JPS6258577B2 - - Google Patents

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JPS6258577B2
JPS6258577B2 JP2561981A JP2561981A JPS6258577B2 JP S6258577 B2 JPS6258577 B2 JP S6258577B2 JP 2561981 A JP2561981 A JP 2561981A JP 2561981 A JP2561981 A JP 2561981A JP S6258577 B2 JPS6258577 B2 JP S6258577B2
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JP2561981A
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JPS56132831A (en
Inventor
Ansonii Arubarezu Saado Josefu
Maabaagu Bensadon Josefu
Furanshisu Burenan Jon
Uiriamu Kuruugu Robaato
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPS56132831A publication Critical patent/JPS56132831A/ja
Publication of JPS6258577B2 publication Critical patent/JPS6258577B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/212Time-division multiple access [TDMA]

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は概して電気通信技術に係り、特に時分
割多元接続通信に関する。 一般に、時分割多元接続(TDMA)衛星通信
ネツトワークは多数の無線局を使用する。これら
の無線局は、地球衛星レピータに関連した無線エ
ネルギの時間同期バーストを送信し且つ該レピー
タから対応した変調情報を含むバーストの時分割
多重信号を受信することによつて上記レピータを
介した通信を行なう。無線信号ノードに関連した
多数の地球局は共用キヤリア周波数スペクトラム
を介して時間密度の高い情報信号のバーストを送
信する。衛星レピータはこの信号を受信した後、
シフトされたキヤリア周波数スペクトラムを介し
て同じ情報信号を送信し、地球局はこの信号を受
信する。各地球局には、そのバーストの送信のた
め並びにそれ自身のバースト及び他のバーストを
受信するために繰返して発生されるフレーム中に
特定の時間スロツトが割当てられる。 各地球局は、地球信号源からの音声線及び到来
デイジタル線との接続点を含む。これらの入力線
は、その局における衛星通信制御装置(SCC)
におけるデイジタル・データ・ポート及び音声ポ
ートに接続されている。SCCは時分割多元接
続・フオーマツトを用いたデイジタル伝送技術を
利用する計算機制御衛星通信スイツチング装置で
ある。TDMAフオーマツトによると、衛星にお
ける時間はフレームと指称される固定長ユニツト
に分割される。1つのトランスポンダに関連する
各地球局にはそのトラフイツク・バーストを送信
するためにフレームの一部が割当てられる。各ト
ラフイツク・バーストは該トランスポンダに関連
するすべての地球局によつて受信される。各地球
局のトラフイツク・バーストのために割当てられ
る時間の総量は各地球局毎に異なり、時間的に変
化させることもできる。フレームは、ネツトワー
ク中の活動している地球局から該ネツトワーク中
の1つ以上の他の地球局にトラフイツクを送信す
るため並びにネツトワーク制御及び同期情報の送
信のために割当てられる固定時間期間である。 衛星通信ネツトワークのためにTDMAフレー
ムを最も有効に使用するために、各ローカル地球
局のTDMAバースト持続時間の割当はローカル
の音声及びデータ・ポートによる要求の統計的評
価に基づいて行なわれる。ローカル局における実
際の音声及びデータ・ポートの要求は、その局に
割当てられたバースト持続時間を越える場合があ
り、この場合には、送信の準備ができていたいく
つかのメツセージを送信できず、これらを“凍
結”させてしまうことになる。例えば、特開昭51
−90207号公報(特公昭57−19919号公報)は、デ
イジタル化メツセージの増加を衛星リンクを介し
た再送信のために衛星通信制御装置に記憶するこ
とが開示されている。この公報に開示された発明
によれば、地球信号源からローカル局にロードさ
れる入力がその局に割当てられた送信バーストの
容量を越えると、トラフイツク負荷が凍結され
る。この公報に開示された装置では、データと音
声が競合した場合、データの方が優先的に送信さ
れ、連続音声(トークスパート)を初期音声とが
競合した場合には、連続音声の方を優先的に送信
する。聴取者に与える妨害は、音声活動の最初又
は最後の6msを削除する方が、連続音声(トー
クスパート)を中断するよりも小さくてすむ。し
かしながら、この公報に開示された装置は、各ポ
ートがTDMAバースト中に固定チヤネル位置を
有する必要がある。総チヤネル活動が増大したと
きに、音声活動圧縮(VAC)マスクを使用する
ことによつてのみ、所与のチヤネルの送信を省略
することができる。TDMAバーストにおいて送
信されるべきメツセージの優先順位を高い融通性
をもつて決定できる装置が必要である。 本発明の目的は、時間をフレームという単位時
間に分割し、このフレームをさらにチヤネルとい
う単位時間に分割し、送信すべき情報を発生する
時分割多元接続通信装置において、1フレームに
つき1チヤネル分より少い情報しか発生しない低
速データ・ポートから発生する情報を効率良く送
信し且つ該情報の送信し残しを最小にすることに
ある。 この目的を達成すめために、本発明による通信
制御装置は、次の構成要素(a)乃至(d)を具備する。 (a) 複数の低速データ・ポート(例えば、実施例
の19.2、9.6、4.8および2.4Kbpsデータ・ポー
ト)が発生した情報を記憶する送信バースト・
バツフア(例えば、実施例のTBB54)。 (b) 上記複数の低速データ・ポートが発生した情
報が上記送信バースト・バツフアに記憶される
位置を示すアドレスを記憶するアドレス記憶手
段(例えば、実施例のバースト優先順位RAM
100)。 (c) 上記複数の低速データ・ポートの情報を送信
するために割当てられたフレームを記憶すると
ともに各フレームの到来を示す信号を受けて、
上記複数の低速データ・ポートのうち到来フレ
ームを情報の送信に使用すべきデータ・ポート
(例えば、実施例の9.6Kbpsデータ・ポート)
の送信優先順位を高める信号を発生する優先順
位メモリ(例えば、実施例の低速データ優先順
位ROS120)。 (d) 上記アドレス記憶手段に記憶されたアドレス
のうち、上記優先順位メモリから送信優先順位
を高める信号が発生されたデータ・ポート(例
えば、実施例の9.6Kbpsデータ・ポート)のア
ドレスをそうでないデータ・ポート(例えば、
実施例の19.2Kbpsデータ・ポート)のアドレ
スよりも先に読出すアドレス読出制御手段(例
えば、実施例のポート種類カウンタ154、
ANDゲート156、フリツプフロツプ15
8、ANDゲート160および固定記憶位置ア
ドレス記憶装置162)。 本発明による通信制御方法は、 (イ) 複数の低速データ・ポートから発生した情報
の送信に使用すべきフレームを予め定め、 (ロ) 各到来フレームが上記複数の低速データ・ポ
ートのうちの第1データ・ポート(例えば、実
施例の19.6Kbpsデータ・ポート)から発生し
た情報の送信に使用すべく定められたフレーム
か検査し、 (ハ) 各到来フレームが上記複数の低速データ・ポ
ートのうちの上記第1データ・ポートよりもデ
ータ速度が低い第2データ・ポート(例えば、
実施例の9.6Kbpsデータ・ポート)から発生し
た情報の送信に使用すべく定められたフレーム
か検査し、 (ニ) 到来フレームが、上記第1データ・ポートか
ら発生した情報の送信には使用されないが、上
記第2データ・ポートから発生した情報の送信
に使用されることが検出されたときに、上記第
2データ・ポートから発生した情報の送信優先
順位を、上記第1データ・ポートから発生した
情報の送信優先順位よりも高くするものであ
る。 以下、添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。 時分割多元接続(TDMA)衛星通信システム
のためトランスポンダ衛星及び地球局の本発明に
関連する部分が第1回に概略的に示されている。
地球4の表面に設けられた補助地球局1及び2と
基準局3は同期衛星トランスポンダ5を介して通
信を行う。トランスポンダ5は地球4の表面の上
方約16202.5Km(22500マイル)の地球同期軌道中
を動く。基準局3は補助局1及び2に対して一定
不変のタイミングを維持するとともに補助局1及
び2にトラフイツク・チヤネルを割当てる。地球
局1,2及び3の間のTDMA通信は例えば第2
図に示されたようなフオーマツトを使用して行わ
れる。各地球局は地球信号源と到来デイジタル線
及び音声線を介して接続されている。これらの入
力線はそれぞれ第3図のブロツク図中に示された
衛星通信制御装置(SCC)のデイジタル・デー
タ・ポート14,16及び18並びに音声ポート
20に接続されている。SCC22は第2図に示
された時分割多元接続フオーマツトのためのデイ
ジタル伝送技術を使用する計算機制御衛星通信切
換装置である。第2図に示された時分割多元接続
フオーマツトはバースト・モデム24に出力され
る。バースト・モデム24は実時間ベースで
SCC22から受けるベースバンド信号をコード
化し且つ無線周波装置38と中間周波数でインタ
ーフエースをとる。バースト・モデム24は、受
信の間、無線周波装置26から受ける信号を復号
し且つベースバンド周波数でSCC22とインタ
ーフエースをとる。バースト・モデム24は
SCC22による送信の間オン状態及びオフ状態
にゲートされる。バースト・モデム24は、オン
周期バーストがTDMA動作モードに調和するよ
うに同一キヤリア周波数を使用して時分割ベース
で他の地球局のオン周期バーストとインターリー
ブされるので、デユーテイ・サイクルが低くな
る。 第2図のフオーマツトに示されているように、
時間はフレームと指称される15ミリ秒の単位時間
に分割される。トランスポンダ5と通信する各局
1,2及び3には、トラフイツク・バーストを送
信するためにフレームの一部が基準局3によつて
割当てられる。例えば、補助局1はそのトラフイ
ツク・バースト7を衛星トランスポンダ5に第1
の周波数で伝送し、衛星トランスポンダ5はネツ
トワークにおける他の各局2及び3にパス6及び
8を介して該トラフイツク・バーストを第2の不
干渉周波数で再伝送する。各トラフイツク・バー
ストは同一のトランスポンダ周波数で通信を行つ
ているすべての地球局によつて受信される。各地
球局のトラフイツク・バーストに割当てられる時
間の総量は地球局毎に異なるようにすることもで
き、また時間の経過とともに変化させることもで
きる。各地球局に割当てられる時間長は要求割当
装置によつて決定される。要求割当装置はネツト
ワーク全体のトラフイツク要求及び各局のトラフ
イツク要求を考慮して各地球局のフレームに割当
てられる時間の総量を統計に基づいて決定する。 第2図に示されているように、フレームはネツ
トワークの各能動局からネツトワーク内の1以上
の他の各局へのトラフイツクの伝送のため及びネ
ツトワーク制御及び同期情報の伝送のために割当
てられる固定時間期間からなる。15ミリ秒のフレ
ームは2種類のセグメントすなわち制御フイール
ド及びトラフイツク・フイールドに分割される。
各地球局からの情報のバーストは各フレーム内に
おいて時分割多元接続ベースで伝送される。各バ
ーストはチヤネルと指称される情報単位を含む。
この情報単位はそれぞれ512個の2進ビツトを含
む。 フレームの第1部分は制御フイールドである。
制御フイールドは10.5個のチヤネルの長さを有す
る。フレームの制御フイールドはフレーム基準バ
ースト(FRB)と5個の伝送基準バースト
(XRB)からなる。FRBは基準局によつて各フレ
ームにつき1回伝送される1/2個のチヤネルの長
さを有する保護時間(GRD)と2.5個のチヤネル
の長さのバーストからなる。FRBは21個の地球
局のための割当情報を含み、各フレームの始点を
マークする。FRBはフレームの同期を維持する
ために各地球局におけるSCC22によつて使用
される。なお、第2図中、(N)はフレーム番
号モジユーロ5を示す。 伝送基準バーストは、第2図に示されているよ
うにスーパー・フレームと指称される20個のフレ
ーム毎に1回各地球局によつて伝送される1/2個
のチヤネルの長さの保護時間と1個のチヤネルの
長さのバーストとからなる。各地球局には、該地
球局が伝送基準バーストをバーストする1つのフ
レーム制御フイールド中の固定位置が割当てられ
る。各地球局のSCC22は伝送クロツク同期を
維持するために伝送基準バーストを使用する。各
SCC22は、また基準局3に対しトランスポン
ダ容量に対するデマンド要求を伝送するために伝
送基準バーストを使用する。 第2図のフオーマツトをさらに参照するに、フ
レームのうち制御フイールドを除いた残りの部分
はトラフイツク・セグメントである。トラフイツ
ク・セグメントは各地球局1,2及び3からの単
一トラフイツク・バーストからなる。トラフイツ
ク・バーストの長さは可変である。その長さ及び
位置は基準局3によつてフレーム基準バースト中
に割当てられる。トラフイツク・バーストは地球
局1,2及び3によつてトラフイツク及び信号情
報を伝送するために使用される。トラフイツク・
フイールドのうちすべての補助局に対する割当て
が完了した後に残つた部分は未割当フイールドと
指称される。 フレーム・グループは5個のフレームからな
り、75ミリ秒という時間期間を有する。フレー
ム・グループはトランスポンダに関連する補助局
に対してバースト割当を伝送するためのタイミン
グ基準である。フレーム・グループは5個のフレ
ーム基準バーストを含み、各フレーム基準バース
トは105個のバースト割当を含む。フレーム・グ
ループはまた25個の補助局のそれぞれから基準局
に送られる25個の伝送基準バーストのためのスロ
ツトを含む。 第2図に示されているように、スーパーフレー
ムは4つのフレーム・グループからなり300ミリ
秒の時間期間を有する。スーパー・フレームはト
ラフイツク・バースト割当における変化のため及
び送信基準バーストのためのタイミング基準とし
て使用される。各地球局はスーパー・フレーム毎
に1回伝送基準バーストを伝送する。基準局3は
スーパー・フレーム中で4回繰返される割当の完
全なセツトを伝送する。 衛星通信制御装置の概説 第3図に示されたSCC22は5つの主要な機
能領域すなわち音声ポート20、データ・ポート
14,16及び18、デイジタル・スイツチ3
0、衛星通信プロセツサ(以下、SCPと略称)3
2及びタイミング及び初期同期装置34並びにこ
れに関連したバースト・モデム・インターフエー
ス回路36を有する。音声ポート20はこれに関
連したコール・プロセツサ28を含む。 第3図に示されているように、SCC22はポ
ート・アダプタ・サブシステム12を介して電話
設備と相互接続されている。さらに、事務機、端
末装置及びモデムからのデイジタル・データ線1
0がデータ・ポート14,16及び18に直接接
続されている。バースト・モデム・インターフエ
ース回路36は、バースト・モデム24、無線周
波端末装置26及びそのアンテナ38を介して目
的の地球局及びそのSCCへ向けて情報を伝送で
きるようにするために設けられている。モニタ及
び指令ループ42はSCP32から地球局の他のサ
ブシステムへの通信路を提供し、モニタ及び指令
ループ端末装置(以下、MCLTと略称)40は
他のサブシステムがループ42に接続できるよう
にする。 音成ポート20は、32キロビツト/秒
(Kbps)のサンプル速度(samplingrate)のデル
タ変調技術を使用してアナログ音声信号をデイジ
タル信号に変換する音声処理ユニツト(VPU)
25すなわち音声カードによつて組合わされて6
個の音声ポートとされる。逆に、VPU25は各
音声ポート毎に受信デイジタル信号をこれに対応
したアナログ信号に変換する。SCC22は例え
ば64個のVPU25すなわち384個の音声ポート2
0を取り扱うことのできる能力を有す。 データ・ポート14,16及び18はデータ源
の速度及びインターフエースが異なる3つの異な
つた種類のデータ・ポートである。データ・ポー
トはインターフエース及び速度に応じて3種類の
デイジタル・データ処理ユニツト(以下、DDPU
と略称)のうちの1つにパツケージングされる。
例えば、帯域統計が12288MbpsというSCCの総
合帯域より狭い場合には、SCC22は126個のデ
ータ・ポートすなわち63個のDDPU及びVPUと
DDPUの組合せをサポートできる。 音声ポート20及びデータ・ポート14,16
及び18はデイジタル・スイツチ30に接続され
た共通母線を共有している。デイジタル・スイツ
チ30は周期的且つ同期的に各ポート14,1
6,18及び20からバツフア作用を与える対象
たる伝送されるべき情報をサンプリングし、該情
報にバツフア作用を与えた後適当なポートに出力
する。共通母線44は8ビツト・バイト1個分の
帯域を有し且つデイジタル・スイツチ30とポー
トとの間で同時に受信と送信を行い得る全二重方
式がとられている。 説明の便宜上、SCC22中のポートのための
基本ビツト伝送速度が音声ポート20の32Kbps
というサンプリング速度と等しく、すべてのデー
タ・ポート14,16及び18はそれらの各デー
タ速度の大きさと音声ポートのサンプリング速度
の大きさとの関係によつて決定される数の音声等
価ポートとからなるものとする。例えば、
32Kbpsという基本音声ポート・サンプリング速
度の40倍である1280Mbpsというデータ速度を有
するデータ・ポートは40個の音声等価ポートと等
価であるとみなすことができる。第4図におい
て、音声等価ポートは一般的に参照番号21によ
つて示されているが、より高い速度のデータ・ポ
ートは基本音声等価ポート21のデータ速度の整
数倍である総合データ速度を有するいくつかの音
声等価ポート21の組合せと等価であることに留
意されたい。 デイジタル・スイツチ30は第4図により詳細
に示されている。デイジタル・スイツチ30は
SCP32の制御の下に動作する。SCP32はプロ
グラム記憶式汎用デイジタル計算機であり、デイ
ジタル・スイツチ30内におけるスイツチ制御メ
モリ(SCM)50と指称される接続マトリクス
を制御する。SCM50は特定のポート14,1
6,18又は20と目的の地球局のSCC22に
おける接続されたポートのアドレスとの対応を確
立する。SCM50に対するSCP32の制御部分
は第3図においてはデイジタル・スイツチ・アド
レシング及び制御装置31によつて一般的に示さ
れている。デイジタル・スイツチ30は伝送情報
にポート・アドレスを付加し且つ受信情報をアド
レスされたポートに向かわせる。SCM50を適
当にロード及びアンロードすることによつて、
SCP32はポイント・ツー・ポイント、マルチポ
イント、協議及び同報通信接続を確立することが
できるとともに、ローカルSCC中の他のポート
21とノード内通信を行い、TDMAネツトワー
ク中の他のSCCとノード間通信を行うことがで
きる。SCP32はまた読取専用記憶装置46から
直接どの音声ポート20へも話中可聴音及びダイ
ヤル可聴音を送ることができる。 音声のためのE信号線及びM信号線から導出さ
れる信号情報はコール・プロセツサ28を介して
SCP32に与えられる。SCP32は信号情報を累
積し、ソフトウエア・プロトコルを使用して目的
のSCC22との接続を確立する。 第3図のSCC22内には、デユアル・トーン
多周波及び多周波(DTMF及びMF)変換器48
を専用音声ポート20とコール・プロセツサ28
との間に接続できるようにする手段も設けること
ができる。送信器及び受信器により構成される変
換器48はDTMF/MFトーンを数字に変換でき
るとともに逆に数字をこれに対応したトーンに変
換することもできる。この数字は通常の回転ダイ
ヤル数字と同様にコール・プロセツサ28によつ
て処理される。DTMF/MFトランク音声ポート
を変換器48専用の音声ポートに、ノード内
(intranodally)接続することにより、変換された
DTMF/MF数字はコール・プロセツサ28を介
してトランクとSCP32の間で送受される。 第3図に示されたタイミング及び初期同期装置
34は、バースト・モデム・インターフエース回
路36を介して行われるバースト・モデム24と
デイジタル・スイツチ30の間の情報の送受を制
御する。タイミング及び初期同期装置34はまた
デイジタル・データ・ポート14,16及び18
のためのクロツクとして機能するとともに基準局
として示されたノード(node)と同期がとられ
るSCC22のすべての領域のための内部クロツ
クとして機能する。装置34はまたSCP32によ
るプログラム制御の下で衛星の初期同期(initial
acquisitior)を行い且つ衛星5の正しい同期化を
確保する。 モニタ及び指令ループ(MCL)42はSCP3
2によつて駆動され且つ動作が終了させられ、地
球局における他のサブシステムの状態を収集し、
監視し且つ制御するのに使用される。モニタ及び
指令ループ端末装置(MCLT)40は該サブシ
ステムがループ42に接続され得るようにする。 第3図に示されたシステム管理装置(以下、
SMFと略称)52は、ネツトワークを制御する
ものであり、専用データ・ポート及び衛星5を介
して各SCC22に接続されるとともに、SCP32
に接続された自動応答モデムに公衆交換電話回路
網を介して接続される。 SCCにおける音声トラフイツクの流れ 音声ポート20は1度に6つ音声処理ユニツト
25に結合させられる。音声処理ユニツト25は
各音声ポートに対する入来アナログ信号を
32Kbpsデイジタル・ビツト・ストリームに変換
し、該ビツト・ストリームを8ビツト・バイトに
フオーマツト化する。そして、アナログ接続が確
立した後、8ビツト・バイトはデイジタル・スイ
ツチ30に送られる。ノード間接続が行われる
と、すなわち衛星トランスポンダ5を介して別の
地球局のSCC22にある別の音声ポート20に
接続されるならば、送信ロケーシヨンにある音声
ポート20からのバイトは第4図に示される送信
バースト・バツフア(以下、TBBと略称)54
に入力される。TBB54はデイジタル・スイツ
チ30中に設けられ、音声ポート20からの60バ
イトと32ビツトの宛先アドレスが累積される。
512ビツトの完全なブロツク(音声信号を示す480
ビツトと宛先アドレスのための32ビツト)が
TBB54からバースト・モデム24に転送され
る。ノード内接続が行われると、すなわち、同じ
SCC22内の別の音声ポート20に接続されれ
ば、バイトはデイジタル・スイツチ30中の第4
図のノード内接続バツフア56に送られ、目的の
ローカル音声ポート20に伝送される。 SCC22からポート・アダプタ・サブシステ
ム12に転送される音声信号に対しては上記処理
は逆になる。音声処理ユニツト25は、デイジタ
ル・スイツチ30を介して同じSCC22内の別
の音声ポート20から又は遠隔の地球局のSCC
22からの音声信号を示すバイトを受ける。これ
らのバイトは32Kbpsのデータ速度で処理され、
音声処理ユニツト中において元のアナログ信号を
示すアナログ信号に変換される。音声処理ユニツ
ト25は6個の音声ポート20からの受信信号を
同時に処理できる能力を有する。音声ポート20
がオン・フツク状態で遊んでいるときには、交互
に“1”“0”が生じるパターンが音声ポート・
ユニツト復調装置に入力され、該復調装置は遊休
雑音レベルになる。 音声処理ユニツト25はまた各音声ポート20
のために音声活動圧縮(VAC)動作を行う。
VAC動作の目的は、到来アナログ音声信号によ
り音声活動が無いことが検出されたときに得られ
たデイジタル・ブロツクを送らないことによつて
異なつたSCC22間の所要の衛星リンク・チヤ
ネル容量を最小化することにある。デイジタル・
ブロツクを受ける音声処理ユニツト25は、送信
端音声処理ユニツトにおいてVAC動作が行われ
たときにアナログ信号への変換を行うためにビツ
ト・ストリーム中にバツクグラウンド雑音を示す
デイジタル・ブロツクを挿入する。VAC動作が
行われていないときの通常の受信速度は15ミリ秒
(すなわちTDMAフレーム)につき480ビツトで
ある。 SCC中のデイジタル・データ・トラフイツクの
流れ デイジタル・データ・ポート14,16及び1
8は事務機及びモデムと通信を行うことができ
る。デイジタル・データ処理ユニツト(DDPU)
は種々のデータ速度をサポートできるものであ
る。第1の種類のDDPU14はデータ速度が
2.4、4.8、9.6又は19.2Kbpsのデータ・ポートと
して動作する。第2の種類のDDPU16はデータ
速度が56、112又は224Kbpsのデータ・ポートと
して動作する。第3の種類のDDPU18はデータ
速度が448、1344及び1544Kbpsのデータ・ポート
として動作する。データ速度はSCP32によつて
プログラム可能に選択される。データ速度の統計
がSCCの総合デイジタル・スイツチ帯域である
12288Mbpsを越えなければ、SCC22は126個の
データ・ポートを維持できる。各データ・ポート
のデータ・バツフアは外部インターフエース・タ
イミングと内部SCCタイミングの差異を補償す
るために柔軟性を与えるとともにポートとデイジ
タル・スイツチ30の間において480ビツト・ブ
ロツクの情報を累積する。ポートとデイジタル・
スイツチ30の間において情報は1バイト幅の送
受信共通母線44を介して転送される。SCPプロ
グラム制御の下に順方向エラー訂正(FEC)コ
ードを選択的にデータ・ポートに印加することが
できる。 データ活動圧縮(DAC)が各データ・ポート
14,16及び18のために行われる。DACは
VACに類似している。フレーム中の各バイトが
前のフレームによつて伝送された最後のバイトと
同じならば、情報は伝送されない。目的のSCC
が予定通りブロツクを受信しなければ、該SCC
は前に受信した最後のバイトをそのブロツク期間
の間繰返し発生する。このようにして、遊び文字
及び反復情報を伝送しないので衛星リンク・チヤ
ネル容量を保全することができる。 デイジタル・スイツチの概説 デイジタル・スイツチ30の主な機能は、単一
のSCCに含まれるポート21間のノード内通信
をサポートするとともに、あるSCCに含まれる
ポート21と別のSCCに含まれるポート21と
の間のノード間通信をサポートすることである。
デイジタル・スイツチ30は1バイト幅の全二重
送受信母線44を介してポート21とインターフ
エースをとる。母線44は384×32Kbps全二重送
受信を可能にするものである。ポート21から送
信母線44Aを介して獲得される1バイトの送信
情報は第4図のノード内バツフア(INB)56中
に保持される。このバイトは次に第1ポートにノ
ード内接続された別のポート21に受信母線44
Bを介して与えることができる。また、この1バ
イトの送信情報は送信バースト・バツフア
(TBB)54に保持される。このバツフア54に
おいて、同じポート21から与えられた送信バイ
トは衛星5に送信される前に1つのチヤネルと等
価な60バイト・ブロツクに累積される。 DACが行われると、同じ内容の情報を伝送す
るのにDACを行わないときに比べてTDMAフレ
ーム中で実際に伝送される情報量が減るので、
SCC22は、ポート21がDACを行わずに動作
しているのに比較して少い数のチヤネルを割当て
ればよくなる。したがつて、送られるべきチヤネ
ルの数が特定の地球局におけるSCC22に割当
てられる数と越えることが可能となる。伝送を必
要とする送られなかつたチヤネルを有するこれら
のポート21は“凍結”状態にあると指称するも
のとする。凍結の可能性があるので、完全性に対
する要求が最も高い情報が最初に送られるように
ポート21には相対優先度が割当てられる。 衛星5に送られるトラフイツクは第4図の順方
向エラー訂正(FEC)及び巡回冗長コード
(CRC)エンコーダ58を使用してエラー保護す
ることができる。エンコーダ58によるコード化
はポート21毎に任意に選択できるものである。 衛星5に送られるすべてのトラフイツク・チヤ
ネルには、宛先アドレスが付加され直列化されて
バースト・モデム・インターフエース回路36に
入力される。エラー訂正の後トラフイツク・チヤ
ネルを受けると、宛先アドレスは受信アドレス解
釈装置60によつて検査されて情報の関連チヤネ
ルがこのSCC向けのものか否かが判断される。
該情報のチヤネルが実際にこのSCC向けの場合
には、このチヤネルは第4図の柔軟バツフア62
に置かれる。柔軟バツフア62は衛星5の軌道の
傾きの変動及び偏心に帰因する受信タイミングの
変動が受信路に影響を与えないようにするために
使用される。 柔軟バツフア62を通つた受信チヤネルは受信
バースト・バツフア(RBB)64に送られる。
特定の可聴音を記憶しているROS46、INB56
及びRBB64の内容は第4図に示された各ポー
ト21のための受信情報源となる可能性がある。 SCP32は、コール・メツセージを受けて衛星
伝送資源を局地的に割当てる制御プログラムを有
する。コール情報はE信号線及びM信号線を介し
てローカル・トランクから受けとるとともに衛星
5からの共通信号チヤネルを介して目的のSCC
から受ける。制御情報をデイジタル・スイツチ・
アドレシング及び制御装置31を介してデイジタ
ル・スイツチ30に与えることによつて接続が行
われる。SCP制御プログラムはまた伝送のための
コール活動情報とハードウエア状態情報を連続的
に収集してシステム管理装置(SMF)52に与
える。 SMF52はSCCハードウエアに対して間接的
監視及び制御能力を有する。SMF通信制御装置
は各SCC22に接続を行うデータ・リンク66
中の1次局であり、各SCC22を周期的にポー
リングする。データ・リンク66は専用分岐衛星
回路である。 デイジタル・スイツチの詳細説明 第4図に示されたデイジタル・スイツチ30は
音声及びデイジタル・データ・ポートとバース
ト・モデムの間の情報の送受動作をサポートし、
ポート間のノード内接続をサポートし、音声ポー
トに可聴音を与える。これらの動作のすべては、
SCPによつて特定され且つスイツチ制御メモリ
(SCM)50中に記憶されるパラメータを介して
SCP32によつて間接的に制御される。これらの
パラメータは、ノード内バツフア56を介してロ
ーカル・ポートに転送されるか又は送信バース
ト・バツフア54を介してバースト・モデムに転
送される前に保持されるべき情報の発生源たる特
定のローカル・ポート21を識別するとともに、
ローカル・ポートに戻される情報の情報源(すな
わち、ノード内バツフア56、受信バースト・バ
ツフア64又は可聴音ROS46)を識別する。 それぞれ6個の音声ポート20を有するVPU
25及びデータ・ポート14,16及び18は
SCC22内において第5図の音声/データ・ポ
ート(VDB)27に取付られている。第5図は
音声/データ・ボード27、送信バースト・バツ
フア54、ノード内バツフア56及び受信バース
ト・バツフア64の間の母線接続を示す。送信母
線44aは音声/データ・ボード27を送信バー
スト・バツフア54とノード内バツフア56に接
続する。送信バースト・バツフア54の出力は出
力母線45を介してFECエンコーダ58及び送
信源選択装置68に接続されている。 受信母線44bは音声/データ・ボード27の
入力を、可聴音ROS46の出力、ノード内バツ
フア56の出力及び受信バースト・バツフア64
の出力に接続されている。受信バースト・バツフ
ア64の入力は母線47を介して柔軟バツフア6
2に接続されている。 SCM50はそのRAM記憶位置のそれぞれの内
容として、ローカル・ポートの識別子、識別され
るポートの種類、1つのポートからのデータが送
信前に保持されるバツフア位置(ノード内バツフ
ア又は送信バースト・バツフアの区画)、受信デ
ータがポートに与えられる前に保持されるバツフ
ア位置(ノード内バツフア又は受信バースト・バ
ツフア区画)、ポートに与えられるべき可聴音の
識別子、及びその他の制御情報を記憶する。各
SCMのRAM位置は各バイトに0乃至5という数
字が付された6バイトの長さを有する。表は
SCMワード・フオーマツト中の各バイトの順序
(significance)を示す。
【表】 SCMワード中の各SCMバイトは8ビツトを含
む。SCM50内には420個のRAM記憶位置すな
わち項目(entry)がある。SCM中の1つの項目
は595ナノ秒毎に1回ずつアクセスされる。SCM
50全体は420×595ナノ秒すなわち250マイクロ
秒に1回走査される。この時間をSCM走査時間
と指称する。420個のSCM項目は、特定のSCCに
設けられた実際のポート21の数とは無関係に選
択される。 SCM項目の配列が第6図に示されている。ポ
ート21からデータが転送されるか又はポート2
1へデータを転送する384個のSCM項目が存在す
る。各SCM項目は、250マイクロ秒(595ナノ秒
×420)毎にポート21に1バイトの情報を与え
るか又はポート21から1バイトの情報を受け
る。したがつて、1つのSCM項目は32Kbpsデー
タ速度に等価な8ビツト/250マイクロ秒という
速度でポート21からデータを受けるか又はポー
ト21へデータを与える。母線44のデータ帯域
幅は12288Mbpsに相当する384×32Kbpsである。
これらのSCM項目に関連した送受信母線44の
時間をポート・アクセス・スロツトと指称する。 残り36個のSCM項目は、SCM50を更新する
ため又はポート21に制御情報を与えるための機
会をSCP32に与えるために取つておく。これら
36個のSCM項目のうち6個は、SCP32が1バ
イトの制御情報(状況と指称する)を特定のポー
ト21に転送できるようにするために取つておか
れる。6個の状況項目は、SCPがVPU25に関
連した6個の音声ポート20のいずれでもアクセ
スできるようにするのに必要なものである。これ
らの6個のSCM項目に関連した送受信母線44
の時間をポート状況スロツトと指称する。36個の
SCMポートの他の30個はSCP32がSCM50を
更新できるようにするためにとつておかれる。ど
の6バイトSCM項目でもこれら595ナノ秒スロツ
トのいずれの時間においても更新されることが可
能である。これら30個のSCM項目に関連した送
受信母線44の時間をSCM更新スロツトと指称
する。これらの項目は通常“0”にセツトされ使
用されない。ただし、SCM50が6個のSCM更
新スロツトを有するように構成されていれば、状
況スロツトに近接した位置にない24個の更新スロ
ツトをポート・アクセス・スロツトとして使用で
きる。SCM更新動作が係属していなければ、
SCMハードウエアはこれら30個の項目すべてを
ポート・アクセス項目として取扱うことができ、
これにより全体の帯域幅が広がる。 次に、音声ポート選択を実行するためのSCM
50の動作を説明する。各VPU25は1つのコ
ード化/復号モジユール(以下、CODECと略
称)をサポートし、CODECは6個の音声ポート
20をサポートする。各CODECは第7図に示さ
れているように6個の音声ポート20の出力を多
重化して送信母線44aに与える。所与の音声ポ
ート20からの新しい1バイトの情報を250マイ
クロ秒毎の送信のために得ることができる。所与
のVPU25に関連した6個の音声ポート20の
うちの1つからの1バイトの情報は250/6すなわ
ち約41マイクロ秒毎に得ることができる。受信母
線44bに関する動作も同様に多重化される。第
7図は音声カード(VPU)を示すとともに、例
えば音声ポート0が送信母線44aに1バイトを
与えることができ且つ第8図に示された受信母線
44bから1バイトを受けることができる時間で
ある1つの41マイクロ秒という時間期間の間に生
じる動作を示す。 すべてのVPU25はフレーム同期がとられ
る。すなわち、送信フレーム同期化によつて、す
べてのVPU25が同時にポート0を母線44に
とつて利用可能なものにする。1という番号が付
されたすべての音声ポートはこれより41マイクロ
秒遅れて母線41に利用可能なものとなる。特定
の音声ポート20は該ポートがアクセス可能な41
マイクロ秒時間期間の間に生じる64個の595ナノ
秒ポート・アクセス・スロツトのいずれか1つに
おいて選択され得る。 SCM50もまたフレーム同期がとられる。第
13図に示された母線スロツト・カウンタ70は
SCM50中の項目をアドレスするものであり、
送信フレーム同期時間に0に復帰しこれにより
SCM50の0番目の項目を選択する。この0番
目の項目はSCM50が完全に走査された後250マ
イクロ秒遅れて再び選択される。 SCM50の最初の64個のポート・アクセス項
目は0という番号が付されたすべての音声ポート
のための送受信動作を制御し、SCM50の第2
番目の64個のポート・アクセス項目は1という番
号が付されたすべての音声ポートのための動作を
制御する等である。 音声ポート20は1つの15ミリ秒フレーム中に
60回選択される。これらの選択の結果母線44に
与えられる60個のバイトはTBB54の1区画内
に累積される。TBB54の選択された区画は次
にトラフイツク・チヤネルの形で衛星5に送信さ
れる。したがつて、SCM50の各項目はTDMA
フレームにおける情報の1つのチヤネル(以下、
ポート・チヤネルと指称する)を作り出すものと
考えることができる。音声ポート20によつて母
線44に与えられる各バイトには、該バイトが音
声活動圧縮(VAC)闘値を越えたか否かを示す
標識が付加される。VAC闘値以下の信号はほと
んど情報を含まないので、このような信号は無視
できる。VAC闘値を越えることがなかつたチヤ
ネルは有益な情報を含まないので、TBB54か
ら送信されない。 RBB64はTBB54が送信動作のために行う
バツフア動作と類似した態様で衛星5からの情報
の受信に関してバツフア動作を行う。ローカル音
声ポート20向けの受信情報チヤネルはRBB6
4の1区画内においてバツフア作用を受ける。こ
のようにバツフア作用を受けた60個のバイトは次
に1つの15ミリ秒フレームの間に音声ポート20
に与えられる。チヤネルが受信されなければ、音
声活動圧縮が行われたものとみなされて、ローカ
ル音声ポート20にバツクグラウンド雑音が与え
られる。 次に、デイジタル・データ・ポート選択中の
SCM50の動作について説明する。デイジタ
ル・データ・ポート14,16又は18は表に
示されたようないくつかのデータ速度のうちの1
つで動作する。
【表】
【表】 SCM50の項目は32Kbps全二重データ速度を
サポートする。デイジタル・データ・ポートは
SCM50中のN個のこのような項目の大きさを
必要とする。ここで、Nは母線44から見たデー
タ・ポート速度を基本データ速度である32Kbps
で割り次の完全な整数となるように丸めたもので
ある。データ・ポート14,16又は18は250
マイクロ秒毎にN回、SCM50中の各関連した
項目に対して1回ずつ選択される。SCM50に
よつて選択が行われる毎に、データ・ポートは1
バイトを送信/受信する。これらのデータ・バイ
トはSCM50の各項目によつて示されるTBB5
4/RBB64の区画に累積され/取り出され
る。データ・ポート14,16又は18によつて
送信/受信される各N番目のバイトはTBB5
4/RBB64中の同じ区画と関連性がある。 デイジタル・データ・ポート14,16又は1
8から送信される各バイトには、現在転送中のバ
イトが直前のフレームの最後のバイトに等しいか
否かを示す標識が付加される。これをバイト単位
データ活動圧縮(DAC)ビツトと指称する。 チヤネルのすべてのバイトにバイト単位DAC
ビツトが付加されている場合、チヤネルは直前の
フレームの最後のバイトに含まれた情報以上に新
しい情報を含まないので、TBB54内において
それが記憶されている区画から伝送されることは
ない。このチヤネルは、受信地球局の目的のデイ
ジタル・データ・ポートにおいて直前のフレーム
中で受信された最後のバイトを記憶している受信
データ・ポートによつて再構成される。 表に示されているところからわかるように、
すべてのデータ速度において1つのフレーム中に
整数個のチヤネルを生じるとは限らない。整数個
のチヤネルを生じさせないデータ速度の場合、デ
ータ・ポート14,16又は18は所要の平均デ
ータ速度を得るためにフレームに生じるチヤネル
の数を変化させる。デイジタル・データ・ポート
は特定数のフレームのための特定のデータ速度に
関連したN個のチヤネルのうち(N−1)個のチ
ヤネルのみのデータを送ることによつてこれを行
う。N番目のチヤネルの選択はデータ活動圧縮を
意図するものである。したがつて、N番目のチヤ
ネルはデータ・ポートからTBB54へ又はTBB
54から衛星5に伝送されない。次のフレームに
おいて、N個のチヤネルはすべてデータ・ポート
からTBB54に転送される。表は、デイジタ
ル・データ・ポートが該ポートのデータ速度を平
均化しなければならない多数のフレームのうち各
フレームに関連したチヤネルの数を示す。 32Kbpsを越えるデイジタル・データ・ポート
速度を据置不可能データ速度と指称する。このよ
うなデータ速度においては、デイジタル・デー
タ・ポートはTDMAフレームに対して少くとも
1チヤネル分の情報を生じさせる。フレームに生
じたチヤネルの数の変動は特定のデイジタル・デ
ータ・ポートに対して1つより大きくなることは
ない。すなわち、フレームにはN又は(N−1)
個のチヤネルが生じることになる。同一速度で動
作するいくつかのデータ・ポート例えばN個のポ
ートはこのチヤネルの変動を大きくする。これ
は、これらが同期化されているためである。P個
のポートの場合には、変動はP個のチヤネルであ
る。 32Kbpsに等しいか又はこれより低いデータ速
度のデイジタル・データ・ポート14を据置可能
データ速度のデータ・ポートと指称する。このよ
うに比較的低いデータ速度の場合には、デイジタ
ル・データ・ポートはフレーム毎に必ず1チヤネ
ル分の情報を生じさせるとは限らない。同一速度
で動作するいくつかのデイジタル・データ・ポー
トはそれぞれ同一フレーム内に1チヤネル分の送
信情報を生じさせることができる。したがつて、
トラフイツク・チヤネル要求中にサージが生じる
可能性がある。この要求は、デイジタル・デー
タ・ポートがTBB54によつて別のチヤネル分
の送信情報を提供するフレームの前のフレームに
おいてTBB54の関連区画内に累積されたチヤ
ネル分の情報を伝送することによつて平滑にされ
る。したがつて、1つのチヤネルを送信/受信で
きるフレームが変化する可能性があるにもかかわ
らずこのように比較的低速度のデイジタル・デー
タ・ポート14であつて平均データ速度を維持で
きる。このようにして管理されるデイジタル・デ
ータ・ポートを据置可能データ・ポートと指称す
る。 このような据置可能モードで動作するデイジタ
ル・データ・ポートによつて発生される情報のチ
ヤネルはTBB54のこれに関連した区画内に記
憶される。第5図に示されているように、TBB
54は多数の音声等価ポートに対してA側におい
て1つのチヤネル及びB側において1つのチヤネ
ルを保持すよるうに十分なバツフア作用をなす
A/Bバツフアである。1つのフレームの間、
TBBのA側は多数の音声等価ポートからのチヤ
ネルを累積する。これと同じフレームの間、
TBBのB側はバースト・モデム24への送信に
利用可能である。次のフレームにおいて、TBB
のA側とB側の役割は逆転する。比較的低速度の
データ・ポート14のための据置可能データ・モ
ードの動作を説明するために、データ・ポートに
よつて発生される情報の1つのチヤネルは、1つ
のフレームの間TBB54のA側の区画位置Xに
記憶され、次のフレームの間TBB54のB側の
対応した区画位置Xに記憶されるものと仮定す
る。このようにすると、情報のチヤネルがどのフ
レームの間においても伝送のために確実に利用可
能なものとなる。情報のこのチヤネルは、据置可
能データ・ポート14が新しいチヤネル分の情報
を発生しこれをTBB54のB側に記憶させるフ
レームが生じるまで最も低い優先度で処理され
る。データ・ポート14が新しいチヤネル分の情
報を発生し且つこの情報をTBB54のB側に記
憶させるフレームが生じたときに、古いチヤネル
分の情報がいまだにTBB54のA側からバース
ト・モデム24へ送られていなければ(即ち
TBB54のA側にこれ以上データ・ポート14
の情報を記憶する余地が残されていなければ)、
この古いチヤネルの情報は最も高い優先度で処理
され、通信の完全性が維持されるようにチヤネル
がTBBからバースト・モデム24を介して送信
されるようにする。 次に、送信動作における情報バツフア作用につ
いて説明する。SCM50によつて選択されたポ
ート21は送信母線44aに1バイトの情報を与
える。選択されたポート21が音声ポート20な
らば、情報バイトには適当なバイト単位DACビ
ツトが付加される。選択されたポートがデイジタ
ル・データ・ポート14,16又は18ならば、
情報バイトには適当なバイト単位DACビツトが
付加される。送信母線44aの内容はINB56に
書込まれるとともに、ポート21によつて選択さ
れたSCM50中の項目によつて示されるTBB5
4の区画に書込まれる。 第9図は、例えば56Kbpsのデータ・ポート1
6のためのメツセージ経路割当てを示す。第10
図は、56Kbpsのデイジタル・データ・ポート1
6が衛星5を介してポイント・ツー・ポイントで
動作しているときにデイジタル・データ・ポート
16によつて発生される1チヤネル分の情報が1
つのTDMAスーパーフレーム中にどのようにフ
オーマツト化されるのかを示す。56Kbpsのデイ
ジタル・データ・ポートは2つの音声等価ポート
21を提供する(すなわち、N=2)。第9図及
び第10図において、P1及びP2はこの特定の
ポートに関連するSCM50中2の2つの項目に
よつて示されるTBB54とINB56中の区画を示
す。表に示されているように、ポート16はス
ーパーフレームの第1のTDMAフレーム内にお
いて1チヤネル分の情報をデイジタル・スイツチ
30に転送し、次の3つのTDMAフレーム内に
おいて2チヤネル分の情報を転送する。このパタ
ーンが繰返され、その結果得られた平均データの
速度は56Kbpsである。目的の地球局の受信ポー
トは送信ポート16と同期がとられ、1チヤネル
分の情報が送られてくることを予期する。 56Kbpsのポート16が2チヤネル分の情報を
転送するTDMAフレーム内において、SCM50
の第1/第2項目に関連した選択が行われると、
データはP1/P2TBB区画に保持される。目
的の局における受信ポートは送信ポート16と同
期がとられ、2チヤネル分の情報が送られてくる
ことを予期する。予定の2チヤネル分の情報を受
信しなかつた目的のポートはこれら2つのチヤネ
ルに対してDACがなされているものとみなす。 要するに所要の平均データ速度を得るためにデ
イジタル・スイツチ30に1チヤネル分の情報を
与えるのを管理するのはデータ・ポート16であ
る。 INB56は同一のSCC22に関連したポート2
1間を伝送されるすべての情報に対してバツフア
動作を行う。INB56はSCM50によつて選択さ
れる384個の音声等価ポートのそれぞれに対して
A側に1バイトをB側に1バイトを保持するよう
に十分なバツフア動作を行うA/Bバツフアであ
る。SCM50全体が1回走査される間(250マイ
クロ秒の間)INB56の一方の側、例えばA側は
SCM50によつて選択された384個の音声ポート
のそれぞれから1つのバイトがロードされる。
INB56の他の半分すなわちB側は(可聴音ROS
46及びRBB64とともに)ポート21のため
の受信情報源として利用可能である。SCM50
の次の走査においては、INB56のA側及びB側
の役割は逆転する。ポート21からの各送信バイ
トに付加されるバイト単位VACビツトはINBロー
ド・アレイ72と指称されるアレイに保持され
る。INBロード・アレイ72はINB56中の各バ
イトのためにVAC又はキヤリア検出表示子を保
持する384個の区画を有するA/Bバツフアであ
る。このアレイの内容はポート21のために行わ
れる受信情報源の選択に影響を与える。 SCM50は音声等価ポート21をINB56、
RBB64及びTBB56の1つの区画に関連付け
る。同一SCC22内においてノード内通信を行
う2つのポート21にはINB56のN個の区画対
が割当てられる(1つの音声等価ポートの場合に
は、Nは1である)。したがつて、SCM50全体
の1回の走査の間にに、ポート21はN個のバイ
トをINB56に書込み(これらのバイトは次の
SCM走査中に他のポートによつて読取られる)、
N個のバイトを読出す(これらのバイトは前の
SCM走査中にINBに他のポートによつて書込まれ
たものである)。第11図及び第12図はノード
内通信を行う2つの音声等価ポートX及びYを示
す。ポートX及びYには区画P(偶数値)及び
(P+1)(奇数値)がそれぞれ割当てられる。
SCM50の偶数番目の走査中、ポートXはINB5
6のA側の位置Pに書込み、INB56のB側の位
置Pから読取りを行う。同様に、ポートYはINB
56のA側の(P+1)位置に書込み、INB56
のB側の(P+1)位置から読取る。SCMの次
の走査中、ポートXはINB56のB側の(P+
1)位置に書込み、INB56のA側の(P+1)
位置から読取る。同様に、ポートYはINBポート
56のB側のP位置に書込み、INB56のA側の
P位置から読取る。一対の区画間におけるこのよ
うな交互動作は、第11図及び第12図に示され
ているようにINB56内においてのみ行われる
が、TBB54又はRBB64内においては行われ
ない。このようにして、ローカル・ポートはそれ
が通信を行つている別のローカル・ポートによつ
て前のSCM走査中にINB56に記憶させられた情
報をアクセスする。 次に、送信バースト・バツフア54の動作につ
いて説明する。バースト・モデム24に送られる
べきポート21によつて発生されるすべての情報
はTBB54中に累積される。TBB54は多数の
音声等価ポート21のためにA側において1つの
チヤネルを保持し且つB側の1つのチヤネルを保
持するように十分なバツフア動作を行うA/Bバ
ツフアである。1つのTDMAフレームの間に、
TBB54のA側は多数の音声等価ポート21か
らの1チヤネル分の情報を累積する。同じ
TDMAフレームの間、TBB54のB側は1チヤ
ネル分の情報をバースト・モデム24に送信する
のに使用可能となる。次のTDMAフレームにお
いては、TBB54のA側及びB側の役割は逆転
する。 第5図に示されているように、TBB54はモ
ジユール化される。2つのTBBユニツトは衛星
5への送信を予定している128個の音声等価ポー
ト21を補助するのに必要な記憶グループを構成
する。 第5図に示されているように、TBB記憶グル
ープ(以下、TBB対と略称)は一対のポート・
ボード27の動作をサポートする。 ポート・バースト優先順位割当の概説 次に、衛星通信のためのポート・バースト優先
順位割当について説明する。所与の数の能動ポー
ト21にとつて、ポート速度のみが考慮すべきこ
とである場合には、どのチヤネルが送信されるか
は衛星に要求される能力(容量)によつて決定さ
れる。しかしながら、衛星チヤネル容量に対する
要求を最小化するためには、冗長な送信を指摘し
てこれを除去するために使用される音声活動圧縮
(VAC)とデータ活動圧縮(DAC)をも考慮しな
ければならない。384個の音声等価ポートがすべ
てノード内通信を行うときにデイジタル・スイツ
チ30はこれらすべてのポートをサポートできる
ので、情報圧縮に対する必要性は衛星トラフイツ
クのみに関連する。VAC又はDACを行うと、
SCC22に割り当てられたチヤネル数よりも実
質的に多くの情報を伝送することが可能である。
VAC及びDACを行わないときに、現在衛星通信
を必要とする情報が音声等価ポート21から伝送
されない状態が生じたとき該ポート21は凍結さ
れたポートと指称する。凍結の可能性があるの
で、完全性に対する要求が最も高い情報が最初に
TDMAバースト中で送られるように、ポート2
1に相対優先順位が割当てられる。 SCM50は音声等価ポート21を識別し該ポ
ート21をTBB54の特定の区画に関連付け
る。SCM50は、音声等価ポート21に対し、
3つのポート種類コードのうちの1つを割当て
る。すなわち、SCM50は、音声等価ポート2
1が実際にはデータ・ポート14であれば、据置
可能データ・ポートを示すコードを割り当て、デ
ータ・ポート16又は18であれば、据置不可能
データ・ポートを示すコードを割り当て、音声ポ
ート20であれば、音声ポートを示すコードを割
り当て、これらのコードを自らのバイト2の記録
位置に記憶する。なお、据置可能データ・ポート
を示すコードには、2.4K、4.8K、9.8K及び19.2K
データ・ポートをそれぞれ示す4種類のコードが
ある。SCM50は384個の音声等価ポートのそれ
ぞれを1つの15ミリ秒TDMAフレーム中で60回
走査する。各ポート種類に対してはSCMによつ
て特定の走査が使用され、該ポート種類の活動を
検査し、衛星5に送信されるべき情報のチヤネル
を含むTBB54中の関連区画のリストを形成す
る。特定のポート種類に関連した送信リストに
TBB54の区画があらわれる順序は、SCM50
における活動のために音声等価ポート21が走査
された順序の関数である。 特定の送信リスト内のバースト順序は後入れ先
出し(LIFO)である。送信リスト間のバースト
順序はポート種類すなわち相対優先順位の関数で
ある。 送信優先レベルは0、1、2及び3と命名され
る、優先レベル0は最も高い優先レベルであり、
SCP32によつて発生された信号情報チヤネルが
関連するレベルである。優先レベル1は最も高い
ポート・トラフイツク優先レベルであり、
TDMAバースト順位ではレベル0の次に続く。
レベル1は32Kbpsより大きいデータ速度を有す
るデータ・ポート16及び18から発生されたデ
イジタル・データが関連するレベルである。ただ
し、音声ポートであつてもデイジタル・ポートで
あつてもレベル1の優先順位が付され得ることに
留意されたい。 音声ポート20が、1つのフレームの間に活動
が有れば送信リスト中に該ポートの情報を記憶す
るTBB54の区画アドレスが含められる。デー
タ・ポートが、1つのフレームの間に前のフレー
ムと異なるデータを発生すれば、送信リスト中に
該ポートの情報を記憶するTBB54の区画アド
レスを含められる。バイト単位VACビツトは、
バイト単位毎に活動無ならば“1”(オン)を、
活動有ならば“0”(オフ)を示す。前のバイト
についてのバイト単位VACビツトと現在のバイ
トについてのバイト単位VACビツトとの論理積
が正式のVACビツト(第14A図及び第14B
図の線85並びに第20A図の線131に出力さ
れるもの)となる。バイト単位DACビツトは、
各バイト毎に、前のバイトと同じならば“1”
(オン)を、前のバイトと異なるならば“0”(オ
フ)を示す。現在のバイトについてのバイト単位
DACビツトと、前のバイトについてのバイト単
位DACビツトとの論理積が正式のDACビツト
(第14A図及び第14B図の線85に出力され
るもの)となる。従つて、後述のように1つの
TDMAフレームの最後の(60番目)のSCM走査
の間、VACビツト及びDACビツトをチエツクす
ることにより、そのTDMAフレームの間の音声
ポートの活動の有無並びにそのTDMAフレーム
の間データ・ポートが同じデータを発生し続けて
いたか否かを検出できる。 レベル2の優先順位はバースト順序のレベル1
の次に続くものであり、音声ポートが通常関連す
るレベルである。連続音声(talkspurt)の早い
時期に凍結が生じることにより話が消失すること
は連続音声中の遅い時期に話が消失するのに比較
して聴取者に対する不快感が小さいことが証明さ
れている。凍結が連続音声のはじめに生じるよう
にするために、持続時間が45ミリ秒を越える連続
音声には新しい連続音声より高い優先順位が与え
られる。 音声メツセージに対する優先サブレベルは、サ
ブレベル0がレベル2優先グループ内で最も高い
優先順位となるように構成される。サブレベル0
は45ミリ秒又はこれより長い連続音声持続時間に
対応し、サブレベル1は30乃至45ミリ秒の連続音
声持続時間に対応し、サブレベル2は15乃至30ミ
リ秒の連続音声持続時間に対応し、サブレベル3
は15ミリ秒より短い連続音声持続時間に対応す
る。 レベル2サブレベル0を“古い音声”と指称す
るものとする。他のサブレベルを集合的に“新し
い音声”と指称するものとする。新しい連続音声
に付される音声サブレベルは該連続音声が古いリ
ストに入るまで順次に高められ、該連続音声はそ
の送信が終了するまで古いリストにとどまる。 優先レベル3は最も低い優先レベルであり、据
置可能なデータに割当てられるレベルである。
32Kbpsのデータ速度より低い速度で動作するデ
ータ・ポート14のみが据置可能である。レベル
3は4つの優先サブレベルからなる。これらのサ
ブレベルは32Kbpsより低い各データ速度にそれ
ぞれ対応して設けられている。サブレベル0はレ
ベル3優先グループのうち最も高いものである。
サブレベル0は19.2Kbpsデータ・ポートに対応
する。サブレベル1は9.6Kbpsデータ・ポートに
対応する。サブレベル2は4.8Kbpsデータ・ポー
トに対応する。サブレベル3は2.4Kbpsデータ・
ポートに対応する。 ポート14が1つのTDMAフレームの間に前
のTDMAフレームの最後のバイトと同じバイト
を発生し続ければ(すなわち当該TDMAフレー
ムにおけるDACビツトが“1”(オン)なら
ば)、当該ポート14から発生されたデータが記
憶されるTBB54の区画アドレスが優先レベル
3の送信リストには含められないが、ポート14
が1つのTDMAフレームの間に前のTDMAフレ
ームの最後のバイトとは異なるバイトを発生する
と(即ち、当該TDMAフレームにおけるDACビ
ツトが“0”(オフ)ならば)、当該ポートから発
生されたデータが記憶されるTBB54の区画ア
ドレスが優先レベル3の送信リストに含められ
る。 優先レベル0、1及び2に対するサービスが終
了した後残りの容量が利用可能なTDMAバース
トの部分においてレベル3の要求がサービスを受
ける。レベル3のデータ・ポートであつて、その
伝送速度から見て、前に発生したデータの送信を
これ以上据置くことができないときには(換言す
れば、そのポートのデータを送信すべきTDMA
フレームにおいては(表参照))、レベル1の優
先順位でサービスを受ける。すなわち、チヤネル
分の情報の優先順位は、該情報が確実に送信され
且つ通信の完全性が維持されるようにするために
高められる。 ポート優先順位割当装置 第14A図及び第14B図はポート優先順位割
当装置74をSCM50及びTBB54と組合わせ
て示す詳細ブロツク図である。バースト・リスト
の形成及びバースト・リストの送信において
SCM50が果す役割をよりわかりやすく示すた
めに、第13図には、表に示された各SCM項
目中の6個の各バイトの機能を含ませるように第
6図のSCMの構成が示されている。識別(ID)
78(これは各ポートを識別するコードである)
ポート種類80及び区画アドレス82と命名され
たSCM50からの出力は、第14A図及び第1
4B図のバースト優先順位割当装置の動作の説明
のために使用される。さらに、モジユーロ420カ
ウンタで構成されるスロツト・カウンタ70は第
1の出力としてスロツト計数値出力75を有す
る。出力75は0から419までの値をとり、SCM
50のこれに対応する番号0乃至419の項目をア
クセスする。また、スロツト・カウンタ70は、
スロツト計数値75が419に達する毎に増加するバ
イト走査計数値77である第2出力を有する。バイ
ト走査計数値は、所与の音声等価ポート21から
これに対応したTBB区画54に転送されるチヤ
ネル分のトラフイツク当りのバイト数を計数し、
0から60までの値をとる。これらの出力は次に説
明するようにポート優先順位割当装置に接続され
ている。 SCM50から線82を介して与えられるTBB
区画アドレスは区画レジスタ102を介してアド
レス・レジスタ104に入力し、ここでバースト
優先順位RAM100をアドレスするために使用
される。送信リストに含まれる区画アドレスはア
ドレス・レジスタ104からデータ・レジスタ1
06に転送され、ここからバースト優先順位
RAM100に書込まれる。RAM100内におい
て区画アドレスが順次配列されたリストが形成さ
れ、衛星へのバースト・ポート・トラフイツクに
使用される。 バースト優先順位RAM100の構成が第15
図に示されている。RAM100は2つの同一領
域に分割される。これは、一方の領域の送信リス
トからバーストすること(bursting)を可能にす
ると同時に他の領域に同じ種類の送信リストを形
成できるようにするためである。各領域は区画チ
エーン領域103及び103′と初期ポインタ領域101又
は101′を含む。初期ポインタ領域101、101′は固
定記憶位置初期ポインタ・セクシヨン101aとバー
スト配列初期ポインタ・セクシヨン101bとから
なる。区画アドレスはトラフイツク・バーストの
間にバースト優先順位RAMから読み取られ、
RAMレジスタ・フアイル122に書き込まれ
る。区画アドレスはここから次区画レジスタ12
4に転送される。送信スペース信号バツフア12
6は、第2図に示されている各トラフイツク(音
声又はデータ)(480ビツト)のそれぞれの宛先ア
ドレス(32ビツト)を記憶している。次区画レジ
スタ124は、次にバーストすべき480ビツトの
トラフイツクをTBB54から読み出すために
TBBアドレス・レジスタ128に次区画アドレ
スを供給する一方、上記次にバーストすべき480
ビツトのトラフイツクの宛先アドレスを送信スペ
ース信号バツフア126から読み出すために該バ
ツフア126に次区画アドレスを供給する。次区
画レジスタ124はTBBアドレス・レジスタ1
28に信号を供給する。レジスタ128は線45
を介してバースト・モデム・インターフエース回
路36にポート・トラフイツクをバーストとして
いる間にTBB54をアドレスするために使用さ
れる。 基本送信リスト形成シーケンス 送信リスト形成は、SCM50のスロツト・カ
ウンタ70による走査と同期がとられた状態で第
14図のポート優先順位割当装置中で行われる。
データ・ポート14,16及び18の情報チヤネ
ルの送信順序を示す送信リストの形成には、
SCM50を1回走査する必要がある。音声ポー
ト20の情報チヤネル(連続音声)の送信順序を
示す送信リストの形成には、SCM50を2回走
査する必要がある。SCM50を1回通過する間
における送信リスト形成のためのステツプの基本
シーケンスは次の通りである。 (1) SCM50の走査の開始点において、デー
タ・レジスタ106が0にクリアされる。 (2) SCM50中の各項目がSCMスロツト計数値
75によつてアクセスされるとき、該項目からの
区画アドレス82が区画レジスタ102にロー
ドされる。 (3) 各区画アドレスが区画レジスタ102からア
ドレス・レジスタ104に転送される。このと
きアドレス・レジスタ104内において“最後
の項目”と指称されるビツトがオンになる。 (4) ポート14,16,18及び20から受信し
たVAC/DACビツト85がオフのときには、デ
ータ・レジスタ106の内容がアドレス・レジ
スタ104中の区画アドレスによつて特定され
るバースト優先順位RAM100の記憶位置103
に書き込まれ、その後、アドレス・レジスタ1
04の内容がデータ・レジスタ106に
VAC/DACビツト85がオンのときには、待ち
行列制御ROS88から書込可能信号が出力さ
れないので、データ・レジスタ106中の区画
アドレスはバースト優先順位RAM100に書
込まれない。 (5) SCMスロツト計数値75を0から419まで変化
させる走査の間中SCM50に対する各アクセ
スに対してステツプ2、3及び4が繰返され
る。ステツプ4において、区画アドレスがバー
スト優先順位RAM100に書込まれていれ
ば、続いて行われるアドレス・レジスタ104
への転送の際、“最後の項目”ビツトがオフと
なる。 (6) SCMスロツト計数値75が419という値に到達
するSCM50の走査の終点において、デー
タ・レジスタ106の内容がバースト優先順位
RAM100の固定記憶位置初期ポインタ領域
101aにおける形成中の特定のリストのための適
当な記憶位置に書込まれる。 上述のシーケンスの結果、ポート活動を示す区
画アドレスの連係リストが形成される。固定記憶
位置初期ポインタ領域101a中にはリスト・ヘツダ
が含まれる。 第16図は上述のように形成される送信リスト
の簡単な例を示す。この例では、リストに含まれ
るべき条件を満たした区画アドレスがSCM50
の走査の間、4−10−2−6の順に生じたもの
と仮定している。区画アドレス4がアドレス・レ
ジスタ104に入力されたとき、クリアされてい
たデータ・レジスタ106の内容がバースト優先
順位RAM100の区画チエーン領域103の記憶位
置に記憶されるが、この項目は送信リストの一部
とはみなされないので、第16図には示されてい
ない。そして、区画アドレス4はアドレス・レジ
スタ104からデータ・レジスタ106に転送さ
れる。この際“最後項目”ビツトがオンとなる。
これは、前の区画アドレスがバースト優先順位
RAM100に書き込まれなかつたからである。 区画アドレス10がアドレス・レジスタ104
に入力されると、データ・レジスタ106の内容
すなわちオン状態の“最後項目”ビツトが付加さ
れた区画アドレス4がバースト優先順位RAM1
00の記憶位置10に書き込まれる。そして、区画
アドレス10がアドレス・レジスタ104からデ
ータ・レジスタ106に転送される。ただし、こ
のとき、“最後項目”ビツトはオフである。同じ
態様で、区画アドレス2によつて区画アドレス1
0が位置2に記憶され、区画アドレス6によつて
区画アドレス2が位置6に記載される。 SCMスロツト計数値75が419という値をとる
SCM50の走査の終点において、オフ状態の
“最後項目”ビツトが付加された区画アドレス6
を含むデータ・レジスタ106の内容は、バース
ト優先順位RAM100の適当な固定アドレス初
期ポインタ記憶位置101aに記憶される。これによ
り、この特定のリストのための送信リスト形成シ
ーケンスが終了する。 リストに含まれるべき条件を満たす区画アドレ
スが1つのみの場合、この区画アドレスはオン状
態の“最後項目”ビツトが付加された固定アドレ
ス初期ポインタ記憶位置101aに記憶される。この
ような区画アドレスが存在しない場合、クリアさ
れたデータ・レジスタ106の内容が初期ポイン
タとして記憶される。これは無効区画アドレスで
あるTBB54中の区画アドレス0に相当し、空
リストと認識される。 送信リストをバーストしている間におけるアク
セスの順序が第16図中に矢印で示されている。
初期ポインタはリストへの入口点として使用す
る。各項目はリスト中の次の区画アドレスに対す
るポインタだけでなくバーストされるべきTBB
54中の区画アドレスを提供する。オン状態の
“最後項目”ビツトが付加された項目はリストの
終点に到着したことを示す。 次に、特定のポートを特定のバースト・リスト
に入れて待機させるべきか否かを判断する第14
A図及び第14B図のポート優先順位割当装置の
構成要素について説明する。第17A図及び第1
7B図はバースト・リスト形成及び送信のための
タイミング図であるが、これらの図を参照するこ
とによつてポート優先順位割当装置の動作をより
理解できるであろう。各音声ポートが32Kbpsで
動作してフレーム当りちようど1チヤネル分の60
個の8ビツト・バイトの情報を発生させることは
前述したSCMの構成及び音声ポート及びデイジ
タル・ポートの動作から明らかであろう。 スロツト・カウンタ70は音声ポート20にお
けるサンプリングと同期がとられた状態でフレー
ム当り60回の割合でSCM50全体を走査する。
VAC85がオンでない状態で音声ポート20の
音声活動が行われる限り、ポート優先順位割当装
置はフレーム当り60個の8ビツト・バイトを連続
的に行列状に並べて待機させることができる。 同様に、32Kbps以上のデータ速度を有する高
速データ・ポートはフレーム当り少くとも1チヤ
ネル分の60個の8ビツト・バイトを発生する。特
定の高速データ・ポートのためのデータ速度が
32Kbpsの整数倍でないときには、データ・ポー
ト18は該ポート中に記憶されたパターンに基づ
いてフレーム当りN又は(N−1)チヤネル分の
情報をデイジタル・スイツチ30に送信する。
(N−1)チヤネル分の情報が送信されるべきと
きには、省略されるN番目のチヤネル分の情報の
かわりにオン状態(“1”)のDACビツトが送信
される。このように、線85のVAC又はDACビ
ツトが“0”(オフ)のときに、ポート種類80
が音声又は高速度データであることが表示される
特定のSCM項目に遭偶すると、バースト優先順
位RAM100は該ポートのための区画アドレス
を対応したバースト・リストに挿入するように付
勢される。 32Kbpsより低いデータ速度を有する低速デー
タ・ポートに対しては異なつた動作が行われる。
これらのデータ・ポートはフレーム毎に1チヤネ
ル分の情報を発生しないが所定数のフレームにわ
たつてデータ・ポート14のバツフア14′に1
チヤネル分のデータを累積し、その後このチヤネ
ル分のデータがデイジタル・スイツチ30に伝送
される。したがつて、どのフレームにおいて特定
の種類の低速データ・ポートがそのチヤネル分の
情報をデイジタル・スイツチ30に伝送しようと
予定しているかを知ることが必要である。 ここで、バースト・リスト形成動作のより良き
理解のために、第6図に示されたSCM構成と第
17A図及び第17B図に示されたタイミング図
を参照されたい。SCM構成の説明のところで述
べたように、SCMはSCMスロツト計数値線75
を介してスロツト・カウンタ70によつてアクセ
スされる0乃至419という番号が付された420個の
項目を有する。SCM50全体にわたる各走査に
おいて、SCM50は、その出力線82に発生す
る区画アドレスによつて特定されるTBB54中
の区画に、それに対応した音声等価ポート21か
らの8ビツト・バイト情報を記憶させるために、
当該ポート21を線78を介してポート識別コー
ドによつて付勢する。この時点においては、
TBB54に記憶されている情報のためのバース
ト順序は決定されていない。しかしながら、
TBB中に記憶されている高速データ、低速デー
タ、音声等種々の情報の相対優先順位によつて、
優先順位が高い情報がより確実に送信され且つ必
要ならば優先順位の低い情報を犠牲にできるよう
な順序付けがこの情報を衛星へバーストすること
に与えられる。 第14A図及び第14B図には、420個のSCM
の項目を連続的にアドレスするためにSCMスロ
ツト計数値75を介してSCM50に接続されたス
ロツト・カウンタ70が示されている。バース
ト・リスト形成の一例として、SCM走査計数値
75が0乃至419を41回計数し、バイト走査計数値
77が41という値を有するものとする。第17A図
及び第17B図のタイミング図によれば、41番目
の走査の間、SCM50が、ポート種類出力線8
0に音声ポートを示すコードを発生し且つ音声ポ
ート20が線85にオフ状態(“0”)のVACビ
ツトを出力すると、待ち行列制御ROS88が線
94に待ち行列形成可能信号を出力する。この信
号は書込可能信号として線136を介してバース
ト優先順位割当RAM100に送信される。SCM
50から線82に出力されるこれに対応する
TBB区画アドレスは区画レジスタ102に入力
され、アドレス・レジスタ104及びデータ・レ
ジスタ106を介してバースト優先順位RAM1
00中のこの種の音声ポート20のために作成中
のバースト・リスト内に配列され待機される。バ
イト走査計数値復号ROS86がバースト優先順
位RAM100に付勢信号を与えるこの41番目の
走査の間スロツト・カウンタ70が419まで計数
してこれをSCMスロツト計数値75として出力し
た後、SCM50における41番目の走査の終了点
に到達したという状態がSCMスロツト計数値線
75を介してスロツト計数値復号ROS114に
表示される。この時点において、リスト・ポイン
タ制御装置112の入力に接続されたバイト走査
計数値77線によつて示されるように、最後の音声
ポートのTBB区画アドレスがこの種の音声ポー
トに対応した固定記憶位置初期ポインタ・アドレ
ス101aで指定されるバーストRAM優先順位
RAM100中に記憶されるべきことがスロツト
計数値復号ROS114からリスト・ポインタ制
御装置112に通知される。リスト・ポインタ制
御装置112によつて発生される初期ポインタ・
アドレスはレジスタ・フアイル108を介してア
ドレス・レジスタ104に入力され、最後の音声
ポートのTBB区画が固定記憶位置初期ポインタ
101aに記憶される。これによりこの特定の音
声ポート・リストの形成が完了する。この種の音
声ポートがフレームの一部の間活動しフレームの
他の部分の間活動しなければすなわちフレームの
間間欠的に活動する場合、待ち行列制御ROS8
8に接続された音声活動メモリ96には、その特
定の音声ポートがフレームの少くともある部分の
間能動的となつたこと、及びこの種のポートが活
動について検査されているSCM走査の間ポート
活動の条件が満足されている事が記憶される。 高速データ・ポート16又は18に対しても同
様の動作が行われる。 第17B図に示されているように、56、57、58
又は59番目のSCM走査において低速データ・ポ
ートが検査されているとき、現在のフレームに対
する特定のフレーム計数値が認識されなければら
ない。これは、表に示されているように、低速
データ・ポートが40個のフレーム期間のうちの特
定のフレームの間のみそれらのチヤネル分の情報
を送信するからである。フレーム計数値は線91
を介して低速データ制御ROS90に入力され
る。低速データ制御ROS90はまた特定のポー
ト14のためのSCM項目からの低速データ・ポ
ート種類を線80′を介して受ける。低速データ
制御ROS90は、フレーム計数値91が線80′に
より示された種類の低速データ・ポートのチヤネ
ル情報を送信するのに使用されるフレームである
ことを示すと、待ち行列制御ROS88に付勢信
号を出力する。バイト計数値復号ROS86は、
バイト走査計数値77が56、57、58及び59番目の
SCM走査を示すときに線80′のポート種類信号
が2.4K、4.8K、9.6K及び19.2Kのデータ・ポート
をそれぞれ示すと、待ち行列制御ROS88に付
勢信号を出力する。待ち行列制御ROS88は、
バイト走査計数値復号ROS86及び低速データ
制御ROS90の双方から付勢信号を受けると、
待ち行列形成可能信号を線94に発生する(該当
するデータ・ポートのDAC85はオフであるも
のとする)。かかる条件が満たされると、音声ポ
ート20及び高速データ・ポート18に関して前
述したように、バースト優先順位RAM100内
において特定の低速データ・ポートのTBB区画
アドレスの待ち行列が形成される。 現在のフレームの60番目のSCM走査が終了し
た後、次のフレームの0番目の走査において、ポ
ート優先順位割当装置74は、固定記憶位置初期
ポインタ領域101a中の初期ポインタをバースト配
列初期ポインタ領域101bに新しい配列で記憶さ
せる。そして、ポート優先順位割当装置74は、
バースト配列初期ポインタ領域101bから最も優
先順位の高い初期ポインタを取り出し、これを
RAMレジスタ・フアイル122にロードする。
これにより、最も優先順位の高いデータ・ポート
のバーストが始まる。 次に、音声ポート送信リスト、低速データ送信
リスト及び高速データ送信リストの形成のための
ポート優先順位割当装置の特定の動作について詳
細に説明する。 音声ポート・バースト・リスト形成 第14A図及び第14B図の詳細ブロツク図に
示された構成要素を設けることにより、いまだに
送信されない連続音声の待機時間に従つて音声ポ
ート20の優先順位を動的に変化させることがで
きるとともに、チヤネル情報がこれ以上送信据置
不可能というところまで据置かれた低速データ・
ポート14の優先順位を動的に変化できる。 音声メツセージの優先順位を動的に可変にする
ことは、待機されるTBB区画アドレスに付加さ
れる別個の3ビツトを構成する部分98をバース
ト優先順位RAM100中に含ませることによつ
て達成される。この3ビツトは特定の音声ポート
20のための音声活動記録コードである。音声優
先順位を動的に変化させることは、前述のように
37番目乃至39番目のSCM走査の間に各音声ポー
トについて二回走査を行ない、バースト優先順位
RAM100の部分98から線134を介して音
声制御装置116に音声活動記録コードを与え、
次に説明するように制御装置116内において該
コードを更新し、更新されたコードを線119を
介してバースト優先順位RAM100の音声活動
記録コード部98に戻すことによつて達成され
る。書込可能信号は、音声制御装置116から線
136及びORゲート135を介してバースト優
先順位RAM100に入力され、更新された音声
活動記録コードの部分98への書込みを可能にす
る。バースト優先順位RAM100に記憶される
音声活動記録コードは各音声ポート20の区画ア
ドレスに関係している。優先順位コード表示はサ
ブレベル0、1、2、3及び非活動である。各フ
レームの間、37番目のSCM走査において各音声
ポートからVACビツトのサンプルがとられると
き音声ポート送信リスト形成が始まる。各関連し
た区画アドレスのための音声活動記録コードはこ
のVACサンプル及び前のフレームからの音声活
動記録コードに基き音声制御装置116内で更新
される。音声ポートのVACサンプルがオンなら
ば、該ポートの為の古い優先順位コード(すなわ
ち音声活動記録コード)は「非活動」に更新され
る。音声ポートのVACサンプルがオフならば、
サブレベル3という音声ポートの古い優先順位コ
ードはサブレベル2に更新され、古いサブレベル
2はサブレベル1に更新され、古いサブレベル1
はサブレベル0に更新され、古いサブレベル0は
そのままサブレベル0に維持される。この優先順
位コード更新動作は、すべての音声ポート20の
ための37番目乃至39番目の走査の間における2つ
の走査間隔をおいて行なわれる。 41番目乃至43番目のSCM走査の間における2
走査間隔は、サブレベル2の優先順位コード(音
声活動記録コード)を有する音声ポートの区画ア
ドレスの送信リストを形成するために使用され
る。同様に、45番目の走査乃至47番目の走査及び
49番目の走査乃至51番目の走査における2走査間
隔はそれぞれサブレベル1及びサブレベル0を有
する音声ポートの区画アドレスの送信リストを形
成するのに使用される。 サブレベル2、1及び0の送信リストは、サブ
レベル1及び0の送信リスト形成の開始点におい
てデータ・レジスタ106のリセツトを省略する
ことによつて互いに連結される。こうすると、サ
ブレベル0の送信リスト形成の終点において記憶
される初期ポインタはサブレベル0の送信リスト
への項目を提供し、サブレベル0の送信リストの
最後の項目はサブレベル1の送信リストの最初の
項目を指示し、サブレベル1の送信リストの最後
の項目はサブレベル2の送信リストの最初の項目
を指示する。音声ポートのサブレベル0の送信リ
ストの項目は、後に凍結計数に使用されるバース
ト優先順位RAM100中の付加ビツトをオンに
することによつて特定される。これは、サブレベ
ル0のポートのみが凍結に関係するからである。 53番目のSCM走査の間、各音声ポートから
VACビツトの別のサンプルがとられる。53番目
乃至55番目のSCM走査の間における2走査間隔
は、サブレベル3の音声ポート送信リストの形成
及び該リストに含まれる区画アドレスのための音
声活動記録コードを更新するために使用される。
音声活動記録コードが非活動を示していても、そ
の音声ポートのVACビツトが“0”に変更され
ていれば(活動有を示せば)、音声活動記録コー
ドはサブレベル3に更新され、当該音声ポートの
情報が記憶されるTBB54の区画アドレスがサ
ブレベル3の送信リストの中に含められる。 従つて、各フレームの間、2つの音声初期ポイ
ンタがバースト優先順位RAM100の固定位置
初期ポインタ領域101aに記憶される。一方の音声
初期ポインタは高優先順位音声初期ポインタであ
り、サブレベル0乃至2のリストに項目を提供す
る。他方の音声初期ポインタは低優先順位音声初
期ポインタであり、サブレベル3のリストに項目
を提供する。 全ての音声ポート送信リスト形成動作には
SCMの2回の完全な走査が必要である。これ
は、SCM50と同じアクセス速度で動作するバ
ースト優先順位RAM100がまず現在の音声活
動記録コードを得るために各音声区画アドレスの
読出しを受けなければならないとともに音声活動
記録コードを更新すること及び/又は送信リスト
中に区画アドレスを入れるために再書込みを受け
る可能性があるからである。 音声制御の詳細説明 音声制御装置116の詳細は第20A図及び第
20B図に示されている。音声制御装置116は
37番目乃至39番目のSCM走査の間音声ポートの
活動をサンプリングし、音声活動記録コード
(VHC)とも指称される音声ポート優先順位コー
ドを更新する。前述のように音声活動記録コード
はバースト優先順位RAM100の部分98に記
憶される3ビツト・コードであり、1つの音声活
動記録コードはバースト優先順位RAM100に
記憶された各音声ポート20のためのTBBアド
レスに関連する。音声活動記録コードのための3
つの2進ビツト・コードは次のような意味を有す
る。コード000は現在のフレームにおける対応ポ
ートに活動が無いことに対応する。前述のよう
に、コード001はサブレベル3に相当し、コード
010はサブレベル2に相当し、コード011はサブレ
ベル1に相当する。コード100、101、110及び111
は前述のようにサブレベル0に相当する。 第20A図及び第20B図の音声制御機能ブロ
ツク図を説明する上で表を参照するのが便利で
ある。表は3つの異なつた音声ポートを示すと
ともにこれらのポートが連続フレーム0乃至8に
割当てられるバースト・リスト並びに状況及び音
声活動記録コードを示す。音声ポート1の状況は
フレーム0乃至8にわたつて無活動を示しオフで
ある。音声ポート2の状況はフレーム0の間オフ
であり、フレーム1乃至8の間活動を示しオンで
ある。音声ポート3の状況はフレーム0及び1の
間オンであり、フレーム2,3及び4の間無活動
を示しオフであり、フレーム5乃至8の間再び活
動を示しオンである。 第20A図及び第20B図に示された音声制御
装置は、音声ポートの音声活動記録コードを更新
するために37番目のSCM走査の間に音声ポート
をサンプリングする。音声制御装置116は、
又、41番目のSCM走査の間に音声ポートのサブ
レベル2のリストを形成し、45番目のSCM走査
の間に音声ポートのサブレベル1のリストを形成
し、49番目のSCM走査の間に音声ポートのサブ
レベル0のリストを形成する。音声制御装置11
6は、又、53番目の走査の間、37番目の走査で無
活動が検出された音声ポートの活動(即ちVAC
ビツト)をチエツクし、VACビツトが“0”(即
ち活動有)を示せば、当該音声ポートの音声活動
記録コードをサブレベル3に更新する。そして、
音声制御装置116は、54番目のSCM走査の間
に音声ポートのサブレベル3のリストを形成す
る。これらの動作は第20A図及び第20B図に
示された装置によつて次のように実行される。 バイト走査計数値デコーダ140はその入力に
与えられるバイト走査計数値77を復号し、バイト
走査計数値の値が37、41、45、49、53及び54のと
き付勢パルスを発生する。これらの付勢信号の1
つがバイト走査計数値デコーダ140から出力さ
れると、ORゲート137はANDゲート139に
付勢信号を与える。ANDゲート139の他の入
力は線132を介して待ち行列制御ROS88に
接続されている。待ち行列制御ROS88はSCM
50においてアクセスされた現在のスロツトが音
声型ポートに相当するか否かを示す。待ち行列制
御ROS88が音声型ポートを示す毎に、ANDゲ
ート139はバースト優先順位RAM100へ線
172を介して読出可能信号を出力する。SCM
50の線82から出力されるTBB区画アドレス
は、区画レジスタ102を介してアドレス・レジ
スタ104にロードされ、バースト優先順位
RAM100の部分98に記憶された音声活動記
録コードをアクセスするためのアドレスとして作
用する(バースト優先順位RAM100には区画
アドレスと音声活動記録コードとが対をなして記
憶されるので、区画アドレスが音声活動記録コー
ドの記憶位置を示すことになる)。上述のよう
に、バースト優先順位RAM100には読出可能
信号が与えられているので、アクセスされた音声
活動記録コードは線134を介して音声制御装置
116に供給される。他方、アドレス・レジスタ
104にロードされたTBB区画アドレスは、次
のTBB区画アドレスが出力されたときにデー
タ・レジスタ106に転送されるが、バースト優
先順位RAM100には書込可能信号が与えられ
ていないので該RAM100には書込まれず、さ
らに次のTBB区画アドレスが線85に出力され
たときに消失する。 SCM走査値が37のとき、バイト走査計数値デ
コーダ140はANDゲート141に付勢信号を
出力する。ANDゲート141の他の入力は線1
34に接続されている。線134はバースト優先
順位RAM100から現在の音声活動記録コード
を与える。VAC線131がSCM50においてア
クセスされたスロツトが示す音声ポートに活動が
無いことを示すと、ANDゲート142が満足さ
れ、その出力信号は読取専用レジスタ143を付
勢し、これによりレジスタ143は線119を介
してバースト優先順位RAM100の部分98の
入力に無活動を示す新音声活動記録コード000を
与える。レジスタ143の出力は又線136を介
してバースト優先順位RAM100に書込可能信
号を与える。新音声活動記録コードはSCM50
から線82に出力される音声ポートのための
TBB区画アドレスによつて示されるバースト優
先順位RAM100の領域98の位置に書込まれ
る。 VAC線131が現在フレームにおける走査3
7の前に活動があつたことを示すと、インバータ
144がANDゲート145に付勢信号を出力す
る。これによりANDゲート145は線134の
現在の音声活動記録コードをレジスタ146に転
送する。排他的ORゲート147はレジスタ14
6中の音声活動記録コードと2進値111とを比較
して、現在の音声活動記録コードがサブレベル0
を示すコード111であるか否かを判断する。これ
は、排他的ORゲート147の出力を反転して
ANDゲート148に入力することによつて行な
われる。音声活動記録コード値が111のときに、
ANDゲート148はANDゲート149に付勢信
号を出力する。ANDゲート149の他の入力は
ANDゲート145の出力に接続されており、111
という現在の音声活動記録コード値を線119を
介してバースト優先順位RAM100に出力す
る。ANDゲート149は、又線136を介して
バースト優先順位RAM100に書込可能信号を
与える。これは、表のフレーム1の間における
音声ポート3の状況に相当する。即ち、表のポ
ート3はフレーム1においてその音声活動記録コ
ードがフレーム0において使用されたのと同じコ
ード111に維持される。 線134に入力される現在の音声活動記録コー
ドが111でなければ、ANDゲート149は付勢さ
れず、インバータ151がANDゲート153に
付勢信号を出力する。ANDゲート153の他の
入力はANDゲート145に接続されており、し
たがつて、線134の現在の音声活動記録コード
値が2進加算器155の一方の入力に与えられ
る。2進加算器155はANDゲート153から
出力される現在の音声活動記録コードに1という
2進値を加算し、この1つ増加された音声活動記
録コードを新音声活動記録コードとして線119
に出力する。このコードはバースト優先順位
RAM100の部分98に書込まれる。加算器1
55の出力は又線136を介してバースト優先順
位RAMに書込可能信号を与える。これは表に
示された音声ポート2の動作に相当する。即ち、
ポート2は、フレーム1において、現在の音声活
動記録コードがサブレベル3の優先順位に相当す
る010であり、2進加算器155がフレーム2に
おける音声ポート2の音声活動記録コードをサブ
レベル2の優先順位に相当するコード010に増加
させる。 37番目の走査の間にすべての音声ポートの
SCMスロツトがSCM50からアクセスされ、バ
ースト優先順位RAM100の部分98に記憶さ
れた音声ポートの音声活動記録コードが音声ポー
トの活動に従つて更新された後、SCMの走査は
更に継続する。 SCMの41番目の走査に到達したとき、バイト
走査計数値デコーダ140がANDゲート157
に付勢信号を出力する。ANDゲート157の他
の入力は音声活動記録コード線134に接続され
ている。線134はバースト優先順位RAM10
0の部分98に記憶されている更新されたすべて
の音声活動記録コードをレジスタ159に与え
る。これは排他的ORゲート161においてサブ
レベル2に相当するコード010と比較するためで
ある。レジスタ159に保持された音声活動記録
コードが010であれば、ANDゲート163はその
条件を満足し線136に付勢信号を出力し、
SCM50から線82に出力されたTBB区画アド
レスをバースト優先順位RAM100において現
在形成中のサブレベル2のリストに書込むことを
バースト優先順位RAM100に示す。音声ポー
ト20に対応するSCM50中のすべてのスロツ
トの音声活動記録コードは排他的ORゲート16
1において比較され、このフレームの間すべての
サブレベル2の音声ポートはバースト優先順位
RAM中のサブレベル2のリスト中で待機させら
れる。これは表に示されるフレーム2の間の音
声ポート2に相当する。即ち、この場合更新され
た音声活動記録コードは010であり、音声ポート
2のためのTBB区画アドレスはSCM50の第41
番目の走査の間サブレベル2のリスト中に待機さ
せられる。 SCM50の第45番目の走査の間、バイト走査
計数値デコーダ140はANDゲート165に付
勢信号を出力する。ANDゲート165の他の入
力は音声活動記録コード線134に接続されてい
る。線134はすべての音声ポートのための更新
された音声活動記録コードをレジスタ167に与
える。これは排他的ORゲート169において音
声活動記録コード011と比較するためである。レ
ジスタ167中の特定の音声ポート活動記録コー
ドがコード011を有するとき、ANDゲート171
はその条件を満足し、線136に付勢信号を出力
する。この付勢信号は、その音声ポートのTBB
区画アドレスを現在バースト優先順位RAM10
0中において形成中のサブレベル1に書込むよう
バースト優先順位RAM100に命令する。これ
は、表に示されたフレーム3の間の音声ポート
2に相当する。即ち、この場合、更新された音声
活動記録コードが011であり、音声ポートに相当
するTBB区画アドレスはバースト優先順位RAM
100中で現在編集中のサブレベル1のリストに
待機させられる。 SCM走査計数値が49に達したとき、バイト走
査計数値デコーダ140はANDゲート173に
付勢信号を出力する。ANDゲート173の他方
の入力は音声活動記録コード線134に接続され
ている。ANDゲート173はスロツトがSCM5
0においてアクセスされたすべての音声ポートの
ための更新された音声活動記録コードをレジスタ
175に与える。そして、この音声活動記録コー
ドは排他的ORゲート177において1という高
順位ビツト値と比較される。サブレベル0のすべ
ての音声ポートの高順位2進ビツトは1に等し
い。従つて、音声活動記録コードが1という高順
位ビツトを有する音声ポートがレジスタ175に
ロードされるとき、排他的ORゲート177が満
足されず、インバータ177aが線136を介し
てバースト優先順位RAMに付勢信号を出力し、
SCM50においてアクセスされて線82に出力
された音声ポートに対応するTBB区画アドレス
をバースト優先順位RAM100において現在形
成中のサブレベル0のリストに書込むように
RAM100に命令する。これは表に示された
フレーム4乃至8における音声ポート2に相当す
る。即ち、この場合、音声活動記録コードのため
の高順位ビツトが1という値をとり、例えばフレ
ーム4において音声活動記録コードが100であ
り、音声ポート2のためのTBB区画アドレスが
このフレームの間サブレベル0のリストに待機さ
せられる。 SCM走査計数値が増加し続け、53という値に
達すると、バイト走査計数値デコーダ140は
ANDゲート186に付勢信号を出力する。AND
ゲート186の他の入力は音声活動記録コード線
134に接続されている。SCM50の第53番目
の走査の間、このフレームの間000という音声活
動記録コードによつて以前に活動を行なつていな
かつたことを示したポートが現在ある活動を示し
従つてサブレベル3のリストに含まれるべきか否
かを判断するためにすべての音声ポートが再び検
査される。ANDゲート186はその条件が満足
されるとき、線134の現在の音声活動記録コー
ドをレジスタ187に転送する。これは排他的
ORゲート188においてコード000と比較するた
めである。音声活動記録コード000がレジスタ1
87にロードされるとき、ANDゲート189は
ANDゲート190に付勢信号を出力する。AND
ゲート190の他の入力はインバータ192を介
してVAC線131に接続されている。現在考慮
中の音声ポートに何らかの活動があれば、インバ
ータ192がANDゲート190に付勢信号を出
力する。ANDゲート190はその条件が満足さ
れると読取専用レジスタ191に付勢信号を出力
する。レジスタ191は2進値001を記憶してい
る。そして、このコード001は読取専用レジスタ
191から線119を介してバースト優先順位
RAM100の部分98に出力され、考慮中の現
在の音声ポートの音声活動記録コードがサブレベ
ル3の状況に更新されるべきことを示す。読取専
用レジスタ191の出力は又バースト優先順位
RAM100に書込可能信号を与える。これは例
えば表に示されたフレーム5における音声ポー
ト3に相当する。即ち、この場合VAC線131
は当初第37番目の走査の間無活動を示したが、現
在第53番目のSCM走査の間音声ポート活動を示
す。表におけるフレーム5の間音声ポート3の
ための音声活動記録コードは000から001に更新さ
れ、更新された音声活動記録コードはバースト優
先順位RAM100の部分98に記憶される。 SCM走査計数値が増加し続け54という値に達
すると、バイト走査計数値デコーダ140は
ANDゲート179に付勢信号を出力する。AND
ゲート179の他の入力は更新音声活動記録コー
ド線134に接続されている。従つて、ANDゲ
ート179はスロツトがSCM50においてアク
セスされたすべての音声ポートのための音声活動
記録コードをレジスタ181に転送し、この音声
活動記録コードはサブレベル3状況に相当するコ
ード001と排他的ORゲート183において比較さ
れる。レジスタ181にロードされた音声活動記
録コードが001のとき、排他的ORゲート183の
反転出力によりANDゲート185の条件が満足
し、これによりANDゲート185は線136を
介してバースト優先順位RAM100に出力し、
考慮中の音声ポートのためのTBB区画アドレス
をバースト優先順位RAM100に現在編集中の
サブレベル3のリストに書込むようRAM100
に命令する。これは、表に示されたフレーム5
における音声ポート3に相当する。即ち、この場
合、音声活動コードが001であることにより、音
声ポート3のためのTBB区画アドレスがバース
ト優先順位RAM100中に編集中のサブレベル
3のリストに待機させられる。 このように、音声制御装置116は音声ポート
20の連続音声の持続時間に従つて音声ポート2
0の相対優先順位を変更することができ、従つ
て、これら音声ポートからの情報が地球局から衛
星にバーストされる順序を変更することができ
る。
【表】 低速データ・ポートのバースト・リスト形成 2.4Kbps、4.8Kbps、9.6Kbps及び19.2Kbpsで
動作するデータ・ポート14は表に示されるよ
うに各フレームにおいて1チヤネル分の情報を発
生せず、従つて各フレームにおいて衛星に向けて
送信を行なう必要はない。このため、これらのポ
ートを据置可能モードに置くことによつて、予め
割当てられた衛星帯域幅の使用効率を高めること
ができる。据置可能モードの動作は基本的に次の
通りである。 (1) 表に示されるように、データ・ポート14
は複数のフレームのうちの1つの間に1チヤネ
ル分の情報をTBB54に転送する。データ・
ポートによつて提供されるDACビツトがこの
フレームのいずれかの時点においてオフとなる
と、このフレームの終点までオフに維持され、
このフレームの間にポートにある活動が生じた
ことを示す。 (2) データ・ポートによつて提供されるDACビ
ツトがオフのとき、ポート優先順位割当装置は
バースト優先順位RAM100中の適当な据置
可能データ送信リストに該データ・ポートの区
画アドレスを加える。 前述のように、あるTDMAフレームの間、
TBB54のA側はデータ・ポートからの情報
を記憶することができ、TBB54のB側はバ
ースト・モデム24への送信に利用可能であ
る。そして、次のTDMAフレームでは、TBB
54のA側とB側の役割は逆転する。表に示
されているように、データ・ポート14から出
力された情報を送信するのに利用できるフレー
ムは、データ速度によつて区々である。従つ
て、TBB54のA側又はB側のどちらか一方
にのみ情報を記憶させておいた場合、送信の利
用可能なフレームが到来しているにもかかわら
ず、TBB54の情報を記憶している側が送信
利用不可能状態にある可能性が生じる。そこ
で、現在のフレームでTBB54に供給したの
と同じ情報を次のフレームでもTBB54に供
給し、TBB54のA側とB側の同じ区画アド
レスに同じ情報を記憶させる。但し、
19.2Kbpsのデータ・ポートから発生した情報
は1フレームおきに送信されるから、TBB5
4のA側又はB側のどちらか一方に記憶させて
おけばよく、現在のフレームでA側に情報を記
憶させ、次のフレームで同じ情報をB側に記憶
させる必要はない。 (4) データ・ポート14から新しいチヤネル分の
情報がTBB54に転送されるフレームまで、
当該データ・ポートに対応したTBB54の区
画アドレスには他のポートから書込みは行われ
ず(これは各ポートに別個の区画アドレスが割
り当てられているからである)、ポート優先順
位割当装置74は、当該データ・ポート14の
情報が記憶されるTBB54の区画アドレスが
含まれる送信リストの優先順位の変更は行わな
い。 (5) データ・ポート14が新しいチヤネル分の情
報をTBB54の対応した区画アドレスに供給
するフレームの間、ポート優先順位割当装置7
4は、当該データ・ポート14の情報が記憶さ
れるTBB54の区画アドレスが含まれた送信
リストの優先順位を高め、TBB54の上記新
しいチヤネル分の情報が記憶される側とは反対
の側から古いチヤネル分の情報をバーストさせ
る。 (6) 受信地球局のSCC22においては、受信デ
ータ・ポート14はそのチヤネル分の情報をそ
れが最も早い機会に送信されたものであるかあ
るいは最も遅い機会に送信されたものであると
にかかわらず取り扱うことができなければなら
ない。受信データ・ポート14はそのチヤネル
分の情報をその受信時点においてバツフア1
4″に保持し、この保持を最後のものが生じた
後にフレームが発生するまで続けることによつ
てこれを行なう。次のフレームが発生すると、
バツフアのアンローデングが開始する。 低速データ・ポートのために優先順位を動的に
変化させることは第14A図及び第14B図の詳
細ブロツク図に示された構成要素によつて実行さ
れる。より具体的に述べると、低速データ優先順
位ROS120は入力としてフレーム計数値91
とポート種類80′を有する。特定のフレームの
間にバースト・リスト形成が行なわれ且つ第60番
目のSCM走査が完了した後、バースト優先順位
RAM100の部分101a中の固定記憶位置初
期ポインタは、リスト・ポインタ制御装置112
の制御の下、前のフレームのトラフイツク・バー
ストに基づいて更新される。この更新動作におい
て、各据置データ・ポート・リストが検査される
とき、低速データ優先順位ROS120は、据置
かれたデータが消失する前にバーストされなけれ
ばならない最後のフレームとフレーム計数値91
とを比較する。この最後のフレームが発生する
と、検査中の低速データ・ポート・リストの相対
優先順位が高速データ・ポート優先順位に等しく
なる様に高められ、該リストは次のフレームの間
にバーストするために高速データ・リストの直後
のバースト配列初期ポインタ領域101bに配置
される。 より具体的に述べると、2.4Kbps据置可能デー
タ送信リストは2.4Kbpsデータ・ポートがそれら
のチヤネルを発生する各フレームの第56番目の
SCM走査の間に形成される。このリスト内の項
目は、データ・ポート種類が2.4Kbps据置可能デ
ータで、第56番目のSCM走査の間ポートによつ
て提供されるDACビツトがオフのSCM項目に関
連した区画アドレスである。 DACビツトが56番目のSCM走査においてオン
(“1”)であつたが60番目すなわち最後のSCM走
査においてオフ(“0”)になると、このDACビ
ツトを発生した2.4Kbpsデータ・ポートに対応し
たポート活動メモリ96のビツトがオンとなり、
当該ポートの情報が記憶されるTBB54の区画
アドレスが、次のフレームの56番目のSCM走査
の間に作られる2.4Kbps送信リストに含められ
る。60番目のSCM走査におけるDACビツトのオ
フ検出により次のフレームにおいて作られる送信
リストを残留送信リストと指称するものとし、56
番目のSCM走査で作られる送信リスト(主リス
ト)と区別される。 4.8Kbps据置可能データ送信リストは、57番目
のSCM走査がリスト形成に使用される点を除い
て2.4Kリスト形成と同様に形成される。4.8Kbps
データ・ポートの残留送信リストは、57番目の
SCM走査までDACビツトがオンで58番目以後60
番目の走査までにDACビツトがオフとなつた
4.8Kbpsデータ・ポートの情報が記憶されるTBB
54の区画アドレスを含む。 9.6Kbps据置可能データ送信リストは58番目の
SCM走査がリスト形成に使用される点を除いて
2.4Kリスト形成と同様に形成される。9.6Kbpsデ
ータ・ポートの残留送信リストは、58番目の
SCM走査までDACビツトがオンで59番目以後60
番目のSCM走査までにDACビツトがオフになつ
た9.6Kbpsデータ・ポートの情報が記憶される
TBB54の区画アドレスを含む。 19.2Kbps据置可能データ送信リストは、59番
目のSCM走査がリスト形成に使用される点を除
いて、2.4Kbps送信リストと同様に形成される。
19.2Kbpsデータ・ポートの残留送信リストは、
59番目のSCM走査までDACビツトがオンでその
後60番目のSCM走査までにDACビツトがオフな
つた19.2Kbpsデータ・ポートの情報が記憶され
るTBB54の区画アドレスを含む。 高速即ち据置不可能データ送信リストは各フレ
ームの60番目即ち最後のSCM走査において形成
される。ポート種類が据置不可能で、且つポート
によつて提供されるDACビツトがフレームのど
の時点においてもオフの高速データ・ポートの情
報を記憶するTBB54の区画アドレスが常にリ
スト内に含まれる。 送信リストからのトラフイツク・バースト 次のような動作シーケンスが各フレーム毎にバ
ースト優先順位装置によつて実行される。以下に
述べる順序は実際に使用されたもので、フレーム
の始点から開始する。最初の2つの動作は、トラ
フイツクのバーストが行なわれる可能性のないフ
レームの最初の10.5個のチヤネルにおいて行なわ
れる。 (1) ポインタ制御装置112の制御の下に前のフ
レームにおけるトラフイツク・バーストに基づ
いて固定記憶位置初期ポインタ101aを更
新。 (2) 低速データ優先順位ROS120及びポイン
タ制御装置112の制御の下に現在のフレーム
においてトラフイツクのバーストを行なうため
にバースト配列初期ポインタ・リスト101b
中の優先順位に従つて初期ポインタを配列。 (3) 前のフレームにおけるトラフイツクのバース
トに基づいて“凍結”を計数する。 TBB54から次のチヤネル区画をバーストす
るためにタイミング及び初期同期装置34から線
138に与えられる要求によつて、ポインタ制御
装置112の制御の下にバースト優先順位RAM
100からの区画アドレス供給が開始される。こ
れにより、バースト配列初期ポインタ及びバース
ト優先順位RAM100中のこれらに関連した送
信リストを使用してトラフイツクのバーストが開
始される。 これらの動作のそれぞれについて以下に説明す
るが、理解を容易にするために順序を変更して説
明する。 各フレームの最初の250マイクロ秒時間間隔す
なわち0番目のSCM走査において初期ポインタ
のバースト配列が行なわれる。現在のフレームに
おけるバーストに使用されると考えられるべき送
信リストを示す一組の初期ポインタはバースト優
先順位RAM100の固定記憶位置初期ポインタ
領域101aに存在する。これらの初期ポインタ
の妥当性が検査され、妥当ならば、フレーム中の
それらの各優先順位に従つて初期ポインタの識別
子とともにバースト配列初期ポインタ・リスト1
01b中に配置される。すべて0である妥当でな
い初期ポインタはこのリストの最後の項目として
記憶される。 初期ポインタが検査されてバースト配列初期ポ
インタ・リスト101bに配置される順序は次の
通りである。 (1) 据置不可能データ (2) もはや据置不可能となつた据置可能データ (3) 優先順位の高い音声 (4) 優先順位の低い音声 (5) いまだに据置可能な据置可能データ 据置可能初期ポインタは19.2K、9.6K、4.8K及
び4.2Kの順に検査される。主リストは、各速度
において残留リストの前に検査される。 トラフイツクのバースト トラフイツクのバーストの準備の為に、ポート
優先順位割当装置74は初期ポインタ、アドレ
ス、レジスタ108及びポインタ制御装置112
の制御の下にバースト配列初期ポインタ・リスト
101bから最も高い優先順位の初期ポインタを
取り出し、該ポインタをアドレス・レジスタ10
4にロードする。タイミング及び初期同期34が
TBB54から第1チヤネル区画のバーストを要
求する信号を線138を介して送信するとき、ポ
インタ制御装置112はスロツト計数値復号
ROS114によつて決定されたように各14番目
のSCMスロツトにおいてバースト優先順位RAM
100へのアクセスを実行することによつてこれ
に応答する。このSCMスロツトは第6図に示さ
れているようにSCM構成のための更新スロツト
の位置に対応する。このアクセスによつて、バー
スト優先順位RAM100から次のリスト項目が
取り出され、該リスト項目はバーストされRAM
レジスタ・フアイル122にロードされる。
RAMレジスタ・フアイル122の2つの位置は
この目的のために使用され、これらの一方の位置
はリストをアクセスするのに使用され且つ他方の
位置にはこのようにアクセスされた項目がロード
される。これらのフアイル位置の役割は各項目を
バーストするのに使用されるときに逆転する。 トラフイツクのバーストを行なつている間に、
タイミング及び初期同期装置34はポート優先順
位割当装置74に線138を介して次の区画要求
を与える。“次区画要求”が生じる毎に、RAMレ
ジスタ・フアイル122の位置の役割が逆転する
だけでなく適当なRAMレジスタ・フアイル12
2の位置が次区画レジスタ124にロードされ
る。このように、前のSCM更新スロツトの後約
8マイクロ秒の時間である次のSCM更新スロツ
トの間、区画アドレス・リスト中の次の要素が取
り出されてRAMレジスタ・フアイル122にロ
ードされる。これは、次の区画アドレスが要求さ
れたときに次区画レジスタ124に転送するため
の準備である。次の区画アドレスは前のアドレス
の後約12マイクロ秒要求されなければならない。
従つて、SCM走査動作は、送信されるべき新し
いTBB区画のためにタイミング及び初期同期装
置4から要求が受信される速度より高い速度で
SCM更新入口点を通過しなければならない。 バースト優先順位RAM100中で“最終項
目”ビツトがオンの項目に遭遇すると、その項目
は次の項目のアクセスのために使用されず、バー
スト配列初期ポインタ・リスト101b中の次の
初期ポインタがアクセスされる。 各フレームの終点においては、引き続きバース
トが行なわれる場合に次のバーストにおいて使用
されるRAMレジスタ・フアイル122中の区画
アドレスが領域101a中の新しい固定記憶位置
初期ポインタとして記憶される。これは、バース
トが停止したときに使用される送信リストのため
である。 リスト・ポインタ制御装置の詳細説明 バースト・リスト形成段階の間、バースト・リ
スト再配列段階の間、及びバースト・リスト送信
段階の間におけるリスト・ポインタの動作の詳細
について第18A図及び第18B図を参照して説
明する。前述のように、1つのフレームの間にバ
イト走査計数値77によつて示される特定の
SCM走査の間、該フレームの間に活動を有する
種々のポートのそれぞれに対応するTBB区画ア
ドレスはバースト優先順位RAM100に待機さ
せられる。例えば、41番目のSCM走査の間、音
声優先順位サブレベル2のポートが待機され、線
75のSCMスロツト計数値が419となつて41番目
の走査の終了を示すと、第18図のリスト・ポイ
ンタ制御装置112のバイト走査デコーダ150
は固定位置アドレス記憶装置162に付勢信号を
出力し、固定位置アドレス記憶装置162はバー
スト優先順位RAM100の固定記憶位置初期ポ
インタ領域101a内の固定記憶位置アドレスを
出力する。この固定記憶位置アドレスはサブレベ
ル2の音声リストのためのポインタ・アドレスの
記憶装置の位置を示す。記憶装置162から出力
される固定記憶位置アドレスは初期ポインタ・ア
ドレス・レジスタ108に入力され、該レジスタ
108はバースト優先順位RAMをアクセスす
る。固定記憶位置アドレス記憶位置162の出力
は又ANDゲート166に付勢信号を与える。
ANDゲート166の他の入力は、バイト走査デ
コーダからインバータ164を介して与えられる
信号即ち現在の走査が該フレームの0番目の走査
でないことを示す信号である。ANDゲート16
6がその条件を満足されると、書込可能信号13
6がバースト優先順位RAM100に出力され、
この結果、リスト中の最後のサブレベル2の音声
ポートのTBB区画アドレスを含むデータ・レジ
スタ106の内容は、固定記憶位置アドレス記憶
装置162によつて示される固定記憶位置初期ポ
インタ領域101aの位置に書込まれる。 現在のフレームにおいてバイト走査計数値77
が増加し続け、走査値が45、49及び53になるとそ
れぞれ音声サブレベル1、0及び3のための同様
の動作を開始させる。バイト走査計数値が更に増
加し続け、走査値が56、57、58、59及び60になる
とそれぞれ2.4K、4.8K、9.6K及び19.2Kデータ・
ポート及び高速データ・ポートのために同様な動
作が行なわれる。 次のTDMAフレームの開始時において、バイ
ト走査計数値77が0である最初の125マイクロ
秒の間、制御情報が送信されるのみで送信バース
ト・バツフア54の内容をバーストする可能性は
ない。従つて、前述のように、0番目の間にスロ
ツト計数値75が増加し続ける間、固定記憶位置
初期ポインタ領域101aから出力される初期ポ
インタを再配列してバースト優先順位RAM10
0のバースト配列初期ポインタ領域101bに与え
るために、SCM50中に13個のポート・アクセ
ス項目を隔てて配列されたSCM更新項目(第6
図)を利用することができる。すなわち、SCM
走査において約8マイクロ秒毎にSCM項新項目
に遭遇するので、第18B図のANDゲート18
4が約8マイクロ秒毎に付勢されて読出可能信号
を線172に出力する。従つて、13個の初期ポイ
ンタの優先順位を変更するには、13個のSCM更
新項目を走査すればよく、その走査時間は104マ
イクロ秒(8マイクロ秒×13)と125マイクロ秒
より短いから、すべての初期ポインタを再配列す
るのに十分時間がある。 次に、バースト再配列動作について第18A
図、第18B図及び第19図を参照して説明す
る。第19図には固定記憶位置初期ポインタ領域
101a及びバースト配列初期ポインタ領域10
1bが示されている。固定記憶初期ポインタ領域
101aは各リスト中に最後に待機されたポート
の為のTBB区画アドレスを含む。これらの初期
ポインタの記憶位置は固定記憶位置初期ポインタ
領域101aに於て同一である。これは固定記憶
位置アドレス記憶装置162に記憶された固定ア
ドレス値によつて示される。バイト走査計数値7
7が0のとき、バイト走査デコーダ150は
ANDゲート152に第1付勢信号を出力する。
ANDゲート152の第2入力はスロツト計数値
復号ROS114の出力に接続されている。該
ROS114はスロツト計数値モジユーロ14の値
の信号を供給する。ANDゲート152は走査計
数値が0で且つスロツト計数値がモジユーロ14の
時に条件が満足され、ANDゲート152の出力
はポート種類カウンタ154をインデツクスする
様に作用する。ポート種類カウンタは、ANDゲ
ート152が信号を発生する毎に0乃至13を計数
しリセツトされる。リセツトされると、ポート種
類カウンタ154は0位置にあり、ANDゲート
152から信号が発せられる毎に、ポート種類カ
ウンタ154は出力番号1に始まつて出力番号1
3で終る連続した出力の1つに付勢信号を出力す
る。各番号が付された出力は第18A図に示され
たポート種類に対応する。高速データ・ポートは
出力1に相当する。据置可能データ・ポート即ち
19.2K、9.6K、4.8K及び2.4Kデータ・ポートは
夫々出力2乃至5に相当する。音声ポート・サブ
レベル0、1、2及び3は夫々出力6乃至9に相
当する。据置可能データ・ポート即ち19.2K、
9.6K、4.8K及び2.4Kデータ・ポートは夫々出力
10乃至13に相当する。 高速データ・ポートのTBB区画バーストは常
に1つのフレームの最初に配列されるので、ポー
ト種類カウンタ154の出力1は高速データ・ポ
ート区画に相当する。ポート種類カウンタ154
の出力1に付勢信号が発生するとき、バースト優
先順位RAM100の固定記憶位置初期ポインタ
領域101aのための高速データ・アドレスが固
定記憶位置アドレス記憶装置162から発生し、
初期ポインタ・アドレス・レジスタ108にロー
ドされる。バイト走査計数値77の値が0なの
で、バイト走査デコーダ150はANDゲート1
68に付勢信号を出力する。ANDゲート168
の他の入力は固定記憶位置アドレス記憶装置16
2の出力に接続されている。従つて、固定記憶位
置初期ポインタ領域のための高速データ・アドレ
スが固定記憶位置アドレス記憶装置162から発
生されると、ANDゲート168が線172を介
してバースト優先順位RAM100に読取可能信
号に出力し、これにより高速データ・リストのた
めの初期ポインタを記憶している固定記憶位置初
期ポインタ領域101aが初期ポインタ・アドレ
ス・レジスタ108に記憶されているアドレスに
よつてアクセスされる。この間、ANDゲート1
68から出力される付勢信号は又遅延回路170
に与えられる。遅延回路170は読出動作が完了
するのに必要な時間の後、バースト配列初期ポイ
ンタ領域101bに接続された先入れ先出し書込
アドレス・カウンタ174に、付勢信号を出力す
る。先入れ先出し書込アドレス・カウンタ174
は、固定記憶位置初期ポインタ領域101aから
読出された高速データ・ポートの送信リストの初
期ポインタを、バースト配列初期ポインタ領域1
01bの最初の位置に書込むために、初期ポイン
タ・アドレス・レジスタ108に書込アドレスを
出力する。先入れ先出し書込アドレス・カウンタ
174は、遅延回路174から付勢信号を受ける
毎に出力値を増加させ、バースト配列初期ポイン
タ領域101bの次に続く記憶位置をアクセスす
る。その後、衛星へのバーストの間各リストのた
めの初期ポインタが読み出されるときには、先入
れ先出し読出アドレス・カウンタ178はバース
ト配列初期ポインタ領域101bのために初期ポ
インタ・アドレス・レジスタ108に同じ連続し
たアドレスを出力し、これにより、先入れ先出し
書込アドレス・カウンタ174によつてバースト
配列初期ポインタ領域101bに書込まれる初期
ポインタが先入れ先出し読出アドレス・カウンタ
178によつてバースト配列初期ポインタ領域1
01bから同じ順序で読出される。 高速データ初期ポインタの動作の説明にもどる
と、先入れ先出し書込アドレス・カウンタ174
の出力は線136を介してバースト優先順位
RAM100に書込可能信号を与える。即ち、初
期ポインタ・アドレス・レジスタ108にロード
された書込アドレスは、固定記憶位置アドレス記
憶装置162による前述のアクセスによつて固定
記憶位置初期ポインタ領域101aから読出され
たTBB区画を付勢し、このTBB区画は第19図
に示されるようにバースト配列初期ポインタ領域
101bの第1位置に書込まれる。 8マイクロ秒後、次のモジユーロ14スロツト計
数値がスロツト計数値デコーダ114によつて復
号され、ANDゲート152が満足すると、ポー
ト種類カウンタ154は19.2Kデータ・パート・
リストに相当する付勢出力を出力2に発生する。
データ・ポート・リストの優先順位を変更する動
作を説明するために、フレーム番号が2に等しく
且つTBB区画が据置かれていた19.2Kデータ・ポ
ートのバーストを行なわなければならず従つてこ
れらの優先順位を高めなければならないものとす
る。表の内容、即ちフレーム計数値と据置かれ
たデータ・ポートがバーストされなければならな
いこととの相関関係は、前述のように、低速デー
タ優先順位ROS120に記憶されている。第1
8A図及び第18B図に示されているように、ポ
ート種類カウンタ154の出力2,3,4及び5
はフレーム計数値91が低速データ優先順位
ROS120に入力されるときに該ROS120に
入力される。上記のように仮定した場合におい
て、このフレームの間、据置データ・ポートに対
応するTBB区画がバーストされなければならな
いときには、低速データ優先順位ROS120か
ら線182を介して付勢信号が出力され、このバ
ーストの必要性が示されて据置データ・ポート種
類リストの優先順位が高められる。上記信号は第
18B図に示されるように4つのANDゲート1
56のそれぞれに入力される。ANDゲート15
6の他の入力にはポート種類カウンタ154の出
力2,3,4及び5からそれぞれ出力信号が与え
られる。上述のように仮定した場合、19.2Kデー
タ・ポート・リストはこのフレームの間バースト
されなければならない。従つて、ポート種類カウ
ンタ154の第2出力に接続されたANDゲート
156はその条件が満足されて固定記憶位置アド
レス記憶装置162に信号を与え、これにより固
定記憶位置アドレス記憶装置162は固定記憶位
置初期ポインタ領域101aに19.2Kデータ・ポ
ート・アドレスを出力する。このアドレスは高速
データ初期ポインタ・アドレスについて前述した
のと同様に初期ポインタ・アドレス・レジスタ1
08にロードされる。そして、バイト走査値が0
なので、ANDゲート168はその条件が満足さ
れ、線152を介してバースト優先順位RAM1
00に読取可能信号を出力する。これにより、
19.2Kデータ・ポート・リストのための初期ポイ
ンタが固定記憶位置初期ポインタ領域101aか
ら読出される。前述のように、ANDゲート16
8から出力された信号は遅延回路170にも与え
られ、これにより先入れ先出し書込アドレス・カ
ウンタ174はバースト配列初期ポインタ領域1
01bに向けて次の書込アドレスを与える。線1
36Aに書込可能信号が出力されるため、固定記
憶位置初期ポインタ領域101aから読出された
19.2Kデータ・リスト初期ポインタのためのTBB
アドレスは第19図のフレーム番号2に示される
ようにバースト配列初期ポインタ領域101bの
うち高速データのための初期ポインタが書込まれ
た位置のすぐ次の位置(第2位置)に書込まれ
る。なお、第19図において、初期ポインタの高
められた優先順位はその記号D19.2の上のバーを
付して示してある。このように、地球局から送信
されるべきTDMAバースト中の19.2Kデータ・リ
ストの相対位置は、TDMAバースト中の音声チ
ヤネルの次に通常位置する据置位置からTDMA
バースト中の高速データ・チヤネルのすぐ次のよ
り高い優先順位位置に動かされる。 引き続きフレーム番号が2であるとすると、表
及び第19図に示されるように、他の低速デー
タ・ポート・リスト即ち9.6K、4.8K又は2.4Kは
比較的低い据置優先順位を変更する必要はない。
従つて、ポート種類カウンタ154の値が増加し
てその第3出力に付勢信号を出力するとき、低速
データ優先順位ROS120は9.6Kデータ・ポー
ト・リストの優先順位を高める必要が大きいこと
を示さないので、ポート種類カウンタ154の第
3出力に接続されたANDゲート156は満足さ
れない。従つて、TDMAバーストにおける9.6K
データ・ポート・リストの優先順位に変更は加え
られない。4.8K及び2.4Kデータ・ポート・リス
トについても同様である。 ポート種類カウンタ154がその値を増加させ
て6番目の出力に付勢信号を出力するとき、これ
は音声ポートのための最も高い優先順位であるサ
ブレベル0音声ポート・リストに相当し且つ持続
時間が45ミリ秒を越える連続音声を有するすべて
の音声ポートに相当する。ポート種類カウンタ1
54の第6出力から出力される付勢信号は固定記
憶位置アドレス記憶装置162に与えられ、この
記憶装置162はサブレベル0音声ポート初期ポ
インタTBB区画アドレスが記憶される固定記憶
位置初期ポインタ領域101aの初期ポインタ・
アドレスを出力する。このアドレスは初期ポイン
タ・アドレス・レジスタ108にロードされる。
走査値が0なので、ANDゲート168は線17
2を介してバースト優先順位RAMに読取可能信
号を与え、これによりサブレベル0音声ポート・
リストの初期ポインタに関連したTBB区画アド
レスが固定記憶位置初期ポインタ領域101aか
ら読出される。9.6K、4.8K及び2.4Kデータ・ポ
ートは据置かれているのでANDゲート168か
ら出力される信号に応答して先入れ先出し書込ア
ドレス・カウンタ174によつて発生されるべき
次のアドレスはバースト配列初期ポインタ領域1
01bの第3位置に対応する。この第3位置は直
前に書き込まれた19.2Kデータ・ポート初期ポイ
ンタの位置の次の位置である。先入れ先出し書込
アドレス・カウンタ174から線136を介して
書込可能信号が出力されることにより、固定記憶
位置初期ポインタ領域101aから読出されたサ
ブレベル0音声ポート・リストのための初期ポイ
ンタがバースト配列初期ポインタ領域101bの
第3位置に書込まれる。この第3位置は第19図
に示されるようにフレーム番号2の場合19.2Kデ
ータ・ポート初期ポインタのすぐ次の位置であ
る。第19図に示されているように、ポート種類
カウンタ154の値が増加し続けると、音声ポー
ト・サブレベル1、2及び3初期ポインタがそれ
ぞれバースト配列初期ポインタ領域101bの第
4、第5及び第6位置にロードされる。 ポート種類カウンタ154の値が更に増加する
と、19.2Kデータ・ポート・リストに対応する10
番目の出力位置に出力信号が与えられる。以前、
ポート種類カウンタ154が第2位置にあつて
19.2Kデータ・ポートの優先順位を高める必要が
あることを低速データ優先順位ROS120によ
つて示されたとき、ポート種類カウンタ154の
出力2に接続されたANDゲート156の出力信
号は又フリツプフロツプ158に入力された。フ
リツプフロツプ158へのこの入力信号はAND
ゲート160への出力信号を中断させる。AND
ゲート160の第2の入力はポート種類カウンタ
154の10番目の出力に接続されている。ポート
種類カウンタ154が0にリセツトされるまでフ
リツプフロツプ158の状態はリセツトされない
ので、ポート種類カウンタ154の10番目の出力
に接続されたANDゲート160は満足されず、
従つてこの接続点から固定記憶位置アドレス記憶
装置162には信号が与えられない。 ポート種類カウンタ154の値が更に増加する
と、9.6Kデータ・ポート・リストに相当する11
番目の出力から付勢信号が発生される。以前、ポ
ート種類カウンタ154が9.6Kデータ・ポー
ト・リストに対応する第3位置にあつたとき、低
速データ優先順位ROS120はこのクラスの据
置データ・ポートの優先順位を高める必要はない
ことを示し、従つてポート種類カウンタ153の
第3出力に接続されたANDゲート156は満足
されず、よつてポート種類カウンタ154の第3
出力に接続された入力を有するANDゲート15
6に接続されたフリツプフロツプ158には信号
が与えられなかつた。このフリツプフロツプ15
8は、現在地の入力がポート種類カウンタ154
の11番目の出力に接続されたANDゲート160
に付勢信号を与える。これにより、ポート種類カ
ウンタ154の11番目の出力に接続された入力を
有するANDゲート160が満足され固定記憶位
置アドレス記憶装置162に付勢信号を与える。
記憶装置162は、9.6Kデータ・ポート・リス
ト初期ポインタ・アドレスを固定記憶位置初期ポ
インタ領域101aに与える。このアドレスは初
期ポインタ・アドレス・レジスタ108にロード
され、ANDゲート168から線172を介して
バースト優先順位RAM100に読出可能信号が
与えられる。このようにして、9.6Kデータ・ポ
ート・リスト中の最後の項目のためのTBB区画
アドレスが固定記憶位置初期ポインタ領域101
aから読出される。前述のように、ANDゲート
168の出力により先入れ先出し書込みアドレ
ス・カウンタ174はバースト配列初期ポインタ
領域101bのための次の書込アドレスを初期ポ
インタ・アドレス・レジスタ108に与える。線
136を介してバースト優先順位RAM100に
書込付勢信号が与えられるので、固定記憶位置初
期ポインタ領域101aから読出される9.6Kデ
ータ・ポートがバースト配列初期ポインタ領域1
01bの7番目の位置に書込まれる。この7番目
の位置は優先順位の最も低い音声ポート・リスト
初期ポインタのすぐ次の位置である。ポート種類
カウンタ154の値が更に増加して、その12番目
及び13番目の位置から信号が発せられると、
4.8K及び2.4Kデータ・ポート・リスト初期ポイ
ンタが固定記憶位置初期ポインタ領域101aか
らバースト配列初期ポインタ領域101bの第8
及び第9位置にそれぞれロードされる。このよう
に、完了するのに約13×8即ち104マイクロ秒を
要する0番目の走査の間にバースト再配列動作を
完了できる。この時間は割当てられた125マイク
ロ秒の範囲内である。 ここにおいて、初期ポインタはすべてバースト
優先順位RAM100のバースト配列初期ポイン
タ領域101b中に所要のバースト順序で配列さ
れることになる。バーストの開始のための割当時
間になつたとき、リストは送信準備完了となる。
前述のように、トラフイツクのバーストの準備に
おいて、ポート優先順位割当装置74はバースト
配列初期ポインタ・リスト101bから最も高い
優先順位の初期ポインタを取出してこれをアドレ
ス・レジスタ・フアイル104にロードする。タ
イミング及び初期同期装置34が線138を介し
て信号を出力し、TBB54から第1チヤネル区
画のバーストを要求するとき、線172の読出可
能信号によつてバースト優先順位RAM100は
高速データ・ポート・リストに含まれる第1TBB
区画アドレスを発生し、線138に送信の要求が
あり且つスロツト計数値がモジユーロ14に等しい
ときには線172に読出可能信号を発生し続ける
(これにより、高速データ・ポート・リストに含
まれる第2、第3、第4……TBB区画アドレス
が発生する)。これは、第6図に示されているよ
うにSCM50中の更新スロツトの位置に対応す
る。バースト優先順位RAM100においてアク
セスされた項目が“最後項目ビツトを有すると、
RAMレジスタ・フアイル122から線180に
信号(“1”)が与えられるのでANDゲート17
6は線138を介して与えられる次の要求信号に
よつて満足し、先入れ先出し読出アドレス・カウ
ンタ178に付勢信号を出力する。読出アドレ
ス・カウンタ178はバースト配列初期ポインタ
領域101b中の次の初期ポインタ・アドレスを
初期ポインタ・アドレス・レジスタ108に与え
る。高速データ・ポート・リストの場合と同様
に、タイミング及び初期同期装置34が次区画要
求信号を線138に出力し且つスロツト計数値が
モジユーロ14に等しいと、ANDゲート184が
読出可能信号を線172に出力し、これにより
19.2Kデータ・ポート・リストのための初期ポイ
ンタはバースト配列初期ポインタ領域101bか
らアクセスされてRAMレジスタ・フアイル12
2にロードされ、然る後にアドレス・レジスタ1
04にロードされる。これにより19.2Kデータ・
ポート・バースト・リストのバーストが始まる。
この動作は、すべての初期ポインタ位置がバース
ト配列初期ポインタ領域101b中でアクセスさ
れて、すべてのTBB区画のバーストが完了する
まで続けられる。 このように、第14図に示されたポート優先順
位装置74はTBBチヤネル区画のためのバース
ト・リストを所要の優先順位に従つて形成し且つ
これを送信する。更に、特定範囲のポート21を
衛星にバーストすることが急務となつたときに各
リストの相対優先順位をいくつかのフレーム期間
において変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は地球に関連したトランスポンタを示す
概略図、第2図はTDMAスーパーフレーム・フ
オーマツトを示す説明図、第3図はTDMAネツ
トワークにおける衛星通信制御局全体を示すブロ
ツク図、第4図は衛星通信制御装置中のデイジタ
ル・スイツチ・アーキテクチヤを示すブロツク
図、第5図は送信及び受信バースト・バツフアの
ためのオーガニゼーシヨンを示すブロツク図、第
6図はスイツチ制御メモリのオーガニゼーシヨン
を示す説明図、第7図は音声ポート送信動作を示
す説明図、第8図は音声ポート受信動作を示す説
明図、第9図は、ポイント・ツー・ポイントで動
作する56Kbpsデータ・ポートのためのメツセー
ジ路を示す説明図、第10図は1つのスーパーフ
レームの間に第9図の56Kbpsポート向けに送ら
れるポート・チヤネルのフオーマツトを示す説明
図、第11図は偶数番目のSCM走査の間のノー
ド内通信のメツセージ路を示す説明図、第12図
は奇数番目のSCM走査の間のノード内通信のメ
ツセージ路を示す説明図、第13図はスイツチ制
御メモリを示す概略構成図、第14図は第14A
図と第14B図の結合態様を示す説明図、第14
A図と第14B図は1つに組合わされてバースト
優先順位割当装置を示すブロツク図、第15図は
バースト優先順位RAMのオーガニゼーシヨンを
示す説明図、第16図はバースト優先順位RAM
中の送信リスト・アーキテクチユアを示す説明
図、第17図は第17A図と第17B図の組合せ
態様を示す説明図、第17A図と第17B図は1
つに組合されてポート優先順位割当装置の動作を
示すタイミング図、第18図は第18A図と第1
8B図の結合態様を示す説明図、第18A図及び
第18B図は1つに組合されてリスト・ポインタ
制御装置を示すブロツク図、第19図は初期ポイ
ンタ記憶装置における動作例を示す説明図、第2
0図は第20A図と第20B図の結合態様を示す
説明図、第20A図及び第20B図は1つに組合
されて音声制御装置を示すブロツク図である。 1,2……地球補助局、3……基準局、5……
トランスポンダ、14,16,18……データ・
ポート、20……音声ポート、22……衛星通信
制御装置、32……衛星通信プロセツサ、50…
…スイツチ制御メモリ、54……送信バースト・
バツフア、86……バイト走査計数値復号
ROS、88……待ち行列制御ROS、90……低
速データ制御ROS、100……バースト優先順
位RAM、112……リスト・ポインタ制御装
置、114……スロツト計数値復号ROS、11
6……音声制御装置、120……低速データ優先
順位R′S。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 時間をフレームという単位時間に分割し、こ
    のフレームをさらにチヤネルという単位時間に分
    割し、送信すべき情報を発生するデータ・ポート
    に前記チヤネルを割当てて前記データ・ポートか
    ら出力される情報を送信する時分割多元接続通信
    方法において、1フレームにつき1チヤネル分よ
    り少い情報しか発生しない複数の低速データ・ポ
    ートから発生した情報の送信を制御する通信制御
    方法であつて、 前記複数の低速データ・ポートから発生された
    情報の送信に使用すべきフレームを予め定め、 各到来フレームが前記複数の低速データ・ポー
    トのうちの第1データ・ポートから発生した情報
    の送信に使用すべく定められたフレームか検査
    し、 各到来フレームが前記複数の低速データ・ポー
    トのうちの前記第1データ・ポートよりデータ速
    度が低い第2データ・ポートから発生した情報の
    送信に使用すべく定められたフレームか検査し、 到来フレームが、前記第1データ・ポートから
    発生した情報の送信には使用されないが、前記第
    2データ・ポートから発生した情報の送信に使用
    されることが検出されたときに、前記第2デー
    タ・ポートから発生した情報の送信優先順位を、
    前記第1データ・ポートから発生した情報の送信
    優先順位より高くする通信制御方法。 2 時間をフレームという単位時間に分割し、こ
    のフレームをさらにチヤネルという単位時間に分
    割し、送信すべき情報を発生するデータ・ポート
    に前記チヤネルを割当てて前記データ・ポートか
    ら出力される情報を送信する時分割多元接続通信
    装置において、1フレームにつき1チヤネル分よ
    り少ない情報しか発生しない複数の低速データ・
    ポートから発生した情報の送信を制御する通信制
    御装置であつて、 前記複数の低速データ・ポートが発生した情報
    を記憶する送信バースト・バツフアと、 前記複数の低速データ・ポートが発生した情報
    が前記送信バースト・バツフアに記憶される位置
    を示すアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、 前記複数の低速データ・ポートの情報を送信す
    るために割当てられたフレームを記憶するととも
    に各フレームの到来を示す信号を受けて、前記複
    数の低速データ・ポートのうち到来フレームを情
    報の送信に使用すべきデータ・ポートの送信優先
    順位を高める信号を発生する優先順位メモリと、 前記アドレス記憶手段に記憶されたアドレスの
    うち、前記優先順位メモリから送信優先順位を高
    める信号が発生されたデータ・ポートのアドレス
    をそうでないデータ・ポートのアドレスよりも先
    に読出すアドレス読出制御手段と を具備する通信制御装置。
JP2561981A 1980-02-29 1981-02-25 Communication control method and priority sequence altering device used therefor Granted JPS56132831A (en)

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