JP2605205Y2 - 廃棄物投入扉の開閉装置 - Google Patents

廃棄物投入扉の開閉装置

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JP2605205Y2
JP2605205Y2 JP1993028355U JP2835593U JP2605205Y2 JP 2605205 Y2 JP2605205 Y2 JP 2605205Y2 JP 1993028355 U JP1993028355 U JP 1993028355U JP 2835593 U JP2835593 U JP 2835593U JP 2605205 Y2 JP2605205 Y2 JP 2605205Y2
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waste
waste input
input door
opening
door
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JP1993028355U
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JPH072723U (ja
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雄志 中村
哲夫 丹所
正浩 山口
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、廃棄物投入扉の開閉装
置に関し、特に、廃棄物燃焼装置の燃焼炉等に摺動自在
に取付けられた廃棄物投入扉の開閉操作に適した開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭や事業所から排出される
一般ゴミや産業廃棄物が多種多様化し、環境汚染や焼却
処理コストの高騰が深刻な社会問題となっている。それ
にともなって、クリーン燃焼ができ、効率的で安全な焼
却処理ができる要請を満たす廃棄物燃焼装置が強く要望
されている。
【0003】ところで、従来、燃焼炉内に廃棄物を投入
せしめるために、炉本体の上面に設けた投入扉を、例え
ば、スライドさせて開閉自在としたものが知られてい
る。そして、このような従来の廃棄物投入扉を開放させ
た状態で、ダンプトラック、ユンボ、ショベルローダー
等の運搬車両に積載されて運搬された廃棄物が投入口か
ら燃焼炉内に投入されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記の如き従来の廃棄
物投入扉の開閉装置においては、前記運搬車両から廃棄
物が投入口に投入される際、廃棄物が投入口周辺にこぼ
れることがあった。そして、廃棄物中には、例えば、材
木等の堅牢物、土砂や金属等の不燃物が混在しているこ
とも多く、これらの物が投入口周辺にこぼれると、周囲
を汚染し投入扉自体を損傷させるのみならず、燃焼炉上
面の投入口近傍に配置された電動モータ等の装備品を損
傷させる虞があった。
【0005】また、投入扉を長時間開放させたまま廃棄
物投入作業を行った場合には、投入口から噴出される火
炎によって該投入口近傍に配置された配線用コード等の
装備品を焼損させたり、火災を引き起こす危険性があっ
た。本考案は、このような従来技術の問題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、特に、廃棄物投入時に
廃棄物のこぼれを防止して、投入口周辺の汚染を防止す
るとともに、投入扉及び装備品の損傷を防止できる、安
全性の高い廃棄物投入扉の開閉装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本考案に係る廃棄物投入扉の開閉装置は、収納室の
上面に形成された廃棄物投入口を水平前後方向にスライ
ドして開閉自在に施蓋せしめる廃棄物投入扉を備え、前
記廃棄物投入口の開放位置における前記廃棄物投入扉の
前端縁部から後方斜め上方に延設されたシュート状のプ
ロテクタを配設したことを特徴としている。
【0007】
【作 用】前述の如く構成された本考案に係わる廃棄物
投入扉の開閉装置においては、廃棄物は、廃棄物投入扉
を開放した状態で廃棄物投入口から収納室内に投入され
る。その際、シュート状のプロテクタの傾斜面上を滑ら
せて廃棄物の投下投入を行うことができ、実質的に投入
口の開口面積の増加がもたらされ、廃棄物のこぼれを最
小限にとどめることができる。
【0008】また、廃棄物の飛散および廃棄物投入口か
ら噴出する火炎をプロテクタにより遮断することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面により本考案の一実施例を
説明する。図1は本考案を実施した廃棄物燃焼装置の全
体構成を示す一部切り欠き斜視図である。廃棄物燃焼装
置は、主に、内部に燃焼室2が収納室として形成された
箱型の燃焼炉本体1と、上部に煙突3を突設したサイク
ロン部4と、前記燃焼炉本体1と前記サイクロン部4と
を連結するトンネル状の煙道5により構成されている。
【0010】前記燃焼炉本体1は、耐火キャスタブル構
造からなる側壁21で四側面が囲繞されるとともに、上
面の一部が開口されて廃棄物投入口10が形成され、さ
らに、該廃棄物投入口10は開閉自在なウォータージャ
ケット構造の投入扉7により施蓋されている。この廃棄
物投入扉7の前端縁部7aには、後方斜め上方に延出せ
しめられた投下部71と該投下部71の左右両側辺に突
設された側面部72、72とを有する、鋼板材よりなる
プロテクタ70が一体に設けられている。そして、前記
廃棄物投入扉7は、前記側壁21の上面に敷設された横
方向に平行なレール8、8上を転動する複数の車輪3
0、30、…を介して、例えば減速モータMの駆動によ
り水平横方向にスライド可能に取り付けられている。な
お、この廃棄物投入扉7には、点検口等(図示せず)が
設けられている。
【0011】また、前記燃焼炉本体1の前記煙道5とは
反対側の側壁21には、適宜個数の通気口20が設けら
れている。さらに、前記燃焼炉本体1の燃焼室2内の炉
床には、前記側壁21の内部周壁の底部に沿って多数の
エアーノズル41が配設されたボトムブロー配管40が
敷設されており、例えばブロワ等の給気装置(図示せ
ず)と連接されている。
【0012】前記煙道5の上面には、排ガスの排出を促
進させるために、前記煙突3内に空気を噴入させるため
のエゼクタ用ブロワ14が載置されている。前記煙道5
と前記煙突3との接続部分には、前記各種ブロワ、前記
廃棄物投入扉7の駆動用の減速モータ等の運転をシーケ
ンスコントロール等により制御せしめる制御盤50が配
設されている。また、この制御盤50には、廃棄物燃焼
装置のところで手動操作する場合のために、各操作に対
応した複数個の押しボタンスイッチ51等が取り付けら
れている。
【0013】次に、前記廃棄物投入扉の開閉装置の一実
施例について、詳細に説明する。図2は本考案の一実施
例に係わる廃棄物投入扉の閉止時における開閉装置の概
略を模式的に示した要部側面図である。図2において、
Mは前記廃棄物投入扉7を往復駆動せしめる減速モータ
であり、ケーブル52を介して前記制御盤50に連結さ
れている。
【0014】このような構成により、廃棄物運搬車両の
運転者等は、前記制御盤50の前記押しボタンスイッチ
51を操作して前記廃棄物投入扉7を開放させ、前記廃
棄物投入口10に廃棄物を投入させる。このとき、前記
プロテクタ70の前記投下部71上を滑らせて廃棄物の
投入を行うことができ、実質的に投入口の開口面積の増
加をもたらすことになり、廃棄物のこぼれを防止するこ
とができる。したがって、燃焼装置周辺の汚染を抑制す
るのみならず、前記プロテクタ70の背後に配備された
前記投入扉7や前記減速モータM等の装備品の損傷を防
止することができる。
【0015】さらに、前記廃棄物投入扉7を長時間開放
させたまま廃棄物投入作業を行った場合でも、前記廃棄
物投入口10から噴出される火炎が前記プロテクタ70
によって遮断されるので、前記プロテクタ70の背後に
配置された配線用コード等の装備品を焼損させたり、火
災を引き起こすことを防止することができる。以上、本
考案の一実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限
定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲を逸脱
することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0016】たとえば、図示例では制御盤50は手動式
となっているが、この制御盤50に受信アンテナを取り
付けるとともに受信機を内蔵させ、携行自在な無線送信
機(発信機)から発信された無線信号により、車両上等
から前記投入扉7の開閉制御を行うようにすることもで
きる。また、前記プロテクタ70の前記投下部71に、
例えば下に凸の緩やかな曲率をもたせた形状としてもよ
いことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から理解されるように、本考
案によれば、廃棄物投入時に廃棄物のこぼれを防止し
て、投入口周辺の汚染を防止するとともに、投入扉及び
装備品の損傷を防止し、かつ、安全性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を実施した廃棄物燃焼装置の
全体構成を示す一部切り欠き斜視図。
【図2】本考案の一実施例に係わる廃棄物投入扉の閉止
時における開閉装置の概略を模式的に示した要部側面
図。
【符号の説明】
2 収納室 7 廃棄物投入扉 10 廃棄物投入口 70 プロテクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−155159(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/44 F23G 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納室(2)の上面に形成された廃棄物投
    入口(10)を水平前後方向にスライドして開閉自在に
    施蓋せしめる廃棄物投入扉(7)を備えた廃棄物投入扉
    の開閉装置において、 前記廃棄物投入口(10)の開放位置における前記廃棄
    物投入扉(7)の前端縁部(7a)から後方斜め上方に
    延設されたシュート状のプロテクタ(70)を配設した
    ことを特徴とする廃棄物投入扉の開閉装置。
JP1993028355U 1993-05-28 1993-05-28 廃棄物投入扉の開閉装置 Expired - Lifetime JP2605205Y2 (ja)

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JPH072723U JPH072723U (ja) 1995-01-17
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