JP2605892Y2 - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JP2605892Y2
JP2605892Y2 JP1993006378U JP637893U JP2605892Y2 JP 2605892 Y2 JP2605892 Y2 JP 2605892Y2 JP 1993006378 U JP1993006378 U JP 1993006378U JP 637893 U JP637893 U JP 637893U JP 2605892 Y2 JP2605892 Y2 JP 2605892Y2
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moving
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Inventor
真一 平本
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東洋自動機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動包装機に於て包装
袋の袋口をシールするシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品等を対象とした自動包装機では、内
部に充填物が収納された袋はエアー抜き等の処理の後、
袋口をシールされて排出される。図6は従来の熱シール
装置の一例を示したもので、先端に夫々れ熱板2a’、
2b’を備えた移動棒3a’、3b’を互いに対称的に
移動させ、前記熱板2a’、2b’間で袋口を挟圧して
熱シールするものである。又、袋の材質や寸法に合わせ
て熱板の挟圧力を調整する時、確実な圧力の検知手段が
ないため、大体の目安で調整を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように一対の熱
板で袋口を挟圧して熱シールする場合、そのシール効果
を高めるためには所定の挟圧力が要求される。従来のシ
ール装置では、移動棒3a’、3b’を移動させる移動
機構には、一般にエアーシリンダー、カム機構、歯車機
構等が使用されており、これら機構の駆動力によって前
記挟圧力を得るようになっている。
【0004】ところがこれらの機構では、移動途中に於
ける駆動力が一定又は殆ど変わらないため、例えばシー
ル動作のため移動途中の熱板間に誤って指を挟まれた場
合には大怪我をする恐れがあり、或いは物品を噛み込ん
だ場合にはその衝撃によってシール装置が損傷又は故障
する恐れがある等の欠点があった。
【0005】又袋の材質や寸法を変更した場合、確実な
シール圧が不明なため作業者の経験や勘に頼って調整し
ていたので、設定ミスによるロスが多く発生していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決せんとするものであって、その特徴の一つは一対の移
動軸を対称的に移動させ、その先端に夫々れ備えた熱板
を開閉作動して袋口を狭圧し、熱シールするようにした
シール装置に於いて、前記移動軸を一対のリンクの一端
同士を回転自在に連結してなるトグルリンク機構を介し
て駆動するように構成すると共に、少なくとも前記一対
のリンクが一直線上に位置した時に、袋口を狭圧する方
向に前記熱板を付勢するバネを設け、且つ前記トグルリ
ンク機構のリンク連結部を上下動させる上下動装置を設
けたことであり、他の特徴は前記バネを設けた部位に荷
重変換器及び荷重表示器を設けると共に、前記一対のリ
ンクが一直線上に位置した時に於けるバネの長さを調整
する調整部材を設けたことにある。
【0007】
【作用】一対の移動軸の先端に夫々れ備えた熱板は、同
移動軸をトッグルリンク機構によって対称的に移動させ
ることにより開閉作動して袋口を挟圧して熱シールし、
その際リンク連結部を上下動させる駆動軸の途中に間設
させたエアーシリンダーによって熱板の移動途中に於け
る駆動力(挟圧力)は低く規制され、又一方のリンクの
端部に挿着したバネ力によって熱シールの瞬間にのみ高
い熱板の挟圧力が得られる。
【0008】又、前記トッグルリンク機構の一方のリン
クの端部に挿着した荷重変換器により、挟圧力が検知さ
れてその挟圧力は荷重表示器に表示される。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1及び図2は本考案の熱シール装置の構成を示したもの
である。図示するように、先端に夫々れ熱板2a、2b
を備えた一対の移動軸3a、3bが架台4によって互い
に対称的に左右に移動自在に支持されている。本考案は
この一対の移動軸3a、3bの駆動をトッグルリンク機
構を利用して行うようになさしめる。即ち、一対のリン
ク5a、5b同士がその一端0点で回転自在に連結さ
れ、その一方のリンク5bの他端は0点を中心に回動
するリンク6の一端と0連結され、もう一方のリンク
5aの他端はバネ装置12と0点で連結されている。
【0010】リンク6の一端0点には更に連結材8が
連結されていて、この連結材8の他端は取付材10を介
して移動軸3bと固定ピン16bにより固定され、リン
ク6の他端には連結材7が連結されていて、この連結材
7の他端は取付材9を介してもう一方の移動軸3aと固
定ピン16aにより固定されている。
【0011】更に前記リンク5aのリンク連結部0
の下方位置0点には、架台4に沿って立設された駆動
軸11の先端が連結されてなるが、この駆動軸11の下
部にはエアーシリンダー14が間設され、更に下部11
aを介して上下動装置(図示せず)に連結されている。
【0012】かくして、上下動装置を駆動して駆動軸1
1を上下動させると、トッグルリンク機構のリンク5
a、5bが連結点0を中心に開・閉し、これにより上
側の移動軸3aはリンク6、連結棒7及び取付材9を介
して左右に移動し、下側の移動軸3bはリンク6、連結
棒8及び取付材10を介して上側移動軸3aと対称的に
左右に移動し、これと連動して各移動軸の先端の一対の
熱板2aと2bも対称的に左右に移動し、その移動終点
に於て袋口を挟圧して熱シールするものとなる。
【0013】図3及び図4は、このトッグルリンク機構
の原理及び挟圧力特性を示したもので、リンク機構のO
点には常時バネ装置12内に挿着したバネ13により
所定の押力が付与されているが、リンク機構の各点が形
成する角θが0゜又は0゜近傍とならない間はこのバネ
力FAは働かない。ところが、前記上下動装置を駆動し
て駆動軸11を力FBで下方へ引張ることにより点O
が点O’へ移動し、点O,O’,O
(O’)を結ぶ線が一直線上に並んでX−X軸に一致
すると、バネ力FAは100%熱板2a,2bの挟圧力
として作用することになる。
【0014】尚、上記のようにリンク機構の点O,O
,Oが形成する角θが0゜又は0゜近傍とならない
間は、バネ13による挟圧力は零である。ところが、こ
の間はリンク機構には駆動軸11を介して力FBが作用
しており、従ってX−X線方向にはこのFBに見合った
力(挟圧力)が作用していることになる。尚、力FBは
エアーシリンダー14のロッド側14aの圧力を調整弁
15によって制御することにより、低く且つ一定に保持
されるものとなる。
【0015】図4はこの挟圧特性を示したもので、熱板
同士が密接するシール位置aに達するまでは低い挟圧力
F1に保持されているが、シール位置aに達しリンク機
構の点0、0、0が一直線に並ぶと、力FBによ
るX−X軸方向力(挟圧力)は零となるが、今度はバネ
13による挟圧力が瞬時に働き高い挟圧力で袋口は挟圧
される。
【0016】このようにバネ力による高い挟圧力の作用
範囲はシール位置a付近に限られ、その途中位置では挟
圧力は低い。従って、移動途中で熱板2a、2bの間に
誤って指等を挟まれると、エアーシリンダー14のロッ
ド側圧は調整弁15で低圧に調整されるので怪我をする
ことも無く、又物品を噛み込んでも衝撃は小さくシール
装置が損傷又は故障を起こすことは無くなる。尚、上記
エアーシリンダー14の代わりにバネを用いても、その
効果は同様である。
【0017】図5は前記バネ13を挿着したトッグルリ
ンク機構の一方のリンクの端部に荷重変換器17を設
け、検知した挟圧力を荷重表示器18に表示するように
したもので、同表示器を見ながら袋の材質や寸法に応じ
た適正な挟圧力を調整ボルト19により任意に設定する
ことが出来る。
【0018】又、前記駆動軸11に間設されたエアーシ
リンダー14は、図示しない空袋検知手段及び電磁切換
弁によりエアーの供給をエアーシリンダー14のロッド
側からヘッド側へ切換えることにより、充填物が供給さ
れなかった空袋に対するシール防止に利用出来るものと
なる。
【0019】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案のシール装置
によると、一対の移動軸の先端に夫々れ備えた熱板は同
移動軸をトッグルリンク機構によって互いに対称的に移
動させることにより開閉作動して袋口を挟圧して熱シー
ルするが、その際熱板の移動途中に於ける駆動力(挟圧
力)は駆動軸に間設したエアーシリンダーによって低く
且つ一定に保持される。
【0020】又、袋口に対する高い挟圧力はバネ力によ
って熱板がシール位置に達した瞬間に作用するようにな
り、従って移動途中の熱板の間に誤って指等を挟まれて
も怪我をすることが無く、又物品を噛み込んでもその衝
撃は小さいのでシール装置が損傷又は故障することが無
くなる。又、袋の材質や寸法を変更した場合適正且つ確
実なシール圧が得られることにより、シール圧の設定ミ
スが無くなるという優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシール装置の構成を示す正面図であ
る。
【図2】本考案のシール装置の構成を示す平面図であ
る。
【図3】本考案のトッグルリンク機構の原理を示す図で
ある。
【図4】本考案の熱板の挟圧力特性を示す図である。
【図5】請求項2に於けるトッグルリンク機構の原理を
示す図である。
【図6】従来のシール装置を示す図である。
【符号の説明】
1 袋 2a, 2b 熱板 3a, 3b 移動軸 5a, 5b リンク 6 リンク 7 上連結棒 8 下連結棒 9 上取付材 10 下取付材 11 駆動軸 12 バネ装置 14 エアーシリンダー 15 調整弁 17 荷重変換器 18 荷重表示器 19 調整ボルト

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の移動軸を対称的に移動させ、その
    先端に夫々れ備えた熱板を開閉作動して袋口を狭圧し、
    熱シールするようにしたシール装置に於いて、前記移動
    軸を一対のリンクの一端同士を回転自在に連結してなる
    トグルリンク機構を介して駆動するように構成すると共
    に、少なくとも前記一対のリンクが一直線上に位置した
    時に、袋口を狭圧する方向に前記熱板を付勢するバネを
    設け、且つ前記トグルリンク機構のリンク連結部を上下
    動させる上下動装置を設けたことを特徴とするシール装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシール装置に於いて、前
    記バネを設けた部位に荷重変換器及び荷重表示器を設け
    ると共に、前記一対のリンクが一直線上に位置した時に
    於けるバネの長さを調整する調整部材を設けたことを特
    徴とするシール装置。
JP1993006378U 1993-01-11 1993-01-11 シール装置 Expired - Fee Related JP2605892Y2 (ja)

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