JP2603325Y2 - 体液吸収体用の個装袋 - Google Patents

体液吸収体用の個装袋

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JP2603325Y2
JP2603325Y2 JP3537193U JP3537193U JP2603325Y2 JP 2603325 Y2 JP2603325 Y2 JP 2603325Y2 JP 3537193 U JP3537193 U JP 3537193U JP 3537193 U JP3537193 U JP 3537193U JP 2603325 Y2 JP2603325 Y2 JP 2603325Y2
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美恵子 那須
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生理時以外に用いるラ
ンジェリーシート、生理用ナプキン等の体液吸収体の個
装を行う個装袋に係るものであって、体液吸収体の使用
後は、衛生的な廃棄を可能とする。
【0002】
【従来の技術】従来、ランジェリーシート、生理用ナプ
キン等の体液吸収体は、個装袋に収納され、使用時に個
装袋から取り出して使用する。そして使用済の体液吸収
体は、トイレットペーパー等の紙で被覆し、上記個装袋
とは別個にトイレ内の収納ボックス等に廃棄している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、使用済
の体液吸収体をトイレットペーパー等の紙を用いて隠蔽
すると、紙の使用量が多くなり不経済となる。また、近
年、地球環境を保護する必要性が唱えられているが、紙
の原料となる木材を多く消費する事は好ましくない。ま
た、体液吸収体を取り出した個装袋は、不要になるた
め、トイレ内に散乱したり、水洗トイレに流されて詰ま
り易いものとなっていた。
【0004】また、使用済の体液吸収体を、個装袋に収
納して廃棄する方法も考慮されるが、従来の個装袋は、
伸長性がないため、一度開封すると再び体液吸収体を収
納しても、体液吸収体が開口部から露出し被覆する事が
できない。
【0005】本考案は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、トイレットペーパー等の紙を用いず
に、個装袋による使用済の体液吸収体の被覆隠蔽を可能
とすることにより、紙の消費を削減し、地球環境の保護
に貢献する事を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上述のごとき課
題を解決するため、体液吸収体の収納部を設けて個装袋
本体を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1
/3以上を、エチレン−αオレフィン共重合体10wt%〜
100wt%とポリイソブチレン5wt%〜45wt%とリニアー
低密度ポリエチレン0wt%〜45wt%と炭酸カルシウム0
wt%〜15wt%と酸化チタン0wt%〜5wt%とから成り、
破断時の伸び率が2倍以上であるとともに表面に粘着性
を有する伸長性の混合素材により形成して成るものであ
る。
【0007】また、混合素材は、不織布の表面にラミネ
ート加工して形成しても良い。
【0008】また、混合素材は、他の素材にラミネート
加工する事なく単独で形成しても良い。
【0009】また、個装袋本体は、内面にケイ素処理を
施して離型処理面を形成し、この離型処理面で、体液吸
収体の外面に粘着剤を塗布して形成した貼着部を剥離可
能に被覆しても良い。
【0010】また、体液吸収体に貼着部を設け、この貼
着部を、体液吸収体よりも幅広に形成した混合素材の離
型処理面で被覆し、この混合素材の両側に熱溶着部を形
成するとともに体液吸収体を、体液吸収側を中央部から
内側にして折返し、この折返片を更に内側に折返す事に
より4つ折りとし、この4つ折りした体液吸収体を混合
素材で被覆し、この体液吸収体の両側に突出する熱溶着
部を加熱溶着し、混合素材で体液吸収体を個装しても良
い。
【0011】
【作用】本考案は上述の如く構成したものであるから、
新しい体液吸収体を個装袋本体から取り出し、この個装
袋本体により使用済の体液吸収体を被覆するには、まず
体液吸収体の表面を内側にして適宜に折り畳み、この折
り畳んだ体液吸収体を個装袋本体に収納する。
【0012】この個装袋本体は、表面積の1/3以上
を、エチレン−αオレフィン共重合体10wt%〜100wt%
とポリイソブチレン5wt%〜45wt%とリニアー低密度ポ
リエチレン0wt%〜45wt%と炭酸カルシウム0wt%〜15
wt%と酸化チタン0wt%〜5wt%との混合により、破断
時の伸び率が2倍以上であるとともに表面に粘着性を有
する伸長性の混合素材によって形成している。
【0013】そのため、従来の個装袋本体に多く使用さ
れたポリエチレン等の材質に比し、伸長性が大きく優れ
ている。そのため、混合素材で形成された部分を引っ張
ると、個装袋本体の一部を容易に伸長できる。そしてこ
の伸長部で個装袋本体の外面を巻き回し、開口部を被覆
する。
【0014】また、伸長部を個装袋本体の外面に接触さ
せると、混合素材は一定の粘着性を有しているため、個
装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体液吸収
体を隠蔽する事が可能となる。
【0015】このように、個装袋本体は、トイレットペ
ーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液吸収
体を外部から隠蔽する事が可能である。このため紙の消
費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。ま
た、紙の原料となる木材の消費を減ずるものであるか
ら、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0016】また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆し
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗トイレを詰まらせる虞れがない。
【0017】また、個装袋本体は、混合素材を表面積の
1/3未満とすると、伸長部が短く限定され、充分な伸
長効果を得る事ができず、使用済みの体液吸収体を被覆
することができない。
【0018】また、個装袋本体は、混合素材を、エチレ
ン−αオレフィン共重合体を10wt%未満とすると、ブロ
ッキングが生じ易く、伸びにくいものとなる。
【0019】また、個装袋本体は、混合素材中にポリイ
ソブチレンを加える事により、柔軟性を有するものとな
る。しかしながら、ポリイソブチレンが5wt%よりも少
ないと、粘着性を生じないものとなり、個装袋本体の外
面と伸長部との密着性が悪くなる。また、ポリイソブチ
レンが45wt%を超えるものとすると、個装袋本体は表面
がベトつき易いものとなる。
【0020】また、個装袋本体は、混合素材中にリニア
ー低密度ポリエチレンを加える事により、ベタ付き感を
抑える事が可能となる。しかしながら、リニアー低密度
ポリエチレンが45wt%を超えるものとすると、個装袋本
体は硬くなり伸びが少ないものとなる。
【0021】また、個装袋本体は、混合素材中に炭酸カ
ルシウムを加える事により、ベタ付かずサラッとした感
触を得る事が可能となる。しかしながら、炭酸カルシウ
ムが15wt%を超えるものとすると、不純物の量が多くな
って、個装袋本体の表面がザラ付き好ましくない。
【0022】また、個装袋本体は、混合素材中に、酸化
チタンを加える事により、被覆した体液吸収体の隠蔽性
を持たせる事が可能となる。しかしながら、酸化チタン
が5wt%を超えるものとすると、不純物の量が多くなっ
て、個装袋本体は伸びがなくなり、破断し易いものとな
る。
【0023】また、混合素材は、不織布の表面にラミネ
ート加工して形成すれば、不織布の持つ柔軟性により、
手触り感が良いものとなる。
【0024】また、混合素材は、他の素材にラミネート
加工する事なく単独で形成すれば、廉価な製造が可能と
なる。
【0025】また、個装袋本体は、内面にケイ素処理を
施して離型処理面を形成し、この離型処理面で、体液吸
収体の外面に粘着剤を塗布して形成した貼着部を剥離可
能に被覆すれば、体液吸収体は、離型紙を用いなくて
も、離型紙の機能を有する個装袋によって、貼着部を被
覆する事が可能となる。そのため、体液吸収体は、パル
プから形成する離型紙が不要となり、パルプの原料とな
る木材を有効に利用して、自然環境の破壊防止に貢献で
きる。また体液吸収体は、一枚の個装袋によって体液吸
収体の個装と、貼着部の被覆とを兼ねているので、体液
吸収体を開放するための手間が掛からず、使用性を向上
できる。
【0026】また、体液吸収体に貼着部を設け、この貼
着部を、体液吸収体よりも幅広に形成した混合素材の離
型処理面で被覆し、この混合素材の両側に熱溶着部を形
成するとともに体液吸収体を、体液吸収側を中央部から
内側にして折返し、この折返片を更に内側に折返す事に
より4つ折りとし、この4つ折りした体液吸収体を混合
素材で被覆し、この体液吸収体の両側に突出する熱溶着
部を加熱溶着し、混合素材で体液吸収体を個装しても良
い。
【0027】このように形成すると、体液吸収体をコン
パクトに収納する事ができ、携帯する場合に、便利な使
用が可能となる。また、個装袋本体は、体液吸収体の貼
着部を被覆する面積で、体液吸収体の体液吸収側の全面
を被覆できるため、衛生的な被覆を可能とするとともに
個装袋本体を、従来の如く袋状に形成する場合に比し、
資材の使用量が少なく、廉価な製造が可能となる。
【0028】
【実施例】以下本考案の第1実施例を説明すれば、(1)
は個装袋本体で、図1〜図2に示す如く折り畳み状態の
体液吸収体(2)を収納する収納部(3)を形成している。
また個装袋本体(1)は、図3に示す如く正面側の幅方向
にミシン目(4)を設け、開封可能としている。
【0029】また、個装袋本体(1)は、全表面積を伸長
性の混合素材により形成している。この混合素材は、エ
チレン−αオレフィン共重合体10wt%〜100wt%とポリ
イソブチレン5wt%〜45wt%とリニアー低密度ポリエチ
レン0wt%〜45wt%と炭酸カルシウム0wt%〜15wt%と
酸化チタン0wt%〜5wt%とから成り、破断時の伸び率
を2倍以上とするとともに表面に粘着性を有するものと
ている。また、混合素材は、他の素材にラミネート加
工する事なく単独で形成している。このように形成する
と、廉価な製造が可能となる。
【0030】上述の如く構成したものに於て、新しい体
液吸収体(2)の取り出しを行うには、図2、図4に示す
如く個装袋本体(1)のミシン目(4)を開封し、このミシ
ン目(4)の開封によって形成した開口部(5)から体液吸
収体(2)の取り出しを行う。
【0031】また、使用済の体液吸収体(2)を被覆する
には、まず体液吸収体(2)の表面を内側にして適宜に折
り畳み、この折り畳んだ体液吸収体(2)を、開口部(5)
から個装袋本体(1)の収納部(3)に収納する。
【0032】そして、この収納後、個装袋本体(1)の上
部を手指で引張し、開口部(5)の形成していない背面側
の上部を伸長する。
【0033】この個装袋本体(1)は、破断時の伸び率が
2倍以上であるため、伸長性が大きなものとなる。その
ため、混合素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋
本体(1)の一部を容易に伸長できる。
【0034】そして伸長部(6)を、正面側から巻き回
し、開口部(5)の被覆を行う。この場合、伸長部(6)の
先端を、図1に示す如く背面側の下端まで巻き回せば、
伸長部(6)は大きな接触面積で個装袋本体(1)の外面と
接触する。
【0035】また、伸長部(6)を個装袋本体(1)の外面
に接触させると、混合素材は一定の粘着性を有している
ため、個装袋本体(1)の外面と伸長部(6)とが密着し、
収納した体液吸収体(2)を隠蔽する事が可能となる。
【0036】このように、個装袋本体(1)は、トイレッ
トペーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液
吸収体(2)を外部から被覆する事が可能である。このた
め紙の消費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能と
なる。また、紙の原料となる木材の消費を減ずるもので
あるから、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0037】また、個装袋本体(1)は、体液吸収体(2)
を被覆した状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイ
レ内に散乱したり、水洗トイレを詰まらせる虞れがな
い。
【0038】また、上記第1実施例では個装袋本体(1)
は、正面側にミシン目(4)による開口部(5)を形成し
た。しかしながら、第2実施例に於ては、個装袋本体
(1)は、図6に示す如くミシン目(4)を設けずに開口部
(5)を形成している。また個装袋本体(1)は、図6に示
す如く開口部(5)を開閉可能な折返部(7)を上端に形成
している。この場合、使用前の折返部(7)は両側を個装
袋本体(1)の収納部(3)に止着している。またこのよう
に個装袋本体(1)は、折返部(7)を形成すると、伸長部
(6)の形成範囲が大きくなり、充分な伸長効果による、
体液吸収体(2)の確実な被覆が可能となる。
【0039】また、上記第1、第2実施例では、個装袋
本体(1)は全表面積を混合素材により形成したが、個装
袋本体(1)は、全表面積を混合素材で形成しなくとも良
く、表面積の少なくとも1/3以上を混合素材により形
成すれば良い。
【0040】例えば、第3実施例に於て、個装袋本体
(1)は、図9に示す如く背面シート部(8)のみに混合素
材を使用し、正面シート部(9)をポリエチレン等の非伸
長性の素材により形成している。この場合、混合素材の
表面積は、個装袋本体(1)の全表面積の約1/2として
いる。また、混合素材と非伸長性の素材との固定は、加
熱溶着により行う。
【0041】また、第4実施例では、個装袋本体(1)
は、図10に示す如く上半分の上部シート部(10)にの
み混合素材を使用し、下半分の下部シート部(11)を非
伸長性の素材により形成している。
【0042】また、個装袋本体(1)は、混合素材を表面
積の1/3未満とすると、充分な伸長効果を得る事がで
きず、体液吸収体(2)の被覆ができないものとなる。
【0043】また、上記実施例では、混合素材は、他の
素材にラミネート加工する事なく単独で形成した。しか
し、異なる実施例に於て、混合素材は、不織布の表面に
ラミネート加工して形成する。この場合、混合素材は、
伸長部(6)の外面側に不織布をラミネート加工すれば、
手触りが良く、伸長部(6)の密着性を損なう事がない。
【0044】また、不織布は、混合素材の伸び率と同等
のものであっても良いし、混合素材の伸び率よりも小さ
な伸び率のものであっても良い。この混合素材よりも伸
び率の小さな不織布を用いると、伸長部(6)を伸長した
ときに、不織布は、亀裂等を生じる事もあるが、体液吸
収体(2)を収納した後の個装袋本体(1)は、不要となっ
て収納ボックス等に破棄されるため、何らの障害等を生
じる事がない。
【0045】また、上記各実施例に於ては、個装袋本体
(1)は、開口部(5)を設けて体液吸収体(2)の取り出し
を行ったが、第5実施例に於ては、個装袋本体(1)は、
図11、図13に示す如く開口部(5)を形成せず、折り
畳み状態の体液吸収体(2)を展開する事により、個装袋
本体(1)の収納部(3)から体液吸収体(2)の取り出しを
可能としている。
【0046】この体液吸収体(2)は、図15に示す如
く、ショーツと接触する外面に予めホットメルト等の粘
着剤を塗布して貼着部(12)を形成し、ショーツへの止
着を可能としている。
【0047】また、体液吸収体(2)は、図14、図15
に示す如く、体液吸収体(2)よりも幅広の個装袋本体
(1)で貼着部(12)を剥離可能に被覆している。この個
装袋本体(1)は、混合素材により、図14に示す如く体
液吸収体(2)と同一の長さで形成する事が可能で、両側
に熱溶着部(13)を設けている。また、個装袋本体(1)
は、図15に示す如く少なくとも貼着部(12)への対応
面にケイ素処理を行って離型処理面(14)を形成してい
る。
【0048】また、使用前の体液吸収体(2)は、図12
に示す如く、体液吸収側を中央部から内側にして折返
し、この折返した折返片(15)を、更に内側にして折返
す事により4つ折りしている。そしてこの4つ折りした
体液吸収体(2)の外面を、個装袋本体(1)で被覆してい
る。このように個装袋本体(1)で被覆した体液吸収体
(2)は、長さ方向の端部を内方に折り込み、外部への露
出を防止している。
【0049】また、個装袋本体(1)は、両側に設けた熱
溶着部(13)を、4つ折りした体液吸収体(2)の両側に
突出した状態で互いに加熱溶着している。
【0050】そして、この体液吸収体(2)を開放するに
は、まず4つ折り状態の体液吸収体(2)を外方に引き起
こし、図13に示す如く、折返し状態の体液吸収体(2)
の中央折返部(16)を展開する。次に、体液吸収体(2)
の折返片(15)を外方に展開する。この体液吸収体(2)
の展開によって、体液吸収体(2)の両側で止着している
熱溶着部(13)は剥離し、体液吸収体(2)の体液吸収側
を露出する。
【0051】次に、体液吸収体(2)の貼着部(12)から
個装袋本体(1)の離型処理面(14)を剥離すれば、使用
者のショーツに貼着部(12)が止着可能となる。
【0052】また、上記第5実施例では、体液吸収体
(2)は、体液吸収体(2)のエンドフラップ(17)を除く
部分に貼着部(12)を形成し、この貼着部(12)を被覆
する個装袋本体(1)を、体液吸収体(2)と同一の寸法で
形成した。しかしながら、第6実施例では、体液吸収体
(2)は、図16に示す如く貼着部(12)を体液吸収体
(2)と同一の大きさで形成していない。このような場
合、貼着部(12)を被覆する個装袋本体(1)を体液吸収
体(2)と同一の長さで形成する必要はなく、4つ折り状
態で折り込んだ体液吸収体(2)の貼着部(12)形成面側
の相互が接触する部分まで個装袋本体(1)を形成すれ
ば、上記第5実施例の個装袋本体(1)に比し、短い個装
袋本体(1)による体液吸収体(2)の衛生的な個装と、貼
着部(12)の確実な被覆が可能となる。
【0053】また、体液吸収体(2)は、ケイ素処理を施
した混合素材製の離型シートにより、貼着部(12)の被
覆を行っても良いものである。
【0054】
【考案の効果】本考案は上述のごとく構成したものであ
るから、個装袋本体は、トイレットペーパー等の紙を用
いずに、使用済の体液吸収体を外部から被覆隠蔽する事
できる。このため、紙の消費量を大きく削減でき、経済
的な使用が可能となる。また、紙の原料となる木材の消
費を減ずるものであるから、地球環境の保護に貢献する
事が可能となる。
【0055】また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆し
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗トイレを詰まらせる虞れがない。また、
伸長部を個装袋本体の外面に接触させると、混合素材は
一定の粘着性を有しているため、個装袋本体の外面と伸
長部とが密着し、収納した体液吸収体を隠蔽する事が可
能となるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図である。
【図2】図4のA−A線切欠き端面図である。
【図3】第1実施例の個装袋本体の正面図である。
【図4】第1実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図である。
【図5】第2実施例の個装袋本体の正面図である。
【図6】第2実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図である。
【図7】図6のB−B線切欠き端面図である。
【図8】第2実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図である。
【図9】第3実施例の個装袋本体の中央切欠き端面図で
ある。
【図10】第4実施例の個装袋本体の中央切欠き端面図
である。
【図11】第5実施例の個装袋本体の折り畳み状態を示
す斜視図である。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】第5実施例の個装袋本体を一部展開した状態
を示す斜視図である。
【図14】第5実施例の個装袋本体を全て展開した状態
を示す平面図である。
【図15】図14のD−D線断面図である。
【図16】第6実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 個装袋本体 2 体液吸収体 3 収納部 12 貼着部 13 熱溶着部 14 離型処理面 15 折返片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−184543(JP,A) 特開 平6−14962(JP,A) 特開 平6−315504(JP,A) 実開 平2−17127(JP,U) 実開 平5−130(JP,U) 実開 平1−128571(JP,U) 実開 平4−55326(JP,U) 実開 平6−18302(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/15

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液吸収体の収納部を設けて個装袋本体
    を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1/3
    以上を、エチレン−αオレフィン共重合体10wt%〜100w
    t%とポリイソブチレン5wt%〜45wt%とリニアー低密
    度ポリエチレン0wt%〜45wt%と炭酸カルシウム0wt%
    〜15wt%と酸化チタン0wt%〜5wt%とから成り、破断
    時の伸び率が2倍以上であるとともに表面に粘着性を有
    する伸長性の混合素材により形成した事を特徴とする体
    液吸収体用の個装袋。
  2. 【請求項2】 混合素材は、不織布の表面にラミネート
    加工して形成したものである事を特徴とする請求項1の
    体液吸収体用の個装袋。
  3. 【請求項3】 混合素材は、他の素材にラミネート加工
    する事なく単独で形成したものである事を特徴とする請
    求項1の体液吸収体用の個装袋。
  4. 【請求項4】 個装袋本体は、内面にケイ素処理を施し
    て離型処理面を形成し、この離型処理面で、体液吸収体
    の外面に粘着剤を塗布して形成した貼着部を剥離可能に
    被覆した事を特徴とする請求項1の体液吸収体用の個装
    袋。
  5. 【請求項5】 体液吸収体に貼着部を設け、この貼着部
    を、体液吸収体よりも幅広に形成した混合素材の離型処
    理面で被覆し、この混合素材の両側に熱溶着部を形成す
    るとともに体液吸収体を、体液吸収側を中央部から内側
    にして折返し、この折返片を更に内側に折返す事により
    4つ折りとし、この4つ折りした体液吸収体を混合素材
    で被覆し、この体液吸収体の両側に突出する熱溶着部を
    加熱溶着し、混合素材で体液吸収体を個装する事を特徴
    とする請求項1、4の体液吸収体用の個装袋。
JP3537193U 1993-06-29 1993-06-29 体液吸収体用の個装袋 Expired - Lifetime JP2603325Y2 (ja)

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JP3537193U JP2603325Y2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 体液吸収体用の個装袋

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JP3537193U JP2603325Y2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 体液吸収体用の個装袋

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JPH0728528U JPH0728528U (ja) 1995-05-30
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