JP2605701Y2 - 塵芥収集車における掻込板の位置検出装置 - Google Patents
塵芥収集車における掻込板の位置検出装置Info
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- JP2605701Y2 JP2605701Y2 JP1993001010U JP101093U JP2605701Y2 JP 2605701 Y2 JP2605701 Y2 JP 2605701Y2 JP 1993001010 U JP1993001010 U JP 1993001010U JP 101093 U JP101093 U JP 101093U JP 2605701 Y2 JP2605701 Y2 JP 2605701Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塵芥収集車における掻込
板の駆動制御装置に関し、より詳しくは、掻 込板を駆動
する液圧シリンダの伸縮位置を検出する手段を誤作動防
止および検出精度向上が図れるように改良したものに関
する。
板の駆動制御装置に関し、より詳しくは、掻 込板を駆動
する液圧シリンダの伸縮位置を検出する手段を誤作動防
止および検出精度向上が図れるように改良したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車はシャーシフレーム上に荷箱
と積込装置を内装したテールゲートとを搭載しており、
テールゲートの後端開口部から投入した塵芥を荷箱内に
収容しながら市街地等を走行する。
と積込装置を内装したテールゲートとを搭載しており、
テールゲートの後端開口部から投入した塵芥を荷箱内に
収容しながら市街地等を走行する。
【0003】塵芥収集車の積込装置には、テールゲート
内に回転板と押込板とを独立させて取り付け、回転板に
より掻き込んだ塵芥を押込板により荷箱内に押込むよう
にしたものの他、テールゲートの側面に設けた案内溝に
沿って昇降する押圧板と、この押込板の下端に揺動自在
に軸支した掻込板とを連動させて荷箱内に塵芥を積込む
ようにしたものが知られている。
内に回転板と押込板とを独立させて取り付け、回転板に
より掻き込んだ塵芥を押込板により荷箱内に押込むよう
にしたものの他、テールゲートの側面に設けた案内溝に
沿って昇降する押圧板と、この押込板の下端に揺動自在
に軸支した掻込板とを連動させて荷箱内に塵芥を積込む
ようにしたものが知られている。
【0004】ところで、後者の積込装置では、掻込板の
駆動制御を行うために掻込板の位置を正確に検出する必
要があり、種々の位置検出手段が用いられている。例え
ば、特開昭59−114203号公報には、押込板に枢
支したカムをリンク機構を介して掻込板により揺動さ
せ、このカムの揺動を2個のリミットスイッチにより検
知して掻込板の位置を検出するものが記載されている。
駆動制御を行うために掻込板の位置を正確に検出する必
要があり、種々の位置検出手段が用いられている。例え
ば、特開昭59−114203号公報には、押込板に枢
支したカムをリンク機構を介して掻込板により揺動さ
せ、このカムの揺動を2個のリミットスイッチにより検
知して掻込板の位置を検出するものが記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した掻
込板の位置検出手段には次のような問題点があった。す
なわち、押込板と掻込板との間には若干の隙間があるた
め、この隙間から掻込板の背面にベニヤ板等が押出され
てしまう。また、掻込板の背面には、粗大ごみ等が張り
付くことがある。そして、これらの塵芥は押込板や掻込
板の作動に伴って移動してリンク機構を損傷させ、検出
器の誤作動を引き起こす。一方、リンク機構やカム等を
用いるため、装置の構成が複雑となり、部品点数も多く
なる他、リンクやカムの枢支部等には若干のがたがある
ため、検知器の安定した作動が望めず、正確な位置検出
が行いにくい等の欠点もあった。
込板の位置検出手段には次のような問題点があった。す
なわち、押込板と掻込板との間には若干の隙間があるた
め、この隙間から掻込板の背面にベニヤ板等が押出され
てしまう。また、掻込板の背面には、粗大ごみ等が張り
付くことがある。そして、これらの塵芥は押込板や掻込
板の作動に伴って移動してリンク機構を損傷させ、検出
器の誤作動を引き起こす。一方、リンク機構やカム等を
用いるため、装置の構成が複雑となり、部品点数も多く
なる他、リンクやカムの枢支部等には若干のがたがある
ため、検知器の安定した作動が望めず、正確な位置検出
が行いにくい等の欠点もあった。
【0006】そこで、本考案の目的は、上記従来技術が
有する問題点を解消し、構造が簡単で誤作動が起こりに
くく、かつ積み込む塵芥によって損傷することのない掻
込板の位置検出手段を有した、塵芥収集車における掻込
板の駆動制御装置を提供することにある。
有する問題点を解消し、構造が簡単で誤作動が起こりに
くく、かつ積み込む塵芥によって損傷することのない掻
込板の位置検出手段を有した、塵芥収集車における掻込
板の駆動制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案は、車体に搭載した荷箱の後部に連設されたテールゲ
ートと、このテールゲート内に昇降可能に設けられた、
掻き込んだ塵芥を前記荷箱内に押し込むための押込板
と、この押込板の下端部に前後方向に揺動可能に軸支さ
れた、塵芥を掻き込むための掻込板と、この掻込板と前
記押込板との間に介装され、その伸縮動作によって前記
掻込板を揺動させる液圧シリンダと、を備えた塵芥収集
車における前記掻込板の駆動を制御するための装置であ
って、前記液圧シリンダの伸縮位置を検出するために、
前記液圧シリンダの伸縮動作に伴い前記押込板に沿って
往復動する、前記液圧シリンダに取り付けられた被検知
部材と、この被検知部材に近接して前記液圧シリンダの
伸縮方向と平行に延びるように配設されるとともに、前
記被検知部材の前記液圧シリンダが最も伸張したときの
位置と前記液圧シリンダが最も短縮したときの位置とに
それぞれ対向するように貫設された一対の貫通孔を有す
る、前記押込板に取り付けられた非磁性体のプレート
と、このプレートの前記液圧シリンダとは反対側の側面
に取り付けられて、前記一対の貫通孔をそれぞれ介して
前記被検知部材の接近をそれぞれ非接触で検出する一対
の磁気近接センサと、これらの磁気近接センサを前記プ
レートと共に覆って保護するカバーと、を有することを
特徴とする。
案は、車体に搭載した荷箱の後部に連設されたテールゲ
ートと、このテールゲート内に昇降可能に設けられた、
掻き込んだ塵芥を前記荷箱内に押し込むための押込板
と、この押込板の下端部に前後方向に揺動可能に軸支さ
れた、塵芥を掻き込むための掻込板と、この掻込板と前
記押込板との間に介装され、その伸縮動作によって前記
掻込板を揺動させる液圧シリンダと、を備えた塵芥収集
車における前記掻込板の駆動を制御するための装置であ
って、前記液圧シリンダの伸縮位置を検出するために、
前記液圧シリンダの伸縮動作に伴い前記押込板に沿って
往復動する、前記液圧シリンダに取り付けられた被検知
部材と、この被検知部材に近接して前記液圧シリンダの
伸縮方向と平行に延びるように配設されるとともに、前
記被検知部材の前記液圧シリンダが最も伸張したときの
位置と前記液圧シリンダが最も短縮したときの位置とに
それぞれ対向するように貫設された一対の貫通孔を有す
る、前記押込板に取り付けられた非磁性体のプレート
と、このプレートの前記液圧シリンダとは反対側の側面
に取り付けられて、前記一対の貫通孔をそれぞれ介して
前記被検知部材の接近をそれぞれ非接触で検出する一対
の磁気近接センサと、これらの磁気近接センサを前記プ
レートと共に覆って保護するカバーと、を有することを
特徴とする。
【0008】
【作用】すなわち、本考案に係る塵芥収集車における掻
込板の駆動制御装置は、液圧シリンダの伸縮動作に連動
して往復動作する被検知部材がその往復動作の始端およ
び終端にそれぞれ達したことを一対の磁気近接センサを
用いて検出することにより、掻込板がその揺動動作の始
端若しくは終端にそれぞれ達したことを検出するもので
ある。 そして、被検知部材は、液圧シリンダに直接取り
付けられ液圧シリンダの伸縮動作に伴って往復動作する
ので、被検知部材を液圧シリンダに連動させて駆動する
ためのリンク機構等を一切必要としない。これにより
「ガタ」を無くして直接液圧シリンダの伸縮量を計測す
ることができるから、掻込板の位置を正確に検出するこ
とができる。また、その構造が極めて簡単であるから誤
動作することがなく、かつ塵芥と接触しても破損するこ
とがない。さらに、押込板に取り付けた非磁性体のプレ
ートに貫通孔を設けるとともに、前記貫通孔を介して磁
気近接センサにより被検知部材を検出するので、簡単な
構成でありながら被検知部材が所定の位置に達したこと
を正確に検出することができる。加えて一対の磁気近接
センサをプレートと共にカバーで覆って保護するので、
塵芥がこれらの磁気近接センサ間に侵入して被検知部材
に連れられて動き、磁気近接センサに接触してこれらを
破損させたり取付位置をずらしたりすることがない。
込板の駆動制御装置は、液圧シリンダの伸縮動作に連動
して往復動作する被検知部材がその往復動作の始端およ
び終端にそれぞれ達したことを一対の磁気近接センサを
用いて検出することにより、掻込板がその揺動動作の始
端若しくは終端にそれぞれ達したことを検出するもので
ある。 そして、被検知部材は、液圧シリンダに直接取り
付けられ液圧シリンダの伸縮動作に伴って往復動作する
ので、被検知部材を液圧シリンダに連動させて駆動する
ためのリンク機構等を一切必要としない。これにより
「ガタ」を無くして直接液圧シリンダの伸縮量を計測す
ることができるから、掻込板の位置を正確に検出するこ
とができる。また、その構造が極めて簡単であるから誤
動作することがなく、かつ塵芥と接触しても破損するこ
とがない。さらに、押込板に取り付けた非磁性体のプレ
ートに貫通孔を設けるとともに、前記貫通孔を介して磁
気近接センサにより被検知部材を検出するので、簡単な
構成でありながら被検知部材が所定の位置に達したこと
を正確に検出することができる。加えて一対の磁気近接
センサをプレートと共にカバーで覆って保護するので、
塵芥がこれらの磁気近接センサ間に侵入して被検知部材
に連れられて動き、磁気近接センサに接触してこれらを
破損させたり取付位置をずらしたりすることがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る塵芥収集車における掻込
板の駆動制御装置の一実施例について添付の図面を参照
して説明する。図1には塵芥収集車の外観を示してお
り、この塵芥収集車のシャーシフレーム1の上面であっ
て、キャブ2の後方には荷箱3が搭載され、更に荷箱3
の後部にはテールゲート4が取付けられている。また、
荷箱3の内部には、塵芥排出板5が収納されており、図
示しない油圧シリンダ等によって駆動されて前後に移動
するようになっている。さらに、塵芥の排出は、図1に
二点鎖線で示したように、テールゲート4を跳ね上げた
状態で、塵芥排出板5を後退させることにより行われ
る。
板の駆動制御装置の一実施例について添付の図面を参照
して説明する。図1には塵芥収集車の外観を示してお
り、この塵芥収集車のシャーシフレーム1の上面であっ
て、キャブ2の後方には荷箱3が搭載され、更に荷箱3
の後部にはテールゲート4が取付けられている。また、
荷箱3の内部には、塵芥排出板5が収納されており、図
示しない油圧シリンダ等によって駆動されて前後に移動
するようになっている。さらに、塵芥の排出は、図1に
二点鎖線で示したように、テールゲート4を跳ね上げた
状態で、塵芥排出板5を後退させることにより行われ
る。
【0010】図2に示したように、テールゲート4の内
部には、押込板7が配設されており、サイドパネル6の
外面に取付けられたアウトサイドシリンダ8によって駆
動され、案内溝9に沿って昇降する。また、押込板7の
下端には掻込板10がピン結合されており、インサイド
シリンダ(液圧シリンダ)11によって駆動されて前後
方向に揺動する。なお、インサイドシリンダ11は、ロ
ッド12側の端部が押込板7にピン結合されるととも
に、シリンダ本体13側の端部が掻込板10にピン結合
されている。
部には、押込板7が配設されており、サイドパネル6の
外面に取付けられたアウトサイドシリンダ8によって駆
動され、案内溝9に沿って昇降する。また、押込板7の
下端には掻込板10がピン結合されており、インサイド
シリンダ(液圧シリンダ)11によって駆動されて前後
方向に揺動する。なお、インサイドシリンダ11は、ロ
ッド12側の端部が押込板7にピン結合されるととも
に、シリンダ本体13側の端部が掻込板10にピン結合
されている。
【0011】図3,図4(図3中のA矢視図),図5
(図3中のB−B断面図)に示したように、シリンダ本
体13の内側側面には、ボス14を介して被検知部材で
ある鋼板製で矩形の検知板15がボルト締めされてい
る。また、押込板7の内側面には、シリンダ本体13と
略平行に、非磁性体のセンサ取付プレート16がボス1
7を介してボルト締めされている。
(図3中のB−B断面図)に示したように、シリンダ本
体13の内側側面には、ボス14を介して被検知部材で
ある鋼板製で矩形の検知板15がボルト締めされてい
る。また、押込板7の内側面には、シリンダ本体13と
略平行に、非磁性体のセンサ取付プレート16がボス1
7を介してボルト締めされている。
【0012】センサ取付プレート16の内側面の後部に
は上下一対のボス18が固着され、ている。そして、こ
れらのボス18には、ステー19,20を介して一対の
磁気近接センサ21,22がねじ止めされている。ま
た、ステー19,20のボス18への取付穴23は端部
が開放された長穴となっており、磁気近接センサ21,
22をの取り付け位置を、インサイドシリンダ11の軸
線方向に調整可能となっている。なお、磁気近接センサ
21,22はそれぞれ、インサイドシリンダ11の最伸
長時と最短縮時に検知板15と対向する位置に取付けら
れている。
は上下一対のボス18が固着され、ている。そして、こ
れらのボス18には、ステー19,20を介して一対の
磁気近接センサ21,22がねじ止めされている。ま
た、ステー19,20のボス18への取付穴23は端部
が開放された長穴となっており、磁気近接センサ21,
22をの取り付け位置を、インサイドシリンダ11の軸
線方向に調整可能となっている。なお、磁気近接センサ
21,22はそれぞれ、インサイドシリンダ11の最伸
長時と最短縮時に検知板15と対向する位置に取付けら
れている。
【0013】一方、センサ取付プレート16には、磁気
近接センサ21,22に対応する位置にそれぞれ長穴の
貫通穴24,25が穿孔されており、これらの貫通穴2
4,25を通して磁束が通過するようになっている。ま
た、図中、26はセンサ取付プレート16に取付けられ
たカバー(二点鎖線で示す)であり、磁気近接センサ2
1,22等を覆って塵芥から保護している。
近接センサ21,22に対応する位置にそれぞれ長穴の
貫通穴24,25が穿孔されており、これらの貫通穴2
4,25を通して磁束が通過するようになっている。ま
た、図中、26はセンサ取付プレート16に取付けられ
たカバー(二点鎖線で示す)であり、磁気近接センサ2
1,22等を覆って塵芥から保護している。
【0014】本実施例においては、塵芥を荷箱3内に押
込む場合、図6に示したように圧油を供給してインサイ
ドシリンダ11を伸長動作させ、シリンダ本体13の端
部にピン結合された掻込板10を図示時計回りに回動さ
せる。この際、シリンダ本体13は押込板7に取付けら
れたセンサ取付プレート16に対して長手方向、すなわ
ち斜め下方に移動する。そして、シリンダ本体13の移
動量が予め設定された値となった時点で、検知板15が
磁気近接センサ22に対向する状態となる。すると、磁
気近接センサ22から図示しない制御装置に電気信号が
送られ、インサイドシリンダ11への圧油の供給が行わ
れなくなる。その結果、インサイドシリンダ11の伸長
動作が停止し、シリンダ本体13にピン結合された掻込
板10の揺動が停止する。
込む場合、図6に示したように圧油を供給してインサイ
ドシリンダ11を伸長動作させ、シリンダ本体13の端
部にピン結合された掻込板10を図示時計回りに回動さ
せる。この際、シリンダ本体13は押込板7に取付けら
れたセンサ取付プレート16に対して長手方向、すなわ
ち斜め下方に移動する。そして、シリンダ本体13の移
動量が予め設定された値となった時点で、検知板15が
磁気近接センサ22に対向する状態となる。すると、磁
気近接センサ22から図示しない制御装置に電気信号が
送られ、インサイドシリンダ11への圧油の供給が行わ
れなくなる。その結果、インサイドシリンダ11の伸長
動作が停止し、シリンダ本体13にピン結合された掻込
板10の揺動が停止する。
【0015】一方、塵芥を押込んだ後に掻込板10を復
帰させる場合には、図7に示したようにインサイドシリ
ンダ11を短縮動作させ、シリンダ本体13の端部にピ
ン結合された掻込板10を図中反時計回りに回動させ
る。この際、シリンダ本体13は斜め上方に移動し、シ
リンダ本体13の移動量が予め設定された値となった時
点で、検知板15が磁気近接センサ21に対向する状態
となる。すると、磁気近接センサ21から図示されない
制御装置に電気信号が送られ、インサイドシリンダ11
への圧油の供給が行われなくなる。その結果、インサイ
ドシリンダ11の短縮動作が停止し、掻込板10の揺動
が停止する。
帰させる場合には、図7に示したようにインサイドシリ
ンダ11を短縮動作させ、シリンダ本体13の端部にピ
ン結合された掻込板10を図中反時計回りに回動させ
る。この際、シリンダ本体13は斜め上方に移動し、シ
リンダ本体13の移動量が予め設定された値となった時
点で、検知板15が磁気近接センサ21に対向する状態
となる。すると、磁気近接センサ21から図示されない
制御装置に電気信号が送られ、インサイドシリンダ11
への圧油の供給が行われなくなる。その結果、インサイ
ドシリンダ11の短縮動作が停止し、掻込板10の揺動
が停止する。
【0016】一方、掻込板10の停止位置を変更する場
合、本実施例では、ボス18に対するステー19,20
の取付位置、すなわち磁気近接センサ21,22の位置
をインサイドシリンダ11の軸線に沿って移動させる。
すると、インサイドシリンダ11の伸長側あるいは短縮
側の停止位置が変動し、掻込板10の停止位置もこれに
伴って変動するのである。
合、本実施例では、ボス18に対するステー19,20
の取付位置、すなわち磁気近接センサ21,22の位置
をインサイドシリンダ11の軸線に沿って移動させる。
すると、インサイドシリンダ11の伸長側あるいは短縮
側の停止位置が変動し、掻込板10の停止位置もこれに
伴って変動するのである。
【0017】本考案は上述した実施例に限られるもので
はなく、例えば、磁気近接センサの個数を3個以上とし
てインサイドシリンダの伸縮動作を段階的に検出するよ
うにしてもよい。また、磁気近接センサを、センサ取付
プレートやステー等を介さずに押込板に直接取付けるよ
うにしてもよい。
はなく、例えば、磁気近接センサの個数を3個以上とし
てインサイドシリンダの伸縮動作を段階的に検出するよ
うにしてもよい。また、磁気近接センサを、センサ取付
プレートやステー等を介さずに押込板に直接取付けるよ
うにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る塵芥収集車における掻込板の駆動制御装置は、液
圧シリンダの伸縮動作に連動して往復動作する被検知部
材がその往復動作の始端および終端にそれぞれ達したこ
とを一対の磁気近接センサを用いて検出することによ
り、掻込板がその揺動動作の始端若しくは終端にそれぞ
れ達したことを検出するものである。そして、被検知部
材は液圧シリンダに直接取り付けられ液圧シリンダの伸
縮動作に伴って往復動作するので、被検知部材を液圧シ
リンダに連動させて駆動するためのリンク機構等を一切
必要としない。これにより「ガタ」を無くして直接液圧
シリンダの伸縮量を計測することができるから、掻込板
の位置を正確に検出することができる。また、その構造
が極めて簡単であるから誤動作することがなく、かつ塵
芥と接触しても破損することがない。さらに、押込板に
取り付けた非磁性体のプレートに貫通孔を設けるととも
に、前記貫通孔を介して磁気近接センサにより被検知部
材を検出するので、簡単な構成でありながら被検知部材
が所定の位置に達したことを正確に検出することができ
る。加えて一対の磁気近接センサをプレートと共にカバ
ーで覆って保護するので、塵芥がこれらの磁気近接セン
サ間に侵入して被検知部材に連れられて動き、磁気近接
センサに接触してこれらを破損させたり取付位置をずら
したりすることがない。したがって、本考案によれば、
構造が簡単で誤作動が起こりにくく、かつ積み込む塵芥
によって損傷することのない塵芥収集車における掻込板
の駆動制御装置 を提供することができる。
に係る塵芥収集車における掻込板の駆動制御装置は、液
圧シリンダの伸縮動作に連動して往復動作する被検知部
材がその往復動作の始端および終端にそれぞれ達したこ
とを一対の磁気近接センサを用いて検出することによ
り、掻込板がその揺動動作の始端若しくは終端にそれぞ
れ達したことを検出するものである。そして、被検知部
材は液圧シリンダに直接取り付けられ液圧シリンダの伸
縮動作に伴って往復動作するので、被検知部材を液圧シ
リンダに連動させて駆動するためのリンク機構等を一切
必要としない。これにより「ガタ」を無くして直接液圧
シリンダの伸縮量を計測することができるから、掻込板
の位置を正確に検出することができる。また、その構造
が極めて簡単であるから誤動作することがなく、かつ塵
芥と接触しても破損することがない。さらに、押込板に
取り付けた非磁性体のプレートに貫通孔を設けるととも
に、前記貫通孔を介して磁気近接センサにより被検知部
材を検出するので、簡単な構成でありながら被検知部材
が所定の位置に達したことを正確に検出することができ
る。加えて一対の磁気近接センサをプレートと共にカバ
ーで覆って保護するので、塵芥がこれらの磁気近接セン
サ間に侵入して被検知部材に連れられて動き、磁気近接
センサに接触してこれらを破損させたり取付位置をずら
したりすることがない。したがって、本考案によれば、
構造が簡単で誤作動が起こりにくく、かつ積み込む塵芥
によって損傷することのない塵芥収集車における掻込板
の駆動制御装置 を提供することができる。
【図1】本考案を適用する強制排出型塵芥収集車の一実
施例を示した側面図。
施例を示した側面図。
【図2】テールゲートの内部を示した縦断面図。
【図3】積込装置を示した側面図。
【図4】図3中のA矢視図。
【図5】図3中のB−B断面図。
【図6】実施例の作動状態を示した説明図。
【図7】実施例の作動状態を示した説明図。
1 フレーム 2 キャブ 3 荷箱 4 テールゲート 5 塵芥排出板 6 サイドパネル 7 押込板 8 アウトサイドシリンダ 9 案内溝 10 掻込板 11 インサイドシリンダ 12 ロッド 13 シリンダ本体 14 ボス 15 検知板(被検知部材) 16 センサ取付プレート 17,18 ボス 19,20 ステー 21,22 磁気近接センサ 23 取付穴 24,25 貫通穴
Claims (1)
- 【請求項1】車体に搭載した荷箱の後部に連設されたテ
ールゲートと、 このテールゲート内に昇降可能に設けられた、掻き込ん
だ塵芥を前記荷箱内に押し込むための押込板と、 この押込板の下端部に前後方向に揺動可能に軸支され
た、塵芥を掻き込むための掻込板と、 この掻込板と前記押込板との間に介装され、その伸縮動
作によって前記掻込板を揺動させる液圧シリンダとを備
えた塵芥収集車における前記掻込板の駆動を制御する装
置であって、 前記液圧シリンダの伸縮位置を検出するために、 前記液圧シリンダの伸縮動作に伴い前記押込板に沿って
往復動する、前記液圧シリンダに取り付けられた被検知
部材と、 この被検知部材に近接して前記液圧シリンダの伸縮方向
と平行に延びるように配設されるとともに、前記被検知
部材の前記液圧シリンダが最も伸張したときの位置と前
記液圧シリンダが最も短縮したときの位置とにそれぞれ
対向するように貫設された一対の貫通孔を有する、前記
押込板に取り付けられた非磁性体のプレートと、 このプレートの前記液圧シリンダとは反対側の側面に取
り付けられて、前記一対の貫通孔をそれぞれ介して前記
被検知部材の接近をそれぞれ非接触で検出する一対の磁
気近接センサと、 これらの磁気近接センサを前記プレートと共に覆って保
護するカバーと、を有することを特徴とする塵芥収集車における掻込板の
駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993001010U JP2605701Y2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 塵芥収集車における掻込板の位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993001010U JP2605701Y2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 塵芥収集車における掻込板の位置検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=11489615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1993001010U Expired - Lifetime JP2605701Y2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 塵芥収集車における掻込板の位置検出装置 |
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-
1993
- 1993-01-19 JP JP1993001010U patent/JP2605701Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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