JP2605845Y2 - 合成樹脂製逆止弁部材 - Google Patents

合成樹脂製逆止弁部材

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JP2605845Y2
JP2605845Y2 JP1992089447U JP8944792U JP2605845Y2 JP 2605845 Y2 JP2605845 Y2 JP 2605845Y2 JP 1992089447 U JP1992089447 U JP 1992089447U JP 8944792 U JP8944792 U JP 8944792U JP 2605845 Y2 JP2605845 Y2 JP 2605845Y2
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valve plate
valve
check valve
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holding cylinder
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茂雄 飯塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、容器体の口頸部内面等に嵌着させるための、
合成樹脂製の逆止弁部材に係る。
【0001】
【従来の技術】容器体口頸部の内面へ嵌着させる、弁板
保持筒の下端内面の一部から、肉薄ヒンジを介して、上
記弁板保持筒の内径よりも小径の弁板を突出し、該弁板
を、口頸部下端に付設した、中心部に弁孔を有する内向
きフランジ内周部上面が形成する弁座上面へ載置させ
て、その弁孔と弁板とで逆止弁を形成できるよう設けた
合成樹脂製の逆止弁部材が知られている。
【0002】その逆止弁部材の弁板下面は弁板保持筒の
下端面とほぼ同一平面上に位置させて設けるから、弁板
下面と上記弁座上面とを良好に閉鎖することが困難であ
り、特に低粘度の内容物の場合に閉鎖が困難であった。
【0003】このような欠点除去のために、特開昭48-8
1128号が示すように、弁板を肉薄ヒンジから斜下方へ傾
斜させた逆止弁部材を設け、容器体口頸部内面等へ嵌合
させたとき、弁板下面が弁板上面へ圧接するよう設けた
逆止弁部材も知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記特開昭48-81128号
のように形成することで、前者の欠点を防止できるが、
該後者の場合にあっても次のような欠点を有する。即
ち、該特開昭48-81128号の場合にあっては弁板が自由な
状態において、その弁板先端が弁板の厚さよりも多く下
方へ下がっているために、例えば容器体への組付けのた
めのホッパー内や輸送時に袋内へ多数収納したとき、逆
止弁部材相互が弁板と保持筒下端との間隙内へ他の弁板
が入ることで絡み合うこととなり、すると自動機により
逆止弁部材を整列させたり、向きを揃えたりする際に、
手作業でその絡みを外したり、取り除くことが必要とな
るものであった。
【0005】本考案は、容器体口頸部内面等への組付け
の際に、弁板が容器体口頸部内の弁座上面へ圧接でき、
しかも多数逆止弁部材をホッパー等に入れた場合にも逆
止弁部材相互が絡み合わないように設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】弁板保持筒16の下端内面
の一部から肉薄ヒンジ22を介して、弁板保持筒16の内径
よりも小外径の弾性を有する弁板21を突出する、逆止弁
部材であって、上記弁板21は、該弁板が自由な状態で、
弁板先端が弁板21の厚さt と略同じ高さHだけ下方へ下
がった状態に形成されている。
【0007】
【実施例】以下図面について説明すると、本考案の逆止
弁部材は図2が示すように弁板保持筒16の下端一部から
肉薄ヒンジ22を介して上記保持筒16の内径よりも小外径
の弁板21を突出するもので、図示例にあっては弁板21が
柔軟性を有し弾力性を有するようにポリエチレンで一体
成形させている。その弁板21は、該弁板が弁座等に接し
ていない自由な状態で弁板先端が弁板21の厚さt よりも
少し小さい高さHだけ下方に下がった状態に形成したも
のである。該弁板は肉薄ヒンジ22を中心として弾性に抗
して上下へ回動可能である。上記高さHは弁板の厚さt
より僅かに少いことが望ましいが、弁板21の厚さ及び柔
軟度により僅かの範囲で変えることが可能である。
【0008】尚図示例においては肉薄ヒンジ22は厚さが
0.3mmで幅が1.2mmに形成され、弁板21は厚さt が0.3mm
で直径が5mm円板に形成されている。
【0009】上記逆止弁部材は、例えば図1が示すよう
な胴部上端から肩部を介して口頸部5を起立し、かつ口
頸部下端内面に内向きフランジ10を有してそのフランジ
孔を弁孔11とする容器体口頸部内へ、弁板保持筒16下端
を内向きフランジ10の外周部上面へ圧接させて嵌合させ
る。すると弁板21外周部下面は内向きフランジ内周部上
面が形成する弁座12上面へ圧接して押上げされ、既述高
さHだけの傾斜状態が解消される。
【0010】尚図示例において26は注出筒で、該注出筒
は、弁板保持筒16の上部内面へ嵌合させた筒部を、口頸
部5上面へ係合させた外向きフランジ内周から垂下し、
又その筒部上端から、上端に注出口27を有する、上部小
径のノズルを起立している。上記筒部と弁板保持筒とは
凹溝17と該凹溝内へ嵌合させた突条28とで注出筒の抜出
しを防止している。又32は容器体口頸部5外面へ周壁を
螺合させたキャップで、6は口頸部外面へ設けた雄ね
じ、33はキャップ周壁内面に設けた雌ねじである。 上
記容器体1内へクリーム状物等を入れておき、キャップ
32を除去し、容器体を傾け、胴部を圧搾すれば、容器体
内収納物は弁板21を弾性に抗して押上げ、注出筒26内を
通って注出口27から注出する。容器体を正立に戻し、胴
部の圧搾を離せば、容器体内高圧状態の解消で弁板21が
弾性復帰し、弁座12上面に接して弁孔11を閉塞する。
【0011】
【考案の効果】本考案は既述構成とするもので、弁板保
持筒16の下端内面の一部から、肉薄ヒジ22を介して弁板
保持筒の内径よりも小外径の弁板21を、該弁板が自由な
状態で弁板先端が下方へ下がった傾斜状態に突出させた
から、弁板保持筒16を容器体口頸部内面へ嵌合させ、該
口頸部下端の内向きフランジ16の内周部上面が形成する
弁座12上面へ上記弁板21外周部を圧接させることで、内
向きフランジ中心部に形成された弁孔11を確実に密閉さ
せることが出来る。
【0012】また、特に、本考案によれば、弁板21は、
弁板21が自由な状態で、その先端が弁板21の厚さt と略
同じ高さHだけ下方に下がった状態に形成されているの
で、弁板21の自由端と弁板保持筒16の周壁下端部分との
間の隙間が小さく設定されることになる。これにより、
例えば組立時のホッパー内や輸送時の袋内に逆止弁部材
を多数収容した場合でも、その部材どうしの間におい
て、他の弁板21が隙間内へ侵入して絡み合うような不具
合を未然に防止することができる。即ち、この隙間は、
弁板21の上面が図2に示すように弁板保持筒16の周壁下
端よりも僅かに上方へ位置するように設定されているた
め、他の弁板21がこの隙間に容易に入り込むことがな
い。
【0013】逆止弁部材を容器1の口筒部5に組み付け
る作業においては、まず、ホッパー内に多数収容した状
態で、振動を加えて逆止弁部材を整列させたり向きを揃
えたりする自動機による作業を行うことが多々あるが、
こうした作業において弁板どうしが絡み合うと、それを
手作業によって取り除かなければならないが、本考案で
はこうした問題を効果的になくすことが可能になる。こ
の点は、輸送時における振動により包袋内に収容した多
数の逆止弁部材どうしにおいても同様な作用効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の逆止弁部材を容器に施した状態で示す
断面図である。
【図2】本考案逆止弁部材の一実施例の断面図である。
【図3】本考案逆止弁部材の平面図である。
【図4】本考案逆止弁部材のセット直前の形状を示す図
である。
【図5】本考案逆止弁部材のセット後の形状を示す図で
ある。
【図6】従来例逆止弁部材を有する容器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器体 5 口頸部 10 内向きフランジ 11 弁孔 16 弁板保持筒 21 弁板 22 肉薄ヒンジ 27 注出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁板保持筒16の下端内面の一部から肉薄
    ヒンジ22を介して、弁板保持筒16の内径よりも小外径の
    弾性を有する弁板21を突出する、逆止弁部材であって、
    上記弁板21は、該弁板が自由な状態で、弁板先端が弁板
    21の厚さt と略同じ高さHだけ下方へ下がった状態に形
    成されていることを特徴とする合成樹脂製逆止弁部材。
JP1992089447U 1992-12-28 1992-12-28 合成樹脂製逆止弁部材 Expired - Lifetime JP2605845Y2 (ja)

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JPH0654553U JPH0654553U (ja) 1994-07-26
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