JP2605713Y2 - ラべリング装置 - Google Patents
ラべリング装置Info
- Publication number
- JP2605713Y2 JP2605713Y2 JP1993060973U JP6097393U JP2605713Y2 JP 2605713 Y2 JP2605713 Y2 JP 2605713Y2 JP 1993060973 U JP1993060973 U JP 1993060973U JP 6097393 U JP6097393 U JP 6097393U JP 2605713 Y2 JP2605713 Y2 JP 2605713Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- label
- sensitive adhesive
- holder
- heating
- Prior art date
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- Labeling Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラベルに塗布された感
熱接着剤を部分的に加熱させることができるラべリング
装置に関する。
熱接着剤を部分的に加熱させることができるラべリング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、容器にはラベルが感熱接
着剤を介して装着されている場合があり、ラベルを容器
に装着する装置(ラべリング装置)として、例えば特開
平4-102538号公報に記載のものがある。同公報に記載の
装置は、片面に感熱接着剤が塗布されたフィルムを所定
の長さに切断してラベルを形成した後に、該ラベルを感
熱接着剤が表面となるように、保持体としての回転ドラ
ムで吸着し、感熱接着剤の全面をヒーターで加熱するこ
とにより軟化するようにしたものである。
着剤を介して装着されている場合があり、ラベルを容器
に装着する装置(ラべリング装置)として、例えば特開
平4-102538号公報に記載のものがある。同公報に記載の
装置は、片面に感熱接着剤が塗布されたフィルムを所定
の長さに切断してラベルを形成した後に、該ラベルを感
熱接着剤が表面となるように、保持体としての回転ドラ
ムで吸着し、感熱接着剤の全面をヒーターで加熱するこ
とにより軟化するようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では、例えばラベルの全面に感熱接着剤が塗布され
ている場合には、ラベルの全面の感熱接着剤が軟化され
るため、ラベルはその全面が容器に貼着されることとな
る。
装置では、例えばラベルの全面に感熱接着剤が塗布され
ている場合には、ラベルの全面の感熱接着剤が軟化され
るため、ラベルはその全面が容器に貼着されることとな
る。
【0004】従って、仮に容器の表面がゆるやかな3次
元曲面のように曲面を有する場合には、ラベルに部分的
な皺が発生することがある。また、ラベル全面が貼着さ
れていると、容器を再利用する際に、該ラベルが剥離し
難くなる欠点もある。
元曲面のように曲面を有する場合には、ラベルに部分的
な皺が発生することがある。また、ラベル全面が貼着さ
れていると、容器を再利用する際に、該ラベルが剥離し
難くなる欠点もある。
【0005】そこで、上記問題を解決すべく、別途専用
の装置でラベルの一部に感熱接着剤を印刷により塗布す
ることも試みられているが、この場合には、感熱接着剤
を所定の一部分に塗布する工程と専用の装置が必要とな
るため、ラベルの製造が困難となり製造性に問題があっ
た。また、感熱接着剤の表面上に、非接着性のコート剤
を部分的にコーティングする手段も採用されているが、
この場合にはコストが高くなる欠点がある。
の装置でラベルの一部に感熱接着剤を印刷により塗布す
ることも試みられているが、この場合には、感熱接着剤
を所定の一部分に塗布する工程と専用の装置が必要とな
るため、ラベルの製造が困難となり製造性に問題があっ
た。また、感熱接着剤の表面上に、非接着性のコート剤
を部分的にコーティングする手段も採用されているが、
この場合にはコストが高くなる欠点がある。
【0006】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ラベル全面に感熱接着剤が塗布されている
場合であっても、感熱接着剤の所定の一部を加熱して軟
化させることにより、ラベルに皺が発生するのを防止す
ると共に、その剥離を容易に行え、しかも、容易に製造
することができ、また、コストが高くなるのを防止する
ことができるラべリング装置を提供することを課題とす
る。
れたもので、ラベル全面に感熱接着剤が塗布されている
場合であっても、感熱接着剤の所定の一部を加熱して軟
化させることにより、ラベルに皺が発生するのを防止す
ると共に、その剥離を容易に行え、しかも、容易に製造
することができ、また、コストが高くなるのを防止する
ことができるラべリング装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、片面に感熱接着剤1aが
塗布されたラベル2を、該感熱接着剤1aが表面となるよ
うに保持する保持体7と、該保持体7に保持されたラベ
ル2の感熱接着剤1aを加熱して粘着性を発揮させるべく
軟化させるための加熱手段18とを備えてなるラべリング
装置において、前記感熱接着剤1aの一部が加熱されて軟
化するのを阻止する加熱阻止手段が設けられ、該加熱阻
止手段が、保持体7の表面部に設けられた周溝からなる
冷風路13と、該冷風路13に冷気を供給するための流路15
とからなり、前記保持体7上で加熱されたラベル2が、
該保持体7に向けて移送される容器21に貼着されること
にある。
するために講じた技術的手段は、片面に感熱接着剤1aが
塗布されたラベル2を、該感熱接着剤1aが表面となるよ
うに保持する保持体7と、該保持体7に保持されたラベ
ル2の感熱接着剤1aを加熱して粘着性を発揮させるべく
軟化させるための加熱手段18とを備えてなるラべリング
装置において、前記感熱接着剤1aの一部が加熱されて軟
化するのを阻止する加熱阻止手段が設けられ、該加熱阻
止手段が、保持体7の表面部に設けられた周溝からなる
冷風路13と、該冷風路13に冷気を供給するための流路15
とからなり、前記保持体7上で加熱されたラベル2が、
該保持体7に向けて移送される容器21に貼着されること
にある。
【0008】また、片面に感熱接着剤1aが塗布されたラ
ベル2を、該感熱接着剤1aが表面となるように保持する
保持体7と、該保持体7に保持されたラベル2の感熱接
着剤1aを加熱して粘着性を発揮させるべく軟化させるた
めの加熱手段18とを備えてなるラべリング装置におい
て、前記感熱接着剤1aの一部が加熱されて軟化するのを
阻止する加熱阻止手段が設けられ、該加熱阻止手段が、
保持体7に保持されたラベル2の感熱接着剤1aの前方で
且つ感熱接着剤1aと間隔を有するように、加熱手段18と
ラベル2との間に設けられた邪魔板29からなり、前記保
持体7上で加熱されたラベル2が、該保持体7に向けて
移送される容器21に貼着されることにある。
ベル2を、該感熱接着剤1aが表面となるように保持する
保持体7と、該保持体7に保持されたラベル2の感熱接
着剤1aを加熱して粘着性を発揮させるべく軟化させるた
めの加熱手段18とを備えてなるラべリング装置におい
て、前記感熱接着剤1aの一部が加熱されて軟化するのを
阻止する加熱阻止手段が設けられ、該加熱阻止手段が、
保持体7に保持されたラベル2の感熱接着剤1aの前方で
且つ感熱接着剤1aと間隔を有するように、加熱手段18と
ラベル2との間に設けられた邪魔板29からなり、前記保
持体7上で加熱されたラベル2が、該保持体7に向けて
移送される容器21に貼着されることにある。
【0009】
【0010】
【作用】本考案のラべリング装置において、加熱手段18
から供給される熱源は、保持体7に保持されているラベ
ル2の感熱接着剤1aを加熱することになるが、加熱阻止
手段は、感熱接着剤1aの所定の一部が加熱されることに
より軟化するのを阻止する。このため、感熱接着剤1aは
ラベル2に予め塗布されている面積及び形状とは無関係
に、所定の部分のみ加熱して軟化させることが可能とな
る。
から供給される熱源は、保持体7に保持されているラベ
ル2の感熱接着剤1aを加熱することになるが、加熱阻止
手段は、感熱接着剤1aの所定の一部が加熱されることに
より軟化するのを阻止する。このため、感熱接着剤1aは
ラベル2に予め塗布されている面積及び形状とは無関係
に、所定の部分のみ加熱して軟化させることが可能とな
る。
【0011】更に、前記加熱阻止手段を、保持体7の表
面部に設けられた周溝からなる冷風路13と、該冷風路13
に冷気を供給するための流路15とから構成することによ
り、冷風路13から供給される冷風が、ラベル2の一部を
冷却し、冷風路13の対応する一部を他の部分よりも低温
度に維持することができ、この一部の感熱接着剤1aが加
熱されて軟化するのを防止できる。
面部に設けられた周溝からなる冷風路13と、該冷風路13
に冷気を供給するための流路15とから構成することによ
り、冷風路13から供給される冷風が、ラベル2の一部を
冷却し、冷風路13の対応する一部を他の部分よりも低温
度に維持することができ、この一部の感熱接着剤1aが加
熱されて軟化するのを防止できる。
【0012】また、前記加熱阻止手段が、感熱接着剤1a
の前方に設けられた邪魔板29からなる場合には、邪魔板
29は加熱手段18からの熱源が加熱手段18に達するのを遮
るため、感熱接着剤1aの邪魔板29に対応する部分を低温
度にすることができる。
の前方に設けられた邪魔板29からなる場合には、邪魔板
29は加熱手段18からの熱源が加熱手段18に達するのを遮
るため、感熱接着剤1aの邪魔板29に対応する部分を低温
度にすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1図2において、1は例えば商品名等が
印刷され、且つ片面の全面に感熱接着剤1aが塗布された
長尺状の熱収縮性フィルム2aを巻回した巻取ロールで、
フィルム2aは送りローラ3にて繰り出し自在である。
尚、感熱接着剤1aとしては、特に限定されるものではな
いが、加熱後所定の時間粘着性を持続するディレイドタ
ック接着剤あるいはホットメルト接着剤が好適である。
ら説明する。図1図2において、1は例えば商品名等が
印刷され、且つ片面の全面に感熱接着剤1aが塗布された
長尺状の熱収縮性フィルム2aを巻回した巻取ロールで、
フィルム2aは送りローラ3にて繰り出し自在である。
尚、感熱接着剤1aとしては、特に限定されるものではな
いが、加熱後所定の時間粘着性を持続するディレイドタ
ック接着剤あるいはホットメルト接着剤が好適である。
【0014】4は前記長尺フィルム2aを所定寸法の個々
のラベル2として切断形成するためのカットユニット
で、ラベル2を真空吸引によって吸着保持可能なローラ
5に回転カッター刃6を対向させて設けたものである。
のラベル2として切断形成するためのカットユニット
で、ラベル2を真空吸引によって吸着保持可能なローラ
5に回転カッター刃6を対向させて設けたものである。
【0015】7は回転中心軸11が鉛直状に設定されて駆
動回転自在に設けられた保持体としての回転ドラムで、
その外周面には前記カットユニット4からラベル2を真
空吸引作用によって受領して吸着保持するための吸引孔
8を備えたラベル吸着用ユニット10が設けられている。
動回転自在に設けられた保持体としての回転ドラムで、
その外周面には前記カットユニット4からラベル2を真
空吸引作用によって受領して吸着保持するための吸引孔
8を備えたラベル吸着用ユニット10が設けられている。
【0016】13は前記ラベル2に塗布された感熱接着剤
1aの一部が加熱されて軟化するのを阻止するための冷風
路で、前記回転ドラム7の表面に形成されている。各冷
風路13は、例えば回転ドラム7の全周に形成された周溝
からなり、該周溝が所定の間隔を有して上下方向に複数
設けられている。
1aの一部が加熱されて軟化するのを阻止するための冷風
路で、前記回転ドラム7の表面に形成されている。各冷
風路13は、例えば回転ドラム7の全周に形成された周溝
からなり、該周溝が所定の間隔を有して上下方向に複数
設けられている。
【0017】15は各冷風路13を連通する流路で、該流路
15は回転ドラム7の下端に設けられたデイスクバルブ16
に取付けられたジョイント17に連通され、冷気が図外の
冷気供給装置からジョイント17を介して冷風路13に供給
可能となっている。
15は回転ドラム7の下端に設けられたデイスクバルブ16
に取付けられたジョイント17に連通され、冷気が図外の
冷気供給装置からジョイント17を介して冷風路13に供給
可能となっている。
【0018】18は前記回転ドラム7に吸着されたラベル
2の感熱接着剤1aを加熱するための感熱手段としての加
熱ノズル18で、回転ドラム7の近傍で且つ前記カットユ
ニット4の下流側に設けられており、加熱ノズル18から
は熱風を噴出したり、あるいは、遠赤外線を放射するよ
うになっている。尚、11a はフィルム2aに張力を付与す
るエアーダンサーである。
2の感熱接着剤1aを加熱するための感熱手段としての加
熱ノズル18で、回転ドラム7の近傍で且つ前記カットユ
ニット4の下流側に設けられており、加熱ノズル18から
は熱風を噴出したり、あるいは、遠赤外線を放射するよ
うになっている。尚、11a はフィルム2aに張力を付与す
るエアーダンサーである。
【0019】20はラベル装着対象物としての瓶等の容器
21を回転ドラム7の近傍位置に一定間隔で移送供給する
ための供給装置で、ベルトコンベア27により移送される
多数の容器21を分割させて移送するスクリュー軸22を備
え、その後段には容器21を回転ドラム7の外周側面方向
に移送させるためのスターホイール23を具備している。
25はラベル2が装着された容器21を次工程位置に移送す
るための排出装置で、容器21を移送用ベルトコンベア26
で押圧案内しながら移送する。
21を回転ドラム7の近傍位置に一定間隔で移送供給する
ための供給装置で、ベルトコンベア27により移送される
多数の容器21を分割させて移送するスクリュー軸22を備
え、その後段には容器21を回転ドラム7の外周側面方向
に移送させるためのスターホイール23を具備している。
25はラベル2が装着された容器21を次工程位置に移送す
るための排出装置で、容器21を移送用ベルトコンベア26
で押圧案内しながら移送する。
【0020】本実施例は以上の構成からなり、次にその
装置を使用してラベル2を容器21に装着する場合につい
て説明する。先ず、カットユニット4にて所定長に切断
されたラベル2を、感熱接着剤1aが表面となるように回
転ドラム7の外周面のラベル吸着用ユニット10に吸着保
持させる。また、冷気が流路15を介して冷風路13に送風
され、ラベル2は該冷風路13に沿って冷却された状態で
回転ドラム7にて回転される。
装置を使用してラベル2を容器21に装着する場合につい
て説明する。先ず、カットユニット4にて所定長に切断
されたラベル2を、感熱接着剤1aが表面となるように回
転ドラム7の外周面のラベル吸着用ユニット10に吸着保
持させる。また、冷気が流路15を介して冷風路13に送風
され、ラベル2は該冷風路13に沿って冷却された状態で
回転ドラム7にて回転される。
【0021】ラベル2が前記加熱ノズル18の前方に達す
ると、該加熱ノズル18から熱風がラベル2の全面に設け
られた感熱接着剤1aに向けて噴出されることとなるが、
該感熱接着剤1aの所定部分は、冷風により冷却されてい
ることから、冷却されていない部分よりも低温となる。
例えば、感熱接着剤1aが略60°Cで軟化する場合には、
感熱接着剤1aを60°C以上に加熱し、冷風路13の対応す
る部分は、多少加熱されることとなるが、50°C以下に
するのが好ましい。
ると、該加熱ノズル18から熱風がラベル2の全面に設け
られた感熱接着剤1aに向けて噴出されることとなるが、
該感熱接着剤1aの所定部分は、冷風により冷却されてい
ることから、冷却されていない部分よりも低温となる。
例えば、感熱接着剤1aが略60°Cで軟化する場合には、
感熱接着剤1aを60°C以上に加熱し、冷風路13の対応す
る部分は、多少加熱されることとなるが、50°C以下に
するのが好ましい。
【0022】この結果、感熱接着剤1aは、図3(イ)に
示すように冷風路13が対応する部分以外の活性部分19a
は軟化して粘着性を有し、冷風路13の対応する不活性部
分19b は軟化することはなく非粘着性の部分となり、両
部分は横方向のストライプ状に形成される。
示すように冷風路13が対応する部分以外の活性部分19a
は軟化して粘着性を有し、冷風路13の対応する不活性部
分19b は軟化することはなく非粘着性の部分となり、両
部分は横方向のストライプ状に形成される。
【0023】一方、容器21が供給装置20のスクリュー軸
22及びスターホイール23を介して回転ドラム7に向けて
移送され、該容器21はラベル2と接触する。ラベル2は
感熱接着剤1aの軟化された活性部分19aを介して自転す
る容器21に順次貼着され、ラベル2が装着された容器21
は、排出装置25を介してベルトコンベア27に移送されて
いく。
22及びスターホイール23を介して回転ドラム7に向けて
移送され、該容器21はラベル2と接触する。ラベル2は
感熱接着剤1aの軟化された活性部分19aを介して自転す
る容器21に順次貼着され、ラベル2が装着された容器21
は、排出装置25を介してベルトコンベア27に移送されて
いく。
【0024】以上のように容器21にはラベル2が装着さ
れるのであるが、感熱接着剤1aは部分的にその粘着力を
発揮しているため、容器21の表面が曲面形状を有してい
る場合であっても、その形状に応じてラベル2の所定の
位置を貼着させることができ、全面貼着による皺の発生
を防止することができる。
れるのであるが、感熱接着剤1aは部分的にその粘着力を
発揮しているため、容器21の表面が曲面形状を有してい
る場合であっても、その形状に応じてラベル2の所定の
位置を貼着させることができ、全面貼着による皺の発生
を防止することができる。
【0025】本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、図4に示す如く加熱阻止手段を帯状の邪魔板29
から構成しても良い。即ち、帯状の邪魔板29が、保持
体7に保持されたラベル2の感熱接着剤1aの前方で且つ
感熱接着剤1aと間隔を有するように、加熱手段18とラベ
ル2との間に設けられている。また、邪魔板29は互い
に所定間隔を有して配置され、該邪魔板29により熱源
が感熱接着剤1aに達しないように遮ることも可能であ
る。
なく、図4に示す如く加熱阻止手段を帯状の邪魔板29
から構成しても良い。即ち、帯状の邪魔板29が、保持
体7に保持されたラベル2の感熱接着剤1aの前方で且つ
感熱接着剤1aと間隔を有するように、加熱手段18とラベ
ル2との間に設けられている。また、邪魔板29は互い
に所定間隔を有して配置され、該邪魔板29により熱源
が感熱接着剤1aに達しないように遮ることも可能であ
る。
【0026】上記感熱接着剤1aを軟化させる部分のパタ
ーンは、上記冷風路13及び邪魔板29の形状を変更するこ
とにより、任意に設定可能であり、例えば上記のストラ
イプ状のものに限らず、例えば、図3(ロ)に示す如
く、縦方向のストライプ状のもの、同図(ハ)に示す如
く格子状のもの、あるいは、同図(ニ)に示す如くラベ
ル2の外周部のみ貼着可能としたものであっても良い。
ーンは、上記冷風路13及び邪魔板29の形状を変更するこ
とにより、任意に設定可能であり、例えば上記のストラ
イプ状のものに限らず、例えば、図3(ロ)に示す如
く、縦方向のストライプ状のもの、同図(ハ)に示す如
く格子状のもの、あるいは、同図(ニ)に示す如くラベ
ル2の外周部のみ貼着可能としたものであっても良い。
【0027】更に、熱源は上記熱風及び遠赤外線以外で
あっても良く、特に遠赤外線を採用する場合は、熱効率
が良く加熱が速いため特に効果的である。
あっても良く、特に遠赤外線を採用する場合は、熱効率
が良く加熱が速いため特に効果的である。
【0028】しかも、上記実施例では保持体として回転
ドラム7を例示したが、保持体は停止しているものであ
って、電動アームあるいは手動により、ラベル2を保持
体に着脱するようにしても良く、その他の部材も任意に
設計変更自在である。
ドラム7を例示したが、保持体は停止しているものであ
って、電動アームあるいは手動により、ラベル2を保持
体に着脱するようにしても良く、その他の部材も任意に
設計変更自在である。
【0029】
【考案の効果】本考案は、片面に感熱接着剤が塗布され
たラベルを、該感熱接着剤が表面となるように保持する
保持体と、該保持体に保持されたラベルの感熱接着剤を
加熱して粘着性を発揮させるための加熱手段とを備えて
なるラべリング装置において、前記感熱接着剤の一部が
加熱されるのを阻止する加熱阻止手段が設けられ、前記
保持体上で加熱されたラベルが、該保持体に向けて移送
される容器に貼着されるので、ラベル全面に感熱接着剤
が塗布されている場合であっても、感熱接着剤の所定の
部分を加熱して軟化させることができる。
たラベルを、該感熱接着剤が表面となるように保持する
保持体と、該保持体に保持されたラベルの感熱接着剤を
加熱して粘着性を発揮させるための加熱手段とを備えて
なるラべリング装置において、前記感熱接着剤の一部が
加熱されるのを阻止する加熱阻止手段が設けられ、前記
保持体上で加熱されたラベルが、該保持体に向けて移送
される容器に貼着されるので、ラベル全面に感熱接着剤
が塗布されている場合であっても、感熱接着剤の所定の
部分を加熱して軟化させることができる。
【0030】従って、容器の緩やかな曲面にラベルを装
着する場合であっても、ラベルに皺が発生するのを防止
できると共に、その剥離を容易に行える。
着する場合であっても、ラベルに皺が発生するのを防止
できると共に、その剥離を容易に行える。
【0031】しかも、従来のようにラベルの所定の位置
に、印刷により感熱接着剤を予め塗布する等煩雑な作業
が不要となり、感熱接着剤付きのラベルを容易に製造す
ることができ、コストの削減を図ることができる利点が
ある。
に、印刷により感熱接着剤を予め塗布する等煩雑な作業
が不要となり、感熱接着剤付きのラベルを容易に製造す
ることができ、コストの削減を図ることができる利点が
ある。
【0032】また、前記加熱阻止手段が、保持体の表面
部に設けられた周溝からなる冷風路と、該冷風路に冷気
を供給するための流路とから構成されている場合には、
該保持体内部に加熱阻止手段を設けることができ、加熱
阻止手段を設けているにもかかわらず装置が大型化する
ことはない。
部に設けられた周溝からなる冷風路と、該冷風路に冷気
を供給するための流路とから構成されている場合には、
該保持体内部に加熱阻止手段を設けることができ、加熱
阻止手段を設けているにもかかわらず装置が大型化する
ことはない。
【0033】更に、前記加熱阻止手段が、保持体に保持
されたラベルの感熱接着剤の前方で且つ感熱接着剤と間
隔を有するように、加熱手段とラベル2の間に設けられ
た邪魔板からなる場合には、加熱ノズルから供給される
熱源を高温にしても、該邪魔板により遮ることができ、
感熱接着剤の所定の部分を迅速に加熱して活性化させる
ことができる利点がある。
されたラベルの感熱接着剤の前方で且つ感熱接着剤と間
隔を有するように、加熱手段とラベル2の間に設けられ
た邪魔板からなる場合には、加熱ノズルから供給される
熱源を高温にしても、該邪魔板により遮ることができ、
感熱接着剤の所定の部分を迅速に加熱して活性化させる
ことができる利点がある。
【図1】本考案の一実施例を示す平面図。
【図2】同要部を示す縦断面図。
【図3】(イ)〜(ニ)は感熱接着剤の加熱部分をそれ
ぞれ示すラベルの裏面図。
ぞれ示すラベルの裏面図。
【図4】本考案の他の実施例を示す縦断面図。
1a…感熱接着剤、2…ラベル、7…回転ドラム(保持
体)、13…冷風路、15…流路、18…加熱ノズル、29…邪
魔板
体)、13…冷風路、15…流路、18…加熱ノズル、29…邪
魔板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−102538(JP,A) 特開 平5−127598(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 9/25
Claims (2)
- 【請求項1】 片面に感熱接着剤(1a)が塗布されたラ
ベル(2)を、該感熱接着剤(1a)が表面となるように
保持する保持体(7)と、該保持体(7)に保持された
ラベル(2)の感熱接着剤(1a)を加熱して粘着性を発
揮させるべく軟化させるための加熱手段(18)とを備え
てなるラべリング装置において、前記感熱接着剤(1a)
の一部が加熱されて軟化するのを阻止する加熱阻止手段
が設けられ、該加熱阻止手段が、保持体(7)の表面部
に設けられた周溝からなる冷風路(13)と、該冷風路
(13)に冷気を供給するための流路(15)とからなり、
前記保持体(7)上で加熱されたラベル(2)が、該保
持体(7)に向けて移送される容器(21)に貼着される
ことを特徴とするラべリング装置。 - 【請求項2】 片面に感熱接着剤(1a)が塗布されたラ
ベル(2)を、該感熱接着剤(1a)が表面となるように
保持する保持体(7)と、該保持体(7)に保持された
ラベル(2)の感熱接着剤(1a)を加熱して粘着性を発
揮させるべく軟化させるための加熱手段(18)とを備え
てなるラべリング装置において、前記感熱接着剤(1a)
の一部が加熱されて軟化するのを阻止する加熱阻止手段
が設けられ、該加熱阻止手段が、保持体(7)に保持さ
れたラベル(2)の感熱接着剤(1a)の前方で且つ感熱
接着剤(1a)と間隔を有するように、加熱手段(18)と
ラベル(2)との間に設けられた邪魔板(29)からな
り、前記保持体(7)上で加熱されたラベル(2)が、
該保持体(7)に向けて移送される容器(21)に貼着さ
れることを特徴とするラべリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060973U JP2605713Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ラべリング装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993060973U JP2605713Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ラべリング装置 |
Publications (2)
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JPH0728808U JPH0728808U (ja) | 1995-05-30 |
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Family
ID=13157884
Family Applications (1)
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JP1993060973U Expired - Lifetime JP2605713Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ラべリング装置 |
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JP (1) | JP2605713Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4655316B2 (ja) * | 1999-08-09 | 2011-03-23 | 株式会社寺岡精工 | ラベル発行装置 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP1993060973U patent/JP2605713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0728808U (ja) | 1995-05-30 |
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