JP2607391B2 - 結合構造 - Google Patents

結合構造

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JP2607391B2
JP2607391B2 JP1183601A JP18360189A JP2607391B2 JP 2607391 B2 JP2607391 B2 JP 2607391B2 JP 1183601 A JP1183601 A JP 1183601A JP 18360189 A JP18360189 A JP 18360189A JP 2607391 B2 JP2607391 B2 JP 2607391B2
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和雄 北浦
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2つの部材を、結合位置を段階的に可変に
結合できる結合構造に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
従来のこの種の結合構造は、構成が複雑で、製造コス
トが高くなったり、結合作業を迅速に行うことができな
かったりするという問題があった。
また、従来のこの種の結合構造は、結合位置が段階的
に可変となっていても、一般に、その結合位置の可変範
囲を大きくすることはできないという問題もあった。
本発明は、前記従来の課題に鑑みてなされたもので、
本発明の一つの目的は、結合位置を段階的に可変に結合
できる結合構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、結合位置の可変範囲を大きくす
ることができる結合構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、結合作業を迅速に行うことがで
きる結合構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、構成が簡単で、製造コストを安
価にすることができる結合構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による結合構造は、 金属板材を加工してなり、平板状の基部と、この基部
から切り起こされることにより複数段設けられた係合突
起とを一体的に有する板状の挿通部材と、 金属板材を加工してなり、基部と、この基部に、前記
挿通部材を挿通可能なように設けられた挿通穴とを有す
る被挿通部材とを具備し、 前記挿通部材の各段の係合突起は、前記挿通穴に対す
る前記挿通部材の挿通方向に沿って直線状に延びる列を
なしており、 前記挿通穴は、前記挿通方向に前記係合突起を自由に
通過させることができる係合突起逃がし部と、自由に通
過させない狭隘部とを備えており、 前記挿通部材は、前記被挿通部材が前記係合突起の各
段の間にある状態において、前記挿通穴に対し、前記挿
通部材の前記基部がなす平面と平行でかつ前記挿通方向
と垂直な方向に関し前記各段の係合突起の列が前記係合
突起逃がし部に一致する位置および前記狭隘部に重なる
位置との両方へ移動可能とされているものである。
〔作用〕
本発明においては、挿通部材と被挿通部材とを結合す
る場合には、挿通部材の基部がなす平面と平行でかつ挿
通方向と垂直な方向(以下、幅方向という)に関し、各
段の係合突起の列の位置を係合突起逃がし部の位置に一
致させ、係合突起が自由に係合突起逃がし部を通過でき
る状態としてから、挿通部材を被挿通部材の挿通穴に押
し込んで行き、被挿通部材が所望の係合突起の段間に達
したならば、挿通部材を幅方向に移動させ、係合突起の
列が狭隘部に重なるようにすれば、前記所望の係合突起
の段間に狭隘部が係合し、その位置において挿通部材と
被挿通部材とが結合される。
また、挿通部材を被挿通部材から抜き取る場合には、
前記結合の場合と逆の手順を行えばよい。
さらに挿通部材と被挿通部材とを一旦結合した後、そ
の結合位置を変更したい場合には、挿通部材を幅方向に
移動し、各段の係合突起の列の位置を係合突起逃がし部
の位置に一致させてから、挿通部材を挿通方向に移動
し、所望の変更先の係合突起の段間に達したならば、再
び挿通部材を幅方向に移動させ、係合突起の列が狭隘部
に重なるようにすればよい。
このようにして本結合構造は、挿通部材と被挿通部材
とを所望の位置において結合することができる。言い換
えれば、挿通部材と被挿通部材とを、結合位置を段階的
に可変に結合できる。
また、挿通部材を被挿通部材の挿通穴に挿入してから
幅方向に移動するのみで、両者を結合できるので、結合
作業を迅速に行うことができる。
また、構成が簡単で、挿通部材および被挿通部材をと
もに板材からプレス加工により製作できるので、製造コ
ストを安価にすることができる。
また、挿通部材の挿通方向の長さを大きくすることに
より、結合位置の可変範囲を必要なだけ大きくすること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第1〜5図は本発明の第一実施例を示す。
この実施例において、1は板状の挿通部材であり、鋼
鉄、ステンレス鋼、バネ鋼等の金属板をプレス加工する
ことにより、平板状の基部2に矩形状の穴3および係合
突起4を形成してなる。
各係合突起4は、各穴3から切り起こされてなり、全
体としては挿通部材1の長さ方向に延びているが、傾斜
部4aと平行部4bとからなる。前記傾斜部4aは、穴3の挿
通部材1の長さ方向に関する一端において挿通部材1の
基部2に連続しており、そこから他端側に向かって持ち
上がるように勾配を付けられている。前記平行部4bは傾
斜部4aから屈曲して基部2に対し平行に延び、先端を自
由端とされている。
前記係合突起4は、挿通部材1の長さ方向に沿って互
いに間隔を置かれて適当段数、かつ各段につき2個ずつ
設けられており、各段の各2個の穴3は挿通部材1の長
さ方向に沿ってそれぞれ直線状に列をなしている(すな
わち、直線状に2列に並んでいる)。また、各段および
各列の係合突起4は、交互に逆方向、すなわち挿通部材
1の一面側と他面側とに突出している。
5は被挿通部材であり、金属板材をプレス加工するこ
とにより、平板状の基部6に挿通穴7を形成してなる。
前記挿通穴7は、前記係合突起4の各列を自由に通過さ
せることができる係合突起逃がし部7aと、挿通部材1の
基部2の厚さより若干大きいだけの間隙をなし、係合突
起4の列を自由に通過させない狭隘部7bとを有してい
る。また、前記挿通穴7の幅W7は挿通部材1の幅W1より
所定大きさだけ広くされている。
次に、本実施例の作動を説明する。
挿通部材1と被挿通部材5とを結合する場合には、第
5図のように、挿通部材1の幅方向に関し、各段の係合
突起4の列の位置を挿通穴7の係合突起逃がし部7aの位
置に一致させ、係合突起4が自由に係合突起逃がし部7a
を通過できる状態としてから、挿通部材1を第5図の矢
印A方向(挿通部材1の長さ方向で、かつ各突出片4の
傾斜部4aの方が平行部4bより先行する向き)に被挿通部
材5の挿通穴7に押し込んで行き、被挿通部材5が所望
の係合突起4の段間に達したならば、挿通部材1を被挿
通部材5に対し第1図の矢印B方向(幅方向)に移動さ
せ、第1図のように係合突起4の列が挿通穴7の狭隘部
7bに重なるようにすれば、前記所望の係合突起4の段間
に狭隘部7bが係合し、その位置において挿通部材1と被
挿通部材5とが結合される。
このようにして本結合構造は、挿通部材1と被挿通部
材5とを所望の位置において結合することができる。言
い換えれば、挿通部材1と被挿通部材5とを、結合位置
を段階的に可変に結合できる。
また、挿通部材1を被挿通部材5の挿通穴7に挿入し
てから幅方向に移動するのみで、両者を結合できるの
で、結合作業を迅速に行うことができる。
また、構成が簡単で、挿通部材1および被挿通部材5
をともに板材からプレス加工により製作できるので、製
造コストを安価にすることができる。
また、挿通部材1の挿通方向の長さを大きくすること
により、結合位置の可変範囲を必要なだけ大きくするこ
とができる。
また、挿通部材1を被挿通部材5から抜き取る場合に
は、前記結合の場合と逆の手順を行えばよい。
さらに挿通部材1と被挿通部材5とを一旦結合した
後、その結合位置を変更したい場合には、挿通部材1を
第1図の矢印B方向と逆方向に移動し、各段の係合突起
4の列の位置を係合突起逃がし部7aの位置に一致させて
から、挿通部材1をその長さ方向に移動し、所望の変更
先の係合突起4の段間に達したならば、挿通部材1を矢
印B方向に移動させ、係合突起4の列が狭隘部7bに重な
るようにすればよい。
また、本実施例では、係合突起4を弾性変形すること
により、次のようにして前述の方法とは別の方法で挿通
部材1と被挿通部材5とを迅速に結合することもでき
る。すなわち、挿通部材1の幅方向に関し、各段の係合
突起4の列が狭隘部7aに重なる位置において、挿通部材
1を被挿通部材5の挿通穴7に挿通して行くと、狭隘部
7bの周縁が順次各段の係合突起4を押し、該各段の係合
突起4を基部2側に戻るように弾性変形させるので、該
各段の係合突起4が狭隘部7bを順次通過して行く。
そして、挿通部材1の押し込みを止めた係合突起4の
段間に被挿通部材5の狭隘部7bが係合し、この位置にお
いて挿通部材1と被挿通部材5とが結合される。なお、
本発明においては、上述のような結合方法を行う必要が
ない場合は、係合突起4が上述のような弾性変形を示す
ことがないような構成としてもよい。
また、前記第一実施例では、係合突起4の各段間の間
隔が被挿通部材5の板厚に比し大きくとられているの
で、係合状態においても、第1図および2図において被
挿通部材1が被挿通部材5に対して上下方向に比較的に
大きく動くことができる。したがって、本実施例は、第
1図および第2図において挿通部材1に下向きの力しか
作用しない場合に好適である。
第6図は本発明の第二実施例を示す。
本実施例においては、係合突起4の各段の間の間隔を
挿通部材5の板厚より僅かに大きい程度に狭めている。
他の構成は前記第一実施例と同様である。
本実施例においては、係合突起4の各段の間に被挿通
部材5が係合した状態において、挿通部材1が被挿通部
材5に対して図の上下方向に大きく動かないようにする
ことができる。
第7〜9図は本発明の第三実施例を示す。
この実施例においては、係合突起4は3列設けられて
おり、第7図および8図において左右両側の2列の係合
突起4の先端の向きは下向き、残りの中央の列の係合突
起4の先端の向きは上向きとされている。そして、左右
両側の2列の係合突起4の先端とその下段の中央の列の
係合突起4の先端との間には被挿通部材5の板厚より僅
かに大きい間隙が形成されており、この間隙に被挿通部
材5が係合されるようになっている。
他方、被挿通部材5には、前記3列の係合突起4をぞ
れぞれ自由に通過させるための係合突起逃がし部7aが3
個設けられている。
本実施例においては、前記第二実施例に比較し、第7
図および8図において挿通部材1に上向きの荷重が作用
した場合の結合強度を大きくすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明による結合構造は、 (イ)結合位置を段階的に可変に結合できる、 (ロ)結合作業を迅速に行うことができる、 (ハ)構成が簡単で、挿通部材および被挿通部材をとも
に板材からプレス加工により製作できるので、製造コス
トを安価にすることができる、 (ニ)挿通部材の挿通方向の長さを大きくすることによ
り、結合位置の可変範囲を必要なだけ大きくすることが
できる。
等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による結合構造の第一実施例を示す斜視
図、第2図は前記第一実施例を示す断面図、第3図は前
記第一実施例における挿通部材を示す正面図、第4図は
前記第一実施例における被挿通部材を示す正面図、第5
図は挿通部材を幅方向にずらした状態における前記第一
実施例を示す斜視図、第6図は本発明による結合構造の
第二実施例を示す断面図、第7図は本発明による結合構
造の第三実施例を示す斜視図、第8図は前記第三実施例
を示す断面図、第9図は前記第三実施例における被挿通
部材を示す正面図である。 1……挿通部材、2……基部、4……係合突起、5……
被挿通部材、7……挿通穴、7a……係合突起逃がし部、
7b……狭隘部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板材を加工してなり、平板状の基部
    と、この基部から切り起こされることにより複数段設け
    られた係合突起とを一体的に有する板状の挿通部材と、 金属板材を加工してなり、基部と、この基部に、前記挿
    通部材を挿通可能なように設けられた挿通穴とを有する
    被挿通部材とを具備し、 前記挿通部材の各段の係合突起は、前記挿通穴に対する
    前記挿通部材の挿通方向に沿って直線状に延びる列をな
    しており、 前記挿通穴は、前記挿通方向に前記係合突起を自由に通
    過させることができる係合突起逃がし部と、自由に通過
    させない狭隘部とを備えており、 前記挿通部材は、前記被挿通部材が前記係合突起の各段
    の間にある状態において、前記挿通穴に対し、前記挿通
    部材の前記基部がなす平面と平行でかつ前記挿通方向と
    垂直な方向に関し前記各段の係合突起の列が前記係合突
    起逃がし部に一致する位置および前記狭隘部に重なる位
    置との両方へ移動可能とされていることを特徴とする結
    合構造。
  2. 【請求項2】前記係合突起は弾性変形可能であり、前記
    挿通部材の前記基部がなす平面と平行でかつ前記挿通方
    向と垂直な方向に関し前記各段の係合突起の列が前記狭
    隘部に重なる位置において、前記挿通部材が前記挿通穴
    に挿通されて行くと、前記狭隘部の周縁が順次各段の前
    記係合突起を押し、該係合突起を弾性変形させることに
    よって各段の前記係合突起が前記狭隘部を順次通過でき
    るようになっていることを特徴とする請求項1記載の結
    合構造。
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