JP2602879Y2 - Icキャリア - Google Patents

Icキャリア

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JP2602879Y2
JP2602879Y2 JP1992082229U JP8222992U JP2602879Y2 JP 2602879 Y2 JP2602879 Y2 JP 2602879Y2 JP 1992082229 U JP1992082229 U JP 1992082229U JP 8222992 U JP8222992 U JP 8222992U JP 2602879 Y2 JP2602879 Y2 JP 2602879Y2
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努 柏木
智義 山口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ICパッケージの搬送
や検査などを行うとき、ICパッケージのリードを保護
するために使用するICキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】ICキャリアは現在、ICパッケージの
形状に合わせていろいろな種類のものがあるが、ここで
はPGA(Pin Glid Array)型ICパッ
ケージ用キャリアの例を説明する。図9は従来のPGA
型ICキャリアの一例を示す斜視図である。キャリア枠
1の内側に多数のピン孔3を設けた凹部2がある。
【0003】このICキャリアに対して、上からICパ
ッケージのリード5bをピン孔3に挿入し、ICパッケ
ージ本体5aの下面を凹部2と接触させることによっ
て、ICパッケージ5を装着する。ピン孔3の側面は、
設計上はICパッケージのリード5bとは接触しないよ
うに作られているが、実際には製造上の誤差により、リ
ード5bの何割かはピン孔3と接触してしまう。このと
きのリード5bとピン孔3の側面との摩擦力によって、
ICパッケージ5はICキャリアに固定される。
【0004】しかし、現在ICパッケージのリード5b
は、ICパッケージ本体5aの大きさを変えないでリー
ド5bの本数を増やすために、細くなる傾向にある。ま
た、ICパッケージ5の消費電力を減らすために、外力
に対する強度よりも電気抵抗の小さいことが重視され
て、リード5bの材質が選択される傾向にある。このた
め、リード5bの強度が弱いICパッケージ5が増えて
いる。故に、図9に示すようなICパッケージのリード
5bとピン孔3との摩擦力によってICパッケージ5を
ICキャリアに保持する方式では、リード5bを傷めた
り曲げたりして、ICパッケージ5が使用できなくなる
ことがあった。また、ピン孔3の上端に、リード5bの
ためのすり鉢状の誘いテーパーを設けても、リード5b
に損傷を与えることがあった。
【0005】図10は、ICキャリアに、ICパッケー
ジ本体5aを把持するための押えアーム7を設けたもの
である。押えアーム7の先端には、ICパッケージ本体
5aを側面と上面とより押さえるための爪部4が設けら
れている。押えアーム7は、キャリア枠1の上面に垂直
な方向の軸を固定端として水平方向に弾性変形可能で、
押えアーム7を水平方向に弾性変形させて、ICパッケ
ージ5をICキャリアに装着し、押えアーム7の弾性復
元力によって、爪部4でICパッケージ本体5aの上面
と側面を押さえることで固定する。
【0006】しかし、この方式では爪部4がICパッケ
ージ本体5aの上面を押さえるため、ICパッケージ5
の実装試験を行うために前記ICキャリアをICソケッ
トに装着したとき、ICパッケージ本体5aの上面全体
をICソケットの押圧部材で押さえて固定することがで
きず、ICソケット内でのICパッケージ5の固定が不
安定になることがあった。また、ICキャリアは通常耐
熱試験にも使用されるので、押えアーム7が熱変形を起
こし弾性力が低下してしまうことがあり、更にICキャ
リアに何回もICパッケージ5の着脱を繰り返すことで
も、押えアーム7が弾性力の低下してしまい、ICパッ
ケージ5のICキャリアへの保持力が低下して、ICパ
ッケージ5をICキャリアに固定できなくなることがあ
った。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ICパッケ
ージのリードに負担をかけないでICキャリアにICパ
ッケージを保持でき、しかも耐熱試験に使用したり、あ
るいは繰り返しICキャリアにICパッケージの着脱を
行っても保持力が低下しないで、更に、ICキャリアに
ICパッケージを装着したとき、ICパッケージの上面
より上にICキャリアが出っ張らないICキャリアを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は、ICキャリアに設けられたICパッケ
ージ本体を装着するための装着部に、ICパッケージ本
体を側方より押圧して固定する少なくとも一対の爪部を
配設すると共に、ICキャリアの全ての部分の高さが、
ICキャリアに装着されたICパッケージ本体の上面よ
りも低くなるように構成されているものである。
【0009】
【作用】ICキャリアのICパッケージ本体を装着する
ための装着部に配設された少なくとも一対の爪部がIC
パッケージ本体を側方より押圧することにより、ICパ
ッケージは、ICキャリアに装着され固定されると共
に、ICキャリアの全ての部分の高さは、ICキャリア
に装着されたICパッケージ本体の上面よりも低くな
る。
【0010】
【実施例】第一の実施例として、ICパッケージ本体の
側面が底面に対して垂直なICパッケージ用のICキャ
リアの一例として、PGA型ICパッケージ用キャリア
を図1から図3に示す。図1は本考案によるPGA型I
Cパッケージ用キャリアの斜視図、図2は、図1に示す
ICキャリアの平面図、図3は、図1、図2に示すIC
キャリアにPGA型ICパッケージを装着した状態を示
す、図2のE−Eの位置での部分拡大断面図である。
【0011】図中、1はキャリア枠、2はキャリア枠1
の内側に設けられた凹部、3は、凹部2に設けられたI
Cパッケージのリードを挿入するための複数のピン孔、
4は、キャリア枠1より凹部2内に少しだけ突出し、上
面がテーパー面4aとなっている幅広の爪部で、これら
はみな絶縁材料でできている。5はICパッケージで、
ICパッケージ本体5aとリード5bからなっている。
対向する爪部の面4bの間隔I,Jは、ICパッケージ
本体5の幅よりほんの僅か小さくなっている。また、キ
ャリア枠1の高さは、ICパッケージ5をICキャリア
に装着したときのICパッケージ本体5aの上面より低
くなっており、ピン孔3の直径は、ピン孔3の側面とリ
ード5bとの間に必ず隙間ができるだけの大きさを有し
ている。
【0012】ICパッケージ5を上記のICキャリアの
上方より装着しようとすると、爪部のテーパー面4aに
導かれ凹部2の真上に案内されるが、対向する爪部4の
間隔I,Jが、ICパッケージ本体5aの幅よりほんの
僅か狭いため、ICパッケージ本体5aが爪部4に当た
って、ICパッケージ本体5aの下面は凹部2と接触す
ることができない。
【0013】そこで上からICパッケージ本体5aを押
圧すると、爪部4は少し変形する。対向する爪部4の間
隔I・Jは、ICパッケージ本体5aの幅よりほんの僅
かしか狭くないので、ICパッケージ本体5aは下方向
へ移動してICパッケージ本体5aの下面と凹部2とが
接触し、ICパッケージ5がICキャリアに装着され
る。このとき、爪部の面4bとICパッケージ本体5a
の側面との間は完全に隙間なく接触しているので、爪部
の面4bとICパッケージ本体5aの側面との摩擦力に
よって、ICパッケージ5はICキャリアに保持され
る。
【0014】なお、ICパッケージ本体5aに対する
I,Jの長さ、及び爪部4の幅Kは、キャリア枠1の材
料の弾性率、ICパッケージ5の耐熱試験の温度に対す
る熱変形量、ICパッケージ本体5aの表面に対する摩
擦抵抗と、ICパッケージ5の重量、ICキャリアの使
用状態、例えばICパッケージを装着した状態で逆様に
することはあるか等を考慮して設定しなければならな
い。
【0015】上記のICキャリアは、ICパッケージ5
を装着したとき、ICパッケージ本体5aの上面より上
方向にICキャリアの一部が突出することはなく、ま
た、爪部4はICパッケージを装着したときの変形量
が、爪部の幅Kに比べてずっと小さいので、繰り返しI
Cパッケージを着脱しても、爪部4が永久変形すること
はない。
【0016】次に、第2の実施例として、ICパッケー
ジ本体の側面が底面に対して垂直ではなく、途中が出っ
張っている略くの字型の側面を有するICパッケージ用
キャリアの一例として、QFP(Quad Flat
Package)型ICパッケージ用キャリアの例を図
4、図5に示す。図4は、本考案のQFP型ICパッケ
ージ用キャリアの一例を示す斜視図、図5は、図4に示
すICキャリアの平面図、図6は、図4、図5に示すI
CキャリアにQFP型ICパッケージを装着する過程を
示す部分拡大図ある。
【0017】図中、6は、ICパッケージ本体5aから
側方に突出した各リード5aを絶縁隔離するためにIC
キャリアに複数設けられた仕切り壁で、その他の符号は
第一実施例と同様である。この例では凹部2内に複数の
仕切り壁6を設け、爪部4はR形状をしており、前記各
仕切り壁6から前記凹部の内側に向かって突出するよう
に設けられている。仕切り壁6は、ICパッケージ5を
ICキャリアに装着したときのICパッケージ5aの上
面の高さより低く、爪部4は、ICパッケージ本体5a
の側面の最も出っ張っている部分の高さLよりも少し高
い位置に設けられている。更に、対向する爪部4の間隔
I,Jは、ICパッケージ本体5aの最大幅Mよりほん
の少し小さく設けられている。
【0018】上記のICキャリアにICパッケージ5を
装着しようとすると、図6の(a)に示すように、爪部
4にICパッケージ本体5aが当たってしまい、装着で
きない。そこで、ICパッゲージ本体5aを上から押圧
すると、爪部4が僅かに変形して、ICパッケージ本体
5aは図6の(b)に示すように、対向する仕切り壁6
の間に挿入されて、ICパッケージ本体5aの下面は凹
部2と接触し、各リード5bは各仕切り壁6の間に挿入
され、爪部4とICパッケージ本体5aの側面との摩擦
力によって、ICパッケージ5はICキャリアに固定さ
れる。
【0019】なおこの場合も、第一実施例と同様、IC
パッケージ本体5aの最大幅Lに対するI,Jの長さ
は、爪部4の材料の弾性率、ICパッケージ5の耐熱試
験の温度に対する熱変形量、ICパッケージ本体5aの
表面に対する摩擦抵抗と、ICパッケージ5の重量、I
Cキャリアの使用状態、例えばICパッケージを装着し
た状態で逆様にすることはあるか等を考慮して設定しな
ければならない。
【0020】更に、第3の実施例として、ICパッケー
ジ本体の四隅のうち少なくとも対向する二つの角部がテ
ーパーになっているICパッケージ用キャリアの一例と
して、ICパッケージ本体の四隅のうち少なくとも対向
する二つの角部がテーパーになっているQFP型ICパ
ッケージ用キャリアの例を、図7、図8に示す。図7
は、本考案によるICパッケージ本体の四隅のうち少な
くとも対向する二つの角部がテーパーになっているQF
P型ICパッケージ用ICキャリアに、ICパッケージ
本体の四隅の角部がテーパーになっているQFP型IC
パッケージを装着した状態を示す平面図で、図8は、図
7のF−Fでの断面図である。この場合、爪部4は、I
Cパッケージ本体5aの装着される部分の四隅のうちの
対向する二つの角部が位置する部分に対応する凹部2の
部分に、各一つずつ配置されている。
【0021】本考案は上記三例のICパッケージに限定
するものではなく、他の形状のICパッケージ用キャリ
アにも適用することができる。また更に、爪部4、ある
いは爪部4と爪部4周辺の部分のみを摩擦力の大きいま
たは耐熱性の良いなどの特徴を有する材料で別体に作
り、後で貼り付けたり機械的に固定するなどの方法で、
ICキャリアに取り付けてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案のICキャリアによ
れば、ICキャリアに設けられたICパッケージ本体を
装着するための装着部に、ICパッケージ本体を側方よ
り押圧して固定する少なくとも一対の爪部を配設すると
共に、ICキャリアの全ての部分がICパッケージ本体
の上面より上方にはみ出さない構成とされていることに
より、ICパッケージのICキャリアへの装着が簡単か
つ安定的に行えると共に、ICパッケージを保持したI
CキャリアをICソケットに装着する場合、ICパッケ
ージ本体の上面全体をICソケットの押圧部材で確実に
押圧して、ICパッケージを保持したICキャリアをI
Cソケットに固定できるので、ICパッケージのICソ
ケットへの固定が安定し、ICパッケージとICソケッ
トとの電気的接続が確実となり、またICソケットも小
型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるPGA型ICキャリアの一例を
示す斜視図である。
【図2】図1のICキャリアの平面図である。
【図3】図1、図2に示すICキャリアにICパッケー
ジを装着した状態を示す、図2のE−E線部分拡大断面
図である。
【図4】本考案にかかる異なる他のICパッケージ用キ
ャリアの斜視図である。
【図5】図4のICキャリアの平面図である。
【図6】図4に示すICキャリアにICパッケージを装
着する過程を示す部分拡大図で、(a)は装着前で、
(b)は装着後を示す。
【図7】本考案による更に異なるICパッケージ用キャ
リアに、ICパッケージを装着した状態を示す平面図で
ある。
【図8】図7に示すICキャリアのF−F断面図であ
る。
【図9】従来のPGA型ICキャリアの一例を示す斜視
図である。
【図10】従来のPGA型ICキャリアの他の例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリア枠 2 凹部 3 ピン孔 4 爪部 5 ICパッケージ 5a ICパッケージ本体 5b リード 6 仕切り壁 7 押えアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/00 - 85/86 G01R 31/00 - 31/26 H01L 21/00 - 21/66

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICパッケージを装着し固定することの
    できるICキャリアにおいて、前記ICキャリアに設け
    られたICパッケージ本体を装着するための装着部に、
    前記ICパッケージ本体を側方より押圧して固定するた
    めの少なくとも一対の爪部を配設すると共に、前記IC
    キャリアの全ての部分の高さが、前記ICキャリアに装
    着されたICパッケージ本体の上面よりも低くなるよう
    に構成されていることを特徴とするICキャリア。
JP1992082229U 1992-10-15 1992-10-15 Icキャリア Expired - Fee Related JP2602879Y2 (ja)

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JPH0687283U JPH0687283U (ja) 1994-12-22
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