JP2605499B2 - 連結型圧縮装置 - Google Patents
連結型圧縮装置Info
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Description
え、ビル空調システム等の比較的大規模な冷凍システム
に好適な連結型圧縮装置に関する。
63−36433号公報に開示されたものが知られてい
る。
もつケーシングDに圧縮要素Pを各々内装した第一から
第三圧縮機A,B,Cを備え、吸入主管Hの分配部に油
分離器Sを介装して、その底部に第一圧縮機Aに接続す
る第一吸入枝管Xを、又、上部に第二及び第三圧縮機
B,Cに接続する第二及び第三吸入枝管Y,Zを各々接
続し、第一圧縮機Aに吸入ガスと油とを、第二及び第三
圧縮機B,Cに吸入ガスのみを各々返すようにしてい
る。
及び第三吸入枝管Y,Zのそれに対して小さくし、第一
圧縮機Aを高圧側の親圧縮機に第二及び第三圧縮機B,
Cを低圧側の子圧縮機に強制的に区分すると共に、親圧
縮機Aから延びる均油主管Tに、各子圧縮機B,C側に
延び且つ途中に親圧縮機A側からの流れのみを許容する
逆止弁V,Wを介装した均油枝管K,Lを接続し、油が
集中して戻る高圧側の親圧縮機Aから低圧側の子圧縮機
B,Cに向けて油を移動させ、各圧縮機の油面を適正に
保てるようにしている。
は、吸入主管Hに戻る油を高圧側の親圧縮機Aに集中さ
せるために、油分離器Sを用い、この油分離器Sを各圧
縮機A,B,Cへの分配部に介装して、該油分離器Sの
底部に親圧縮機Aに接続する第一吸入枝管Xを、上部に
子圧縮機B,Cに接続する第二及び第三吸入枝管Y,Z
をそれぞれ接続するようにしているため、吸入経路の分
配部分の構造が大形かつ複雑になる問題がある。
起こさせるためには、第二及び第三吸入枝管Y,Zの圧
力損失を第一吸入枝管Xに対して十分に大きくし、親圧
縮機Aに対して子圧縮機B,Cを所定の低圧状態にしな
ければならないが、以上のものでは単に第一吸入枝管X
を油分離器Sの底部に、第二及び第三吸入枝管Y,Zを
油分離器Sの上部にそれぞれ接続しているだけであるか
ら、第二及び第三吸入枝管Y,Zの配管長さを第一吸入
枝管Xに対して相当長くしなければならず、このため、
配管の引き回し等が煩雑化する問題も起こる。
の子圧縮機を備えるものにおいて、油分離器を用いるこ
となく、しかも、吸入分配部分の大形化や配管長さの増
大を招くことなく、小形かつ簡易に、親圧縮機を高圧側
に子圧縮機を低圧側に各々設定することができると共
に、高圧側の親圧縮機に油戻しを集中させることができ
る連結型圧縮装置を提供することにある。
記目的を達成するために、油溜をもつケーシングに圧縮
要素を各々内装した3台以上の圧縮機1,2,3を備
え、一つの圧縮機1におけるケーシングの内部圧力に対
して他の圧縮機2,3におけるケーシングの内部圧力を
低くして、高圧側の親圧縮機1から低圧側の子圧縮機
2,3に向けて油を移動させる均油管を接続した連結型
圧縮装置であって、前記親圧縮機1に吸入主管4を接続
すると共に、前記子圧縮機2,3に、前記吸入主管4か
ら別途形成される継手体40を介して分岐して延びる吸
入枝管5,6を接続し、前記継手体40が、前記吸入主
管4を接続する一対の主管接続口41,42をもつ本体
43と、この本体43の内壁よりも開口端部が内方側に
位置するように同一高さ位置で放射状に突入され、各前
記吸入枝管5,6を接続するための複数の枝管継手5
0,60とを備えるようにした。
接続するための継手体40の複数の枝管継手50,60
を、吸入主管4が接続される継手体40の本体43の内
壁よりも開口端部が内方側に位置するように同一高さ位
置で放射状に突入させているので、これら枝管継手5
0,60に接続する各吸入枝管5,6の圧力損失を、そ
の配管長さを過剰に長くすることなく、吸入主管4に対
して大きくすることができ、親圧縮機1を高圧側に、子
圧縮機2,3を低圧側とする所定の差圧状態に設定する
ことができる。
0,60の開口端部を、該継手体40の本体43の内壁
よりも内方側に位置させているので、油の濡れ性を利用
した油分離が可能となるのであり、すなわち、油の濡れ
性により吸入主管4の内壁面を主に伝って戻ってくる油
の各吸入枝管5,6側への流入を防止でき、高圧側の親
圧縮機1に油戻しを集中させることができる。
60を、該継手体40の本体43に同一高さ位置で放射
状に配置させているので、各枝管継手50,60に接続
する各吸入枝管5,6を継手体40を介して吸入主管4
に同一高さ位置で放射状に配置することができ、分岐部
分の高さ方向の寸法を節約できる。
4を接続する一対の主管接続口41,42をもつ本体4
3と、この本体43の内壁よりも開口端部が内方側に位
置するように同一高さ位置で放射状に突入され、各前記
吸入枝管5,6を接続するための複数の枝管継手50,
60とを備えるように構成して、該継手体40を介して
吸入主管4と各吸入枝管5,6とを接続するので、吸入
主管4に各吸入枝管5,6を該吸入主管4の内部に突入
させた状態で接続するという困難な接続が不要となり、
これら配管の接続を更に簡易に行うことができる。
することなく、吸入経路の分配部分の大形化並びに配管
長さを長くすることなく、小形かつ構造簡易に、そし
て、吸入管の分岐部における配管接続作業も容易に行え
ながら、油戻しの集中される高圧側の親圧縮機1から均
油管を通して低圧側の子圧縮機2,3に向けて油を移動
でき、各圧縮機1,2,3の油面を適正に保つことがで
きる。
縮機1,2,3の3台の圧縮機を備えたトリプルタイプ
のものであり、各圧縮機1,2,3は、それぞれ底部に
油溜10,20,30をもつ密閉式の低圧ドーム型のケ
ーシング11,21,31に、スクロール型式等の圧縮
要素12,22,32と、該各圧縮要素を駆動する駆動
軸13,23,33をもつモータ14,24,34とを
内装している。
各圧縮要素12,22,32で圧縮した高圧流体を開放
する吐出チャンバー15,25,35を画成しており、
該各チャンバーに吐出管9に統合する第一から第三吐出
枝管91,92,93を接続している。
縮機1におけるケーシング11の内部圧力に対して第二
及び第三圧縮機2,3におけるケーシング21,31の
内部圧力を低くして、第一圧縮機1を高圧側の親圧縮機
に、第二及び第三圧縮機2,3を低圧側の子圧縮機に各
々区分すると共に、各ケーシング11,21,31の間
に、各油溜10,20,30の規定油面に対して下向き
に開口し、高圧側の親圧縮機とする第一圧縮機1から低
圧側の子圧縮機とする第二及び第三圧縮機2,3に向け
て油を移動させる第一及び第二均油管7,8を接続して
いる。
を親子関係に区分する吸入配管構造として、吸入流体を
運ぶ吸入主管4を親圧縮機とする第一圧縮機1に接続す
ると共に、子圧縮機とする第二及び第三圧縮機2,3
に、前記吸入主管4から別途形成される継手体40を介
して分岐して延びる吸入枝管5,6を接続するのであっ
て、前記継手体40は、図1乃至図3に示すように、前
記吸入主管4を接続する一対の主管接続口41,42を
もつ本体43と、この本体43の内壁よりも開口端部が
内方側に位置するように同一高さ位置で放射状に突入さ
れ、各吸入枝管5,6を接続するための複数の枝管継手
50,60,70とをもつように別体に形成する。尚、
未使用の枝管継手70にはキャップや埋栓等を嵌合する
のである。
入枝管5,6を接続するための継手体40の複数の枝管
継手50,60を、吸入主管4が接続される継手体40
の本体43の内壁よりも開口端部が内方側に位置するよ
うに同一高さ位置で放射状に突入させているので、これ
ら枝管継手50,60に接続する各吸入枝管5,6の圧
力損失を、その配管長さを過剰に長くすることなく、吸
入主管4に対して大きくすることができ、親圧縮機とす
る第一圧縮機1を高圧側に、子圧縮機とする第二及び第
三圧縮機2,3を低圧側とする所定の差圧状態に設定す
ることができる。
0,60の開口端部を、該継手体40の本体43の内壁
よりも内方側に位置させる突入構造により、油の濡れ性
を利用した油分離が可能となるのであり、すなわち、油
の濡れ性により吸入主管4の内壁面を主に伝って戻って
くる油の各吸入枝管5,6側への流入を防止でき、高圧
側の親圧縮機とする第一圧縮機1に油戻しを集中させる
ことができる。
60を、該継手体40の本体43に同一高さ位置で放射
状に配置させているので、各枝管継手50,60に接続
する各吸入枝管5,6を継手体40を介して吸入主管4
に同一高さ位置で放射状に配置することができ、分岐部
分の高さ方向の寸法を節約できる。
4を接続する一対の主管接続口41,42をもつ本体4
3と、この本体43の内壁よりも開口端部が内方側に位
置するように同一高さ位置で放射状に突入され、各前記
吸入枝管5,6を接続するための複数の枝管継手50,
60とを備えるように構成して、該継手体40を介して
吸入主管4と各吸入枝管5,6とを接続するので、吸入
主管4に各吸入枝管5,6を該吸入主管4の内部に突入
させた状態で接続するという困難な接続が不要となり、
これら配管の接続を更に簡易に行うことができる。
りすることなく、吸入経路の分配部分の大形化並びに配
管長さを長くすることなく、小形かつ構造簡易に、そし
て、吸入管の分岐部における配管接続作業も容易に行え
ながら、油戻しの集中される高圧側の親圧縮機である第
一圧縮機1から、各均油管7,8を通して低圧側の子圧
縮機である第二及び第三圧縮機2,3に向けて油を移動
でき、各圧縮機1,2,3の油面を適正に保つことがで
きるのである。
のものを示したが、圧縮機の総台数が4台以上で、子圧
縮機を3台以上備えるものについても同様に適用できる
のは云うまでもない。
圧縮機1に吸入主管4を接続すると共に、前記子圧縮機
2,3に、前記吸入主管4から別途形成される継手体4
0を介して分岐して延びる吸入枝管5,6を接続し、前
記継手体40が、前記吸入主管4を接続する一対の主管
接続口41,42をもつ本体43と、この本体43の内
壁よりも開口端部が内方側に位置するように同一高さ位
置で放射状に突入され、各前記吸入枝管5,6を接続す
るための複数の枝管継手50,60とを備えるようにし
たから、特別な油分離器を用いることなく、吸入経路の
分配部分の大形化並びに配管長さを長くすることなく、
小形かつ構造簡易に、しかも、吸入主管4に各吸入枝管
5,6を該吸入主管4の内部に突入させた状態で接続す
るという困難な接続作業をすることなく、これら配管の
接続を更に簡易に行うことができながら、油戻しの集中
される高圧側の親圧縮機1から均油管を通して低圧側の
子圧縮機2,3に向けて油を移動でき、各圧縮機1,
2,3の油面を適正に保つことができる。
配管図。
Claims (1)
- 【請求項1】油溜をもつケーシングに圧縮要素を各々内
装した3台以上の圧縮機(1)(2)(3)を備え、一
つの圧縮機(1)におけるケーシングの内部圧力に対し
て他の圧縮機(2)(3)におけるケーシングの内部圧
力を低くして、高圧側の親圧縮機(1)から低圧側の子
圧縮機(2)(3)に向けて油を移動させる均油管を接
続した連結型圧縮装置であって、 前記親圧縮機(1)に吸入主管(4)を接続すると共
に、前記子圧縮機(2)(3)に、前記吸入主管(4)
から別途形成される継手体(40)を介して分岐して延
びる吸入枝管(5)(6)を接続しており、 前記継手体(40)が、前記吸入主管(4)を接続する
一対の主管接続口(41)(42)をもつ本体(43)
と、この本体(43)の内壁よりも開口端部が内方側に
位置するように同一高さ位置で放射状に突入され、各前
記吸入枝管(5)(6)を接続するための複数の枝管継
手(50)(60)とを備え ていることを特徴とする連
結型圧縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3052491A JP2605499B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 連結型圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3052491A JP2605499B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 連結型圧縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04287882A JPH04287882A (ja) | 1992-10-13 |
JP2605499B2 true JP2605499B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12916183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3052491A Expired - Fee Related JP2605499B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 連結型圧縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605499B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055787U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-18 | 三菱電機株式会社 | 並列圧縮式冷凍装置 |
JPH02230985A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-13 | Mitsubishi Electric Corp | 並列圧縮式冷凍装置 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3052491A patent/JP2605499B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04287882A (ja) | 1992-10-13 |
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Legal Events
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