JP2607273B2 - シートベルト巻込装置 - Google Patents
シートベルト巻込装置Info
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- JP2607273B2 JP2607273B2 JP63149524A JP14952488A JP2607273B2 JP 2607273 B2 JP2607273 B2 JP 2607273B2 JP 63149524 A JP63149524 A JP 63149524A JP 14952488 A JP14952488 A JP 14952488A JP 2607273 B2 JP2607273 B2 JP 2607273B2
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- JP
- Japan
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- deceleration
- seat belt
- retractor
- sensor
- sensor mass
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4628—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
- B60R22/4652—Mechanical triggering means therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車輌制動時に乗員の前方への移動を最小限
に抑えるためのシートベルトを巻取り収納する巻込装置
に関する。
に抑えるためのシートベルトを巻取り収納する巻込装置
に関する。
〈従来の技術〉 自動車の座席には、制動時の乗員の前方への過度な移
動を防止するために、シートベルトが設けられている。
動を防止するために、シートベルトが設けられている。
このシートベルトには、通常の運転時の動作は拘束せ
ず、急制動時にのみシートベルトの巻取軸をロックする
緊急時自動ロック装置付きルトラクタ装置(以下ELR装
置と略す)が設けられる場合がある。
ず、急制動時にのみシートベルトの巻取軸をロックする
緊急時自動ロック装置付きルトラクタ装置(以下ELR装
置と略す)が設けられる場合がある。
このELP装置は、急制動時の減速度やシートベルトの
急激な繰出しを検出して、極めて短時間のうちに巻取軸
をロックする形式のものが一般的であることから、衝突
時など、極めて過大な減速度が作用したような場合に
は、乗員の拘束力が不十分となることが考えられる。
急激な繰出しを検出して、極めて短時間のうちに巻取軸
をロックする形式のものが一般的であることから、衝突
時など、極めて過大な減速度が作用したような場合に
は、乗員の拘束力が不十分となることが考えられる。
このような観点に基づき、例えば西ドイツ国特許第3,
215,926号などに於いて、衝突時に、シートベルトを巻
込む方向にリトラクタリールを急速駆動することによ
り、シートベルトの緊急張力をより一層高めるようにし
たプリローダ装置が提案されている。
215,926号などに於いて、衝突時に、シートベルトを巻
込む方向にリトラクタリールを急速駆動することによ
り、シートベルトの緊急張力をより一層高めるようにし
たプリローダ装置が提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 さて、上記装置に於いては、所定の減速度が作用した
時の慣性力にて変位する慣性体(センサマス)を用いて
減速度を検出している。
時の慣性力にて変位する慣性体(センサマス)を用いて
減速度を検出している。
しかるに、巻取軸のロックが行なわれるのは、専ら通
常の制動装置による急制動時であり、対するリトラクタ
リールを巻込むための急速駆動が行なわれるのは、車輌
衝突時であるという違いがある。従って、上記した2つ
の異なる装置をそれぞれ異なる減速度で起動するために
は、異なる感度に設定された2つの減速度検出器を必要
としていた。
常の制動装置による急制動時であり、対するリトラクタ
リールを巻込むための急速駆動が行なわれるのは、車輌
衝突時であるという違いがある。従って、上記した2つ
の異なる装置をそれぞれ異なる減速度で起動するために
は、異なる感度に設定された2つの減速度検出器を必要
としていた。
そのため、シートベルト巻込装置の構造が複雑化した
り、あるいは大型化するという不都合があった。
り、あるいは大型化するという不都合があった。
本発明は、このような不都合を改善すべくなされたも
のであり、その主な目的とするところは、一体的に組込
まれたELP装置及びプリローダ装置をそれぞれ別個に動
作させることができ、しかもその構造が簡略化された減
速度検出器を備えたシートベルト巻込装置を提供するこ
とにある。
のであり、その主な目的とするところは、一体的に組込
まれたELP装置及びプリローダ装置をそれぞれ別個に動
作させることができ、しかもその構造が簡略化された減
速度検出器を備えたシートベルト巻込装置を提供するこ
とにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、シートベルトの
巻込み・繰出しを行うリトラクタ装置に設けられたリー
ルの前記シートベルトを繰出す方向に対する回転制限手
段が作動する第1の減速度を検出する第1のセンサ手段
と、乗員の身体に掛渡された状態にあるシートベルトに
対して緊張を加えるためのプリローダ装置が作動する前
記第1の減速度より大なる第2の減速度を検出する第2
のセンサ手段とを有するシートベルト巻込装置であっ
て、前記第1及び第2のセンサ手段は、慣性の作用にて
変位するセンサマスを少なくとも部分的に共有するもの
であることを特徴とするシートベルト巻込装置を提供す
ることにより達成される。特に、前記センサマスを前記
第1の減速度にて傾動し得るように支持する保持体、該
保持体を前記第2の減速度にて概ね車輌進行方向に沿っ
て移動し得るように支持する支持手段と、前記保持体を
所定の位置に保持すべく前記第2の減速度に相応するば
ね手段とを有するものとすると良い。
巻込み・繰出しを行うリトラクタ装置に設けられたリー
ルの前記シートベルトを繰出す方向に対する回転制限手
段が作動する第1の減速度を検出する第1のセンサ手段
と、乗員の身体に掛渡された状態にあるシートベルトに
対して緊張を加えるためのプリローダ装置が作動する前
記第1の減速度より大なる第2の減速度を検出する第2
のセンサ手段とを有するシートベルト巻込装置であっ
て、前記第1及び第2のセンサ手段は、慣性の作用にて
変位するセンサマスを少なくとも部分的に共有するもの
であることを特徴とするシートベルト巻込装置を提供す
ることにより達成される。特に、前記センサマスを前記
第1の減速度にて傾動し得るように支持する保持体、該
保持体を前記第2の減速度にて概ね車輌進行方向に沿っ
て移動し得るように支持する支持手段と、前記保持体を
所定の位置に保持すべく前記第2の減速度に相応するば
ね手段とを有するものとすると良い。
〈作用〉 このように、共通のセンサマスにて2つの減速度を検
出するようにすれば、減速度検出器の構造を簡略化し、
かつ小型化し得る。そして特に上記した構造とすれば、
比較的低い第1の減速度下に於けるセンサマスの傾動運
動にて回転制限手段が作動し、比較的高い第2の減速度
に釣合うようにばね支持された保持体と共にセンサマス
が前方に移動することをもってプリローダ装置が作動す
るように構成することができる。
出するようにすれば、減速度検出器の構造を簡略化し、
かつ小型化し得る。そして特に上記した構造とすれば、
比較的低い第1の減速度下に於けるセンサマスの傾動運
動にて回転制限手段が作動し、比較的高い第2の減速度
に釣合うようにばね支持された保持体と共にセンサマス
が前方に移動することをもってプリローダ装置が作動す
るように構成することができる。
〈実施例〉 以下に本発明の好適実施例について添付の図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本発明に基づき構成されたシー
トベルトリトラクタ装置の全体を示している。
トベルトリトラクタ装置の全体を示している。
リトラクタ装置1は、鉄板を曲げ加工してなるリール
フレーム1aにてその両端を回動自在に支持されると共に
渦巻きばね3にて巻取り方向に回動付勢されたリトラク
タリール3と、このリトラクタリール3に巻着されたシ
ートベルト4と、リトラクタリール3のシートベルト繰
出し方向への回転運動を阻止し得る回転制限手段として
のラチェット機構5と、リトラクタリール3を巻取り方
向に回動駆動するプリローダ装置としての駆動装置6と
からなっている。
フレーム1aにてその両端を回動自在に支持されると共に
渦巻きばね3にて巻取り方向に回動付勢されたリトラク
タリール3と、このリトラクタリール3に巻着されたシ
ートベルト4と、リトラクタリール3のシートベルト繰
出し方向への回転運動を阻止し得る回転制限手段として
のラチェット機構5と、リトラクタリール3を巻取り方
向に回動駆動するプリローダ装置としての駆動装置6と
からなっている。
このリトラクタ装置1は、リトラクタリール3の回転
軸線を車輌進行方向に沿わせて車体に取付けられる。
軸線を車輌進行方向に沿わせて車体に取付けられる。
ラチェット機構5は、リトラクタリール3の一方(後
部側)の軸端に一体的に設けられたラチェットホイール
7と、このラチェットホイール7の外周面に形成された
ラチェット歯7aに係合し得るラチェット爪8aをその一端
に形成され、かつ上下方向に傾動可能なようにその他端
を枢支されたラチェットポール8とからなり、所定の状
態にてラチェット爪8aをラチェット歯7aに押し当てるこ
とにより、リトラクタリール3の回転を阻止するように
されている。
部側)の軸端に一体的に設けられたラチェットホイール
7と、このラチェットホイール7の外周面に形成された
ラチェット歯7aに係合し得るラチェット爪8aをその一端
に形成され、かつ上下方向に傾動可能なようにその他端
を枢支されたラチェットポール8とからなり、所定の状
態にてラチェット爪8aをラチェット歯7aに押し当てるこ
とにより、リトラクタリール3の回転を阻止するように
されている。
リールフレーム1aのラチェット機構5側の側面には、
ラチェット機構5と隣接して減速度検出器9が設けられ
ている。この減速度検出器9のハウジング9aの内面に
は、第3図に示すように、車輌進行方向に沿うガイド溝
10が形成されている。そしてこのガイド溝10に沿って移
動し得るように、概ね有底円筒状をなす保持体11が、そ
の周壁に外向き突設された一対のガイド突起11aをもっ
てガイド溝10に係合している。この保持体11は、リール
フレーム1a外面との間に縮設されたバイアスばね12によ
り、通常はガイド溝10の車輌進行方向後端部に位置する
ように弾発的に支持されている。
ラチェット機構5と隣接して減速度検出器9が設けられ
ている。この減速度検出器9のハウジング9aの内面に
は、第3図に示すように、車輌進行方向に沿うガイド溝
10が形成されている。そしてこのガイド溝10に沿って移
動し得るように、概ね有底円筒状をなす保持体11が、そ
の周壁に外向き突設された一対のガイド突起11aをもっ
てガイド溝10に係合している。この保持体11は、リール
フレーム1a外面との間に縮設されたバイアスばね12によ
り、通常はガイド溝10の車輌進行方向後端部に位置する
ように弾発的に支持されている。
ハウジング9aの内面に於ける保持体11の後部側に隣接
する位置には、保持体11の移動方向に概ね直交する向き
にシリンダ状をなすガイド孔13が穿設されている。この
ガイド孔13の内面には、コイルばね14により常時突出方
向に弾発付勢された撃針15が装着されている。
する位置には、保持体11の移動方向に概ね直交する向き
にシリンダ状をなすガイド孔13が穿設されている。この
ガイド孔13の内面には、コイルばね14により常時突出方
向に弾発付勢された撃針15が装着されている。
撃針15は、尖端15a及び拡径部15bを有している。そし
てこの拡径部15bの外周部と保持体11の後面に突設され
たストッパ突起11bとが互いに係合することをもって、
コイルばね14の付勢力に抗してガイド孔13内に撃針15が
保持される。
てこの拡径部15bの外周部と保持体11の後面に突設され
たストッパ突起11bとが互いに係合することをもって、
コイルばね14の付勢力に抗してガイド孔13内に撃針15が
保持される。
保持体11の内側には、センサマス16が支持されてい
る。このセンサマス16は、中間部が膨出した樽形をなす
と共に、その下面に突起16aが突設されており、保持体1
1底面の中心部に穿設された孔11cにこの突起16aが突入
することをもって、通常は直立状態を維持するものとさ
れている。
る。このセンサマス16は、中間部が膨出した樽形をなす
と共に、その下面に突起16aが突設されており、保持体1
1底面の中心部に穿設された孔11cにこの突起16aが突入
することをもって、通常は直立状態を維持するものとさ
れている。
センサマス16の上面には、適宜な曲率の凹面16bが形
成されており、前記したラチェットポール8の中間部に
下向きに突設された突起8bをこの凹面16b上にて受けて
いる。そしてセンサマス16が直立状態にある時に、ラチ
ェット爪6aとラチェット歯7aとが非接触となるように、
各部の関係が定められている(第2図)。
成されており、前記したラチェットポール8の中間部に
下向きに突設された突起8bをこの凹面16b上にて受けて
いる。そしてセンサマス16が直立状態にある時に、ラチ
ェット爪6aとラチェット歯7aとが非接触となるように、
各部の関係が定められている(第2図)。
リールフレーム1a下部の車輌進行方向前側の側縁に
は、駆動装置6が固着されている。この駆動装置6は、
ピストン17が摺合したシリンダ18と、ピストン17に連結
されたワイヤ19が巻回されると共にリトラクタリール3
の回転軸と遠心クラッチ20を介して連結されたプーリ21
とからなっている。
は、駆動装置6が固着されている。この駆動装置6は、
ピストン17が摺合したシリンダ18と、ピストン17に連結
されたワイヤ19が巻回されると共にリトラクタリール3
の回転軸と遠心クラッチ20を介して連結されたプーリ21
とからなっている。
前記したガイド孔13の開口部に対向する部分には、雷
管22及び推薬23が内装されている。そして推薬23の装着
部と駆動装置6のピストン17後方の空室24との間は、中
空管路25にて連結されている。
管22及び推薬23が内装されている。そして推薬23の装着
部と駆動装置6のピストン17後方の空室24との間は、中
空管路25にて連結されている。
このようにして、推薬23が発火した際に生ずる膨張圧
力を、中空管路25を介してピストン17後方の空室24に導
き得るようにされている。
力を、中空管路25を介してピストン17後方の空室24に導
き得るようにされている。
次に上記実施例の作動要領について説明する。
制動装置による急制動を行うと、この時に作用する比
較的低い第1の減速度により、センサマス16が車輌進行
方向に傾動する(第4図)。すると、ラチェットポール
8の中間部に形成された突起8bがセンサマス16に形成さ
れた凹面16bの外周側に乗合上げることとなり、ラチェ
ットポール8が枢支点を支点として上向きに傾動し、ラ
チェット爪8aとラチェット歯7aとが噛合う。これによ
り、リトラクタリール3の回転が阻止され、シートベル
ト4の繰出しが制限される。
較的低い第1の減速度により、センサマス16が車輌進行
方向に傾動する(第4図)。すると、ラチェットポール
8の中間部に形成された突起8bがセンサマス16に形成さ
れた凹面16bの外周側に乗合上げることとなり、ラチェ
ットポール8が枢支点を支点として上向きに傾動し、ラ
チェット爪8aとラチェット歯7aとが噛合う。これによ
り、リトラクタリール3の回転が阻止され、シートベル
ト4の繰出しが制限される。
減速度が消失すると、センサマス16は直立状態に復帰
し、ラチェット爪8aとラチェット歯7aとの噛合いが解除
される。
し、ラチェット爪8aとラチェット歯7aとの噛合いが解除
される。
次に、衝突などの際に極めて大きな第2の減速度が作
用すると、センサマス16は傾動するばかりでなく、前方
へ移動しようとする。すると、センサマス16と共に保持
体11が、バイアスばね12の付勢力に抗して前方に向けて
摺動変位する。これにより、撃針15がその拘束を解かれ
て雷管22に衝当し、推薬23が発火する。そして推薬23の
燃焼にて生ずる爆発圧力によりピストン17が動き、ワイ
ヤ19、プーリ21及び遠心クラッチ20を介してリトラクタ
リール3が回転駆動される。しかして、リトラクタリー
ル3にシートベルト4が巻込まれ、その緊張力の増大が
達成される。
用すると、センサマス16は傾動するばかりでなく、前方
へ移動しようとする。すると、センサマス16と共に保持
体11が、バイアスばね12の付勢力に抗して前方に向けて
摺動変位する。これにより、撃針15がその拘束を解かれ
て雷管22に衝当し、推薬23が発火する。そして推薬23の
燃焼にて生ずる爆発圧力によりピストン17が動き、ワイ
ヤ19、プーリ21及び遠心クラッチ20を介してリトラクタ
リール3が回転駆動される。しかして、リトラクタリー
ル3にシートベルト4が巻込まれ、その緊張力の増大が
達成される。
尚、本発明は、上記実施例に示すようなリトラクタリ
ールを直接駆動する形式に限らず、例えば、本出願人に
よる特開昭63−22752号公報に開示されるような、ELR装
置と並設されるプリローダ装置を備えたシートベルト巻
込装置にも適用し得る。
ールを直接駆動する形式に限らず、例えば、本出願人に
よる特開昭63−22752号公報に開示されるような、ELR装
置と並設されるプリローダ装置を備えたシートベルト巻
込装置にも適用し得る。
[発明の効果] このように本発明によれば、ラチェットポールの作動
と推薬の着火という2つの動作を、単一のセンサマスの
減速度の程度に応じた変位運動をもって段階的に行わせ
ることができる。従って、減速度検出装置の構造を簡略
化しかつ小型化し、前記したようなELR装置とプリロー
ダ装置とが一体的に設けられたシートベルトリトラクタ
装置の製造コストを低減するうえに効果的である。しか
も上記実施例に示したように、ばね手段にて浮動的に保
持された保持体にてセンサマスを傾動可能なように支持
する構造とすれば、よしんば保持体とセンサマスとの間
が膠着したような場合にもプリローダ装置としての作動
に対する影響がなく、フェールセーフとしての効果もあ
る。
と推薬の着火という2つの動作を、単一のセンサマスの
減速度の程度に応じた変位運動をもって段階的に行わせ
ることができる。従って、減速度検出装置の構造を簡略
化しかつ小型化し、前記したようなELR装置とプリロー
ダ装置とが一体的に設けられたシートベルトリトラクタ
装置の製造コストを低減するうえに効果的である。しか
も上記実施例に示したように、ばね手段にて浮動的に保
持された保持体にてセンサマスを傾動可能なように支持
する構造とすれば、よしんば保持体とセンサマスとの間
が膠着したような場合にもプリローダ装置としての作動
に対する影響がなく、フェールセーフとしての効果もあ
る。
第1図は本発明が適用されたリトラクタ装置を一部切除
して示す正面図である。 第2図の左側半分は、第1図に於けるII a−II a線に沿
う部分的な断面図であり、同じく右側半分は、II b−II
b線に沿う部分的な断面図である。 第3図は第2図のIII−III線に沿う部分的な断面図であ
る。 第4図は第1図の減速度が作用した状態を示す要部断面
図である。 1……リトラクタ装置、1a……リールフレーム 2……渦巻ばね、3……リトラクタリール 4……シートベルト、5……ラチェット機構 6……駆動装置、7……ラチェットホイール 7a……ラチェット歯、8……ラチェットポール 8a……ラチェット爪、8b……突起 9……減速度検出器、9a……ハウジング 10……ガイド溝、11……保持体 11a……ガイド突起、11b……ストッパ突起 11c……中心孔、12……バイアスばね 13……ガイド孔、14……コイルばね 15……撃針、15a……尖端 15b……拡径部、16……センサマス 16a……突起、16b……凹部 17……ピストン、18……シリンダ 19……ワイヤ、20……遠心クラッチ 21……プーリ、22……雷管 23……推薬、24……空室 25……中空管路
して示す正面図である。 第2図の左側半分は、第1図に於けるII a−II a線に沿
う部分的な断面図であり、同じく右側半分は、II b−II
b線に沿う部分的な断面図である。 第3図は第2図のIII−III線に沿う部分的な断面図であ
る。 第4図は第1図の減速度が作用した状態を示す要部断面
図である。 1……リトラクタ装置、1a……リールフレーム 2……渦巻ばね、3……リトラクタリール 4……シートベルト、5……ラチェット機構 6……駆動装置、7……ラチェットホイール 7a……ラチェット歯、8……ラチェットポール 8a……ラチェット爪、8b……突起 9……減速度検出器、9a……ハウジング 10……ガイド溝、11……保持体 11a……ガイド突起、11b……ストッパ突起 11c……中心孔、12……バイアスばね 13……ガイド孔、14……コイルばね 15……撃針、15a……尖端 15b……拡径部、16……センサマス 16a……突起、16b……凹部 17……ピストン、18……シリンダ 19……ワイヤ、20……遠心クラッチ 21……プーリ、22……雷管 23……推薬、24……空室 25……中空管路
Claims (2)
- 【請求項1】シートベルトの巻込み・繰出しを行うリト
ラクタ装置に設けられたリールの前記シートベルトを繰
出す方向に対する回転制限手段が作動する第1の減速度
を検出する第1のセンサ手段と、乗員の身体に掛渡され
た状態にあるシートベルトに対して緊張を加えるための
プリローダ装置が作動する前記第1の減速度より大なる
第2の減速度を検出する第2のセンサ手段とを有するシ
ートベルト巻込装置であって、 前記第1及び第2のセンサ手段は、慣性の作用にて変位
するセンサマスを少なくとも部分的に共有するものであ
ることを特徴とするシートベルト巻込装置。 - 【請求項2】前記センサマスを前記第1の減速度にて傾
動し得るように支持する保持体と、 該保持体を前記第2の減速度にて概ね車輌進行方向に沿
って移動し得るように支持する支持手段と、 前記保持体を所定の位置に保持すべく前記第2の減速度
に相応するばね手段とを有することを特徴とする第1請
求項に記載のシートベルト巻込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63149524A JP2607273B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | シートベルト巻込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63149524A JP2607273B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | シートベルト巻込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01317851A JPH01317851A (ja) | 1989-12-22 |
JP2607273B2 true JP2607273B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=15477020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63149524A Expired - Fee Related JP2607273B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | シートベルト巻込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607273B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724295Y2 (ja) * | 1988-09-29 | 1995-06-05 | 本田技研工業株式会社 | シートベルトプリローダ装置のピストン構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55114651U (ja) * | 1979-02-06 | 1980-08-13 |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP63149524A patent/JP2607273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01317851A (ja) | 1989-12-22 |
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