JP2605078B2 - 無溶媒の硬化性料組成物 - Google Patents

無溶媒の硬化性料組成物

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JP2605078B2 JP63025866A JP2586688A JP2605078B2 JP 2605078 B2 JP2605078 B2 JP 2605078B2 JP 63025866 A JP63025866 A JP 63025866A JP 2586688 A JP2586688 A JP 2586688A JP 2605078 B2 JP2605078 B2 JP 2605078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般に重合性有機ケイ素化合物と重合性有
機化合物から成る硬化性塗料組成物、および下地(又は
基質)に硬化有機ケイ素化合物の塗膜を提供する方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は(メタ)アクリルア
ミド置換炭化水素基およびある種の有機ビニル化合物を
持つた有機ケイ素化合物を含有する新規、無溶媒のシリ
コーン塗料組成物に関する。
〔従来の技術〕
Colquhounらの米国特許第4,070,526号はビニル単量
体、メルカプトアルキルを含有するシロキサン化合物、
および任意のビニルを含有するシロキサン化合物から成
る放射線硬化性塗料組成物を開示している。そのビニル
単量体は一官能性又は多官能性にすることができる、そ
して下地に塗工して硬化させるときに放射線硬化性組成
物の接着剤の剥離性を変えるのに有用であると言われて
いる。しかしながら、一官能性又は多官能性のビニル単
量体を、(メタ)アクリルアミド置換有機ケイ素化合物
のような他の種類のシリコーン塗料組成物と共に使用す
ることは示唆されていない。
タカミザワらの特公昭57−52371号は、光増感剤、
(メタ)アクリルアミドを含有するシロキサン、および
任意の粘度低下用溶媒を含有する光硬化性シリコーン組
成物を開示している。しかしながら、溶媒の実施例は開
示されておらず、重合性希釈剤も示唆されていない。
Anselらの米国特許第4,496,210号は光フアイバーのコ
ーテイング用放射線硬化性組成物を開示している。それ
らの組成物は、ある一定の弾性率をもつた硬化組成物を
提供するために狭く限定されたエチレン不飽和シロキサ
ン化合物から成る。特に、そのシロキサン化合物は限定
された数の反応性側鎖を含有するものに限られ、その放
射線硬化性、反応性部位(sites)は一官能性であつ
て、放射線硬化性化合物との反応を介して一官能性側鎖
から誘導される。他の材料、例えば溶媒、樹脂および放
射線硬化性単量体も組成物に混合することができる。特
に、紫外光硬化が望ましいから、粘度調節又は補助的な
目的のために液体のモノ−又はポリ−アクリレートを添
加する。しかしながら、この刊行物は(メタ)アクリル
アミド置換有機ケイ素化合物を示唆していない。
Varaprathの米国特許第4,608,270号は、ジ(メタ)ア
クリルアミド置換有機ケイ素化合物から成る硬化性組成
物を開示している。これらの組成物は熱又は放射線で容
易に硬化し、重合性ビニルモノマーとのコモノマーとし
て有用であると述べている。さらに、それらの硬化性組
成物は、硬化性のケイ素含有組成物に一般に使用されて
いる任意の成分も含むことができる。任意成分の例は、
溶媒、重合体ビニル単量体、乳濁液形成用成分、着色
剤、安定剤、充てん材、接着促進剤および表面調節剤を
含むことを述べている。しかしながら、重合性希釈剤と
して特定のビニル化合物の使用を示唆していない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ジ(メタ)アクリルアミド置換ラジカルを含有するオ
ルガノシロキサン重合体に関係した異常に高い粘度を考
えると、それから製造される塗料組成物の粘度を下げる
方法を提供することが望まれる。その塗料組成物は、揮
発性材料の含有および/または除去のためにさらに余分
の装置および/または処理工程を要する揮発性材料を含
有しないことが望ましい。さらに、その組成物はその粘
度を下げるために使用する特定の手段によつて好ましく
なく変えられない塗料を提供すべきである。
本発明は、無溶媒、硬化性有機ケイ素組成物および下
地に硬化塗膜を提供する方法を提供することを目的とし
ている。特に、本発明は下地へ容易に塗布できると共に
下地上で容易に硬化して接着剤剥離性塗料になる無溶媒
の(メタ)アクリルアミド置換シリコーンを提供するこ
とを目的としている。
本発明の目的は、ジ(メタ)アクリルアミド置換ラジ
カルを持ち25℃において1000cs以下の粘度を有するシロ
キサン化合物から成る無溶媒、硬化性組成物を提供する
ことである。以下の説明および特許請求の範囲を考える
ことによつて当業者には明らかとなるであろうこれらの
目的および他の目的は、要約すると、低粘度を有するビ
ニル単量体化合物と、1つ以上の(メタ)アクリルアミ
ド置換ラジカルを含有する硬化性シリコーン化合物とを
混合することから成る本発明によつて得られる。そのビ
ニル単量体化合物は、少量使用したときでも、(メタ)
アクリルアミド置換化合物の粘度を下げる、そて接着剤
剥離用オルガノシロキサン組成物の場合に、1つ以上の
(メタ)アクリルアミド置換ラジカルを含有するシロキ
サン組成物の硬化および剥離特性を保つ。
〔課題を解決するための手段〕
第1の態様における本発明は、 (i) 式−Q(NAQ′)aNAZ〔式中のaは0又は1の
値を有し、ZはH又はRを示し、Rは一価の炭化水素ラ
ジカルを示し、QおよびQ′は二価の炭化水素ラジカル
を示し、Aは式−C(O)CB=CH2(式中のBは水素又
はメチルを示す)を有する(メタ)アクリリル・ラジカ
ルを示す〕を有する少なくとも1つのケイ素が結合した
(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルを含有す
る(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物;該
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物におけ
る残りのケイ素に結合したラジカルは有機ラジカル、ケ
イ素原子に結合している二価の酸素原子、水素原子およ
びヒドロキシル・ラジカルから成る群から選ぶ; (ii) (i)と(ii)の和を重量を基準にして、0.1
〜60重量%のビニル単量体化合物;および任意に、 (iii) 重合を開始させる量の重合開始剤化合物;か
ら成る無溶媒の硬化性塗料組成物に関する。
本明細書における(メタ)アクリルアミドおよび(メ
タ)アクリリルのような語根「(メタ)アクリル」を有
する用語は、および/または型の用語である、すなわ
ち、前記用語はメタアクリルアミドおよび/またはアク
リルアミドのようにメタアクリルおよび/またはアクリ
ルの用語を意味する。
本発明の組成物における(メタ)アクリルアミドオル
ガノシリコン化合物はいずれの構造も有しうる、但しそ
れは特有の(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカ
ルに結合しているケイ素原子を少なくとも1個含有す
る、そして他のSi結合は全て、前記(メタ)アクリルア
ミド置換炭化水素ラジカル以外の有機ラジカル、ヒドロ
キシルラジカル、水素原子およびケイ素原子に結合して
いる二価の酸素原子から成る群から選んだラジカルによ
つて満たされる。従つて(メタ)アクリルアミドオルガ
ノシリコン化合物は、シラン、シロキサン、シルカルバ
ンおよびシルカルバンシロキサンを含む。
特有のケイ素の結合した(メタ)アクリルアミド置換
炭化水素ラジカルは式−Q(NAQ′)aNAZ〔式中のQお
よびQ′は二価の炭化水素ラジカルを示し、Zは水素原
子又は一価の炭化水素ラジカル(Rラジカル)を示し、
aは0又は1の値を有し、Aは式−C(O)CH=CH2
は−C(O)C(CH3)=CH2を有する(メタ)アクリル
・ラジカルを示す〕を有する。
該QおよびQ′ラジカルの例は、限定ではないが、−
CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH
(CH3)CH2−、および−(CH2−のようなアルキレ
ンラジカルを含む。Qは必要に応じてQ′と同一又は別
のものにできる。
前記炭化水素Zラジカル(Rラジカル)の例は、限定
ではないが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキ
シルおよびオクチルのようなアルキルラジカル;シクロ
ヘキシルのような脂環式ラジカル、フエニル、ベンジ
ル、スチリルおよびトリルのようなアリールラジカル;
およびビニルおよびアリルのようなアルケニルラジカル
を含む。
本発明の望ましい実施態様における(メタ)アクリル
アミドオルガノシリコン化合物(i)は、エチレンジア
ミンと適当なケイ素化合物から調製したケイ素を含有す
る前駆物質から調製される。従つて−QNHCH2CH2NH2のSi
に結合したジアミン・ラジカルを含有する。従つて、
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物の式に
おけるZはHを表し、1の値を有することが望ましく、
Q′は−CH2CH2−を示すことが望ましい。
Qは3〜10の炭素原子を有するアルキレン・ラジカル
であつて、Si原子とQラジカルに結合したN原子間には
少なくとも3つの炭素原子が存在する。望ましいQ基の
例は−CH2CH(CH3)CH2−および−CH2CH2CH2−である。
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物
(i)におけるAは、式−C(O)CB=CH2(式中のB
はH又はCH3、すなわちアクリリル・ラジカル又はメタ
クリリル・ラジカルを示す)を有する(メタ)アクリル
・ラジカルを示す。
特有(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカル
は、限定ではないが下記のものを含む: (メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物
(i)に許容されるSiに結合したラジカルは、必要な
(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルの外に、
ヒドロキシル・ラジカル、水素原子、有機ラジカル、お
よびSi原子に結合している二価の酸素原子を含む。
前記有機ラジカルの例は、前記QおよびQ′ラジカル
およびそのハロゲン化誘導体のようなSi原子に結合して
いる二価の炭化水素ラジカル;前記Rラジカルおよびそ
のハロゲン誘導体のような一価の炭化水素ラジカル;
(メタ)アクリルオキシ・ラジカルおよびメトキシ・ラ
ジカルのようなアルコキシ・ラジカルを含む。前記有機
ラジカルは、メチル、3,3−トリフルオロプロピル、フ
エニルおよびビニル・ラジカルのように炭素原子が6以
下が望ましい。本発明の組成物の大部分の用途に対し
て、メチル・ラジカルが望ましい。
(メタ)アクリルアミノオルガノシリコン化合物
(i)は典型的に、平均単位の式 Rc{NAZ(Q′NA)aQ}dSiO(4−c−d)/2〔式中
のR、A、Z、Q、Q′およびaは前述の一般的および
望ましい意味を有し、cは0,0.5,1.01,2,2.1,および3
のような0〜3の値を有する数字を示し、dは001、0.
5、1、2および3のような>0〜5の値を有する数字
を示し、c+dは1.5、1.99、2.01、3および4のよう
な1〜4の値を有する。もちろん、前述のように、シラ
ン又はシロキサンは1分子当り平均して少なくとも1つ
の(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルを含有
しなければならない。
(メタ)アクリルアミドオルガノシランは式(R)cS
i{Q(NAQ′)aNAZ}4-c〔式中のcは0、1、2又は
3の値を有する数字を示す〕を有する。
本発明の組成物は、平均単位の式 Rc{NAZ(Q′NA)aQ}dSiO(4−c−d)/2〔式中
のcは0、0.5、1.01、2および2.5のような0〜<3の
値を有する数字を示し、dは0.01、0.5、1、2および
3のような>0〜3の値を有する数字を示し、c+dは
1.5、1.99、2.01および3のような1〜3の値を有す
る。〕を有する(メタ)アクリルアミドオルガノシロキ
サンを含むことが望ましい。
必要な(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカル
を含有するシロキサン単位の外に、(メタ)アクリルア
ミドオルガノシロキサンは(メタ)アクリルアミド置換
炭化水素ラジカルを含まないシロキサン単位を含むこと
ができる。これらのシロキサン単位は、一般式ReSiO
(4−e)/2〔式中のRは前記のものであり、eは0、
1、2又は3の値を有する〕を有する。例えば、MeSiO
3/2,Me2SiO2/2,MeViSiO2/2,MePhsiO2/2,Me3SiO1/2,Me2
(OA)SiO1/2,ViMe2SiO1/2およびSiO4/2単位である。
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物(i)
は、NAZQ′NHQSi(Re)O(4−e)/2のような部分
(メタ)アクリルアミド置換を含む炭化水素ラジカルを
持つシロキサン単位も含むことができる。
必要な(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカル
を含むシロキサン単位は、少なくとも1つのRラジカル
が前記(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルと
置換されることを除いて、上記の式ReSiO(4−2)/2
を有する。
さらに、これらの望ましいシロキサンにはヒドロキシ
・ラジカル、アルコキシ・ラジカルおよび水素原子のよ
うな微量のSiに結合した残留ラジカルが見られる。
本発明の組成物用に望ましい(メタ)アクリルアミド
オルガノシロキサンは、式 YR2SiO(R2SiO)(YRSiO)ySiR2Y〔式中の各Yはそ
れぞれ上記のRラジカル又は−Q(NAQ′)aNAZを示
し、xとyはそれぞれ0〜5000と0〜500の平均値を有
する数字を示す〕を有する;但し、(メタ)アクリルア
ミドオルガノシロキサンは少なくとも2つの(メタ)ア
クリルアミド置換炭化水素ラジカルを含有する。
望ましい(メタ)アクリルアミドオルガノシロキサン
の例は、限定ではないが、Me3SiO(Me2SiO)(MeYSi
O)ySiMe3,YMe2SiO(Me2SiO)xSiMe2Y,YMe2SiO(Me2Si
O)(MeYSiO)ySiMe2Y,Me3SiO(MeYSiO)ySiMe3,YMe2
SiO(MeYSiO)ySiMe2YおよびHOMe2SiO(Me2SiO)(Me
YSiO)ySiMe2OHを含む。
(メタ)アクリルアミドオルガノシロキサンは、上記
の線状構造の外に、環状又は分枝構造も有することがで
きる。ここで記号Me、PhおよびViはそれぞれメチル、フ
エニルおよびビニルを示す。
紙、重合体フイルムおよび金属箔のような可とう性下
地(基材)のコーテイングに有用な本発明の硬化性組成
物は、(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物
(i)として、式 YR2SiO(R2SiO)(YRSiO)gSiR2Y〔式中のYおよびR
は前記の一般的および望ましい意味を有し、zは10〜20
00、望ましくは50〜500の値を有し、gは0〜0.1zの値
を有する、但し、シロキサンの1分子当り平均して少な
くとも2、望ましくは3〜10の(メタ)アクリルアミド
置換炭化水素ラジカルが存在する〕を有するシロキサン
から成る必要がある。硬化性組成物が塗料組成物として
使用される場合、このシロキサンは25℃において100〜1
0,000、最適には500〜1,000の粘度を有することが望ま
しい。
硬化性燃料組成物に使用する(メタ)アクリルアミド
シロキサンの特定例は、Me3SiO(Me2SiO)500(MeYSi
O)5SiMe3,Me3SiO(Me2SiO)50(MeYSiO)2SiMe3,YMe2S
iO(Me2SiO)2000SiMe2Y,YMe2SiO(Me2SiO)100(MeYSi
O)3SiMe2Y,HoMe2SiO(Me2SiO)1000(MeYSiO)4SiMe2O
H,〔式中のYは−CH2CH2CH2NACH2CH2NAH or −CH2CH(C
H3)CH2NACH2CH2NAHを示し、Aはアクリル・ラジカルで
ある〕を含む。
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物は適
当な方法によつて調製することができる。米国特許第2,
929,829号および第4,608,270号は、本発明の組成物に使
用するのに適した多数の(メタ)アクリルアミドオルガ
ノシリコン化合物の製造法を開示している。
ジ−(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルを
持つ(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物は
Varaprathの米国特許第4,608,270号の方法によつて好適
に調製される。要約すると、この方法は、水溶性のアル
カリ性材料と水不溶性溶媒の水溶液の存在下でできる限
り低い温度において、少なくとも1つの窒素に結合した
水素を含有する少なくとも1つのケイ素に結合したアミ
ノ置換炭化水素ラジカルを有するアミノシリコン化合物
に塩化(メタ)アクリリルを混和することから成る。
ケイ素に結合したアミノ置換炭化水素ラジカルは、式
−Q(NHQ′)aNHZ(式中のQ、Q′およびZは前記の
一般式および望ましい意味を有し、aは0又は1の値を
有する〕を有する。アミノ置換炭化水素ラジカルは、限
定ではないが、NH2CH2CH2CH2−,CH3NHCH2CH2CH2−,NH2C
H2CH(CH3)CH2−,NH2CH2CH2NHCH2CH2CH2−,NH2CH2CH2N
HCH2CH(CH3)CH2−,NH2(CH26NH(CH2−およびN
H2(CH26NHCH2CH(CH3)CH2−を含む。
アミノシリコン化合物は有機ケイ素技術において周知
であるので、ここでそれらの調製法を詳細に説明する必
要はない。次の米国特許番号に記載されている開示は、
(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化合物の調製
に使用できるアミノシリコン化合物の調製法を教示して
いる;2,557,803;2,738,357;2,754,312;2,762,823;2,99
8,406;3,045,036;3,087,909;3,355424;3,560,543;3,89
0,269;4,036,868;4,152,346;4,507,455。
アルカリ性および物質、塩化(メタ)アクリリルおよ
びアミノシリコン化合は当量づつ;例えば、アシル化で
きるアミノ基をもつアミノシリコン化合物の分子ごとの
塩化(メタ)アクリリルの1分子に対して1分子の水酸
化ナトリウムを使用することが望ましい。
本発明の方法に使用される溶媒の量は、アミノシリコ
ン化合物、望ましくは有機ケイ素生成物を溶解させるの
に十分な値にすべきである。
本発明の組成物のビニル単量体化合物(ii)は、ビニ
ル−置換、フリーラジカル−重合性有機化合物から成る
群から選ぶ。
本発明の組成物に使用するのに適当なビニル単量体の
例は、限定ではないが、テトラヒドロフルフリル・アク
リレート、ジ−シクロペンチル・アクリレート、グリシ
ジル・アクリレート、フエノキシエチル・アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル・アクリレート、シク
ロヘキシル・アクリレート、2−エチルヘキシル・アク
リレート、イソボルニル・アクリレート、および2−エ
チルヘキシル・アクリレートのようなモノ−アクリレー
ト;1,4−ブタンジオール・ジアクリレート、トリプロピ
レン・グリコール・ジアクリレート、ネオペンチルグリ
コール・ジアクリレート、トリメチロールプロパン・ト
リアクリレート1,6−ヘキサンジオール・アクリレー
ト、ペンタエリトリトール・アクリレートおよびエトキ
シ化ビス−フエノール−Aジアクリレートのような多−
アクリレート;およびN−ビニル・ピロリドンおよびイ
ブトキシメチル・アクリルアミドのような不飽和アミド
を含む。
本発明の望ましい実施態様におけるビニル単量体は、
このビニル単量体を含有する本発明の接着材剥離用組成
物が接着剤の塗布中および硬化後に、他のビニル単量体
を含有する本発明の組成物よりも容易に接着剤と湿れる
から、1,6−ヘキサンジオール・ジアクリレートであ
る。
他の望ましい実施態様におけるビニル単量体は、この
化合物が他のビニル単量体よりも好ましい粘度低下作用
を有するので、N−ビニル・ピロリドンである。
しかしながら、ビニル単量体化合物の毒性が要素とな
るときのような場合には、他のビニル単量体化合物を含
有する本発明の組成物の方が望ましい。
本発明の組成物に使用される(メタ)アクリルアミド
オルガノシリコン化合物(i)とビニル単量体化合物
(ii)の量は、(i)+(ii)の重量を基準にして0.1
〜60、望ましくは1〜30、最適には5〜15重量%のビニ
ル単量体化合物を提供するような量である。
成分(i)と(ii)から成る本発明の硬化性組成物
は、さらに組成物が熱および/または紫外線によつて硬
化されるときにその硬化を促進するためのフリーラジカ
ル生成剤や光開始剤のような、重合開始量の重合開始用
化合物から成ることができる。含有される特定の開始剤
は組成物の硬化に用いる方法に依存する。
組成物を熱的手段で硬化するときは、硬化性組成物へ
フリー・ラジカル開始剤を添加することが望ましい。適
当なフリー・ラジカル開始剤の例は、限定ではないが、
レドツクス・ペア、過ホウ酸塩、過カルボン酸塩、光化
学物質系、アゾ−ビス(イソブチロニトリル)のような
アゾ化合物、過酸化ベンゾイルのようなアシル過酸化
物、ジ−t−ブチル過酸化物のようなアルキル過酸化物
およびクメン・ヒドロペルオキシドを含む。
組成物が紫外線放射によつて硬化されるときは、組成
物への光開始剤を添加することが望ましい。適当な光開
始剤の例は、限定ではないが、ベンゾイン、メチル、エ
チル、イソプロピル又はイソブチル・ベンゾイン・エー
テルのようなベンゾイン・アルキル・エーテル、ジアル
コキシアセトフエノン、ジエトキシアセトフエノン、ジ
−およびトリ−クロロアセトフエノン、α,α−ジメト
キシ−α−フエニルアセトフエノンのようなアセトフエ
ノン誘導体、1−ヒドロキシシクロヘキシルフエニル・
ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプ
ロパン−1−ワン、メチルフエニル・グリオキシレー
ト、4−ベンゾイルベンジル−トリメチルアンモニウム
・クロライド、1−フエニル−1,2−プロパン−ジオン
−2−(O−エオキシカルボニルオキシム)のようなα
−アシルオキシム・エステル、チオキサンおよびその誘
導体、NH基のような連鎖移動剤と併用のベンゾフエノン
およびアゾ−ビス(イソブチロニトリル)を含む。
本発明の組成物に使用する重合開始用化合物(iii)
の量は、単に高温又は紫外線にさらされるときに組成物
の硬化を開始させる量である。この量は、特定の組成物
に対してルーチンの実験によつて、例えば(メタ)アク
リルアミドオルガノシリコン化合物とビニル単量体の重
量を基準にして重合開始用化合物約5重量%を使用し、
他の組成物に5%ずつ増加および減少させ、適当な重合
条件、例えばフリラジカル生成剤を活性化させるのに十
分な温度又は光開始剤を活性化させる光活性UVにさらす
ことによつて容易に決めることができる。
光活性UVおよびその線源は、放射線硬化性シリコーン
組成物の技術において周知であるので、ここでは詳細に
説明しない。読者はアクリルを含有する単量体の重合を
教示する標準の刊行物を参照されたい、例えば次の刊行
物を参照されたい:Kirk−Othmer Encyclopedia of Che
mistry and Technology;John Wiley and Sons,N.J.,Sec
ond Edition,1972,Vol,pp.274−284およびEncyclopedia
of Polymer Science and Technology;John Wiley and
Sons.N.J.,1966,Vol.I,pp.177−197.本発明の目的に
は、光活性UV放射線は200〜400nmの波長を有する電磁放
射線から成ることが望ましい。
本発明の硬化性組成物を電子ビーム放射によつて硬化
する場合は、重合開始剤化合物(iii)の添加の必要は
ない。
本発明の硬化性組成物は、さらに硬化性のSi含有組成
物に一般に使用される任意の成分から成る。該任意成分
の例は、限定ではないが、アクリル化ケイ素化合物の調
製に使用されるような溶媒、水および界面活性剤のよう
なエマルシヨン形成用成分、着色剤、安定剤、シリカお
よびカーボンのような充てん材、接着促進剤、および潤
滑剤および剥離剤のような表面調節剤を含む。
従つて、第2の態様における本発明は、(A)本発明
の硬化性組成物を基質(又は下地)へ塗布し、しかる後
に(B)塗布した塗膜を硬化することから成ることを特
徴とする硬化したケイ素含有塗膜を基質へ提供する方法
に関する。
本発明の方法において、本発明の塗料組成物は適当な
方法、例えばはけ塗り、吹付け、ロール掛け、浸漬又は
のりびきによつて薄い層として基質へ塗布する。「薄い
層」とは、その最小寸法において単分子層から数百ミル
(1ミル=0.0254ミリ)に及ぶ層を意味する。本発明の
硬化性塗料組成物は典型的に0.01〜100ミル(0.00025〜
2.54mm)の厚さを有する層に塗布される。
塗布した塗膜は適当な手段、例えば化学的、放射線又
は熱的手段によつて硬化することができる。「硬化」
は、塗工した組成物が液体から非液体状態、望ましくは
無移動、無こすり取り、無曇り状態に転化されることを
意味する。
塗膜が熱又は紫外線によつて硬化される場合、塗布組
成物は前述のように重合開始剤化合物(iii)を含有す
る必要がある。本発明の望ましい実施態様において、塗
布組成物は電子ビーム放射で硬化されるので、組成物は
開始剤を転化する必要がない。
前記のように、本発明の塗料組成物は種々の組成物、
形状、サイズおよび用途に塗布することができる。本発
明の望ましい実施態様において、可とう性基質は、基質
に接着剤−剥離性表面を提供するために塗工される。
接着剤剥離技術において、紙、重合体フイルム、重合
体コーテツド紙又は金属箔のような可とう性基質は、該
基質へ基質の単位リーム(連)当り0.22〜0.90kg(0.5
〜2lb)の塗料重量で硬化性液体組成物を塗布すること
によつて接着食剥離性にされる。塗布した組成物を硬化
した後、かく処理した表面は品物の表面上に配置された
又は遊離の接着剤と接着接触される。それによつて接着
剤−剥離性表面は、接着剤が使用されるまで(その際、
接着剤から容易に除去できる、接着剤の片面に対して保
護層の作用をする。
本発明の方法および組成物において、キヤスト接着剤
または支持接着剤に対してオンライン、すなわち直接接
着剤コーテイング様式または転化、すなわち遅滞接着剤
コーテイング様式で接着剤−剥離表面を提供する迅速、
クリーンそして効率的な方法が提供される。有利なこと
に、本発明の組成物は、溶媒をベースにした塗料組成物
の主欠点、すなわち溶媒の除去および回収をすることな
く、溶媒をベースにした塗料組成物の粘度を有する。
〔実施例〕
次の実施例は、限定ではなくて特許請求の範囲に記載
されている発明の実施方法をさらに教示するために開示
する。部、パーセントおよび割合(比率)は、特にこと
わらない限り重量である。
接着剤−剥離塗料の硬化状態はこすり取り、移動およ
びふき取り試験によつて決定した。
塗膜のふき取り試験は、取膜を指で軽くこすつて、取
膜の曇りを見ることによつて測定した。観察された曇り
の度合(無し、極少、少し、中位、大)は塗膜の曇り具
合を示した。完全に硬化した塗膜は曇りを全く示さず、
従つて無曇りを有する。
塗膜のこすり取り試験は、塗膜を人差し指の先端で激
しくこすり、塗膜を紙からはがす試みをするえとによつ
て測定した。こすり取りの度合は、無し、極少、少し、
中位又は大として記載した。完全に硬化した取膜はこす
り取り零(無し)を示す。
塗膜の移動は、No.5910 3M(St.Paul.Minnesota)な
るブランドの試験ストリツプを塗膜、接着剤を有する表
面上に塗膜と接触して配置し、そのストリツプを5〜20
回指でこすつて塗膜に接着させることによつて測定し
た。その透明テープのストリツプは、次に塗膜から除去
して、その接着剤を有する表面を端から端に2つ折りに
して一緒に強く圧縮した。移動無しの塗膜は、2つ折り
にした試験ストリツプを分離するのに必要な力が非露出
テープの2つ折りストリツプを分離するのに必要な力と
ほゞ同一であつた。他の評価は極少、少し、中位および
大の移動を含む。完全に硬化した塗膜は無移動を示す。
塗膜に対する接着剤の剥離は完全硬化塗膜について測
定した。次の方法に従つて剥離試験のための各硬化塗膜
を調製した。その硬化塗膜は、アクリル接着剤(商品名
Monsanto GMS−263,St.Louis,Missouri,米国)(以下ア
クリル接着剤と記す)又はスチレン−ブタジエン・ゴム
接着剤(商品名National Starch 36−6045,New York,N
Y,米国)(以下SBR接着剤と記す)の溶液を使用して接
着剤を塗工した。接着剤溶液は硬化塗膜ヘドローダウン
・バーを使用して3ミル(0.076mm)の湿潤厚さに塗布
された。塗布された接着剤は、室温で1分間空気乾燥
し、70℃で1分間加熱し、再び室温に1分間冷却した。
乾燥した接着剤に27.2kg(60lb)のマツト・リト(石)
のシートを付加し、得られた積層体を2.0(4.5lb)のゴ
ム・コーテツド・ローラでプレスした。
積層体の剥離試験は、積層体を25.4mmのストリツプに
切断し、マツト/接着剤の積層体をクラフト紙/コーテ
イングの積層体から180゜の角度で0.17/秒の速度で引つ
張ることによつて行つた。積層体の分離に必要な力(g/
in)を接着剤剥離として記録した。
実施例1〜7 式Me3SiO(Me2SiO)69.25(MeYSiO)3.75SiMe3〔式中
のYは式−CH2CH(CH3)CH2NACH2CH2NHAを有するアクリ
ルアミド置換炭化水素ラジカルを示し、Aはアクリル・
ラジカルを示す〕を有するアクリルアミドオルガノシロ
キサンは、Varaprathの米国特許第4,608,270号の方法に
よつて調製した。アクリルアミドオルガノシロキサンと
第I表に示した量及び種類のビニル単量体を混合するこ
とによつて、7種類の本発明の組成物を調製した。ビニ
ル単量体を含有しない対照組成物も一緒に研究した。こ
れらの実施例および対照例は、ビニル単量体が2〜5%
と少し混合されたときに生じるアクリルアミドオルガノ
シロキサンの粘度の著しい減少を示す。
5%のビニル単量体を含有する混合体は、1.19Kg/cm2
(17psi)の圧力に認定したドクター・ナイフを使用し
てポリエチレンを塗工したクラフト紙上に塗工した、そ
してその塗膜に電子ビーム放射線を照射した。280〜460
ppm酸素を含有する窒素雰囲気下、3メガラドの線量
で、曇りがなく、無移動および無こすり取りの硬化が達
成された。その加速電圧は150〜160kvに保つた。
かく塗工された紙は次に前記の方法に従つてアクリル
樹脂を積層した、そして積層体の接着剤剥離力は1日、
1週間および1ケ月の室温エージング後に測定した。そ
れらの結果を第I表に要約した。
註)*:BDDAは1,4−ブタンジオール・ジアクリレート;N
VPはN−ビニル・ピロリドン;TPGDAはトリプロピレン・
グリコール・ジアクリレート;Pはホトマー(Photomer)
4171(米国ニユージヤーシー州モリスタウンに在るDiam
ond Spamrock Chemicals社の商品名);CはCHEMPOL 19−
6005(米国ウエスト・インデイア州,ポート・ワシント
ンに在るRadcure Specialties社の商品名)である。
**:コート紙の新しい試料で反復の積層および剥離試
験1日後。
実施例8〜16 前記実施例に記載したアクリルアミドオルガノシロキ
サンを使用して、次のビニル単量体の1つを5%含有す
る本発明の9種の組成物を調製した;ネオペンチルグリ
コール・ジアクリレート、テトラヒドロフルフリル・ア
クリレート、ジシクロペンチル・アクリレート、グリシ
ジル・アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル・ア
クリレート、シクロヘキシル・アクリレート、2−エチ
ルヘキシル・アクリレート、イソボルニル・アクリレー
トおよびエノキシエチル・アクリレート。
それらの組成物をポリエチレン・コーテツド・クラフ
ト紙上に塗工し、電子ビーム放射線で硬化し、アクリル
接着剤を積層し、前記実施例に記載のように接着剤の剥
離試験を行つた。
N,N−ジメチルアミノエチル・アクリレートを含有す
る組成物を除く全ての組成物は2メガラドの放射線で完
全に硬化した。例外の組成物は3メガラドを要した。
全ての組成物が、積層工程中にアクリル接着剤によつ
て容易に湿潤された、そしてその剥離接着剤を100g/in
以下の力で剥離した。
実施例17〜38 前記の実施例に記載されたアクリルアミドオルガノシ
ロキサンを使用して、次ビニル単量体の1つを10%また
は20%有する22種の本発明の組成物を調製した:テトラ
ヒドロフルフリル・アクリレート、ジシクロペンチル・
アクリレート、グリシジル・アクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチル・アクリレート、シクロヘキシル・ア
クリレート、2−エチルヘキシル・アクリレート、イソ
ボルニル・アクリレート、1,4−ブタンジオール・ジア
クリレート、トリプロレングリコール・ジアクリレー
ト、N−ビニル・ピロリドンおよびフエノキシエチル・
アクリレート。
それらの組成物はポリエチレンを塗工したクラフト紙
上に塗工し、電子ビーム放射で硬化し、アクリル接着剤
で積層して、前記実施例に記載のように接着剤の剥離試
験をした。
グリシジル・アクリレート、フエノキシエチル・アク
リレートおよびトリプロピレングリコール・ジアクリレ
ートを含有するものを除く全ての組成物は相溶性であつ
たが、それら例外の組成物は濁つていた。
Nビニル・ピロリドン、グリシジル・アクリレート、
シクロヘキシル・アクリレートを20%およびフエノキシ
エチル・アクリレートを20%含有する組成物を除く全て
の組成物は、2メガラドの放射線量で完全に硬化した
が、例外の組成物は3メガラドを要した。
フエノキシエチル・アクリレート、トリプロピレング
リコール・ジアクリレートまたは1,4−ブタンジオール
・ジアクリレートを20%含有するものを除く組成物は全
て満足にポリエチレン・コーテツド・クラフト紙を塗工
した。
20%のイソボルニル・アクリレートおよびトリプロピ
レングリコール・ジアクリレートを含有するものを除く
組成物は全て100g/in.以下の力でアクリル接着剤を剥離
した。
実施例39〜40 Me3SiO(Me2SiO)95.06(MeYSiO)2.94SiMe3〔式中の
Yは式−CH2CH(CH3)CH2NACH2CH2NHAを有するアクリル
アミド置換炭化水素ラジカルを示し、Aはアクリル・ラ
ジカルを示す〕を有するアクリルアミドオルガノシロキ
サンは前記実施例に記載したように調製した。
このアクリルアミドオルガノシロキサンを、光開始剤
としてベンゾフエノンと1−ヒドロキシシクロヘキシル
フエニル・ケトンの50/50混合およびトリメチロールプ
ロパン・トリアクリレートと混合して、本発明の実施例
39と40とした。ビニル単量体を含有しない対照組成物も
調製した。
それら3種類の組成物は、スーパー仕上げクラフト紙
およびポリエチレン・コート・クラフト紙の数シート上
に塗工して、9.1m/分の紙匹速度で、5〜7.6cm(2〜3i
n.)の距離で、200ワツト/inの出力を有する中位圧力の
水銀蒸気ランプからの紫外光にさらした。述膜は全て完
全に硬化した(スーパー仕上げクラフト紙に関する実施
例40は例外であつて、少しの曇りと移動を示したがこす
り取りはなかつた。そして完全硬化にはさらに遅い速度
を必要とした)。
硬化塗膜はSBRおよびアクリル接着剤で積層した、そ
してSBRを塗工したスーパー仕上げクラフト紙に関する
実施例40を除いて、室温で60時間のエージング後の接着
剤剥離を試験した。それらの結果を第II表に要約する。
実施例41〜51 式Me3SiO(Me2SiO)45.6(MeYSiO)2.4SiMe3〔式中の
Yは式−CH2CH(CH3)CH2NACH2CH2NHAを有するアクリル
アミド置換炭化水素ラジカルを示す、Aはアクリリル・
ラジカルを示す〕を有するアクリルアミドオルガノシロ
キサンを前記実施例に記載のように調製した。
アクリルアミドオルガノシロキサンと第III表に示し
た量および種類のビニル単量体とを混合することによつ
て本発明の11種類の組成物を調製した。ビニル単量体を
含有しない対照組成物も一緒に研究した。
それらの混合体および対照試料をポリエチレン・コー
テツド・クラフト紙上に塗工し、塗膜に電子ビーム放射
線を照射した。240〜360ppmの酸素を含有する不活性雰
囲気下で第III表に示した種々の線量で曇り無し、無移
動および無こすり取りの硬化が得られた。加速電圧は15
0〜160kvに保つた。
かく塗工した紙は、次に前記の方法に従つてSBRおよ
びアクリル接着剤で積層し、室温エージングの1日後に
積層体の接着剤剥離を測定した。それらの結果を第III
表に要約する。
実施例52〜53 式Me3SiO(Me2SiO)45.6(MeYSiO)2.4SiMe3〔式中の
Yは式−CH2CH(CH3)CH2NACH2CH2NHAを有するアクリル
アミド置換炭化水素ラジカルを示し、Aはアクリリル・
ラジカルを示す〕を有するアクリルアミドオルガノシロ
キサンを前記実施例のように調製した。
アクリルアミドオルガノシロキサンと第IV表に示した
量および種類のビニル単量体とを混合することによつて
本発明の2つの組成物を調製した。ビニル単量体を含有
しない対照組成物も一緒に研究した。
それら2つの混合体および対照組成物はポリエチレン
・コーテツド・クラフト紙上に塗工した。塗膜の性質を
各塗膜について観察した。
次に、それらの塗膜に電子ビームを照射した。曇り無
し、無移動およびこすり取りの無い硬化は、190〜200pp
mの酸素を含有する窒素雰囲気下の3メガラドで得られ
た。かく塗工した紙は、次に前記の方法に従つてSBRお
よびアクリル接着剤で積層した、そして剥離表面の湿れ
性を各剥離塗膜について接着剤の乾燥前後に記録した。
それらの結果を第IV表に要約する。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)式−Q(NAQ′)aNAZ〔式中のaは
    0又は1の値を有し、ZはH又はRを示し、Rは一価の
    炭化水素ラジカルを示し、QおよびQ′は二価の炭化水
    素ラジカルを示し、Aは式−C(O)CB=CH2(式中の
    Bは水素又はメチルを示す)を有する(メタ)アクリリ
    ル・ラジカルを示す〕を有する少なくとも1つのケイ素
    が結合した(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカ
    ルを含有する(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン
    化合物;該(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン化
    合物における残りのケイ素に結合したラジカルは有機ラ
    ジカル、ケイ素原子に結合している二価の酸素原子、水
    素原子およびヒドロキシル・ラジカルから成る群から選
    ぶ; (ii)(i)と(ii)の和の重量を基準にして、0.1〜6
    0重量%のビニル単量体化合物;および任意に、 (iii)重合を開始させる量の重合開始剤化合物; から成る無溶媒の硬化性塗料組成物。
  2. 【請求項2】(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン
    化合物が、式YR2SiO(R2SiO)(YRSiO)ySiR2Y〔式中
    のRは1〜6の炭素原子を含有し、YはR又は−Q(NA
    Q′)aNAZを示し、xは0〜5000の値を有し、yは0〜5
    00の値を有する〕を有し;(メタ)アクリルアミドオル
    ガノシリコン化合物の1分子当り少なくとも2つの(メ
    タ)アクリルアミド置換炭化水素ラジカルが存在する請
    求項1記載の硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン
    化合物が式〔式中のMeはメチル・ラジカルを示し、Zは
    10〜2000の値を有し、gは0〜0.1Zの値を有する〕 を有する請求項2記載の硬化性塗料組成物。
  4. 【請求項4】(メタ)アクリルアミドオルガノシリコン
    化合物が式〔式中のzは50〜500の値を有し、gは3〜1
    0の値を有する〕 を有する請求項3記載の硬化性塗料組成物。
  5. 【請求項5】さらに、重合を開始させる量の重合開始剤
    から成る請求項4記載の硬化性塗料組成物。
  6. 【請求項6】ビニル単量体化合物が1,6−ヘキサンジオ
    ール・ジアクリートである請求項4記載の硬化性塗料組
    成物。
  7. 【請求項7】ビニル単量体化合物がN−ビニル・ピロリ
    ドンである請求項4記載の硬化性塗料組成物。
  8. 【請求項8】(A)(i)式−Q(NAQ′)aNAZ〔式中
    のaは0又は1の値を有し、ZはH又はRを示し、Rは
    一価の炭化水素ラジルを示し、QおよびQ′は二価の炭
    化水素ラジカルを示し、Aは式−C(O)CB=CH2(式
    中のBは水素又はメチルを示す)を有する(メタ)アク
    リリル・ラジカルを示す〕を有する少なくとも1つのケ
    イ素が結合した(メタ)アクリルアミド置換炭化水素ラ
    ジカルを含有する(メタ)アクリルアミドオルガノシリ
    コン化合物;該(メタ)アクリルアミドオルガノシリコ
    ン化合物における残りのケイ素に結合したラジカルは有
    機ラジカル、ケイ素原子に結合している二価の酸素原
    子、水素原子およびヒドロキシル・ラジカルから成る群
    から選ぶ、 (ii)(i)と(ii)の和の重量を基準にして、0.1〜6
    0重量%のビニル単量体化合物、および任意に、 (iii)重合を開始させる量の重合開始剤化合物、 から成る硬化性塗料組成を基質へ塗布する工程; しかる後に (B)塗布した塗膜を硬化する工程から成る基質へ硬化
    したケイ素含有塗膜を提供する方法。
  9. 【請求項9】前記任意に含まれる重合開始剤化合物であ
    る成分(iii)が、成分(i)および成分(ii)の和の
    重量を基準にして0.1〜60重量%の量で存在する請求項
    1記載の硬化性塗料組成物。
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