JP2604847B2 - 塗装設備 - Google Patents

塗装設備

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JP2604847B2 JP1054125A JP5412589A JP2604847B2 JP 2604847 B2 JP2604847 B2 JP 2604847B2 JP 1054125 A JP1054125 A JP 1054125A JP 5412589 A JP5412589 A JP 5412589A JP 2604847 B2 JP2604847 B2 JP 2604847B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、洗浄水によって塗料ミストを回収する塗料
ミスト回収手段が塗装作業部に設けられ、洗浄水貯留部
に貯留された洗浄水を前記塗料ミスト回収手段に循環流
動させる洗浄水流動手段が設けられ、前記循環流動され
る洗浄水から塗料滓を分離する塗料滓分離手段が設けら
れた塗装設備に関する。
〔従来の技術〕
かかる塗装設備においては、塗料滓分離手段によって
循環流動される洗浄水から塗料滓を分離することになる
が、洗浄水は使用に伴い水質悪化を生じるものとなる。
この水質悪化は溶剤型塗料を使用する場合に較べて、水
性塗料を使用する場合の方が早期となる。その原因とし
ては、水性塗料には高級アルコール類が入っている為、
循環流動される洗浄水中にバクテリアが発生する確率が
非常に高くなることを主たる要因として挙げることがで
きる。ちなみに、溶剤型塗料にも水性塗料と同様なアル
コール類が入っているが、塗料自体が水に溶けない為、
バクテリア発生の問題はない。
上述の如く洗浄水の水質悪化が生じた場合には、従来
一般に、塗装作業部の運転を停止し、洗浄水貯留部に循
環流動させる洗浄水の全量または略全量を貯留させる。
次に、貯留された洗浄水を、例えば薬品を用いた反応処
理や塗料滓を充分に分離させる分離処理を行いながら放
流する排水処理を行い、その後、洗浄水貯留部に新たな
洗浄水を補給することにより、洗浄水の交換が行われて
いる。
ちなみに、上記排水処理の代わりに、洗浄水を加熱蒸
発させて大気中に放出すると同時に塗料滓を分離回収す
る加熱処理を行うことも考えられている。すなわち、塗
装設備では、洗浄水を後処理しながら放出する洗浄水放
出手段を設けて、水質が悪化した洗浄水を処理すること
が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記洗浄水放出手段は、塗装設備の大型化をを回避し
且つ低廉化を図るべく、処理能力が低く抑えられること
になる。このため洗浄水放出処理は、洗浄水貯留部に貯
留された洗浄水を徐々に洗浄水放出手段に供給しながら
行われることになり、その処理時間が長時間になる。
このように洗浄水放出処理に長時間を要すると、塗装
作業が長時間に亘って停止されて、塗装設備の作業効率
が低下するものであり、改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、
その目的は、設備の大型化を回避し且つ低廉化を図りな
がらも、塗装作業効率の上昇を図ることができる塗装設
備を提供する点にある。
〔課題を解決する手段〕
本発明による塗装設備は、洗浄水によって塗料ミスト
を回収する塗料ミスト回収手段が塗装作業部に設けら
れ、洗浄水貯留部に貯留された洗浄水を前記塗料ミスト
回収手段に循環流動させる洗浄水流動手段が設けられ、
前記循環流動される洗浄水から塗料滓を分離する塗料滓
分離手段が設けられたものであって、その第1の特徴構
成は、前記循環流動される洗浄水の全量または略全量を
回収して貯留する置換用の補助貯留部と、前記洗浄水を
前記置換用の補助貯留部に供給する置換用の供給手段
と、前記置換用の補助貯留部に回収された洗浄水を後処
理しながら放出する洗浄水放出手段とが設けられている
点にある。
本発明の第2の特徴構成は、上記第1の特徴構成を実
施する際に好適な構成を特定するものであって、前記洗
浄水貯留部に供給する洗浄水を貯留する補給水貯留部
と、その補給水貯留部の洗浄水を前記洗浄水貯留部に供
給する補給用の供給手段とが設けられている点にある。
〔作 用〕
上記第1の特徴構成による作用は次の通りである。
すなわち、洗浄水の水質悪化が生じた場合において、
洗浄水貯留部の洗浄水交換は次の順次で行うことができ
る。
先ず、塗装作業部の運転を停止し、洗浄水貯留部に循
環流動させる洗浄水の全量または略全量を貯留させる。
次に、貯留された洗浄水を置換用の補助貯留部に移
す。
その後、洗浄水貯留部に洗浄水を補給する。
また、その補給作業と並行して、あるいは、補給作業
の完了後において、置換用の補助貯留部に回収された洗
浄水を後処理しながら放出する。
つまり、洗浄水貯留部に貯留された洗浄水を置換用の
補助貯留部に移すことにより、処理に長時間を要する洗
浄水放出処理の完了を待つことなく、洗浄水貯留部に洗
浄水を補給することを開始させて、洗浄水の交換に要す
る時間を短縮させるようにする。
第2の特徴構成によれば、上記第1の特徴構成による
作用に加えて次の作用を有する。
すなわち、洗浄水貯留部に洗浄水を補給することを、
予め補給水貯留部に貯留された洗浄水を洗浄水貯留部に
供給することにより、短時間で完了できるものとなる。
つまり、洗浄水貯留部に洗浄水を補給するには、上水
道等を用いて補給することができるが、補給水貯留部に
予め洗浄水を貯留して補給するようにすれば、補給水貯
留部から洗浄水貯留部への供給水量を上水道等よりも増
大させることができるものとなって、洗浄水の補給時間
の短縮化を図れるものとなる。ちなみに、補給水貯留部
と上水道等とを併用して補給すれば、一層補給時間の短
縮化を図れる。
要するに、補給水貯留部を用いて洗浄水貯留部に洗浄
水を補給することにより、補給時間の短縮化を図れるも
のとなる。
〔発明の効果〕
上記第1の特徴構成による効果は次の通りである。
置換用の補助貯留部を用いて洗浄水の交換に要する時
間を短縮させることができるから、洗浄水交換の際に塗
装作業を長時間に亘って停止させないでも良いようにな
り、その結果、塗装作業効率の上昇を図ることができ
る。しかも、置換用の補助貯留部の設置は、洗浄水放出
手段の処理能力を増大させるに較べて、設備の大型化を
回避し且つ低廉化を図りながら行えるものとなるのであ
る。
もって、設備製作面で有利な構成で塗装作業効率の向
上を図ることができる塗装設備を得るに至った。
上記第2の特徴構成によれば、第1の特徴構成による
効果に加えて次の効果を有する。
補給水貯留部を用いて補給時間の短縮化を図れるもの
となるから、塗装作業を停止してから再開できるまでに
要する時間の一層の短縮化を図れるものとなり、塗装作
業効率の向上を図るのに有利となる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、塗装整備は、塗装作業部として
の塗装ブース(1)と、洗浄水貯留部としての仕掛槽
(2)と、その仕掛槽(2)に貯留された洗浄水を塗装
ブース(1)に備えさせた塗料ミスト回収手段(K)に
循環流動させる洗浄水流動手段(A)と、前記循環流動
される洗浄水から塗装滓を分離して回収する塗料滓分離
手段(E)と、前記循環流動される洗浄水の全量または
略全量を回収して貯留する置換用の補助貯留部としての
置換槽(3)と、前記循環流動される洗浄水を置換槽
(3)に供給すべく、前記仕掛槽(2)の洗浄水を前記
置換槽(3)に供給する置換用の供給手段(B)と、前
記置換用の補助貯留部(3)に回収された洗浄水を後処
理しながら放出する洗浄水放出手段(C)と、前記仕掛
槽(2)に供給する洗浄水を貯留する補給水貯留部とし
ての補給水槽(4)と、その補給水槽(4)の洗浄水を
前記仕掛槽(2)に供給する補給用の供給手段(D)と
を主要部として備えており、以下各部について詳述す
る。
前記塗装ブース(1)は、塗装室(1a)と、その下方
に配置される前記塗料ミスト回収室(1b)とを備え、そ
の塗料ミスト回収室(1b)に塗料ミスト回収手段(K)
を配備している。
前記塗装室(1a)の上部には、送風ファン(5a)から
の空気を下方に向けて送風する給気室(5)が設けられ
ると共に、塗料ミスト回収室(1b)には排気ファン
(6)が接続され、塗装室(1a)の塗料ミストが空気の
流れによって塗料ミスト回収手段(K)に送りこまれる
ようになっている。
塗料ミスト回収手段(K)は、塗料ミストを水に吸収
させるようにするベンチュリー式のものであり、隙間を
有する整流板(7)を備え、その整流板(7)上に洗浄
水を流し、前記空気が前記隙間を通過する際に塗料ミス
トを洗浄水に捕捉させるようになっている。
前記洗浄水流動手段(A)は、前述の如く塗料ミスト
を捕捉した洗浄水を前記仕掛槽(2)に戻す帰り流路
(8)と、仕掛槽(2)内の洗浄水のうち中層の洗浄水
を塗料ミスト回収手段(K)に送るポンプ付きの送り流
路(9)とを備えている。
ところで、前記仕掛槽(2)に貯留される洗浄水は塗
料成分を含むものである。このため仕掛槽(2)に貯留
される上層の洗浄水は、仕掛層(2)での滞留期間中に
浮上させた塗料滓とともにオーバーフローされ、ポンプ
付きの送り流路(10)によって塗料滓分離回収手段
(E)に送られるようになっている。また、仕掛槽
(2)に貯留される下層の洗浄水は、仕掛層(2)での
滞留期間中に沈降させた塗料滓とともにポンプ付きの送
り流路(11)によって塗料滓分離回収手段(E)に送ら
れるようになっている。
この塗料滓分離手段(E)は、塗料滓分離回収槽(1
2)と濾過装置(13)とを主要部として備えている。
前記塗料滓分離回収槽(12)は、塗料成分を分散状態
で含む処理原水が前記ポンプ付きの送り流路(10)によ
って槽下部から供給されると共に、塗料滓分離後の洗浄
水をオーバーフロー形態で排出する排出部(14)を槽上
部に備えている。また、槽内の貯留水の上層部に浮上状
態で堆積する塗料滓を掻取る掻取装置(15)が、槽上方
箇所に配備されている。従って、槽内における処理原水
の上昇域を塗料滓の形成域として、処理原水の槽内上昇
過程で塗料滓を形成させ、そして、その形成塗料滓を槽
内の上層部に浮上堆積させるように構成されている。
前述の如く浮上堆積した塗料滓は、掻取装置(15)に
より塗料滓分離回収槽(12)から取り出されて、ホッパ
ー(16)を介して濾過装置(13)に送られるようになっ
ている。
さらには、前記排出部(14)からの水は排出路(17)
を介して前記仕掛槽(2)に戻されるようになってい
る。
尚、図中(18)は、塗料滓分離回収槽(12)の槽内下
部に設けた無底円錐形状の衝突部材であり、塗料滓の形
成を的確に行なわせるために設けられている。また、
(19)は、塗料滓分離回収槽(12)に供給される処理原
水中に予め凝集剤を注入しておくための凝集剤注入部で
ある。さらに、(20)は、塗料滓分離回収槽(12)の槽
内下部に堆積した塗料滓を処理原水と共に濾過装置(1
3)に送る流路であって、塗料滓分離回収槽(12)の運
転中には、塗料滓分離回収槽(12)への処理原水の供給
量よりも少量の水を常時濾過装置(13)に送ることにな
る。但し、この流路(20)を開閉する弁(21)が設けら
れ、塗料滓分離回収槽(12)の運転停止時には排水を停
止できるようになっている。
前記濾過装置(13)は、コンベヤ装置(22)によって
送られる帯状の濾過材(23)上に、上述の如く各所から
送られてくる塗料滓を供給して、コンベヤ搬送に伴い、
塗料滓が含む水分を重力濾過脱水し、かつ、脱水後の塗
料滓を搬送終端部から回収容器(24)に落下させるよう
になっている。尚、上述の如く濾過回収した水は流路
(25)を介して仕掛槽(2)に戻すようになっている。
図中(26)は、塗装ブース(1)の塗料ミスト回収手
段(K)から前記仕掛槽(2)に送る洗浄水に対して、
PH調整剤及び一次処理剤を連続注入する注入部であり、
また、(27)は、仕掛槽(2)から塗装ブース(1)の
塗料ミスト回収手段(K)に送る洗浄水に対して、キラ
ー剤を連続注入する注入部である。尚、前記凝集剤注入
部(19)から注入される二次処理剤としての凝集剤は、
塗料滓分離回収槽(12)へ供給される処理原水中の塗料
成分濃度、詳しくは処理原水中の微細塗料フロック濃度
が設定上昇値まで上昇したときに注入が開始され、そし
て、微細塗料フロック濃度が設定下限値まで低下したと
きに注入が停止される形態で、注入されるようになって
いる。
上述の如く循環流動される洗浄水は使用に伴い水質の
悪化を生じる。この水質悪化が許容限度に達すると、洗
浄水を新たな洗浄水に交換する必要があり、その際に前
記置換槽(3)や補給水槽(4)を利用して交換処理を
行えるようになっている。
前記置換槽(3)は、洗浄水の循環流動運転を停止す
るにともなって前記仕掛槽(2)に落水して回収される
洗浄水を含めて、仕掛槽(2)に貯留された洗浄水の全
量を回収して貯留するものであり、前記置換用の供給手
段(B)は、仕掛槽(2)に回収された洗浄水を置換槽
(3)に供給する流路(28)とその流路(28)を開閉す
る弁(29)とからなる。
前記補給水槽(4)は、上水道等から供給される水を
予め貯留するものであり、前記補給用の供給手段(D)
は、補給水槽(4)に貯留された新鮮な洗浄水を仕掛槽
(2)に供給する流路(30)とその流路(30)を開閉す
る弁(31)とからなる。
前記置換槽(3)に回収された洗浄水を後処理しなが
ら放出する洗浄水放出手段(C)は、洗浄水を加熱蒸発
させて大気中に放出すると同時に塗料滓を分離して容器
(32)に回収する加熱濃縮装置(33)と、置換槽(3)
の洗浄水を加熱濃縮装置(33)に設定供給量で徐々に送
るポンプ付き流路(33A)とからなる。
前記加熱濃縮装置(33)は、洗浄水を受け入れるタン
ク(34)、そのタンク(34)の周部に付設した加熱ジャ
ケット(35)、並びに、加熱ジャケット(35)に高温燃
焼ガスを供給するバーナ(36)を主要部として備えるも
のであり、加熱ジャケット(35)に通気した高温燃焼ガ
スによりタンク内洗浄水を加熱して蒸発させることによ
り塗料滓を濃縮分離するようになっている。
図中、(37)は排気ファン、(38)は外気混入路であ
る。
従って、洗浄水交換は次の順序で行うことができる。
先ず、塗装ブース(1)の運転を停止し、循環流動さ
せる洗浄水の全量または略全量を仕掛槽(2)に貯留さ
せる。
次に、貯留された洗浄水を置換槽(3)に移す。
その後、仕掛槽(2)に補給水槽(4)の新鮮な洗浄
水をを補給する。
また、その補給作業と並行して、あるいは、補給作業
の完了後において、置換槽(3)に回収された洗浄水を
後処理しながら放出する。
つまり、仕掛槽(2)に貯留された洗浄水を置換槽
(3)にに移すことにより、処理に長時間を要する洗浄
水放出処理の完了を待つことなく、仕掛槽(2)に洗浄
水を補給することを開始させて、洗浄水の交換に要する
時間を短縮させるようにし、これにより塗装作業を短時
間で再開できるようにする。
ちなみに、水性塗料により塗装を行う場合には循環流
動させる洗浄水の水質が早期に悪化するから、前記仕掛
槽(2)の貯留可能水量の減少化、つまり仕掛槽(2)
の小型化を図る方が、洗浄水の交換作業時間を短縮させ
るのに有利となるとともに、設備の小型化を図るのに有
利となる。
説明を加えると、前記仕掛槽(2)の貯留可能水量
は、循環運転中にも槽内に常時滞留させる貯留水量と洗
浄水の循環運転を停止するにともなって循環流路系から
落水する循環水量とを加えた値に基づいて決められる。
そして、前記槽内に常時貯留させる貯留水量は、一般的
には、洗浄水の槽内での滞留時間を充分長くして塗料滓
の浮上分離を十分に行わせるために、循環水量に比して
かなりの大量にする。この結果、仕掛槽(2)は、前記
貯留可能水量がかなり大量になるように大型に形成され
ている。
しかしながら、水性塗料により塗装を行う場合には、
洗浄水の水質が早期に悪化して洗浄水の交換を頻繁に行
うものとなるから、槽内に常時滞留させる貯留水量を前
述の塗料滓の浮上分離を必要最小限度で行うための値に
決めて、貯留可能水量を設定する方が上述の如く有利と
なる。
〔別実施例〕
本発明を実施するに、塗料ミスト回収手段(K)の構
成は塗装作業部(1)の形態に合わせて各種変更でき、
塗料滓分離手段(E)や放出処理手段(C)の構成も使
用する塗料の性状等に合わせて各種変更できる。また、
洗浄水を洗浄水貯留部(2)から塗料ミスト回収手段
(K)に循環流動させる流動水流動手段(A)、洗浄水
を置換用の補助貯留部(3)に供給するための置換用の
供給手段(B)、補給水貯留部(4)の洗浄水を洗浄水
貯留部(2)に供給する補給用の供給手段(D)の具体
構成は、各貯留部(2),(3),(4)の設置形態等
に合わせて各種変更できる。
次に第2図に基づいて、上記実施例における塗装設備
の洗浄水流動手段(A)の変更例を説明する。
前記塗料滓分離手段(E)にて塗料滓が分離された洗
浄水を中継槽(39)に流路(40)を介して戻し、中継層
(39)に貯留された洗浄水をポンプ付き流路(41)によ
って塗装作業部(1)の塗料ミスト回収手段(K)に供
給するようにし、また、塗料ミスト回収手段(K)から
の洗浄水を流路(42)によって洗浄水貯留部(2)に戻
すようにする。尚、前記中継槽(39)からオーバーフロ
ー形式で排出される洗浄水を洗浄水貯留部(2)に戻す
流路(42)を設けて、中継層(39)の貯留水位を保よう
になっている。ちなみにこの実施例では、上記実施例に
較べて仕掛槽(2)を一層小型にして、その槽(2)内
での滞留期間中に塗料滓を浮上形成することを期待しな
いようになっている。このため分離回収槽(12)に洗浄
水(処理原水)を送る流路(10)は、仕掛槽(2)の中
下層部に接続されている。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の塗装設備の実施例を示し、第1図は塗装
設備全体の構成図、第2図は別実施例の塗装設備全体の
構成図である。 (1)……塗装作業部、(2)……洗浄水貯留部、
(3)……置換用の補助貯留部、(4)……補給水貯留
部、(A)……洗浄水流動手段、(B)……置換用の供
給手段、(C)……洗浄水放出手段、(D)……補給用
の供給手段、(E)……塗料滓分離手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水によって塗料ミストを回収する塗料
    ミスト回収手段(K)が塗装作業部(1)に設けられ、
    洗浄水貯留部(2)に貯留された洗浄水を前記塗料ミス
    ト回収手段(K)に循環流動させる洗浄水流動手段
    (A)が設けられ、前記循環流動される洗浄水から塗料
    滓を分離する塗料滓分離手段(E)が設けられた塗装設
    備であって、前記循環流動される洗浄水の全量または略
    全量を回収して貯留する置換用の補助貯留部(3)と、
    前記洗浄水を前記置換用の補助貯留部(3)に供給する
    置換用の供給手段(B)と、前記置換用の補助貯留部
    (3)に回収された洗浄水を後処理しながら放出する洗
    浄水放出手段(C)とが設けられている塗装設備。
  2. 【請求項2】前記洗浄水貯留部(2)に供給する洗浄水
    を貯留する補給水貯留部(4)と、その補給水貯留部
    (4)の洗浄水を前記洗浄水貯留部(2)に供給する補
    給用の供給手段(D)とが設けられている請求項1記載
    の塗装設備。
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