JP2609455B2 - 乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手動制御装置 - Google Patents
乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手動制御装置Info
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/52—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
- F16D65/56—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
- F16D65/567—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
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- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/20—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2125/60—Cables or chains, e.g. Bowden cables
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手
動制御装置に関する。
動制御装置に関する。
安全上の理由及び法規に従うための理由から、乗物は
油圧ブレーキに加えて、機械的手動制御機能をもつ駐車
及び非常ブレーキを具備している。別個の制御装置に関
する高価な装着作業を避けるために、機械的手動制御手
段をもつこれらのブレーキは通常、乗物の後車輪に関連
するブレーキを作動する油圧装置に、油圧作動ピストン
の移動を機械的方法で手動により行わせる手段を付加す
ることによって実施されている。
油圧ブレーキに加えて、機械的手動制御機能をもつ駐車
及び非常ブレーキを具備している。別個の制御装置に関
する高価な装着作業を避けるために、機械的手動制御手
段をもつこれらのブレーキは通常、乗物の後車輪に関連
するブレーキを作動する油圧装置に、油圧作動ピストン
の移動を機械的方法で手動により行わせる手段を付加す
ることによって実施されている。
ディスクブレーキの場合、これらの機械的手動制御装
置は、油圧シリンダのヘッドと整合したブレーキキャリ
パの本体内に回転可能に装着されたピンを具備し、この
ピンはその内側に油圧ピストンを押動可能なカム機構
を、またその外側に作動レバーをもち、その末端上にハ
ンドブレーキレバーから延びる可撓のタイロッド（ボー
デンケーブル）が作用する。ゴムのハウジングがピンを
取付けたシリンダヘッドを覆っている。
置は、油圧シリンダのヘッドと整合したブレーキキャリ
パの本体内に回転可能に装着されたピンを具備し、この
ピンはその内側に油圧ピストンを押動可能なカム機構
を、またその外側に作動レバーをもち、その末端上にハ
ンドブレーキレバーから延びる可撓のタイロッド（ボー
デンケーブル）が作用する。ゴムのハウジングがピンを
取付けたシリンダヘッドを覆っている。
一般に、これらの装置の作動レバーは鋳鉄製で、か
つ、作動タイロッドの連結部を受けるための部分を外端
にもち、また溶接、キー止め、歯型カップリングその他
類似の連結手段によってピン連結されたハブをもってい
る。別個に製造されついで結合されたピンとレバーによ
ってつくられたこの複合装置は、いくつかの欠点をもっ
ている。
つ、作動タイロッドの連結部を受けるための部分を外端
にもち、また溶接、キー止め、歯型カップリングその他
類似の連結手段によってピン連結されたハブをもってい
る。別個に製造されついで結合されたピンとレバーによ
ってつくられたこの複合装置は、いくつかの欠点をもっ
ている。
それは前記２部品を連結する作業は著しい作業時間と
作業費用を要することである。また製造の合理化に際し
て、３つの異なる部品、すなわちピン、レバー及びピン
とそれに連結されたレバーによる組立体を扱うことを考
慮しなければならない。上記の普通の方法で構成された
レバーは、著しく重く、これは使用材料の価格の面から
と、でき上り部品の重量、特にそれが乗物に懸吊されて
いない質量物の一部分であるということとの両方の理由
から不利となっている。レバーをピンにキー止めさせる
のに用いるレバーハブの邪魔な部分は、ハウジングの装
着を妨げ、これをレバーのハブでその前方部を密封する
ように配置しなければならず、それによって望ましくな
い摩擦を惹起する。作動タイロッドが突出する方向が異
なる装着態様に対応するために、多くの異なるレバー及
びそれぞれのダイスが必要となる。最後に、鋳鉄からレ
バーを製造することには、ある程度の鋳造欠陥及びこれ
に起因する使用中の破損の発生を伴い、同時にレバーと
ピンとの結合はしばしば両部品間の不十分な結合状態を
もたらすこととなる。
作業費用を要することである。また製造の合理化に際し
て、３つの異なる部品、すなわちピン、レバー及びピン
とそれに連結されたレバーによる組立体を扱うことを考
慮しなければならない。上記の普通の方法で構成された
レバーは、著しく重く、これは使用材料の価格の面から
と、でき上り部品の重量、特にそれが乗物に懸吊されて
いない質量物の一部分であるということとの両方の理由
から不利となっている。レバーをピンにキー止めさせる
のに用いるレバーハブの邪魔な部分は、ハウジングの装
着を妨げ、これをレバーのハブでその前方部を密封する
ように配置しなければならず、それによって望ましくな
い摩擦を惹起する。作動タイロッドが突出する方向が異
なる装着態様に対応するために、多くの異なるレバー及
びそれぞれのダイスが必要となる。最後に、鋳鉄からレ
バーを製造することには、ある程度の鋳造欠陥及びこれ
に起因する使用中の破損の発生を伴い、同時にレバーと
ピンとの結合はしばしば両部品間の不十分な結合状態を
もたらすこととなる。
本発明の目的は、製造費および重量を低下し、製造管
理を簡単にするとともに欠陥の発生を減じ、種々の装着
状態に用いられるためのレバーの広範囲の構造標準化が
実施でき、かつハウジングの一層合理的な装着ができる
乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手動制御装置を
影響するにある。
理を簡単にするとともに欠陥の発生を減じ、種々の装着
状態に用いられるためのレバーの広範囲の構造標準化が
実施でき、かつハウジングの一層合理的な装着ができる
乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手動制御装置を
影響するにある。
本発明によれば、ピンはシリンダヘッドの内部に挿入
されるためのものであって、普通のカム形状部分をもつ
第１部分と、この第１部分の末端から始まり、ハウジン
グと協働するための円筒形のはじめの第２部分と、この
第２部分の末端から始まり、レバーを形成する180゜に
わたって湾曲した中間の第３部分と、この第３部分の末
端から始まり、その外端に作動タイロッドの連結部を受
入れるための受入部が形成された円筒形のおわりの第４
部分をもっている。
されるためのものであって、普通のカム形状部分をもつ
第１部分と、この第１部分の末端から始まり、ハウジン
グと協働するための円筒形のはじめの第２部分と、この
第２部分の末端から始まり、レバーを形成する180゜に
わたって湾曲した中間の第３部分と、この第３部分の末
端から始まり、その外端に作動タイロッドの連結部を受
入れるための受入部が形成された円筒形のおわりの第４
部分をもっている。
本発明の目的の態様および利点は、付図に図解的に示
された、本発明を限定するものではない実施例について
の以下の説明からさらに明らかになるであろう。
された、本発明を限定するものではない実施例について
の以下の説明からさらに明らかになるであろう。
まず第１図および第２図において、１はキャリパ本体
の内側に形成されたディスクブレーキキャリパのシリン
ダ（その他の部分の図示は省略されている）を示し、こ
のシリンダ１内にピストン４が滑動可能に取付けられ、
このピストン４はその外端に制動パット（不図示）に作
用するプッシャ５を具備している。保護ベローズ６がシ
リンダ１とピストン４との間の滑りカップリングを覆っ
ている。シリンダ１は機械的手動制御装置のピンの支持
部を構成する軸受３を形成するように延びるヘッド２を
もっている。
の内側に形成されたディスクブレーキキャリパのシリン
ダ（その他の部分の図示は省略されている）を示し、こ
のシリンダ１内にピストン４が滑動可能に取付けられ、
このピストン４はその外端に制動パット（不図示）に作
用するプッシャ５を具備している。保護ベローズ６がシ
リンダ１とピストン４との間の滑りカップリングを覆っ
ている。シリンダ１は機械的手動制御装置のピンの支持
部を構成する軸受３を形成するように延びるヘッド２を
もっている。
シリンダ１のヘッド２には、摩擦ガスケットの摩耗に
よる移動量を補償するための、補償部材８の中間におい
てピストン４に作用するように配置されたプッシャ７が
密封的に貫通し、よく知られているこの補償部材８はピ
ストン４の内側に収容されているが、その詳細について
は図示がされている。一般に、プッシャ７はばね９によ
って休止位置に押戻され、かつ羽根部材10を介して機械
的手動制御装置の作用を受ける。ばね11は、機械的手動
制御部材を通常はその休止位置に押戻すために用いられ
る。
よる移動量を補償するための、補償部材８の中間におい
てピストン４に作用するように配置されたプッシャ７が
密封的に貫通し、よく知られているこの補償部材８はピ
ストン４の内側に収容されているが、その詳細について
は図示がされている。一般に、プッシャ７はばね９によ
って休止位置に押戻され、かつ羽根部材10を介して機械
的手動制御装置の作用を受ける。ばね11は、機械的手動
制御部材を通常はその休止位置に押戻すために用いられ
る。
上述の諸部品は、よく知られたものである。シリンダ
１はその内部に圧力液体を収容し、この圧力液体はピス
トン４に作用して、プッシャ５を介して、制動パットを
ブレーキディスクに押圧して、油圧式ブレーキ作用を実
施する。これに反し、プッシャ７は、ばね9,11の作用に
抗して羽根部材10によって作動されると、摩耗量補償部
材８によって、ピストン４を押し、次いでピストン４は
プッシャ５によって機械的制動作用を実施する。これら
の各部材はよく知られていて、本発明の適用に対し何等
の変更をも必要としない。
１はその内部に圧力液体を収容し、この圧力液体はピス
トン４に作用して、プッシャ５を介して、制動パットを
ブレーキディスクに押圧して、油圧式ブレーキ作用を実
施する。これに反し、プッシャ７は、ばね9,11の作用に
抗して羽根部材10によって作動されると、摩耗量補償部
材８によって、ピストン４を押し、次いでピストン４は
プッシャ５によって機械的制動作用を実施する。これら
の各部材はよく知られていて、本発明の適用に対し何等
の変更をも必要としない。
この機械的手動制御装置は、円筒形の第1,2,3,4部分1
2,15,16,17を有するピンを具えている。第１部分12はシ
リンダ１のヘッド２の軸受３に支持されていて、凹所13
（第３図及び第４図）が加工形成され、この凹所13に羽
根部材10及びばね11が係合している。第１部分12は、そ
の両端に溝14が形成されており、この溝14内にはシリン
ダ１のヘッド２に対して正しい作用位置にピンを保持す
るための弾性リング23が挿入されている。ピンの第１部
分12の一端において一方の溝14を越えて円筒形のはじめ
の第２部分15が延び、それに続いて180゜にわたって湾
曲した中間の第３部分16をもち、さらにその先に円筒形
のおわりの第４部分17が形成されている。
2,15,16,17を有するピンを具えている。第１部分12はシ
リンダ１のヘッド２の軸受３に支持されていて、凹所13
（第３図及び第４図）が加工形成され、この凹所13に羽
根部材10及びばね11が係合している。第１部分12は、そ
の両端に溝14が形成されており、この溝14内にはシリン
ダ１のヘッド２に対して正しい作用位置にピンを保持す
るための弾性リング23が挿入されている。ピンの第１部
分12の一端において一方の溝14を越えて円筒形のはじめ
の第２部分15が延び、それに続いて180゜にわたって湾
曲した中間の第３部分16をもち、さらにその先に円筒形
のおわりの第４部分17が形成されている。
手動ブレーキの図示しない作動レバーから延びる可撓
性の作動ロッド21の頭部20を受入れるシート18と、作動
ロッド21を導入するための溝19とを有する受入部が、こ
の円筒部のおわりの第４部分17に形成されている。可撓
性の作動ロッド21はさや部材22を滑動するいわゆるボー
デン索を形成し、さや部材22の末端はシリンダ１の受部
０に取付けられている。シート18は、タイロッド21の頭
部20を挿入して、かぎ止めさせるために溝19によってピ
ンの第４部分17の末端に向けて開口している。
性の作動ロッド21の頭部20を受入れるシート18と、作動
ロッド21を導入するための溝19とを有する受入部が、こ
の円筒部のおわりの第４部分17に形成されている。可撓
性の作動ロッド21はさや部材22を滑動するいわゆるボー
デン索を形成し、さや部材22の末端はシリンダ１の受部
０に取付けられている。シート18は、タイロッド21の頭
部20を挿入して、かぎ止めさせるために溝19によってピ
ンの第４部分17の末端に向けて開口している。
ゴム製のハウジング24がピンの第１部分12、その軸受
３、凹所13、羽根部材10及びそれらに関連する諸部品を
覆って保護するために、シリンダ１のヘッド２に付設さ
れている。このハウジング24は、一側にキャップ部分25
を有し、このキャップ部分25はピンの第１部分12の自由
端を覆い、これと反対側にブッシング26をもち、このブ
ッシング26はピンの第２部分15の滑りカップリングを構
成して、密封的に締めつけるようになっている。このよ
うに構成することによって、運動時の密封作用が最小可
能な半径で、したがって最小の摩擦の半径方向に向って
実施され、これはハウジング24の材料の弾性特性のみに
依存し、間隙や組立公差によって変化されないので、最
大の信頼性が保証される。
３、凹所13、羽根部材10及びそれらに関連する諸部品を
覆って保護するために、シリンダ１のヘッド２に付設さ
れている。このハウジング24は、一側にキャップ部分25
を有し、このキャップ部分25はピンの第１部分12の自由
端を覆い、これと反対側にブッシング26をもち、このブ
ッシング26はピンの第２部分15の滑りカップリングを構
成して、密封的に締めつけるようになっている。このよ
うに構成することによって、運動時の密封作用が最小可
能な半径で、したがって最小の摩擦の半径方向に向って
実施され、これはハウジング24の材料の弾性特性のみに
依存し、間隙や組立公差によって変化されないので、最
大の信頼性が保証される。
作動ロッド21が手動ブレーキの作動によって引かれる
と、その頭部20でピンの第４部分17に作用し、ピンの第
３部分16はレバーとして作用して、ピンの第１部分12は
ばね11の作用に抗してその休止位置から回転し始め（第
２図において時計方向に）、それにより凹所13が羽根部
材10、プッシャ７、ばね９に負荷をかけ、摩耗補償部材
８、ピストン４及びプッシャ５を押し、それによって乗
物の後車輪を制動する。後に手動ブレーキを弛めると、
ばね11は、ピンをその休止位置に戻し、その結果、それ
まで作動されていた制動作用は終止し、ピストン４はシ
リンダ１内に導入された液体の圧力によって偏倚された
とき、油圧式制動作用を実施する状態に戻される。
と、その頭部20でピンの第４部分17に作用し、ピンの第
３部分16はレバーとして作用して、ピンの第１部分12は
ばね11の作用に抗してその休止位置から回転し始め（第
２図において時計方向に）、それにより凹所13が羽根部
材10、プッシャ７、ばね９に負荷をかけ、摩耗補償部材
８、ピストン４及びプッシャ５を押し、それによって乗
物の後車輪を制動する。後に手動ブレーキを弛めると、
ばね11は、ピンをその休止位置に戻し、その結果、それ
まで作動されていた制動作用は終止し、ピストン４はシ
リンダ１内に導入された液体の圧力によって偏倚された
とき、油圧式制動作用を実施する状態に戻される。
前記のようにシート18及び溝19は、ピンの第４部分17
に形成されているので、製作加工中に任意の、特定の装
置において作動ロッドが向けられた方向に装着された装
置内で、シート18が整合して形成されるように任意の所
望の方法で配向することには困難がない。ゆえにレバー
装置全体は、異なる要求事項を含む装備対象に対して、
この作用の細部が相違するのみで、その他の構造上の特
性及び製造作業は、すべて異なる装備対象に用いられる
装置に対して標準化された状態に保たれる。
に形成されているので、製作加工中に任意の、特定の装
置において作動ロッドが向けられた方向に装着された装
置内で、シート18が整合して形成されるように任意の所
望の方法で配向することには困難がない。ゆえにレバー
装置全体は、異なる要求事項を含む装備対象に対して、
この作用の細部が相違するのみで、その他の構造上の特
性及び製造作業は、すべて異なる装備対象に用いられる
装置に対して標準化された状態に保たれる。
この装置の組立て段階において、従来のものとは異な
って、ハウジング24の装着に関しては何等の問題もおこ
らない。事実、ハウジング24は、単にブッシング26が第
２部分15に位置するまでピン12の第１部分12に挿入さ
れ、ついでピンの第１部分12がハウジング24を変形した
ままでブレーキのキャリパに取付けられ、最後にこれが
ヘッド２内に挿入されるだけでよい。これによって、組
立てが完了したのち、ピンはハウジング24のいかなる部
分も介在せずに弾性リング23によって所定位置に確実に
保持され、したがってハウジングが摩耗した結果、軸方
向すき間が生ずる傾向をもたないという利点があること
が分かる。
って、ハウジング24の装着に関しては何等の問題もおこ
らない。事実、ハウジング24は、単にブッシング26が第
２部分15に位置するまでピン12の第１部分12に挿入さ
れ、ついでピンの第１部分12がハウジング24を変形した
ままでブレーキのキャリパに取付けられ、最後にこれが
ヘッド２内に挿入されるだけでよい。これによって、組
立てが完了したのち、ピンはハウジング24のいかなる部
分も介在せずに弾性リング23によって所定位置に確実に
保持され、したがってハウジングが摩耗した結果、軸方
向すき間が生ずる傾向をもたないという利点があること
が分かる。
もちろん、この装置の細部構造は、構造又は装着上の
便利さという理由で、本文で記載されかつ図示された装
置に関する変更態様を実施できることが考えられ、上述
の諸部品は技術的に等価の手段によって代替することが
できる。
便利さという理由で、本文で記載されかつ図示された装
置に関する変更態様を実施できることが考えられ、上述
の諸部品は技術的に等価の手段によって代替することが
できる。
発明の効果 この発明は前記のようであって、ピンは引抜き鋼によ
って形成された単一の第1,2,3,4部材によって構成され
ているので、ピンの各部をそれぞれ別個に製造して結合
するのに比べて、結合するために要求される両者の精密
な許容製造公差をうるための、精密加工を要求されるこ
とがなくて製造が容易であって安価であり、また経年使
用によって結合部にがたつきが発生するというような恐
れがなくて長期使用が可能であり、また引抜き鋼は鋳鉄
と異なって、強度が大きいことから、比較的軽量なもの
とすることができて、両者を装着した装置全体の重量を
比較したら35％も重量を軽減することが判明し、第３部
分が180゜曲げられていて、その先端がハウジングの軸
受における第２部分の回転部に近づいていることによ
り、ハウジングの軸受における第２部分の回転部と、受
部に支承されている作動ロッドとの間のアームの長さが
短くなっていることから、作動ロッドにかかる回転モー
メントが小さくて、小さい操作力で大きな制動効果をう
ることができるという効果がある。
って形成された単一の第1,2,3,4部材によって構成され
ているので、ピンの各部をそれぞれ別個に製造して結合
するのに比べて、結合するために要求される両者の精密
な許容製造公差をうるための、精密加工を要求されるこ
とがなくて製造が容易であって安価であり、また経年使
用によって結合部にがたつきが発生するというような恐
れがなくて長期使用が可能であり、また引抜き鋼は鋳鉄
と異なって、強度が大きいことから、比較的軽量なもの
とすることができて、両者を装着した装置全体の重量を
比較したら35％も重量を軽減することが判明し、第３部
分が180゜曲げられていて、その先端がハウジングの軸
受における第２部分の回転部に近づいていることによ
り、ハウジングの軸受における第２部分の回転部と、受
部に支承されている作動ロッドとの間のアームの長さが
短くなっていることから、作動ロッドにかかる回転モー
メントが小さくて、小さい操作力で大きな制動効果をう
ることができるという効果がある。
第１図は、機械的手動制御装置を具備したディスクブレ
ーキ用のキャリパの油圧シリンダのヘッドを示す前記装
置のピンの軸線に沿って（すなわち、第２図の線Ｉ−Ｉ
に沿って）とられた部分断面図、第２図は、第１図の線
II−IIに沿ってとられた断面図、第３図は、別個に示さ
れたレバーを形成する湾曲部分をもつピン、第４図は、
第３図の線IV−IVに沿ってとられた湾曲部分の断面図で
ある。 １……シリンダ、２……ヘッド ３……軸受、４……ピストン ５……プッシャ、６……保護ベローズ ７……プッシャ、８……補償部材 ９……ばね、10……羽根部材 11……ばね、12……ピンの第１部分 13……凹所、14……溝 15……ピンの第２部分、16……ピンの第３部分 17……ピンの第４部分、18……シート 19……溝、20……作動ロッドのヘッド 21……作動ロッド、22……さや部材 23……弾性リング、24……ハウジング 25……キャップ部材、26……ブッシング
ーキ用のキャリパの油圧シリンダのヘッドを示す前記装
置のピンの軸線に沿って（すなわち、第２図の線Ｉ−Ｉ
に沿って）とられた部分断面図、第２図は、第１図の線
II−IIに沿ってとられた断面図、第３図は、別個に示さ
れたレバーを形成する湾曲部分をもつピン、第４図は、
第３図の線IV−IVに沿ってとられた湾曲部分の断面図で
ある。 １……シリンダ、２……ヘッド ３……軸受、４……ピストン ５……プッシャ、６……保護ベローズ ７……プッシャ、８……補償部材 ９……ばね、10……羽根部材 11……ばね、12……ピンの第１部分 13……凹所、14……溝 15……ピンの第２部分、16……ピンの第３部分 17……ピンの第４部分、18……シート 19……溝、20……作動ロッドのヘッド 21……作動ロッド、22……さや部材 23……弾性リング、24……ハウジング 25……キャップ部材、26……ブッシング
Claims (4)
- 【請求項１】乗物用油圧式ディスクブレーキの機械的手
動制御装置であって、シリンダ（１）内に取付けられた
ピストン（４）の動作を機械的に制御するために、油圧
作動式ブレーキのシリンダ（１）のヘッド（２）内に配
置されたピンを有し、このピンがシリンダ（１）のヘッ
ド（２）内部に挿入されるように形成され、かつ凹所
（13）を有する第１部分（12）を有し、この第１部分
（12）の一端から、ハウジング（24）の一部でシールさ
れた円筒形の第２部分（15）が、この第２の部分（15）
の一端から、180゜曲げられてレバーを形成している円
筒形の第３部分（16）が、この第３部分（16）の一端か
ら、作動ロッド（21）の接続部分を受入れる受入部が形
成されている円筒形の第４部分（17）が順次延びてお
り、第1,2,3,4部分（12），（15），（16），（17）が
単一の引抜き鋼でできていることを特徴とする乗物用油
圧式ディスクブレーキの機械的手動制御装置。 - 【請求項２】ハウジング（24）がゴム又は類似の材料で
できていて、シリンダ（１）のヘッド（２）に取付けら
れるようになっており、作動中にピンの第２部分（15）
に圧着してシールをつくりだすようなブッシング（26）
を有している請求項１に記載の制御装置。 - 【請求項３】作動ロッド（21）の接続部分を受入れる受
入部が、ピンの第４部分（17）に形成されたシート（1
8）と、ロッド（21）を導入するための溝（19）とを有
している請求項１に記載の制御装置。 - 【請求項４】ピンの第１部分（12）の端部にシリンダ
（１）のヘッド（２）によって形成される軸受（３）に
直接押しつけられるように形成された弾性リング（23）
を受入れるための溝（14）が設けられている請求項１に
記載の制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| IT53921B86 | 1986-10-09 | ||
| IT8653921U IT208127Z2 (it) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | Dispositivo per il comando meccanico manuale di un freno idraulico a disco per veicolo |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63101532A JPS63101532A (ja) | 1988-05-06 |
| JP2609455B2 true JP2609455B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=11285986
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