JP2605641Y2 - 非接触データキャリア - Google Patents
非接触データキャリアInfo
- Publication number
- JP2605641Y2 JP2605641Y2 JP1992075223U JP7522392U JP2605641Y2 JP 2605641 Y2 JP2605641 Y2 JP 2605641Y2 JP 1992075223 U JP1992075223 U JP 1992075223U JP 7522392 U JP7522392 U JP 7522392U JP 2605641 Y2 JP2605641 Y2 JP 2605641Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data carrier
- memory
- reading
- contact data
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物に装着されて屋
外で使用される非接触データキャリアに関する。
外で使用される非接触データキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数10KHzから数MHz程度の
比較的低い周波数の交番磁界を通信又は通信と電力搬送
の媒体とし、非接触で数mmから数10cm程度の間隔
を置きながらメモリの読出しと書込みができる非接触デ
ータキャリアが発表されている(特開平1−18478
1号等)。
比較的低い周波数の交番磁界を通信又は通信と電力搬送
の媒体とし、非接触で数mmから数10cm程度の間隔
を置きながらメモリの読出しと書込みができる非接触デ
ータキャリアが発表されている(特開平1−18478
1号等)。
【0003】このような非接触データキャリアを用いた
管理システムでは、管理対象とする適宜の部材に非接触
データキャリアを装着し、非接触データキャリアからの
データの読出し又は書込みは、誘導コイルを備えたリー
ダライターを使用して行う。ところで、非接触データキ
ャリアの通信距離を延ばすためには、非接触データキャ
リア内のコイルを大きくする必要がある。ここで非接触
データキャリアは、コイルとメモリやメモリコントロー
ラ等の電子回路を樹脂で封止したパッケージとして作ら
れている。このためコイルが大きくなるとデータキャリ
ア全体の大きさが大きくなる。
管理システムでは、管理対象とする適宜の部材に非接触
データキャリアを装着し、非接触データキャリアからの
データの読出し又は書込みは、誘導コイルを備えたリー
ダライターを使用して行う。ところで、非接触データキ
ャリアの通信距離を延ばすためには、非接触データキャ
リア内のコイルを大きくする必要がある。ここで非接触
データキャリアは、コイルとメモリやメモリコントロー
ラ等の電子回路を樹脂で封止したパッケージとして作ら
れている。このためコイルが大きくなるとデータキャリ
ア全体の大きさが大きくなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
の大型化に伴ってデータキャリアが大きくなると、周囲
の金属の影響を除くために前にも増してデータキャリア
を周囲の金属から遠ざける必要があり、これに対応して
取付用具も大型化して材料費も増加し、管理システム全
体では対象物毎にデータキャリアを取付けるため膨大な
数のデータキャリアを必要としており、全体的なコスト
が大幅に上昇してしまう。
の大型化に伴ってデータキャリアが大きくなると、周囲
の金属の影響を除くために前にも増してデータキャリア
を周囲の金属から遠ざける必要があり、これに対応して
取付用具も大型化して材料費も増加し、管理システム全
体では対象物毎にデータキャリアを取付けるため膨大な
数のデータキャリアを必要としており、全体的なコスト
が大幅に上昇してしまう。
【0005】また屋外で使用するために耐環境性のある
樹脂で取付用具も含めて成形した場合、樹脂の使用量も
多くなり、コスト高になるという問題があった。本考案
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、
コスト的に安価な非金属材料で屋外での使用に耐える構
造とする非接触データキャリアを提供することを目的と
する。
樹脂で取付用具も含めて成形した場合、樹脂の使用量も
多くなり、コスト高になるという問題があった。本考案
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、
コスト的に安価な非金属材料で屋外での使用に耐える構
造とする非接触データキャリアを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は次のように構成する。まず本考案は、少なくと
も電磁誘導結合用のコイル、メモリ及び該メモリの読出
しのみ又は書込み読出しを行うメモリコントローラを備
えた回路ユニットを絶縁部材で封止してパッケージとし
た非接触データキャリアを対象とする。
本考案は次のように構成する。まず本考案は、少なくと
も電磁誘導結合用のコイル、メモリ及び該メモリの読出
しのみ又は書込み読出しを行うメモリコントローラを備
えた回路ユニットを絶縁部材で封止してパッケージとし
た非接触データキャリアを対象とする。
【0007】このような非接触データキャリアにつき本
考案にあっては、コイルを含む回路ユニットを絶縁封止
したパッケージの周囲をコンクリートで固めて所定のブ
ロック形状とし、そのブロックの少なくとも1カ所に穴
を開けたこと、あるいはブロックの底面に切欠を設けた
ことを特徴とする。また本考案は、パッケージの周囲を
アスファルト又はゴムで固めて所定のブロック形状と
し、そのブロックの少なくとも1カ所に穴を開け、ある
いはブロックの底面に切欠を設けてもよい。
考案にあっては、コイルを含む回路ユニットを絶縁封止
したパッケージの周囲をコンクリートで固めて所定のブ
ロック形状とし、そのブロックの少なくとも1カ所に穴
を開けたこと、あるいはブロックの底面に切欠を設けた
ことを特徴とする。また本考案は、パッケージの周囲を
アスファルト又はゴムで固めて所定のブロック形状と
し、そのブロックの少なくとも1カ所に穴を開け、ある
いはブロックの底面に切欠を設けてもよい。
【0008】更に本考案の非接触データキャリアは、コ
イルを含む回路ユニットを絶縁封止したパッケージを、
レールの敷設に使用するマクラギ型コンクリートブロッ
クに埋め込んで固めたことを特徴とする。
イルを含む回路ユニットを絶縁封止したパッケージを、
レールの敷設に使用するマクラギ型コンクリートブロッ
クに埋め込んで固めたことを特徴とする。
【0009】更にまた本考案の非接触データキャリア
は、コイルを含む回路ユニットを絶縁封止したパッケー
ジを、レールの敷設に使用する鉄心入りの強化プラスチ
ックを用いたマクラギ型ブロックに埋め込んで固めたこ
とを特徴とする。
は、コイルを含む回路ユニットを絶縁封止したパッケー
ジを、レールの敷設に使用する鉄心入りの強化プラスチ
ックを用いたマクラギ型ブロックに埋め込んで固めたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本考案の非接触データ
キャリアによれば、コンクリート又はアスファルトで固
めていることから、コイルが大型化しても材料コストが
安くて済み、また非金属であることから周囲の金属を十
分に遠ざけることができ、データキャリアのコイルとリ
ーダライター側のフロントエンドコイルとの電磁的結合
に影響を及ぼすことがない。
キャリアによれば、コンクリート又はアスファルトで固
めていることから、コイルが大型化しても材料コストが
安くて済み、また非金属であることから周囲の金属を十
分に遠ざけることができ、データキャリアのコイルとリ
ーダライター側のフロントエンドコイルとの電磁的結合
に影響を及ぼすことがない。
【0011】
【実施例】図1は本考案の非接触データキャリアの一実
施例を示した実施例構成図である。図1において、1は
データキャリアパッケージであり、この実施例にあって
は、後の説明で明らかにするようにコイルを含む電子回
路を樹脂成形により封止することで円盤状に形成され
る。データキャリアパッケージ1はこの実施例にあって
は、周囲をコンクリートで固めることによって形成され
たコンクリートブロック2内に埋め込まれている。
施例を示した実施例構成図である。図1において、1は
データキャリアパッケージであり、この実施例にあって
は、後の説明で明らかにするようにコイルを含む電子回
路を樹脂成形により封止することで円盤状に形成され
る。データキャリアパッケージ1はこの実施例にあって
は、周囲をコンクリートで固めることによって形成され
たコンクリートブロック2内に埋め込まれている。
【0012】図2は図1の断面図であり、コンクリート
ブロック2の下側のブロック底面3が対象物に対する取
付面となり、コンクリートブロック2の上部がデータの
読出し,書込み側となることからデータキャリアパッケ
ージ1はコンクリートブロック2の上面に近接して埋設
される。このブロック表面とデータキャリアパッケージ
1までの間隔dが後の説明で明らかにするリーダライタ
ーのフロントエンドを使用してデータの読み書きを行う
場合の最小非接触通信距離を与える。
ブロック2の下側のブロック底面3が対象物に対する取
付面となり、コンクリートブロック2の上部がデータの
読出し,書込み側となることからデータキャリアパッケ
ージ1はコンクリートブロック2の上面に近接して埋設
される。このブロック表面とデータキャリアパッケージ
1までの間隔dが後の説明で明らかにするリーダライタ
ーのフロントエンドを使用してデータの読み書きを行う
場合の最小非接触通信距離を与える。
【0013】また、コンクリートブロック2を形成する
コンクリート材料はコスト的に極めて安価であり、コイ
ルの大型化に伴ってデータキャリアパッケージ1が大き
くなっても材料コストは殆ど影響がない。また、コンク
リートブロック2は非金属であるため、データキャリア
パッケージ1と外部のリーダライターとの各コイルによ
る電磁的結合に影響を及ぼすことがなく、更にコンクリ
ートブロック2の大きさによって周囲の金属をデータキ
ャリアパッケージ1から遠避けることができるため、こ
の点においても書込み,読出しのコイルによる電磁結合
への影響を防止できる。
コンクリート材料はコスト的に極めて安価であり、コイ
ルの大型化に伴ってデータキャリアパッケージ1が大き
くなっても材料コストは殆ど影響がない。また、コンク
リートブロック2は非金属であるため、データキャリア
パッケージ1と外部のリーダライターとの各コイルによ
る電磁的結合に影響を及ぼすことがなく、更にコンクリ
ートブロック2の大きさによって周囲の金属をデータキ
ャリアパッケージ1から遠避けることができるため、こ
の点においても書込み,読出しのコイルによる電磁結合
への影響を防止できる。
【0014】更にコンクリートブロック2は樹脂に比べ
て価格が桁違いに安いことに加え屋外で使用したときの
耐環境性は極めて高く、内部に埋め込んだデータキャリ
アパッケージ1を確実に保護することができる。勿論、
コンクリートブロック2にあっては、ある程度水分を含
んでいることになるが、データキャリアパッケージ1自
体はコイル及びその電子回路を樹脂封止していることか
ら、コンクリートブロック2自体のもつ湿気の影響は全
く受けない。
て価格が桁違いに安いことに加え屋外で使用したときの
耐環境性は極めて高く、内部に埋め込んだデータキャリ
アパッケージ1を確実に保護することができる。勿論、
コンクリートブロック2にあっては、ある程度水分を含
んでいることになるが、データキャリアパッケージ1自
体はコイル及びその電子回路を樹脂封止していることか
ら、コンクリートブロック2自体のもつ湿気の影響は全
く受けない。
【0015】図3は図1のデータキャリアパッケージ1
に内蔵されたコイル及び回路ユニットをリーダライター
と共に示した回路ブロック図である。図3において、リ
ーダライター10はMPU(マイクロプロセッサ)1
1,変長回路12,復調回路15を備える。リーダライ
ター10に対しては信号線接続によってフロントエンド
16が設けられる。フロントエンド16にはフロントエ
ンド送信コイル13とフロントエンド受信コイル14が
設けられている。
に内蔵されたコイル及び回路ユニットをリーダライター
と共に示した回路ブロック図である。図3において、リ
ーダライター10はMPU(マイクロプロセッサ)1
1,変長回路12,復調回路15を備える。リーダライ
ター10に対しては信号線接続によってフロントエンド
16が設けられる。フロントエンド16にはフロントエ
ンド送信コイル13とフロントエンド受信コイル14が
設けられている。
【0016】MPU11は上位装置からの支持に基づい
て非接触データキャリア20に内蔵したメモリに対する
書込み及び読出し動作を行う。変調回路12はMPU1
0から非接触データキャリア20に伝送する各種のコマ
ンドや書込みデータを例えばFSK変調してフロントエ
ンド送信コイル13に供給する。復調回路15は非接触
データキャリア20から送られてきた読出しデータのフ
ロントエンド受信コイル14による受信信号からデータ
ビットを復調してMPU11に供給する。
て非接触データキャリア20に内蔵したメモリに対する
書込み及び読出し動作を行う。変調回路12はMPU1
0から非接触データキャリア20に伝送する各種のコマ
ンドや書込みデータを例えばFSK変調してフロントエ
ンド送信コイル13に供給する。復調回路15は非接触
データキャリア20から送られてきた読出しデータのフ
ロントエンド受信コイル14による受信信号からデータ
ビットを復調してMPU11に供給する。
【0017】非接触データキャリア20には受信コイル
21、電源回路22、復調回路23、メモリコントロー
ラ24、不揮発性メモリ25、変調回路26及び送信コ
イル27が設けられる。電源回路22はリーダライター
10のフロントエンド16を近付けたときにフロントエ
ンド送信コイル13からの電磁誘導結合によって受信コ
イル21に誘起される信号電圧を整流して各部に対する
電源電圧を作り出す。復調回路23はリーダライター1
0からの受信信号からデータビットを復調する。メモリ
コントローラ24は復調回路23からの復調データを解
読し、読出しコマンドであれば不揮発性メモリ25の指
定アドレスからデータを読み出し、書込みコマンドであ
れば不揮発性メモリ25の指定アドレスにデータを書き
込む。
21、電源回路22、復調回路23、メモリコントロー
ラ24、不揮発性メモリ25、変調回路26及び送信コ
イル27が設けられる。電源回路22はリーダライター
10のフロントエンド16を近付けたときにフロントエ
ンド送信コイル13からの電磁誘導結合によって受信コ
イル21に誘起される信号電圧を整流して各部に対する
電源電圧を作り出す。復調回路23はリーダライター1
0からの受信信号からデータビットを復調する。メモリ
コントローラ24は復調回路23からの復調データを解
読し、読出しコマンドであれば不揮発性メモリ25の指
定アドレスからデータを読み出し、書込みコマンドであ
れば不揮発性メモリ25の指定アドレスにデータを書き
込む。
【0018】不揮発性メモリ25は例えばE2 PROM
等が使用される。変調回路26はメモリコントローラ2
4によって不揮発制メモリ25から読み出されたリード
データのデータビットを変調して送信コイル27に供給
する。尚、図3の非接触データキャリア20の回路構成
は最も基本的なものを示したもので、詳細な回路構成は
例えば特開平1−184781号、同2−63349
号、同2−894231号等にメモリモジュールとして
開示されている。
等が使用される。変調回路26はメモリコントローラ2
4によって不揮発制メモリ25から読み出されたリード
データのデータビットを変調して送信コイル27に供給
する。尚、図3の非接触データキャリア20の回路構成
は最も基本的なものを示したもので、詳細な回路構成は
例えば特開平1−184781号、同2−63349
号、同2−894231号等にメモリモジュールとして
開示されている。
【0019】また図20の非接触データキャリア20に
あっては、メモリの読出し及び書込みの両方ができる場
合を例にとるものであったが、読出し専用のデータキャ
リアであってもよい。図4は本考案の他の実施例を示し
た実施例構成図であり、この実施例にあっては、データ
キャリアパッケージ1をコンクリートで固めたコンクリ
ートブロック2のブロック底面3に切欠溝4を設けたこ
とを特徴とする。
あっては、メモリの読出し及び書込みの両方ができる場
合を例にとるものであったが、読出し専用のデータキャ
リアであってもよい。図4は本考案の他の実施例を示し
た実施例構成図であり、この実施例にあっては、データ
キャリアパッケージ1をコンクリートで固めたコンクリ
ートブロック2のブロック底面3に切欠溝4を設けたこ
とを特徴とする。
【0020】このようにブロック底面3に切欠溝4を設
けた場合、例えばデータキャリアパッケージ1を埋め込
んだコンクリートブロック2を対象物5に接着固定して
使用していた場合、必要ならば切欠溝4に棒等を通して
回すことにより、接着により取り付けているデータキャ
リアを簡単に取り外すことができる。勿論、ブロック底
面3に切欠溝4を設ける代わりにコンクリートブロック
2の側面に通し穴もしくは盲穴を設けるようにしてもよ
い。勿論、通し穴や盲孔は内部に埋め込んだデータキャ
リアパッケージ1を外れた位置とする。
けた場合、例えばデータキャリアパッケージ1を埋め込
んだコンクリートブロック2を対象物5に接着固定して
使用していた場合、必要ならば切欠溝4に棒等を通して
回すことにより、接着により取り付けているデータキャ
リアを簡単に取り外すことができる。勿論、ブロック底
面3に切欠溝4を設ける代わりにコンクリートブロック
2の側面に通し穴もしくは盲穴を設けるようにしてもよ
い。勿論、通し穴や盲孔は内部に埋め込んだデータキャ
リアパッケージ1を外れた位置とする。
【0021】更に、本発明の他の実施例としては、図1
及び図4に示したコンクリートブロック2の代わりにデ
ータキャリアパッケージ1の周囲をアスファルトやゴム
等で固めることでアスファルトブロックあるいはゴムブ
ロックとしてもよい。また、本考案のデータキャリアの
取付けはコンクリートブロック底面3を対象物に接着し
ても良いが、対象物側にコンクリートブロック2の嵌込
み可能な溝を掘っておくことで、この溝にコンクリート
ブロック2を押し込んで固定するようにしても良い。
及び図4に示したコンクリートブロック2の代わりにデ
ータキャリアパッケージ1の周囲をアスファルトやゴム
等で固めることでアスファルトブロックあるいはゴムブ
ロックとしてもよい。また、本考案のデータキャリアの
取付けはコンクリートブロック底面3を対象物に接着し
ても良いが、対象物側にコンクリートブロック2の嵌込
み可能な溝を掘っておくことで、この溝にコンクリート
ブロック2を押し込んで固定するようにしても良い。
【0022】更に、上記の実施例はデータキャリアパッ
ケージ1が円盤状であることからその周囲を固めたコン
クリートブロック2も円柱状としているが、コンクリー
トブロック2の形状は必要に応じて立方体、長方体、台
形円錐、台形角錐等の適宜の形状としても良い。同様
に、データキャリアパッケージ1についても円盤状に限
定されず、矩形、楕円等の適宜の形状とできる。
ケージ1が円盤状であることからその周囲を固めたコン
クリートブロック2も円柱状としているが、コンクリー
トブロック2の形状は必要に応じて立方体、長方体、台
形円錐、台形角錐等の適宜の形状としても良い。同様
に、データキャリアパッケージ1についても円盤状に限
定されず、矩形、楕円等の適宜の形状とできる。
【0023】図5は本考案の他の実施例を示した実施例
構成図であり、レール6を敷設する際に使用されるマク
ラギ型コンクリートブロック7にデータキャリアパッケ
ージ1を埋め込んで固めるようにしたことを特徴とす
る。データキャリアパッケージ1は、マクラギ型コンク
リートブロック7の隅に箱形に形成されたデータキャリ
ア収納部8の上部に近接した位置にコイル面が上に向く
ように埋設されている。
構成図であり、レール6を敷設する際に使用されるマク
ラギ型コンクリートブロック7にデータキャリアパッケ
ージ1を埋め込んで固めるようにしたことを特徴とす
る。データキャリアパッケージ1は、マクラギ型コンク
リートブロック7の隅に箱形に形成されたデータキャリ
ア収納部8の上部に近接した位置にコイル面が上に向く
ように埋設されている。
【0024】このようにマクラギ型コンクリートブロッ
ク7に埋め込み固定したデータキャリアパッケージ1の
メモリには、線路の保守管理に関する情報が格納される
こととなる。図6は本考案の他の実施例を示した実施例
構成図であり、レール6を敷設する際に使用されるマク
ラギとして、ガラス繊維やファイバー繊維を混入した強
化プラスチック(FRP)を用いてマクラギ型ブロック
9を形成し、更に強度を確保するために鉄芯9−1を入
ており、この鉄芯入りFPR製のマクラギ型ブロック9
にデータキャリアパッケージ1を埋め込んで固めるよう
にしたことを特徴とする。
ク7に埋め込み固定したデータキャリアパッケージ1の
メモリには、線路の保守管理に関する情報が格納される
こととなる。図6は本考案の他の実施例を示した実施例
構成図であり、レール6を敷設する際に使用されるマク
ラギとして、ガラス繊維やファイバー繊維を混入した強
化プラスチック(FRP)を用いてマクラギ型ブロック
9を形成し、更に強度を確保するために鉄芯9−1を入
ており、この鉄芯入りFPR製のマクラギ型ブロック9
にデータキャリアパッケージ1を埋め込んで固めるよう
にしたことを特徴とする。
【0025】この場合にもデータキャリアパッケージ1
は、マクラギ型ブロック9の隅に箱形に形成されたデー
タキャリア収納部8の上部に近接した位置にコイル面が
上に向くように埋設され、線路の保守管理に関する情報
が格納される。尚、図1,図2および図4に示したコン
クリートプロック2についても、図6と同様に、強化プ
ラスチック(FRP)を使用して成形してもよく、強度
が必要であれば鉄芯を入れる。
は、マクラギ型ブロック9の隅に箱形に形成されたデー
タキャリア収納部8の上部に近接した位置にコイル面が
上に向くように埋設され、線路の保守管理に関する情報
が格納される。尚、図1,図2および図4に示したコン
クリートプロック2についても、図6と同様に、強化プ
ラスチック(FRP)を使用して成形してもよく、強度
が必要であれば鉄芯を入れる。
【0026】
【考案の効果】以上説明してきたように本考案によれ
ば、屋外で使用する非接触データキャリアの取付構造に
関する材料費を大幅に節減でき、また充分な耐環境性を
実現でき、更に対象物やデータキャリアそのものを運搬
する際の安全性を保証できる。更にまた、データキャリ
アを取り付けて屋外で使用する対象物はコンクリート構
造物が多いため、例えばコンクリートで固めた場合には
コンクリート同士の接着となり、データキャリアの対象
物に対する接着が容易にできる。
ば、屋外で使用する非接触データキャリアの取付構造に
関する材料費を大幅に節減でき、また充分な耐環境性を
実現でき、更に対象物やデータキャリアそのものを運搬
する際の安全性を保証できる。更にまた、データキャリ
アを取り付けて屋外で使用する対象物はコンクリート構
造物が多いため、例えばコンクリートで固めた場合には
コンクリート同士の接着となり、データキャリアの対象
物に対する接着が容易にできる。
【図1】本考案の実施例構成図
【図2】図1の断面図
【図3】本考案のデータキャリアとその読出し書込みに
用いるリーダライターの回路ブロック図
用いるリーダライターの回路ブロック図
【図4】本考案の他の実施例を示した実施例構成図
【図5】マクラギ型に関する本考案の実施例を示した実
施例構成図
施例構成図
【図6】マクラギ型に関する本考案の他の実施例を示し
た実施例構成図
た実施例構成図
1:データキャリアパッケージ 2:コンクリートブロック 3:ブロック底面 4:切欠溝 5:対象物 6:レール 7:マクラギ型コンクリートブロック 8:データキャリア収納部 9:マクラギ型ブロック(鉄芯入りFPR製) 9−1:鉄芯 10:リーダライター 11:マイクロプロセッサ(MPU) 12,26:変調回路 13:フロントエンド送信コイル 14:フロントエンド受信コイル 15,23:復調回路 16:フロントエンド 20:非接触データキャリア 21:受信コイル 22:電源回路 24:メモリコントローラ 25:不揮発性メモリ 27:送信コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−595(JP,A) 特開 平2−233418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 5/00 B61L 3/16 G11C 5/00 301
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージの周囲をコンクリートで固めて所定のブ
ロック形状とし該ブロックの少なくとも1カ所に穴を開
けたことを特徴とする非接触データキャリア。 - 【請求項2】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージの周囲をコンクリートで固めて所定のブ
ロック形状とし該ブロックの底面に切欠溝を設けたこと
を特徴とする非接触データキャリア。 - 【請求項3】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージの周囲をアスファルト又はゴムで固めて
所定のブロック形状とし該ブロックの少なくとも1カ所
に穴を開けたことを特徴とする非接触データキャリア。 - 【請求項4】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージの周囲をアスファルト又はゴムで固めて
所定のブロック形状とし該ブロックの底面に切欠溝を設
けたことを特徴とする非接触データキャリア。 - 【請求項5】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージをレールの敷設に使用するマクラギ型コ
ンクリートブロックに埋め込んで固めたことを特徴とす
る非接触データキャリア。 - 【請求項6】少なくとも電磁誘導結合用のコイル、メモ
リ及び該メモリの読出しのみ又は書込み読出しを行うメ
モリコントローラを備えた回路ユニットを絶縁部材で封
止してパッケージとした非接触データキャリアに於い
て、 前記パッケージをレールの敷設に使用する鉄芯入りの強
化プラスチックを用いたマクラギ型ブロックに埋め込ん
で固めたことを特徴とする非接触データキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075223U JP2605641Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1992-10-29 | 非接触データキャリア |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10403191 | 1991-12-18 | ||
JP3-104031 | 1991-12-18 | ||
JP1992075223U JP2605641Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1992-10-29 | 非接触データキャリア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065235U JPH065235U (ja) | 1994-01-21 |
JP2605641Y2 true JP2605641Y2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=26416384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075223U Expired - Fee Related JP2605641Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1992-10-29 | 非接触データキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605641Y2 (ja) |
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1992
- 1992-10-29 JP JP1992075223U patent/JP2605641Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH065235U (ja) | 1994-01-21 |
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