JP2606511Y2 - ガス燃焼器具用火花放電電極 - Google Patents
ガス燃焼器具用火花放電電極Info
- Publication number
- JP2606511Y2 JP2606511Y2 JP1991113750U JP11375091U JP2606511Y2 JP 2606511 Y2 JP2606511 Y2 JP 2606511Y2 JP 1991113750 U JP1991113750 U JP 1991113750U JP 11375091 U JP11375091 U JP 11375091U JP 2606511 Y2 JP2606511 Y2 JP 2606511Y2
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- JP
- Japan
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- discharge electrode
- spark discharge
- gas
- burner
- insulator
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はガスコンロ，ガスランタ
ン等のガス燃焼器具に取着される火花放電電極に関する
ものである。
ン等のガス燃焼器具に取着される火花放電電極に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，ガス燃焼器具に取着される火花放
電電極は火花放電部である棒状電極と板状電極をバーナ
ーの外周に小間隔を隔てて対置してなるもの又はバーナ
ーとバーナーの外周に小間隔を隔てて対置する火花放電
部である棒状電極とによってなるものであった。
電電極は火花放電部である棒状電極と板状電極をバーナ
ーの外周に小間隔を隔てて対置してなるもの又はバーナ
ーとバーナーの外周に小間隔を隔てて対置する火花放電
部である棒状電極とによってなるものであった。
【０００３】
【本考案が解決しようとする課題】前記した従来のガス
燃焼器具用火花放電電極はガスランタンにおいてはマン
トルにも火花放電されることがあるためマントルの損傷
をもたらし，又火花放電電極の一方をバーナーとする火
花放電にあっては多数のガス噴出孔を有するバーナーに
向けての火花放電であるため火花放電の経路が一定せ
ず，加えて生ガス比率の高いガス空気混合気体に向けて
の火花放電であるため着火性が不安定という問題があっ
た。本考案は前記問題点を解決することを課題とするも
のである。
燃焼器具用火花放電電極はガスランタンにおいてはマン
トルにも火花放電されることがあるためマントルの損傷
をもたらし，又火花放電電極の一方をバーナーとする火
花放電にあっては多数のガス噴出孔を有するバーナーに
向けての火花放電であるため火花放電の経路が一定せ
ず，加えて生ガス比率の高いガス空気混合気体に向けて
の火花放電であるため着火性が不安定という問題があっ
た。本考案は前記問題点を解決することを課題とするも
のである。
【０００４】即ち十分に高い燃焼性を有するガスと空気
との混合雰囲気中で一定した経路に火花放電させること
によって高い着火性を確保すると共にガスランタンにあ
ってはマントルの損傷防止を図ることを課題とするもの
である。
との混合雰囲気中で一定した経路に火花放電させること
によって高い着火性を確保すると共にガスランタンにあ
ってはマントルの損傷防止を図ることを課題とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段を図１乃至図４を用いて説明する。本考案に係る
ガス燃焼器具用火花放電電極はその構成を先端部を除く
部分を絶縁碍子４で被覆した直線状火花放電電極３と他
方をＬ字形又はこれに近似した形状の火花放電電極３´
とをバーナー２の外周の外方に別個独立に対置させた構
成と前記Ｌ字形又はこれに近似した形状の火花放電電極
３´の長手方向の中間部所に一の単線の中間部を折り曲
げて二のループを形成してなる放電電極固定部材７の両
端を固着せしめる構成と前記放電電極固定部材７を形成
するループ内に前記絶縁碍子４を插通して前記Ｌ字形又
はこれに近似した形状の火花放電電極３´を固定する構
成とするものである。
の手段を図１乃至図４を用いて説明する。本考案に係る
ガス燃焼器具用火花放電電極はその構成を先端部を除く
部分を絶縁碍子４で被覆した直線状火花放電電極３と他
方をＬ字形又はこれに近似した形状の火花放電電極３´
とをバーナー２の外周の外方に別個独立に対置させた構
成と前記Ｌ字形又はこれに近似した形状の火花放電電極
３´の長手方向の中間部所に一の単線の中間部を折り曲
げて二のループを形成してなる放電電極固定部材７の両
端を固着せしめる構成と前記放電電極固定部材７を形成
するループ内に前記絶縁碍子４を插通して前記Ｌ字形又
はこれに近似した形状の火花放電電極３´を固定する構
成とするものである。
【０００６】前記課題解決の手段を更に詳しく説明す
る。バーナー２の外周は生ガスの比率が高く従ってガス
と空気の混合比が十分に高い燃焼雰囲気になっていな
い。従って当該燃焼雰囲気中で火花放電をさせても完全
着火は得がたい。
る。バーナー２の外周は生ガスの比率が高く従ってガス
と空気の混合比が十分に高い燃焼雰囲気になっていな
い。従って当該燃焼雰囲気中で火花放電をさせても完全
着火は得がたい。
【０００７】また火花放電電極３，３´の一方をバーナ
ー２とした場合，バーナー２には多数の細孔でなるガス
噴出孔が設けているため常に一定した火花放電経路を得
がたく，従って着火は不安定である。
ー２とした場合，バーナー２には多数の細孔でなるガス
噴出孔が設けているため常に一定した火花放電経路を得
がたく，従って着火は不安定である。
【０００８】本考案は前記した課題解決のため火花放電
電極３，３´の配設部所をバーナー２の外周から離れ，
かつガスと空気との混合比が十分に高い燃焼性を有する
雰囲気中とすること及び火花放電電３，３´の一方をバ
ーナー２とせず別個独立の対置構成とすることに加えて
火花放電電極３，３´間の間隔を容易かつ正確に保持す
ることのできる構成，即ちＬ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´の長手方向の中間部所に一の単線
の中間部を折り曲げて二のループを形成してなる放電電
極固定部材７の両端を固着せしめ，前記ループ内に前記
絶縁碍子４を插通せしめてＬ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´の固定を図る構成とすることによ
って可燃性ガスへの着火性に大きく影響する火花放電電
極３，３´間の間隔を正確に，且つ容易に保持させるも
のである。なお前記插おいてループの内径と絶縁碍子４
の外径とのクリアランスを插通可能な程度に小さくする
ことを求められることは言うまでもない。
電極３，３´の配設部所をバーナー２の外周から離れ，
かつガスと空気との混合比が十分に高い燃焼性を有する
雰囲気中とすること及び火花放電電３，３´の一方をバ
ーナー２とせず別個独立の対置構成とすることに加えて
火花放電電極３，３´間の間隔を容易かつ正確に保持す
ることのできる構成，即ちＬ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´の長手方向の中間部所に一の単線
の中間部を折り曲げて二のループを形成してなる放電電
極固定部材７の両端を固着せしめ，前記ループ内に前記
絶縁碍子４を插通せしめてＬ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´の固定を図る構成とすることによ
って可燃性ガスへの着火性に大きく影響する火花放電電
極３，３´間の間隔を正確に，且つ容易に保持させるも
のである。なお前記插おいてループの内径と絶縁碍子４
の外径とのクリアランスを插通可能な程度に小さくする
ことを求められることは言うまでもない。
【０００９】
【作用】以上の構成でなる本考案の火花放電電極３，３
´によって火花放電を生じさせた場合，本考案の火花放
電電極３，３´はその間隔が正確に保持され，かつ着火
性の高い部所に配設されているため可燃性ガスへの着火
は確実かつ安定的なものとなる。
´によって火花放電を生じさせた場合，本考案の火花放
電電極３，３´はその間隔が正確に保持され，かつ着火
性の高い部所に配設されているため可燃性ガスへの着火
は確実かつ安定的なものとなる。
【００１０】また放電電極の一方をバーナー２とし，他
方をマントル５近傍に対置させる構成ではないためマン
トル５を用いたガスランタン１おいては火花放電を弱化
させるマントル５の影響を受けることもないため安定的
着火が可能となる。
方をマントル５近傍に対置させる構成ではないためマン
トル５を用いたガスランタン１おいては火花放電を弱化
させるマントル５の影響を受けることもないため安定的
着火が可能となる。
【００１１】
【実施例】次にガスランタン１に本考案の火花放電電極
３，３´を用いた実施例に付き説明する。まず火花放電
電極３，３´の材質としては耐熱性の高いＮｉ−Ｃｒ，
Ｆｅ−Ｃｒ等の線材を用いる。
３，３´を用いた実施例に付き説明する。まず火花放電
電極３，３´の材質としては耐熱性の高いＮｉ−Ｃｒ，
Ｆｅ−Ｃｒ等の線材を用いる。
【００１２】線材の線径は加工の容易性及び強度面から
０．５〜２．０を適当とする。
０．５〜２．０を適当とする。
【００１３】火花放電電極３，３´の構成はその一方を
直線状とし先端部を除く部分は絶縁碍子４で被覆するも
のである。他方はＬ字形又はそれに近似した形状とし，
その長手方向の中間部所に一の単線の中間部を折り曲げ
て二のループを形成してなる放電電極固定部材７の両端
をスポット溶接等の手段により固着せしめたものであ
り，前記放電電極固定部材７を形成するループ内に前記
絶縁碍子４を插通して前記Ｌ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´を前記直線状放電電極３の先端部
との間に２〜５ｍｍの放電ギャップを保持して両電極を
固定化させる。
直線状とし先端部を除く部分は絶縁碍子４で被覆するも
のである。他方はＬ字形又はそれに近似した形状とし，
その長手方向の中間部所に一の単線の中間部を折り曲げ
て二のループを形成してなる放電電極固定部材７の両端
をスポット溶接等の手段により固着せしめたものであ
り，前記放電電極固定部材７を形成するループ内に前記
絶縁碍子４を插通して前記Ｌ字形又はこれに近似した形
状の火花放電電極３´を前記直線状放電電極３の先端部
との間に２〜５ｍｍの放電ギャップを保持して両電極を
固定化させる。
【００１４】火花放電電極３，３´とバーナー２との位
置関係についてはバーナー２の大きさによって一定しな
い。一例としては火花放電電極３，３´をバーナー２の
外周から５〜１５ｍｍ外方，火花放電電極３，３´の放
電ギャップ位置がバーナー２の高さの範囲内又はバーナ
ー２の上面から上方１０ｍｍ以内が好適である。
置関係についてはバーナー２の大きさによって一定しな
い。一例としては火花放電電極３，３´をバーナー２の
外周から５〜１５ｍｍ外方，火花放電電極３，３´の放
電ギャップ位置がバーナー２の高さの範囲内又はバーナ
ー２の上面から上方１０ｍｍ以内が好適である。
【００１５】
【考案の効果】第一の効果は火花放電電極３，３´間の
間隔を正確かつ容易に所定の間隔とし得ることである。
これは放電電極固定部材７を絶縁碍子４に插通すること
で足るからである。第二の効果は火花放電電極３，３´
間の間隔が正確に所定間隔に保持されていること及び火
花放電電極３，３´を着火性の高いバーナー２の外周の
外方に配設することができるため可燃性ガスへの着火が
確実かつ安定していることである。火花放電電極３，３
´の配設部所とその構成に起因するものである。
間隔を正確かつ容易に所定の間隔とし得ることである。
これは放電電極固定部材７を絶縁碍子４に插通すること
で足るからである。第二の効果は火花放電電極３，３´
間の間隔が正確に所定間隔に保持されていること及び火
花放電電極３，３´を着火性の高いバーナー２の外周の
外方に配設することができるため可燃性ガスへの着火が
確実かつ安定していることである。火花放電電極３，３
´の配設部所とその構成に起因するものである。
【００１６】第三の効果はマントル５を用いたガスラン
タン１においてはマントル５に損傷を生じさせないこと
である。火花放電電極３，３´の一方をバーナー２とし
ないことに起因するものである。
タン１においてはマントル５に損傷を生じさせないこと
である。火花放電電極３，３´の一方をバーナー２とし
ないことに起因するものである。
【図１】は本考案の火花放電電極を取着したガスランタ
ンの正面図である。
ンの正面図である。
【図２】は本考案の火花放電電極を取着したガスランタ
ンの部分断面図である。
ンの部分断面図である。
【図３】は本考案の火花放電電極を取着したガスコンロ
の正面図である。
の正面図である。
【図４】は本考案の構成を示す拡大正面図である。
１．ガスランタン ２．バーナー ３．火花放電電極 ３′．火花放電電極 ４． 絶縁碍子 ５．マントル ６．ガスコンロ ７．放電電極固定部材
Claims (1)
- 【請求項１】先端部を除く部分を絶縁碍子４で被覆した
直線状放電電極３と他方をＬ字形又はこれに近似した形
状の放電電極３´とをバーナー２の外周の外方に別個独
立に対置させた構成と前記Ｌ字形又はこれに近似した形
状の放電電極３´の長手方向の中間部所に一の単線の中
間部を折り曲げて二のループを形成してなる放電電極固
定部材７の両端を固着せしめる構成と前記放電電極固定
部材７を形成するループ内に前記絶縁碍子４を插通して
前記Ｌ字形又はこれに近似した形状の放電電極３´を固
定する構成からなるガス燃焼器具用火花放電電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991113750U JP2606511Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | ガス燃焼器具用火花放電電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991113750U JP2606511Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | ガス燃焼器具用火花放電電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552555U JPH0552555U (ja) | 1993-07-13 |
| JP2606511Y2 true JP2606511Y2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=14620178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991113750U Expired - Fee Related JP2606511Y2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | ガス燃焼器具用火花放電電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2606511Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6387530A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 点火電極装置 |
| JPH0345020U (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-25 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP1991113750U patent/JP2606511Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0552555U (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |