JP2607334Y2 - 配管内の流体の処理装置 - Google Patents

配管内の流体の処理装置

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JP2607334Y2
JP2607334Y2 JP1991013528U JP1352891U JP2607334Y2 JP 2607334 Y2 JP2607334 Y2 JP 2607334Y2 JP 1991013528 U JP1991013528 U JP 1991013528U JP 1352891 U JP1352891 U JP 1352891U JP 2607334 Y2 JP2607334 Y2 JP 2607334Y2
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pipe
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piping
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JP1991013528U
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JPH0624092U (ja
Inventor
百合夫 三井
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東洋工業株式会社
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  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、泥水シールド工法に使
用する送排泥管などの配管内の流体の処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】泥水シールド工法に使用する送排泥管
は、シールドマシンの推進に伴って延長する必要があ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】既設配管の延長を行う
場合は、泥水の送排出を一時停止し、既設配管を継手部
において分離し、その間に新規の配管を継ぎ足して延長
する。しかし、既設配管を分離した際に、既設配管内に
残留する泥水がシールド内に流出してしまうため、この
防止対策が問題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、既設配管内の
流体の流出防止等の処理を行うことができる配管内の流
体の処理装置を提供することを目的とする。即ち、本考
案は、配管の途上に設けて、配管の流路を配管とは別の
栓体の収納管側に切り替えを行う回転切替式であって、
内部に栓体の移動を許容する一本の湾曲した流路を形成
したローターを収納した流路切替装置と、配管及び収納
管内を移動可能に収納した栓体と、収納管内の栓体を配
管内に水圧で押して移動させるポンプとよりなる、配管
内の流体の処理装置である。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案の実施例
について説明する。 <イ>送排泥装置全体の構造(図1) 図1は、本考案の配管内の流体の処理装置を、泥水シー
ルド工法の送排泥管に取り付けた一例を示している。配
管1は、泥水ポンプや泥水の貯蔵タンク等の地上施設1
1と、図示しないシールドマシンの伸縮管12との間
を連結する管体である。配管1の伸縮管12側の近傍に
は、フランジ接合等の継手13が位置しており、その継
手13の伸縮管12側に本考案の流体の処理装置が取り
付けてある。また、配管1には、立坑下バルブ14及び
その近傍に圧抜きバルブ15を設け、さらに継手13の
近傍には後述の栓体4の有無を検知する圧力検出器16
を設ける。 <ロ>流路切替装置(図3) 流路切替装置2は、配管1の途上であって、継手13の
伸縮管12側近傍に取り付ける。流路切替装置1の構造
は、図3に示すように、三箇所に開口22を開設した筒
状のフレーム21と、その内部に回転可能に設けたロー
ター23よりなり、このローター23には流路24が貫
通している。フレーム21の二つの開口22には、配管
1の途上を分断して接合する。一方、残りの一つの開口
22には、後述の収納管3を接合する。そして、流路2
4によって配管1同士を連通させる場合は、収納管3側
の開口は22はローター23の周面で閉塞されており、
また収納管3と配管1を連通させる場合は、他の配管1
の開口22は同じように閉塞されることになる。従っ
て、ローター23を適宜回転させることによって、配管
1の流路と収納管3側の流路とを任意に切り替えること
ができる。 <ハ>収納管(図3) 収納管3は、流路切替装置2のフレーム21に取り付け
た管体であり、ローター23を回転させることによっ
て、流路24と連通するよう構成されている。この収納
管3の自由端側には、エア抜きバルブ31と、栓体4の
有無を検知するリミットスイッチ32を設ける。なお、
配管1及び収納管3と流路24との連通の切り替えを行
う場合には、ローター23を約135°(右回りの場
合。左回りなら約225°)回転させて行う。この際
に、流路切替装置2に、図示しない位置決めリミットス
イッチ等を内蔵しておけば、配管1及び収納管3と流路
24とを正確に合致させることができる。 <ニ>栓体(図3) 栓体4は、配管1あるいは収納管3内に収納された円筒
形等の部材であり、ゴム製あるいはエアクッション製等
の弾力性を有する材料で形成する。また、配管1及び収
納管4の内周面に密着し、かつ移動できる寸法の径を有
している。 <ホ>水中ポンプ(図1、3) 水中ポンプ5は、貯水タンク51内に設置されており、
収納管3の自由端部と連通している。この水中ポンプ5
を作動させて収納管3内に水を圧送することによって、
収納管3内に位置する栓体4を配管1内に押し出すこと
ができる。なお、貯水タンク51内には、圧送した水量
から栓体4が配管1内の所定の位置に到達したか否かを
確認する水レベル計52を設置する。以上の各装置は、
図1に示すように、移動可能な台車6上に搭載し、新規
配管の継ぎ足し作業を容易に行えるようにする。
【0006】
【本考案の作用】次に、順を追って配管の延長作業につ
いて説明する。 <イ>泥水の送排出状態(図1) 泥水シールドマシンの通常の運転時は、図1に示すよう
に、流路切替装置2の流路24は配管1同士を連通して
おり、さらに栓体4は収納管3内に収納されている。従
って、泥水等の流体は、伸縮管12と地上施設11間の
配管1内を流通している。 <ロ>流路切替装置の切り替え(図1、3) シールドマシンの推進によって伸縮管12が伸び切った
時点で、マシンの推進を停止させると共に、地上施設1
1の泥水ポンプを停止させ、泥水の流れを止める。次
に、立坑下バルブ14を閉じ、圧抜きバルブ15を開
け、流路切替装置2を配管1側から収納管3側に切り替
える。 <ハ>栓体の押し出し(図3) 水中ポンプ5を作動させて、水圧によって栓体4を、配
管1の継手13を完全に通過するまで押し出す。この際
に、栓体4が所定の位置に確実に到達したか否かを確認
するのは、圧力検出器16による圧力の変化と、水レベ
ル計52による水量の変化によって行うことができる。 <ニ>新規配管の連結(図2) 継手13を外して配管1を分離する。次に、伸縮管12
を縮めて、栓体4を詰め込んだ配管1と伸縮管12側の
配管1との間に、新規配管7の継ぎ足し空間を確保す
る。そして、図2に示すように、新規配管7の両端を分
離した継手13に各々連結する。 <ホ>栓体の押し戻し(図1、3) 新規配管7の継ぎ足し完了後、収納管3のエア抜きバル
ブ31を開け、配管1の圧抜きバルブ15を閉じる。そ
して、この状態で立坑下バルブ14を開けると、栓体4
は泥水圧によって収納管3内に押し戻される。栓体4が
確実に元の位置に戻ったか否かは、リミットスイッチ3
2によって確認することができる。 <ヘ>泥水の送排出再開(図1) 流路切替装置2を回転させ、配管1同士を連通させ、エ
ア抜きバルブ31を閉じる。そして、地上施設11の泥
水ポンプを作動させ、再び泥水の送排出を行う。以上で
配管1の延長作業を終了する。
【0007】
【本考案の効果】本考案は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。<イ>従来は
既設配管を分離した際に、既設配管内に残留する流体が
流出する問題があった。しかし本考案は、既設配管の分
離前に、既設配管の分離端に栓体を詰め込んで閉塞する
ことができる。そのため、既設配管内に残留する流体の
流出を防止することができる。従って、泥水シールド工
法等においては、シールド内に泥水が流出するのを防止
できるため、作業環境を改善することができると共に、
泥水の使用量の無駄を無くすことができ、経済的であ
る。<ロ>新規配管の継ぎ足し時の泥水等の流出防止の
他に、配管内の清掃作業にも使用することができる。即
ち、配管内にコンクリート等を圧送する場合は、コンク
リートが配管内面に付着硬化するため、配管内面の清掃
作業が困難であった。しかし本考案の装置を用いれば、
水中ポンプの圧力で栓体を配管内全体に圧送して、配管
内面に付着したコンクリート等を削り落とすことができ
る。従って、配管内面の清掃作業を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 泥水の送排出状態の説明図
【図2】 新規配管の連結状態の説明図
【図3】 流体の流出防止装置の拡大説明図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の途上に設けて、配管の流路を配
    管とは別の栓体の収納管側に切り替えを行う回転切替式
    であって、内部に栓体の移動を許容する一本の湾曲した
    流路を形成したローターを収納した流路切替装置と、 配管及び収納管内を移動可能に収納した栓体と、 収納管内の栓体を配管内に水圧で押して移動させるポン
    プとよりなる、 配管内の流体の処理装置。
JP1991013528U 1991-02-19 1991-02-19 配管内の流体の処理装置 Expired - Lifetime JP2607334Y2 (ja)

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JPH0624092U JPH0624092U (ja) 1994-03-29
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