JP2608774B2 - テレビ信号のfm送信装置 - Google Patents
テレビ信号のfm送信装置Info
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- JP2608774B2 JP2608774B2 JP63288253A JP28825388A JP2608774B2 JP 2608774 B2 JP2608774 B2 JP 2608774B2 JP 63288253 A JP63288253 A JP 63288253A JP 28825388 A JP28825388 A JP 28825388A JP 2608774 B2 JP2608774 B2 JP 2608774B2
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- controlled oscillator
- television signal
- pll circuit
- signal
- voltage controlled
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テレビ信号によって周波数変調(以下、FM
と略す)された電波を送信するための、テレビ信号のFM
送信装置に関する。
と略す)された電波を送信するための、テレビ信号のFM
送信装置に関する。
とくに、本発明は、位相同期ループ(Phase−Locked
Loop)回路、すなわちPLL回路を用いたテレビ信号のFM
送信位置に関する。
Loop)回路、すなわちPLL回路を用いたテレビ信号のFM
送信位置に関する。
なお、ここでFM(周波数変調)とは、搬送波である電
波の周波数を変調波であるテレビ信号の振幅に応じて変
化させる変調方式をいう。
波の周波数を変調波であるテレビ信号の振幅に応じて変
化させる変調方式をいう。
[従来の技術] 従来、一般の、簡易形のFM式テレビ送信機は、制御電
圧の大小によって出力周波数が上下する電圧制御形発振
器(Voltage Controlled Oscillator:VCO)を使用し
て、直後に変調している。
圧の大小によって出力周波数が上下する電圧制御形発振
器(Voltage Controlled Oscillator:VCO)を使用し
て、直後に変調している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述のように、電圧制御形発振器を使
用して、直接に変調する場合、電圧制御形発振器におけ
る周波数特性の安定度が良くない、という欠点があっ
た。
用して、直接に変調する場合、電圧制御形発振器におけ
る周波数特性の安定度が良くない、という欠点があっ
た。
これは、電圧制御形発振器が、温度、振動などによっ
てドリフトするためである。
てドリフトするためである。
このことの解決法として、PLL回路内に電圧制御形発
振器を取り込むことによって、安定化をはかり得るが、
しかしながら、この場合、問題があった。
振器を取り込むことによって、安定化をはかり得るが、
しかしながら、この場合、問題があった。
すなわち、PLL回路内の電圧制御形発振器に、変調波
であるテレビ信号を、混合器を介在して与えた場合、FM
波が得られないことになる欠点があった。
であるテレビ信号を、混合器を介在して与えた場合、FM
波が得られないことになる欠点があった。
FM波は、周波数が変化されなければならないのに対
し、PLL回路内では、電圧変化、周波数変化など、すべ
ての変化が、相殺される方向に自動制御され、安定化さ
れるためである。
し、PLL回路内では、電圧変化、周波数変化など、すべ
ての変化が、相殺される方向に自動制御され、安定化さ
れるためである。
本発明の目的は、テレビ信号が安定して周波数変調さ
れる簡易形のFM送信装置を提供することにある。
れる簡易形のFM送信装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のFM送信装置は、位相比較器、ロウ・パス・フ
ィルタ、電圧制御形発振器が順にループに接続されてい
るPLL回路と、このPLL回路を接続あるいは切断するため
の断続器と、前記PLL回路の切断時に、テレビ信号の映
像信号を加えて、前記電圧制御形発振器からFM波を得る
ための混合器と、を備えていることを特徴とする。
ィルタ、電圧制御形発振器が順にループに接続されてい
るPLL回路と、このPLL回路を接続あるいは切断するため
の断続器と、前記PLL回路の切断時に、テレビ信号の映
像信号を加えて、前記電圧制御形発振器からFM波を得る
ための混合器と、を備えていることを特徴とする。
さらに、本発明のFM送信装置は、位相比較器、ロウ・
パス・フィルタ、電圧制御形発振器が順にループに接続
されているPLL回路と、このPLL回路を接続あるいは切断
するための断続器と、前記PLL回路の切断時に、テレビ
信号の映像信号を加えて、前記電圧制御形発振器からFM
波を得るための混合器と、前記FM波を分周して前記位相
比較器に出力するカウンタと、を備えていることを特徴
とする。
パス・フィルタ、電圧制御形発振器が順にループに接続
されているPLL回路と、このPLL回路を接続あるいは切断
するための断続器と、前記PLL回路の切断時に、テレビ
信号の映像信号を加えて、前記電圧制御形発振器からFM
波を得るための混合器と、前記FM波を分周して前記位相
比較器に出力するカウンタと、を備えていることを特徴
とする。
さらには、本発明のFM送信装置は、前記断続器が、前
記テレビ信号の同期信号によって、前記PLL回路を接続
あるいは切断するようにしたことを特徴とし、また、前
記混合器が、前記ロウ・パス・フィルタと前記電圧制御
形発振器との間に接続されていることを特徴とし、ま
た、前記断続器が、前記位相比較器と前記ロウ・パス・
フィルタとの間に接続されていることを特徴とし、ま
た、前記断続器がアナログ・スイッチであることを特徴
としている。
記テレビ信号の同期信号によって、前記PLL回路を接続
あるいは切断するようにしたことを特徴とし、また、前
記混合器が、前記ロウ・パス・フィルタと前記電圧制御
形発振器との間に接続されていることを特徴とし、ま
た、前記断続器が、前記位相比較器と前記ロウ・パス・
フィルタとの間に接続されていることを特徴とし、ま
た、前記断続器がアナログ・スイッチであることを特徴
としている。
[作用] したがって本発明によると、PLL回路をオン・オフ断
続して、接続のオン時にPLL回路を構成して安定化し、P
LL回路の切断であるオフ時に、テレビ信号を加えてFM波
を得ることが出来るから、結果として、安定したFM(周
波数変調)を行なうことができることになる。
続して、接続のオン時にPLL回路を構成して安定化し、P
LL回路の切断であるオフ時に、テレビ信号を加えてFM波
を得ることが出来るから、結果として、安定したFM(周
波数変調)を行なうことができることになる。
言い換えると、本発明は、オン時の一定の期間にPLL
回路を構成して、電圧制御形発振器の出力を一定の特定
周波数にし、このときの位相比較器の出力をサンプリン
グ、ホールドすると共に、PLL回路をオフにして、すな
わち、PLL回路のループを切断して、前記の一定の特定
周波数とテレビ信号とを混合し、これによって、電圧制
御形発振器からFM波を発振するものである。
回路を構成して、電圧制御形発振器の出力を一定の特定
周波数にし、このときの位相比較器の出力をサンプリン
グ、ホールドすると共に、PLL回路をオフにして、すな
わち、PLL回路のループを切断して、前記の一定の特定
周波数とテレビ信号とを混合し、これによって、電圧制
御形発振器からFM波を発振するものである。
かくして、テレビ信号の映像信号は、同期信号ごと
に、一定の位相比較器出力と混合されることになり、結
果として、簡易な構成で、電圧制御形発振器のドリフト
から逃れ得ることになる。
に、一定の位相比較器出力と混合されることになり、結
果として、簡易な構成で、電圧制御形発振器のドリフト
から逃れ得ることになる。
[実施例] 以下に本発明を、その実施例について添付の図面を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図は、本発明による一実施例を示すブロック回路
図であり、図中の1は基準発振器で、基準周波数rfを発
振する。
図であり、図中の1は基準発振器で、基準周波数rfを発
振する。
2は位相比較器で、基準周波数rfと後記するカウンタ
7からの周波数とを比較して、その位相差を出力する。
7からの周波数とを比較して、その位相差を出力する。
3はアナログ・スイッチなどの断続器で、位相比較器
2の出力を、テレビ信号の同期信号によってオン・オフ
制御する。
2の出力を、テレビ信号の同期信号によってオン・オフ
制御する。
4はロウ・パスのフィルタで、断続器3の出力をフィ
ルタして混合器5に出力する。
ルタして混合器5に出力する。
混合器5は、ロウ・パス・フィルタ4の出力とテレビ
信号とを入力混合して、電圧制御形の発振器6へ出力す
る。
信号とを入力混合して、電圧制御形の発振器6へ出力す
る。
この電圧制御形発振器6は、FM波を発振すると共に、
FM波を前記のカウンタ7に出力する。
FM波を前記のカウンタ7に出力する。
なお、カウンタ7は、決められた数の入力パルスを受
信したときに、出力パルスを発生する回路で、適宜に設
けられる。
信したときに、出力パルスを発生する回路で、適宜に設
けられる。
上述の構成からなる本実施例は、第2図に示されるよ
うに、テレビ信号の同期信号の期間中に、すなわち断続
器3に加えられる同期信号のオンの期間中に、位相比較
器2、断続器3、ロウ・パス・フィルタ4、混合器5、
電圧制御形発振器6、カウンタ7のPLL回路が構成され
る。
うに、テレビ信号の同期信号の期間中に、すなわち断続
器3に加えられる同期信号のオンの期間中に、位相比較
器2、断続器3、ロウ・パス・フィルタ4、混合器5、
電圧制御形発振器6、カウンタ7のPLL回路が構成され
る。
PLL回路が構成される結果、基準発振器1の基準周波
数rfに対し、電圧制御形発振器6の出力周波数が、一定
の比例関係にある特定の周波数fvに安定されることにな
る。
数rfに対し、電圧制御形発振器6の出力周波数が、一定
の比例関係にある特定の周波数fvに安定されることにな
る。
テレビ信号の映像信号の期間中に、すなわち断続器3
に同期信号が加えられないオフの期間中には、第2図の
ごとく、混合器5に加えられるテレビ信号、すなわちテ
レビ信号の映像信号によって、電圧制御形発振器6の入
力電圧が変化することになり、この結果、電圧制御形発
振器6の出力にはFM波が得られることになる。
に同期信号が加えられないオフの期間中には、第2図の
ごとく、混合器5に加えられるテレビ信号、すなわちテ
レビ信号の映像信号によって、電圧制御形発振器6の入
力電圧が変化することになり、この結果、電圧制御形発
振器6の出力にはFM波が得られることになる。
なお、上述の映像信号のオフの期間中に生じる、電圧
制御形発振器6のドリフトによる変位は、第2図に示さ
れるように、つぎの同期信号のオンの期間中に構成され
る、PLL回路によって補正されることになる。
制御形発振器6のドリフトによる変位は、第2図に示さ
れるように、つぎの同期信号のオンの期間中に構成され
る、PLL回路によって補正されることになる。
したがって、本実施例によると、電圧制御形の発振器
6に生じるドリフトは、同期信号のオンの期間ごとに補
正されるため、全体として、安定性の高いFM波が得られ
ることになる。
6に生じるドリフトは、同期信号のオンの期間ごとに補
正されるため、全体として、安定性の高いFM波が得られ
ることになる。
言い換えると、断続器3ならびにロウ・パス・フィル
タ4は、サンプル兼ホールド回路的に動作することにな
る。
タ4は、サンプル兼ホールド回路的に動作することにな
る。
すなわち、第2図の同期信号の期間中は、PLL回路が
動作して、電圧制御形発振器の出力が基準周波数rfに対
して一定の特定周波数fvとなる、サンプル期間中である
と言える。
動作して、電圧制御形発振器の出力が基準周波数rfに対
して一定の特定周波数fvとなる、サンプル期間中である
と言える。
また、第2図の映像信号の期間中は、PLL回路が切断
されて、ホールドされている電圧に、テレビ信号が混合
されるため、ホールド期間中と言える。
されて、ホールドされている電圧に、テレビ信号が混合
されるため、ホールド期間中と言える。
[発明の効果] 以上のようになる本発明は、簡単な構成の付加によ
り、テレビ信号の特徴である時間的離散信号を利用し
て、間歇的にPLL回路を構成することになるため、安定
した周波数変調(FM)を行なうことができる効果があ
る。
り、テレビ信号の特徴である時間的離散信号を利用し
て、間歇的にPLL回路を構成することになるため、安定
した周波数変調(FM)を行なうことができる効果があ
る。
言い換えると、本発明は、PLL回路をオン・オフ断続
して、PLL回路のオフ時に、テレビ信号を加えてFM波を
得るから、間歇的にPLL回路を構成することになるた
め、簡易な構成で、電圧制御形発振器のドリフトから逃
れ得ることになり、より安定した周波数変調(FM)を行
なうことができるという効果がある。
して、PLL回路のオフ時に、テレビ信号を加えてFM波を
得るから、間歇的にPLL回路を構成することになるた
め、簡易な構成で、電圧制御形発振器のドリフトから逃
れ得ることになり、より安定した周波数変調(FM)を行
なうことができるという効果がある。
第1図は、本発明による一実施例を示すブロック回路図
で、第2図は同上を説明するためのタイミング図であ
る。 1:基準発振器、2:位相比較器、3:断続器、4:ロウ・パス
・フィルタ、5:混合器、6:電圧制御形発振器、7:カウン
タ。
で、第2図は同上を説明するためのタイミング図であ
る。 1:基準発振器、2:位相比較器、3:断続器、4:ロウ・パス
・フィルタ、5:混合器、6:電圧制御形発振器、7:カウン
タ。
Claims (2)
- 【請求項1】位相比較器、ロウ・パス・フィルタ、電圧
制御型発信機、ならびにカウンタが順にループ状に接続
されたPLL回路に、 前記電圧制御型発振器の入力とテレビ信号の映像信号と
を混合する混合器を設けると共に、 前記位相比較器と前記混合器の間に、前記PLL回路のル
ープ状の接続を開閉する断続器を設け、 前記断続器は、前記テレビ信号の同期信号に応じて、そ
の期間外に前記PLL回路のループ状の接続を開き、 前記混合器は、前記ループ状の接続が開いたとき、前記
電圧制御型発振器の入力にテレビ信号の映像信号を混合
することを特徴とするテレビ信号のFM送信装置。 - 【請求項2】電圧制御型発振器を通じてテレビ信号を送
信するテレビ信号送信方法であって、 位相比較器、ロウ・パス・フィルタ、電圧制御型発信
機、ならびにカウンタが順にループ状に接続されたPLL
回路に、 前記電圧制御型発振器の入力とテレビ信号の映像信号と
を混合する混合器を設けると共に、 前記位相比較器と前記混合器の間に前記PLL回路のルー
プ状の接続を開閉する断続器を設け、 前記テレビ信号の同期信号機間にのみ前期断続器を閉じ
てPLL回路を形成し、前記電圧制御型発振器で生じる周
波数変位を補正することを特徴とするテレビ信号送信方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63288253A JP2608774B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | テレビ信号のfm送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63288253A JP2608774B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | テレビ信号のfm送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02134028A JPH02134028A (ja) | 1990-05-23 |
JP2608774B2 true JP2608774B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=17727809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63288253A Expired - Fee Related JP2608774B2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | テレビ信号のfm送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2608774B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125014A (en) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Fujitsu Ltd | Fm tsushinhoshiki |
JPS5875332A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | Clarion Co Ltd | 無線送信機 |
JPS6152843U (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-09 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP63288253A patent/JP2608774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02134028A (ja) | 1990-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |