JP2603018B2 - Epromおよびその製造方法 - Google Patents

Epromおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2603018B2
JP2603018B2 JP3338948A JP33894891A JP2603018B2 JP 2603018 B2 JP2603018 B2 JP 2603018B2 JP 3338948 A JP3338948 A JP 3338948A JP 33894891 A JP33894891 A JP 33894891A JP 2603018 B2 JP2603018 B2 JP 2603018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
layer
forming
gate
trench
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3338948A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0541526A (ja
Inventor
典章 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3338948A priority Critical patent/JP2603018B2/ja
Publication of JPH0541526A publication Critical patent/JPH0541526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603018B2 publication Critical patent/JP2603018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、より
詳しくは、FAMOS(floating gate avalanche inje
ction MOS)型セルを有するEPROM(erasable-progra
mmable read-only memory)およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】EPROMでは、ROM全体の高集積化
と共にセルの微細化が図られている。EPROMセルの
微細化には、アイソレーション領域の微細化も必要であ
る。従来、EPROMセルに書き込みを行う時には、D
RAMやSRAMのような他のメモリー装置よりも高い
書き込み電圧(約12ボルト)をワード線であるコント
ロールゲートに、印加する。その際に、図1、図2およ
び図3に示すような従来のEPROMセルでは、破線矢
印aまたはbの箇所に隣のセルとの間で寄生フィールド
トランジスタ(すなわち、アイソレーション不良)を生
じることがある。このような寄生トランジスタは書き込
みの失敗や読出エラーの原因となるので、EPROMの
正常な動作を行うには、この寄生トランジスタ動作よる
リークを防止する必要がある。図1が従来のEPROM
の概略平面図であり、図2が図1中のII−II線での概
略断面図であり、そして図3が図1中のIII-III 線での
概略断面図である。
【0003】この従来のEPROM(図1〜図3)で
は、1はp型シリコン(Si)単結晶基板1、2はSiO2
のフィールド絶縁層(酸化膜)、3はフローティングゲ
ート、4は層間絶縁層(キャパシタの誘電体膜)、5は
ワード線であるコントロールゲート、6は層間絶縁層、
7はビット線である。Si基板1とフローティングゲー
ト3との間にゲート絶縁層8があり、n+ 型のソース領
域9およびドレイン領域10がSi基板1内に設けら
れ、そしてコンタクトホール11にてビット線7がドレ
イン領域10にコンタクトとしている。
【0004】寄生トランジスタの発生すなわちリーク電
流発生を防止するためには、フィールド絶縁層における
アイソレーションの働きを改善することであり、そのた
めには、次の3つの方法がある。図4に示すように、第
1の方法はフィールド絶縁層の厚さを厚くすることであ
り(A)、第2の方法はフィールド絶縁層の下に形成す
るチャネルカット層(p+ 型領域)の濃度を高める(従
来の3×1013cm-2を5×1013cm-2にする)ことであ
り(B)、および第3の方法はチャネルカット層の中央
部にさらに不純物濃度を高めた高濃度チャネルカット層
(p++領域)を付加形成することである(C)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1の方法にお
いて、ワード線に約12ボルトを印加して書き込みを行
う場合に、マージン(安全率)を考慮して、寄生トラン
ジスタの閾値電圧Vthが17ボルト以上になるようにフ
ィールド酸化層の厚さを約630nm以上にする必要があ
る。このような厚いフィールド酸化層を熱酸化法で形成
すると、バーズビークが片側で約300nm幅、両側で約
600nm幅で生じるために、フィールド酸化層幅の低減
(微細化)が阻まれる。フィールド絶縁層の厚さを薄く
すれば、バーズビークを小さくできるが、寄生トランジ
スタの閾値電圧が小さくなり、該寄生トランジスタが発
生し易くなる。さらに、フィールド酸化層を厚くする
と、後工程でのビット線(金属配線)形成で段差が大き
くなり、ステップカバレッジが悪化し、配線不良(断
線、抵抗増大)などの障害を招く。
【0006】チャネルカット層のドーズ濃度を全体的に
高める第2の方法では、熱処理によって不純物が横方向
にも不本意に拡散して、バーズビークを越えてチャネル
カット層(不純物拡散領域)が広がり、デバイス形成領
域18内に張り出してしまう。このために、ゲート幅が
小さくなり(即ち、狭チャネル効果を招き)、EPRO
MセルのMOSトランジスタの閾値電圧Vthが変動する
ことになる。
【0007】チャネルカット層中央部に高濃度領域を形
成する第3の方法では、寄生トランジスタのVthを十分
高められるものの、高濃度領域の幅だけアイソレーショ
ン領域(即ち、フィールド酸化層)の幅が大きくなり、
微細化を妨げてしまう。さらに、EPROMの微細化を
妨げる要因として、フローティングゲートのパターニン
グを独立工程で行うことが挙げられる。同じ(ひとつ
の)コントロールゲート(ワード線)5の下にありかつ
隣あったセルのフローティングゲートを、図5に示すよ
うに、フィールド絶縁(酸化)層2の上での導電性層の
選択エッチングによる幅Lのエッチング除去によって分
離している。このようにフローティングゲート3をフィ
ールド絶縁層2の上まで延在させるのは、フローティン
グゲート3とコントロールゲート5とで挟まれる層間絶
縁層4のキャパシタ容量(C1)を大きくして、フロー
ティングゲート3とSi基板1とで挟まれたゲート絶縁
層8のキャパシタ容量(C2)よりも大きくして、C1
/C2の比を大きくするためである。このC1/C2の
比を大きくすることによって、書き込み時や、読出し時
のフローティングゲートとSi基板との間の実効的な電
圧を大きくし、書き込みと読出とが確実に行える。しか
しながら、フローティングゲート3の延在は、フィール
ド絶縁層2を長くすることになるので、微細化にとって
好ましくない。そして、このパターニングの際には、フ
ィールド絶縁層2の端部からフローティングゲート3の
端部までの距離Dの重ね合わせ余裕(位置合わせ余裕)
を、ステッパの位置合わせ精度を考慮して、例えば、
0.3μm程とる必要があり、さらに、エッチング幅L
は露光・エッチング技術で決まる最小パターニング幅程
度(約0.4μm)までしか小さく出来ず、フィールド
絶縁層幅は1μm程度が必要となり、縮小(微細化)の
限界要因となっている。
【0008】本発明の目的は、寄生トランジスタの発生
を招くことなくアイソレーション領域(フィールド絶縁
層)の微細化を可能にするEPROMおよびその製造方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的が、半導体基
板と、該半導体基板のデバイス形成領域を画定するフィ
ールド絶縁層と、該デバイス形成領域の上に形成された
ゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層および該フィールド絶
縁層の上に形成されたフローティングゲートと、該フィ
ールド絶縁層の中央部にて半導体基板内へ延びるトレン
チ絶縁層であって、該トレンチ絶縁層の一方の側面と前
記フローティングゲートの端面とが一致する該トレンチ
絶縁層と、該フローティングゲートを覆うように形成さ
れた第1層間絶縁層と、該第1層間絶縁層の上に形成さ
れかつ該フローティングゲートに対応する位置にあるコ
ントロールゲートと、該コントロールゲートを含めて全
面に形成された第2層間絶縁層と、該フローティングゲ
ートおよびコントロールゲートを横断するように該第2
絶縁層の上に形成されたビット線と、を含んでなるEP
ROMによって達成される。
【0010】更に、上述の他の目的が、下記工程(ア)
〜(サ):(ア)半導体基板の表面にデバイス形成領域
を画定するフィールド絶縁層を形成する工程、(イ)該
デバイス形成領域の表面上にゲート絶縁層を形成する工
程、(ウ)全面に第1導電層を形成する工程、(エ)該
第1導電層および該フィールド絶縁層を貫通して該半導
体基板内に達するトレンチを開口する工程と、(オ)該
トレンチを絶縁物で埋める工程と、(カ)該第1導電層
を被う第1層間絶縁層を形成する工程と、(キ)全面に
第2導電層を形成する工程と、(ク)該第2導電層、第
1層間絶縁層および第1導電層を選択的にエッチングし
てフローティングゲートおよびコントロールゲートを形
成する工程と、(ケ)該半導体基板に不純物イオンを注
入してソース・ドレイン領域を形成する工程と、(コ)
全面に第2層間絶縁層を形成する工程と、(サ)該フロ
ーティングゲートおよびコントロールゲートを横断する
ように該第2絶縁層の上にビット線を形成する工程と、
を含んでなるEPROMの製造方法によって達成され
る。
【0011】
【作用】本発明では、従来のフィールド絶縁層によるア
イソレーションにトレンチアイソレーションを付加し、
しかもフローティングゲートの端面とトレンチの端面と
をセルフアライン方式で一致させている。フィールド絶
縁層の中央位置にトレンチ絶縁層を付加形成するので、
フィールド絶縁層の表面からトレンチ絶縁層底部までの
距離が大きくなり、これら絶縁層の下をリーク電流が流
れるのを妨げることになり、即ち、寄生トランジスタの
発生を防止することができる。この距離が従来のフィー
ルド絶縁層の厚さ以上であれば、フィールド絶縁層の厚
さを従来よりも減らすことができ、したがって、バーズ
ビークを小さくすることができ、フィールド絶縁層の幅
も小さく出来る。
【0012】フローティングゲートの形状をトレンチお
よびコントロールゲートのそれぞれとセルフアライン方
式で規定できるので、これらの間に位置合わせずれがな
く、位置合わせ余裕をとる必要がない。このことは絶縁
層アイソレーションの微細化に適している。また、フロ
ーティングゲートの面積は従来と変わることなく、アイ
ソレーション形成できるので、キャパシタ容量比(C1
/C2)は従来通りである。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施態
様例および比較例によって本発明を詳細に説明する。図
6は本発明の基本を説明するEPROMの部分断面図で
あり、図7は本発明に係るEPROMの概略平面図であ
り、および、図8(a)および(b)は図7での線A−
Aおよび線B−Bでの概略断面図である。なお、従来説
明にて用いた参照番号と同じ参照番号は同じ部材ないし
同等部材をしめす。
【0014】図面上で図6と従来の図5とは類似してお
り、図7と従来の図1とは類似しており、そして、図8
(a)および(b)と従来の図2および図3とは類似し
ており、本発明のEPROMと従来のものとの基本的な
相違は、本発明ではフィールド絶縁層2の中央部に(セ
ルとセルとの間に)、トレンチに絶縁物を充填したトレ
ンチ絶縁層21が形成されている。
【0015】これらの図面に示すように、p型シリコン
(Si)基板1の表面にSiO2の厚いフィールド絶縁層
(酸化膜)2とデバイス形成領域18にSiO2の薄いゲー
ト絶縁層8とが形成されている。これら絶縁層2および
8の上に、ポリシリコンのフローティングゲート3、キ
ャパシタ誘電体層のSiO2の薄い第1層間絶縁層4および
コントロールゲートであるワード線5が順次形成されて
いる。そして、全面に第2層間絶縁層6を形成し、その
上にアルミニウム(Al)などのビット線7をワード線
5に対して直角に形成されている。Si基板1のデバイ
ス形成領域18にはMOSトランジスタのソース領域9
およびドレイン領域10が形成され、ビット線7がコン
タクトホール11にてドレイン領域10にコンタクトし
ている。
【0016】本発明によると、トレンチアイソレーショ
ンとして働くトレンチ絶縁層21がフィールド絶縁層2
の中央部で下方にSi基板1内へ延びており、このトレ
ンチ絶縁層21の側面とフローティングゲート3の端面
とが、図6および図8(a)に示すように、一致してい
る。これは、トレンチの形成をフローティングゲート3
の端面形成とセルフアライン方式で行うことで達成され
る。さらに、フローティングゲート3の長手方向側面お
よびコントロールゲート5の長手方向側面とが、図7お
よび図8(b)に示すように、セルフアランイ方式で形
成されるので、一致している。したがって、フローティ
ングゲートのみのためのパターニング工程は省略されて
いる。
【0017】トレンチアイソレーションを有効に利用す
るために、トレンチ絶縁層21のフィールド絶縁層2の
下面より延びる深さD(図6)がフィールド絶縁層2の
厚さH以上であること(D≧H)が好ましい。フィール
ド絶縁層3の厚さとトレンチ絶縁層21の深さとの合計
(H+D)が従来のフィールド絶縁層厚さ以上であれ
ば、従来程度の寄生トランジスタの発生防止のアイソレ
ーション効果を有する。従って、フィールド絶縁層2の
厚さを従来よりも薄くすることが可能となり、バーズビ
ークを小さくすることが出来る。
【0018】さらに、トレンチ絶縁層21を囲むSi基
板部分にチャネルカット層22(図6)を形成すること
によってリーク電流防止作用を高めることができる。こ
のために、フィールド絶縁層2の下のチャネルカット層
23の濃度を従来よりも下げることができる。場合によ
っては、チャネルカット層23を形成しなくとも良い。
これらのことは、チャネルカット層のデバイス形成領域
への拡散拡張を低減することを可能にし、狭チャネル効
果を招くの防止できる。
【0019】以下、図7〜図15を参照して、本発明に
係るEPROMが次のようにして製造される。図9
(a)〜図15(a)は図7での線A−Aでの断面図で
あり、図9(b)〜図15(b)は図7での線B−Bで
の断面図である。先ず、図9(a)および(b)に示す
ように、10Ω・cmのp型(100)Si基板1を用意
し、チャネルカット層のためにボロン(B+ ) をドーズ
量1×1013/cm2 で選択的にイオン注入する。通常の
選択酸化法によって、SiO2のフィールド絶縁層2(厚さ
H:約200nm)を形成する。図9(b)は、フィール
ド絶縁層2で囲まれたデバイス形成領域18内でのSi
基板1の部分断面図である。この厚さは、従来のEPR
OMのフィールド絶縁層よりも薄く、したがって、バー
ズビークも従来よりも小さい。フィールド絶縁層2の下
にチャネルカット層23が同時に形成され、そのドーズ
量も従来の約3×1015/cm2 よりも少ない。
【0020】図10(a)および(b)に示すように、
熱酸化法によってデバイス形成領域のSi基板1の表面
を酸化して、SiO2薄いゲート絶縁層(酸化膜)8(厚
さ:約10nm)を形成する。次に、p型不純物をドープ
した多結晶シリコンの第1導電層3A(厚さ:約200
nm)をCVD法によって全面に形成する。この第1導電
層は後工程にてパターニングされて、フローティングゲ
ート3となる。第1導電層3Aの上にSiO2マスク層24
(厚さ:約500nm)をCVD法によって形成する。
【0021】図11(a)および(b)に示すように、
SiO2マスク層24の上にレジストを塗布し、露光・現像
して、トレンチ絶縁層に相当するパターン開口26を有
するレジストマスク層25を形成する。このレジスト層
25をマスクとして、反応性イオンエッチング、RI
E)法によってSiO2マスク層24、多結晶シリコン層3
Aおよびフィールド絶縁層2を順次エッチングして、ト
レンチ27を形成する。
【0022】次に、レジストマスク層25を除去した後
で、SiO2層24をマスクとして、図12(a)および
(b)に示すように、RIE法によってSi基板1をエ
ッチングして、トレンチ27をさらに深くする。トレン
チのSi基板1の部分の深さD(図6)は約200nmで
ある。ボロンのイオン注入を行って、トレンチ27から
Si基板1にボロンをドーズ量8×1012/cm2 でドー
プし、チャネルカット層23を形成する。SiO2マスク層
24をエッチング除去する。
【0023】図13(a)および(b)に示すように、
トレンチ27内にCVD法によりSiO2(またはPSG等
の絶縁物)を埋め込む。この場合に、SiO2を全面に形成
し、該トレンチ以外のSiO2をエッチング除去して、トレ
ンチ27をSiO2で充填し、トレンチ絶縁層21を形成す
る。そして、多結晶シリコン層3Aを熱酸化して、SiO2
の第1層間絶縁層4(厚さ:約100nm)を形成する。
この絶縁層4はキャパシタの誘電体層として働く。
【0024】次に、図14(a)および(b)に示すよ
うに、絶縁層4の上にp型不純物をドープした多結晶シ
リコンの第2導電層5A(厚さ:約150nm)をCVD
法によって全面に形成する。この第2導電層は後工程に
てパターニングされて、コントロールゲート5となる。
図15(a)および(b)に示すように、第2導電層5
Aの上にレジストを塗布し、露光・現像して、コントロ
ールゲート(ワード線)パターンのレジストマスク層2
8を形成する。このレジスト層をマスクとして、反応性
イオンエッチング、RIE)法によって第2導電層5
A、第1層間絶縁層4および第1導電層3Aを順次エッ
チングして、コントロールゲート5およびフローティン
グゲート3を完成する。この時、図7に示すように、コ
ントロールゲート5は複数のフローティングゲート3を
覆っており、そして、フローティングゲート3の長手方
向側面はコントロールゲート5の長手方向側面とセルフ
アライン方式で規定される。n型不純物(砒素または
燐)をイオン注入法でSi基板1にドープして(例え
ば、砒素(As)イオンを4×1015/cm2のドーズ量で
イオン注入して)、ソース領域9およびドレイン領域1
0を形成する。
【0025】次に、図8(a)および(b)に示すよう
に、SiO2又はPSGの第2層間絶縁層6(厚さ:約50
0nm)をCVD法によって全面に形成する。この絶縁層
6をRIE法で選択的にエッチングしてコンタクトホー
ル11(例えば、サイズ:0.8μm×0.8μm)を明
け、ドレイン領域10の一部表出させる。それから、絶
縁層6の上にアルミニウムなどの第2導電層(厚さ:7
00μm)をスパッタリング法で形成し、パターニング
して、ビット線7を形成する。このようにして、EPR
OMが得られる。
【0026】図16は、本発明に係る第2の実施態様例
のEPROMの概略平面図であり、この場合には、ひと
つの(長い)トレンチ絶縁層がワード線5毎の複数の
(短い)トレンチ絶縁層21Aに分けられている。トレ
ンチを形成するために、レジストマスク層を図11
(a)に示したように形成する際に、トレンチパターン
開口が細くかつ長いと、現像した後の細い長い開口形状
に、幅の変動やレジストの髭残りなどの問題が生じ易
い。そこで、トレンチパターン開口を短くすることによ
って精度良い形状を得ることができるので、歩留り向
上、信頼性の向上に寄与する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、トレンチ絶縁層の
採用およびトレンチ絶縁層とフローティングゲートとの
セルフアラインによって、フィールド絶縁層を薄くし、
バーズビークを小さくして、絶縁層アイソレーションの
幅を従来よりも短くでき、微細化に寄与する。例えば、
フィールド絶縁層の厚さを200nmとし、トレンチ絶縁
層の幅を200nmとすれば、絶縁層アイソレーション幅
を400nmまで小さくすることが見込める。本発明では
チャネルカット層の不所望の拡散拡大を回避できるの
で、狭チャネル効果を防止できる。さらに、MOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域と接するチャネルカッ
ト層の不純物濃度を低くできるので、ソース・ドレイン
領域と基板との間の寄生容量が低下し、読み出し速度が
速まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のEPROMの概略平面図である。
【図2】図1での線II−IIでの断面図である。
【図3】図1での線III −III での断面図である。
【図4】アイソレーションを説明する従来のEPROM
の概略部分断面図である。
【図5】ワード線方向での従来のEPROMの概略部分
断面図である。
【図6】ワード線方向での本発明に係るEPROMの概
略部分断面図である。
【図7】本発明に係るEPROMの概略平面図である。
【図8】(a)は図7での線A−A(ワード線方向)で
の断面図であり、(b)は線B−B(ビット線方向)で
の断面図である。
【図9】Si基板を熱酸化してフィールド絶縁層を形成
する工程でのEPROMの概略断面図であって、(a)
はワード線方向で、(b)はビット線方向での断面図で
ある。
【図10】第1導電層および絶縁マスク層を形成する工
程でのEPROMの概略断面図であって、(a)はワー
ド線方向で、(b)はビット線方向での断面図である。
【図11】レジストマスク層形成およびトレンチ形成の
工程でのEPROMの概略断面図であって、(a)はワ
ード線方向で、(b)はビット線方向での断面図であ
る。
【図12】トレンチ完成形成の工程でのEPROMの概
略断面図であって、(a)はワード線方向で、(b)は
ビット線方向での断面図である。
【図13】トレンチ埋め込みおよび第1層間絶縁層形成
の工程でのEPROMの概略断面図であって、(a)は
ワード線方向で、(b)はビット線方向での断面図であ
る。
【図14】第2導電層を形成する工程でのEPROMの
概略断面図であって、(a)はワード線方向で、(b)
はビット線方向での断面図である。
【図15】コントロールゲートおよびフローティングゲ
ートの形成工程でのEPROMの概略断面図であって、
(a)はワード線方向で、(b)はビット線方向での断
面図である。
【図16】本発明に係る第2実施態様例のEPROMの
概略平面図である。
【符号の説明】
1…Si基板 2…フィールド絶縁層 3…フローティングゲート 3A…第1導電層 4…第1層間絶縁層 5…コントロールゲート 5A…第2導電層 6…第2層間絶縁層 7…ビット線 9…ソース領域 10…ドレイン領域 11…コンタクトホール 18…デバイス形成領域 21、21A…トレンチ絶縁層 22、23…チャネルカット層 25…レジストマスク層 27…トレンチ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(1)と、 前記半導体基板(1)のデバイス形成領域(18)を画
    定するフィールド絶縁層(2)と、 前記デバイス形成領域(18)の上に形成されたゲート
    絶縁層(8)と、 前記ゲート絶縁層(8)および前記フィールド絶縁層
    (2)の上に形成されたフローティングゲート(3)
    と、 前記フィールド絶縁層(2)の中央部にて前記半導体基
    板(1)内へ延びるトレンチ絶縁層(21)であって、
    該トレンチ絶縁層の一方の側面と前記フローティングゲ
    ート(3)の端面とが一致する該トレンチ絶縁層(2
    1)と、 前記フローティングゲート(3)を覆うように形成され
    た第1層間絶縁層(4)と、 前記第1層間絶縁層(4)の上に形成されかつ前記フロ
    ーティングゲート(3)に対応する位置にあるコントロ
    ールゲート(5)と、 前記コントロールゲート(5)を含めて全面に形成され
    た第2層間絶縁層(6)と、 前記フローティングゲート(3)および前記コントロー
    ルゲート(5)を横断するように前記第2層間絶縁層
    (6)の上に形成されたビット線(7)と、 を含んでなるEPROM。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板(1)がシリコン単結晶
    基板であり、前記フィールド絶縁層(2)、ゲート絶縁
    層(8)および第1層間絶縁層(4)がSiO2層であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のEPROM。
  3. 【請求項3】 前記フローティングゲート(3)および
    コントロールゲート(5)が多結晶シリコン層であり、
    前記コントロールゲートは前記フローティングゲートの
    真上で延在することを特徴とする請求項1記載のEPR
    OM。
  4. 【請求項4】 前記フローティングゲート(3)の長手
    方向端面が前記コントロールゲート(5)の長手方向端
    面と一致することを特徴とする請求項3記載のEPRO
    M。
  5. 【請求項5】 前記トレンチ絶縁層(21)の前記フィ
    ールド絶縁層(2)から前記半導体基板(1)内へ延び
    る深さが、前記フィールド絶縁層(2)の厚さ以上の長
    さであることを特徴とする請求項1記載のEPROM。
  6. 【請求項6】 下記工程(ア)〜(サ): (ア)半導体基板(1)の表面にデバイス形成領域(1
    8)を画定するフィールド絶縁層(2)を形成する工
    程、 (イ)前記デバイス形成領域(18)の表面上にゲート
    絶縁層(8)を形成する工程、 (ウ)全面に第1導電層(3A)を形成する工程、 (エ)前記第1導電層および前記フィールド絶縁層を貫
    通して前記半導体基板内に達するトレンチ(27)を開
    口する工程と、 (オ)前記トレンチ(27)を絶縁物で埋める工程と、 (カ)前記第1導電層(3A)を覆う第1層間絶縁層
    (4)を形成する工程と、 (キ)全面に第2導電層(5A)を形成する工程と、 (ク)前記第2導電層(5A)、第1層間絶縁層(4)
    および第1導電層(3A)を選択的にエッチングしてフ
    ローティングゲート(3)およびコントロールゲート
    (5)を形成する工程と、 (ケ)前記半導体基板(1)に不純物イオンを注入して
    ソース・ドレイン領域 (9、10)を形成する工程と、 (コ)全面に第2層間絶縁層(6)を形成する工程と、 (サ)前記フローティングゲートおよびコントロールゲ
    ートを横断するように前記第2絶縁層(6)の上にビッ
    ト線(7)を形成する工程と、 を含んでなるEPROMの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1導電層(3A)が多結晶シリコ
    ンで作られ、該多結晶シリコンの第1導電層を熱酸化す
    ることによって前記第1層間絶縁層(4)を形成するこ
    とを特徴とする請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記トレンチを開口する工程が、 (シ)前記第1導電層(3A)の上に絶縁層(24)を
    形成する工程と、 (ス)前記絶縁層の上にレジストマスク層(25)を形
    成する工程と、 (セ)前記レジストマスク層(25)をマスクとして、
    前記絶縁層(24)、第1導電層(3A)およびフィー
    ルド絶縁層(2)を選択的にエッチングする工程と、 (ソ)前記レジストマスク層(25)を除去する工程
    と、 (タ)前記絶縁層(24)をマスクとして、前記半導体
    基板(1)を選択的にエッチングして前記トレンチ(2
    7)を完成する工程と、 (チ)前記絶縁層(24)をエッチング除去する工程
    と、 からなることを特徴とする請求項6記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2導電層(5A)、第1層間絶縁
    層(4)および第1導電層(3A)を選択的にエッチン
    グする際に、前記第2導電層の上に別のレジストマスク
    層を形成して、該レジストマスク層をマストとしてこれ
    らの層を同じパターンにエッチングすることを特徴とす
    る請求項6記載の製造方法。
JP3338948A 1990-12-20 1991-12-20 Epromおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP2603018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3338948A JP2603018B2 (ja) 1990-12-20 1991-12-20 Epromおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40424690 1990-12-20
JP2-404246 1990-12-20
JP3338948A JP2603018B2 (ja) 1990-12-20 1991-12-20 Epromおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0541526A JPH0541526A (ja) 1993-02-19
JP2603018B2 true JP2603018B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=26576265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3338948A Expired - Fee Related JP2603018B2 (ja) 1990-12-20 1991-12-20 Epromおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603018B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0541526A (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970000533B1 (ko) Eprom 및 그 제조방법
KR920002091B1 (ko) 불휘발성 반도체기억장치 및 그 제조방법
EP0186855B1 (en) Semiconductor read only memory device and method of manufacturing the same
US4768080A (en) Semiconductor device having floating and control gates
JP2689888B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US4992389A (en) Making a self aligned semiconductor device
KR100331298B1 (ko) 반도체 기억장치와 그 제조방법
US6486013B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor device having regions of different conductivity types isolated by field oxide
US6274489B1 (en) Manufacturing method of semiconductor apparatus
KR100200223B1 (ko) 평탄한 상표면을 가지고 있는 소자분리막을 포함하는 반도체 장치 및 그 제조방법
US6124622A (en) MIS transistor with a three-layer device isolation film surrounding the MIS transistor
JPH0817948A (ja) 半導体装置及びその製造方法
EP0378227B1 (en) Eeprom having erasing gate electrode patterns formed to intersect source region patterns and method for manufacturing the same
US6188115B1 (en) Semiconductor device with a conductive layer of small conductive resistance
US5561314A (en) Manufacture of semiconductor device with field oxide
US6150700A (en) Advanced nor-type mask ROM
US5227319A (en) Method of manufacturing a semiconductor device
JP2603018B2 (ja) Epromおよびその製造方法
JPS60170251A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6237960A (ja) 読み出し専用半導体記憶装置の製造方法
JP2606132B2 (ja) 埋込み配線を有する半導体装置とその製造方法
JPH09312351A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2596198B2 (ja) Mos型読み出し専用半導体記憶装置
JP2876670B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
KR930002287B1 (ko) 반도체장치의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961119

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees