JP2603022B2 - パラフィン系炭化水素よりガソリン混合成分を製造する方法 - Google Patents

パラフィン系炭化水素よりガソリン混合成分を製造する方法

Info

Publication number
JP2603022B2
JP2603022B2 JP4033285A JP3328592A JP2603022B2 JP 2603022 B2 JP2603022 B2 JP 2603022B2 JP 4033285 A JP4033285 A JP 4033285A JP 3328592 A JP3328592 A JP 3328592A JP 2603022 B2 JP2603022 B2 JP 2603022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream
hydroisomerization
etherification
hydrocarbon
olefin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4033285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04320491A (ja
Inventor
ジョン マコベック ドナルド
オビントン ダン ロバート
エドワード ファイル マーティン
レイ パットン ゲイリィ
エドワード リュー ローレンス
Original Assignee
フイリツプス ピトローリアム カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フイリツプス ピトローリアム カンパニー filed Critical フイリツプス ピトローリアム カンパニー
Publication of JPH04320491A publication Critical patent/JPH04320491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603022B2 publication Critical patent/JP2603022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/02Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only
    • C10L1/023Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only for spark ignition

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリン混合成分の製造
方法に関する。より詳しくは、本発明はガソリン混合成
分をつくるための総合システムにおいてパラフィン系炭
化水素およびオレフィン系炭化水素を処理することに関
する。
【0002】
【発明の背景】1990の大気汚染防止条例(1990
Clean Air Act)に応えて制定された最近
の政府の規制は、酸素化化合物の濃度水準をより高くす
ることと、芳香族の濃度をより低くするように自動車用
ガソリンを再公定化する要請をもたらした。これらの新
らしい規制は、自動車用燃料中に許容される芳香族濃度
を下げることにより、ガソリンプールからオクタンを除
くことをもたらし、それはまだガソリンプールの容積ま
たはオクタンを減らすこと、あるいはその両者をもたら
すであろう。更に、許容されるガソリンの蒸気圧を下げ
ることを求める政府の規制は、ガソリンプールから除か
なければならない正ブタンの供給の創出と、更には流通
可能なガソリンプールのオクタンをおそらく下げること
になるであろう。
【0003】これらの新らしい政府規制に応えて、オレ
フィン化合物を処理して高オクタンガソリン混合成分を
つくるのに使うことができる多くの方法が開発された。
これらの方法の一つは、炭化水素を脱水素して対応する
オレフィン化合物にするのに使われる脱水素処理を有す
る総合システムを包含する。更に、接触分解法によりつ
くられる種々のオレフィン化合物は、高オクタンアルキ
レートおよび高オクタン酸素化物をつくるために総合シ
ステムへの供給原料として使われる。この総合オレフィ
ン処理計画は、ガソリンプールからの芳香族の除去によ
りもたらされる多量のオクタンの損失にとってかわる、
高オクタンガソリン混合成分をつくるのに有効に使うこ
とができる。更に、これらのガソリン混合成分は種々の
新公布政府規制により求められている酸素化物水準を充
足するのに役立つことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この総合システムは所
望のガソリン混合成分をつくるのに有効であるが、有効
な処理をもつために解決を要する総合システムの準処理
の使用から生じるいくつかの問題がある。たとえば、パ
ラフィン化合物をオレフィン化合物に脱水素する場合
に、望ましくない少量のジオレフィン化合物が生成す
る。更に、重炭化水素を接触分解して軽炭化水素および
オレフィン化合物にする場合にもまた、種々の望ましく
ないジオレフィン化合物が生成する。これらのジオレフ
ィン化合物は下流のあるアルキル化処理に操業コストの
増加をもたらすマイナスの結果を与えることが判明し
た。
【0005】本発明はガソリン混合成分をつくるのに使
うことができる総合オレフィン処理法を提供する。本発
明はまたガソリン混合成分をつくるのに伴う操業費を下
げる総合オレフィン処理法を提供する。本発明は更にガ
ソリンプールに対する酸素化合物を提供し、そして過剰
のパラフィン炭化水素原料を、この原料を最終のガソリ
ン混合成分に転換することにより利用する、ガソリン混
合成分をつくることができる総合オレフィン処理法を提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方法はパラフィ
ン系炭化水素を脱水素してオレフィン化合物を含む脱水
素化物の流れをつくることを包含する。更に、オレフィ
ンを含む分解炭化水素流はC4 オレフィン流およびC5
オレフィン流をつくるために分離される。C4 オレフィ
ン流は脱水素化物流と組合わされそして両者の流れは組
合わされた流れを更に水素異性化して第一の水素異性化
物の流れをつくるためにさらに処理される。C5 オレフ
ィン流は水素異性化することにより処理されて第二の水
素異性化物の流れをつくる。異性化物の流れはエーテル
化することができ、それによって選ばれたオレフィン化
合物は反応して酸素化化合物をつくる。エーテル化処理
からの未反応化合物はアルキル化工程に進み、それによ
りそれらは分枝鎖炭化水素によりアルキル化されてアル
キレートの流れをつくる。
【0007】この発明のその他の目的、態様および特徴
は、以下のこの発明の詳細記述および図面、ならびに特
許請求の範囲により明らかになるであろう。
【0008】
【発明の詳細な説明】本発明の方法は、オレフィン系炭
化水素の流れを加工および処理し、そしてパラフィン系
炭化水素を脱水素して対応するオレフィン系炭化水素を
つくり、更につづいて加工および処理するための総合処
理を利用する。本発明の方法に供給されるかまたは発明
の処理システムによりつくられるオレフィン化合物は、
水素異性化されついでエーテル化されそして、エーテル
化処理において未反応のオレフィン化合物はアルキル化
される。
【0009】この発明の総合処理法によれば、準処理は
水蒸気活性化脱水素触媒床を用いて脱水素可能な炭化水
素の供給物を脱水素するために用意され、その触媒は水
蒸気と酸素含有ガスを用いて繰返し再生され、その場合
触媒床を通る水蒸気の流速は一定に保たれる。より特定
的には、この脱水素準処理は脱水素可能な供給炭化水素
を脱水素条件下触媒床に一定時間通過させ、ついで触媒
床への脱水素可能な炭化水素の流れを止め、ついで水蒸
気が少くとも一部の脱水素可能な炭化水素を触媒床から
パージした後酸素含有ガスを一定時間再生条件下で触媒
床中に通過させ、ついで触媒床への酸素含有ガスの流れ
を止め、ついで水蒸気が少くとも一部の酸素を触媒床か
らパージした後、脱水素可能な炭化水素を脱水素条件下
で触媒床中に通過させることを包含する。
【0010】脱水素準処理法は水蒸気活性化脱水素触媒
を用いるいずれの脱水素処理であってもよい。この脱水
素準処理は、水蒸気活性化脱水素触媒が(1)アルミナ、
シリカ、マグネシア、ジルコニア、アルミナ−ケイ酸
塩、第II族アルミネートスピネルおよびそれらの混合物
からなる群から選ばれた担持体、および(2) 少くとも一
つの第III 族金属の触媒量を含む場合は、使うのに特に
適している。(ここに示される金属の族は、Chemi
calRubber社の“Handbookof Ch
emistry and Physics”45版(1
964)、頁B−2に記載の元素の周期律表における分
類による金属の族である)。
【0011】第VIII族金属はどんな触媒活性量でも水蒸
気活性化触媒中に用いることができる。一般的に第VIII
族金属は触媒中に担持体の重量に対し約0.01〜約1
0重量%の量で、さらにしばしば約0.1〜約5重量%
で存在する。
【0012】他の好ましい助触媒金属を水蒸気活性脱水
素化触媒中に第VIII族金属と共に使うことができる。こ
のような助触媒の好ましいタイプは、鉛、スズ、および
ゲルマニウムの群から選ばれた第IVa族金属である。第
IVa族金属はその担持体の約0.01〜10重量%の範
囲で存在することができ、一つの態様ではその担持体の
約0.1〜1重量%の範囲内にあり、更に別の態様では
その担持体の約0.1〜0.5重量%の範囲で存在でき
る。
【0013】化合物形態である場合に任意の第IVa族金
属も本発明の範囲内にすべて入るとはいえ、いくつかの
好適な化合物はハロゲン化物、硝酸塩、シュウ酸塩、酢
酸塩、炭酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、臭素酸塩、
塩素酸塩、酸化物、水酸化物、そしてスズ、ゲルマニウ
ムおよび鉛の同様なものである。スズはそれ自体好まし
い第IVa族金属であり、そしてハロゲン化第一スズのよ
うなスズ化合物を含浸させた担持体は特に有効で好適で
ある。一般的に云って、脱水素処理に用いられる担持体
と組み合わせて触媒を形成することができる第VIII族お
よび第IVa族化合物は第VIII族または第IVa族以外のす
べての元素がか焼の間に蒸発される任意の化合物であっ
てよい。これらの化合物は順次に担持体とどのような順
序ででも組み合わせることができ、あるいは同時に単一
の含浸法により都合よく適用することができる。含浸後
複合固形物は乾燥されか焼される。
【0014】脱水素準処理は任意の適当な操作条件下に
おいておこなわれる。一般的に、脱水素は触媒床の入口
部分の温度が約482℃(約900°F)〜約621℃
(約1150°F)の範囲で、好ましくは約510℃
(約950°F)〜約549℃(約1020°F)の範
囲でおこなわれる。脱水素はまた約0〜約14kg/cm2
(約200psig)の範囲で、好ましくは約0〜約7kg/
cm2 (約100psig)の範囲でおこなわれる。一般に水
蒸気対炭化水素とのモル比は約1/1〜約25/1、好
ましくは約2/1〜10/1の範囲である。外熱式反応
器、即ち燃焼炉内の反応器を使うとより低い水準の水蒸
気で本発明を遂行することができる。炭化水素の1時間
当りの液体空間速度、即ち時間あたり触媒の容積当りの
炭化水素の容積は約0.5〜約10、好ましくは約2.
0〜約6の範囲である。
【0015】再生工程もまた任意の適当な条件において
おこなうことができる。一般的に触媒床の温度および圧
力は脱水素工程におけるのと同様である。酸素は、水蒸
気のモル数の約0.5〜約5.0モル%の範囲またはそ
れ以上の範囲の量で水蒸気中において使用される。
【0016】炭化水素供給原料は任意の脱水素可能な炭
化水素であり得る。本方法は1分子当り3個〜8個の炭
素原子を有する炭化水素に対し特に好適である。好まし
くは脱水素可能な炭化水素は飽和炭化水素で、最も好ま
しくはそれらはプロパンまたはブタンあるいはペンタン
もしくはそれらの2種またはそれより多くの混合物のい
ずれかである。
【0017】脱水素と再生の間に使用されるパージ工程
中の水蒸気中に窒素を含ませることが望ましいことがま
た判明した。触媒床から材料をパージするのを助ける任
意の量の窒素が使用されることができる。
【0018】本発明は1より多い触媒床を用いる脱水素
準処理に使うのに特によく適合する。1より多い触媒床
が用いられる場合に、一つの床で脱水素がおこなわれ、
一方では他の床で再生をおこなうことが可能で、このよ
うにして供給炭化水素転換の中断を最小限にするか省く
ことができる。供給炭化水素および水蒸気の流れは中断
する必要がなくその代りに進路をかえるだけである。
【0019】それぞれの予熱器に対する供給炭化水素お
よび水蒸気の流速は一定のロード(load)で操作す
ることができるようになり、これはエネルギ消費の点で
より効率的である。1より多い触媒床を使うことはま
た、再生しつつある床からの流出物を脱水素がおこなわ
れている床へ供給されつつある供給炭化水素を間接加熱
するために使うことを可能にするために、より効率的な
水蒸気の使用を可能にする。それは、水を間接加熱する
のにまた触媒床からの流出流を使い、本方法において使
う追加の低圧水蒸気をつくることを可能にする。
【0020】本発明により水素異性化される供給流は1
分子当り3個〜約6個の炭素原子を有する末端非環式オ
レフィンを包含するブテン−1、ペンテン−1、ヘキセ
ン−1、等の実質的に純粋な流れを所望により使うこと
ができる。しかし、一つの水素異性化処理に供給される
脱水素化物の流れは、通常少量のジオレフィン、プロピ
レンおよびブチレンを含むであろう。本発明により実質
的に水素異性化される二つまたはそれ以上の流れに分離
される分解炭化水素流は、(a)1分子当り4個〜約7個
の炭素原子を有する少くとも1種の非環式末端モノオレ
フィン、場合により(b) 少くとも1種の(a) と同数の炭
素原子を有する非環式内部モノオレフィン、および(c)
少くとも1種の(a) および(b) の骨格異性体を含む。
【0021】本明細書において用いられる用語“水素異
性化(hydroisomerization)”は、
(a) タイプの炭化水素が水素の存在下で(b) タイプの炭
化水素に異性化され、そしてジオレフィンが選択的にオ
レフィンに水素化されるような供給流の転化を指す。好
ましい供給流はイソブテンとブテン−1との混合物、イ
ソペンテンとペンテン−1との混合物等を含む。
【0022】精油所の操業において見出される本発明の
方法に好適な典型的な分解炭化水素供給組成物は、1分
子当り3個〜6個の炭素原子を有する飽和炭化水素、プ
ロピレン、イソブチレン、ブタジエン、シス型およびト
ランス型のブテン−2、ブテン−1(ブテン−2に異性
化するのに望ましい成分)、アミレン化合物および少量
の他のジオレフィンを含む供給流である。分解炭化水素
流は有機または無機タイプの硫黄化合物を含むこともで
きる。
【0023】本発明の水素異性化準処理において使われ
る触媒は、Handbook ofChemistry
and Physics、Chemical Rub
ber社刊、49版(1969)、頁B−3に掲載の元
素の周期律表の第VIII族の貴金属を含む。第VIII族の貴
金属の群に含まれることを意図する触媒は、特定的には
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウム、および白金である。
【0024】アルミナ(好ましい)、シリカアルミナ、
ガラスビーズ、および炭素のような通常の触媒担持体の
いずれも使うことができる。ペレット、球、および押し
出し物の形態の触媒は好適である。
【0025】好ましい水素異性化触媒は担体上のパラジ
ウムで、担体は好ましくはアルミナである。その触媒は
アルミナ上に約0.005〜約2.0%のパラジウム
を、好ましくはアルミナ上に約0.1〜約1.0重量%
のパラジウムを含むであろう。最も好ましくは、その触
媒はアルミナ上に約0.3〜約0.5重量%のパラジウ
ムを含むであろう。好適な触媒は1ml当り約0.64〜
約0.96g(約40lb/ft3 〜約60lb/ft3)の重
量、1g当り約30〜約150m2 の表面積、1g当り
約0.35〜約0.50mlの空孔容積、および約200
〜約500Åの空孔直径をもつ。
【0026】一例として、本発明に使って好適な市販の
水素異性化触媒は、Calsicat触媒No. E−14
4SDUの名称でMallinckrodt Spec
ialty Chemicals社によって製造されて
いる。その市販触媒はアルミナ上に約0.55重量%の
パラジウムを含む。
【0027】当業界に理解されているように、第VIII族
金属を担持した水素異性化触媒は、触媒の活性が時間と
共に触媒上に供給材料によるカーボンの付着および沈着
により低下した時、再生することができる。再生は酸素
含有ガス、例えば空気、CO 2 燃焼ガス、等を用い高温
で行なわれる。処理温度は使用される具体的な触媒によ
って左右されるが、一般的に触媒が急激に劣化するよう
な上限温度を超えてはならない。たとえばアルミナ上の
パラジウム触媒の処理は約510℃(約950°F)を
超えてはならない。
【0028】水素異性化準処理は約37.8〜約150
℃(約100〜約300°F)、好ましくは54−9
3.3℃(130〜200°F)の反応温度でおこなわ
れる。本発明の水素異性化準処理は、蒸気相の操作を使
うことが可能であるが、最も好ましくは炭化水素を液相
に保持しながら比較的低圧条件でおこなうことが最も効
果的である。液相処理に対し用いられる圧力は約7〜4
2.2kg/cm2 (約100〜約600psig)、好ましく
は約10.5〜約21.1kg/cm2 (約150〜約30
0psig)である。1時間当りの液体空間速度、LHSV
は約2〜約50、好ましくは約3〜約10に保持され
る。
【0029】水素は水素異性化処理において、好ましく
はその流れが水素異性化触媒と接触する前に炭化水素供
給原料流と混合することにより使われる。水素は1−オ
レフィンの二重結合異性化を異性化触媒を用いて遂行す
るために必要で、そしてジオレフィンをオレフィンに水
素化するのに提供するために必要である。水素は0.1
〜20.0モル%の量で、好ましくは約1.0〜約1
0.0モル%の量で加えられる。
【0030】本発明の水素異性化準処理によりつくられ
た水素異性化物の流れは、少くともひとつのエーテル化
準処理に供給されるか通され、それにより、酸イオン交
換樹脂触媒の存在下で第一級アルコールまたは第二級ア
ルコールとの反応によりエーテルに転化される。一般的
にイソオレフィン類は1モル当り4個〜16個の炭素原
子を有するその炭化水素を含む。そのようなイソオレフ
ィンの例はイソブチレン、イソアミレン、イソヘキシレ
ン、イソヘプチレン、イソオクチレン、イソノニレン、
イソデシレン、イソウンデシレン、イソドデシレン、イ
ソトリデシレン、イソテトラデシレン、イソペンタデシ
レン、およびイソヘキサデシレン、またはそれらの2種
あるいはそれ以上の混合物を含む。
【0031】エーテル化準処理に使うことができるアル
コール類は、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、第一級または第二級ブタノール、ペ
ンタノール、ヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ポリグリコー
ル、およびグリセロール、その他のような1個から12
個の炭素原子をもつ第一級または第二級脂肪族アルコー
ル、あるいはそれらの2種またはそれ以上の混合物を含
む。
【0032】現在好ましいエーテル化準処理の反応剤は
メタノールおよびイソブチレンおよび(または)アミレ
ンである。何故ならばそれらがそれぞれガソリンのオク
タン改良剤として役立つメチル第三級ブチルエーテル
(MTBE)および第三級アミルメチルエーテル(TA
ME)をつくるからである。従ってイソオレフィンは主
として、イソブチレンおよびイソアミレン化合物であっ
て、そのイソアミレン化合物の第三級炭素原子が二重結
合をもつものであること、およびアルコールは主として
メタノールであることが目下のところ好ましい。本発明
のもう一つの好ましい態様は、エチル第三級ブチルエー
テル(ETBE)をつくる反応剤エタノールとイソブチ
レンの使用を含む。
【0033】イソオレフィンおよびアルコールに対して
は、エーテル化反応に有害な影響をもたない希釈剤の存
在下でエーテル化反応帯域を通過させることが一般的に
好ましい。希釈剤は第一の流れ中でも第二の流れの中で
も、あるいはその両者の中に存在してもよいが、好まし
くは希釈剤はイソオレフィン流の中に存在する。好適な
希釈剤の例はアルカンおよび直鎖オレフィンを含む。反
応器への供給は、アルコールを除いて、一般的に約2〜
約80重量%、好ましくは約10〜約60重量%のイソ
オレフィンが含まれるように希釈される。
【0034】本発明のエーテル化準処理に有用な酸イオ
ン交換樹脂触媒は、少くとも一つのSO3 H官能基を含
有する比較的高分子の炭素質材料である。これらの触媒
は歴青炭を硫酸で処理することによりつくられるスルホ
ン化石炭(“Zeo−Karb H”、“Nalcit
e X”および“Nalcite AX”)により典型
的に示され、そしてゼオライト水軟化剤または塩基交換
剤として市販されている。これらの材料は通常中和型で
入手され、この場合使用前に塩酸のような強い鉱酸で処
理して水素型に賦活しそしてナトリウムおよび塩素イオ
ンを水洗除去しなければならない。スルホン化樹脂タイ
プ触媒は本発明に使うのに好ましい。
【0035】これらの触媒はフェノールホルムアルデヒ
ド樹脂と硫酸との反応生成物(“Amberlite
IR−1”、“Amberlite IR−100”お
よび“Nalcite MX”)を含む。クマロンイン
デンとシクロペンタジエンとのスルホン化樹脂状ポリマ
ー、クマロンインデンとシクロペンタジエンとのスルホ
ン化ポリマー、およびシクロペンタジエンとフルフラー
ルとのフルフラールおよびスルホン化ポリマーもまた有
用である。最も好ましい陽イオン交換樹脂は本質的にス
ルホン化ポリスチレン樹脂からなる強酸性イオン交換樹
脂、たとえば、共重合したジビニルベンゼンを0.5〜
20%、好ましくは4〜16%をその中にもち、それが
イオン化可能かもしくは官能性核スルホン酸基であるジ
ビニルベンゼン架橋ポリスチレンマトリックスである。
【0036】これらの樹脂は“Dowex 50”“N
alcite HCR”および“Amberlyst
15”のようなさまざまな商品名で製造され市販されて
いる。販売形態ではそれらは約50%の溶剤含有量を有
し、そのままで使うこともできあるいは最初にその溶剤
を除くこともできる。樹脂の粒子径は特に重要ではない
ので取扱いに都合がよいようにいずれの特定サイズにも
選べる。一般的にU.S.標準ふるいの10〜50のメ
ッシュサイズが好ましい。反応は攪拌スラリ反応器にお
いてもまたは固定床連続流反応器においてもおこなうこ
とができる。攪拌スラリ反応器中の触媒濃度は所望の触
媒作用を提供するのに十分でなければならない。一般的
に触媒濃度は反応器内容物の0.5〜50重量%(ドラ
イベース)で、1〜25%が好ましい範囲である。
【0037】Rohm & Haas Amberly
st 15およびDowChemical Dowex
M−31のような酸イオン交換樹脂は、現状ではエー
テル化に対し最も好ましい触媒である。
【0038】エーテル化反応領域の温度とエーテル化反
応器への供給物の空間速度は、所望の転化率とそこでオ
リゴマー化が問題になる温度に依存して所望に応じて選
ぶことができる。一般的に反応領域の温度は約30℃〜
約120℃(約86°F〜約248°F)、好ましくは
約35℃〜約80℃(約95°F〜約176°F)の範
囲である。圧力は一般的に供給物と生成物が反応中液相
に確実に保たれるように選ばれる。典型的な圧力は約
2.1〜約21.1kg/cm2 (約30〜約300psig)
の範囲である。一般的に反応器中の供給物の1時間当り
の時間液体空間速度(LHSV)は約2〜約50の範囲
である。
【0039】前記の第一供給流中のアルコール対前記の
第二供給流中のイソオレフィンとのモル比は約0.5/
1から約4/1の範囲で、好ましくは約0.8/1から
1.2/1、最も好ましくは約1/1である。
【0040】本発明のアルキル化準処理は、酸触媒の存
在下でイソパラフィンによりオレフィンをアルキル化し
てアルキレート生成物をつくる方法を含む任意のシステ
ムによっておこなうことができる。アルキル化反応は一
般的に液相の炭化水素反応体を用いておこなうことがで
きるが、反応体は必ずしも液相炭化水素である必要はな
い。反応条件は温度においては−32℃(0°F)以下
から100〜200℃(数百°F)までかえることがで
き、圧力においては大気圧から70.3kg/cm 2 (10
00p.s.i )およびそれ以上までかえておこなうことが
できる。
【0041】アルキル化反応には、硫酸、フッ化水素
酸、リン酸のような周知の触媒、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウム等のような金属ハロゲン化物、および他
の液体アルキル化触媒を含む各種アルキル化触媒を使う
ことができる。炭化水素のアルキル化に対し一般的に適
用可能であるが、本発明は、エチレン、プロピレン、ブ
テン、イソブチレン、ペンテン等のような低沸点オレフ
ィンを、フッ化水素酸の存在下でイソブタンのような飽
和分枝鎖パラフィンと共にアルキル化するのに特に有効
である。イソパラフィンおよびオレフィンのアルキル化
において、オレフィンに対し実質的にモル過剰のイソパ
ラフィンが用いられ、通常供給物の比率は1:1を超
え、普通は約4:1〜約20:1で好ましくは約6:1
〜15:1で提供される。
【0042】反応帯域は炭化水素反応体とアルキル化触
媒とが液相を確保するのに十分な圧力に保持される。反
応温度は反応体と、用いられる触媒とにより異るが、通
常約−40℃〜約65.6℃(約−40°F〜約150
°F)の範囲である。
【0043】図1には本発明の総合オレフィン処理シス
テム10の工程系統図が示される。パラフィン系炭化水
素はライン12により脱水素処理システムまたはスチー
ム活性リフォーミング(STAR)処理システム14に
導入され、そこでパラフィン系炭化水素は脱水素され、
そしてついで分離されて最終脱水素化物流を生成しライ
ン16を経て脱水素処理システム14を出る。脱水素処
理システム14に入った際に、パラフィン系炭化水素は
熱交換器のような一連の予熱器18を通過して予熱され
そしてパラフィン系炭化水素は水蒸気と混合される前に
蒸発して反応炉20に供給される。
【0044】反応器の流出流は反応炉20からライン2
2を経て予熱器18に送られ、それは反応炉20と予熱
器18とを操作的に結合される。反応器の流出流が予熱
器18を通過するにつれて、反応器流出流からの熱エネ
ルギは反応炉20に輸送されるパラフィン系炭化水素流
に移される。冷却された反応器出口流は、予熱器18と
水蒸気発生装置26とを操作的に結合するライン24を
経て通り、それにより、熱エネルギは冷却した反応器流
出流から補給ボイラ給水と凝縮水との混合物に移され水
蒸気を生成する。ボイラ補給水はライン28を経て脱水
素処理システム14に導入される。
【0045】蒸気凝縮物はライン30を経て通り、ライ
ン28を通過するボイラ補給水と混合されついでライン
32を経て水蒸気発生器26に導かれる。水蒸気発生器
26により得られた発生水蒸気はライン34により圧縮
膨張機36に通されそこで水蒸気は本質的に等エントロ
ピーで膨張する。膨張した水蒸気はついでライン38を
通り、入ってくるパラフィン系炭化水素と混合した後、
それらは反応炉20に入る。次に冷却された反応器の流
出物は一連の冷却装置40を通って少くとも一つの相分
離機42に達し、そこで相分離がおこなわれてライン3
0によりライン32へ進む蒸気凝縮物と炭化水素流出流
とに分離される。
【0046】炭化水素流出流はライン44により通って
圧縮器46に達し、そこで炭化水素流出物は圧縮されて
ついでライン48に排出される。圧縮炭化水素流出流は
ライン48を通って分離システム50に達し、そこで軽
質炭化水素から水素までと、オレフィン化合物およびパ
ラフィン系炭化水素を含む脱水素化物流とに分離され
る。軽質物と水素とは脱水素処理システム14からライ
ン52を経て送り出され、脱水素化物流は脱水素処理シ
ステム14からライン16を経て送り出される。
【0047】ブチレンおよびアミレンを含む分解炭化水
素流はライン56を経て分別システム54に送り込まれ
る。分解炭化水素流は分別システム54を用いて、分別
システム54からライン58により運ばれるC5 オレフ
ィン流と、分別システム54からライン62により運ば
れるC4 オレフィン流とに分離される。ライン58は分
別システム54と第一水素異性化システム64とに操作
的に結合され、ライン62は分別システム54と第二水
素異性化システム66とに操作的に結合される。
【0048】C5 オレフィン流は第一水素異性化領域を
画定する第一水素異性化反応器68に供給される。水素
はライン70により運び込まれライン58を通ってくる
5 オレフィン流と混合したあと、得られた混合物は第
一水素異性化反応器68に入る。第一水素異性化反応器
68からの反応器流出物はライン72を通って分離シス
テム74に入り、そこで第一の水素異性化物流が反応器
流出物から分離されライン76を経て第一水素異性化シ
ステム64から送り出される。
【0049】ライン62は分別システム54と第二水素
異性化システム66とを操作的に結合する。C4 オレフ
ィン流は第二水素異性化領域を画定する第二水素異性化
反応器80に供給される。水素はライン70により送り
込まれライン62を通ってきたC4 オレフィンと混合し
たあと得られた混合物は第二水素異性化反応器80に入
る。第二水素異性化反応器80からの流出物はライン8
2により分離システム84に送られ、そこで第二の水素
異性化物流は反応器流出物から分離されそしてライン8
6を経て第二水素異性化システム66から送り出され
る。
【0050】ライン76を経て第一水素異性化システム
64から送り出された第一の水素異性化物流と、および
ライン86を経て第二水素異性化システム66から送り
出された第二の水素異性化物流とは、ライン88を経て
導入されたメタノールと混合され、得られた混合物は第
一エーテル化システム90に導入される。得られた混合
物は少くとも一つのエーテル化領域を画定する少くとも
一つのエーテル化反応器92に供給される。このような
異性化物流とアルコールとの混合物が少くとも一つのエ
ーテル化反応器92に導入される前に、アルコール循環
流がライン94を経てこの供給混合物に導入される。
【0051】エーテル化反応器の流出物はライン96を
通ってエーテル分別器98に入り、そこで酸素化物流は
未反応供給化合物から分離される。酸素化物流はライン
100を経てエーテル化システム90から運び出され
る。未反応化合物はライン102を通りアルコール抽出
器104に入り、そこで未反応アルコールと未反応炭化
水素化合物とが分離される。未反応炭化水素化合物はラ
イン106を経てアルコール抽出器104からアルキル
化システム108へ流れ、そして未反応アルコールはラ
イン112を経てアルコール分別器110へと流れる。
【0052】アルコール分別器110は未反応アルコー
ルと溶剤とを分離し、そして未反応アルコールはライン
94を経て少くともひとつのエーテル化反応器92へ循
環され、溶剤はライン114を経てアルコール抽出器1
04へ循環される。ライン106をへて流れてきた未反
応炭化水素化合物はライン116により流れてきた分枝
鎖パラフィン系炭化水素と混合され、得られた混合物は
ライン118を通ってアルキル化システム108に導入
される。得られた混合物はついでアルキル化領域を画定
するアルキル化反応器120へ導入され、そこで酸触媒
の存在下で未反応炭化水素化合物流に含まれるオレフィ
ン化合物は分枝鎖パラフィン系炭化水素によりアルキル
化されてアルキレートを含む反応生成物をつくる。
【0053】アルキル化反応器120からの反応器流出
物は相分離器122に流れ、そこで炭化水素は酸触媒か
ら分離される。分離された炭化水素はついでライン12
4により分離システム126に流れ、そこでプロパン
流、ブタン流、アルキレート流、および循環イソブタン
流とに分離される。プロパン流はライン128を経てア
ルキル化システム108から運び出され、ブタン流はラ
イン130を経てアルキル化システム108から運び出
され、アルキレート流はライン132を経てアルキル化
システム108から運び出され、そして循環イソブタン
流は分離システム126からライン134を経てアルキ
ル化反応器120へ運び込まれる。
【0054】図2には分離オレフィン処理システム15
0の工程系統図を示し、これは図1に示されるような総
合オレフィン処理システムに示されるのと全く同様の準
処理システムが提供されるが、追加的準処理システムと
して第二エーテル化システム152を有する。分離オレ
フィン処理システム150においては、第一水素異性化
物流はライン76を経て第一水素異性化システム64か
ら第二エーテル化システム152へ流れる。
【0055】第一の水素異性化物流が少くとも一つのエ
ーテル化反応器154に導入される前に、第一の水素異
性化物流はライン156を経て導かれたメタノールと混
合され、得られた混合物は第二エーテル化システム15
2に導入される。得られた混合物はついでライン158
を経て混合物に導入されるアルコール循環流と混合され
る。アルコール循環流、メタノール流、および第一の水
素異性化物流を含む組み合わせ流はついで少くとも一つ
のエーテル化反応器154に導入される。エーテル化反
応器の流出物はライン160を通ってエーテル分別器1
62に流れ、そこで酸素化物流が未反応供給化合物から
分離される。
【0056】酸素化物流はライン164を経てエーテル
化システム152から運び出される。未反応化合物はラ
イン166を通ってアルコール抽出器168に流れ、そ
こで未反応アルコールと未反応炭化水素化合物とが分離
される。未反応炭化水素化合物はライン170を経てア
ルコール抽出器168からアルキル化システム108に
流れ、そして未反応アルコールはライン174を経てア
ルコール分別器172へ流れる。アルコール分別器17
2は未反応アルコールと溶剤とを分離し、未反応アルコ
ールを、少くとも一つのエーテル化反応器154へライ
ン158を経て循環し、そして溶剤を、アルコール抽出
器168へライン176を経て循環する。
【計算例】
【0057】図1および図2に示される2つの処理方法
を説明するために、1日当り100,000バーレル
(BPD)精油所から得られる典型的な供給原料に対す
る収率を示す計算例が与えられる。図1のオレフィン総
合処理と図2の分離処理との間を区別するための試算は
おこなわれなかった。2つの異なった処理方法間の選択
は経済面と装置面との効用によって指示されるであろう
が、これはこの計算例の領域外である。表Iは本発明に
よる全体的オレフィン処理を用いてのガソリンプール
を、C4 のHFアルキル化によるベース精油所ガソリン
についての収量と比較して容積(BPD)で示す。両ケ
ースにおける原料はポストFCC(Post−FCC)
原料である。
【0058】オクタンおよび蒸気圧はオレフィンを全体
的に処理することにより顕著に影響をうける。アミレン
を処理用プールに加えることによりブタンの消費量は著
しく増加する。全体的に、8.0RVPガソリンプール
から除去しなければならないブタンは90%以上減少
し、ベースの場合の1,700BPDから全体的オレフ
ィン処理の場合の170BPDに下る。ガソリンプール
のオクタンは一桁上昇し、ガソリンの容積は1,000
BPD以上増加する。改質ガソリン生産を考えると、芳
香族分はこの例においては改質ガソリンの限界に近い
が、ベンゼンは困難な問題を提起している。改質装置の
カットポイントと操業の取扱いは改質ガソリンブレンド
におけるそれらの特性の操作に最大の影響を与えるかも
しれない。オレフィン処理に対するプラス面としては、
半数近いガソリンプールに、改質燃料市場に販売するの
に必要な品質を供給するために、十分な酸素がガソリン
プールに加えられた。漸次重要になるであろう追加の利
益は環境的に有害なアミレンが消費者に販売されるガソ
リン製品から本質的に除かれることである。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】オレフィンの並列水素異性化処理およびエーテ
ル化処理を有する本発明の好ましい態様の一つを示す工
程系統図である。
【図2】オレフィンの並列水素異性化処理および分離エ
ーテル化処理を有する本発明の他の好ましい態様を示す
工程系統図である。
【符号の説明】
10 総合オレフィン処理システム 14 脱水素処理システム 16 脱水素化物流ライン 54 分解炭化水素分別システム 58 C5 オレフィン流ライン 62 C4 オレフィン流ライン 64 第一水素異性化システム 66 第二水素異性化システム 70 水素供給ライン 76 第一水素異性化物ライン 86 第二水素異性化物ライン 90 第一エーテル化システム 100 酸素化物流ライン 106,170 未反応炭化水素化合物ライン 108 アルキル化システム 116 枝分れパラフィン系炭化水素ライン 132 アルキレートライン 150 分離オレフィン処理システム 152 第二エーテル化システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリィ レイ パットン アメリカ合衆国オクラホマ州バートルス ビル,スカイライン プレース 2114 (72)発明者 ローレンス エドワード リュー アメリカ合衆国オクラホマ州バートルス ビル,ピー.オー.ボックス 3672

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラフィン系炭化水素を脱水素してオレ
    フィン化合物を含む脱水素化物流をつくり; 少くとも3個の炭素原子を有するオレフィン化合物を含
    む分解炭化水素流を、(i) 前記分解炭化水素流における
    主要な部分を占める5個未満の炭素原子を有するC4
    レフィン流と、(ii)前記分解炭化水素流における主要な
    部分を占める少くとも5個の炭素原子を有するC5 オレ
    フィン流とに分離し;第一水素異性化領域において前記
    5 オレフィン流を水素異性化して第一の水素異性化物
    流をつくり;第二水素異性化流域において前記脱水素化
    物流と、前記C4 オレフィン流とを水素異性化して、第
    二の水素異性化物流をつくり;エーテル化領域において
    前記第一の水素異性化物流と、前記第二の水素異性化物
    流とを、エーテル化して、酸素化化合物および未反応化
    合物を含む酸素化物流をつくり;そして前記の未反応化
    合物の主要部分を、分枝鎖パラフィン系炭化水素により
    アルキル化してアルキレート流をつくることを特徴とす
    るガソリン混合成分の製造方法。
  2. 【請求項2】 パラフィン系炭化水素が1分子当り3個
    〜8個の炭素原子を有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 パラフィン系炭化水素がプロパン、ブタ
    ン、ペンタンまたはそれらの2種またはそれより多い混
    合物のいずれかである請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 脱水素化物流が、1分子当り3個〜8個
    の炭素原子を有するオレフィン化合物と、少量のジオレ
    フィンとを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 脱水素化物流がジオレフィン、プロピレ
    ンおよびブチレンを含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 第一の水素異性化物流のエーテル化が第
    一エーテル化領域において行なわれ、そして第二の水素
    異性化物流のエーテル化が第二エーテル化領域において
    行なわれ、その第一および第二エーテル化領域のそれぞ
    れが、酸素化物化合物および未反応化合物を含む酸素化
    物流を生成する請求項1〜5のいずれか一つに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 分解炭化水素流が1分子当り3〜6個の
    炭素原子を有する飽和炭化水素、プロピレン、イソブチ
    レン、ブタジエン、ブチレン、およびアミレンを含む請
    求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 エーテル化工程が、前記第一の水素異性
    化物流および前記第二の水素異性化物流のイソブチレン
    および(または)アミレンと反応させる反応剤としてメ
    タノールを使って、それぞれメチル第三級ブチルエーテ
    ル(MTBE)および(または)第三級アミルメチルエ
    ーテル(TAME)を含む前記酸素化物流をつくる請求
    項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 エーテル化工程が前述の第一の水素異性
    化物流および前記第二の水素異性化物流のイソブチレン
    と反応させる反応剤としてエタノールを使ってエチル第
    三級ブチルエーテル(ETBE)を含む前述の酸素化物
    流をつくる請求項7に記載の方法。
JP4033285A 1991-03-15 1992-02-20 パラフィン系炭化水素よりガソリン混合成分を製造する方法 Expired - Fee Related JP2603022B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67008691A 1991-03-15 1991-03-15
US670086 1991-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04320491A JPH04320491A (ja) 1992-11-11
JP2603022B2 true JP2603022B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=24688927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4033285A Expired - Fee Related JP2603022B2 (ja) 1991-03-15 1992-02-20 パラフィン系炭化水素よりガソリン混合成分を製造する方法

Country Status (15)

Country Link
EP (1) EP0505843B1 (ja)
JP (1) JP2603022B2 (ja)
AT (1) ATE124441T1 (ja)
AU (1) AU636525B2 (ja)
BR (1) BR9200568A (ja)
CA (1) CA2056219C (ja)
DE (1) DE69203123T2 (ja)
DK (1) DK0505843T3 (ja)
ES (1) ES2073799T3 (ja)
FI (1) FI921106A (ja)
GR (1) GR3016989T3 (ja)
HU (1) HU210918B (ja)
MX (1) MX9200397A (ja)
NO (1) NO305606B1 (ja)
YU (1) YU48343B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6395945B1 (en) * 2000-03-31 2002-05-28 Phillips Petroleum Company Integrated hydroisomerization alkylation process

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3912463A (en) * 1970-06-26 1975-10-14 Chevron Res Hydrocarbon conversion process
DE3166058D1 (en) * 1980-10-10 1984-10-18 Davy Mckee Ag Gasoline composition and method for its preparation
US4754078A (en) * 1987-03-02 1988-06-28 Uop Inc. Integrated etherification process with isomerization pretreatment
US4814519A (en) * 1987-12-30 1989-03-21 Mobil Oil Corporation Production of ethers from olefins
GB8804033D0 (en) * 1988-02-22 1988-03-23 Shell Int Research Process for preparing normally liquid hydrocarbonaceous products from hydrocarbon feed

Also Published As

Publication number Publication date
HU210918B (en) 1995-09-28
AU1032592A (en) 1992-10-01
CA2056219A1 (en) 1992-09-16
FI921106A (fi) 1992-09-16
CA2056219C (en) 1996-06-18
NO920976D0 (no) 1992-03-12
NO305606B1 (no) 1999-06-28
ATE124441T1 (de) 1995-07-15
YU48343B (sh) 1998-07-10
HU9200833D0 (en) 1992-05-28
HUT65144A (en) 1994-04-28
DE69203123T2 (de) 1995-11-02
ES2073799T3 (es) 1995-08-16
EP0505843B1 (en) 1995-06-28
GR3016989T3 (en) 1995-11-30
DK0505843T3 (da) 1995-08-28
AU636525B2 (en) 1993-04-29
NO920976L (no) 1992-09-16
YU25592A (sh) 1994-06-10
DE69203123D1 (de) 1995-08-03
EP0505843A1 (en) 1992-09-30
FI921106A0 (fi) 1992-03-13
JPH04320491A (ja) 1992-11-11
MX9200397A (es) 1992-09-01
BR9200568A (pt) 1992-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5237115A (en) Integrated olefin processing
US4423251A (en) Process employing sequential isobutylene hydration and etherification
US4797133A (en) Process for recovery of butene-1 from mixed C4 hydrocarbons
JPS6366288A (ja) メタノ−ルをアルキルエ−テルに変換する改良された方法
US5498810A (en) Selective isoparaffin synthesis from naphtha
US4575567A (en) Adsorbent regeneration in etherification processes
US5171331A (en) Process for producing gasoline
US5132467A (en) Process for the conversion of normal alkenes to tertiary alkyl ethers
FI104966B (fi) Menetelmä olefiinin hydraamiseksi ja parafiinin dehydraamiseksi samanaikaisesti yhdistetyssä hydraus/dehydrausyksikössä
US4575566A (en) Adsorbent regeneration in etherification processes
US5024679A (en) Olefins etherification and conversion to liquid fuels with paraffins dehydrogenation
JP2603022B2 (ja) パラフィン系炭化水素よりガソリン混合成分を製造する方法
US6107526A (en) Process for producing ethyl tertiary butyl ether
US4975097A (en) Iso-olefin etherification, upgrading and paraffin transhydrogenation
US5243090A (en) Conversion of normal alkenes to tertiary alkyl ethers
EP0382956B1 (en) Process for direct etherification of a dehydrogenation zone effluent stream
US4906788A (en) Combined dehydrogenation etherification process
US5689015A (en) Method for the production of ether and alkylate from a paraffin feedstock
US5113023A (en) Removal of linear internal olefins from steam active dehydrogenation recycle stream
US4761504A (en) Integrated process for high octane alkylation and etherification
US6673977B2 (en) Procedure and device for the alkylation of isobutane by light olefins
US5227534A (en) Ether production with multi-stage reaction of olefins
NO874006L (no) Fremgangsmaate for fremstilling av bensinkomponenter fra olefiner.
JPH0395133A (ja) 軽質オレフィンの水和およびアルキルt―ブチルエーテルの製造方法
CN1045585C (zh) 高纯度醚产品的生产

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees