JP2603800Y2 - 造波プール - Google Patents

造波プール

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JP2603800Y2
JP2603800Y2 JP1993072336U JP7233693U JP2603800Y2 JP 2603800 Y2 JP2603800 Y2 JP 2603800Y2 JP 1993072336 U JP1993072336 U JP 1993072336U JP 7233693 U JP7233693 U JP 7233693U JP 2603800 Y2 JP2603800 Y2 JP 2603800Y2
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wave
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artificial turf
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克樹 戸谷
正幸 古明地
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は造波機能を持ったプール
の人工ビーチに適用される。
【0002】
【従来の技術】本考案は人工で室内に海を再現しようと
する技術の波打ち際の構成に関するものであり、初めて
のものである。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】造波プールの波打ち際を天然のビーチのよ
うにかけあがりの形状とする場合、ある程度波を減衰さ
せなければ必要以上に波の遡上が起こり、波高のある強
い波に対応できなくなる。また天然のビーチと同様にビ
ーチを砂で構成した場合、ビーチで砕けた波がプールに
戻る際に発生する水流によってビーチの砂が造波プール
内に流入してしまう。
【0004】高度の造波能力を持ったプールに対応で
き、なおかつ天然のビーチに近づけるようにした造波プ
ールである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
したもので、(1)造波装置を有するプールにおいて、
波打ち際の人口芝とビーチの砂との境界に近い前記人口
芝下面の躯体に排水路を設け、前記人口芝を超えて遡上
したプール水を大量に排水する造波プール、及び(2)
前記人口芝と砂で構成されるビーチの波打ち際には、砂
の流出止めと同時に躯体との隙間にプール水の排水機能
を有した人口芝を敷き詰めた(1)記載の造波プール、
を提供する。
【0006】
【作用】人工芝の表面形状等により波の遡上が必要程度
に抑さえられる。それにより多用な波を入場者に提供し
ながらも、ビーチとしての空間を保つことが可能にな
る。また、本考案の(1)では、砂と人工芝の境界に計
画した排水路により、人工芝を超えて遡上しようとする
大量のプール水をこの排水路で受け造波プールへと排水
できる。また、人工芝表面に掛かったプール水に関して
は(2)の考案のように、人工芝表面を流すのではな
く、人工芝とその下の躯体との間に空間を持たせ、その
空間を排水路として造波プールへと排水する。これらの
作用により砂の造波プールへの流入を防ぐことが出来
る。
【0007】波の遡上が抑さえられる際、波の減衰の姿
と波音が非常に天然に近いものとなって表われる。
【0008】意匠上も自然のビーチの雰囲気を持つこと
ができ、人工芝以外に砂を敷くなど、様々なバリエーシ
ョンの展開が可能となる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図1ないし図5に示す。1
は造波プール、2は造波プール1に設けられた造波装
置、3は人工芝、4は人工芝敷設ビーチで、造波装置2
より人工芝敷設ビーチ4に向かって造波される。5は人
工芝敷設ビーチ4を敷設したビーチ躯体、6は汀線、7
および8はそれぞれ人工芝敷設ビーチ4の穴あき人工芝
敷設範囲および穴なし人工芝敷設範囲で、汀線6にかか
るような位置に人工芝固定ボルト9にてビーチ躯体5に
取り替え容易に敷設する。なお、10および11はいず
れも穴あき人工芝敷設範囲7および穴なし人工芝敷設範
囲8の排水スペースを確保するための支持部および排水
路である。
【0010】敷設する人工芝3はそれ自身の排水性を考
えて図3に示すように、表面に多数の穴12を有する穴
あき人工芝敷設範囲7とし、穴12から人工芝表面水を
裏側に排出できるようになっている。
【0011】砂で構成されるビーチ部分13の大部分を
細かい砂で構成した場合、穴あき人工芝敷設範囲7を使
用すると、排水と同時に砂自身も穴あき人工芝敷設範囲
7から排出されることが懸念される。
【0012】このような場合の対策として、人工芝3す
べてまたは、図5に示すように、砕波の影響が強い範囲
の人工芝に関してのみ、図4に示す穴なし人工芝敷設範
囲8を使用することにより、砂のプールへの流入を防止
するものとする。
【0013】また、図4に示す穴なし人工芝敷設範囲8
は、図3に示す穴あき人工芝敷設範囲7に比べ厚みがあ
り、なおかつ躯体5との充分な固定度を確保するため、
ボルト9での固定部を躯体5と密着させる形状にしてい
るので、人工芝表面水の排水性は劣るが、砂の裏面への
流入防止および強度、安定性に優れる。
【0014】その結果、造波プール1の長期使用に対し
ても剥離等の問題もなく、安定した使用状態を確保でき
る。
【0015】人口芝3へ造波された水は、その波の大き
さにより2種類の方法でプール1へ戻る。図5に示すよ
うに、穴あき人口芝敷設範囲7内に排水14を設け、
そこに達す る水は躯体5の図示してない排水溝を通し
てプール1へ戻る。また、それより手 前の水に関して
は人口芝3表面および排水路11を通してプール1へ戻
る。
【0016】
【考案の効果】波の必要以上の遡上を抑えると共に、天
然のビーチに非常に近い波の砕け方、波の音を実現させ
ることができる。また、意匠の面においても、人工芝の
色使い、敷き方のバターンを変えることにより、多用な
表情を作り出すことが可能となる。更にビーチの砂と人
工芝の境界に設けられた排水路の排水機能により砂で構
成されたビーチ部分に大量の水が流入することが無くな
る。これによりビーチの砂が敷き詰められた部分で造波
プールへと戻ろうとする水流の発生が抑えられ、ビーチ
の砂のプールへの流入が無くなる。また人工芝表面に掛
かった水に関しても、人工芝と躯体との間を流れるた
め、人工芝表面で水流が発生せず、砂が流れプールへ流
入することも防げる。これらの効果により天然に近い砂
のビーチが構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る造波プールの平面図で
ある。
【図2】図1の人工芝敷設部のX−X断面図である。
【図3】穴あき人工芝敷設範囲の断面図である。
【図4】穴なし人工芝敷設範囲の断面図である。
【図5】穴あきおよび穴なし人工芝敷設範囲の配置図で
ある。
【符号の説明】
1 造波プール 2 造波装置 3 人工芝 4 人工芝敷設ビーチ 5 ビーチ躯体 6 汀線 7 穴あき人工芝敷設範囲 8 穴なし人工芝敷設範囲 9 人工芝固定ボルト 10 排水スペースを確保するための支持部 11 排水路 12 穴 13 砂で構成されるビーチ部分 14 排水路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造波装置を有するプールにおいて、波打
    ち際の人口芝とビーチの砂との境界に近い前記人口芝下
    面の躯体に排水路を設け、前記人口芝を超えて遡上した
    プール水を大量に排水することを特徴とする造波プー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記人口芝と砂で構成されるビーチの波
    打ち際には、砂の流出止めと同時に躯体との隙間にプー
    ル水の排水機能を有した人口芝を敷き詰めたことを特徴
    とする請求項1記載の造波プール。
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US10724260B2 (en) * 2018-12-26 2020-07-28 Crystal Lagoons Technologies, Inc. Construction method for creating a restricted access swimming lagoon with beaches at a retail site

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