ないように固定されており、該構造体の半径方向の中心
    部に芯材を有しない連結ボール状構造となっている水処
    理用接触材。
  2. 【請求項2】多数の嵩高合成繊維に0.001g/D乃至0.1g/D
    の張力を加えながら引き揃え或は紡績して糸条束とした
    後に、該糸条束を所定の間隔で収束し、さらに収束部の
    繊維の相対位置の移動が生じないように固定して収束部
    を形成し、次いで張力を解除して前記糸条束を自然の状
    態まで収縮させることにより生成したボール状部は、嵩
    比重が0.01g/cc乃至0.3g/cc,太さが10mm乃至500mm、及
    びボール状部1個分の縦方向の長さが10mm乃至500mmで
    あり、複数のボール状部とする連結ボール状構造を有す
    る水処理用接触材の製造方法。
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