JP2569270Y2 - 体液吸収シート用の個装袋 - Google Patents
体液吸収シート用の個装袋Info
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- JP2569270Y2 JP2569270Y2 JP1992007477U JP747792U JP2569270Y2 JP 2569270 Y2 JP2569270 Y2 JP 2569270Y2 JP 1992007477 U JP1992007477 U JP 1992007477U JP 747792 U JP747792 U JP 747792U JP 2569270 Y2 JP2569270 Y2 JP 2569270Y2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生理時以外に用いるラ
ンジェリーシート、生理用ナプキン等の体液吸収シート
用の個装袋に係るものである。
ンジェリーシート、生理用ナプキン等の体液吸収シート
用の個装袋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ランジェリーシート、生理用ナプ
キン等の体液吸収体は、個装袋に収納され、使用時に個
装袋から取り出して使用する。そして使用済の体液吸収
体は、トイレットペーパー等の紙で被覆し、上記個装袋
とは別個にトイレ内の収納ボックス等に廃棄している。
キン等の体液吸収体は、個装袋に収納され、使用時に個
装袋から取り出して使用する。そして使用済の体液吸収
体は、トイレットペーパー等の紙で被覆し、上記個装袋
とは別個にトイレ内の収納ボックス等に廃棄している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、使用済
の体液吸収体をトイレットペーパー等の紙を用いて隠蔽
すると、紙の使用量が多くなり不経済となる。また、近
年、地球環境を保護する必要性が唱えられているが、紙
の原料となる木材を多く消費する事は好ましくない。ま
た、個装袋がトイレ内に散乱したり、水洗の詰まりを生
じたりし易いものであった。
の体液吸収体をトイレットペーパー等の紙を用いて隠蔽
すると、紙の使用量が多くなり不経済となる。また、近
年、地球環境を保護する必要性が唱えられているが、紙
の原料となる木材を多く消費する事は好ましくない。ま
た、個装袋がトイレ内に散乱したり、水洗の詰まりを生
じたりし易いものであった。
【0004】また、使用済の体液吸収体を、個装袋に収
納して廃棄する方法も考慮されるが、従来の個装袋は、
伸長性がないため、一度開封すると再び体液吸収体を収
納しても、体液吸収体が開口部から露出し被覆する事が
できない。
納して廃棄する方法も考慮されるが、従来の個装袋は、
伸長性がないため、一度開封すると再び体液吸収体を収
納しても、体液吸収体が開口部から露出し被覆する事が
できない。
【0005】本考案は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、トイレットペーパー等の紙を用いず
に、使用済の体液吸収体の隠蔽を可能とすることによ
り、紙の消費を削減し、地球環境の保護に貢献する事を
目的とするものである。
するものであって、トイレットペーパー等の紙を用いず
に、使用済の体液吸収体の隠蔽を可能とすることによ
り、紙の消費を削減し、地球環境の保護に貢献する事を
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上述のごとき課
題を解決するため、体液吸収体の収納部を設けて個装袋
本体を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1
/3以上を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム
70wt%〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が2倍以上
で、表面にブロッキング性を備えた伸長性の混合素材に
より形成し、使用済み体液吸収体の収納時に個装袋本体
の上部を保持し、開口部を形成していない背面側の上部
を伸長し、この伸長部の先端を、個装袋本体の背面側の
下端まで巻き回して開口部を被覆すると共に、個装袋の
表面に密着可能に形成して成るものである。
題を解決するため、体液吸収体の収納部を設けて個装袋
本体を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1
/3以上を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム
70wt%〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が2倍以上
で、表面にブロッキング性を備えた伸長性の混合素材に
より形成し、使用済み体液吸収体の収納時に個装袋本体
の上部を保持し、開口部を形成していない背面側の上部
を伸長し、この伸長部の先端を、個装袋本体の背面側の
下端まで巻き回して開口部を被覆すると共に、個装袋の
表面に密着可能に形成して成るものである。
【0007】また、混合素材は、不織布の表面にラミネ
ート加工して形成したものであっても良い。
ート加工して形成したものであっても良い。
【0008】また、混合素材は、他の素材にラミネート
加工する事なく単独で形成したものであっても良い。
加工する事なく単独で形成したものであっても良い。
【0009】
【作用】本考案は上述の如く構成したものであるから、
新しい体液吸収体を個装袋本体から取り出し、この個装
袋本体により使用済の体液吸収体を被覆するには、まず
体液吸収体の表面を内側にして適宜に折り畳み、この折
り畳んだ体液吸収体を個装袋本体に収納する。
新しい体液吸収体を個装袋本体から取り出し、この個装
袋本体により使用済の体液吸収体を被覆するには、まず
体液吸収体の表面を内側にして適宜に折り畳み、この折
り畳んだ体液吸収体を個装袋本体に収納する。
【0010】この個装袋本体は、表面積の1/3以上
を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム70wt%〜
30wt%との混合により、破断時の伸び率が2倍以上であ
る伸長性の混合素材によって形成している。そのため、
従来の個装袋本体に多く使用されたポリエチレン等の材
質に比し、伸長性が大きく優れている。そのため、混合
素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋本体の一部
を容易に伸長できる。そしてこの伸長部で個装袋本体の
外面を巻き回し、開口部を被覆する。
を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム70wt%〜
30wt%との混合により、破断時の伸び率が2倍以上であ
る伸長性の混合素材によって形成している。そのため、
従来の個装袋本体に多く使用されたポリエチレン等の材
質に比し、伸長性が大きく優れている。そのため、混合
素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋本体の一部
を容易に伸長できる。そしてこの伸長部で個装袋本体の
外面を巻き回し、開口部を被覆する。
【0011】また、伸長部を個装袋本体の外面に接触す
ると、混合素材は適度のブロッキング性を有しているた
め、個装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体
液吸収体を隠蔽する事が可能となる。
ると、混合素材は適度のブロッキング性を有しているた
め、個装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体
液吸収体を隠蔽する事が可能となる。
【0012】このように、個装袋本体は、トイレットペ
ーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液吸収
体を外部から隠蔽する事が可能である。このため紙の消
費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。ま
た、紙の原料となる木材の消費を減ずるものであるか
ら、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
ーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液吸収
体を外部から隠蔽する事が可能である。このため紙の消
費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。ま
た、紙の原料となる木材の消費を減ずるものであるか
ら、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0013】また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆し
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
【0014】また、個装袋本体は、混合素材を表面積の
1/3未満とすると、伸長部が短く限定され、充分な伸
長効果を得る事ができず、使用済みの体液吸収体を被覆
することができない。
1/3未満とすると、伸長部が短く限定され、充分な伸
長効果を得る事ができず、使用済みの体液吸収体を被覆
することができない。
【0015】また、個装袋本体を、30wt%未満のポリオ
レフィンと70wt%を越える合成ゴムとから成る混合素材
から形成すると、伸長率や密着性が向上するものの、過
度のブロッキング性を生じ易いため、混合素材の原料管
理が難しく、手数が掛かるものとなる。
レフィンと70wt%を越える合成ゴムとから成る混合素材
から形成すると、伸長率や密着性が向上するものの、過
度のブロッキング性を生じ易いため、混合素材の原料管
理が難しく、手数が掛かるものとなる。
【0016】また、個装袋本体を、70wt%を越えるポリ
オレフィンと30wt%未満の合成ゴムとから成る混合素材
から形成すると、ブロッキング性が低下し、混合素材の
原料管理が容易となるものの、伸長率や密着性が損なわ
れ、伸長しての被覆性が低下するものである。
オレフィンと30wt%未満の合成ゴムとから成る混合素材
から形成すると、ブロッキング性が低下し、混合素材の
原料管理が容易となるものの、伸長率や密着性が損なわ
れ、伸長しての被覆性が低下するものである。
【0017】また、混合素材は、不織布の表面にラミネ
ート加工して形成すれば、不織布の持つ柔軟性により、
手触り感が良いものとなる。
ート加工して形成すれば、不織布の持つ柔軟性により、
手触り感が良いものとなる。
【0018】また、混合素材は、他の素材にラミネート
加工する事なく単独で形成すれば、廉価な製造が可能と
なる。
加工する事なく単独で形成すれば、廉価な製造が可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下本考案の第1実施例を説明すれば、(1)
は個装袋本体で、図4に示す如く折り畳み状態の体液吸
収体(2)を収納する収納部(3)を形成している。また個
装袋本体(1)は、図3に示す如く正面側の幅方向にミシ
ン目(4)を設け、開封可能としている。
は個装袋本体で、図4に示す如く折り畳み状態の体液吸
収体(2)を収納する収納部(3)を形成している。また個
装袋本体(1)は、図3に示す如く正面側の幅方向にミシ
ン目(4)を設け、開封可能としている。
【0020】また、個装袋本体(1)は、全表面積を伸長
性の混合素材により形成している。この混合素材は、ポ
リエチレン等のポリオレフィン30wt%〜70wt%とイソプ
レンゴム等の合成ゴム70wt%〜30wt%とから成り、破断
時の伸び率が2倍以上を有している。また、混合素材
は、他の素材にラミネート加工する事なく単独で形成し
ている。このように形成すると、廉価な製造が可能とな
る。
性の混合素材により形成している。この混合素材は、ポ
リエチレン等のポリオレフィン30wt%〜70wt%とイソプ
レンゴム等の合成ゴム70wt%〜30wt%とから成り、破断
時の伸び率が2倍以上を有している。また、混合素材
は、他の素材にラミネート加工する事なく単独で形成し
ている。このように形成すると、廉価な製造が可能とな
る。
【0021】上述の如く構成したものに於て、新しい体
液吸収体(2)の取り出しを行うには、図2、図4に示す
如く個装袋本体(1)のミシン目(4)を開封し、このミシ
ン目(4)の開封によって形成した開口部(5)から体液吸
収体(2)の取り出しを行う。
液吸収体(2)の取り出しを行うには、図2、図4に示す
如く個装袋本体(1)のミシン目(4)を開封し、このミシ
ン目(4)の開封によって形成した開口部(5)から体液吸
収体(2)の取り出しを行う。
【0022】また、使用済の体液吸収体(2)を被覆する
には、まず体液吸収体(2)の表面を内側にして適宜に折
り畳み、この折り畳んだ体液吸収体(2)を、開口部(5)
から個装袋本体(1)の収納部(3)に収納する。
には、まず体液吸収体(2)の表面を内側にして適宜に折
り畳み、この折り畳んだ体液吸収体(2)を、開口部(5)
から個装袋本体(1)の収納部(3)に収納する。
【0023】そして、この収納後、個装袋本体(1)の上
部を手指で引張し、開口部(5)の形成していない背面側
の上部を伸長する。
部を手指で引張し、開口部(5)の形成していない背面側
の上部を伸長する。
【0024】この個装袋本体(1)は、破断時の伸び率が
2倍以上であるため、伸長性が大きなものとなる。その
ため、混合素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋
本体(1)の一部を容易に伸長できる。
2倍以上であるため、伸長性が大きなものとなる。その
ため、混合素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋
本体(1)の一部を容易に伸長できる。
【0025】そして伸長部(6)を、正面側から巻き回
し、開口部(5)の被覆を行う。この場合、伸長部(6)の
先端を、図1に示す如く背面側の下端まで巻き回せば、
伸長部(6)は大きな接触面積で個装袋本体(1)の外面と
接触する。
し、開口部(5)の被覆を行う。この場合、伸長部(6)の
先端を、図1に示す如く背面側の下端まで巻き回せば、
伸長部(6)は大きな接触面積で個装袋本体(1)の外面と
接触する。
【0026】また、伸長部(6)を個装袋本体(1)の外面
に接触すると、この個装袋本体(1)を形成する混合素材
は適度のブロッキング性を有しているため、個装袋本体
(1)の外面と伸長部(6)とが密着し、収納した体液吸収
体(2)を隠蔽する事が可能となる。
に接触すると、この個装袋本体(1)を形成する混合素材
は適度のブロッキング性を有しているため、個装袋本体
(1)の外面と伸長部(6)とが密着し、収納した体液吸収
体(2)を隠蔽する事が可能となる。
【0027】このように、個装袋本体(1)は、トイレッ
トペーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液
吸収体(2)を外部から隠蔽する事が可能である。このた
め紙の消費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能と
なる。また、紙の原料となる木材の消費を減ずるもので
あるから、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
トペーパー等の紙を用いる事がなくても、使用済の体液
吸収体(2)を外部から隠蔽する事が可能である。このた
め紙の消費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能と
なる。また、紙の原料となる木材の消費を減ずるもので
あるから、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0028】また、個装袋本体(1)は、体液吸収体(2)
を被覆した状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイ
レ内に散乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
を被覆した状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイ
レ内に散乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
【0029】また、上記第1実施例では個装袋本体(1)
は、正面側にミシン目(4)による開口部(5)を形成し
た。しかしながら、第2実施例に於ては、個装袋本体
(1)は、図6に示す如くミシン目(4)を設けずに開口部
(5)を形成している。また個装袋本体(1)は、図6に示
す如く開口部(5)を開閉可能な折返片(7)を上端に形成
している。この場合、使用前の折返片(7)は両側を個装
袋本体(1)に止着している。またこのように個装袋本体
(1)は、折返片(7)を形成すると、伸長部(6)の形成範
囲が大きくなり、充分な伸長効果による、体液吸収体
(2)の確実な被覆が可能となる。
は、正面側にミシン目(4)による開口部(5)を形成し
た。しかしながら、第2実施例に於ては、個装袋本体
(1)は、図6に示す如くミシン目(4)を設けずに開口部
(5)を形成している。また個装袋本体(1)は、図6に示
す如く開口部(5)を開閉可能な折返片(7)を上端に形成
している。この場合、使用前の折返片(7)は両側を個装
袋本体(1)に止着している。またこのように個装袋本体
(1)は、折返片(7)を形成すると、伸長部(6)の形成範
囲が大きくなり、充分な伸長効果による、体液吸収体
(2)の確実な被覆が可能となる。
【0030】また、上記第1、第2実施例では、個装袋
本体(1)は全表面積を混合素材により形成したが、個装
袋本体(1)は、全表面積を混合素材で形成する必要がな
く、表面積の少なくとも1/3以上を混合素材により形
成する事が可能である。
本体(1)は全表面積を混合素材により形成したが、個装
袋本体(1)は、全表面積を混合素材で形成する必要がな
く、表面積の少なくとも1/3以上を混合素材により形
成する事が可能である。
【0031】例えば、第3実施例に於ては、個装袋本体
(1)は、図9に示す如く背面シート部(8)のみに混合素
材を使用し、正面シート部(9)をポリエチレン等の非伸
長性の素材により形成している。この場合、混合素材の
表面積は、個装袋本体(1)の全表面積の約1/2として
いる。また、混合素材と非伸長性の素材との固定は、加
熱溶着により行う。
(1)は、図9に示す如く背面シート部(8)のみに混合素
材を使用し、正面シート部(9)をポリエチレン等の非伸
長性の素材により形成している。この場合、混合素材の
表面積は、個装袋本体(1)の全表面積の約1/2として
いる。また、混合素材と非伸長性の素材との固定は、加
熱溶着により行う。
【0032】また、第4実施例では、個装袋本体(1)
は、図10に示す如く上半分の上部シート部(10)にの
み混合素材を使用し、下半分の下部シート部(11)を非
伸長性の素材により形成している。
は、図10に示す如く上半分の上部シート部(10)にの
み混合素材を使用し、下半分の下部シート部(11)を非
伸長性の素材により形成している。
【0033】また、個装袋本体(1)は、混合素材を表面
積の1/3未満とすると、充分な伸長効果を得る事がで
きず、体液吸収体(2)の被覆ができないものとなる。
積の1/3未満とすると、充分な伸長効果を得る事がで
きず、体液吸収体(2)の被覆ができないものとなる。
【0034】また、上記実施例では、混合素材は、他の
素材にラミネート加工する事なく単独で形成した。しか
し、異なる実施例に於て、混合素材は、不織布の表面に
ラミネート加工して形成する。この場合、混合素材は、
伸長部(6)の外面側に不織布をラミネート加工すれば、
手触りが良く、伸長部(6)の密着性を損なう事がない。
素材にラミネート加工する事なく単独で形成した。しか
し、異なる実施例に於て、混合素材は、不織布の表面に
ラミネート加工して形成する。この場合、混合素材は、
伸長部(6)の外面側に不織布をラミネート加工すれば、
手触りが良く、伸長部(6)の密着性を損なう事がない。
【0035】また、不織布は、混合素材の伸び率と同等
のものであっても良いし、混合素材の伸び率よりも小さ
な伸び率のものであっても良い。この混合素材よりも伸
び率の小さな不織布を用いると、伸長部(6)を伸長した
ときに、不織布は、亀裂等を生じる事もあるが、体液吸
収体(2)を収納した後の個装袋本体(1)は、不要となっ
て収納ボックス等に破棄されるため、何らの障害等を生
じる事がないものである。
のものであっても良いし、混合素材の伸び率よりも小さ
な伸び率のものであっても良い。この混合素材よりも伸
び率の小さな不織布を用いると、伸長部(6)を伸長した
ときに、不織布は、亀裂等を生じる事もあるが、体液吸
収体(2)を収納した後の個装袋本体(1)は、不要となっ
て収納ボックス等に破棄されるため、何らの障害等を生
じる事がないものである。
【0036】
【考案の効果】本考案は上述のごとく構成したものであ
るから、使用済みの体液吸収体を処理するには、新しい
体液吸収体を個装袋本体から取り出し、使用済の体液吸
収体を適宜に折り畳み個装袋本体に収納する。そして、
個装袋本体の、混合素材で形成された部分を引っ張る
と、個装袋本体の一部を容易に伸長できるから、この伸
長部で個装袋本体の外面を巻き回し、開口部を被覆す
る。そして、伸長部を個装袋本体の外面に接触すると、
混合素材は適度のブロッキング性を有しているため、個
装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体液吸収
体を隠蔽する事が可能となる。このように、個装袋本体
はトイレットペーパー等の紙を用いずに、使用済の体液
吸収体を外部から隠蔽する事できる。このため、紙の消
費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。ま
た、紙の原料となる木材の消費を減ずるものであるか
ら、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
るから、使用済みの体液吸収体を処理するには、新しい
体液吸収体を個装袋本体から取り出し、使用済の体液吸
収体を適宜に折り畳み個装袋本体に収納する。そして、
個装袋本体の、混合素材で形成された部分を引っ張る
と、個装袋本体の一部を容易に伸長できるから、この伸
長部で個装袋本体の外面を巻き回し、開口部を被覆す
る。そして、伸長部を個装袋本体の外面に接触すると、
混合素材は適度のブロッキング性を有しているため、個
装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体液吸収
体を隠蔽する事が可能となる。このように、個装袋本体
はトイレットペーパー等の紙を用いずに、使用済の体液
吸収体を外部から隠蔽する事できる。このため、紙の消
費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。ま
た、紙の原料となる木材の消費を減ずるものであるか
ら、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0037】また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆し
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗を詰まらせる虞れがないものである。
た状態で収納ボックスに廃棄されるため、トイレ内に散
乱したり、水洗を詰まらせる虞れがないものである。
【図1】第1実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
【図2】図4のA−A線切欠き端面図。
【図3】第1実施例の個装袋本体の正面図。
【図4】第1実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図。
図。
【図5】第2実施例の個装袋本体の正面図。
【図6】第2実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図。
図。
【図7】図6のB−B線切欠き端面図。
【図8】第2実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
【図9】第3実施例の個装袋本体の中央切欠き端面図。
【図10】第4実施例の個装袋本体の中央切欠き端面
図。
図。
1 個装袋本体 2 体液吸収体 3 収納部 5 開口部
Claims (3)
- 【請求項1】 体液吸収体の収納部を設けて個装袋本体
を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1/3
以上を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム70wt
%〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が2倍以上で、
表面にブロッキング性を備えた伸長性の混合素材により
形成し、使用済み体液吸収体の収納時に個装袋本体の上
部を保持し、開口部を形成していない背面側の上部を伸
長し、この伸長部の先端を、個装袋本体の背面側の下端
まで巻き回して開口部を被覆すると共に、個装袋の表面
に密着可能に形成した事を特徴とする体液吸収シート用
の個装袋。 - 【請求項2】 混合素材は、不織布の表面にラミネート
加工して形成したものである事を特徴とする請求項1の
体液吸収シート用の個装袋。 - 【請求項3】 混合素材は、他の素材にラミネート加工
する事なく単独で形成したものである事を特徴とする請
求項1の体液吸収シート用の個装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007477U JP2569270Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 体液吸収シート用の個装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007477U JP2569270Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 体液吸収シート用の個装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618302U JPH0618302U (ja) | 1994-03-08 |
JP2569270Y2 true JP2569270Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11666858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007477U Expired - Lifetime JP2569270Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 体液吸収シート用の個装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569270Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03150157A (ja) * | 1981-12-26 | 1991-06-26 | Nippon Matai Co Ltd | 複層ポリエチレンフィルム製袋 |
JPS63200501U (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-23 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1992007477U patent/JP2569270Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0618302U (ja) | 1994-03-08 |
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