JPH02233195A - 塗装設備用の洗浄水貯留槽 - Google Patents

塗装設備用の洗浄水貯留槽

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JPH02233195A
JPH02233195A JP1054126A JP5412689A JPH02233195A JP H02233195 A JPH02233195 A JP H02233195A JP 1054126 A JP1054126 A JP 1054126A JP 5412689 A JP5412689 A JP 5412689A JP H02233195 A JPH02233195 A JP H02233195A
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JP
Japan
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cleaning water
tank
water
paint
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JP1054126A
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English (en)
Inventor
Makoto Watanabe
誠 渡辺
Shinpei Tanaka
信平 田中
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Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗料ミストを捕捉した洗浄水を槽内に供給す
る洗浄水供給部と貯留した洗浄水の表層部を排出する表
層部排出部とが水平方向に間隔を隔てて配置され、且つ
、貯留した洗浄水の下層部を排出する下層部排出部が前
記洗浄水供給部に対して水平方向において前記表層部排
出部と同じ側に位置するように設けられた塗装設備用の
洗浄水貯留槽に関する。
〔従来の技術〕
かかる塗装設備用の洗浄水貯留槽は、主として塗装作業
部に発生する塗料ミストを回収するために循環流動させ
る洗浄水を貯留するために使用され、そして、洗浄水の
滞留期間中に浮上状態に形成される塗料滓を表層部排出
部によって洗浄水と共に排出させる機能と、塗料滓の混
入が少ない下層部の洗浄水を下層部排出部より排出させ
る機能とを有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる洗浄水貯留槽では、下層部排出部から排出される
洗浄水中に塗料滓が混入するのを回避すべく、塗料滓の
浮上形成並びにその排出を適切に行うことが望まれる。
ところが近年では、従来の溶剤型塗料に代えて、含水率
が高くかつ分散し易い水性塗料が多用化される傾向にあ
り、また、溶剤型塗料としてもハイソリッド化されて水
に較べて重い塗料が使用される傾向にある。このような
塗料では塗料滓の浮上形成及びその排出を充分に行えな
いものとなって、塗料滓が槽内に沈降することになり、
その沈降した塗料滓が下層部排出部より排出される洗浄
水に多量に混入し易いものとなる。この沈降性の塗料滓
は一般的に粘着性が高いものであり、沈降性の塗料滓が
下層部排出部より排出される洗浄水に多量に混入すると
、例えば洗浄水循環流路系の各部に付着堆積して流路を
閉塞してしまう等のトラブルを招く虞があった。
ちなみに、凝集剤等の薬品の投入により塗料滓の浮上形
成を促進することになるが、薬品管理のバラツキ等によ
り塗料滓の浮上形成を充分に行えないのが現状である。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、塗料滓の浮上形成を適切に行えない場合にも
、下層部排出部から排出される洗浄水中に沈降性塗料滓
が多量に混入することを回避できる塗装設備用の洗浄水
貯留槽を提供する点にある。
〔課題を解決する手段〕
本発明による塗装設備用の洗浄水貯留槽は、塗料ミスト
を捕捉した洗浄水を槽内に供給する洗浄水供給部と貯留
した洗浄水の表層部を排出する表層部排出部とが水平方
向に間隔を隔てて配置され、且つ、貯留した洗浄水の下
層部を排出する下層部排出部か前記洗浄水供給部に対し
て水平方向において前記表層部排出部と同じ側に位置す
るように設けられたものであって、その第1の特徴構成
は、貯留した洗浄水の下層部または中下層部の洗浄水が
前記下層部排出部側に流動することを阻止する複数個の
堰が、前記洗浄水供給部と前記下層部排出部との間に間
隔を隔てて槽内に設けられている点にある。
本発明の第2の特徴構成は、上記第1の特徴構成を実施
する際に好適な構成を特定するものであって、前記洗浄
水供給部が、槽内の下層部に洗浄水を供給す.るように
構成されている点にある。
〔作 用〕
上記第1の特徴構成による作用は次の通りである。
すなわち、洗浄水貯留槽に供給される洗浄水中の塗料滓
は、基本的には槽内での滞留期間中に浮上状態に形成さ
れ、貯留された洗浄水の表層部に生じる表層部排出部側
に向かう流れに乗って流動して、表層部排出部によって
層外に排出される。
塗料滓のうちの浮上形成されない沈降性の塗料滓は、槽
内に沈降堆積することになり、そして、沈降堆積した塗
料滓が下層部排出部側に流動することが堰によって受け
止め阻止される。
また、このように堰によって貯留した洗浄水の下層部ま
たは中下層部の洗浄水が下層部排出部側に流動すること
を阻止すると、貯留された洗浄水の表層部に生じる表層
部排出部側に向かう流れの速度が速くなり、浮上形成さ
れた塗料滓を迅速に排出できるものとなる。
第2の特徴構成によれば、上記第1の特徴構成による作
用に加えて次の作用を有する。
すなわち、塗料ミストを捕捉した洗浄水を槽内の下層部
に供給することによって、沈降する塗料滓が堰の上方を
迂回して下層部排出部側に流動することを回避できるも
のとなる。
つまり、塗料ミストを捕捉した洗浄水を洗浄水貯留槽に
供給するには、槽内の上層部に供給することもできるが
、その場合には沈降する塗料滓が浮遊して堰の上方を越
えて下層部排出部側に流動し易いものとなるが、塗料ミ
ストを捕捉した洗浄水を槽内の下層部に供給すれば、沈
降する塗料滓が槽内の上層部に不必要に遊動することを
回避させて、沈降する塗料滓が下層部排出部側に流動す
ることを極力抑制できるものとなる。
〔発明の効果〕
上記第1の特徴構成による効果は次の通りである。
沈降する塗料滓が下層部排出部側に流動することを阻止
させて、沈降する塗料滓を槽の底部に的確に堆積させる
ことができるから、下層部排出部から排出される洗浄水
に沈降性塗料滓が多量に混入することを回避させて、洗
浄水の循環流路系の流路が沈降性塗料滓のために閉塞さ
れる等のトラブルの発生を抑制できる。
上記第2の特徴構成によれば、第1の特徴構成による効
果に加えて次の効果を有する。
沈降する塗料滓が堰の上方を迂回して下層部排出部側に
流動することを抑制できるものとなるから、下層部排出
部から排出される洗浄水に沈降性塗料滓が混入すること
を一層適切に回避できるものとなる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、塗装設備は、塗装ブース(1)と
、洗浄水貯留槽としての仕掛槽(2)と、その仕掛槽(
2)に貯留された洗浄水を塗装ブース(1)に備えさせ
た塗料ミスト回収手段(K)に循環流動させる洗浄水流
動手段(A)と、前記循環流動される洗浄水から塗料滓
を分離して回収する塗料滓分離手段(E)と、前記循環
流動される洗浄水の全量または略全量を回収して貯留す
る置換用の置換槽(3)と、前記循環流動される洗浄水
を置換槽(3)に供給すべく、前記仕掛槽(2)の洗浄
水を前記置換槽(3)に供給する置換用の供給手段(B
)と、前記置換用の置換槽(3)に回収された洗浄水を
後処理しながら放出する洗浄水放出手段(C)と、前記
仕掛槽(2)に供給する洗浄水を貯留する補給水槽(4
)と、その補給水槽(4)の洗浄水を前記仕掛槽(2)
に供給する補給用の供給手段(D)とを主要部として備
えており、以下各部について詳述する。
前記塗装ブース(1)は、塗装室(1a)と、その下方
に配置される前記塗料ミスト回収室(1b)とを備え、
その塗料ミスト回収室(1b)に塗料ミスト回収手段(
K)を配備している。
前記塗装室(1a)の上部には、送風ファン(5a)か
らの空気を下方に向けて送風する給気室(5)が設けら
れると共に、塗料ミスト回収室(lb)には排気ファン
(6)が接続され、塗装室(1a)の塗料ミストが空気
の流れによって塗料ミスト回収手段(K)に送りこまれ
るようになっている。
塗料ミスト回収手段(K)は、塗料ミストを水に吸収さ
せるようにするベンチュリー式のものであり、隙間を有
する整流板(7)を備え、その整流板(7)上に洗浄水
を流し、前記空気が前記隙間を通過する際に塗料ミスト
を洗浄水に捕捉させるようになっている。
前記洗浄水流動手段(A)は、前述の如く塗料ミストを
捕捉した洗浄水を前記仕掛槽(2)に戻す帰り流路(8
)と、仕掛槽(2)内の洗浄水のうち下層部を塗料ブー
ス(1)に送るポンプ付きの送り流路(9)とを備えて
いる。
ところで、前記仕掛槽(2)に貯留される洗浄水は塗料
成分を含むものである。このため仕掛槽(2)に貯留さ
れる洗浄水の表層部は、仕掛槽(2)での滞留期間中に
浮上させた塗料滓とともにオーバーフローされ、ポンプ
付きの送り流路(10)によって塗料滓分離回収手段(
E)に送られるようになっている。また、仕掛槽(2)
の底部には沈降性の塗料滓が沈降堆積されることになり
、その沈降した塗料滓が送り流路(9)側に流動するこ
とを阻止する複数個の堰(11)が槽内に設けられてい
る。
説明を加えると、第2図にも示すように、前記帰り流路
(8)の端部にて構成される洗浄水供給部(8A)と洗
浄水の表層部をオーバーフローさせながら送り流路(1
0)に送る表層部排出部(10A)とが、水平方向に間
隔を隔てて位置するように、仕掛槽(2)の一端部と他
端部とに配置され、前記送り流路(9)の端部にて構成
される下層部排出部(9A)が、洗浄水供給部(8A)
に対して水平方向において表層部排出部(10A)と同
じ側に位置するように、仕掛槽(2)の他端部に配置さ
れている。そして、前記複数個の堰(11)が、貯留し
た洗浄水の中下層部の洗浄水が下層部排出部(9A)側
に流動することを阻止すべく、洗浄水供給部(8A)と
下層部排出部(9A)との間に間隔を隔てて設置されて
いる。
尚、前記複数個の堰(1l)のうちの最も下層部排出部
(9A)側に位置するものは、他のものよりも低くなっ
ている。また前記洗浄水供給部(8A)は、槽内の下層
部に洗浄水を供給するようになっており、これにより沈
降性の塗料滓が堰を越えて下層部排出部(9A)側に流
動することを極力抑制するようになっている。
ちなみに、仕掛槽(2)の底部には塗料滓が沈降堆積す
ることになり、その塗料滓の清掃は、後述の如く仕掛槽
(2)の洗浄水を交換する際等において適時行われる。
前記塗料滓分離手段(E)は、塗料滓分離回収槽(12
)と濾過装置(13)とを主要部として備えている。
前記塗料滓分離回収槽(l2)は、塗料成分を分散状態
で含む処理原水が前記ポンプ付きの送り流路(10)に
よって槽下部から供給されると共に、塗料滓分離後の洗
浄水をオーバーフロー形態で排出する排出部(14)を
槽上部に備えている。また、槽内の貯留水の上層部に浮
上状態で堆積する塗料滓を掻取る掻取装置(15)が、
槽上方箇所に配備されている。従って、槽内における処
理原水の上昇域を塗料滓の形成域として、処理原水の槽
内上昇過程で塗料滓を形成させ、そして、その形成塗料
滓を槽内の上層部に浮上堆積させるように構成されてい
る。
前述の如く浮上堆積した塗料滓は、掻取装置(l5)に
より塗料滓分離回収槽(12)から取り出されて、ホッ
パー(16)を介して濾過装置(13)に送られるよう
になっている。
さらには、前記排出部(14)からの水は排出路路(1
7)を介して前記仕掛槽(2)に戻されるようになって
いる。
尚、図中(18)は、塗料滓分離回収槽(12)の槽内
下部に設けた無底円錐形状の衝突部材であり、塗料滓の
形成を的確に行なわせるために設けられている。また、
(19)は、塗料滓分離回収槽(12)に供給される処
理原水中に予め凝集剤を注入しておくための凝集剤注入
部である。さらに(20)は、塗料滓分離回収槽(12
)の槽内下部に堆積した塗料滓を処理原水と共に仕掛槽
(2)に送る流路であって、塗料滓分離回収槽 (12
)の運転中には、塗料滓分離回収槽(l2)への処理原
水の供給量よりも少量の水を常時仕掛槽(2)に送るこ
とになる。但し、この流路(20)を開閉する弁(2l
)が設けられ、塗料滓分離回収槽(l2)の運転停止時
には排水を停止できるようになっている。
前記濾過装置(13)は、コンベヤ装置(22)によっ
て送られる帯状の濾過材(23)上に、上述の如く各所
から送られてくる塗料滓を供給して、コンベヤ搬送に伴
い、塗料滓が含む水分を重力濾過脱水し、かつ、脱水後
の塗料滓を搬送終端部から回収容器(24)に落下させ
るようになっている。尚、上述の如く濾過回収した水は
流路(25)を介して仕掛槽(2)に戻すようになって
いる。
図中(26)は、塗装ブース(1)の塗料ミスト回収手
段(K)から前記仕掛槽(2)に送る洗浄水に対して、
PH調整剤及び一次処理剤を連続注入す4注入部であり
、また、(27)は、仕掛槽(2)から塗装ブース(1
)の塗料ミスト回収手段(K)に送る洗浄水に対して、
キラー剤を連続注入する注入部である。尚、前記凝集剤
注入部(19)から注入される二次処理剤としての凝集
剤は、塗料滓分離回収槽(12)へ供給される処理原水
中の塗料成分濃度、詳しくは処理原水中の微細塗料フロ
ック濃度が設定上昇値まで上昇したときに注入が開始さ
れ、そして、微細塗料フロック濃度が設定下限値まで低
下したときに注入が停止される形態で、注入されるよう
になっている。
上述の如く循環流動される洗浄水は使用に伴い水質の悪
化を生じる。この水質悪化が許容限度に達すると、洗浄
水を新たな洗浄水に交換する必要があり、その際に前記
置換槽(3)や補給水槽(4)を利用して交換処理を行
えるようになっている。
前記置換槽(3)は、洗浄水の循環流動運転を停止する
にともなって前記仕掛槽(2)に落水して回収される洗
浄水を含めて、仕掛槽(2)に貯留された洗浄水の全量
を回収して貯留するものであり、前記置換用の供給手段
(B)は、仕掛槽(2)に回収された洗浄水を置換槽(
3)に供給する流路(28)とその流路(28)を開閉
する弁(29)とからなる。但し、前記流路(28)は
、前記堰(11)にて区画された貯留部分夫々に接続さ
れて、堰(11)の設置にかかわらず洗浄水を置換させ
ることができるようになっている。
前記補給水槽(4)は、上水道等から供給される水を予
め貯留するものであり、前記補給用の供給手段(D)は
、補給水槽(4)に貯留された新鮮な洗浄水を仕掛槽(
2)に供給する流路(30)とその流路(30)を開閉
する弁(31)とからなる。
前記置換槽(3)に回収された洗浄水を後処理しながら
放出する洗浄水放出手段(C)は、洗浄水を加熱蒸発さ
せて大気中に放出すると同時に塗料滓を分離して容器(
32)に回収する加熱濃縮装置(33)と、置換槽(3
)の洗浄水を加熱濃縮装置(33)に設定供給量で徐々
に送るポンプ付き流路(33A)とからなる。
前記加熱濃縮装置(33)は、洗浄水を受け入れるタン
ク(34)、そのタンク(34)の周部に付設した加熱
ジャケット(35)、並びに、加熱ジャケット(35)
に高温燃焼ガスを供給するバーナ(36)を主要部とし
て備えるものであり、加熱ジャケット(35)に通気し
た高温燃焼ガスによりタンク内洗浄水を加熱して蒸発さ
せることにより塗料滓を濃縮分離するようになっている
図中、(37)は排気ファン、(38)は外気混入路で
ある。
従って、洗浄水交換は次の順序で行うことができる。
先ず、塗装ブース(1)の運転を停止し、循環流動させ
る洗浄水の全量または略全量を仕掛槽(2)に貯留させ
る。
次に、貯留された洗浄水を置換槽(3)に移す。
その後、仕掛槽(2)に補給水槽(4)の新鮮な洗浄水
をを補給する。
また、その補給作業と並行して、あるいは、補給作業の
完了後において、置換槽(3)に回収された洗浄水を後
処理しながら放出する。
つまり、仕掛槽(2)に貯留された洗浄水を置換槽(3
)に移すことにより、処理に長時間を要する洗浄水放出
処理の完了を待つことなく、仕掛槽(2)に洗浄水を補
給することを開始させて、洗浄水の交換に要する時間を
短縮させるようにし、これにより塗装作業を短時間で再
開できるようにする。
ちなみに、水性塗料により塗装を行う場合には循環流動
させる洗浄水の水質が早期に悪化するから、前記仕掛槽
(2)の貯留可能水量の減少化、つまり仕掛槽(2)の
小型化を図る方が、洗浄水の交換作業時間を短縮させる
のに有利となるとともに、設備の小型化を図るのに有利
となる。
説明を加えると、前記仕掛槽(2)の貯留可能水量は、
循環運転中にも槽内に常時滞留させる貯留水量と洗浄水
の循環運転を停止するにともなって循環流路系から落水
する循環水量とを加えた値に基づいて決められる。そし
て、前記槽内に常時貯留させる貯留水量は、一般的には
、洗浄水の槽内での滞留時間を充分長くして塗料滓の浮
上分離を十分に行わせるために、循環水量に比してかな
りの大量にする。この結果、仕掛槽(2)は、前記貯留
可能水量がかなり大量になるように大型に形成されてい
る。
しかしながら、水性塗料により塗装を行う場合には、洗
浄水の水質が早期に悪化して洗浄水の交換を頻繁に行う
ものとなるから、槽内に常時滞留させる貯留水量を前述
の塗料滓の浮上分離を必要最小限度で行うための値に決
めて、貯留可能水量を設定する方が上述の如く有利とな
る。
〔別実施例〕
本発明の洗浄水貯留槽(2)は、上述実施例で述べた如
く塗装ブース(1)に循環流動させる洗浄水の貯留に使
用されるのが一般的であるが、その他の目的で使用する
こともできる。
本発明を実施するに、堰(l1)の設置個数は槽(2)
の大きさ等に合わせて各種変更できる。また、堰(1l
)の高さは、上述実施例で述べた如《貯留された洗浄水
の中下層部の流動を阻止できる高さにするのが一般的で
あるが、場合によっては下層部の洗浄水が流動するのを
阻止できる高さで設けてもよい。ちなみに、堰(11)
の高さは、貯留された洗浄水の深さの60〜80%が好
適である。
さらに、堰(11)にて区画された貯留部分夫々を連通
させるべく、堰(11)の下端部に洗浄水の通過を許容
する孔を形成してもよく、そのようにすれば、上述の実
施例で述べた如く洗浄水を置換させる際に流路(28)
を複数の貯留部分のうちの一つに接続すればよいものと
なる。
その他、表層部排出部(10A)を吸引形式に構成する
等、各部の具体構成は使用目的等にあわせて各種変更で
きる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の塗装設備用の洗浄水貯留槽の実施例を示
し、第1図は塗装設備全体の構成図、第2図は洗浄水貯
留槽の概略平面図である。 (8A)・・・・・・洗浄水供給部、(9A)・・・・
・・゛下層部排出部、(10A)・・・・・・表層部排
出部、(11)・・・・・・堰。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塗料ミストを捕捉した洗浄水を槽内に供給する洗浄
    水供給部(8A)と貯留した洗浄水の表層部を排出する
    表層部排出部(10A)とが水平方向に間隔を隔てて配
    置され、且つ、貯留した洗浄水の下層部を排出する下層
    部排出部 (9A)が前記洗浄水供給部(8A)に対して水平方向
    において前記表層部排出部(10A)と同じ側に位置す
    るように設けられた塗装設備用の洗浄水貯留槽であって
    、貯留した洗浄水の下層部または中下層部の洗浄水が前
    記下層部排出部側に流動することを阻止する複数個の堰 (11)が、前記洗浄水供給部(8A)と前記下層部排
    出部(9A)との間に間隔を隔てて槽内に設けられてい
    る塗装設備用の洗浄水貯留槽。 2、前記洗浄水供給部(8A)が、槽内の下層部に洗浄
    水を供給するように構成されている請求項1記載の塗装
    設備用の洗浄水貯留層。
JP1054126A 1989-03-07 1989-03-07 塗装設備用の洗浄水貯留槽 Pending JPH02233195A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08299964A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Maintech:Kk 塗装吹付室循環水処理方法及びその装置
US6979399B2 (en) * 2000-08-11 2005-12-27 Telchuk Steve E Sludge recovery apparatus and method
JP2014226609A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 本田技研工業株式会社 水性未塗着塗料の回収装置および回収方法

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