JP2602933Y2 - フィルム情報読取装置 - Google Patents

フィルム情報読取装置

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JP2602933Y2
JP2602933Y2 JP1993075742U JP7574293U JP2602933Y2 JP 2602933 Y2 JP2602933 Y2 JP 2602933Y2 JP 1993075742 U JP1993075742 U JP 1993075742U JP 7574293 U JP7574293 U JP 7574293U JP 2602933 Y2 JP2602933 Y2 JP 2602933Y2
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幹生 尾木
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルムパトローネに
形成されたコード単位が担持するフィルム情報を読み取
るフィルム情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルムパトローネの外周面にフ
ィルム感度、撮影枚数等のフィルム情報を担持する複数
のコード単位よりなるコードパターン(DXコード)を
設け、フィルムパトローネをカメラのパトローネ室に装
填した際に、カメラ側に設置されたフィルム情報読取装
置により前記DXコードの内容を読み取って、自動露出
調整やその他の制御に利用するように構成されたカメラ
がある。
【0003】このようなカメラにおけるフィルム情報読
取装置は、パトローネ室に装填されたフィルムパトロー
ネの各コード単位にそれぞれ接触する複数の金属製の接
点部材を有しているが、各接点部材を対応するコード単
位に押圧して接触させるために、各接点部材をコード単
位側へ付勢するバネが設けられている。
【0004】より詳細には、図10に示すように、取付
具103により基端がパトローネ室壁100に固定され
た金属製の板バネ部102により各接点部101を支持
した構成、あるいは、図11に示すように、パトローネ
室壁100の外面にハウジング104が固定され、この
ハウジング104と各接点部101の基端との間にコイ
ルバネ105を圧縮状態で設置して、各接点部101を
付勢した構成となっている。
【0005】しかしながら、図10に示す構成では、板
バネ部102の設置のために広いスペースが必要であ
り、また、図11に示す構成では、各接点部101にコ
イルバネ105を装着した状態に組み立てるときの組立
作業に手間と時間がかかるという欠点がある。さらに、
これらの構造では、各接点部の他に接点部と同数のバネ
が必要であるため、部品点数が多く、フィルム情報読取
装置の構成が複雑になるという問題もある。
【0006】また、各接点部101が硬質の金属製であ
るため、コード単位との接触が点接触となり、接触不良
を生じることがあった。特に、接点部101の先端また
はコード単位の表面にゴミや塵が付着していた場合、接
触不良が生じ易く、本来導通すべきコード単位と接点部
とが導通せず、読み取りの誤認が生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、構成
が簡単で、部品点数の減少が図れ、設置スペースをとら
ないフィルム情報読取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本考案により達成される。
【0009】(1) フィルムパトローネに形成された
複数のコード単位よりなるコードパターンが担持するフ
ィルム情報を読み取るフィルム情報読取装置であって、
前記各コード単位のそれぞれに対応して設置され、互い
に独立する複数の接点部材と、前記各接点部材を所定の
配置で支持する支持手段と、前記各接点部材の基端と電
気的に接続される回路とを有し、前記各接点部材は、導
電性を有するとともに、当該接点部材の前記コード単位
に接触する部分が弾性変形可能なものであることを特徴
とするフィルム情報読取装置。
【0010】(2) 前記各接点部材は、ゴムまたはそ
の他の高分子材料中に導電性材料が埋設された弾性材料
で構成されている上記(1)に記載のフィルム情報読取
装置。
【0011】(3) 前記各接点部材は、その基端側に
変形可能な薄肉の脚部を有し、その先端側に前記コード
単位と接触するヘッド部を有する上記(1)または
(2)に記載のフィルム情報読取装置。
【0012】(4) 前記各接点部材の先端に、前記コ
ード単位と接触する少なくとも1つの突部が形成されて
いる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のフィル
ム情報読取装置。
【0013】
【実施例】以下、本考案のフィルム情報読取装置を添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本考案のフィルム情報読取装置の
構成例を示す分解斜視図である。同図に示すように、フ
ィルム情報読取装置1は、フィルムパトローネ(以下、
単にパトローネという)10を装填するパトローネ室2
3を形成するパトローネ室壁2を有する。
【0015】このパトローネ室壁2は、円弧状に湾曲し
ており、その外周面には、コネクタ装着部3が形成され
ている。このコネクタ装着部3には、後述する接点部材
5a〜5fが挿入される貫通孔4が形成されている。図
示の構成では、6つの貫通孔4がパトローネ室23の長
手方向に沿って一列に配置されている。また、貫通孔4
の列の図1中上部および下部には、それぞれビス止め用
の孔21、22が形成されている。
【0016】各貫通孔4に挿入される接点部材(接点
部)5a、5b、5c、5d、5eおよび5fは、後述
するパトローネ10の外周面に形成されたコードパター
ンと、後述する回路基板6上に形成された導電パターン
61とを電気的に接続するコネクタであって、図2に示
すように、貫通孔4の内径より大きい外径の基部51
と、貫通孔4の内径より小さい外径のヘッド部52とで
構成された柱状の部材である。ヘッド部52の先端に
は、湾曲する凸面(突部)53が形成されている。これ
らの接点部材5a〜5fは、互いに独立した部材である
が、それらは同一のものであるため、以下、代表的に接
点部材5aについて説明する。
【0017】接点部材5aは、いわゆるゴムコネクタと
呼ばれ、各種ゴムやその他の高分子材料よりなる弾性材
料(エラストマー)を素材とし、この素材内に、導電性
物質を埋設(配合、混練を含む)することにより導電性
を有するものである。
【0018】埋設される導電性物質としては、金属や炭
素の粉体、粒体よりなる導電性フィラーが好適に使用さ
れる。また、接点部材5aの軸方向に沿って埋設された
多数の金属細線であってもよい。
【0019】なお、図示の構成では、接点部材5a〜5
fは、横断面が円形の円柱部材であるが、これに限ら
ず、接点部材5a〜5fの横断面形状は、三角形、四角
形、六角形等の多角形や、楕円形、その他任意の形状の
ものが可能である。
【0020】このような接点部材5a〜5fは、互いに
独立して設けられているため、それぞれの弾性(柔軟
性)を十分に発揮し、対応するパトローネ10上のコー
ド単位10a〜10fへの接触が確実なものとなるとと
もに、隣接する接点部材同士の短絡等の事故も生じな
い。なお、接点部材5a〜5fの作用(変形動作)につ
いては、後に詳述する。
【0021】各接点部材5a〜5fの基端面には、回路
基板6が接合される。図7に示すように、回路基板6上
(おもて面)には、接点部材5a〜5fにそれぞれ対応
するランド部7a、7b、7c、7d、7eおよび7f
と、これらのランド部にそれぞれ接続されたライン8
a、8b、8c、8d、8eおよび8fとを有する導電
パターン61が形成されている。この導電パターン61
は、例えば、スクリーン印刷、エッチング、蒸着、スパ
ッタリング等により所望のパターン形状に形成された金
属膜(薄膜)で構成されている。このような回路基板6
は、ランド部7a〜7fが、それぞれ、接点部材5a〜
5fの基端面に接触するように接合される。
【0022】さらに、回路基板6の裏面には、押圧板9
が接合される。この押圧板9の両端部には、それぞれビ
ス止め用の孔91、92が形成されており、押圧板9と
パトローネ室壁2のコネクタ装着部3との間に接点部材
5a〜5fおよび回路基板6を介挿した状態で、孔91
と孔21および孔92と孔22にそれぞれ図示しないビ
スを螺入して、パトローネ室壁2のコネクタ装着部3と
押圧板9とで接点部材5a〜5fおよび回路基板6を挟
持(押圧支持)する。
【0023】本実施例では、パトローネ室壁2と押圧板
9とで、接点部材5a〜5fを所定の配置で支持する支
持手段が構成される。
【0024】図6は、パトローネの構成を示す斜視図で
ある。同図に示すように、パトローネ室23に装填され
るパトローネ10は、その外周面に、パトローネ10の
中心軸方向に沿って列状に配置された6つの矩形のコー
ド単位10a、10b、10c、10d、10eおよび
10fよりなるコードパターンが形成されている。な
お、図6では、説明の簡略化のため、コード単位の一列
のみを示している。
【0025】各コード単位10a〜10fは、それぞ
れ、導電性を有するものと導電性を有さないものとのい
ずれかであって、図示の構成では、斜線を施したコード
単位10dおよび10fが絶縁被覆により非導電部を構
成し、その他のコード単位10a、10b、10cおよ
び10eは導電部を構成している。そして、導電性を有
するコード単位同士は、それぞれ導通している。このよ
うな各コード単位10a〜10fの導電/非導電の組み
合わせにより、所望のフィルム情報が構成され、コード
として担持される。
【0026】なお、フィルム情報としては、例えば、フ
ィルム感度、ラチチュード(露光範囲)、フィルムの撮
影枚数等が挙げられる。
【0027】図7は、フィルム情報読取装置1の情報読
取回路の構成例を示す図である。同図に示すように、パ
トローネ10に形成されたコードパターンのうちの1つ
のコード単位10aを共通ビットとし、これに接続され
るランド部7aをライン8aを介してアース接続する。
また、その他のコード単位10b、10c、10d、1
0eおよび10fにそれぞれ接続されるランド部7b、
7c、7d、7eおよび7fは、それぞれ、ライン8
b、8c、8d、8eおよび8fを介して定圧電源VC
に接続されている。この場合、ライン8b、8c、8
d、8eおよび8fの途中には、それぞれ、抵抗Rが設
置されている。
【0028】また、ランド部7b、7c、7d、7eお
よび7fは、それぞれ、ライン8b、8c、8d、8e
および8f、ならびにこれらに接続されたライン11
b、11c、11d、11eおよび11fを介して、制
御手段(CPU)12の入力ポートにそれぞれ接続され
ている。
【0029】このような回路において、図6に示すパト
ローネ10をパトローネ室23に装填し、各コード単位
10a〜10fが接点部材5a〜5fに接触すると、導
電性のコード単位10a、10b、10cおよび10e
に対応する電位は、アース電位にほぼ等しくなる。ま
た、非導電性のコード単位10dおよび10fに対応す
るライン11dおよび11fの電圧は、定圧電源VC
電圧にほぼ等しくなる。
【0030】各ライン11a〜11fの電位は、それぞ
れ、制御手段12へ入力され、その組み合わせによって
コードパターンが担持するフィルム情報が分析、決定さ
れる。そして、制御手段12は、得られたフィルム情報
に基づいて、例えば、露出調整、フィルムの巻上、フィ
ルム感度や撮影枚数の表示等のカメラ各部の制御を行
う。
【0031】図2および図3は、それぞれ、フィルム情
報読取装置1における接点部材5aおよびその周辺の構
成例を示す部分断面図である。このうち、図2は、パト
ローネ室23にパトローネ10を装填していない状態を
示し、図3は、パトローネ室23にパトローネ10を装
填した状態を示す。以下、これらの図に基づき、接点部
材5aの作用(変形動作)について説明する。
【0032】図2に示すように、パトローネ室23にパ
トローネ10を装填していない状態では、接点部材5a
のヘッド部52は、自然状態(外力が加えられていない
状態)であり、その先端部が所定長さパトローネ室23
内に突出している。また、貫通孔4の内周面とヘッド部
52の外周面との間には、若干の隙間が形成されてい
る。
【0033】図3に示すように、パトローネ室23にパ
トローネ10を装填すると、パトローネ10に形成され
た各コード単位10a〜10fは、対応する接点部材5
a〜5fの先端に接触する。カメラの裏蓋を閉じると、
パトローネ10は、カメラの裏蓋の内側(コネクタ装着
部3と反対側)に取り付けられた板バネ(図示せず)に
よりコネクタ装着部3側へ押圧されるため、ヘッド部5
2は、パトローネ10に押圧される。これにより、ヘッ
ド部52は、その弾性により、ヘッド部先端の凸面53
の少なくとも中心部付近が平坦になってコード単位10
aと密着するとともに、ヘッド部52が圧縮されてその
外径が増大し、貫通孔4の内周面に密着する。
【0034】パトローネ室23からパトローネ10を取
り出すと、接点部材5aは、その復元力により図2に示
す元の形状に戻る。
【0035】このように、接点部材5aは、コード単位
との接触面(凸面53)自体が弾性により変形し、かつ
その接触面積が小さく、特に接触の初期においては、コ
ード単位に対し局部的に密着するため、この密着部にか
かる圧力が大きく、よって、電気接触が確実になされ、
接触不良が防止される。そして、このような効果は、前
述したパトローネ10をコネクタ装着部3側へ押圧する
押圧力の大小やパトローネ10のサイズ(外径)の大小
等の条件の変動にかかわらず発揮され、許容範囲が広
い。
【0036】図4および図5は、それぞれ、接点部材の
他の構成例を示す部分断面図である。このうち、図4
は、パトローネ室23にパトローネ10を装填していな
い状態を示し、図5は、パトローネ室23にパトローネ
10を装填した状態を示す。
【0037】これらの図に示すように、接点部材5a’
は、基端側の脚部54と、先端側のヘッド部56とで構
成されている。脚部54は、変形可能な薄肉部で構成さ
れており、その基端の支持部55において、絶縁層62
を介して回路基板6上に接着固定されている。なお、接
点部材5a’の構成材料については、前記接点部材5a
と同様である。
【0038】ヘッド部56の外径は、貫通孔4の内径よ
り小さく、ヘッド部56の先端には、前記と同様の湾曲
する凸面(突部)57が形成されている。また、ヘッド
部56の基端にも、脚部54の内部空間に突出する凸面
58が形成されている。
【0039】次に、接点部材5a’の作用(変形動作)
について説明する。図4に示すように、パトローネ室2
3にパトローネ10を装填していない状態では、接点部
材5a’の脚部54およびヘッド部56は、自然状態で
あり、ヘッド部56の先端部が所定長さパトローネ室2
3内に突出している。また、貫通孔4の内周面とヘッド
部56の外周面との間には、若干の隙間が形成されてい
る。
【0040】図5に示すように、パトローネ室23にパ
トローネ10を装填すると、パトローネ10に形成され
た各コード単位10a〜10fは、対応する接点部材5
a〜5fの先端に接触する。カメラの裏蓋を閉じると、
パトローネ10は、前記と同様、板バネ(図示せず)に
よりコネクタ装着部3側へ押圧されるため、ヘッド部5
6は、パトローネ10に押圧される。これにより、脚部
54が変形してヘッド部56が回路基板6の方向へ移動
し、凸面58が回路基板6上の対応するランド部7aに
接触する。この際、ヘッド部52の弾性により、ヘッド
部先端の凸面57の少なくとも中心部付近が平坦になっ
てコード単位10aと密着するとともに、ヘッド部基端
の凸面58の少なくとも中心部付近が平坦になってラン
ド部7aと密着する。
【0041】パトローネ室23からパトローネ10を取
り出すと、接点部材5a’は、その復元力により図4に
示す元の形状に戻る。
【0042】このように、接点部材5a’は、コード単
位との接触面(凸面57)自体およびランド部との接触
面(凸面58)自体がそれぞれ弾性により変形し、かつ
それらの接触面積が小さく、特に接触の初期において
は、コード単位およびランド部に対し局部的に密着する
ため、この密着部にかかる圧力が大きく、よって、電気
接触が確実になされ、接触不良が防止される。そして、
このような効果は、前述したパトローネ10をコネクタ
装着部3側へ押圧する押圧力の大小やパトローネ10の
サイズ(外径)の大小等の条件の変動にかかわらず発揮
され、許容範囲が広い。特に、接点部材5a’では、脚
部54の形状や寸法(長さ、厚さ等)によりヘッド部5
6の移動ストロークや弾性の強弱(弾性係数)等を任意
に設定できるので、前記条件の変動に対する対応可能な
範囲が広い。
【0043】なお、接点部材5a’において、ヘッド部
56の基端部が常時対応するランド部と導通しているよ
うな構成としてもよい。
【0044】図8および図9は、それぞれ、本考案にお
ける接点部材の他の構成例を示す斜視図である。図8に
示す接点部材13は、前記接点部材5aと同様の材料で
構成されており、横断面が四角形のヘッド部14を有
し、このヘッド部14の先端面に、2つの突起(突部)
15が立設された形状をなしている。
【0045】両突起15は、ヘッド部14の四角形の先
端面の対角線方向に並べて配置されており、従って、パ
トローネ10のフィルム情報を読み取る際には、両突起
15は、四角形のコード単位の対抗する一対の角部付近
にそれぞれ接触する。なお、両突起15の高さは、ほぼ
同一とするのが好ましい。
【0046】図9に示す接点部材16は、前記接点部材
5aと同様の材料で構成されており、横断面が円形のヘ
ッド部17を有し、このヘッド部17の先端面に、多数
の小さな突起(突部)18が散点状に立設された形状を
なしている。パトローネ10のフィルム情報を読み取る
際には、各突起18の全部または一部がコード単位と接
触する。なお、各突起18の高さは、それぞれ、ほぼ同
一とするのが好ましい。
【0047】このように、複数の突起15または18を
設けた接点部材では、コード単位との接触不良をより確
実に防止することができ、特に、ゴミや塵の付着があっ
た場合でも、接触不良が生じにくい。
【0048】また、このようなゴムコネクタよりなる接
点部材では、例えば図4、図5、図8および図9に示す
ような複雑な形状のものでも、容易に成型(一体成型)
することができるので、製造上有利であり、製造コスト
も安価である。
【0049】以上、本考案のフィルム情報読取装置を各
図に示す構成例に基づいて説明したが、本考案は、これ
らに限定されるものではない。例えば、各接点部材を支
持する支持手段の構成は、図示のものに限らず、例え
ば、パトローネ室壁2に各接点部材5a〜5fを固定部
材または接着等により直接固定するような構成であって
もよい。また、フィルム情報読取装置1における情報読
取回路の構成も、図7に示すものに限定されない。
【0050】
【考案の効果】以上述べたように、本考案のフィルム情
報読取装置によれば、構成が簡単であり、部品点数も少
なく、組立作業も容易であり、しかも、設置スペースを
とらないので、搭載するカメラの小型化が図れる。
【0051】また、各接点部材が互いに独立しているた
め、接触不良や短絡等の事故が生じにくく、特に、各接
点部材の先端にパトローネのコード単位と接触する少な
くとも1つの突部を設けた場合には、接触不良を確実に
防止することができる。その結果、フィルム情報の正確
な読み取りができる。
【0052】また、接触不良防止効果を得るにあたり、
パトローネのサイズや押圧力等の条件の変動に対する対
応可能な範囲が広い。
【0053】さらに、従来の金属製の接点部材と異な
り、複雑な形状の接点部材でも容易に形成することがで
きるので、設計の幅が広い。その結果、目的、用途、使
用条件、使用形態、要求される読取精度のレベル等に応
じたフィルム情報読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルム情報読取装置の構成例を示す
分解斜視図である。
【図2】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材およびその周辺の構成例を示す部分断面図である。
【図3】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材およびその周辺の構成例を示す部分断面図である。
【図4】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材およびその周辺の他の構成例を示す部分断面図であ
る。
【図5】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材およびその周辺の他の構成例を示す部分断面図であ
る。
【図6】パトローネの構成を示す斜視図である。
【図7】本考案のフィルム情報読取装置の回路構成を示
す図である。
【図8】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材の他の構成例を示す斜視図である。
【図9】本考案のフィルム情報読取装置における接点部
材の他の構成例を示す斜視図である。
【図10】従来のフィルム情報読取装置における接点部
材周辺の構成例を示す断面図である。
【図11】従来のフィルム情報読取装置における接点部
材周辺の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム情報読取装置 2 パトローネ室壁 21、22 孔 23 パトローネ室 3 コネクタ装着部 4 貫通孔 5a〜5f 接点部材 51 基部 52 ヘッド部 53 凸面 54 脚部 55 支持部 56 ヘッド部 57、58 凸面 6 回路基板 61 導電パターン 62 絶縁層 7a〜7f ランド部 8a〜8f ライン 9 押圧板 91、92 孔 10 パトローネ 10a〜10f コード単位 11a〜11f ライン 12 制御手段 13 接点部材 14 ヘッド部 15 突起 16 接点部材 17 ヘッド部 18 突起 100 パトローネ室壁 101 接点部 102 板バネ部 103 取付具 104 ハウジング 105 コイルバネ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムパトローネに形成された複数の
    コード単位よりなるコードパターンが担持するフィルム
    情報を読み取るフィルム情報読取装置であって、 前記各コード単位のそれぞれに対応して設置され、互い
    に独立する複数の接点部材と、前記各接点部材を所定の
    配置で支持する支持手段と、前記各接点部材の基端と電
    気的に接続される回路とを有し、 前記各接点部材は、導電性を有するとともに、当該接点
    部材の前記コード単位に接触する部分が弾性変形可能な
    ものであることを特徴とするフィルム情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記各接点部材は、ゴムまたはその他の
    高分子材料中に導電性材料が埋設された弾性材料で構成
    されている請求項1に記載のフィルム情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記各接点部材は、その基端側に変形可
    能な薄肉の脚部を有し、その先端側に前記コード単位と
    接触するヘッド部を有する請求項1または2に記載のフ
    ィルム情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記各接点部材の先端に、前記コード単
    位と接触する少なくとも1つの突部が形成されている請
    求項1ないし3のいずれかに記載のフィルム情報読取装
    置。
JP1993075742U 1993-12-27 1993-12-27 フィルム情報読取装置 Expired - Fee Related JP2602933Y2 (ja)

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