JP2609272B2 - 義 手 - Google Patents

義 手

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JP2609272B2
JP2609272B2 JP63050583A JP5058388A JP2609272B2 JP 2609272 B2 JP2609272 B2 JP 2609272B2 JP 63050583 A JP63050583 A JP 63050583A JP 5058388 A JP5058388 A JP 5058388A JP 2609272 B2 JP2609272 B2 JP 2609272B2
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JP63050583A
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ペーター・ガンマー
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オツトー・ボツク・オルトペデイシエ・インダストリー・ベジツツ−ウント・フエルバルトウングス・コマンデイツトゲゼルシヤフト
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/50Prostheses not implantable in the body
    • A61F2/54Artificial arms or hands or parts thereof
    • A61F2/58Elbows; Wrists ; Other joints; Hands
    • A61F2/583Hands; Wrist joints

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、義手操作機構を収容し、手首側領域に形成
された環状溝に固定リングを嵌め込む形式の熱可塑性プ
ラスチック製義手に関する。
[従来の技術] 公知の義手はポリ塩化ビニル製で、全体的に均一の厚
さを有し、材料の硬度も同一であって、義手操作機構を
収容するために用いられる。環状溝は、リブを嵌め込む
環状スロットとして形成されている。
義手の形状やプロポーションは、特に親指と人差指の
中間領域及び手の甲の部分に当るの材料の部分に生じる
応力によって決められる。親指と人差指の間の開きが狭
くなるためにエネルギーの使い方が不経済になる理由が
ここにある。親指と人差指と中指の使用領域及び親指と
人差指の中間領域では、僅かな機械的強度しか保てな
い。特に手首側領域で材料の特性に基づく形状の安定性
に限界があってこの部分でずれが生じ、汗やその他の汚
染物に対して義手操作機構を効果的に保護することが出
来ない。ポリ塩化ビニルが均質的で固く不可撓性の材料
であるので、上記のような欠点を生じ効率が比較的低
い。しかし、これまで、このような欠点をやむを得ない
ものとして我慢してきた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、義手操作機構を収容し、手首側領域
に形成された環状溝に固定リングを嵌め込む構造の、整
形外科的にみてしっくりとした形状を有する熱可塑性プ
ラスチック製の義手(Innenhand)を改良することにあ
る。
[課題を解決するための手段、作用、発明の効果] 上記の目的は、親指と人差指との使用領域の硬度を他
の領域よりも高くすることにより達成される。
前記使用領域をちゅう密なプラスチック製とし、他の
領域を独立気泡材料製とすることは、目的に適ってい
る。これは二成分系のサンドイッチ式組立法であって、
ハイブリッド組立法と呼ぶことも出来る。本発明の義手
は2つの前記領域の間に明確な境界を有しており、使用
領域のショアー硬度は実質的に80であり、他の前記領域
のショアー硬度は実質的に50である。本発明の義手は異
なった硬度と物理的性質とを有する2つの材料から成
る。
ポリ塩化ビニルは軟質で発泡されているので、本発明
による義手の構造では、親指と人差指の間の部分に、応
力が生ぜず、省エネを行ないうる完全なものになる。前
記使用領域をより硬い材料製にすることによって、機械
的耐摩耗性は高められ、この領域の低温流れを防止す
る。
親指と人差指の間の開きを更に改良し且つ高い耐摩耗
性を確実にするために、手本体の親指と人差指の間の領
域をリブ状の材料補強部にするとよい。ここに、互いに
実質的に平行なリブを親指と人差指とから形成される面
に実質的に直角に形成し、材料補強部のリブとリブの間
の部分が薄肉になっているとよい。
前記リブの表面は親指と人差指の間の耐摩耗性の領域
を形成する。リブ間の部分が薄くなっているので、十分
な可撓性が保証される。更に、リブをこのように配置す
ることによって、リブの部分がアール状に曲げられて互
いに接近することが出来るので親指と人差指を近付けた
り接したりした場合、力をかけずに変形することにな
る。
汗やその他の汚染物に対して義手操作機構を効果的に
保護するために、義手の手首側領域に2本の環状溝が形
成されており、端部領域を囲む固定リングに設けられた
環状リムを環状溝に嵌め込む。外側の環状溝は内側の環
状溝よりも深く形成されており、環状溝に取り付けられ
る環状リムは他方の環状リムより半径方向の厚みが大き
くなっていることは有利である。
固定リングの内径と環状リムの配置を適切に選択し軸
方向及び半径方向の力を予め設定すれば、最適な押圧力
を、密封する必要のある義手操作機構用の台枠にかける
ことになる。それと同時に、義手操作機構を被っている
義手の機械的保護も改良される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を実施例に基づいて説明
する。
図示した義手は義手操作機構を収容した熱可塑性プラ
スチック製の整形外科的にみて適切な形状を有するもの
であることが重要である。指と指関節の領域は視覚的に
優雅な形状になっている。義手使用者が義手を用いる場
合、普通、この義手に化粧手袋を被せる。義手は手首側
の領域1で図示されていない義手操作機構に接続されて
おり、この機構は義手内に突入され、少なくとも親指と
人差指の運動を制御するようになっている。
本発明に基づく義手は、異なった硬度と物理的性質と
を有する2つの材料を組合せて構成されている。親指3
と、人差指4と、中指5の使用領域2(第2図)は、硬
いちゅう密な熱可塑性プラスチック、好ましくはポリ塩
化ビニル製であり、実質的に80のショアー硬度を有す
る。この使用領域2に直接接続する手の本体6の他の領
域は、気泡構造を有する軟質の材料から成り、ショアー
硬度が実質的に50の独立気泡材料として構成されてい
る。それ故に、二成分系のサンドイッチ式組立法、即ち
ハイブリッド組立法になっていることが重要である。
手本体6の親指3と人差指4の間の領域内にリブ状の
材料補強部が設けられ、これにリブ7が形成されてい
る。リブ7は互いに実質的に平行に延びており、親指3
と人差指4とにより規定される面(第2図の紙面)に実
質的に直角になっている。手本体6の前記リブ7間の部
分の肉厚が他の領域の肉厚よりも薄いことは第2図から
明らかである。
硬く形成された使用領域2及び親指と人差指の間のリ
ブ7を設けた材料補強部は、安定した耐機械摩耗手段を
形成している。リブ7がこのように構成され配設されて
いるので、親指3と人差指4を近付けたり接したりした
場合、リブ7の部分は、アール状に曲げられて接近する
ことが出来るのでほとんど力をかけずに変形されるよう
になっている。
手首側領域1の外周に2本の環状溝8,9が形成されて
おり、そのうちの外側の指側の環状溝8は内側の手首側
の環状溝9よりも深く形成されている。環状リム11を環
状溝8,9に嵌め込む固定リング10によって2本の環状溝
8,9が囲まれている。環状溝8に取り付けられる環状リ
ム11は他方の環状リム12よりも半径方向の幅が大きくな
っている。義手の手首側の領域1において、環状溝8,9
間の部分は、これら環状溝8,9よりも浅い環状部13にな
っており、これに嵌合する固定リング10の外周面は領域
1の環状溝部13以外の部分14の外周面と面一になるよう
になっている。このことは第1図から明らかであるが、
より明確に示すため、第2図では固定リング10を外して
ある。第3図は固定リングの構成を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は義手の平面図、第2図は親指と人差指によって
規定された面での縦断面図、第3図は固定リングの縦断
面図である。 1……手首側領域、2……使用領域、3……親指、4…
…人差指、5……中指、6……手本体、7……リブ、8,
9……環状溝、10……固定リング、11,12……環状リム、
13……環状溝部、14……部分。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】義手操作機構を収容し、手首側領域(1)
    に形成された環状溝(8,9)に固定リング(10)を嵌め
    込む熱可塑性プラスチック製の義手において、少なくと
    も親指(3)と人差指(4)の使用領域(2)が手の本
    体の他の領域(6)よりも高い硬度を有することを特徴
    とする義手。
  2. 【請求項2】前記使用領域(2)がちゅう密なプラスチ
    ック製であり、前記他の前記領域(6)が独立気泡材料
    製であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    義手。
  3. 【請求項3】前記使用領域(2)のショアー硬度が実質
    的に80であり、前記他の前記領域(6)のショアー硬度
    が実質的に50であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の義手。
  4. 【請求項4】前記親指(3)と前記人差指(4)の間の
    手の本体の領域はリブ(7)が形成された材料補強部に
    なっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかの1に記載の義手。
  5. 【請求項5】前記他の領域(6)の内前記リブ(7)の
    間の部分が前記他の領域(6)の残余の領域よりも薄く
    形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の義手。
  6. 【請求項6】前記リブ(7)は前記親指(3)と前記人
    差指(4)とにより形成される面に実質的に直角かつ互
    いに実質的に平行に形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項又は第5項記載の義手。
  7. 【請求項7】前記手首側領域(1)に2本の環状溝(8,
    9)が形成されており、該手首側領域(1)を囲む固定
    リング(10)に取着された環状リム(11)を該環状溝
    (8,9)に嵌め込む構成になっていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかの1に記載
    の義手。
  8. 【請求項8】外側の前記環状溝(8)は内側の前記環状
    溝(9)よりも深く形成されており、該外側の環状溝
    (8)に取り付けられる前記環状リム(11)は他方の環
    状リム(12)よりも半径方向の厚さが大きく形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の義
    手。
  9. 【請求項9】前記手首側領域(1)の前記の両環状溝
    (8,9)間の溝間部分(13)は該手首側領域(1)の他
    の部分(14)よりも小径に溝状に形成され、前記固定リ
    ング(10)の外表面は該他の部分の該表面と実質的に等
    しい外径を有することを特徴とする特許請求の範囲第7
    項又は第8項に記載の義手。
JP63050583A 1987-03-03 1988-03-03 義 手 Expired - Lifetime JP2609272B2 (ja)

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DE19873706800 DE3706800A1 (de) 1987-03-03 1987-03-03 Innenhand
DE3706800.8 1987-03-03

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JPS6415043A JPS6415043A (en) 1989-01-19
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US (1) US4846843A (ja)
EP (1) EP0281855B1 (ja)
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AT (1) ATE60706T1 (ja)
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DE (2) DE3706800A1 (ja)
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DE3861730D1 (de) 1991-03-14
CA1288900C (en) 1991-09-17
EP0281855A1 (de) 1988-09-14
DE3706800A1 (de) 1988-09-15
JPS6415043A (en) 1989-01-19
EP0281855B1 (de) 1991-02-06

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