JP2606873Y2 - 切離し機構内蔵型避雷碍子 - Google Patents
切離し機構内蔵型避雷碍子Info
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- JP2606873Y2 JP2606873Y2 JP1992030589U JP3058992U JP2606873Y2 JP 2606873 Y2 JP2606873 Y2 JP 2606873Y2 JP 1992030589 U JP1992030589 U JP 1992030589U JP 3058992 U JP3058992 U JP 3058992U JP 2606873 Y2 JP2606873 Y2 JP 2606873Y2
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- Japan
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- lightning arrester
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、切離し機構内蔵型避雷
碍子に関するものである。
碍子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、図3および図4に示
す如き切離し機構内蔵型避雷碍子を考案しそれを出願し
た(実開平 4− 20204号公報参照)。以下、図を基にそ
の概要を説明する。
す如き切離し機構内蔵型避雷碍子を考案しそれを出願し
た(実開平 4− 20204号公報参照)。以下、図を基にそ
の概要を説明する。
【0003】両端に開口部1a,1bを設け、且つ放圧口20
が円周方向に180 度の位相差をもって穿設された円筒状
の熱可塑性ポリマー(例えば、ポリエチレン)をベース
として作られた碍子本体(碍管)1内に、サージ電圧に
対しては低抵抗、送配電線路の通常の対地電圧に対して
は高抵抗を示す酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗特性
が優れた複数個の限流要素(以下避雷素子と言う)2--
-を積層状にして収容し、線路側開口部1aには線路側電
線3に電気的に接続する締め金具4を、また他の接地側
開口部1bには支持金具5を各々の開口部1a,1bを密封封
止する如く被冠させる。
が円周方向に180 度の位相差をもって穿設された円筒状
の熱可塑性ポリマー(例えば、ポリエチレン)をベース
として作られた碍子本体(碍管)1内に、サージ電圧に
対しては低抵抗、送配電線路の通常の対地電圧に対して
は高抵抗を示す酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗特性
が優れた複数個の限流要素(以下避雷素子と言う)2--
-を積層状にして収容し、線路側開口部1aには線路側電
線3に電気的に接続する締め金具4を、また他の接地側
開口部1bには支持金具5を各々の開口部1a,1bを密封封
止する如く被冠させる。
【0004】そして、上記開口部1aにはコイルばね( 図
示省略) を介して前記締め金具4と電気的に接続した電
極端子7を挿設し、最上位の避雷素子2との間を電気的
に導通させている。他方、支持金具5を被冠した開口部
1bには、最下位の避雷素子2と支持金具5との間に後述
する切離し機構17を設けるとともに、この切離し機構17
の動作を表示する表示棒19を挿通する貫通孔 10aが穿孔
された支持体10を封着する如く設けている。
示省略) を介して前記締め金具4と電気的に接続した電
極端子7を挿設し、最上位の避雷素子2との間を電気的
に導通させている。他方、支持金具5を被冠した開口部
1bには、最下位の避雷素子2と支持金具5との間に後述
する切離し機構17を設けるとともに、この切離し機構17
の動作を表示する表示棒19を挿通する貫通孔 10aが穿孔
された支持体10を封着する如く設けている。
【0005】締め金具4の上部には螺子桿12,12が螺着
され、その螺子桿12,12に締めつけ板13が設けられ、こ
の締めつけ板13と締め金具4上部との間で線路側電線3
を保持するように構成されている。
され、その螺子桿12,12に締めつけ板13が設けられ、こ
の締めつけ板13と締め金具4上部との間で線路側電線3
を保持するように構成されている。
【0006】符号15は前記避雷素子2の最下端に配設し
た固定盤であって、その外周にパッキング16が嵌着さ
れ、それにより碍子本体1内周面との間を密封するよう
にしている。
た固定盤であって、その外周にパッキング16が嵌着さ
れ、それにより碍子本体1内周面との間を密封するよう
にしている。
【0007】切離し機構17は、所定値に温度上昇した時
に溶断し且つ発熱抵抗体として機能するように導電率を
選定した導電性プラスチック 171と、この導電性プラス
チック 171の両端に固定され且つその間に放電ギャップ
が形成されたギャップ金具172, 172と、下端のギャップ
金具 172と前記支持金具5との間の引張りスプリング18
とを備え、上端のギャップ金具 172を前記固定盤15に取
付ける一方、前記引張りスプリング18によって導電性プ
ラスチック 171が溶断した際に下方へ引張って離開させ
るように構成されている。
に溶断し且つ発熱抵抗体として機能するように導電率を
選定した導電性プラスチック 171と、この導電性プラス
チック 171の両端に固定され且つその間に放電ギャップ
が形成されたギャップ金具172, 172と、下端のギャップ
金具 172と前記支持金具5との間の引張りスプリング18
とを備え、上端のギャップ金具 172を前記固定盤15に取
付ける一方、前記引張りスプリング18によって導電性プ
ラスチック 171が溶断した際に下方へ引張って離開させ
るように構成されている。
【0008】表示棒19は、上記切離し機構17が動作した
か否かを示す表示部材であって、切離し機構17の導電性
プラスチック 171の下端に固定されており、それ自体は
前記支持体10の貫通孔 10a内を切離し機構17の動作に追
随して昇降し、図4に示す通り、上記導電性プラスチッ
ク 171が溶断した際に支持体10からその先端が突出する
ようにして配設されている。
か否かを示す表示部材であって、切離し機構17の導電性
プラスチック 171の下端に固定されており、それ自体は
前記支持体10の貫通孔 10a内を切離し機構17の動作に追
随して昇降し、図4に示す通り、上記導電性プラスチッ
ク 171が溶断した際に支持体10からその先端が突出する
ようにして配設されている。
【0009】上述した切離し機構内蔵型避雷碍子では、
避雷素子2が経年劣化や破損した場合に、サージ電圧が
避雷素子2に流れると当該避雷素子2が発熱し、それに
伴って切離し機構17の導電性プラスチック 171が溶断し
て切離れ、同時に引張りスプリング18が作用して導電性
プラスチック 171の下方部を下降させ接地回路を遮断す
る。と同時に導電性プラスチック 171の下降によって、
それに取り付けている表示棒19の先端が支持体10より突
出するので、切離し機構17が動作したこと、延いては避
雷素子2が経年劣化や破損したことが外部から視認可能
となる。
避雷素子2が経年劣化や破損した場合に、サージ電圧が
避雷素子2に流れると当該避雷素子2が発熱し、それに
伴って切離し機構17の導電性プラスチック 171が溶断し
て切離れ、同時に引張りスプリング18が作用して導電性
プラスチック 171の下方部を下降させ接地回路を遮断す
る。と同時に導電性プラスチック 171の下降によって、
それに取り付けている表示棒19の先端が支持体10より突
出するので、切離し機構17が動作したこと、延いては避
雷素子2が経年劣化や破損したことが外部から視認可能
となる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した切
離し機構内蔵型避雷碍子は、切離し機構17が動作したか
否かの判別が外部から容易に確認できるので、避雷素子
2の劣化や破損等の故障時の修理・取替えが適時に行え
る他、避雷器と切り離し機構とを別々に接続するものに
比較してその作業が不要となる、全体がコンパクトにな
るなどの利点を有するが、切離し機構17が設けられた開
口部1bと外部とは、表示棒19が挿通されてはいるものの
支持体10の貫通孔 10aによって連通しており、また切離
し機構17が設けられた開口部1bと避雷素子2が設けられ
た部位とは、固定盤15に嵌着されたパッキング16によっ
て密封されているだけなので、時として気密性に欠ける
場合があり、避雷素子2の劣化を早めるなどの問題を起
こすことがある。
離し機構内蔵型避雷碍子は、切離し機構17が動作したか
否かの判別が外部から容易に確認できるので、避雷素子
2の劣化や破損等の故障時の修理・取替えが適時に行え
る他、避雷器と切り離し機構とを別々に接続するものに
比較してその作業が不要となる、全体がコンパクトにな
るなどの利点を有するが、切離し機構17が設けられた開
口部1bと外部とは、表示棒19が挿通されてはいるものの
支持体10の貫通孔 10aによって連通しており、また切離
し機構17が設けられた開口部1bと避雷素子2が設けられ
た部位とは、固定盤15に嵌着されたパッキング16によっ
て密封されているだけなので、時として気密性に欠ける
場合があり、避雷素子2の劣化を早めるなどの問題を起
こすことがある。
【0011】本考案は、上記の問題点を解消するために
なしたものであって、その目的は、切離し機構が設けら
れる接地側開口部の気密性が保持される新規な切離し機
構の動作表示構造を有する切離し機構内蔵型避雷碍子を
提供することである。
なしたものであって、その目的は、切離し機構が設けら
れる接地側開口部の気密性が保持される新規な切離し機
構の動作表示構造を有する切離し機構内蔵型避雷碍子を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記経緯によって開発さ
れた本考案に係わる切離し機構内蔵型避雷碍子の一つ
は、所定値に温度上昇した時に溶断し且つ発熱抵抗体と
して機能するように導電率を選定した導電性プラスチッ
ク体と、この導電性プラスチック体の両端に固定され且
つその間に放電ギャップが形成された上下一対のギャッ
プ金具とを含んで構成される切離し機構を、避雷素子と
接地側端子金具との間の碍管内に避雷素子に直列に収容
してなる切離し機構内蔵型避雷碍子において、碍子の接
地側開口部に接地側端子金具をパッキンを介し且つかし
め加工して設け、前記下端のギャップ金具の外面に磁石
を設ける一方、前記接地側端子金具に磁性体を設けると
共に接地側端子金具の外面に下部に透明部を有する密閉
ケースを設け、この密閉ケース内に前記下端のギャップ
金具の外面に設けた磁石と対向する面の磁極が同極とな
る表示用磁石を昇降可能または反転可能に収容してなる
ものである。
れた本考案に係わる切離し機構内蔵型避雷碍子の一つ
は、所定値に温度上昇した時に溶断し且つ発熱抵抗体と
して機能するように導電率を選定した導電性プラスチッ
ク体と、この導電性プラスチック体の両端に固定され且
つその間に放電ギャップが形成された上下一対のギャッ
プ金具とを含んで構成される切離し機構を、避雷素子と
接地側端子金具との間の碍管内に避雷素子に直列に収容
してなる切離し機構内蔵型避雷碍子において、碍子の接
地側開口部に接地側端子金具をパッキンを介し且つかし
め加工して設け、前記下端のギャップ金具の外面に磁石
を設ける一方、前記接地側端子金具に磁性体を設けると
共に接地側端子金具の外面に下部に透明部を有する密閉
ケースを設け、この密閉ケース内に前記下端のギャップ
金具の外面に設けた磁石と対向する面の磁極が同極とな
る表示用磁石を昇降可能または反転可能に収容してなる
ものである。
【0013】
【作用】本考案の切離し機構内蔵型避雷碍子に従えば、
切離し機構部が動作した時の表示を、接地側端子金具の
内外に設けた磁石の反発力および/または吸引力によっ
て接地側端子金具の外に設けた磁石の表示部を動作せし
めて表示するようにしたので、切離し機構を収容した接
地側開口部は碍管の下端に設けた接地側端子金具によっ
て完全に内外を遮断され極めて気密性がよくなる。また
これにより避雷素子の気密不良による劣化が防止でき
る。
切離し機構部が動作した時の表示を、接地側端子金具の
内外に設けた磁石の反発力および/または吸引力によっ
て接地側端子金具の外に設けた磁石の表示部を動作せし
めて表示するようにしたので、切離し機構を収容した接
地側開口部は碍管の下端に設けた接地側端子金具によっ
て完全に内外を遮断され極めて気密性がよくなる。また
これにより避雷素子の気密不良による劣化が防止でき
る。
【0014】また、碍管の材質は特に限定するものでは
ないが、熱可塑性ポリマー、磁器などが使用できる。
ないが、熱可塑性ポリマー、磁器などが使用できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本考案においては接地側の構造が改善さ
れ、線路側は従来の切離し機構内蔵型避雷碍子の構成と
同じことから詳細を割愛して説明する。また、従来の切
離し機構内蔵型避雷碍子と同ーの名称の物品は同ーの符
号を付して説明する。
する。なお、本考案においては接地側の構造が改善さ
れ、線路側は従来の切離し機構内蔵型避雷碍子の構成と
同じことから詳細を割愛して説明する。また、従来の切
離し機構内蔵型避雷碍子と同ーの名称の物品は同ーの符
号を付して説明する。
【0016】(実施例1) 図1は、本考案に係わる切離し機構内蔵型避雷碍子の要
部断面説明図である。図において、1は碍子本体であっ
て、その線路側開口部1aには線路側電線3に電気的に接
続する締め金具4が密封封止する如く被冠されている。
またその内部には複数個の避雷素子2---が積層状に収
容されている。
部断面説明図である。図において、1は碍子本体であっ
て、その線路側開口部1aには線路側電線3に電気的に接
続する締め金具4が密封封止する如く被冠されている。
またその内部には複数個の避雷素子2---が積層状に収
容されている。
【0017】一方、碍子本体1の接地側開口部1bには、
内側に鉄片21が接合固定された接地側端子金具22がパッ
キン23を介し且つかしめ加工されて密封封止する如く被
冠されている。そして、最下位の避雷素子2と接地側端
子金具22との間には後述する切離し機構17が設けられる
一方、接地側端子金具22の外面には切離し機構17の動作
を表示する表示部24が設けられている。
内側に鉄片21が接合固定された接地側端子金具22がパッ
キン23を介し且つかしめ加工されて密封封止する如く被
冠されている。そして、最下位の避雷素子2と接地側端
子金具22との間には後述する切離し機構17が設けられる
一方、接地側端子金具22の外面には切離し機構17の動作
を表示する表示部24が設けられている。
【0018】切離し機構17は、所定値に温度上昇した時
に溶断し且つ発熱抵抗体として機能するように導電率を
選定した導電性プラスチック 171と、この導電性プラス
チック 171の両端に固定され且つその間に放電ギャップ
Gが形成されたハット形状のギャップ金具172, 172と、
下端のギャップ金具 172と前記接地側端子金具22との間
の引張りスプリング18と、下端のギャップ金具 172の下
面にS極を下にして設けた磁石25とを備え、上端のギャ
ップ金具 172を、そこに固定した金具26と接地側端子金
具22との間に設けた絶縁パイプ27によって避雷素子2の
下端に押し付けるように取付け、これにより、前記引張
りスプリング18によって導電性プラスチック 171が溶断
した際に下端のギャップ金具 172が下方へ引張られて離
開するように構成されている。なお、28は下端のギャッ
プ金具 172と前記接地側端子金具22との間に設けられた
リード線である。
に溶断し且つ発熱抵抗体として機能するように導電率を
選定した導電性プラスチック 171と、この導電性プラス
チック 171の両端に固定され且つその間に放電ギャップ
Gが形成されたハット形状のギャップ金具172, 172と、
下端のギャップ金具 172と前記接地側端子金具22との間
の引張りスプリング18と、下端のギャップ金具 172の下
面にS極を下にして設けた磁石25とを備え、上端のギャ
ップ金具 172を、そこに固定した金具26と接地側端子金
具22との間に設けた絶縁パイプ27によって避雷素子2の
下端に押し付けるように取付け、これにより、前記引張
りスプリング18によって導電性プラスチック 171が溶断
した際に下端のギャップ金具 172が下方へ引張られて離
開するように構成されている。なお、28は下端のギャッ
プ金具 172と前記接地側端子金具22との間に設けられた
リード線である。
【0019】表示部24は、接地側端子金具22の外面にS
極を上にし内側の鉄片21に引き付けられて取付けられ、
且つ外側面に表示色を有する所定厚さの円盤型磁石29
と、この円盤型磁石29を覆い且つ外側面の下部が透明に
形成され円盤型磁石29が落下したときに透明部30から表
示色が視認できるように形成された、接地側端子金具22
の外面に取付けられた密閉ケース31とで構成されてい
る。
極を上にし内側の鉄片21に引き付けられて取付けられ、
且つ外側面に表示色を有する所定厚さの円盤型磁石29
と、この円盤型磁石29を覆い且つ外側面の下部が透明に
形成され円盤型磁石29が落下したときに透明部30から表
示色が視認できるように形成された、接地側端子金具22
の外面に取付けられた密閉ケース31とで構成されてい
る。
【0020】本考案に係わる切離し機構内蔵型避雷碍子
は、上記の如き構成であるから、避雷素子2が劣化等を
起こし導電性プラスチック 171が溶断して切離し機構17
が動作すると、下端のギャップ金具 172が引張りスプリ
ング18によって接地側端子金具22の内面近傍に引き落と
され、これによって、接地側端子金具22の内側の磁石25
のS極と外側の円盤型磁石29のS極とが反発し、円盤型
磁石29が図2に示すように密閉ケース31内を降下して透
明部から表示色が視認できるようになり、これにより切
離し機構17が動作したことが容易に確認できる。また碍
子本体1の接地側開口部1bには、内側に鉄片21が接合固
定された接地側端子金具22がパッキン23を介し且つかし
め加工されて密封封止する如く被冠されているので、気
密性がよく避雷素子2の気密不良による劣化が防止でき
る。
は、上記の如き構成であるから、避雷素子2が劣化等を
起こし導電性プラスチック 171が溶断して切離し機構17
が動作すると、下端のギャップ金具 172が引張りスプリ
ング18によって接地側端子金具22の内面近傍に引き落と
され、これによって、接地側端子金具22の内側の磁石25
のS極と外側の円盤型磁石29のS極とが反発し、円盤型
磁石29が図2に示すように密閉ケース31内を降下して透
明部から表示色が視認できるようになり、これにより切
離し機構17が動作したことが容易に確認できる。また碍
子本体1の接地側開口部1bには、内側に鉄片21が接合固
定された接地側端子金具22がパッキン23を介し且つかし
め加工されて密封封止する如く被冠されているので、気
密性がよく避雷素子2の気密不良による劣化が防止でき
る。
【0021】なお、上記実施例1では、密閉ケース31の
内径と円盤型磁石29の外径との径差を小さくして円盤型
磁石29を密閉ケース31内で降下するように構成したが、
径差を大きくすると共に円盤型磁石29を密閉ケース31内
で反転可能に構成し、円盤型磁石29のS極面側に表示色
を付け且つ密閉ケース31を透明体で形成してもよい。こ
の構成では、避雷素子2が劣化等を起こし導電性プラス
チック 171が溶断し、下端のギャップ金具 172が引張り
スプリング18によって接地側端子金具22の内面近傍に引
き落とされると、接地側端子金具22の内側の磁石25のS
極と外側の円盤型磁石29のS極とが反発し、これにより
反転して円盤型磁石29のN極と引き付けられS極面側に
付けた表示色が透明密閉ケース31を通して視認すること
ができ、これにより上記実施例1と同様に切離し機構17
が動作したことが容易に確認できる。
内径と円盤型磁石29の外径との径差を小さくして円盤型
磁石29を密閉ケース31内で降下するように構成したが、
径差を大きくすると共に円盤型磁石29を密閉ケース31内
で反転可能に構成し、円盤型磁石29のS極面側に表示色
を付け且つ密閉ケース31を透明体で形成してもよい。こ
の構成では、避雷素子2が劣化等を起こし導電性プラス
チック 171が溶断し、下端のギャップ金具 172が引張り
スプリング18によって接地側端子金具22の内面近傍に引
き落とされると、接地側端子金具22の内側の磁石25のS
極と外側の円盤型磁石29のS極とが反発し、これにより
反転して円盤型磁石29のN極と引き付けられS極面側に
付けた表示色が透明密閉ケース31を通して視認すること
ができ、これにより上記実施例1と同様に切離し機構17
が動作したことが容易に確認できる。
【0022】
【考案の効果】上述したように、本考案に係わる切離し
機構内蔵型避雷碍子によれば、切離し機構が動作したこ
とが表示機構によって碍管外部から容易に確認できると
ともに、この表示機構は、碍管の接地側開口部に接地側
端子金具をパッキンを介し且つかしめ加工されて密封封
止する如く被冠されていても表示動作が行えるので、碍
管の気密性を損なうことがなく避雷素子の気密不良によ
る劣化が防止できる。
機構内蔵型避雷碍子によれば、切離し機構が動作したこ
とが表示機構によって碍管外部から容易に確認できると
ともに、この表示機構は、碍管の接地側開口部に接地側
端子金具をパッキンを介し且つかしめ加工されて密封封
止する如く被冠されていても表示動作が行えるので、碍
管の気密性を損なうことがなく避雷素子の気密不良によ
る劣化が防止できる。
【図1】本考案に係わる切離し機構内蔵型避雷碍子の要
部断面説明図である。
部断面説明図である。
【図2】図1に示す切離し機構内蔵型避雷碍子が動作し
た状態を示す要部拡大断面図である。
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図3】従来の切離し機構内蔵型避雷碍子の半分縦断面
図である。
図である。
【図4】図3に示す切離し機構内蔵型避雷碍子が動作し
た状態を示す要部拡大断面図である。
た状態を示す要部拡大断面図である。
1:碍子本体 1a:線路側開口部 1
b:接地側開口部 2:避雷素子 3:線路側電線
4:締め金具 17:切離し機構 171 :導電性プラスチック
172 :ギャップ金具 18:引張りスプリング 21:鉄片 2
2:接地側端子金具 23:パッキン 24:表示部 2
5:磁石 26:金具 27:絶縁パイプ 2
8:リード線 29:円盤型磁石 30:透明部 3
1:密閉ケース G:放電ギャップ
b:接地側開口部 2:避雷素子 3:線路側電線
4:締め金具 17:切離し機構 171 :導電性プラスチック
172 :ギャップ金具 18:引張りスプリング 21:鉄片 2
2:接地側端子金具 23:パッキン 24:表示部 2
5:磁石 26:金具 27:絶縁パイプ 2
8:リード線 29:円盤型磁石 30:透明部 3
1:密閉ケース G:放電ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 1/14 H01T 1/12 H01C 7/12 H01B 17/42
Claims (2)
- 【請求項1】 所定値に温度上昇した時に溶断し且つ発
熱抵抗体として機能するように導電率を選定した導電性
プラスチック体と、この導電性プラスチック体の両端に
固定され且つその間に放電ギャップが形成された上下一
対のギャップ金具とを含んで構成される切離し機構を、
避雷素子と接地側端子金具との間の碍管内に避雷素子に
直列に収容してなる切離し機構内蔵型避雷碍子におい
て、碍子の接地側開口部に接地側端子金具をパッキンを
介し且つかしめ加工して設け、前記下端のギャップ金具
の外面に磁石を設ける一方、前記接地側端子金具に磁性
体を設けると共に接地側端子金具の外面に下部に透明部
を有する密閉ケースを設け、この密閉ケース内に前記下
端のギャップ金具の外面に設けた磁石と対向する面の磁
極が同極となる表示用磁石を昇降可能または反転可能に
収容してなることを特徴とする切離し機構内蔵型避雷碍
子。 - 【請求項2】 表示用磁石が、磁石を埋設した表示体か
らなる請求項1記載の切離し機構内蔵型避雷碍子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992030589U JP2606873Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 切離し機構内蔵型避雷碍子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992030589U JP2606873Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 切離し機構内蔵型避雷碍子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590877U JPH0590877U (ja) | 1993-12-10 |
JP2606873Y2 true JP2606873Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=12308056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992030589U Expired - Fee Related JP2606873Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 切離し機構内蔵型避雷碍子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606873Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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CN108565077B (zh) * | 2018-03-27 | 2024-07-30 | 国网冀北电力有限公司承德供电公司 | 一种绝缘子并联间隙电极的故障指示装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6236248U (ja) * | 1985-08-22 | 1987-03-03 | ||
JPH0773070B2 (ja) * | 1988-10-25 | 1995-08-02 | 中部電力株式会社 | 切り離し装置 |
JPH0340574A (ja) * | 1990-07-02 | 1991-02-21 | Canon Inc | 光電変換装置 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP1992030589U patent/JP2606873Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0590877U (ja) | 1993-12-10 |
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