JP2607279B2 - 磁気記録再生装置におけるテープ検知機構 - Google Patents

磁気記録再生装置におけるテープ検知機構

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置におけるテープ検知機構
に係り、特に、磁気テープの損傷を防止するのに好適な
テープ検知機構に関する。
〔従来の技術〕
回転ヘッド方式VTRとしては、通常固定ドラム型(磁
気ヘッドのみが回転する)と回転ドラム型(磁気ヘッド
と上ドラムが回転する)との2種類がある。これらのド
ラムは通常アルミ等の合金でできており、ドラムの温度
に対して周囲温度が急激に低下すると、ドラム表面に結
露を生じる。固定ドラム型においては、磁気テープが固
定ドラムに対して広範囲にわたって接触しているため
に、磁気テープは固定ドラムに容易に貼り付いてしま
い、テープ張力が異常に上昇し、磁気テープの正常な走
行が妨げられるとともに磁気テープに損傷を与える。一
方回転ドラム型においては、通常空気膜により回転ドラ
ムに対して磁気テープは浮上して走行するが、一旦磁気
テープが回転しているドラムに貼り付くと、磁気テープ
は極度な損傷を受ける。
この対策として、従来の回転磁気ヘッド型VTRでは、
ドラム表面の結露を検出して、ドラムを加熱し水滴を除
去する様な方策をとっている。なお、この種の装置とし
て関連するものとしては例えば特開昭49−24407号公
報、特開昭49−28312号公報、および、特開昭49−53008
号公報等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、磁気テープ本体の結露については配
慮がされておらず、装置本体ではなく、磁気テープの環
境条件が急激に変化した場合の磁気テープの保護につい
て問題があった。すなわち従来のドラムの結露を検出す
る方法では、磁気テープ自体の結露を検出することがで
きず、例えば近年利用の盛んなカメラ一体型VTRを屋外
で使用した後、屋内に搬入した場合など、磁気テープ本
体が結露してしまい、ドラムあるいは固定ヘッド類等に
貼り付くことが考えられる。特に、カメラ撮りの場合等
磁気テープに記録された情報は再録のきかないものであ
る場合が多く、一旦記録された情報すなわち磁気テープ
を損なうことは絶対に避けられねばならない。この様な
課題に対して、従来の結露検出方法では装置本体の結露
を検出することはできるが、磁気テープの結露を検出す
ることはできない。特に近年記録の高密度化に伴う磁気
テープの薄手・高平滑面化により、磁気テープはより貼
り付きやすいものとなっている。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し
磁気テープ本体の結露を検知し、テープの損傷を防止す
ることができる磁気記録再生装置におけるテープ検知機
構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の磁気記録再生装置
のテープ検知機構においては、磁気テープの表面の結露
状態を検出する検出手段(検知手段)を設ける。
検出手段としては、回転軸のまわりに所定の摩擦トル
クを持つ回転ローラと、この回転ローラにテープが接し
てローディングされるときその回転を検出する手段によ
り構成される。
検出手段は、また、磁気テープの表面に光を照射し、
結露状態に応じて変化する反射光量を受光する光検出器
により構成される。
検出手段は、磁気テープ表面温度と磁気記録再生装置
内部の温度との温度差を検出する温度検出器により構成
される。
検出手段の設けられる位置は、磁気テープが回転ドラ
ム装置や固定ヘッド類に巻き付くより以前のテープロー
ディング動作の初期に、検出手段が作動して磁気テープ
の結露状態を検知できるような位置とされる。
〔作用〕
上記構成に基づく作用を説明する。
磁気テープは、ローディング機構によりテープカセッ
トより引出される。そして引出される途中でテープ表面
の検知手段により結露状態を検出する。
例えば、表面が結露した磁気テープは、テープガイド
との摺動抵抗が増加するので、ローディング途中に巻装
されるテープガイドが所定のトルク以上の力で回転さ
れ、この回転を検出する。また、磁気テープ表面の結露
により生じるテープ表面の水滴を、光の反射により検出
し、反射量が所定の値を越えたことにより結露を検出す
ることもできる。更には磁気テープ表面の電気抵抗の変
化により検出することも可能である。
ここでもし結露を検出すれば、ローディング動作を中
断させて磁気テープが回転ヘッド装置等に巻装されない
様にするので、結露した磁気テープが回転するヘッド等
に当接しなくなり、その結果、ヘッド及び磁気テープを
傷めることがない。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面により説明する。
第2図は、カセットを装着した状態における磁気記録
再生装置の平面図である。第3図は、磁気テープのロー
ディングを完了した状態における同装置の平面図、第4
図は、ハーフローディング状態における同装置の平面図
である。
第2図において、1は回転する磁気ヘッドを搭載する
回転ヘッド装置、2はカセットで、磁気テープ7を巻回
する供給リール3と巻取リール4を内蔵する。カセット
2の前面には開口部8が設けられており、磁気テープ7
はテープガイド5及び6により開口部8の前方に張架さ
れている。
カセット2を装置9に装着すると、開口部8内には、
供給側引出しガイド10,ローラガイド11,傾斜固定ガイド
12,13,ローラガイド14,ピンチローラ15及び巻取側引出
しガイド16が挿入される。更に、ローラガイド11と傾斜
固定ガイド12は移動ベース17に植立され、ローラガイド
14と傾斜固定ガイド13は同様に移動ベース18に植立さ
れ、後述するローディング機構により駆動され、案内板
19に設けられた案内溝19a及び19bに各々沿って移動す
る。ローディング完了位置では、回転ヘッド装置1の両
近傍に設けられた固定手段20及び21により移動ベース17
及び18が位置決め保持されて、回転ヘッド装置1へのテ
ープ巻装が行われる。
供給側引出しガイド10は第3図矢印Aに示す様に駆動
され、供給リール側のテープ走行路を形成する。すなわ
ち、供給リール3を出た磁気テープ7は、テープガイド
22及び23を経て、テンションピン24に巻装され、供給側
引出しガイド10を経て全幅消去ヘッド27に当接した後、
ローラガイド11及び傾斜固定ガイド12により回転ヘッド
装置1に導かれる。テンションピン24は、ポテンショメ
ータ25の軸まわりに回動するアーム26の一端に植立さ
れ、供給側のテープテンションを検出して供給リール3
に駆動力を与えるモータに加える電圧を制御しテープテ
ンションを所定の値に保つ役割をなす。
ピンチローラ15及び巻取側引出しガイド16は、同様に
矢印Bに示す様に駆動され、巻取側のテープ走行路を形
成する。すなわち、回転ヘッド装置1より導出された磁
気テープ7は、傾斜固定ガイド13によりテープ姿勢を補
正された後、ローラガイド14により走行方向が変換さ
れ、オーディオ・コントロールヘッド28に当接し、テー
プガイド29を経てキャプスタン30に至る。キャプスタン
30を出た磁気テープ7は巻取側引出しガイド16を経てテ
ンションピン32に巻装され、テープガイド33及び34を経
て巻取リール4に至る。オーディオ・コントロールヘッ
ド28では、磁気テープ7の長手方向に形成されるトラッ
クに対して、オーディオ信号・コントロールパルス・タ
イムコード信号等を記録あるいは再生する。キャプスタ
ン30は、ピンチローラ15とともに磁気テープ7を圧接狭
持し、その下方に載置されるモータ31より駆動力を得て
磁気テープ7を所定の方向に所定の速度で駆動するテン
ションピン32は、ポテンショメータ35の軸まわりに回動
するアーム36の一端に植立され、巻取側のテープテンシ
ョンを検出して巻取リール4に駆動力を与えるモータに
加える電圧を制御し、テープテンションを所定の値に保
つ。
第4図はいわゆるハーフローディングの状態を示す装
置の平面図である。ハーフローディングを行うための機
構は後述する。供給側引出しガイド10と巻取側引出しガ
イド16によるテープローディングを、ローラガイド11及
び14よりも先に行うもので、このハーフローディングの
状態では磁気テープ7は回転ヘッド装置1及び全幅消去
ヘッド27及びオーディオ・コントロールヘッド28に当接
しない。
従ってローディング開始後、このハーフローディング
の期間中に磁気テープ7の結露を検出すれば、磁気テー
プとの摺接面の大きい、上記した回転ヘッド装置1及び
固定ヘッド類27及び28との当接が避けられるので、磁気
ヘッド及び磁気テープの保護を確実に行うことができ
る。特に回転ヘッド装置1の構造がいわゆる上回転方式
である場合は、磁気テープの損傷を防止するためローデ
ィング過程において上ドラムが回転する必要があるの
で、上ドラムが回転している時に結露した磁気テープが
巻装されると磁気テープ及び磁気ヘッドに重大な損傷を
与えることとなり、ハーフローディング状態で結露を検
出する効果は大きい。
次に、第5図によりローラガイド11及び14等のローデ
ィング機構を説明する。ローディングリング40及び52
は、各々ローラ49,50,51及び62,63,64により回動自在に
支持され、回転ヘッド装置1を囲む様に配置される。ロ
ーディングリング40は下層に配置され、軸48を中心に回
動するギア47により駆動される。ギア47はモータから減
速系を介して駆動される。ローディングリング40上には
ピン43及び44が植立され、スライダ41がその長穴により
前記ピン43及び44に沿って摺動し得る様に支持される。
かつスライダ41はローディングリング40に対して図示し
ないばねにより移動ベース18とは反対方向に付勢されて
おり、ローディング完了時に移動ベース18の固定手段21
への圧着力を発生する。移動ベース18は、軸46まわりに
回動自在に支持されたアーム42によりスライダ41上の軸
45のまわりに回動自在に支持される。これによりローデ
ィングリング40の回動にともない移動ベース18は案内溝
19bに沿って移動する。スライダ41はコ字状をなしてお
り下側に長穴部上側に軸45が植立され、この中間部にロ
ーディングリング52が配置される。ローディングリング
52はローラ62,63,64によりローディングリング40と同芯
状に配置され、ギア47よりギア59,60および61を介して
ローディングリング40とは反対方向に駆動される。ロー
ディングリング52上にはピン55及び56が植立され、スラ
イダ53がその長穴によりピン55及び56に沿って摺動し得
る様に支持される。かつスライダ53はローディングリン
グ52に対して図示しないばねにより移動ベース17とは反
対方向に付勢されており、ローディング完了時に移動ベ
ース17の固定手段20への圧着力を発生する。スライダ53
の一端には軸57が植立され、アーム54が軸57のまわりに
回動自在に支持される。アーム54の他端は移動ベース17
に植立された軸58のまわりに回動自在に支承される。こ
れにより、ローディングリング52の回動にともない移動
ベース17は案内溝19aに沿って移動する。
次に左右の引出しガイドについて第6図及び第7図に
より詳述する。第6図はローディング開始位置、第7図
はローディング完了位置を示している。ギア47にはカム
溝65が設けられ、このカム溝65に係合するピン66により
アーム67は軸68のまわりにギア47の回転にともない回動
する。アーム67の他端にはギア部が設けられ、軸70まわ
りに回動自在なギア69に係合している。ギア69はアーム
71と一体であり、アーム71の一端には供給側引出しガイ
ド10が植立される。供給側引出しガイド10は、固定手段
85により位置決めされる。一方アーム67の他端にはピン
72が植立され、該ピン72は、軸75のまわりに回動自在な
アーム74の一端に設けられた溝73に係合する。更にアー
ム74の他端にはピン76が植立され、該ピン76は、ピン79
及び80に沿って摺動可能なスライダ78の一端に設けられ
た長穴77に係合する。従ってアーム67の動きはアーム74
を介してスライダ78に伝達される。スライダ78の他端に
は長穴81が設けられ、軸84のまわりに回動自在なアーム
83に植立されるピン82に係合し、スライダ78の動きをア
ーム83に伝える。アーム83の先端には巻取側引出しガイ
ド16が植立され、ローディング完了時には固定手段86に
より位置決めされる。ギア47に設けたカム溝65に対して
ピン66は、アンローディング時に最外径に位置にあり、
ローディング開始とともにギア47が時計回りに回動する
とその前半部において最内径の位置に至り、ローディン
グ期間の後半はその最内径の位置にとどまる。従ってロ
ーディング前期において、引出しガイド10及び16のハー
フローディングを行うことができる。
次に第1図により磁気テープの結露検知機構の一実施
例を説明する。図はテープガイド22の詳細図である。ベ
ース98上にシャフト90が植立され、その中央部に軸受93
が2個配置され、この軸受93によりローラ92がシャフト
90まわりに回転自在に支持される。軸受93の上側には上
フランジ91がシャフト90に固定されると同時に軸受93に
予圧を与える。ローラ92の下側にはベース98に固定され
た下フランジ95が配置される。更に下フランジ95とベー
ス98との間にはシャフト90と同芯状にクラッチ板96がば
ね97により上方に付勢されて収納される。一方ローラ92
の下端は下フランジ95の内部に延びており、上記クラッ
チ板96はこのローラ92の下端面92aと当接し所定の摩擦
力を発生する。またローラ92の下方に延びた外周面には
明暗のパターン94が記され、下フランジ95の側面に設置
された発光及び受光を行う光検出部99によりパターン94
の反射光を検出してローラ92の回転を検出する。第1図
(a)はローディング完了以前の状態であり、第1図
(b)はローディング完了状態を示す。結露のない磁気
テープのローディングの場合、ローディング開始時に
は、ローラ92は、クラッチ96により保持されているた
め、回転せず、テープ7はそのローラ92面を滑ってロー
ディングされる。そして、ローディングが完了すると、
アーム71がクラッチ板96の側面に設けられた溝に係合
し、クラッチ板96をばね97に逆らって若干量下方にずら
す。従ってクラッチ板96とローラ92との接触が解かれ、
ローラ92は自在に回転できる様になり、磁気テープ7の
走行時の摺動負荷を増加させない。一方、結露した磁気
テープが巻装されてローディングすると、磁気テープ7
とローラ92との摺動負荷が増加し、クラッチ板96による
所定の保持トルクを超過し、結果としてローディング途
中にローラ92が回転することになる。この回転を光検出
部99により検出することにより、磁気テープ7の結露状
態を判断することができる。本実施例においてはローデ
ィング時に供給リール3より磁気テープ7を繰り出すシ
ステムを考慮し、供給リール側に位置するテープガイド
22に検出機構を組込んだ。また結露は磁気テープ7の磁
性面側において特に問題が大きいので、磁性面側が当接
するテープガイド22を検出部とすればより確実に結露を
検出し、テープと装置を保護できる。
次に第2の実施例を第9図及び第10図により説明す
る。第9図は本実施例の構成、第10図は水滴付着量と受
光量の関係を示す。100は、例えフォトトランジスタ等
による光量検出器で、発光部101と受光部102を備える。
光量検出部100は、第2〜4図に示す様に、テープガイ
ド22と23との間に配置され、ローディング途中の磁気テ
ープ7に近接して配置される様になっている。ここで磁
気テープ7の表面が結露していると、表面に発生する水
滴の量に応じて発光部101からの光が乱反射して受光部1
02での受光量が減少する。従って受光部102での受光量
を検出すれば水滴の付着状況がわかり、結果として結露
を検出することができる。本方式によれば、機構部を必
要としないので、組立性の向上、部品点数の削減を図る
ことができ、結果として低コスト化を達成することがで
きる。
次に第3の実施例を第11図及び第12図により説明す
る。第11図は本実施例の構成、第12図は水滴付着量と温
度差の関係を示す。これは第2の実施例における光量検
出器100のかわりに温度検出器103及び104を設けたもの
である。温度検出器103は、例えば赤外線等により磁気
テープ7の表面の温度を検出し、温度検出器104は装置
内部の温度を検出する。この2つの検出器からの検出温
度の差分を見ることにより、更に正確には装置内部の絶
対温度を考慮することにより、磁気テープ7が結露する
か否かを判断することができる。本実施例においても第
2の実施例と同様の効果を得ることができる。
更には、磁気テープ表面の電気抵抗の変化により、該
表面の結露状態を検出することもできる。
次に第8図により本装置のシステムを説明する。第1
〜3の実施例で述べた回転検出器あるいは光量検出器あ
るいは温度検出器からの信号をマイコンにより演算処理
し、結露しているか否かを判断する。結露していること
を検出したなら、アラーム機構により例えば装置前面の
ランプを点燈して警告表示を行う。またローディングモ
ータを停止させる。更にはアンローディング動作を行う
様にローディングモータ及びリールモータを制御する。
また異なる方法として、第4図に示すハーフローディン
グの位置でテープの早送りを行い、磁気テープ7の結露
の解消を確認して次の操作に移行する様にしても良い。
〔発明の効果〕
以上詳しく述べたように、本発明の磁気記録再生装置
のテープ検出機構によれば、磁気テープの結露状態を直
接検知できるので、磁気テープが結露したときの損傷を
確実に防止することができる。また、磁気テープに結露
が発生しても、回転ヘッド装置や固定ヘッド類に磁気テ
ープが当接する前にこれを検知することができるので、
磁気テープの損傷防止及び磁気ヘッドの保護を図ること
ができる等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の第1の実施例の回転検出
器の一部断面図、第2図は本発明の実施例の適用される
磁気記録再生装置のアンローディング状態の平面図、第
3図は同装置のローディング状態の平面図、第4図は同
装置のハーフローディング状態の平面図、第5図(a)
(b)はテープガイドローディング機構の平面図、第6
図および第7図は引き出しガイドローディング機構の平
面図、第8図は本発明の実施例が適用されるシステムの
ブロック図、第9図は本発明の第2の実施例の側面図、
第10図は同実施例の特性図、第11図は本発明の第3の実
施例の側面図、第12図は同実施例の特性図である。 1……回転ヘッド装置、2……カセット、7……磁気テ
ープ、10,16……テープ引出しガイド、11,14……ローラ
ガイド、12,13……傾斜固定ガイド、22,23……テープガ
イド、27……全幅消去ヘッド、28……オーディオ・コン
トロールヘッド、92……ローラ、95……下フランジ、96
……クラッチ板、97……ばね、99……光検出部、100…
…光量検出器、101……発光部、102……受光部、103,10
4……温度検出器。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドを搭載したテープ案内ドラ
    ムと、磁気テープカセットから磁気テープを引き出して
    前記テープ案内ドラムに所定角度斜めに巻装するテープ
    ローディング機構と、ローディングされた磁気テープを
    所定速度で駆動するテープ駆動機構とを有する磁気記録
    再生装置において、 前記磁気テープの表面の結露を検知する検知手段を備え
    たことを特徴とする磁気記録再生装置におけるテープ検
    知機構。
  2. 【請求項2】前記検出手段は、 回転軸回りに所定の摩擦トルクが働き、磁気テープが結
    露していない場合には、走行している該磁気テープが接
    触しても、該摩擦トルクで回転することがなく、磁気テ
    ープが結露している場合には、走行している該磁気テー
    プが接触すると、該摩擦トルクに打ち勝って、該磁気テ
    ープの走行に伴って回転する回転ローラと、 前記回転ローラの回転を検知して、前記磁気テープの結
    露を把握するローラ回転検知手段と、 を有していることを特徴とする請求項1記載の磁気記録
    再生装置におけるテープ検知機構。
  3. 【請求項3】前記検知手段は、 磁気テープの表面に光を照射する手段と、 磁気テープからその結露状態に応じて変化する光量の反
    射光を受光する光検知器と、 を有していることを特徴とする請求項1記載の磁気記録
    再生装置におけるテープ検知機構。
  4. 【請求項4】前記検知手段は、 磁気テープの表面温度と磁気記録再生装置内部の温度と
    の温度差を検知する手段を有していることを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録再生装置におけるテープ検知機
    構。
  5. 【請求項5】前記テープローディング機構は、 前記テープ案内ドラムに磁気テープが巻き付く以前のロ
    ーディング初期に、前記検出手段が作動し得る位置まで
    磁気テープをローディングし、その後に前記テープ案内
    ドラムに前記磁気テープを巻装するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置におけ
    るテープ検知機構。
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