JP2605928B2 - A▲l▼薄膜の選択的形成方法 - Google Patents

A▲l▼薄膜の選択的形成方法

Info

Publication number
JP2605928B2
JP2605928B2 JP15104290A JP15104290A JP2605928B2 JP 2605928 B2 JP2605928 B2 JP 2605928B2 JP 15104290 A JP15104290 A JP 15104290A JP 15104290 A JP15104290 A JP 15104290A JP 2605928 B2 JP2605928 B2 JP 2605928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
raw material
gas
selective formation
selectively
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15104290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0445273A (ja
Inventor
勉 新澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15104290A priority Critical patent/JP2605928B2/ja
Priority to US07/712,772 priority patent/US5130459A/en
Publication of JPH0445273A publication Critical patent/JPH0445273A/ja
Priority to US07/875,657 priority patent/US5217756A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2605928B2 publication Critical patent/JP2605928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシリコン基板上へのAl薄膜の選択的形成方法
に関する。
〔従来の技術〕
Al薄膜の選択的成長の応用としては、半導体の配線形
成において、従来プロセスであるスパッタでは不可能で
あった、微細なスルーホールの埋め込みによる配線の高
密度化や平坦化、さらには多結晶シリコンへのAlの張り
付けによる配線抵抗の低減がある。
従来、Al薄膜の選択的成長には、第18回固体素子材料
コンファレンス予稿集(1986年)の755〜756頁、に記載
のように、トリイソブチルアルミ((i−C4H93Al)
を原料として用いた方法が報告されている。そこでは、
酸化シリコンのパターンを形成したシリコン基板上で、
化学気相堆積(CVD)法により、シリコンが露出したと
ころにのみAlを堆積させるという選択的成膜を実現して
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のトリイソブチルアルミを用いた
Al薄膜の選択的形成方法には、原料であるトリイソブチ
ルアルミの蒸気圧が25℃で0.5Torrと低いため、原料供
給量を十分に取ることができず、成膜速度が、現在半導
体プロセスに使用されているスパッタ法より2桁程度小
さいという実用上の問題がある。又、原料ガスを事前に
気相分解しなければならないと言う問題もある。
トリメチルアルミニウムを用いた熱CVDによるAlの選
択的堆積は報告されていない。また、ジメチルアルミニ
ウムハイドライドを使用した熱CVDでは、選択的に堆積
できることを本発明者が実験的知見により確認したが、
選択比が必ずしも十分でなく、且つ成膜したAl膜の比抵
抗が従来のトリイソブチルアルミニウムのバルク並とい
う値に比べて劣る、と言う問題もある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、開口部を有するマスク材料で被覆された基
板上の前記開口部に化学気相堆積方法を用いて選択成長
を行う方法において、トリメチルアルミニウムとジメチ
ルアルミニウムハイドライドの分子間化合物(化学式
(CH33Al(CH32AlH)を原料ガスとして用いるAl成
膜の選択的形成方法である。
〔作用〕
本発明においては、原料ガスとして、トリメチルアル
ミニウムとジメチルアルミニウムハイドライドの分子間
化合物を用いる。このことにより、選択成長が可能であ
る。さらに前記原料ガスの蒸気圧はトリメチルアルミニ
ウムの蒸気圧(25℃で12Torr)とジメチルアルミニウム
ハイドライドの蒸気圧(25℃で2Torr)の中間の蒸気圧
となり、比較的高い蒸気圧が得られる。従って、原料の
供給量を従来のトリイソブチルアルミニウムよりも1桁
〜2桁増加させることが出来る。選択性を示す温度で
は、完全には供給律速ではないが、実験的知見にによ
り、供給量に従って成膜速度が増加する領域であること
が判っており、供給量の増加により、1桁程度の成膜速
度の増加を得ることが出来る。
また、本発明者が新たに実験的に見いだした知見によ
り、ジメチルアルミハイドライドを単独で使用したとき
に比べ、選択性が良く、選択的に堆積したAl膜の比抵抗
もバルク並であり、トリメチルアルミニウムとジメチル
アルミハイドライドの分子間化合物を用いた方が総合的
にみて優っている。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す図で、Al薄膜の選択
的形成を実施するためのガスミキサおよび減圧CVD装置
の構成図である。1はキャリアガスボンベ、2はギャリ
アガスの流量を調整するマスフローコントローラ、3は
原料をキャリアガスと混合するためのバブラ容器、4は
バブラの蒸気圧を制御するための温度調整機、5は成長
室、6はウエハ、7はウエハの温度を制御するヒータ、
8は排気系である。
バブラ容器3にトリメチルアルミニウムとジメチルア
ルミハイドライドの分子間化合物を封入し、水素ガスあ
るいは、希ガスのキャリアガスの流量をマスフローコン
トローラ2で制御しながらフローさせバブラ容器3で原
料の蒸気圧成分を分圧比で混合し、排気系8にて減圧
(数Torr)された成長室5へ導入する。
このとき成長室5内の圧力は1Torr、キャリアガスは
水素で、前記マスフローコントローラ2で60SCCM(0
℃、1気圧換算でのcm3/min)に制御し、バブラ容器3
の温度は温度調整機4で25℃に保たれている。このとき
成長室内の原料ガスの分圧は0.1Torrと見積られた。成
長室5のなかに設置されたウエハ6は、ヒータ7により
選択性を示す温度に保たれている。ここで、220〜250℃
の温度範囲であれば、十分に選択性を示すことを確認し
た。導入された原料はウエハ6で加熱され熱分解により
Alを堆積させる。
ウエハにてAl薄膜が1μm/minの成膜速度が得られる
条件で、シリコン上に酸化シリコンのパターンが形成さ
れた基板を用いたところ、マスクパターンの開口部から
露出したシリコン上にのみ選択性良くAlが堆積した。こ
こではマスク材料として酸化シリコンを用いたが、SiNx
やPSGなどの他の材料を用いても本発明の効果は得られ
る。
なお、トリメチルアルミニウムとジメチルアルミハイ
ドライドの分子間化合物を供給する手段は本実施例に示
したものにとどまらない。他の手段としては、例えば、
トリメチルアルミニウムの溶液を封入したバブラとジメ
チルアルミハイドライドの溶液を封入したバブラからそ
れぞれ水素をキャリアガスとして気相成分を運搬し、成
長室5の直前でこれらのガスを混合する方法等が有効で
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、原料供給量が十分なため従来よりも
大きな成膜速度で選択的にAl薄膜を形成することができ
る。又、原料を事前に分解する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための減圧CVD装
置の構成図である。 1……キャリアガスボンベ、2……マスフローコントロ
ーラ、3……バブラ容器、4……温度調整機、5……成
長室、6……ウエハ、7……ヒータ、8……排気系。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有するマスク材料で被覆された基
    板上の前記開口部に化学気相堆積方法を用いて選択成長
    を行う方法において、トリメチルアルミニウムとジメチ
    ルアルミニウムハイドライドの分子間化合物を原料ガス
    として用いることを特徴とするAl薄膜の選択的形成方
    法。
JP15104290A 1990-06-08 1990-06-08 A▲l▼薄膜の選択的形成方法 Expired - Lifetime JP2605928B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15104290A JP2605928B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 A▲l▼薄膜の選択的形成方法
US07/712,772 US5130459A (en) 1990-06-08 1991-06-10 Selective chemical vapor deposition of aluminum, aluminum CVD materials and process for preparing the same
US07/875,657 US5217756A (en) 1990-06-08 1992-04-29 Selective chemical vapor deposition of aluminum, aluminum CVD materials and process for preparing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15104290A JP2605928B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 A▲l▼薄膜の選択的形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0445273A JPH0445273A (ja) 1992-02-14
JP2605928B2 true JP2605928B2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=15510031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15104290A Expired - Lifetime JP2605928B2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 A▲l▼薄膜の選択的形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605928B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434307B1 (ko) * 1997-06-27 2004-07-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의알루미늄박막형성방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0445273A (ja) 1992-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585692B2 (ja) 薄膜形成方法
Tischler et al. Self‐limiting mechanism in the atomic layer epitaxy of GaAs
Tsang Chemical beam epitaxy of InGaAs
US5217756A (en) Selective chemical vapor deposition of aluminum, aluminum CVD materials and process for preparing the same
JPH02185026A (ja) Al薄膜の選択的形成方法
JP2605928B2 (ja) A▲l▼薄膜の選択的形成方法
US5130459A (en) Selective chemical vapor deposition of aluminum, aluminum CVD materials and process for preparing the same
JPH01252776A (ja) 気相成長アルミニウム膜形成方法
JP3386302B2 (ja) 化合物半導体へのn型ドーピング方法およびこれを用いた化学ビーム堆積方法並びにこれらの結晶成長方法によって形成された化合物半導体結晶およびこの化合物半導体結晶によって構成された電子デバイスおよび光デバイス
JPH03203228A (ja) 半絶縁性ガリウムヒ素形成方法
KR100226763B1 (ko) 화학기상증착 장치를 이용한 박막 형성방법
CA1313343C (en) Metal organic vapor phase epitaxial growth of group iii-v semiconductor materials
JP2595773B2 (ja) Al選択CVD材料およびその製造方法
JPS6115150B2 (ja)
JPH1088353A (ja) CVD装置を用いたZrN膜の形成方法
JP2568224B2 (ja) 気相化学反応原料の供給方法
KR0172857B1 (ko) 화학기상 증착에 의한 박막형성방법
JP2619888B2 (ja) 窒化アルミニウムの製造方法
JP3363498B2 (ja) 液体気化装置
JPH0574717A (ja) 化合物半導体結晶成長方法
Carlsson Novel and selective vapor deposition processes
JP3006776B2 (ja) 気相成長方法
JPH0156142B2 (ja)
JPH06184749A (ja) 有機金属錯体を用いる薄膜の製造法
JPH02116120A (ja) 結晶成長方法