JP2606494B2 - エアクリーナ装置 - Google Patents

エアクリーナ装置

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JP2606494B2 JP19469691A JP19469691A JP2606494B2 JP 2606494 B2 JP2606494 B2 JP 2606494B2 JP 19469691 A JP19469691 A JP 19469691A JP 19469691 A JP19469691 A JP 19469691A JP 2606494 B2 JP2606494 B2 JP 2606494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等車両用エン
ジンに採用されて好適なエアクリーナ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のトラック用エンジンにおけるエア
クリーナ装置の典型的な構成を図2について説明する。
図中に総括的に符号10 で示したエアクリーナ装置
は、フィルタエレメント12と、同フィルタエレメント
12を収容するクリーナケーシング14とから構成され
ている。上記フィルタエレメント12は、同軸的に配設
された内管16及び外管18と、同内管16及び外管1
8間の環状空所内に収容されたフィルタ部材20とを具
えている。通常上記内管16及び外管18は、夫々薄鋼
板製の円筒状部材からなり、各々の外周面には全周にわ
たって多数の空気流通用の小径孔22及び24が穿設さ
れている。(なお、図面の過度の混雑を回避するため内
管16の小径孔22は、その一部のみが画かれてい
る。)また、上記クリーナケーシング14は、上記フィ
ルタエレメント12も収容する有底円筒状の筒状本体2
6と、同筒状本体26の外側壁に接続された空気入口管
28と、上記筒状本体26の底板26′に固着されて同
筒状本体内に同軸的に延在する空気出口管30とを具
え、従来筒状本体26、空気入口管28及び空気出口管
30は、すべて薄鋼板によって作られていた。上記空気
出口管30の筒状本体26内に延びた端部に、U字状を
なすボルト取付金具32が固着され、同取付金具32に
は筒状本体26に対し同軸的に延在したボルト34が固
着されている。同ボルト34は、図示のようにフィルタ
エレメントの端板36を挿通して外部に延び、その端部
に蝶ナット38を螺合することによって、上記フィルタ
エレメント12がクリーナケーシング14に対し着脱自
在に固定されるようになっている。
【0003】上記エアクリーナ装置10において、エン
ジンの吸気は、空気入口管28から筒状本体26内に流
入し、フィルタエレメント12の外管18に設けられた
多数の小径孔24を通ってフィルタ部材20を通過し、
内管16の多数の小径孔22から空気出口管30を経て
エンジンの吸気管に供給される。この際、空気出口管3
0の筒状本体26内部への挿入長Lを適宜に設定するこ
とによって、吸気騒音を効果的に低減する消音効果が得
られる。上記空気出口管30の筒状本体26内部への挿
入長Lは、特定のエンジン及びその吸気系の構成に応じ
て最も優れた消音効果が得られるように個々に調定され
る。この調定作業は、一例として、空気出口管30と同
径、同一肉薄の単位長のリングを多数準備しておき、空
気出口管30の挿入長Lが小さい試験用クリーナケーシ
ング14の空気出口管に、上記単位長のリングを順次一
個ずつテープ等により固着して、夫々異る挿入長L
のエアクリーナ装置10の吸気騒音を実験的に調査
し、最も吸気騒音が小さい挿入長Lが決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近来、トラック等車両
の重量軽減の一環としてエアクリーナ装置の軽量化が要
請されており、この要請に応えるために、従来鋼板で作
られていたクリーナケーシング14を適宜の樹脂材料に
よって製造することが考慮されている。この場合、クリ
ーナケーシング14は、その筒伏本体26、空気入口管
28及び空気出口管30を一体成形することがコスト低
減の観点から望ましい。そこで、上記鋼製のクリーナケ
ーシング14を単に材料変換して樹脂材料で作り、その
空気出口30の挿入長Lを上記と同様の調定手法によっ
て決定する場合、先づ試験用のクリーナケーシング14
の成形型を作り同クリーナケーシングを使用して調定作
業を行ない空気出口管30の挿入長Lを決定したのち、
上記成形型を改修するか又は挿入長Lの成形型を新製し
て生産に移す必要がある。しかしながら、技術上良く知
られているように、樹脂成形型の改修又は新製には、多
大の費用と長い期間を要する不具合があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み創案されたもの
で、製造コストが低廉で開発期間が短く軽量なエアクリ
ーナ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、夫々の外周面に多数の小径孔を具え同軸
的に配設された金属薄板製の内管及び外管と、同内管及
び外管間の環状空間内に挿入されたフィルタ部材とを具
えたフィルタエレメント、及び上記フィルタエレメント
を収容する筒状本体と同筒状本体の側壁に接続された空
気入口管と上記筒状本体の一端部に接続され上記フィル
タエレメントの内管に連通する空気出口管とを具え 樹
脂材料により一体的に成形されたクリーナケーシングか
らなり、上記フィルタエレメントの内管の上記空気出口
管側の外周面に、軸線方向の適宜範囲にわたって消音作
用を生起するための上記小径孔を有しない無孔部分を設
けたことを特徴とするエアクリーナ装置を提案するもの
とする。
【0007】
【作用】本発明によれは、筒状本体と空気入口管と空気
出口管とからなるクリーナケーシングが、樹脂材料によ
って一体成形されるので、重量及び製造コストの低減が
達成される。また、従来のエアクリーナ装置において出
口管を筒状本体内に延在させて消音作用を生起させるの
ではなく、フィルタエレメントの内管の空気出口管側の
部分に、空気流通用の小径孔を具えない無孔部分を設け
ることによって同等の消音作用を生起させることができ
るので、特定のエンジン及び吸気系の構成に応じて、上
記フィルタエレメント内管の無孔部分の軸線方向寸度を
調定すればよく、クリーナケーシングの成形型の改修を
必要としない。上記調定後にフィルタエレメント内管の
無孔部分の軸線方向寸度を変更することは、同内管が金
属薄板製であるので、樹脂成形型の改修とは異り、短期
間に低コストで行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1について詳細に
説明する。(なお、図2を参照して前述した従前の構成
と、実質的に同一又は対応する部材及び部分には同一の
符合を付し、重複にわたる説明は省略する。本発明によ
れば、筒状本体26と空気入口管28と空気出口管30
とからなるクリーナケーシング14が、適宜の樹脂材料
によって一体的に成形される。一方、同軸的に配設され
た金属薄板製の内筒16及び外筒18と、同内筒及び外
筒間の環状空間内に挿入されたフィルタ部材20とから
なるフィルタエレメント12の上記内管16には、筒状
本体26の底板26′から軸線方向の寸度L′の外周面
に、空気流通用の小径孔22が穿設されていない無孔部
分40が設けられている。この無孔部分40は、図2に
示されている従来のエアクリーナ装置において、クリー
ナケーシング14の空気出口管30の筒状本体26内方
への挿入部分に、消音効果に関して略対応するものであ
る。
【0009】上記構成において、特定のエンジン及びそ
の吸気系に対応して吸気騒音の低減を図る場合、従前の
フィルタエレメント12の、軸線方向全長にわたって小
径孔22を穿設した内管16の空気出口管30側の小径
孔22を、適宜の軸線方向寸度にわたり一定巾のテープ
等により順次閉塞して夫々の吸気騒音を調べ、最も吸気
騒音が小さい無孔部分40の軸線方向寸度L′を決定す
る。フィルタエレメント12の内管16は、同エレメン
トの強度を確保するため金属薄板によって作られている
ので、上記無孔部分40の軸線方向の調定寸度L′の変
動に対して比較的容易に対応することができ、従って樹
脂材料製クリーナケーシング14の形状変更を必要とせ
ず、その成形型の改修を必要としない。この結果、従前
のエアクリーナ装置と較べて、クリーナケーシング14
の成形型の改修又は新製を要しない分だけ製造コストの
低減を図ることができ、また成形型改修又は新製に費や
される日数だけ開発期間を短縮することができる利点が
ある。
【0010】なお、上記実施例では、フィルタエレメン
ト12をクリーナケーシング14に装着する手段とし
て、自動車の燃料タンクにおけるキャップの取付構造、
及びエンジンのロッカカバー上側に設けられているオイ
ル注入用ヘッドキャップとの取付構造と同様の、押圧し
ながら回転させることによってフィルタエレメント12
をクリーナケーシング14に着脱し得る周知の構造が例
示されているが、本発明は勿論この構造に限定されるも
のでなく、例えばフィルタエレメント12の端板36の
外周部分を複数のねじ又はボルトによってクリーナケー
シング14の対応する取付フランジ(図示せず)に緊締
する等任意の固定手段を適宜に採用することができる。
【0011】叙上のように、本発明に係るエアクリーナ
装置は、夫々の外周面に多数の小径孔を具え同軸的に配
設された金属薄板製の内管及び外管と、同内管及び外管
間の環状空間内に挿入されたフィルタ部材とを具えたフ
ィルタエレメント、及び上記フィルタエレメントを収容
する筒状本体と同筒状本体の側壁に接続された空気入口
管と上記筒状本体の一端部に接続され上記フィルタエレ
メントの内管に連通する空気出口管とを具え樹脂材料に
より一体的に成形されたクリーナケーシングからなり、
上記フィルタエレメントの内管の上記空気出口管側の外
周面に、軸線方向の適宜範囲にわたって消音作用を生起
するための上記小径孔を有しない無孔部分を設けたこと
を特徴とし、製造コストが廉く開発期間が短く軽量なエ
アクリーナ装置を提供することができるので、産業上有
益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従前のエアクリーナ装置の図1同様の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 エアクリーナ装置 12 フィルタエレメント 14 クリーナケーシング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々の外周面に多数の小径孔を具え同軸
    的に配設された金属薄板製の内管及び外管と、同内管及
    び外管内の環状空間内に挿入されたフィルタ部材とを具
    えたフィルタエレメント、及び上記フィルタエレメント
    を収容する筒状本体と同筒状本体の側壁に接続された空
    気入口管と上記筒状本体の一端部に接続され上記フィル
    タエレメントの内管に連通する空気出口管とを具え樹脂
    材料により一体的に成形されたクリーナケーシングから
    なり、上記フィルタエレメントの内管の上記空気出口管
    側の外周面に、軸線方向の適宜範囲にわたって消音作用
    を生起するための上記小径孔を有しない無孔部分を設け
    たことを特徴とするエアクリーナ装置。
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