JP2605957Y2 - 捲取り式ハッチカバーの水密パッキング - Google Patents

捲取り式ハッチカバーの水密パッキング

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JP2605957Y2
JP2605957Y2 JP1993071447U JP7144793U JP2605957Y2 JP 2605957 Y2 JP2605957 Y2 JP 2605957Y2 JP 1993071447 U JP1993071447 U JP 1993071447U JP 7144793 U JP7144793 U JP 7144793U JP 2605957 Y2 JP2605957 Y2 JP 2605957Y2
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JP1993071447U
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Inventor
正信 寺田
輝 鹿野
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大倉船舶工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水密性を改善した捲取
り式ハッチカバ−の水密パッキングを提供することに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の捲取り式ハッチカバ−のパッキン
グ10は、図5に示す通り、一対のベルト状のサイドパ
ッキング部材1、1が平行に配列されその対向する側部
の上方角部に三角形状の溝を設け、その溝にメインパッ
キング部材2の断面三角形状に欠切した両端部を図6で
示す斜面状の接着面3で接着して構成されている。図5
中矢標で示す方向に隣接するカバ−パネル21、21の
縁22と22とはヒンヂ(図示せず)により連結されて
おり、この縁22と22の上面に、メインパッキング部
材2が押え板金(図示せず)で固着されて、カバ−パネ
ルの縁22と22の隙間を水密している。サイドパッキ
ング部材1の下面はハッチコ−ミングに固設したタイト
ニングバ−との共働により、カバ−パネル21とハッチ
コ−ミングとの間を水密にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のパッキング10
では、カバ−パネル21が捲取り軸に捲取られた状態で
は図7に示す通り、隣接するカバ−パネル21の側壁縁
23と23が直角状に折れ曲がり、図中、直角状に屈曲
したメインパッキング部材2は、図上紙面の垂直下方に
向かいその厚さが薄くなり、逆にサイドパッキング部材
1が厚くなっていくため、接着面3において両部材1、
2の伸び率が変わり、接着面3が剥離しやすくなるた
め、捲取り式ハッチカバ−の水密性が損なわれるという
問題点があった。
【0004】本考案は、パッキングが直角状に屈曲して
も接着面においてメインパッキングとサイドパッキング
との伸び率が均等化する捲取り式ハッチカバ−の水密パ
ッキングを構成することにより、従来のパッキングの問
題点を解決して、捲取り式ハッチカバ−の水密性を長期
間保持する目的を達成するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、そこで、図1
及び図2に示す通り、一対の長尺状のサイドパッキング
32、32の対向面32A、32Aに張出片33、33
を設け、その張出片の端部にその厚みの半分を欠切した
形状の連結部33Aを備え、長尺状のメインパッキング
34の両端部にその厚みの半分を欠切した形状の連結部
34Aを備えるとともに、メインパッキング34の両端
部の連結部34A、34Aを、対向する該張出片33、
33の連結部34A、34Aに接着して捲取り式ハッチ
カバ−の水密パッキングを構成することを特徴とする。
【0006】
【作用】メインパッキング34と、サイドパッキング3
2の張出片33とは双方の端部にその厚みの半分を欠切
した形状の連結部34Aと33Aとを備え、この連結部
が接着することで水密パッキング31を構成しているの
で、接着面35において双方の端部の厚みは一定してい
る。そのため、メインパッキング34と張出片33とが
直角状に屈曲しそれにより接着面35が直角状に屈曲し
てもメインパッキング34とサイドパッキング32との
双方の端部に伸び率の変化はなく接着面35が剥離する
ことはない。
【0007】
【実施例】図1は本考案捲取り式ハッチカバ−の水密パ
ッキング31の要部を示す斜視図である。サイドパッキ
ング32はその対向面32Aに、上面方形の張出片33
が突出している一体成形による成形物である。図2は、
図1のX−X線に沿って示す断面図であり、張出片33
は図示の通り、サイドパッキング32の対向面32Aよ
り薄手になっている。張出片33の端部には、その厚み
の半分を欠切した形状の連結部33Aを上記の一体成形
のさいに備えてある。該一体成形の原料には加硫ゴムを
用いたが、それ以外の高分子材料を用いても容易に実施
できる。
【0008】図1と図2中34が長尺状のメインパッキ
ングである。メインパッキング34の幅は張出片33の
幅と等しく、その厚さは張出片33の厚さに等しく成形
してある。上記の成形のさいに、メインパッキング34
の両端部にはその厚みの半分を欠切した形状の連結部3
4A、34Aを備えてある。該成形の原料には加硫ゴム
を用いたが、それ以外の高分子材料を用いても容易に実
施できる。
【0009】一対のサイドパッキング32、32を双方
の張出片33、33を対向させて平行に配列し、張出片
33、33の連結部33A、33Aに図1、2に示す通
り、メインパッキング34の両端部の連結部34A、3
4Aを互いの欠切された部分を補い合うように接着面3
5において接着してある。上記の接着の繰り返しによ
り、捲取り式ハッチカバ−の水密パッキング31が構成
されている。この構成により、サイドパッキング32と
張出片33及びメインパッキング34とはその上面が同
一平面になり、またメインパッキング34の下面と張出
片33の下面とは同一平面になっている。さらに接着面
35は張出片33の上面とメインパッキング34の下面
との間の中央で平行に位置している。
【0010】上記構成の本考案捲取り式ハッチカバ−の
水密パッキング31を捲取り式ハッチカバ−に固着させ
た実施例を図3に示す。図3中矢標で示す通り、隣接す
るカバ−パネル41、41の縁43と43がヒンヂ(図
示せず)により隙間44を開けて連結されている。水密
パッキング31を、先ずそのメインパッキング34の中
央部を隙間44に沿って僅かに膨出させるようにして、
押さえ板金(図示せず)により、縁43と43の上面
に、メインパッキング34の下面と張出片33の下面の
一部を押しつけて固着させ、次いでサイドパッキング3
2の上面を、カバ−パネル41の側壁45の水平に張り
出した側壁縁46の下面に固着させることにより、水密
パッキング31が隣接しているカバ−パネル41、41
に順次取り付けられている。
【0011】上記により、隙間44はメインパッキング
34と張出片33とにより水密にされている。ハッチコ
−ミングの縁とカバ−パネル41の側壁縁46との間隙
は、ハッチコ−ミングの縁に固設したタイトニングバ−
が、側壁縁46の下面に固着したサイドパッキング32
の下面との共働により水密にしている。
【0012】上記の構成による、捲取り式ハッチカバ−
の水密パッキング31の作用を以下説明する。図4は、
カバ−パネル41が捲取り軸に捲取られた状態での、張
出片33とメインパッキング34との接着面35及びサ
イドパッキング32の対向面32Aとの状態とを示す断
面正面図である。図中、直角状に屈曲したメインパッキ
ング34の連結部34Aと、張出片33の連結部33A
と接着面35とは共に図上紙面の垂直下方に向かい互い
に平行して垂直に延びている。そのため屈曲のさいに張
出片33の連結部33Aとメインパッキング34の連結
部34Aとが接着面35で伸び率が変わることはなく、
接着面35は安定し捲取り式ハッチカバ−の水密性は確
保される。
【0013】
【考案の効果】本考案は、カバ−パネルの縁と縁の間の
隙間及び、該カバ−パネルの両側壁の縁とハッチコ−ミ
ングの縁との間の間隙とを水密にする新規な構成の水密
パッキングを提供することで、接着面を安定させ、カバ
−パネルによる水密性が長期間保持できる効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水密パッキングの要部を示す斜視図
【図2】図1上X−X線に沿って示す断面図
【図3】本考案水密パッキングをカバ−パネルに取付け
た状態を示す要部の斜視図
【図4】図3上サイドパッキング部材が直角状に屈曲し
た状態をX−X線に沿って示す一部切断正面図
【図5】従来のパッキングをカバ−パネルに取付けた状
態を示す要部の斜視図
【図6】図5上X−X線に沿って示す一部切断正面図
【図7】図5上パッキング部材が直角状に屈曲した状態
をY−Y線に沿って示す一部切断正面図
【符号の説明】
31 水密パッキング 32 サイドパッキング 33 張出片 33A 張出片の連結部 34 メインパッキング 34A メインパッキングの連結部 35 接着面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の長尺状のサイドパッキングの対向
    面に張出片を設け、この張出片の端部にその厚みの半分
    を欠切した形状の連結部を備え、長尺状のメインパッキ
    ングの両端部にその厚みの半分を欠切した形状の連結部
    を備えるとともに、メインパッキングの両端部の連結部
    を、対向する該張出片の連結部に接着して構成する捲取
    り式ハッチカバ−の水密パッキング。
JP1993071447U 1993-12-08 1993-12-08 捲取り式ハッチカバーの水密パッキング Expired - Lifetime JP2605957Y2 (ja)

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