JP2604906Y2 - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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JP2604906Y2
JP2604906Y2 JP1993068260U JP6826093U JP2604906Y2 JP 2604906 Y2 JP2604906 Y2 JP 2604906Y2 JP 1993068260 U JP1993068260 U JP 1993068260U JP 6826093 U JP6826093 U JP 6826093U JP 2604906 Y2 JP2604906 Y2 JP 2604906Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車車体等の塗装を
行う自動塗装装置に関する。より詳しくは、被塗装物の
上面部(例えば自動車車体の天井部,ボンネット部,ト
ランク部等)の塗装を行う自動塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車車体上面部を塗装する自
動塗装装置の従来構成(実公平4−10933号)を図
5に示す。図において、2は支柱,3は昇降架台,4は
横架軸,5はスイングアーム,6はチルト本体,10は
ベル型静電塗装機である。自動車車体Wの上面部Wuを
塗装する場合には、当該車体Wの形状および搬送速度等
に相応して昇降架台3を上下動させるとともに、スイン
グアーム5を取付部8を支点として揺動させる。また、
必要に応じて、チルト本体6を取付軸9を中心として回
動させる。
【0003】ところで、自動車車体Wの形状が複雑化,
多様化するとともに多品種少量生産方式が採用されるこ
とが多い現今においては、自動車車体Wの形状等に応じ
て各塗装機10の相互間隔を調節することができれば便
宜である。
【0004】そこで、本出願人は、各塗装機10の相互
間隔を調節可能な間隔調節機構を備えた自動塗装装置を
提案している(実開平2−20960号)。
【0005】かかる間隔調節機構は、図6に示す如く、
スライダクランク機構を利用して2基の塗装機10,1
0の間隔を調節するもので、各塗装機10,10を搭載
しレール71に摺動自在に支持された摺動架台72と,
回転体73の回転中心から点対称に位置する2地点と各
摺動架台72の一端とをそれぞれ連結する2個のリンク
アーム74,74と,回転体73を回動させる流体シリ
ンダ75とから構成されている。したがって、回転体7
3を正(又は逆)方向に回動することにより、塗装機1
0,10を同一距離だけ接近(又は離隔)させて、相互
間隔を調節できる。
【0006】また、間隔調節機構として、図7に示す如
く、ねじ駆動機構(ギヤボックス79を介して連結され
互いに逆方向に等速で回転駆動されるねじシャフト76
L,76Rと、ねじシャフト76L,76Rと螺合する
ナット部材77,77を有する摺動部材78L,78R
等)を用いて、左右の塗装機10,10を中央の塗装機
10に対して接近・離隔させ間隔調節を行うものが開発
されている(特開平3−109958号公報)。
【0007】ここにおいて、チルト本体6は、運動性能
の向上や塗装ブースにおける上から下への空気流の乱れ
防止等を図れるように、より一層の小型化が要請されて
いる。そのため、塗装機10は、その上端部11が摺動
部材(78)の下面に取り付けられることが多くなって
いる。かかる取付方法により、各塗装機10の摺動部材
(78)に対する前後方向(図中紙面と直交方向)の出
っ張り量が最少となり、チルト本体6の小型化を図るこ
とができる。
【0008】また、各塗装機10には、塗料供給ホース
やシェービングエア等を供給するエア供給ホースなど多
数の配管が接続されている。これら各種配管を塗装機1
0の側部に接続したとすると、配管が長くなるとともに
チルト本体6がチルト等する際に無理な力が掛かり耐久
性が低下するため、上端部11に配管接続部(図示省
略)が設けられることが多い。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した如
く小型化等を図った自動塗装装置において、各塗装機1
0の配管接続部やその周辺部分を点検・修理等する場合
には、一旦、塗装機10を摺動部材(78L,78R)
から取り外さなければならず手間が掛かる。特に、塗色
切替ユニット(図示省略)等がチルト本体6内に組込ま
れ、一段と実装密度が高くなっている場合には、より一
層点検や修理に手間が掛かる。
【0010】本考案の目的は、上記事情に鑑み、小型化
を図りつつ塗装機の点検・修理等を迅速かつ容易に行う
ことのできる自動塗装装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案に係る自動塗装装
置は、上端部に配管接続部を有する塗装機が、ガイド部
材に摺動部材を介して横移動可能に支持された自動塗装
装置において、前記塗装機を、接続部材を介して配管接
続部が露呈するように前記摺動部材から横方向に所定距
離だけ位置ずれさせて当該摺動部材に取り付けたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成による本考案では、塗装機の上端部が
摺動部材に接続部材を介して横方向に当該摺動部材と
置ずれして取り付けられているので、摺動部材に邪魔さ
れることなく配管接続部およびその周辺部分を点検・修
理等することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。本自動塗装装置は、図1〜図4に示す如く、基本的
構成(支柱2,昇降架台3,チルト本体6等)が従来例
(図5)と同様とされており、複数個(3個)の塗装機
(10M,10L,10R)を、それぞれ接続部材13
介して当該摺動部材(15M,15L,15R)と位
置ずれさせて取り付けることにより、各上端部11に設
けられた各配管接続部12およびその周辺部分の点検・
修理等を迅速かつ容易に行えるように構成されている。
なお、従来例(図5)と共通する構成要素については同
一の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0014】まず、3個の塗装機(10M,10L,1
0R)の各上端部11は、それぞれ配管接続部12が露
呈するように接続部材13を介して対応する摺動部材
(15M,15L,15R)に横方向(本実施例では水
平方向)に所定距離だけ位置ずれさせて取り付けられて
いる。これにより、各配管接続部12を、摺動部材(1
5M,15L,15R)に邪魔されることなく外部から
点検・修理等することができる。
【0015】特に、本実施例では、各塗装機(10M,
10L,10R)は、各摺動部材(15M,15L,1
5R)よりも塗装機駆動機構20側に向けて突出するよ
うに当該各摺動部材(15M,15L,15R)下面に
位置ずれして取り付けられている。これにより、塗装機
駆動機構20を、塗装機(10L)と干渉させることな
くチルト本体6内中央部までの距離を短くすることがで
きる。これにより、チルト本体6の左右方向寸法の短小
化を図ることができる。
【0016】なお、塗装機駆動機構20は、図3に示す
如く、中央の塗装機11Mを摺動部材15Mを介してガ
イドレール19に沿って横移動させるもので、ねじ軸2
1,ナット部材23,連接棒24および駆動モータ(サ
ーボモータ25)を含み構成されている。ねじ軸21
は、軸受(22L,22R)を介して回転自在に設けら
れており、ベルト伝動機構26(歯付プーリ27,2
8,歯付ベルト29)を介してサーボモータ25から動
力が伝達され回転される構成とされている。
【0017】また、ナット部材23は、ガイドレール1
9に摺動自在に支持されているとともにねじ軸21と螺
合している。したがって、ねじ軸21を正方向(逆方
向)に回転させると、ナット部材23は図3中左方向
(右方向)に横移動する。このナット部材23と摺動部
15Mとは、連接棒24で連結されている。また、中央
の塗装機10Mと左側の塗装機10Lおよび塗装機10
Mと右側の塗装機10Rは、それぞれ相互間隔を個別に
調節可能な流体シリンダ装置31L,31Rによって連
結されている。
【0018】また、本実施例においては、塗色の切替が
できるように、図2に示す如く、3個の塗色切替ユニッ
ト51が各塗装機(10M,10L,10R)に対応し
てチルト本体6内に設けられている。より具体的には、
各塗色切替ユニット51は、側面にガイドレール19が
設けられた支持板14上に取付板52を介して横方向に
所定距離離れて設けられている。
【0019】各塗色切替ユニット51と各塗装機(10
M,10L,10R)とは、それぞれ塗料供給ホース5
5を介して接続されている。各塗料供給ホース55は、
各塗装機(10M,10L,10R)の横移動を許容す
るような長さを有するものとされており、それぞれ対応
するケーブルベア(18L,18M,18R)および摺
動部材(15M,15L,15R)内に形成された配管
収容部16を通して当該各塗装機(10M,10L,1
0R)の配管接続部12に接続される構成とされてい
る。
【0020】なお、各ケーブルベア(18M,18L,
18R)は、可撓性を有しており、その図1中下端部は
支持板14に固定され,かつ上端部が各摺動部材(15
M,15L,15R)上面に固定されている。したがっ
て、各塗装機(10M,10L,10R)が横移動され
ると、ケーブルベア(18M,18L,18R)は弾性
変形しつつ各塗料供給ホース55を保護する。これによ
り、各塗料供給ホース55が、移動時に損傷等するのが
防止される。
【0021】次に、この実施例の作用について説明す
る。各塗装機(10M,10L,10R)は、その上端
部11が当該各摺動部材(15M,15L,15R)と
接続部材13を介して横方向に位置ずれして取り付けら
ている。つまり、上端部11に設けられた配管接続部
12は当該摺動部材に邪魔されることなく露呈している
ので、当該各塗装機(10M,10L,10R)を各摺
動部材(15M,15L,15R)から取り外すことな
く点検・修理等することができる。
【0022】しかして、この実施例によれば、各塗装機
(10M,10L,10R)を、接続部材13を介して
配管接続部12が露呈するように当該各摺動部材(15
M,15L,15R)に位置ずれさせて取り付けた構成
としたので、小型化を図りつつ摺動部材(15M,15
L,15R)に邪魔されることなく、配管接続部12お
よびその周辺部分を迅速かつ容易に点検・修理等するこ
とができる。
【0023】また、特に本実施例では、各塗装機(10
M,10L,10R)を塗装機駆動機構20に向けて突
出するように摺動部材(15M,15L,15R)に取
り付けたので、当該塗装機駆動機構20を摺動部材(1
5M,15L,15R)と干渉させることなくチルト本
体6内の中央部との間隔が小さくなるように配設するこ
とができる。その結果、チルト本体6(ひいては本自動
塗装装置全体)のより一層の小型化を図ることができ
る。
【0024】なお、塗装機(10M,10L,10R
当該各摺動部材(15M,15L,15R)に位置
ずれさせて取り付けるための各接続部材13は当該各摺
部材(15M,15L,15R)に一体でも、別部材
としかつボルト締め固定するなどにより一体的に形成し
てもよい。かかる一体的構成とすると、部品点数が減少
しより一層の小型化・コスト低減化を図ることができ
る。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、塗装機を接続部材を介
して配管接続部が露呈するよう摺動部材から横方向に
所定距離だけ位置ずれさせて当該摺動部材に取り付けた
構成としたので、小型化を図りつつ塗装機の配管接続部
やその周辺部分の点検・修理等を迅速かつ簡単に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明するための図である。
【図2】同じく、塗装機等が取り付けられたチルト本体
の側断面図である。
【図3】同じく、各塗装機と塗装機駆動機構との位置関
係を説明するための図である。
【図4】同じく、全体構成を説明するための図である。
【図5】自動塗装装置の従来構成を説明するための図で
ある。
【図6】同じく、間隔調節機構の一例を説明するための
図である。
【図7】同じく、間隔調節機構の別の例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
11 塗装機の上端部 12 塗装機の配管接続部 10M,10L,10R 塗装機 15M,15L,15R 摺動部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に配管接続部を有する塗装機が、
    ガイド部材に摺動部材を介して横移動可能に支持された
    自動塗装装置において、 前記塗装機を、接続部材を介して配管接続部が露呈する
    ように前記摺動部材から横方向に所定距離だけ位置ずれ
    させて当該摺動部材に取り付けたことを特徴とする自動
    塗装装置。
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