JP2607742B2 - 通信ネツトワーク - Google Patents
通信ネツトワークInfo
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- JP2607742B2 JP2607742B2 JP2190892A JP19089290A JP2607742B2 JP 2607742 B2 JP2607742 B2 JP 2607742B2 JP 2190892 A JP2190892 A JP 2190892A JP 19089290 A JP19089290 A JP 19089290A JP 2607742 B2 JP2607742 B2 JP 2607742B2
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- trunk
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/17—Time-division multiplex systems in which the transmission channel allotted to a first user may be taken away and re-allotted to a second user if the first user becomes inactive, e.g. TASI
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音声通信に関し、特に通信ネットワーク用の
マルチホップ時間割り当て音声挿間(TASI)システムに
関する。
マルチホップ時間割り当て音声挿間(TASI)システムに
関する。
音声通信は、一般に、通話音声に休止(沈黙)期間が
あるため、また各時点においては通話動作は通常一方向
にしか行われないため、送端(発信端)と受端(着信
端)との間のリンクの速度を十分活用してはいない。TA
SI(時間割り当て音声挿間)は、通話音声が途切れる休
止期間を利用してリンクが伝送することのできる通話数
を増加させる技術である。TASIの背後にある基本的な考
え方は、各特定の通話中に休止期間が生じる毎に、その
通話に割り当てられたスロットをその通話から解除し、
必要ならば、トークスパート(talkspurt)中の、即ち
音声活動を呈している他の通話に割り当てると言うもの
である。TASIの実施に必要な基本的コストは、スロット
の再割り当てに必要なリンク・シグナリング及び休止期
間を判定するための音声活動検出に要するコストであ
る。現行のTASIシステムにおいては、リンク・シグナリ
ングは送信機と受信機の間に別途に設けられたチャネル
を通して行われる。TASI機能は各ホップ毎に独立に行わ
れるので、各通話についての音声活動検出も各ホップ毎
に個別に行われる。その結果、TASIはコストが法外とな
り、海洋横断回線でしか実施られていない。
あるため、また各時点においては通話動作は通常一方向
にしか行われないため、送端(発信端)と受端(着信
端)との間のリンクの速度を十分活用してはいない。TA
SI(時間割り当て音声挿間)は、通話音声が途切れる休
止期間を利用してリンクが伝送することのできる通話数
を増加させる技術である。TASIの背後にある基本的な考
え方は、各特定の通話中に休止期間が生じる毎に、その
通話に割り当てられたスロットをその通話から解除し、
必要ならば、トークスパート(talkspurt)中の、即ち
音声活動を呈している他の通話に割り当てると言うもの
である。TASIの実施に必要な基本的コストは、スロット
の再割り当てに必要なリンク・シグナリング及び休止期
間を判定するための音声活動検出に要するコストであ
る。現行のTASIシステムにおいては、リンク・シグナリ
ングは送信機と受信機の間に別途に設けられたチャネル
を通して行われる。TASI機能は各ホップ毎に独立に行わ
れるので、各通話についての音声活動検出も各ホップ毎
に個別に行われる。その結果、TASIはコストが法外とな
り、海洋横断回線でしか実施られていない。
上記のような特徴を有するTASIシステムの全ネットワ
ークへの拡張、即ち通話者間に通常存在する多数の交換
(中継)ノードを網羅するよう拡大することは著しく重
要な価値を持つ。しかしながら、上に述べたような現行
のTASIシステムにおける困難に加えて、各ノードに設置
される交換装置(circuit switch)は、新たな接続経路
(パス)が必要な時には常に再構成処理を十分高速で行
わなければならない。ところが、最も一般的な交換装置
はこの要求に合う程十分に高速ではなく、音声クリッピ
ングを生じることがあるため、そのような高速再構成処
理が必要なマルチホップTASIシステムの利用は限定され
ている。
ークへの拡張、即ち通話者間に通常存在する多数の交換
(中継)ノードを網羅するよう拡大することは著しく重
要な価値を持つ。しかしながら、上に述べたような現行
のTASIシステムにおける困難に加えて、各ノードに設置
される交換装置(circuit switch)は、新たな接続経路
(パス)が必要な時には常に再構成処理を十分高速で行
わなければならない。ところが、最も一般的な交換装置
はこの要求に合う程十分に高速ではなく、音声クリッピ
ングを生じることがあるため、そのような高速再構成処
理が必要なマルチホップTASIシステムの利用は限定され
ている。
そのため、各通話毎に音声活動を検出する具体的手段
を具備して各ホップ毎にTASI機能を遂行するようにした
システムが要望されている。即ち、この音声活動検出の
手段においては、音声検出を送端で行い、その通話が受
端に達するまで各交換装置が後位交換装置に信号を送
る。さらに、各リンクの両端間のシグナリングはインバ
ンド(チャネル帯域内)で行わなければならない。即
ち、別途に物理チャネル(実チャネル)が必要なもので
あってはならない。さらに、ここで要望されているシス
テムは従来の交換装置を使用し、しかも新たな通話が発
生する再構成処理を行う必要のないものとすべきであ
る。本発明のシステムによれば、これらの特徴が具現さ
れる。
を具備して各ホップ毎にTASI機能を遂行するようにした
システムが要望されている。即ち、この音声活動検出の
手段においては、音声検出を送端で行い、その通話が受
端に達するまで各交換装置が後位交換装置に信号を送
る。さらに、各リンクの両端間のシグナリングはインバ
ンド(チャネル帯域内)で行わなければならない。即
ち、別途に物理チャネル(実チャネル)が必要なもので
あってはならない。さらに、ここで要望されているシス
テムは従来の交換装置を使用し、しかも新たな通話が発
生する再構成処理を行う必要のないものとすべきであ
る。本発明のシステムによれば、これらの特徴が具現さ
れる。
TASIシステムにおける基本的ビルディング・ブロック
は時分割多重(TDM)スロットを一つの通話から他の通
話へ再割り当てするのに必要なリンク・シグナリング機
構である。本発明のマルチホップTASIシステムは、IBM
テクニカル・ディスクロージャ・ビュレティン(Techni
cal Disclosure Bulletin),Vol.29,No.12(1987年5月
刊行)の「TDMフレームにおける動的スロット割り当
て」という名称の論文に記載された最も簡単な機構を一
部改良したものを用いることにより実施される。簡単に
説明すると、この機構はTDMフレームの形によるリンク
を介しての伝送に関するものである。各フレームは持続
時間が各々数ビット(通常1バイト)の幾つかのスロッ
トに分割される。これらの各スロットには、フレーム中
の各々の位置に従いアドレスが割り当てられる。音声は
回線接続の形でフレームを通じて伝送される。即ち、独
自の(一意の)論理コール番号または接続番号により識
別される各接続には、各フレームにおいてそれぞれ固定
スロットが割り当てられている。送信機と受信機はリン
クによって接続される。
は時分割多重(TDM)スロットを一つの通話から他の通
話へ再割り当てするのに必要なリンク・シグナリング機
構である。本発明のマルチホップTASIシステムは、IBM
テクニカル・ディスクロージャ・ビュレティン(Techni
cal Disclosure Bulletin),Vol.29,No.12(1987年5月
刊行)の「TDMフレームにおける動的スロット割り当
て」という名称の論文に記載された最も簡単な機構を一
部改良したものを用いることにより実施される。簡単に
説明すると、この機構はTDMフレームの形によるリンク
を介しての伝送に関するものである。各フレームは持続
時間が各々数ビット(通常1バイト)の幾つかのスロッ
トに分割される。これらの各スロットには、フレーム中
の各々の位置に従いアドレスが割り当てられる。音声は
回線接続の形でフレームを通じて伝送される。即ち、独
自の(一意の)論理コール番号または接続番号により識
別される各接続には、各フレームにおいてそれぞれ固定
スロットが割り当てられている。送信機と受信機はリン
クによって接続される。
第1の送信機が通話の送端の送信機であると仮定する
と、この送信機はその通話に対して音声活動検出の動作
を行う。そして、通話中に休止期間が生じると、その通
話に割り当てられたスロットを上記の動的スロット割り
当て技術を用いてイナクティブ状態に割り当てる。受信
機はその通話がトークスパート状態にないということを
認識し、出リンク(outbound link)上の送信機に出リ
ンク上でそのスロットをイナクティブ状態または他の通
話に任意に割り当てることができると言うことを知らせ
る。
と、この送信機はその通話に対して音声活動検出の動作
を行う。そして、通話中に休止期間が生じると、その通
話に割り当てられたスロットを上記の動的スロット割り
当て技術を用いてイナクティブ状態に割り当てる。受信
機はその通話がトークスパート状態にないということを
認識し、出リンク(outbound link)上の送信機に出リ
ンク上でそのスロットをイナクティブ状態または他の通
話に任意に割り当てることができると言うことを知らせ
る。
その通話がトークスパート状態に戻ったならば、送端
はこの通話にスロットを再割り当てし、その動作を行っ
たことを受信機に知らせる。受信機は、通話がトークス
パート状態に戻ったことを認識して、出リンク上の送信
機にその通話に対してスロットを割り当てるよう知らせ
る。この割り当てはスロットが利用可能になりしだい行
われる。
はこの通話にスロットを再割り当てし、その動作を行っ
たことを受信機に知らせる。受信機は、通話がトークス
パート状態に戻ったことを認識して、出リンク上の送信
機にその通話に対してスロットを割り当てるよう知らせ
る。この割り当てはスロットが利用可能になりしだい行
われる。
上記の動作は、その前に通話の初期セットアップ操作
が行われると言うことを前提しており、この操作には各
論理接続番号毎にそれぞれ対応する物理的出線(outgoi
ng line)を定めるテーブルが含まれる。論理接続番号
がノードに付随するローカルなものである場合には、こ
のテーブルの内容には次のホップのための論理接続番号
が含まれる。これらの論理接続番号は各物理リンクに特
定のものとすることもできる。
が行われると言うことを前提しており、この操作には各
論理接続番号毎にそれぞれ対応する物理的出線(outgoi
ng line)を定めるテーブルが含まれる。論理接続番号
がノードに付随するローカルなものである場合には、こ
のテーブルの内容には次のホップのための論理接続番号
が含まれる。これらの論理接続番号は各物理リンクに特
定のものとすることもできる。
このTDMスロットの動的割り当ての機構によれば、中
間ノードはある論理接続がアクティブとなった時に出リ
ンク及び入リンクにスロットを割り当てることが可能で
ある。このような機構においては、ノードは入スロット
から出スロットへ到る交換装置を通る接続経路も与える
ものでなければならない。このような交換装置として
は、例えば時間−空間−時間(Time−Space−Time;TS
T)交換装置の一種が用いられる。
間ノードはある論理接続がアクティブとなった時に出リ
ンク及び入リンクにスロットを割り当てることが可能で
ある。このような機構においては、ノードは入スロット
から出スロットへ到る交換装置を通る接続経路も与える
ものでなければならない。このような交換装置として
は、例えば時間−空間−時間(Time−Space−Time;TS
T)交換装置の一種が用いられる。
本発明は、現用のTST交換装置の入出力時間段部分の
回路変更、改良によって、新たなパスが必要な時におけ
る交換装置の高速再構成処理を行う必要なしにTASIシス
テムを実施することが出来るようにしたものである。従
って、本発明による入力部変更時間後(IMTS)は、ある
論理接続がアクティブになった時その制御信号を認識し
て、必ず適切な物理スロットをTST交換装置の空間スイ
ッチ(空間交換装置)部の適切なスイッチ・スロット
(交換スロット)にマッピングするよう、その出力を再
配列する。また、このIMTSは出力部変更時間段(OMTS)
にその時ある特定のスイッチ・スロットがアクティブに
なったということを通知する。この通知は空間スイッチ
を介してインバンド・シグナリングにより行われる。OM
TSは空間スイッチからサンプルを読み込み、そのサンプ
ルがアクティブ・スロットからのものであれば、出リン
ク上で適切な物理スロットを介して伝送される。
回路変更、改良によって、新たなパスが必要な時におけ
る交換装置の高速再構成処理を行う必要なしにTASIシス
テムを実施することが出来るようにしたものである。従
って、本発明による入力部変更時間後(IMTS)は、ある
論理接続がアクティブになった時その制御信号を認識し
て、必ず適切な物理スロットをTST交換装置の空間スイ
ッチ(空間交換装置)部の適切なスイッチ・スロット
(交換スロット)にマッピングするよう、その出力を再
配列する。また、このIMTSは出力部変更時間段(OMTS)
にその時ある特定のスイッチ・スロットがアクティブに
なったということを通知する。この通知は空間スイッチ
を介してインバンド・シグナリングにより行われる。OM
TSは空間スイッチからサンプルを読み込み、そのサンプ
ルがアクティブ・スロットからのものであれば、出リン
ク上で適切な物理スロットを介して伝送される。
本発明の基本概念は、交換装置を通るすべての可能な
論理接続に対して交換装置の空間部を通るバスを確保す
ると言うものである。これを確実に行うためには、交換
装置は現在実際に用いられているリンクの容量の倍のリ
ンクを扱う能力を持たなければならない。この2倍とい
う数字はTASIによりもたらされる最大の利益の目安とし
て妥当な線であろうと思われる。この処理能力は交換装
置をリンクの倍の速度で動作させるか、あるいは交換装
置の規模を2倍にすることにより達成することができ
る。以下に説明する本発明の実施例は、交換装置がリン
クの2倍の速度を有するという仮定に基づいたものであ
る。
論理接続に対して交換装置の空間部を通るバスを確保す
ると言うものである。これを確実に行うためには、交換
装置は現在実際に用いられているリンクの容量の倍のリ
ンクを扱う能力を持たなければならない。この2倍とい
う数字はTASIによりもたらされる最大の利益の目安とし
て妥当な線であろうと思われる。この処理能力は交換装
置をリンクの倍の速度で動作させるか、あるいは交換装
置の規模を2倍にすることにより達成することができ
る。以下に説明する本発明の実施例は、交換装置がリン
クの2倍の速度を有するという仮定に基づいたものであ
る。
本発明によりTASIシステムの実施を可能ならしめるた
めの時間−空間−時間(TST)交換装置の入力段及び出
力段の改良について説明する前に、このシステムで用い
られる動的時分割多重(TDM)のスロット割り当て機構
について簡単に検討しておく方が効果的であろうと考え
られる。リンク通じての伝送はTDMフレームの形で行わ
れる。そのフレームの構造を第1図に示す。情報スロッ
ト12にはフレーム内の位置に従ってアドレスが割り当て
られる。音声は回線接続の形でフレームを介して伝送さ
れる。即ち、一意の論理コール番号または接続番号(L
N)により識別される各接続には、各フレームにおいて
それぞれ固定スロットが割り当てられている。送信機と
受信機はリンクによって接続される。ここで、送信機は
スロットの割り当てについて知っているものと仮定され
ており、スロット割り当て機構の目的は送信機が受信機
にその割り当てについて知らせることが出来るように
し、これによってリンクの2つの端点を確実に同期させ
ることにある。特に、受信機はどの物理スロットが塞が
っているかと言うこと及びそれらの物理スロットから論
理接続番号へのマッピングについて知る必要がある。
めの時間−空間−時間(TST)交換装置の入力段及び出
力段の改良について説明する前に、このシステムで用い
られる動的時分割多重(TDM)のスロット割り当て機構
について簡単に検討しておく方が効果的であろうと考え
られる。リンク通じての伝送はTDMフレームの形で行わ
れる。そのフレームの構造を第1図に示す。情報スロッ
ト12にはフレーム内の位置に従ってアドレスが割り当て
られる。音声は回線接続の形でフレームを介して伝送さ
れる。即ち、一意の論理コール番号または接続番号(L
N)により識別される各接続には、各フレームにおいて
それぞれ固定スロットが割り当てられている。送信機と
受信機はリンクによって接続される。ここで、送信機は
スロットの割り当てについて知っているものと仮定され
ており、スロット割り当て機構の目的は送信機が受信機
にその割り当てについて知らせることが出来るように
し、これによってリンクの2つの端点を確実に同期させ
ることにある。特に、受信機はどの物理スロットが塞が
っているかと言うこと及びそれらの物理スロットから論
理接続番号へのマッピングについて知る必要がある。
第1図において、各TDMフレーム10にはリンク制御の
ための1つのスロット14が確保されている。このスロッ
ト14は下記の如く用いられる。即ち、フレーム10内の各
スロット12にはアドレスが割り当てられられている。こ
れらの各スロットがアクティブからイナクティブへ、イ
ナクティブからアクティブへ、あるいは一つのアクティ
ブ通話から他のアクティブ通話へと切り替わる都度、そ
のスロット12のアドレスが制御スロット14に入れられ
る。制御スロット14は、アドレスの他に、スロットがイ
ナクティブであるかアクティブであるかを示す1ビット
(I/Aビット)を有する。
ための1つのスロット14が確保されている。このスロッ
ト14は下記の如く用いられる。即ち、フレーム10内の各
スロット12にはアドレスが割り当てられられている。こ
れらの各スロットがアクティブからイナクティブへ、イ
ナクティブからアクティブへ、あるいは一つのアクティ
ブ通話から他のアクティブ通話へと切り替わる都度、そ
のスロット12のアドレスが制御スロット14に入れられ
る。制御スロット14は、アドレスの他に、スロットがイ
ナクティブであるかアクティブであるかを示す1ビット
(I/Aビット)を有する。
第2図は第1図のフレーム構造を用いてスロットをイ
ナクティブ状態に割り当てる仕方を示す。図示のよう
に、例えばスロット#7がイナクティブになると、その
アドレスが制御スロットに入れられ、プレフィックス・
ビット(I/Aビット)にはIが入れられる。
ナクティブ状態に割り当てる仕方を示す。図示のよう
に、例えばスロット#7がイナクティブになると、その
アドレスが制御スロットに入れられ、プレフィックス・
ビット(I/Aビット)にはIが入れられる。
スロットが新しい通話に割り当てられる場合、即ちイ
ナクティブからアクティブへ、あるいは一つのアクティ
ブ通話から他のアクティブ通話へ切り替わる場合には、
その変わろうとしているスロットに通話の論理接続番号
(LCN)が入れられる。このフレーム構造を用いてスロ
ット#7を通話に割り当てる仕方が第3図に示されてい
る。この場合、プレフィックス・ビットは「A」に変え
られる。
ナクティブからアクティブへ、あるいは一つのアクティ
ブ通話から他のアクティブ通話へ切り替わる場合には、
その変わろうとしているスロットに通話の論理接続番号
(LCN)が入れられる。このフレーム構造を用いてスロ
ット#7を通話に割り当てる仕方が第3図に示されてい
る。この場合、プレフィックス・ビットは「A」に変え
られる。
第4図に第1図乃至第3図により説明した動的TDMス
ロット割り当て機構を用いたマルチホップTASIシステム
の一例を簡略化して示すが、このマルチホップTASIは以
下に述べるようにして実施することが可能である。ここ
で通話の送端であると仮定されている第1送信機16は、
その通話に対してユニット18で音声活動検出を行う。休
止期間が生じると、第1送信機16はその通話に割り当て
られたスロットを動的スロット割り当て技術を用いてイ
ナクティブ状態に割り当てる。受信機20は、その通話が
トークスパート状態にないということを認識し、出リン
ク上の送信機に出リンク上のスロットをイナクティブ状
態または他の通話に任意に割り当てることができると言
うことを知らせる。そして、第1図乃至第3図により説
明したようにして実際の割り当てが行われる。
ロット割り当て機構を用いたマルチホップTASIシステム
の一例を簡略化して示すが、このマルチホップTASIは以
下に述べるようにして実施することが可能である。ここ
で通話の送端であると仮定されている第1送信機16は、
その通話に対してユニット18で音声活動検出を行う。休
止期間が生じると、第1送信機16はその通話に割り当て
られたスロットを動的スロット割り当て技術を用いてイ
ナクティブ状態に割り当てる。受信機20は、その通話が
トークスパート状態にないということを認識し、出リン
ク上の送信機に出リンク上のスロットをイナクティブ状
態または他の通話に任意に割り当てることができると言
うことを知らせる。そして、第1図乃至第3図により説
明したようにして実際の割り当てが行われる。
その通話がトークスパート状態に亘ったならば、送端
はこの通話にスロットを割り当て、その動作を行ったこ
とを受信機に知らせる。受信機は、通話がトークスパー
ト状態に戻ったことを認識して、出リンク上の送信機に
対してその通話に対してスロットを割り当てるよう知ら
せる。この割り当てはスロットが利用可能になりしだい
行われる。上記の動作は、その前に通話の初期セットア
ップ操作によってアクティブな各論理接続番号(LN)毎
にそれぞれ対応する物理的出線を定めるテーブルが第4
図に示す如く作成されていると言うことを前提としてい
る。論理接続番号がノードに付随するローカルなもので
ある場合には、このテーブルは次のホップのための論理
接続番号も入っていなければならない。これらの論理接
続番号は各物理リンクに特定のものとすることもでき
る。
はこの通話にスロットを割り当て、その動作を行ったこ
とを受信機に知らせる。受信機は、通話がトークスパー
ト状態に戻ったことを認識して、出リンク上の送信機に
対してその通話に対してスロットを割り当てるよう知ら
せる。この割り当てはスロットが利用可能になりしだい
行われる。上記の動作は、その前に通話の初期セットア
ップ操作によってアクティブな各論理接続番号(LN)毎
にそれぞれ対応する物理的出線を定めるテーブルが第4
図に示す如く作成されていると言うことを前提としてい
る。論理接続番号がノードに付随するローカルなもので
ある場合には、このテーブルは次のホップのための論理
接続番号も入っていなければならない。これらの論理接
続番号は各物理リンクに特定のものとすることもでき
る。
このTDMスロットの動的割り当ての機構によれば、中
間ノードがある論理接続がアクティブになった時、出リ
ンク及び入リンクにスロットを割り当てることが可能で
ある。しかしながら、上に述べたような機構の場合は、
ノードは入スロットから出スロットへ到る交換機構を通
る接続経路をも与えるものでなければならない。このよ
うな交換機構としては、一般に時間−空間−時間(TS
T)交換装置の一種が使用されており、そのため新たな
パスが必要な時はこれら3つの段をすべて再構成処理し
なければならない。交換機構が十分高速で再構成処理可
能な場合は、問題は容易に解決することができる。しか
しながら、最も一般的な交換装置はこのような要求に合
うほど十分に高速ではないため、そのような高速再構成
処理が必要なマルチホップTASIシステムの利用は限定さ
れている。そこで、この発明は交換装置の高速再構成処
理を行う必要なしにTASIシステムの実施を可能ならしめ
るようTSTの時間段を改良したものである。
間ノードがある論理接続がアクティブになった時、出リ
ンク及び入リンクにスロットを割り当てることが可能で
ある。しかしながら、上に述べたような機構の場合は、
ノードは入スロットから出スロットへ到る交換機構を通
る接続経路をも与えるものでなければならない。このよ
うな交換機構としては、一般に時間−空間−時間(TS
T)交換装置の一種が使用されており、そのため新たな
パスが必要な時はこれら3つの段をすべて再構成処理し
なければならない。交換機構が十分高速で再構成処理可
能な場合は、問題は容易に解決することができる。しか
しながら、最も一般的な交換装置はこのような要求に合
うほど十分に高速ではないため、そのような高速再構成
処理が必要なマルチホップTASIシステムの利用は限定さ
れている。そこで、この発明は交換装置の高速再構成処
理を行う必要なしにTASIシステムの実施を可能ならしめ
るようTSTの時間段を改良したものである。
本発明の基本概念は、交換装置を通るすべての可能な
論理接続に対し、空間交換装置を介してパスを確保する
と言うものである。これを確実に行うためには、交換装
置は現在実際に用いられているリンクの容量の約2倍の
リンクを扱う能力を持たなければならない。この処理能
力は交換装置をリンクの倍の速度で動作させるか、ある
いは交換装置の規模を2倍にすることにより達成するこ
とができる。本願で説明する本発明の実施例は、交換装
置がリンクの2倍の速度を有するという仮定に基づくも
のである。
論理接続に対し、空間交換装置を介してパスを確保する
と言うものである。これを確実に行うためには、交換装
置は現在実際に用いられているリンクの容量の約2倍の
リンクを扱う能力を持たなければならない。この処理能
力は交換装置をリンクの倍の速度で動作させるか、ある
いは交換装置の規模を2倍にすることにより達成するこ
とができる。本願で説明する本発明の実施例は、交換装
置がリンクの2倍の速度を有するという仮定に基づくも
のである。
第5図は従来のTST交換装置24の入力時間段、及び出
力時間段を本発明により改良したもののブロック図であ
る。この交換装置は3つの基本ビルディング単位、即ち
後述の入力部変更時間段(IMTS)26(これについては後
述する)、簡単なクロスバスイッチのような日常的に通
信回線交換装置の設計に用いられる通常の空間交換装置
(空間スイッチ)28、及び出力部変更時間段(OMTS)30
(これについても後述する)で構成されている。まず、
図示交換装置の全般的動作について説明する。入力トラ
ンク上の論理接続がアクティブになると、入力部変更時
間段(IMTS)26がその制御信号を認識して、トランク中
の適切な物理スロット(PS)を必ず空間交換装置28の適
切なスイッチ・スロット(SS)に対してマッピングする
よう出力を再配列する。IMTSの出力の動作速度は入力リ
ンクの速度の2倍である。IMTSには論理チャネル番号
(LN)から空間スイッチ・スロット(SS)へのマッピン
グがプレロードされていなければならない。さらに、IM
TSはその時ある特定のスイッチ・スロットがアクティブ
になったと言うことをOMTSに通知する。この通知は各1
バイトの空間スイッチ・スロットの後に続くスロットの
アクティブ状態またはイナクティブ状態を示す9番目の
ビットを用いることにより、空間スイッチを通じてのイ
ンバンド・シグナリングによって行われる。
力時間段を本発明により改良したもののブロック図であ
る。この交換装置は3つの基本ビルディング単位、即ち
後述の入力部変更時間段(IMTS)26(これについては後
述する)、簡単なクロスバスイッチのような日常的に通
信回線交換装置の設計に用いられる通常の空間交換装置
(空間スイッチ)28、及び出力部変更時間段(OMTS)30
(これについても後述する)で構成されている。まず、
図示交換装置の全般的動作について説明する。入力トラ
ンク上の論理接続がアクティブになると、入力部変更時
間段(IMTS)26がその制御信号を認識して、トランク中
の適切な物理スロット(PS)を必ず空間交換装置28の適
切なスイッチ・スロット(SS)に対してマッピングする
よう出力を再配列する。IMTSの出力の動作速度は入力リ
ンクの速度の2倍である。IMTSには論理チャネル番号
(LN)から空間スイッチ・スロット(SS)へのマッピン
グがプレロードされていなければならない。さらに、IM
TSはその時ある特定のスイッチ・スロットがアクティブ
になったと言うことをOMTSに通知する。この通知は各1
バイトの空間スイッチ・スロットの後に続くスロットの
アクティブ状態またはイナクティブ状態を示す9番目の
ビットを用いることにより、空間スイッチを通じてのイ
ンバンド・シグナリングによって行われる。
OMTS30は空間交換装置28より通話のサンプルを読み込
む。サンプルがイナクティブ通話のものであれば、その
サンプルは破棄される。サンプルをアクティブなスイッ
チ・スロットからのものであれば、そのサンプルは出力
トランク、即ち出リンク上の適切なスロットを介して伝
送されるようになっている。ここで、空間交換装置28よ
りOMTS30への入力においては、OMTS30からリンクへの出
力に比べて2倍の数のスロット即ち2倍の数のサンプル
があるということに留意すべきである。この結果、一部
の過負荷状態においては、半分を超える論理コールがア
クティブになるとサンプルが消失する場合がある。しか
しながら、通常の状況下においては、同時にアクティブ
になる入力スロットは半分に満たず、入力データはすべ
て出力リンクを介して伝送される。
む。サンプルがイナクティブ通話のものであれば、その
サンプルは破棄される。サンプルをアクティブなスイッ
チ・スロットからのものであれば、そのサンプルは出力
トランク、即ち出リンク上の適切なスロットを介して伝
送されるようになっている。ここで、空間交換装置28よ
りOMTS30への入力においては、OMTS30からリンクへの出
力に比べて2倍の数のスロット即ち2倍の数のサンプル
があるということに留意すべきである。この結果、一部
の過負荷状態においては、半分を超える論理コールがア
クティブになるとサンプルが消失する場合がある。しか
しながら、通常の状況下においては、同時にアクティブ
になる入力スロットは半分に満たず、入力データはすべ
て出力リンクを介して伝送される。
ある特定の通話がイナクティブからアクティブに変わ
ると、OMTS30はその変化を通話バイト情報の後に続く9
番目の状態ビットの変化を検知することにより検出す
る。そして、OMTS30はある特定の通話が出リンク上にタ
イムスロットを要求しているということを認識する。こ
の時、利用可能なスロットがあれば、OMTS30はそのスロ
ットをその通話に割り当て、これに従ってスイッチ・ス
ロットの配列をその出リンク上のスロットに合わせて更
新する。利用可能なスロットがなければ、OMTS30は出リ
ンク上においてスロットを全く割り当てず、その後に次
のフレームで同じ通話からのサンプルが入って来た時、
上記の動作を再度実行する。通話がアクティブからイナ
クティブになると、OMTS30は出リンク上でスロットを解
除し、その通話からのそれ以後のすべてのサンプルが必
ず破棄されるようにする。
ると、OMTS30はその変化を通話バイト情報の後に続く9
番目の状態ビットの変化を検知することにより検出す
る。そして、OMTS30はある特定の通話が出リンク上にタ
イムスロットを要求しているということを認識する。こ
の時、利用可能なスロットがあれば、OMTS30はそのスロ
ットをその通話に割り当て、これに従ってスイッチ・ス
ロットの配列をその出リンク上のスロットに合わせて更
新する。利用可能なスロットがなければ、OMTS30は出リ
ンク上においてスロットを全く割り当てず、その後に次
のフレームで同じ通話からのサンプルが入って来た時、
上記の動作を再度実行する。通話がアクティブからイナ
クティブになると、OMTS30は出リンク上でスロットを解
除し、その通話からのそれ以後のすべてのサンプルが必
ず破棄されるようにする。
次に、上記のスロット管理プロトコルを実施するのに
必要な入力時間段及び出力時間段、即ちIMTS26及びOMTS
30の具体的構成について第6図及び第7図を参照しつつ
説明する。第6図は、第5図に示すように、空間交換装
置28の入力ポート及び入力トランクに結合されたIMTS26
の詳細構成を示すブロック図である。この実施例におい
ては、交換装置は、トランクの2倍の速度で動作して論
理コールの入力側IMTS26からその行先のOMTS30へのパス
をイネーブルするものと仮定する。例えば、トランクが
T1リンクよりなる場合は、最高48の論理コールが同時に
存在し得、これらの全部の通話が空間交換装置の機構内
で各々別個の経路を持ち得る。一つの特定のIMTSまたは
OMTSの各論理コールに対して一意の論理番号LNと一意の
タイムスロットSSが対応付けられており、各論理コール
はこれらの論理番号LN及びタイムスロットSSに従い空間
交換装置機構を通じて交換される。第7図は、交換装置
28と出力トランクとの間に挿入されるOMTSの詳細構成を
示すブロック図である。
必要な入力時間段及び出力時間段、即ちIMTS26及びOMTS
30の具体的構成について第6図及び第7図を参照しつつ
説明する。第6図は、第5図に示すように、空間交換装
置28の入力ポート及び入力トランクに結合されたIMTS26
の詳細構成を示すブロック図である。この実施例におい
ては、交換装置は、トランクの2倍の速度で動作して論
理コールの入力側IMTS26からその行先のOMTS30へのパス
をイネーブルするものと仮定する。例えば、トランクが
T1リンクよりなる場合は、最高48の論理コールが同時に
存在し得、これらの全部の通話が空間交換装置の機構内
で各々別個の経路を持ち得る。一つの特定のIMTSまたは
OMTSの各論理コールに対して一意の論理番号LNと一意の
タイムスロットSSが対応付けられており、各論理コール
はこれらの論理番号LN及びタイムスロットSSに従い空間
交換装置機構を通じて交換される。第7図は、交換装置
28と出力トランクとの間に挿入されるOMTSの詳細構成を
示すブロック図である。
第6図において、IMTS26は入力トランクよりサンプル
を採取して、適切なスイッチ・スロットより空間交換装
置28を通過させると言う役割を有する。また、論理チャ
ネルがアクティブになったりイナクティブになったりす
るのに伴いそれらのチャネルに付随する制御信号をデコ
ードする役割をも有する。さらに、IMTS26は交換装置28
の出力ポートのOMTS回路30にこれらのチャネルの状態変
化を示す信号を供給する。
を採取して、適切なスイッチ・スロットより空間交換装
置28を通過させると言う役割を有する。また、論理チャ
ネルがアクティブになったりイナクティブになったりす
るのに伴いそれらのチャネルに付随する制御信号をデコ
ードする役割をも有する。さらに、IMTS26は交換装置28
の出力ポートのOMTS回路30にこれらのチャネルの状態変
化を示す信号を供給する。
IMTS26の回路は4つの主要部、即ち主メモリ部32、書
込み制御部34、読出し制御部36、及び更新制御部38に分
けることができる。主メモリ部32は2つの部分、即ちサ
ンプル部32a及びPS−SSテーブル(物理スロット−スイ
ッチ・スロット変換テーブル)部32bに分けられ、これ
らはいずれも普通のラダム・アクセス・メモリ(RAM)
を用いて実施することができる。これらの両部分とも、
ワード数はトランクのフレームにおける物理スロット
(PS)数と同じである。サンプル部32aの記憶内容は、P
S毎に対応するタイムスロットで入力トランクを介して
供給される最新のデータ音声サンプルである。PS−SSテ
ーブル部32bには、各PS毎に、その時物理スロットを使
用している論理コールに対応するスロット番号SSが書き
込まれている。更新が不要な通常動作においては、IMTS
は以下の如く動作する。主メモリ時間は1書込みサイク
ルとこれに続く2読出しイクルのつの3サイクルに分割
される。書込みサイクルにおいては、主メモリ32のサン
プル部32aが書込み制御部34のPSカウン34aによりライン
40を介してアクセスされる。このサンプル部(RAM)32a
には、サンプル・レジスタ34bよりライン41介して供給
される各入力ンプルがそれぞれ対応する記憶場所に記憶
されている。読出しサイクルにおいては、主メモリ32の
サンプル部32a及びPS−SSテーブル部32bは共に読出し制
御部36によって生成されるアドレスによりライン42を介
してアクセスされる。基本的には、以下に説明するよう
に、読出し制御部36は最新のSSに対するPSを生成し、従
って最新のSSに割り当てられた通話に対応するサンプル
がライン44を介して空間交換装置段28(第5図)へ読出
される。
込み制御部34、読出し制御部36、及び更新制御部38に分
けることができる。主メモリ部32は2つの部分、即ちサ
ンプル部32a及びPS−SSテーブル(物理スロット−スイ
ッチ・スロット変換テーブル)部32bに分けられ、これ
らはいずれも普通のラダム・アクセス・メモリ(RAM)
を用いて実施することができる。これらの両部分とも、
ワード数はトランクのフレームにおける物理スロット
(PS)数と同じである。サンプル部32aの記憶内容は、P
S毎に対応するタイムスロットで入力トランクを介して
供給される最新のデータ音声サンプルである。PS−SSテ
ーブル部32bには、各PS毎に、その時物理スロットを使
用している論理コールに対応するスロット番号SSが書き
込まれている。更新が不要な通常動作においては、IMTS
は以下の如く動作する。主メモリ時間は1書込みサイク
ルとこれに続く2読出しイクルのつの3サイクルに分割
される。書込みサイクルにおいては、主メモリ32のサン
プル部32aが書込み制御部34のPSカウン34aによりライン
40を介してアクセスされる。このサンプル部(RAM)32a
には、サンプル・レジスタ34bよりライン41介して供給
される各入力ンプルがそれぞれ対応する記憶場所に記憶
されている。読出しサイクルにおいては、主メモリ32の
サンプル部32a及びPS−SSテーブル部32bは共に読出し制
御部36によって生成されるアドレスによりライン42を介
してアクセスされる。基本的には、以下に説明するよう
に、読出し制御部36は最新のSSに対するPSを生成し、従
って最新のSSに割り当てられた通話に対応するサンプル
がライン44を介して空間交換装置段28(第5図)へ読出
される。
読出し制御部36は空間交換装置の速度で動作するSSカ
ウンタ36aを有する。このSSカウンタとしては通常のバ
イナリカウンタ・チップが使用される。SS番号はルック
アップRAMテーブル(SS−PSテーブル)36bを用いてPS番
号に変換される。このテーブルとしては通常のRAMチッ
プが用いられる。このテーブルによる変換は各SSがどの
PSを使用するかを表すものである。このSS−PSテーブル
36bより得られるPS番号はライン42を介して主メモリ32
をアクセスするためのアドレスとして用いられ、これに
よりサンプル部32a中のサンプル及びPS−SSテーブル32b
中のSS番号がアクセスされる。このSS番号をアクセスす
る理由は次の通りである。即ち、SS(スイッチ・スロッ
ト)の数はPS(物理スロット)の数より多いので、テー
ブル36b中に同じPSが2回以上現れる可能性がある。そ
うすると、同じサンプルが2回以上空間交換装置に読出
される結果を招く。これを防ぐために、主メモリ32のテ
ーブル32bよりライン46上に読み出されるSS番号を、比
較器48においてライン50を介してカウンタ36aより入力
されるSS番号と比較する。両SS番号が等しければ、その
サンプルは交換装置を介して送出され、ライン52上のア
クティブ・ビットが1にセットされる。両SS番号が一致
しなければ、アクティブ・ビットがゼロにセットされ
て、OMTSに対しそのサンプルを破棄するよう指示する。
主メモリ32は各PS番号に付き1つのSS番号が書き込まれ
ているから、所与のPSからのサンプルはセットされたア
クティブ・ビットと共に1度だけ空間交換装置の機構を
介して送られる。ここでは、ライン52上のアクティブ・
ビットは空間交換装置の機構を介して行先ポートへサン
プルのエキストラ・ビットとして送られる。
ウンタ36aを有する。このSSカウンタとしては通常のバ
イナリカウンタ・チップが使用される。SS番号はルック
アップRAMテーブル(SS−PSテーブル)36bを用いてPS番
号に変換される。このテーブルとしては通常のRAMチッ
プが用いられる。このテーブルによる変換は各SSがどの
PSを使用するかを表すものである。このSS−PSテーブル
36bより得られるPS番号はライン42を介して主メモリ32
をアクセスするためのアドレスとして用いられ、これに
よりサンプル部32a中のサンプル及びPS−SSテーブル32b
中のSS番号がアクセスされる。このSS番号をアクセスす
る理由は次の通りである。即ち、SS(スイッチ・スロッ
ト)の数はPS(物理スロット)の数より多いので、テー
ブル36b中に同じPSが2回以上現れる可能性がある。そ
うすると、同じサンプルが2回以上空間交換装置に読出
される結果を招く。これを防ぐために、主メモリ32のテ
ーブル32bよりライン46上に読み出されるSS番号を、比
較器48においてライン50を介してカウンタ36aより入力
されるSS番号と比較する。両SS番号が等しければ、その
サンプルは交換装置を介して送出され、ライン52上のア
クティブ・ビットが1にセットされる。両SS番号が一致
しなければ、アクティブ・ビットがゼロにセットされ
て、OMTSに対しそのサンプルを破棄するよう指示する。
主メモリ32は各PS番号に付き1つのSS番号が書き込まれ
ているから、所与のPSからのサンプルはセットされたア
クティブ・ビットと共に1度だけ空間交換装置の機構を
介して送られる。ここでは、ライン52上のアクティブ・
ビットは空間交換装置の機構を介して行先ポートへサン
プルのエキストラ・ビットとして送られる。
更新制御部38は、制御ワード検出部38a及びLN−SS(R
AM)テーブル38bよりなる。制御ワード検出部38aは入力
トランクに制御要求が現れた時これを検出すると共に、
その要求に対する関連パラメータを取得する機能を有す
る。実際のシステムでは、この制御ワード検出部38aは
ラッチと簡単なロジックとの組合せにより実施される。
制御要求は、例えば特定のPSにおける論理コールの起動
(アクティブ)要求、あるいはいずれかの論理コールの
イナクティブ要求等である。この前者の場合は、PS番号
は制御ワードによって暗示され、LNは制御ワードにより
アドレスされるPSスロット中のデータの一部をなす。後
者の場合は、PS番号のみが必要で、制御ワードにより暗
示される。これらの両番号は更新制御部38の制御ワード
検出部38bにラッチされる。制御ワード検出部38bにより
LN及びPSが共にラッチされるたならば、LNは続いてルッ
クアップRAM38bを用いてSS番号に変換される。更新制御
部38は主メモリ32の書込みサイクルの1つを使用し、そ
の書込みサイクルにおいては読出し制御部36及び主メモ
リのPS−SSテーブル32bはいずれもイナクティブであ
る。通話がアクティブになると、ライン54上のSS番号
が、ライン42を介して制御ワードライン56のPS番号によ
りアドレスされるところに従い、主メモリ32のPS−SSテ
ーブル32bに書き込まれる。これと同時に、読み出し制
御部36のSS−PSテーブル36bにも、カウンタ36aからの対
応するSSをライン60を介してアドレスとして用いること
により、ライン58を介してPS番号が書き込まれる。通話
がイナクティブの時は、主メモリ32のPS−SSテーブル32
bのみがアクセスされる。このテーブルの対応するアド
レスには、現用のすべての使用可能なSS番号と異なる何
らかのダミーSS番号が記憶されている。これによって、
この特定PSについては比較器48で絶対に一致の結果を生
じることがないようになっている。
AM)テーブル38bよりなる。制御ワード検出部38aは入力
トランクに制御要求が現れた時これを検出すると共に、
その要求に対する関連パラメータを取得する機能を有す
る。実際のシステムでは、この制御ワード検出部38aは
ラッチと簡単なロジックとの組合せにより実施される。
制御要求は、例えば特定のPSにおける論理コールの起動
(アクティブ)要求、あるいはいずれかの論理コールの
イナクティブ要求等である。この前者の場合は、PS番号
は制御ワードによって暗示され、LNは制御ワードにより
アドレスされるPSスロット中のデータの一部をなす。後
者の場合は、PS番号のみが必要で、制御ワードにより暗
示される。これらの両番号は更新制御部38の制御ワード
検出部38bにラッチされる。制御ワード検出部38bにより
LN及びPSが共にラッチされるたならば、LNは続いてルッ
クアップRAM38bを用いてSS番号に変換される。更新制御
部38は主メモリ32の書込みサイクルの1つを使用し、そ
の書込みサイクルにおいては読出し制御部36及び主メモ
リのPS−SSテーブル32bはいずれもイナクティブであ
る。通話がアクティブになると、ライン54上のSS番号
が、ライン42を介して制御ワードライン56のPS番号によ
りアドレスされるところに従い、主メモリ32のPS−SSテ
ーブル32bに書き込まれる。これと同時に、読み出し制
御部36のSS−PSテーブル36bにも、カウンタ36aからの対
応するSSをライン60を介してアドレスとして用いること
により、ライン58を介してPS番号が書き込まれる。通話
がイナクティブの時は、主メモリ32のPS−SSテーブル32
bのみがアクセスされる。このテーブルの対応するアド
レスには、現用のすべての使用可能なSS番号と異なる何
らかのダミーSS番号が記憶されている。これによって、
この特定PSについては比較器48で絶対に一致の結果を生
じることがないようになっている。
第6図のIMTSには独特の多くの長所がある。その一つ
は、このIMTSはリアルタイム動作が可能となるような高
速動作が可能であり、これによって通話のアクティブ、
イナクティブの切り換えを単一のTDMフレーム内で行う
ことができると言うことである。この性質は音声伝送に
とっては不可欠ではないが、データ伝送にとっては必要
な性質であり、従ってこのIMTS回路は音声/データ統合
における境界管理に使用することができる。このIMTS回
路のもう一つの重要な長所は、特定のPSで新しいコール
がアクティブになる度にそれまでそのPSを用いていた旧
コールをサーチしてイナクティブにする必要がないと言
うことである。新しいコールがアクティブになると古い
コールは自動的にイナクティブ化される。このIMTS回路
のさらにもう一つの長所は、高位のコントローラから1
つのテーブルだけを、即ち更新制御部38のLN−SSテーブ
ルだけを更新すればよいと言うことである。読出し制御
部36のSS−PSテーブル36bは特定初期値に対して初期化
する必要さえない。主メモリ32のPS−SSテーブル32bだ
けは、すべてのダミーSS番号に対して初期化しなければ
ならない。
は、このIMTSはリアルタイム動作が可能となるような高
速動作が可能であり、これによって通話のアクティブ、
イナクティブの切り換えを単一のTDMフレーム内で行う
ことができると言うことである。この性質は音声伝送に
とっては不可欠ではないが、データ伝送にとっては必要
な性質であり、従ってこのIMTS回路は音声/データ統合
における境界管理に使用することができる。このIMTS回
路のもう一つの重要な長所は、特定のPSで新しいコール
がアクティブになる度にそれまでそのPSを用いていた旧
コールをサーチしてイナクティブにする必要がないと言
うことである。新しいコールがアクティブになると古い
コールは自動的にイナクティブ化される。このIMTS回路
のさらにもう一つの長所は、高位のコントローラから1
つのテーブルだけを、即ち更新制御部38のLN−SSテーブ
ルだけを更新すればよいと言うことである。読出し制御
部36のSS−PSテーブル36bは特定初期値に対して初期化
する必要さえない。主メモリ32のPS−SSテーブル32bだ
けは、すべてのダミーSS番号に対して初期化しなければ
ならない。
次に、第7図により出力部変更時間交換装置(OMTS)
30について説明する。OMTSは出力トランク、即ち出リン
クを行先とする全ての論理コールの音声サンプルを採集
する。そして、アクティブ・コールの場合、OMTS30は空
き物理スロット(PS)があればこれを選択し、そのコー
ルのサンプルを出力トランクを介して送る。さらに、OM
TS30はPSを異なるコールまたはイナクティブ状態に割り
当てる都度、必ず出リンクの多端側のIMTSに前述のスロ
ット割り当てプロトコルに従って制御信号を送る。
30について説明する。OMTSは出力トランク、即ち出リン
クを行先とする全ての論理コールの音声サンプルを採集
する。そして、アクティブ・コールの場合、OMTS30は空
き物理スロット(PS)があればこれを選択し、そのコー
ルのサンプルを出力トランクを介して送る。さらに、OM
TS30はPSを異なるコールまたはイナクティブ状態に割り
当てる都度、必ず出リンクの多端側のIMTSに前述のスロ
ット割り当てプロトコルに従って制御信号を送る。
実際のOMTS回路は、レジスタ、カウンタ、ラッチ、比
較器、フリップフロップ、マルチプレクサ、及びRAM等
普通の既製部品で構成される。空間交換装置28を介して
入力されるサンプルはサンプル・メモリ62に記憶され、
そこから読み出される。サンプル・メモリ時間は2書込
みサイクルとこれに続く1読出しサイクルの3つのサイ
クルに分割される。変更が全く不要な通常動作時には、
各スイッチ・スロット(SS)毎にサンプルが入力ラッチ
64にラッチされ、SSカウンタ70のライン68上の書込みア
ドレスに従いライン66を介してサンプル・メモリ62に書
き込まれる。読出し期間においては、サンプルはライン
72を介し、マルチプレクサ(MUX)74を通って出力トラ
ンク上へ読出される。ライン76上の読込みアドレスはPS
−SS(変換)テーブル78により得られ、このテーブル78
はPSカウンタ82によりライン80を介してアドレス指定さ
れる。
較器、フリップフロップ、マルチプレクサ、及びRAM等
普通の既製部品で構成される。空間交換装置28を介して
入力されるサンプルはサンプル・メモリ62に記憶され、
そこから読み出される。サンプル・メモリ時間は2書込
みサイクルとこれに続く1読出しサイクルの3つのサイ
クルに分割される。変更が全く不要な通常動作時には、
各スイッチ・スロット(SS)毎にサンプルが入力ラッチ
64にラッチされ、SSカウンタ70のライン68上の書込みア
ドレスに従いライン66を介してサンプル・メモリ62に書
き込まれる。読出し期間においては、サンプルはライン
72を介し、マルチプレクサ(MUX)74を通って出力トラ
ンク上へ読出される。ライン76上の読込みアドレスはPS
−SS(変換)テーブル78により得られ、このテーブル78
はPSカウンタ82によりライン80を介してアドレス指定さ
れる。
新しいサンプルが入力ラッチにラッチされる度に、ラ
イン84上のアクティブ・ビットと循環シフトレジスタ86
(SR)に記憶されている状態フラグとが比較される。こ
のシフトレジスタは空間交換装置28の速度、即ちSSレー
トで動作する。この比較は比較器88によって行われる。
そして、両ビットが等しければ、それ以上何の動作も行
われない。両ビットが等しくなければ、そのSSを占有す
る論理コールに状態変化が起こっていると判断される。
この場合は、論理コールがイナクティていなければ、以
下の動作が行われる。即ち、書要がある。前者、即ちコ
ールがイナクティブになる場合は、フリップフロップF1
(90)及びF2(92)によってそのフレーム内の他のコー
ルに変化が生じていなければ、以下の動作が行われる。
即ち、書込み制御回路94の制御下において状態が変化し
たSSに対応するPSがSS−PS変換テーブル96より共通バス
99を介して後入れ先立し(LIFO)メモリ98へ読み込まれ
る。共通バス99はPS−SSテーブル78への書込みアドレ
ス、SS−PSテーブル96への読出し/書込みデータ、LIFO
メモリ98への読出し/書込みデータ、及びレジスタ97の
制御ワード部97aへの書込みデータ用として用いられ
る。PSがLIFOメモリ98に読み込まれると、このメモリは
他のコールによる使用のために解放される。これと同時
に、フリップフロップF1(90)がセットされ、SR86の中
の状態フラグが更新/更新フリップフロップ95のリセッ
トによって「0」にセットされる。また、制御ワード部
97aは読み込まれたばかりのPS番号を有する新しい制御
ワードによって更新される。PS−SSテーブル78の内容の
変更は不要である。
イン84上のアクティブ・ビットと循環シフトレジスタ86
(SR)に記憶されている状態フラグとが比較される。こ
のシフトレジスタは空間交換装置28の速度、即ちSSレー
トで動作する。この比較は比較器88によって行われる。
そして、両ビットが等しければ、それ以上何の動作も行
われない。両ビットが等しくなければ、そのSSを占有す
る論理コールに状態変化が起こっていると判断される。
この場合は、論理コールがイナクティていなければ、以
下の動作が行われる。即ち、書要がある。前者、即ちコ
ールがイナクティブになる場合は、フリップフロップF1
(90)及びF2(92)によってそのフレーム内の他のコー
ルに変化が生じていなければ、以下の動作が行われる。
即ち、書込み制御回路94の制御下において状態が変化し
たSSに対応するPSがSS−PS変換テーブル96より共通バス
99を介して後入れ先立し(LIFO)メモリ98へ読み込まれ
る。共通バス99はPS−SSテーブル78への書込みアドレ
ス、SS−PSテーブル96への読出し/書込みデータ、LIFO
メモリ98への読出し/書込みデータ、及びレジスタ97の
制御ワード部97aへの書込みデータ用として用いられ
る。PSがLIFOメモリ98に読み込まれると、このメモリは
他のコールによる使用のために解放される。これと同時
に、フリップフロップF1(90)がセットされ、SR86の中
の状態フラグが更新/更新フリップフロップ95のリセッ
トによって「0」にセットされる。また、制御ワード部
97aは読み込まれたばかりのPS番号を有する新しい制御
ワードによって更新される。PS−SSテーブル78の内容の
変更は不要である。
以上の動作が完了した時点では、LIFOメモリ98には他
の論理コールが自由に使用することのできる新しいPS番
号が入っている。対応するSSの状態フラグSR86は「0」
にセットされている。F1(90)はセットされ、これによ
って次のフレームにおけるアクティブからイナクティブ
への他の変化をは阻止され、新しい制御ワードが伝送可
能な状態となる。このワードは次のフレームの最初のPS
で送られる。この伝送が行われると、F1(90)及びF2
(92)がライン93を介して再度リセットされ、アクティ
ブからイナクティブへの新しい変化が起こり得る状態と
なる。
の論理コールが自由に使用することのできる新しいPS番
号が入っている。対応するSSの状態フラグSR86は「0」
にセットされている。F1(90)はセットされ、これによ
って次のフレームにおけるアクティブからイナクティブ
への他の変化をは阻止され、新しい制御ワードが伝送可
能な状態となる。このワードは次のフレームの最初のPS
で送られる。この伝送が行われると、F1(90)及びF2
(92)がライン93を介して再度リセットされ、アクティ
ブからイナクティブへの新しい変化が起こり得る状態と
なる。
イナクティブからアクティブへの論理コールがの変化
が起こると、その変化はSR86中の状態フラグとアクティ
ブ・ビットとを比較器88によって比較することにより検
出される。フリップフロップF2(92)により指示される
ところによって、同じフレーム内でイナクティブからア
クティブへの他の変化が起こっておらず(アクティブか
らイナクティブへの変化は起こり得る)、かつLIFOメモ
リ98が空でなければ、読出し制御回路91によって以下の
動作が行われる:(a)LIFOメモリ98の内容がバス99上
に読出され、PS−SSテーブル78の書込みアドレス及びSS
−PSテーブル96の書込みデータとして用いられる。LIFO
メモリを使用しているため、同じフレーム内で他のいず
れかのSSがイナクティブになると、新たにアクティブと
なったSSは必ず同じPS番号を使用する結果となる。この
ように、ある特定のPSにおける新しいコールのアクティ
ブへの変化はそれまで同じPSを用いていた旧コールのイ
ナクティブへの変化を意味するから、2種類の変化、即
ちアクティブの変化とイナクティブへの変化を単一のフ
レーム内に組み入れることができる。(b)次に、フリ
ップフロップF2(92)がセットされ、SR86の対応する状
態フラグが「1」にセットされる。(c)新しい制御ワ
ードがバス99を介して制御レジスタ97の制御ワード部97
aへ書き込まれ、SS−LNテーブル89より制御レジスタ97
の論理番号部97bへ論理番号が書き込まれる。コールの
イナクティブへの変化の場合は、新しい制御ワードは前
に書き込まれたワードに上書きすることができる。
が起こると、その変化はSR86中の状態フラグとアクティ
ブ・ビットとを比較器88によって比較することにより検
出される。フリップフロップF2(92)により指示される
ところによって、同じフレーム内でイナクティブからア
クティブへの他の変化が起こっておらず(アクティブか
らイナクティブへの変化は起こり得る)、かつLIFOメモ
リ98が空でなければ、読出し制御回路91によって以下の
動作が行われる:(a)LIFOメモリ98の内容がバス99上
に読出され、PS−SSテーブル78の書込みアドレス及びSS
−PSテーブル96の書込みデータとして用いられる。LIFO
メモリを使用しているため、同じフレーム内で他のいず
れかのSSがイナクティブになると、新たにアクティブと
なったSSは必ず同じPS番号を使用する結果となる。この
ように、ある特定のPSにおける新しいコールのアクティ
ブへの変化はそれまで同じPSを用いていた旧コールのイ
ナクティブへの変化を意味するから、2種類の変化、即
ちアクティブの変化とイナクティブへの変化を単一のフ
レーム内に組み入れることができる。(b)次に、フリ
ップフロップF2(92)がセットされ、SR86の対応する状
態フラグが「1」にセットされる。(c)新しい制御ワ
ードがバス99を介して制御レジスタ97の制御ワード部97
aへ書き込まれ、SS−LNテーブル89より制御レジスタ97
の論理番号部97bへ論理番号が書き込まれる。コールの
イナクティブへの変化の場合は、新しい制御ワードは前
に書き込まれたワードに上書きすることができる。
ライン87及び85上に現れる制御ワード及びLNは、適切
なPSでMUX論理演算装置83の制御下においてマルチプレ
クサ(MUX 74)を介し出力リンク上へ送られる。制御ワ
ードは、PS No.1で送られ、LNは番号が制御ワードの一
部として入れられているスロットで送られる。制御ワー
ドが送られる時はF1(90)及びF2(92)は再度「0」に
セットされる。
なPSでMUX論理演算装置83の制御下においてマルチプレ
クサ(MUX 74)を介し出力リンク上へ送られる。制御ワ
ードは、PS No.1で送られ、LNは番号が制御ワードの一
部として入れられているスロットで送られる。制御ワー
ドが送られる時はF1(90)及びF2(92)は再度「0」に
セットされる。
システムを動作させるには、それに先立ってSS−LNテ
ーブル89を通話セットアップ手順の一部として高位のレ
ベルのプロセッサにより更新しなければならない。LIFO
メモリ98は全てのPS番号を含むよう初期化すべきであ
る。制御レジスタ97及シフトレジスタ86は「0」にセッ
トする必要がある。その他のメモリの初期化は不要であ
る。
ーブル89を通話セットアップ手順の一部として高位のレ
ベルのプロセッサにより更新しなければならない。LIFO
メモリ98は全てのPS番号を含むよう初期化すべきであ
る。制御レジスタ97及シフトレジスタ86は「0」にセッ
トする必要がある。その他のメモリの初期化は不要であ
る。
本願で開示説明した交換装置の入出力段の構成によれ
ば、効率的でコスト効果の優れたマルチホップTASIシス
テムを得ることができる。
ば、効率的でコスト効果の優れたマルチホップTASIシス
テムを得ることができる。
第1図はスロット割り当て機構のTDMフレーム構造の説
明図、第2図は第1図のフレーム構造のスロットをイナ
クティブ状態に割り当てる場合の説明図、第3図は第1
図のフレーム構造のスロットをアクティブ状態に割り当
てる場合の説明図、第4図はマルチホップTASIシステム
を簡略化して示す説明図、第5図は本発明による入力部
変更時間段(IMTS)及び出力部変更時間段(OMTS)を有
する時間−空間−時間交換装置のブロック図、第6図は
入力部変更時間段(IMTS)の詳細構成を示すブロック
図、第7図は出力部変更時間段(OMTS)の詳細構成を示
すブロック図である。 10……TDMフレーム、12……スロット、 14……制御スロット、 18……音声活動検出ユニット、 24……TST交換装置、26……IMTS、 28……空間交換装置部、30……OMTS、 32……主メモリ部、32a……サンプル部、 32b……PS−SS変換テーブル、 34……書込み制御部、34a……PSカウンタ、 34b……サンプル・レジスタ、 36……読出し制御部、36a……SSカウンタ、 36b……SS−PSルックアップ・テーブル、 38……更新制御部、 38a……制御ワード検出部、 38b……LN−SS変換テーブル、 48……比較器、62……サンプル・メモリ、 64……入力ラッチ、70……SSカウンタ、 74……マルチプレクサ、 78……PS−SS変換テーブル、 82……PSカウンタ、 86……状態フラグ・シフトレジスタ、 88……比較器、SS−LN変換テーブル、 90……フリップフロップF1、 92……フリップフロップF2、 94……書込み制御回路、 95……更新/変更フリップフロップ、 96……SS−PS変換テーブル、 97……制御レジスタ、97a……制御ワード部、 97b……論理番号部、98……LIFOメモリ。
明図、第2図は第1図のフレーム構造のスロットをイナ
クティブ状態に割り当てる場合の説明図、第3図は第1
図のフレーム構造のスロットをアクティブ状態に割り当
てる場合の説明図、第4図はマルチホップTASIシステム
を簡略化して示す説明図、第5図は本発明による入力部
変更時間段(IMTS)及び出力部変更時間段(OMTS)を有
する時間−空間−時間交換装置のブロック図、第6図は
入力部変更時間段(IMTS)の詳細構成を示すブロック
図、第7図は出力部変更時間段(OMTS)の詳細構成を示
すブロック図である。 10……TDMフレーム、12……スロット、 14……制御スロット、 18……音声活動検出ユニット、 24……TST交換装置、26……IMTS、 28……空間交換装置部、30……OMTS、 32……主メモリ部、32a……サンプル部、 32b……PS−SS変換テーブル、 34……書込み制御部、34a……PSカウンタ、 34b……サンプル・レジスタ、 36……読出し制御部、36a……SSカウンタ、 36b……SS−PSルックアップ・テーブル、 38……更新制御部、 38a……制御ワード検出部、 38b……LN−SS変換テーブル、 48……比較器、62……サンプル・メモリ、 64……入力ラッチ、70……SSカウンタ、 74……マルチプレクサ、 78……PS−SS変換テーブル、 82……PSカウンタ、 86……状態フラグ・シフトレジスタ、 88……比較器、SS−LN変換テーブル、 90……フリップフロップF1、 92……フリップフロップF2、 94……書込み制御回路、 95……更新/変更フリップフロップ、 96……SS−PS変換テーブル、 97……制御レジスタ、97a……制御ワード部、 97b……論理番号部、98……LIFOメモリ。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも伝送中の通話の論理チャネル番
号にそれぞれ対応する複数の物理スロットを各々有する
フレームの形式で伝送を行うための入力トランク及び出
力トランクと、上記入力トランクと出力トランクとの間
に設けられた時間−空−時間型の交換装置とを有し、上
記交換装置の空間交換装置部が少なくとも入力ポート及
び出力ポートを有すると共に複数個のスイッチ・スロッ
トを具備したマルチホップTASI(時間割り当て音声挿
間)システム用の通信ネットワークにおいて、上記交換
装置が、 入力端及び出力端と、これらの入力端及び出力端をそれ
ぞれ上記入力トランク及び上記空間交換装置部の入力ポ
ートに結合する手段とを有すると共に、上記入力トラン
クの上記フレーム中のイナクティブ/アクティブ通話の
サンプルを採取し、且つこれらの通話サンプルに付随す
る物理スロットを上記空間交換装置部の所定のスイッチ
・スロットにマッピングするための手段を具備した入力
部変更時間段(IMTS)と、 入力端及び出力端と、これらの入力端及び出力端をそれ
ぞれ上記空間交換装置部の上記出力ポート、及び上記出
力トランクに結合する手段とを有する出力部変更時間段
(OMTS)と、 上記IMTSが上記所定のスイッチ・スロットのうちの選択
されたスイッチ・スロットのアクティブかイナクティブ
かの状態の変化を示す信号を上記空間交換装置部を介し
て上記OMTSに供給し、上記OMTSが上記IMTSからの信号に
応答して、状態に変更があることを示す上記選択された
スイッチ・スロットの各通話サンプルのために、上記出
力トランクのフレーム中の物理スロットの割り当ての変
更を示すための手段と を具備することを特徴とする通信ネットワーク。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/390,122 US5016247A (en) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | Multihop time assigned speech interpolation (TASI) system for telecommunication networks |
US390122 | 1995-02-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371736A JPH0371736A (ja) | 1991-03-27 |
JP2607742B2 true JP2607742B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=23541155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2190892A Expired - Lifetime JP2607742B2 (ja) | 1989-08-07 | 1990-07-20 | 通信ネツトワーク |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5016247A (ja) |
EP (1) | EP0412327A3 (ja) |
JP (1) | JP2607742B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5644712A (en) * | 1991-06-05 | 1997-07-01 | International Business Machines Corporation | Indirect addressing of channels via logical channel groups |
FI95854C (fi) * | 1992-04-23 | 1996-03-25 | Nokia Telecommunications Oy | Menetelmä sekä digitaalinen ristikytkentäarkkitehtuuri SDH-signaalien ristikytkentää varten |
DE4221187A1 (de) * | 1992-06-27 | 1994-01-05 | Sel Alcatel Ag | Raum- und Zeit-Vermittlungselement und dessen Verwendung |
WO1996003816A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Ntt Mobile Communications Network Inc. | Procede et dispositif pour interrompre des informations audio dans un systeme de telecommunications mobile par satellite |
US5493565A (en) * | 1994-08-10 | 1996-02-20 | Dsc Communications Corporation | Grooming device for streamlining a plurality of input signal lines into a grouped set of output signals |
DE69940655D1 (de) * | 1998-02-26 | 2009-05-14 | Nippon Telegraph & Telephone | Durchschaltevermitteltlungsnetz |
DE19825076C2 (de) * | 1998-06-04 | 2001-08-02 | Siemens Ag | Verfahren zur komprimierten schnurlosen Kommunikation zwischen einer Basisstation und einer Mehrzahl von Mobilteilen |
US6747959B1 (en) * | 1998-10-07 | 2004-06-08 | At&T Corp. | Voice data integrated mulitaccess by self-reservation and blocked binary tree resolution |
US6963545B1 (en) | 1998-10-07 | 2005-11-08 | At&T Corp. | Voice-data integrated multiaccess by self-reservation and stabilized aloha contention |
US7068633B1 (en) | 2000-07-14 | 2006-06-27 | At&T Corp. | Enhanced channel access mechanisms for QoS-driven wireless lans |
US7039032B1 (en) * | 2000-07-14 | 2006-05-02 | At&T Corp. | Multipoll for QoS-Driven wireless LANs |
US7068632B1 (en) | 2000-07-14 | 2006-06-27 | At&T Corp. | RSVP/SBM based up-stream session setup, modification, and teardown for QOS-driven wireless LANs |
US7031287B1 (en) * | 2000-07-14 | 2006-04-18 | At&T Corp. | Centralized contention and reservation request for QoS-driven wireless LANs |
US9215707B1 (en) * | 2010-09-20 | 2015-12-15 | Sprint Spectrum L.P. | Method and system for prioritizing time-division multiplexed communications resources at a femtocell |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE571303A (ja) * | 1957-09-26 | |||
JPS4933411B1 (ja) * | 1968-09-25 | 1974-09-06 | ||
US3956593B2 (en) * | 1974-10-15 | 1993-05-25 | Time space time(tst)switch with combined and distributed state store and control store | |
GB1530633A (en) * | 1974-12-30 | 1978-11-01 | Ibm | Digital switch apparatus for a communication network |
FR2367399A1 (fr) * | 1976-10-05 | 1978-05-05 | Materiel Telephonique | Central telephonique a commutation temporelle comportant un dispositif d'emission de signaux de service |
US4100377A (en) * | 1977-04-28 | 1978-07-11 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Packet transmission of speech |
US4281218A (en) * | 1979-10-26 | 1981-07-28 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Speech-nonspeech detector-classifier |
US4352957A (en) * | 1980-03-17 | 1982-10-05 | Storage Technology Corporation | Speech detector circuit with associated gain control for a tasi system |
US4701907C1 (en) * | 1986-02-03 | 2002-08-27 | Collins Mary | Dynamically reconfigurable time-space-time digital switch and network |
-
1989
- 1989-08-07 US US07/390,122 patent/US5016247A/en not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-07-18 EP EP19900113717 patent/EP0412327A3/en not_active Withdrawn
- 1990-07-20 JP JP2190892A patent/JP2607742B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5016247A (en) | 1991-05-14 |
JPH0371736A (ja) | 1991-03-27 |
EP0412327A3 (en) | 1992-04-01 |
EP0412327A2 (en) | 1991-02-13 |
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