JPH0618302U - 体液吸収シート用の個装袋 - Google Patents

体液吸収シート用の個装袋

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JPH0618302U
JPH0618302U JP747792U JP747792U JPH0618302U JP H0618302 U JPH0618302 U JP H0618302U JP 747792 U JP747792 U JP 747792U JP 747792 U JP747792 U JP 747792U JP H0618302 U JPH0618302 U JP H0618302U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済の体液吸収体を、トイレットペーパー
等の紙を用いずに隠蔽して、紙の消費を削減する。 【構成】 体液吸収体2を収納する個装袋本体1の表面
積の少なくとも1/3以上を、ポリオレフィン30wt%〜
70wt%と合成ゴム70wt%〜30wt%とから成り、破断時の
伸び率が2倍以上である伸長性の混合素材により形成
し、伸長部6で開口部5の被覆を可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生理時以外に用いるランジェリーシート、生理用ナプキン等の体液 吸収シート用の個装袋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ランジェリーシート、生理用ナプキン等の体液吸収体は、個装袋に収納 され、使用時に個装袋から取り出して使用する。そして使用済の体液吸収体は、 トイレットペーパー等の紙で被覆し、上記個装袋とは別個にトイレ内の収納ボッ クス等に廃棄している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、使用済の体液吸収体をトイレットペーパー等の紙を用いて隠蔽 すると、紙の使用量が多くなり不経済となる。また、近年、地球環境を保護する 必要性が唱えられているが、紙の原料となる木材を多く消費する事は好ましくな い。また、個装袋がトイレ内に散乱したり、水洗の詰まりを生じたりし易いもの であった。
【0004】 また、使用済の体液吸収体を、個装袋に収納して廃棄する方法も考慮されるが 、従来の個装袋は、伸長性がないため、一度開封すると再び体液吸収体を収納し ても、体液吸収体が開口部から露出し被覆する事ができない。
【0005】 本考案は上述のごとき課題を解決しようとするものであって、トイレットペー パー等の紙を用いずに、使用済の体液吸収体の隠蔽を可能とすることにより、紙 の消費を削減し、地球環境の保護に貢献する事を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述のごとき課題を解決するため、体液吸収体の収納部を設けて個装 袋本体を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1/3以上を、ポリオレ フィン30wt%〜70wt%と合成ゴム70wt%〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が 2倍以上である伸長性の混合素材により形成して成るものである。
【0007】 また、混合素材は、不織布の表面にラミネート加工して形成したものであって も良い。
【0008】 また、混合素材は、他の素材にラミネート加工する事なく単独で形成したもの であっても良い。
【0009】
【作用】
本考案は上述の如く構成したものであるから、新しい体液吸収体を個装袋本体 から取り出し、この個装袋本体により使用済の体液吸収体を被覆するには、まず 体液吸収体の表面を内側にして適宜に折り畳み、この折り畳んだ体液吸収体を個 装袋本体に収納する。
【0010】 この個装袋本体は、表面積の1/3以上を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と 合成ゴム70wt%〜30wt%との混合により、破断時の伸び率が2倍以上である伸長 性の混合素材によって形成している。そのため、従来の個装袋本体に多く使用さ れたポリエチレン等の材質に比し、伸長性が大きく優れている。そのため、混合 素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋本体の一部を容易に伸長できる。そ してこの伸張部で個装袋本体の外面を巻き回し、開口部を被覆する。
【0011】 また、伸長部を個装袋本体の外面に接触すると、混合素材は適度のブロッキン グ性を有しているため、個装袋本体の外面と伸長部とが密着し、収納した体液吸 収体を隠蔽する事が可能となる。
【0012】 このように、個装袋本体は、トイレットペーパー等の紙を用いる事がなくても 、使用済の体液吸収体を外部から隠蔽する事が可能である。このため紙の消費量 を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。また、紙の原料となる木材の消 費を減ずるものであるから、地球環境の保護に貢献する事が可能となる。
【0013】 また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆した状態で収納ボックスに廃棄される ため、トイレ内に散乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
【0014】 また、個装袋本体は、混合素材を表面積の1/3未満とすると、伸長部が短く 限定され、充分な伸長効果を得る事ができず、使用済みの体液吸収体を被覆する ことができない。
【0015】 また、個装袋本体を、30wt%未満のポリオレフィンと70wt%を越える合成ゴム とから成る混合素材から形成すると、伸長率や密着性が向上するものの、過度の ブロッキング性を生じ易いため、混合素材の原料管理が難しく、手数が掛かるも のとなる。
【0016】 また、個装袋本体を、70wt%を越えるポリオレフィンと30wt%未満の合成ゴム とから成る混合素材から形成すると、ブロッキング性が低下し、混合素材の原料 管理が容易となるものの、伸長率や密着性が損なわれ、伸長しての被覆性が低下 するものである。
【0017】 また、混合素材は、不織布の表面にラミネート加工して形成すれば、不織布の 持つ柔軟性により、手触り感が良いものとなる。
【0018】 また、混合素材は、他の素材にラミネート加工する事なく単独で形成すれば、 廉価な製造が可能となる。
【0019】
【実施例】
以下本考案の第1実施例を説明すれば、(1)は個装袋本体で、図4に示す如く 折り畳み状態の体液吸収体(2)を収納する収納部(3)を形成している。また個装 袋本体(1)は、図3に示す如く正面側の幅方向にミシン目(4)を設け、開封可能 としている。
【0020】 また、個装袋本体(1)は、全表面積を伸長性の混合素材により形成している。 この混合素材は、ポリエチレン等のポリオレフィン30wt%〜70wt%とイソプレン ゴム等の合成ゴム70wt%〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が2倍以上を有し ている。また、混合素材は、他の素材にラミネート加工する事なく単独で形成し ている。このように形成すると、廉価な製造が可能となる。
【0021】 上述の如く構成したものに於て、新しい体液吸収体(2)の取り出しを行うには 、図2、図4に示す如く個装袋本体(1)のミシン目(4)を開封し、このミシン目 (4)の開封によって形成した開口部(5)から体液吸収体(2)の取り出しを行う。
【0022】 また、使用済の体液吸収体(2)を被覆するには、まず体液吸収体(2)の表面を 内側にして適宜に折り畳み、この折り畳んだ体液吸収体(2)を、開口部(5)から 個装袋本体(1)の収納部(3)に収納する。
【0023】 そして、この収納後、個装袋本体(1)の上部を手指で引張し、開口部(5)の形 成していない背面側の上部を伸長する。
【0024】 この個装袋本体(1)は、破断時の伸び率が2倍以上であるため、伸長性が大き なものとなる。そのため、混合素材で形成された部分を引っ張ると、個装袋本体 (1)の一部を容易に伸長できる。
【0025】 そして伸長部(6)を、正面側から巻き回し、開口部(5)の被覆を行う。この場 合、伸長部(6)の先端を、図1に示す如く背面側の下端まで巻き回せば、伸長部 (6)は大きな接触面積で個装袋本体(1)の外面と接触する。
【0026】 また、伸長部(6)を個装袋本体(1)の外面に接触すると、この個装袋本体(1) を形成する混合素材は適度のブロッキング性を有しているため、個装袋本体(1) の外面と伸長部(6)とが密着し、収納した体液吸収体(2)を隠蔽する事が可能と なる。
【0027】 このように、個装袋本体(1)は、トイレットペーパー等の紙を用いる事がなく ても、使用済の体液吸収体(2)を外部から隠蔽する事が可能である。このため紙 の消費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。また、紙の原料となる 木材の消費を減ずるものであるから、地球環境の保護に貢献する事が可能となる 。
【0028】 また、個装袋本体(1)は、体液吸収体(2)を被覆した状態で収納ボックスに廃 棄されるため、トイレ内に散乱したり、水洗を詰まらせる虞れがない。
【0029】 また、上記第1実施例では個装袋本体(1)は、正面側にミシン目(4)による開 口部(5)を形成した。しかしながら、第2実施例に於ては、個装袋本体(1)は、 図6に示す如くミシン目(4)を設けずに開口部(5)を形成している。また個装袋 本体(1)は、図6に示す如く開口部(5)を開閉可能な折返片(7)を上端に形成し ている。この場合、使用前の折返片(7)は両側を個装袋本体(1)に止着している 。またこのように個装袋本体(1)は、折返片(7)を形成すると、伸長部(6)の形 成範囲が大きくなり、充分な伸長効果による、体液吸収体(2)の確実な被覆が可 能となる。
【0030】 また、上記第1、第2実施例では、個装袋本体(1)は全表面積を混合素材によ り形成したが、個装袋本体(1)は、全表面積を混合素材で形成する必要がなく、 表面積の少なくとも1/3以上を混合素材により形成する事が可能である。
【0031】 例えば、第3実施例に於ては、個装袋本体(1)は、図9に示す如く背面シート 部(8)のみに混合素材を使用し、正面シート部(9)をポリエチレン等の非伸長性 の素材により形成している。この場合、混合素材の表面積は、個装袋本体(1)の 全表面積の約1/2としている。また、混合素材と非伸長性の素材との固定は、 加熱溶着により行う。
【0032】 また、第4実施例では、個装袋本体(1)は、図10に示す如く上半分の上部シ ート部(10)にのみ混合素材を使用し、下半分の下部シート部(11)を非伸長性 の素材により形成している。
【0033】 また、個装袋本体(1)は、混合素材を表面積の1/3未満とすると、充分な伸 長効果を得る事ができず、体液吸収体(2)の被覆ができないものとなる。
【0034】 また、上記実施例では、混合素材は、他の素材にラミネート加工する事なく単 独で形成した。しかし、異なる実施例に於て、混合素材は、不織布の表面にラミ ネート加工して形成する。この場合、混合素材は、伸長部(6)の外面側に不織布 をラミネート加工すれば、手触りが良く、伸長部(6)の密着性を損なう事がない 。
【0035】 また、不織布は、混合素材の伸び率と同等のものであっても良いし、混合素材 の伸び率よりも小さな伸び率のものであっても良い。この混合素材よりも伸び率 の小さな不織布を用いると、伸長部(6)を伸長したときに、不織布は、亀裂等を 生じる事もあるが、体液吸収体(2)を収納した後の個装袋本体(1)は、不要とな って収納ボックス等に破棄されるため、何らの障害等を生じる事がないものであ る。
【0036】
【考案の効果】
本考案は上述のごとく構成したものであるから、個装袋本体は、トイレットペ ーパー等の紙を用いずに、使用済の体液吸収体を外部から隠蔽する事できる。こ のため、紙の消費量を大きく削減でき、経済的な使用が可能となる。また、紙の 原料となる木材の消費を減ずるものであるから、地球環境の保護に貢献する事が 可能となる。
【0037】 また、個装袋本体は、体液吸収体を被覆した状態で収納ボックスに廃棄される ため、トイレ内に散乱したり、水洗を詰まらせる虞れがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
【図2】図2のA−A線切欠き端面図
【図3】第1実施例の個装袋本体の正面図。
【図4】第1実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図。
【図5】第2実施例の個装袋本体の正面図。
【図6】第2実施例の個装袋本体の開封状態を示す正面
図。
【図7】図6のB−B線切欠き端面図。
【図8】第2実施例の個装袋本体に使用済の体液吸収体
を収納した状態を示す中央切欠き端面図。
【図9】第3実施例の個装袋本体の中央切欠き端面図。
【図10】第4実施例の個装袋本体の中央切欠き端面
図。
【符号の説明】
1 個装袋本体 2 体液吸収体 3 収納部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液吸収体の収納部を設けて個装袋本体
    を形成し、この個装袋本体の表面積の少なくとも1/3
    以上を、ポリオレフィン30wt%〜70wt%と合成ゴム70wt
    %〜30wt%とから成り、破断時の伸び率が2倍以上であ
    る伸長性の混合素材により形成した事を特徴とする体液
    吸収シート用の個装袋。
  2. 【請求項2】 混合素材は、不織布の表面にラミネート
    加工して形成したものである事を特徴とする請求項1の
    体液吸収シート用の個装袋。
  3. 【請求項3】 混合素材は、他の素材にラミネート加工
    する事なく単独で形成したものである事を特徴とする請
    求項1の体液吸収シート用の個装袋。
JP1992007477U 1992-01-24 1992-01-24 体液吸収シート用の個装袋 Expired - Lifetime JP2569270Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200501U (ja) * 1987-06-12 1988-12-23
JPH03150157A (ja) * 1981-12-26 1991-06-26 Nippon Matai Co Ltd 複層ポリエチレンフィルム製袋

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03150157A (ja) * 1981-12-26 1991-06-26 Nippon Matai Co Ltd 複層ポリエチレンフィルム製袋
JPS63200501U (ja) * 1987-06-12 1988-12-23

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