JP2602583Y2 - 自動洗浄型トンネル式連続熱処理装置 - Google Patents

自動洗浄型トンネル式連続熱処理装置

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JP2602583Y2
JP2602583Y2 JP1993057986U JP5798693U JP2602583Y2 JP 2602583 Y2 JP2602583 Y2 JP 2602583Y2 JP 1993057986 U JP1993057986 U JP 1993057986U JP 5798693 U JP5798693 U JP 5798693U JP 2602583 Y2 JP2602583 Y2 JP 2602583Y2
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憲司 野田
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トンネル式の連続熱処
理に係わるもので、特に食品の加熱、乾燥、冷却、凍結
等の熱処理を連続的に行う場合、トンネル内の構造及び
装置の自動洗浄、殺菌が可能な自動洗浄型トンネル式連
続熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続流れ方式のトンネル型冷却装
置としては、断面箱型のトンネルが一般に使用され、例
えば実公2ー10959には、図4に示すように上下2
段の縦長の箱型構造とし、下段チャンバにファンを含む
大型熱交換器を設け上段チャンバに移送コンベヤを延設
し、冷風を前記コンベヤの走行方向に対し反対方向に循
環させ、熱交換器、ファン等を内蔵する下部箱型チャン
バとコンベヤ上を向流方向に冷気を送風させる冷却チャ
ンバとの間に送風ダクト及び戻りダクトを設け、コンベ
ヤの流れに沿った縦型循環冷却ブロックを形成させ、該
ブロックをコンベヤ上流より下流に向け単体または2〜
3グループ設ける構成としている。
【0003】かかる装置は、上下2段の縦長の箱型構造
のトンネル10を用意し、上部チャンネル11には矢印
B方向に走行する被冷却物を載置する移送コンベヤ13
を設け、下部チャンネル12にはファンを含む大型冷却
源19が前記コンベヤの上流冷却源14と中央例冷却源
15と下流冷却源16を構成している。そして上流冷却
源14と下流冷却源16は、前記移送コンベヤ13の上
部冷気流路を仕切り板17により上下2段に分け、ダク
ト20、を介してそれぞれ矢印a、bの冷気流を形成
し、コンベヤ上では向流を形成しつつダクト21を介し
て冷却源に戻り、コンベヤの流れに沿った縦型循環冷却
ブロックを構成している。また、中央冷却源15は、前
記移送コンベヤ13の下部冷気流路を仕切り板18によ
り2段に分け、ダクト20を介して矢印cの冷気流を形
成し、コンベヤ下部では向流を形成しつつダクト21を
介して冷却源15に戻り、コンベヤの流れに沿った縦型
循環冷却ブロックを構成している。
【0004】又、特開平2−287078には図5に示
すように、上下2段の縦長の箱型構造のトンネル30を
用意し、下部チャンバ32にファン35を含む大型冷却
源34を設け、冷却源34からの冷気をガイド38、3
9、とスリット36、37を介して前記コンベヤの流れ
に対し向流方向の冷気流を形成し、コンベヤの流れに沿
った縦型循環冷却ブロックを構成している。 なお、こ
の場合は冷風の向きは、ガイド40によりをコンベヤの
動きに交叉する交叉流を惹起させ平行流と交叉流の二つ
を併用することにより冷却効率のアップが図られてい
る。
【0005】また、トンネル型冷凍庫について例えば特
開平3ー294774に開示されてるが、図3に示すよ
うに、上下分離型箱型構造のトンネル50を用意し、下
段は前記トンネルを形成する浅底容器52にコンベヤ5
3とその上部に冷却用の熱交換器54とを設けるように
し、上段は前記トンネルを形成する上蓋51の下部内面
に前記熱交換器54の垂直ファン55を設け、上下分離
するときには前記ファン55は上蓋51とともに昇降す
るようにし、且つ、前記ファン55と熱交換器54とで
冷凍庫ユニットを形成させ、該ユニットの複数群を内蔵
させることによりトンネル型冷凍庫を構成させたもので
ある。この場合の上下分離構造は冷凍庫内に付着した汚
物の除去の際上下分離させて行なうようにしてある。な
お、この場合は冷風はコンベヤ中央真上よりコンベヤ上
に吹き降ろされ、コンベヤ上で左右に分離して熱交換器
の両側を通って上昇しファンの吸気部に循環するように
構成し、コンベヤの中央に冷風を吹きつけ左右に吹きわ
ける左右分流横型循環冷却ユニットを構成している。
【0006】しかしながら従来の断面箱型構造の縦長ト
ンネルを利用した連続式熱処理装置、特に食品の冷却装
置においては、食品加工上当然要求される内部の清掃、
洗浄、及び汚物の除去等の作業が困難でそのため、例え
ば図3に示すように、上下分離構造にして必要に応じて
所要の汚物除去作業を可能にしているものもあるが、ト
ンネル内に設置される熱交換器及び搬送用コンベヤ等が
洗浄対応型となっておらず、設置構造が複雑で完全には
できない。また、ダクト工事が多いため、器内の清掃、
洗浄はより困難な問題点を内蔵している。
【0007】本考案はかかる課題に鑑み考案されたもの
で、ダクトを使用しない空気循環方式による、高品質、
高熱効率が確保出来、清掃や洗浄及び場合によっては蒸
気による殺菌も可能にした食品用の自動洗浄型トンネル
式連続熱処理装置を提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる技術的課
題を達成するため、先ず高品質確保のため複数の制御可
能の加熱あるいは冷却用空気循環ユニットに分割し、該
ユニットをコンベヤの上流より下流に向け適当個数配設
する空気循環冷却方式の構成とする。また、高熱効率及
び高能率確保のため、ダクトを必要としない構成とし、
且つ加熱あるいは冷却用空気循環流路を断面円形の内壁
に構築する断面円形状の自動洗浄型トンネル式熱処理装
置の構成を提案する。
【0009】即ち、略断面略円形状のトンネルの下部に
被冷却部材を載置する移送コンベヤを延設し且つ、上部
に複数の熱交換器群を有するトンネル式熱処理装置を用
意し、前記円形状トンネルの上部に設けたファンを含む
熱交換器と、下部を走行する移送コンベヤ上に形成され
る熱処理部と、空気流路のガイドにトンネルの円形内壁
を使用して形成し、該ユニットを前記トンネルの上流よ
り下流に向け並列に複数群設ける構成とした。
【0010】
【作用】かかる技術手段によれば、略円形状トンネル構
造とし、下部にコンベヤを延設し、上部に熱交換器群を
設ける構成としたため、特別構造のコンベヤ取り付け
枠、熱交換器取り付け枠等の構造体を設ける必要がな
く、トンネル内の構造がきわめて単純なものとなる。ま
た空気送風路と空気戻り路のガイドにトンネルの円形内
壁を使用する構成としたため、空気の流れは円滑になり
空気抵抗の少ない横型の環状循環熱処理ユニットを得る
ことが出来る。また、略円形上トンネル構造としたた
め、同一容積に対する表面積を小さくすることが出来、
熱損失を最小にすることが出来る。また、略円形状トン
ネル構造としたため、且つ汚物の付着し易いダクトやフ
レームがないため、洗浄、清掃が容易に行なうことが出
来る。また、構造は簡単で、一括制作が可能でコストダ
ウンが可能である。また、現地組み立ての効率アップが
図れる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等
は特に特定的な記載がないかぎりは、この考案の範囲を
それに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。図1は本考案の円筒トンネル型冷却装置の断面の構
成を示す側面図で、図2は図1のXーX視図である。
【0012】図に示すように、本考案の円筒トンネル型
冷却装置は、円筒トンネルを形成する断面円形状のトン
ネル1と、該トンネル1の下部に機枠1bを介してネッ
ト状のエンドレスウェブと駆動用モータ12とよりなる
コンベヤ3を延設し、該トンネルの上部に機枠1cを介
してファン5を側面に持つ熱交換器4を設け、前記熱交
換器出口とコンベヤ3の上に形成される熱処理部の入り
口を結ぶ空気送風路6aと前記熱処理部の出口とファン
5の吸気口とを結ぶ空気戻り路6bとにより、循環状熱
処理ユニットを構成させ、複数組配設する。なお、上記
熱交換器4の冷熱源は図示されていないが、機外にそれ
ぞれ制御可能に設ける構成とする。7a、7b、8a、
8b、9はそれぞれ洗浄用のトンネル方向に複数個配設
された特殊散水ノズルで、熱交換器4、トンネル壁1
a、コンベヤ3を洗浄することができる。
【0013】かかる実施例によれば、ファン5により熱
交換器4を介して送り出された冷気はトンネル1の円形
内壁1aにより湾曲空気送風路6a、6bを形成させ、
仕切り板2a、2bにより湾曲気流を形成したままでコ
ンベヤ3に吹き込まれ、該コンベヤ上に被熱処理物を加
熱あるいは冷却する熱処理部を構成する。上記のよう
に、空気流をガイドを別途用意する事無くトンネル1の
円形内壁1aを使用して湾曲気流を構成するようにした
ため、空気流の流れは流れのなかに渦流を発生する事無
く熱処理部に送り込まれ、該熱処理部で初めて乱流状態
となり被熱処理物に効率よく接触し加熱あるいは冷却す
る。
【0014】
【考案の効果】以上記載した如く本考案によれば、略円
形状トンネル構造とし、下部にコンベヤを延設し、上部
に熱交換器群を設ける構成としたため、特別構造のコン
ベヤ取り付け枠、熱交換器取り付け枠等の構造体を必要
としない。また空気送風路と空気戻り路のガイドにトン
ネルの円形内壁を使用する構成としたため、空気の流れ
は円滑になり空気抵抗の少ないダクトを使用しない高効
率の横型環状循環冷却ユニットを得ることが出来る。ま
た、略円形上トンネル構造としたため、同一容積に対す
る表面積を小さくすることが出来、熱損失を最小にする
ことが出来る。また、コンベヤの上流より下流に向け複
数の横型環状循環冷却ユニット群に分割内蔵する構成と
したため、所要に応じ適宜分割制御が可能で高品質の確
保が出来る。また、略円形状トンネル構造としたため、
且つ汚物の付着し易いダクトやフレームがないため、食
品加工に必要な装置内の洗浄、清掃が容易に行なうこと
が出来る。また蒸気による殺菌(高温90℃程度)を行
う場合、箱型構造に比較して熱による歪みの影響に強
く、耐久性がきわめて向上する。また、構造は簡単で、
一括制作が可能でコストダウンが可能である。また、現
地組み立ての効率アップが図れる。等の種々の著効を有
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる円筒トンネル型冷却装
置の断面の構成を示す側面図である。
【図2】図1のXーX視図である。
【図3】従来の連続流れ方式の左右分流横型循環型冷却
装置の左右分流横型循環方式の一実施例を示す図であ
る。
【図4】従来技術にかかる連続流れ方式の縦型循環型型
冷却装置を示す。
【図5】他の従来技術にかかる連続流れ方式の縦型循環
型型冷却装置を示す。
【符号の説明】
1 断面円形状のトンネル 2a、2b 風向板 3 コンベヤ 4 熱交換器 5 ファン 6a 空気送風路 6b 空気戻り路 7a、7b 側壁洗浄用特殊ノズル 8a、8b コンベヤ洗浄用特殊ノズル 9 熱交換器洗浄用ノズル 10 殺菌用蒸気ヘッダー 11 排水パイプ 12 駆動用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/00 - 3/3598 F25D 13/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの下部に被熱処理部材の移送コ
    ンベヤを延設し、上部に複数の熱交換器群を有するトン
    ネル式連続熱処理装置において、 前記トンネルの断面形状を概円形状とし、上部に設けた
    ファンを含む熱交換器と、下部を送行する移送コンベヤ
    上に形成される熱処理部に対して、コンベヤ部中央部に
    設置した風向板とトンネルの円形内壁によって伝熱媒体
    である空気の流路を形成させること特徴とする自動洗浄
    型トンネル式連続熱処理装置。
  2. 【請求項2】前記熱交換器の内部、コンベヤ及び熱処理
    部、トンネル内壁全域に洗浄が可能なように散水ノズル
    を配設し、トンネル内に設置される熱交換器、搬送コン
    ベヤ、フレーム及びトンネル内壁を自動洗浄するととも
    に、コンベヤ下部に設置される蒸気ヘッダーにより装置
    内の加熱殺菌を行うことができる請求項1記載の自動洗
    浄型トンネル式連続熱処理装置。
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