JP2606197Y2 - ガイド軸を有するシャッター - Google Patents

ガイド軸を有するシャッター

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JP2606197Y2
JP2606197Y2 JP1993074613U JP7461393U JP2606197Y2 JP 2606197 Y2 JP2606197 Y2 JP 2606197Y2 JP 1993074613 U JP1993074613 U JP 1993074613U JP 7461393 U JP7461393 U JP 7461393U JP 2606197 Y2 JP2606197 Y2 JP 2606197Y2
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昭善 福原
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日本文明シャッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はガイド軸を有するシャ
ッターに係り、特に、シャッター軸から巻出されるシャ
ッタースラットの自重による降下の条件を有利とし得
て、シャッタースラットの巻取り・巻出し時の異音の発
生を低減し得て、シャッタースラットがシャッター軸に
軸方向にずれて巻取られることを防止し得て、コスト的
に有利に実施し得るガイド軸を有するシャッターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部を開閉するシャッターは、
開口部の上部に取付けたシャッターケース内にシャッタ
ー軸を取付け、このシャッター軸により巻取り・巻出さ
れる一枚板状に連結されたシャッタースラットを設けて
いる。
【0003】前記シャッターケースには、シャッタース
ラットの出入される出入口を設けている。前記シャッタ
ースラットは、一端側をシャッター軸に取付けるととも
に他端側をシャッターケースの出入口に挿通し、他端先
端に座板を取付けて設けている。また、シャッターケー
スの出入口から出入されるシャッタースラットは、両側
をガイドレールにより支持されている。
【0004】シャッターは、シャッター軸を回転させて
シャッタースラットを巻取り・巻出すことにより、シャ
ッタースラットをシャッターケースの出入口から出入さ
せ、自重と巻取る方向の力とのバランス点を中心に、バ
ランス点よりも上側においては適宜の巻取り手段による
巻取る方向の力によりシャッター軸に巻取られ、バラン
ス点よりも下側においては自重によりシャッター軸から
巻出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、シャッター
には、防火・防煙等を目的とした防災用のシャッターが
ある。防災用のシャッターは、火災等の発生時にシャッ
タースラットを降下させて、開口部を必ず閉鎖し得る構
造となっている。
【0006】このような防災用のシャッターには、火災
等の発生時に、火災発生の信号によって電気的動力源を
作動させ、シャッタースラットを降下させるものがあ
る。また、防災用のシャッターには、火災等の発生時
に、電気系統が故障した場合にもシャッタースラットを
降下させるものがある。
【0007】このようなシャッターにおいては、シャッ
ター軸からシャッタースラットが巻出される際に、前記
の如くバランス点よりも下側においては自重によりシャ
ッター軸から巻出されて降下されるものである。
【0008】ところが、従来のシャッターは、シャッタ
ー軸から巻出されるシャッタースラットが、シャッター
ケースの出入口に強く押し付けられる問題があった。こ
のため、シャッタースラットは、シャッターケースの出
入口における抵抗が大となり、自重による降下の条件が
悪化する不都合があった。
【0009】そこで、従来のシャッターには、シャッタ
ーケース内に出入口から出入されるシャッタースラット
のガイド軸を取付けて設けたものもある。
【0010】しかし、単に、シャッタースラットのガイ
ド軸を取付けただけでは、シャッタースラットの自重に
よる降下の条件を十分に向上し得ず、ガイド軸のガイド
によりシャッタースラットの巻取り・巻出しの抵抗を増
大させる場合もある。
【0011】また、ガイド軸は、シャッタースラットが
当接されることによって、騒音を発生する問題がある。
従来は、軟質合成樹脂製の緩衝部材をガイド軸に取付
け、騒音の低減を図ったものがある。
【0012】しかし、軟質合成樹脂製の緩衝部材は、シ
ャッタースラットの形状によっては異音を発生して不快
感を抱かせる不都合があり、ガイド軸への取付状態によ
ってはシャッタースラットがシャッター軸に軸方向にず
れて巻取られる不都合があり、また、コスト的にも高価
となる不都合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この考案は、上
述の不都合を除去するために、シャッターケース内にシ
ャッター軸を取付けて設け、このシャッター軸により巻
取り・巻出される一枚板状に連結されたシャッタースラ
ットを設け、前記シャッターケースに前記シャッタース
ラットの出入される出入口を設け、前記シャッターケー
ス内に前記シャッター軸及び出入口間に位置させるとと
もに前記シャッター軸よりも低く位置させて前記シャッ
タースラットのガイド軸を取付けて設け、このガイド軸
に繊維素材により形成される緩衝部材を前記ガイド軸の
軸方向に中央部位から端縁部位に向かって次第に小さく
なる間隔を設けて帯状に複数捲回して取付けて設けたこ
とを特徴とし、また、この考案は、シャッターケース内
にシャッター軸を取付けて設け、このシャッター軸によ
り巻取り・巻出される一枚板状に連結されたシャッター
スラットを設け、前記シャッターケースに前記シャッタ
ースラットの出入される出入口を設け、前記シャッター
ケース内に前記シャッター軸及び出入口間に位置させる
とともに前記シャッター軸よりも低く位置させて前記シ
ャッタースラットのガイド軸を取付けて設け、このガイ
ド軸に繊維素材により形成される一組の緩衝部材の一端
側を前記ガイド軸の中央部位に所定の間隔を設けて取付
けるとともにこれら一組の緩衝部材の他端側を前記ガイ
ド軸の端縁部位に向かって軸方向に対象となるように所
定の間隔を設けて螺旋状に捲回して取付けて設けたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】この考案の構成によれば、シャッターは、シャ
ッターケース内にシャッター軸及び出入口間に位置させ
るとともにシャッター軸よりも低く位置させてシャッタ
ースラットのガイド軸を取付けて設けたことにより、シ
ャッター軸及びガイド軸間のシャッタースラットをシャ
ッター軸からガイド軸に向かって下降傾斜するように巻
掛けて、シャッタースラットをシャッター軸からガイド
軸に向かって動きやすくしている。また、この考案のシ
ャッターは、ガイド軸に繊維素材により形成される緩衝
部材をガイド軸の軸方向に中央部位から端縁部位に向か
って次第に小さくなる間隔を設けて帯状に複数捲回して
取付けて設けたことにより、シャッター軸から巻取り・
巻出されるシャッタースラットのガイド軸との当接を十
分に緩衝することができ、シャッタースラットをガイド
軸の中央部位側に寄せてシャッター軸に片寄らないよう
に案内でき、また、安価な繊維素材を利用して緩衝部材
を形成することができる。
【0015】また、この考案のシャッターは、ガイド軸
に繊維素材により形成される一組の緩衝部材の一端側を
ガイド軸の中央部位に所定の間隔を設けて取付けるとと
もにこれら一組の緩衝部材の他端側をガイド軸の端縁部
位に向かって軸方向に対象となるように所定の間隔を設
けて螺旋状に捲回して取付けて設けたことにより、緩衝
部材間のシャッタースラットがガイド軸に直接的に当接
されることを確実に防止し得て、取付作業の工程を少な
くすることができ、シャッター軸から巻取り・巻出され
るシャッタースラットのガイド軸との当接をより十分に
緩衝することができ、シャッタースラットをガイド軸の
中央部位側に寄せてシャッター軸に片寄らないように案
内でき、また、安価な繊維素材を利用して緩衝部材を形
成することができる。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細
に説明する。図1〜図9は、この考案の実施例を示すも
のである。図1・図2において、2は建物、4は開口
部、6は下り壁、8・8は側壁、10は床である。建物
2の開口部4を開閉するシャッター12は、開口部4上
部の下り壁6にシャッターケース14を取付けるととも
に、開口部4両側の側壁8・8にガイドレール16・1
6を取付けている。
【0017】シャッターケース14は、ブラケット18
・18とこのブラケット18・18に取付けられるケー
スカバー20とからなる。シャッターケース14内に
は、ブラケット18・18間にシャッター軸軸受け22
・22により円筒体形状に形成されたシャッター軸24
を回転可能に取付けている。
【0018】前記シャッター軸24は、軸部26と筒部
28とからなる。軸部26は、シャッター軸軸受け22
・22によりブラケット18・18に回転可能に取付け
られる。筒部28は、シャッタースラット30の巻取り
・巻出しを行う。
【0019】シャッタースラット30は、連結されて一
枚板状に形成されている。シャッター軸24により巻取
り・巻出されるシャッタースラット30は、一端側をシ
ャッター軸24の筒部28に取付け、他端側をシャッタ
ーケース14のケースカバー20に形成した出入口32
に挿通してシャッターケース14外に突出させ、他端先
端に座板34を取付けて設け、両側を前記ガイドレール
16・16により支持されている。
【0020】前記シャッター軸24には、軸部26の軸
方向の一端側にシャッター側スプロケット36を取付け
て設けている。前記シャッターケース14の一のブラケ
ット18には、モータ38を取付けて設けている。モー
タ38は、モータ軸40にモータ側スプロケット42を
取付けて設けている。前記シャッター側スプロケット3
6及びモータ側スプロケット42には、駆動チェーン4
4を巻掛けている。
【0021】前記モータ38は、図示しない電源部によ
り電力を給断され、駆動を制御される。モータ38は、
シャッター側スプロケット36及びモータ側スプロケッ
ト42、駆動チェーン44を介してシャッター軸24を
回動させ、シャッタースラット30を巻取り・巻出しす
る。
【0022】このシャッター12は、シャッターケース
14内のブラケット18・18間にガイド軸軸受け46
・46により円筒体形状に形成されたガイド軸48を回
転可能に取付けている。ガイド軸48は、軸部50と筒
部52とからなる。軸部50は、ガイド軸軸受け46・
46によりブラケット18・18に回転可能に取付けら
れる。筒部52は、シャッタースラット30のガイドを
行う。
【0023】このガイド軸48は、図1・図2に示す如
く、シャッター軸24及び出入口32間に位置させると
ともにシャッター軸24よりも所定高さHだけ低く位置
させて、シャッターケース14のブラケット18・18
に取付けて設けている。
【0024】詳述すると、ガイド軸48は、図1に示す
如く、シャッター軸24の筒部28の最高高さ部位P1
よりもガイド軸48の筒部52の最高高さ部位P2が低
くなるように、シャッター軸24及び出入口32間にガ
イド軸48を位置させるとともにシャッター軸24の軸
心C1よりもガイド軸48の軸心C2を水平線Lに対し
て所定高さHだけ低く位置させて、軸部50をガイド軸
軸受け46・46によりブラケット18・18に回転可
能に取付けて設けている。
【0025】これにより、シャッター軸24及びガイド
軸48間のシャッタースラット30は、シャッター軸2
4からガイド軸48に向かって下降傾斜するように、シ
ャッター軸24及びガイド軸48に巻掛けられることに
なる。
【0026】また、このシャッター12は、図3〜図8
に示す如く、ガイド軸48に繊維素材により形成される
緩衝部材54を軸方向に所定の間隔を設けて取付けて設
けている。緩衝部材54は、天然繊維や合成繊維により
帯状に織られた織布や不織布等から形成される。
【0027】この実施例においては、シャッタースラッ
ト30が図2に二点鎖線で示す如く撓むことを考慮し
て、図3に示す如く幅Wの緩衝部材54をガイド軸48
の筒部52の軸方向に所定の間隔L1〜L3を設けて帯
状に複数捲回して取付けて設けている。
【0028】即ち、ガイド軸48の筒部52には、中央
部位に所定の間隔L1を設けて一組の緩衝部材54・5
4を筒部52に捲回して取付け、これら一組の緩衝部材
54・54から端縁部位側に所定の間隔L2を設けて別
途の一組の緩衝部材54・54を筒部52に捲回して取
付け、これら別途の一組の緩衝部材54・54から端縁
部位側に所定の間隔L3を設けてさらに別途の一組の緩
衝部材54・54を筒部52に捲回して取付けている。
【0029】前記所定の間隔L1〜L3は、L1>L2
>L3の関係となっている。したがって、緩衝部材54
は、ガイド軸48の筒部52の軸方向に中央部位から端
縁部位に向かって、次第に小さくなる間隔L1〜L3を
設けて筒部52に複数捲回して取付けている。
【0030】これら緩衝部材54は、図4〜図6に示す
如く、ガイド軸48の筒部52に取付けられる。これら
緩衝部材54は、内側緩衝部材56と外側緩衝部材58
とから構成する。
【0031】内側緩衝部材56は、ガイド軸48の筒部
52に帯状に捲回して端縁60・60を当接させる。内
側緩衝部材56には、図7・図8に示す取付板62を端
縁60・60に跨るように当接させる。取付板62に
は、挿通孔64を形成してある。ガイド軸48の筒部5
2には、取付板62の挿通孔64に合致するように、ね
じ孔66を形成してある。
【0032】内側緩衝部材56は、ガイド軸48の筒部
52に帯状に捲回して端縁60・60を当接させ、この
端縁60・60を跨ぐように取付板62を当接させ、挿
通孔64から挿通した取付ねじ68を筒部52のねじ孔
66に螺合して締め付けることにより、ガイド軸48の
筒部52に取付けられる。
【0033】前記外側緩衝部材58は、ガイド軸48の
筒部52に内側緩衝部材56に重なるように帯状に捲回
し、端縁70・70を内側に折り返して取付板62に当
接させ、折り返しにより形成される折り返し部72・7
2を当接させて取付板62を覆ったた状態において、適
宜の結合手段、例えば、接着剤や結合針、縫合糸等によ
り内側緩衝部材58に結合する。
【0034】これにより、ガイド軸48には、天然繊維
や合成繊維等の繊維素材により帯状に形成される緩衝部
材54を2層に構成して取付けて設けている。なお、符
号74は、内側緩衝部材56をガイド軸48の筒部52
に取付ける取付ねじである。
【0035】次に作用を説明する。
【0036】このシャッター12は、図示しない電源部
によりモータ38に電力を給断して駆動を制御し、シャ
ッター側スプロケット36及びモータ側スプロケット4
2、駆動チェーン44を介してシャッター軸24を回動
させ、シャッタースラット30を巻取り・巻出しする。
【0037】シャッタースラット30は、シャッター軸
24に完全に巻取られた状態から巻出されると、ガイド
軸48の筒部52によりガイドされてシャッターケース
14の出入口32から下方に繰り出され、ガイドレール
16・16に沿って座板34が降下される。
【0038】このとき、ガイド軸48は、図1に示す如
く、シャッター軸24の筒部28の最高高さ部位P1よ
りもガイド軸48の筒部52の最高高さ部位P2が低く
なるように、シャッター軸24及び出入口32間にガイ
ド軸48を位置させるとともにシャッター軸24の軸心
C1よりもガイド軸48の軸心C2を水平線Lに対して
所定高さHだけ低く位置させて、軸部50をガイド軸軸
受け46・46によりブラケット18・18に回転可能
に取付けて設けている。
【0039】これにより、シャッター軸24及びガイド
軸48間のシャッタースラット30は、シャッター軸2
4からガイド軸48に向かって下降傾斜するように、シ
ャッター軸24及びガイド軸48に巻掛けられることに
なり、シャッタースラット30をシャッター軸24から
ガイド軸48に向かって動きやすくしている。
【0040】このため、このシャッター12は、シャッ
タースラット30がシャッター軸24から巻出される際
の抵抗を小さくすることができ、シャッター軸24から
巻出されるシャッタースラット30の自重による降下の
条件を有利とすることができる。
【0041】また、このシャッター12は、ガイド軸4
8に繊維素材により形成される緩衝部材54を取付けて
設けている。この緩衝部材54は、天然繊維や合成繊維
により帯状に織られた織布や不織布等から形成され、ガ
イド軸48の筒部52の軸方向に中央部位から端縁部位
に向かって次第に小さくなる間隔L1〜L3を設けて帯
状に複数捲回して取付けている。
【0042】これにより、ガイド軸48は、シャッター
軸24から巻取り・巻出されるシャッタースラット30
との当接を十分に緩衝することができ、シャッタースラ
ット30との緩衝作用を有利とし得て、図2に二点鎖線
で示す如く撓むシャッタースラット30を、ガイド軸4
8の軸方向に中央部位から端縁部位に向かって次第に小
さくなる間隔L1〜L3を設けて帯状に複数捲回した緩
衝部材54によって、ガイド軸48の筒部52の中央部
位側に寄せることができ、また、安価な繊維素材を利用
して緩衝部材54を形成することができ、摩耗に対して
は外側緩衝部材58のみの取換えにより容易に対処する
ことができる。
【0043】このため、このシャッター12は、シャッ
タースラット30の巻取り・巻出し時の異音の発生を低
減することができ、シャッタースラット30がシャッタ
ー軸24の筒部28に軸方向にずれて竹の子状に巻取ら
れることを防止でき、また、コスト的に有利に実施する
ことができる。
【0044】なお、この実施例においては、ガイド軸4
8に緩衝部材54を軸方向に中央部位から端縁部位に向
かって次第に小さくなる間隔L1〜L3を設けて帯状に
複数捲回して取付けているが、これに限定されるもので
はない。
【0045】例えば、図9は、別の実施例を示すもので
ある。この別の実施例のシャッター12は、ガイド軸4
8の筒部52の中央部位に所定の間隔L4を設けて一組
の幅Wの緩衝部材54・54の一端側を取付けるととも
にこれら一組の幅Wの緩衝部材54・54の他端側を筒
部52の端縁部位側に向かって軸方向に対称となるよう
に所定の間隔L5を設けて螺旋状に捲回して取付けて設
けたものである。
【0046】このように、一組の緩衝部材54・54を
ガイド軸48の筒部52の軸方向に対称となるように所
定の間隔L5を設けて螺旋状に捲回して取付けることに
より、前述実施例の緩衝部材54を筒部52の軸方向に
所定の間隔L1〜L3を設けて帯状に複数捲回して取付
けている場合に比較して、緩衝部材54間のシャッター
スラット30がガイド軸48の筒部52に直接的に当接
されることを確実に防止し得て、また、取付作業の工程
を少なくすることができる。
【0047】これにより、この別の実施例の緩衝部材5
4によれば、シャッター軸24から巻取り・巻出される
シャッタースラット30との当接をより十分に緩衝する
ことができ、図2に二点鎖線で示す如く撓むシャッター
スラット30を緩衝部材54によってガイド軸48の筒
部52の中央部位側に寄せてシャッター軸24の筒部2
8に片寄らないように案内でき、また、安価な繊維素材
を利用して緩衝部材54を形成することができるととも
に、取付作業の簡素化を果たすことができる。
【0048】このため、この別の実施例のシャッター1
2は、シャッタースラット30の巻取り・巻出し時の異
音の発生をさらに低減することができ、シャッタースラ
ット30がシャッター軸24の筒部28に軸方向にずれ
て巻取られることを防止でき、また、コスト的により有
利に実施することができるものである。
【0049】
【考案の効果】このように、この考案によれば、シャッ
ターは、シャッター軸及びガイド軸間のシャッタースラ
ットがシャッター軸からガイド軸に向かって下降傾斜す
るように巻掛けて、シャッタースラットをシャッター軸
からガイド軸に向かって動きやすくしている。このた
め、このシャッターは、シャッタースラットがシャッタ
ー軸から巻出される際の抵抗を小さくすることができ、
シャッター軸から巻出されるシャッタースラットの自重
による降下の条件を有利とすることができる。また、こ
の考案のシャッターは、ガイド軸に取付けた緩衝部材に
よってシャッター軸から巻取り・巻出されるシャッター
スラットのガイド軸との当接を十分に緩衝することがで
き、ガイド軸の軸方向に中央部位から端縁部位に向かっ
て次第に小さくなる間隔を設けて取付けた緩衝部材によ
ってシャッタースラットをガイド軸の中央部位側に寄せ
てシャッター軸に片寄らないように案内でき、また、安
価な繊維素材を利用して緩衝部材を形成することができ
る。このため、このシャッターは、シャッタースラット
の巻取り・巻出し時の異音の発生を低減することがで
き、シャッタースラットがシャッター軸に軸方向にずれ
て巻取られることを防止でき、また、コスト的に有利に
実施することができる。
【0050】また、この考案のシャッターは、ガイド軸
の軸方向に対称になるように螺旋状に捲回した一組の緩
衝部材によって緩衝部材間のシャッタースラットがガイ
ド軸に直接的に当接されることを確実に防止し得て、取
付作業の工程を少なくすることができ、シャッター軸か
ら巻取り・巻出されるシャッタースラットのガイド軸と
の当接をより十分に緩衝することができ、シャッタース
ラットをガイド軸の中央部位側に寄せてシャッター軸に
片寄らないように案内でき、また、安価な繊維素材を利
用して緩衝部材を形成することができる。このため、こ
のシャッターは、シャッタースラットの巻取り・巻出し
時の異音の発生をさらに低減することができ、シャッタ
ースラットがシャッター軸に軸方向にずれて巻取られる
ことを防止でき、また、コスト的により有利に実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すシャッターの断面図で
ある。
【図2】シャッターの平面図である。
【図3】ガイド軸の平面図である。
【図4】緩衝部材を取付けた部位のガイド軸の拡大平面
図である。
【図5】緩衝部材を取付けた部位のガイド軸の拡大断面
図である。
【図6】図5の矢印〓に示す部位の要部拡大断面図であ
る。
【図7】取付板の側面図である。
【図8】取付板の平面図である。
【図9】緩衝部材の別の実施例を示すガイド軸の平面図
である。
【符号の説明】
2 建物 4 開口部 12 シャッター 14 シャッターケース 16 ガイドレール 24 シャッター軸 30 シャッタースラット 32 出入口 38 モータ 48 ガイド軸 54 緩衝部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターケース内にシャッター軸を取
    付けて設け、このシャッター軸により巻取り・巻出され
    る一枚板状に連結されたシャッタースラットを設け、前
    記シャッターケースに前記シャッタースラットの出入さ
    れる出入口を設け、前記シャッターケース内に前記シャ
    ッター軸及び出入口間に位置させるとともに前記シャッ
    ター軸よりも低く位置させて前記シャッタースラットの
    ガイド軸を取付けて設け、このガイド軸に繊維素材によ
    り形成される緩衝部材を前記ガイド軸の軸方向に中央部
    位から端縁部位に向かって次第に小さくなる間隔を設け
    て帯状に複数捲回して取付けて設けたことを特徴とする
    ガイド軸を有するシャッター。
  2. 【請求項2】 シャッターケース内にシャッター軸を取
    付けて設け、このシャッター軸により巻取り・巻出され
    る一枚板状に連結されたシャッタースラットを設け、前
    記シャッターケースに前記シャッタースラットの出入さ
    れる出入口を設け、前記シャッターケース内に前記シャ
    ッター軸及び出入口間に位置させるとともに前記シャッ
    ター軸よりも低く位置させて前記シャッタースラットの
    ガイド軸を取付けて設け、このガイド軸に繊維素材によ
    り形成される一組の緩衝部材の一端側前記ガイド軸の
    中央部位に所定の間隔を設けて取付けるとともにこれら
    一組の緩衝部材の他端側を前記ガイド軸の端縁部位に向
    かって軸方向に対象となるように所定の間隔を設けて
    旋状に捲回して取付けて設けたことを特徴とするガイド
    軸を有するシャッター。
JP1993074613U 1993-12-27 1993-12-27 ガイド軸を有するシャッター Expired - Fee Related JP2606197Y2 (ja)

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