JP2609930B2 - 軌道走行娯楽乗物 - Google Patents
軌道走行娯楽乗物Info
- Publication number
- JP2609930B2 JP2609930B2 JP21966189A JP21966189A JP2609930B2 JP 2609930 B2 JP2609930 B2 JP 2609930B2 JP 21966189 A JP21966189 A JP 21966189A JP 21966189 A JP21966189 A JP 21966189A JP 2609930 B2 JP2609930 B2 JP 2609930B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger
- rails
- sub
- rail
- universal joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軌道走行娯楽乗物に関する。
従来、コースタ等の軌道走行娯楽乗物は、乗物全体
が、走行中、軌条に沿って左右上下に変動する。
が、走行中、軌条に沿って左右上下に変動する。
そのため、左右上下に姿勢を変化させるために、乗客
と車両全体の重量（質量）と加速度の積に等しい大きい
外力を付加する必要があった。この外力の付加は、軌条
と乗物の車輪等を介して行なわれるため軌条及び車輪や
その軸受等を相当丈夫な構造にしなければ、破損する危
険性があった。しかも、これに伴って大きな動力を必要
とした。
と車両全体の重量（質量）と加速度の積に等しい大きい
外力を付加する必要があった。この外力の付加は、軌条
と乗物の車輪等を介して行なわれるため軌条及び車輪や
その軸受等を相当丈夫な構造にしなければ、破損する危
険性があった。しかも、これに伴って大きな動力を必要
とした。
そこで、本発明は、このような問題点を解決すること
を目的とする。
を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、主軌条に沿っ
て走行する台車と、該台車上に載置されて姿勢制御用副
軌条にて案内される乗客収容部とを、自在継手にて相互
に連結した。
て走行する台車と、該台車上に載置されて姿勢制御用副
軌条にて案内される乗客収容部とを、自在継手にて相互
に連結した。
主軌条に沿って走行する台車は緩やかに左右上下等に
カーブする。これに対して、姿勢制御用副軌条にて案内
される乗客収容部のみが大きく前後左右傾斜や左右方向
等が変動する。この場合、台車及び乗客収容部の合計重
量は大きいが、乗客収容部の重量が小さいので、該乗客
収容部のみを動かす外力が小さくてすむ。
カーブする。これに対して、姿勢制御用副軌条にて案内
される乗客収容部のみが大きく前後左右傾斜や左右方向
等が変動する。この場合、台車及び乗客収容部の合計重
量は大きいが、乗客収容部の重量が小さいので、該乗客
収容部のみを動かす外力が小さくてすむ。
以下、図示の実施例に基づいて、本発明を説明する。
第１図〜第３図は本発明に係る軌道走行娯楽乗物を示
し、１は主軌条2,2に沿って走行する台車であり、３は
該台車１上に載置されると共に上記主軌条２の外側に設
けた姿勢制御用副軌条4,4にて案内される乗客収容部で
ある。該台車１はその前後の四箇所にて上記主軌条2,2
を走行する車輪５…を備えると共に、該車輪５…の近傍
には、上記主軌条2,2の側面に当接する横ローラ６…を
設け、車輪５…が主軌条2,2から外れることを防止して
いる。台車１の下面中央部には、前後方向に延設したソ
リ型の駆動板７を設け、該駆動板７に、後述する駆動装
置８のタイヤ９が圧接される。また、台車１の前後にラ
バーバンパー10,10を取付け、接触時のショックを和ら
げている。
第１図〜第３図は本発明に係る軌道走行娯楽乗物を示
し、１は主軌条2,2に沿って走行する台車であり、３は
該台車１上に載置されると共に上記主軌条２の外側に設
けた姿勢制御用副軌条4,4にて案内される乗客収容部で
ある。該台車１はその前後の四箇所にて上記主軌条2,2
を走行する車輪５…を備えると共に、該車輪５…の近傍
には、上記主軌条2,2の側面に当接する横ローラ６…を
設け、車輪５…が主軌条2,2から外れることを防止して
いる。台車１の下面中央部には、前後方向に延設したソ
リ型の駆動板７を設け、該駆動板７に、後述する駆動装
置８のタイヤ９が圧接される。また、台車１の前後にラ
バーバンパー10,10を取付け、接触時のショックを和ら
げている。
また、上記乗客収容部３は、その前方に上記副軌条4,
4を走行する一対のガイド車輪11,11を備えている。該ガ
イド車輪11,11は、下面を構成するフレーム12から側方
へ突設した腕部13,13の先端に設けられる。該ガイド車
輪11の幅は、副軌条４の幅に比べて広くし、左右の副軌
条4,4の高さが異なる場合にも、常にガイド車輪11,11の
一部が該副軌条4,4に当接するようにしている（第４図
参照）。さらに、該ガイド車輪11の左右両側に垂下片1
4,14を設け、該ガイド車輪11が副軌条４から外れないよ
うにしている。また、該乗客収容部３のボディ15はFRP
等の材料で形成し、軽量化を図ると共に該ボディ15は、
上記フレーム12に、接合ボルト（図示省略）にて固定さ
れる。該ボディ15の内部には座席16を設け、該座席16は
バケット式で夫々にシートベルトを取付ける。
4を走行する一対のガイド車輪11,11を備えている。該ガ
イド車輪11,11は、下面を構成するフレーム12から側方
へ突設した腕部13,13の先端に設けられる。該ガイド車
輪11の幅は、副軌条４の幅に比べて広くし、左右の副軌
条4,4の高さが異なる場合にも、常にガイド車輪11,11の
一部が該副軌条4,4に当接するようにしている（第４図
参照）。さらに、該ガイド車輪11の左右両側に垂下片1
4,14を設け、該ガイド車輪11が副軌条４から外れないよ
うにしている。また、該乗客収容部３のボディ15はFRP
等の材料で形成し、軽量化を図ると共に該ボディ15は、
上記フレーム12に、接合ボルト（図示省略）にて固定さ
れる。該ボディ15の内部には座席16を設け、該座席16は
バケット式で夫々にシートベルトを取付ける。
そして、上記のように構成した乗客収容部３のフレー
ム12の後方に、ユニバーサルジョイント等の自在継手17
を設け、該自在継手17にて、台車１と乗客収容部３を相
互に連結する。また、（第２図に於て）乗客収容部３の
重心Ｇが該自在継手17の近くにあるようにするため、上
記座席16も後方に設置する。８は走路上に約1m毎に設置
される駆動装置であり、該駆動装置８は、モータ18によ
りローラーチェーン19を介して駆動されるタイヤ９を備
え、該タイヤ９は、駆動装置フレームに設置されたバネ
圧により、上記台車１に設けた駆動板７に圧接され、台
車１を移動させる。
ム12の後方に、ユニバーサルジョイント等の自在継手17
を設け、該自在継手17にて、台車１と乗客収容部３を相
互に連結する。また、（第２図に於て）乗客収容部３の
重心Ｇが該自在継手17の近くにあるようにするため、上
記座席16も後方に設置する。８は走路上に約1m毎に設置
される駆動装置であり、該駆動装置８は、モータ18によ
りローラーチェーン19を介して駆動されるタイヤ９を備
え、該タイヤ９は、駆動装置フレームに設置されたバネ
圧により、上記台車１に設けた駆動板７に圧接され、台
車１を移動させる。
また、上記走路にあっては、ホールインアンカー等に
て建屋土間コンクリートに固定した枕木20上に、上記主
軌条2,2及び副軌条4,4を連設して形成するが、主軌条2,
2の高さを一定にすると共に副軌条4,4の高さを多様に変
化させて、第４図に示す様に、上記乗客収容部３のみに
揺動を与える。この場合、台車１及び乗客収容部３の合
計重量は大きいが、乗客収容部３のみの重量は小さく、
さらに、乗客収容部３の重心Ｇが上記したように自在継
手17の近くにあるため、該乗客収容部３のみを動かす外
力Ｆが小さくてすむ。従って、乗客にスリルを与えるた
めに前後傾斜と左右傾斜の急激な変化を与えても、ガイ
ド車輪11,11やその軸受等に無理な力がかからない。ま
た、座席16の前方にスクリーン21を設け、該座席16の揺
動に、対応して、該スクリーン21に映写される映像のみ
を見るようにすれば、さらに興味あるものとなる。この
場合、映像制御装置22は揺動しない台車１に設けるのが
望ましい（第１図参照）。また、走路上には、上記のよ
うな乗物が複数あり、カーブ等で乗物夫々の特性により
走行速度が異なり、走行中に乗物間隔が不均一になる。
そのため、走路上の数箇所に乗物間隔調節装置（図示省
略）を設けている。
て建屋土間コンクリートに固定した枕木20上に、上記主
軌条2,2及び副軌条4,4を連設して形成するが、主軌条2,
2の高さを一定にすると共に副軌条4,4の高さを多様に変
化させて、第４図に示す様に、上記乗客収容部３のみに
揺動を与える。この場合、台車１及び乗客収容部３の合
計重量は大きいが、乗客収容部３のみの重量は小さく、
さらに、乗客収容部３の重心Ｇが上記したように自在継
手17の近くにあるため、該乗客収容部３のみを動かす外
力Ｆが小さくてすむ。従って、乗客にスリルを与えるた
めに前後傾斜と左右傾斜の急激な変化を与えても、ガイ
ド車輪11,11やその軸受等に無理な力がかからない。ま
た、座席16の前方にスクリーン21を設け、該座席16の揺
動に、対応して、該スクリーン21に映写される映像のみ
を見るようにすれば、さらに興味あるものとなる。この
場合、映像制御装置22は揺動しない台車１に設けるのが
望ましい（第１図参照）。また、走路上には、上記のよ
うな乗物が複数あり、カーブ等で乗物夫々の特性により
走行速度が異なり、走行中に乗物間隔が不均一になる。
そのため、走路上の数箇所に乗物間隔調節装置（図示省
略）を設けている。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
本実施例では、自在継手17に十字部材を有するユニバー
サルジョイントを用いたので、乗客収容部３が前後傾斜
角度及び左右傾斜角度（捩り）の変動を行なうが、第５
図に示す様に、球面ジョイントを用いれば、それに加え
て、左右首振り等の制御もできる。この場合には、第６
図に示す様に、ガイド車輪11の他に、副軌条４の側面に
当接するサイドガイドローラ23を設ける。
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
本実施例では、自在継手17に十字部材を有するユニバー
サルジョイントを用いたので、乗客収容部３が前後傾斜
角度及び左右傾斜角度（捩り）の変動を行なうが、第５
図に示す様に、球面ジョイントを用いれば、それに加え
て、左右首振り等の制御もできる。この場合には、第６
図に示す様に、ガイド車輪11の他に、副軌条４の側面に
当接するサイドガイドローラ23を設ける。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に
記載する著大な効果を奏する。
記載する著大な効果を奏する。
台車１及び乗客収容部３の合計重量（質量）は大きい
が、乗客収容部３の重量（質量）が小さいので、その姿
勢の変化のための外力が小さくてすむ。また、乗客収容
部３に比べて重量の大きい台車１は、走行中に於て、常
に水平状態である−又はその変化を緩やかとする−た
め、大きな外力を必要としない。従って、主軌条2,2及
び副軌条4,4を走行する車輪や軸受等を小型で簡素な構
造とすることができ、耐久性に優れる。さらに乗客に急
激な姿勢変化を与えることも、小さな駆動力にて、可能
である。
が、乗客収容部３の重量（質量）が小さいので、その姿
勢の変化のための外力が小さくてすむ。また、乗客収容
部３に比べて重量の大きい台車１は、走行中に於て、常
に水平状態である−又はその変化を緩やかとする−た
め、大きな外力を必要としない。従って、主軌条2,2及
び副軌条4,4を走行する車輪や軸受等を小型で簡素な構
造とすることができ、耐久性に優れる。さらに乗客に急
激な姿勢変化を与えることも、小さな駆動力にて、可能
である。
第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は側面
図、第３図は一部省略平面図、第４図は作用説明図、第
５図は別の自在継手を示す断面図、第６図はガイド車輪
にサイドガイドローラを加えた場合を示す説明図であ
る。 １……台車、２……主軌条、３……乗客収容部、４……
副軌条、17……自在継手。
図、第３図は一部省略平面図、第４図は作用説明図、第
５図は別の自在継手を示す断面図、第６図はガイド車輪
にサイドガイドローラを加えた場合を示す説明図であ
る。 １……台車、２……主軌条、３……乗客収容部、４……
副軌条、17……自在継手。
Claims (1)
- 【請求項１】主軌条2,2に沿って走行する台車１と、該
台車１上に載置されて姿勢制御用副軌条4,4にて案内さ
れる乗客収容部３とを、自在継手17にて相互に連結した
ことを特徴とする軌道走行娯楽乗物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21966189A JP2609930B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軌道走行娯楽乗物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21966189A JP2609930B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軌道走行娯楽乗物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0382494A JPH0382494A (ja) | 1991-04-08 |
| JP2609930B2 true JP2609930B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=16738997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21966189A Expired - Lifetime JP2609930B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軌道走行娯楽乗物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2609930B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0852277A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Oriental Sangyo Kk | 遊戯用乗物装置 |
| JP2009280030A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Senyo Kiko Kk | 乗物装置 |
| CN108444666B (zh) * | 2018-06-21 | 2023-05-05 | 湖南科技大学 | 一种装甲车辆带履带振动测试自适应装置 |
| US11583781B2 (en) * | 2018-09-17 | 2023-02-21 | Universal City Studios Llc | Systems and methods for actuating a show element on a ride vehicle |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21966189A patent/JP2609930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0382494A (ja) | 1991-04-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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