JP2602510Y2 - パルス駆動型電磁弁 - Google Patents
パルス駆動型電磁弁Info
- Publication number
- JP2602510Y2 JP2602510Y2 JP1993054420U JP5442093U JP2602510Y2 JP 2602510 Y2 JP2602510 Y2 JP 2602510Y2 JP 1993054420 U JP1993054420 U JP 1993054420U JP 5442093 U JP5442093 U JP 5442093U JP 2602510 Y2 JP2602510 Y2 JP 2602510Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable core
- valve body
- flow path
- valve
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コイルへの通電時間に
よって弁体を弁座より離反して弁座を開放し、流体を供
給するパルス駆動型電磁弁に関するもので、ECUで演
算された通電時間Tiの駆動パルスがコイルに加えられ
ると、弁体と一体的に形成された可動コアがこの通電時
間に応じて固定コアに吸引されて弁体が弁座を開放す
る。一方、駆動パルスが切られると、可動コアはスプリ
ングのバネ力によって原位置に復帰し、弁体が弁座を閉
塞するもので、弁体の開弁している時間を電磁的に制御
したものである。かかるパルス駆動型電磁弁は農薬の噴
射量を制御して土中に散布する薬液の制御弁あるいは高
圧水を芝面に向けて噴射して芝の根切り作業を行なう高
圧水の制御弁等に用いられる。
よって弁体を弁座より離反して弁座を開放し、流体を供
給するパルス駆動型電磁弁に関するもので、ECUで演
算された通電時間Tiの駆動パルスがコイルに加えられ
ると、弁体と一体的に形成された可動コアがこの通電時
間に応じて固定コアに吸引されて弁体が弁座を開放す
る。一方、駆動パルスが切られると、可動コアはスプリ
ングのバネ力によって原位置に復帰し、弁体が弁座を閉
塞するもので、弁体の開弁している時間を電磁的に制御
したものである。かかるパルス駆動型電磁弁は農薬の噴
射量を制御して土中に散布する薬液の制御弁あるいは高
圧水を芝面に向けて噴射して芝の根切り作業を行なう高
圧水の制御弁等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来のパルス駆動型電磁弁を図3、図4
にて説明する。かかる図は簡略的にかかれたものであ
る。先ず、図3によって第1の従来例について説明す
る。50は周囲にコイル51が巻回されたコイルボビン
であり、コイルボビン50の後端近傍には固定コア52
が配置されるもので、この固定コア52はコイルボビン
50の長手軸心方向に沿って形成される可動コア案内筒
53内に開口する。又、可動コア案内筒53内には、固
定コア52に対向するとともに可動コア案内筒53内を
移動する可動コア54が配置され、この可動コア54は
スプリング55のバネ力により固定コア52より離反す
るよう弾性的に付勢されるとともに可動コア案内筒53
に対して微少間隙(例えば0.5mm)をもって移動自
在に配置される。56は弁本体57を一次側流路58と
二次側流路59とに区分する弁座であり、該弁座は二次
側流路59内に向けて開口する。一方、可動コア54の
先端にはコイルボビン50の長手軸心方向に沿い可動コ
ア54と一体的に移動する弁体60が配置され、この弁
体60は弁本体57に穿設せる弁体案内孔61に微少間
隙(例えば0.5mm)をもって移動自在に支持される
とともに二次側流路59内に配置され、二次側流路59
に開口する弁座56を開閉制御する。前述の如く、可動
コア54と弁体60とは一体形成され、このとき可動コ
ア54は可動コア案内筒53に微少間隙をもって移動自
在に配置され、弁体60は弁体案内孔61に微少間隙を
もって移動自在に配置される。一方、弁体60の外周に
はゴム材よりなるグランドシール62が配置され、二次
側流路59内の流体が弁体60の外周と弁体案内孔62
との間隙を介して可動コア案内筒53内に流入するのを
防止する。そして、一次側流路58は高圧力を有する流
体供給源Aに接続され、二次側流路59は消費部Bに接
続される。
にて説明する。かかる図は簡略的にかかれたものであ
る。先ず、図3によって第1の従来例について説明す
る。50は周囲にコイル51が巻回されたコイルボビン
であり、コイルボビン50の後端近傍には固定コア52
が配置されるもので、この固定コア52はコイルボビン
50の長手軸心方向に沿って形成される可動コア案内筒
53内に開口する。又、可動コア案内筒53内には、固
定コア52に対向するとともに可動コア案内筒53内を
移動する可動コア54が配置され、この可動コア54は
スプリング55のバネ力により固定コア52より離反す
るよう弾性的に付勢されるとともに可動コア案内筒53
に対して微少間隙(例えば0.5mm)をもって移動自
在に配置される。56は弁本体57を一次側流路58と
二次側流路59とに区分する弁座であり、該弁座は二次
側流路59内に向けて開口する。一方、可動コア54の
先端にはコイルボビン50の長手軸心方向に沿い可動コ
ア54と一体的に移動する弁体60が配置され、この弁
体60は弁本体57に穿設せる弁体案内孔61に微少間
隙(例えば0.5mm)をもって移動自在に支持される
とともに二次側流路59内に配置され、二次側流路59
に開口する弁座56を開閉制御する。前述の如く、可動
コア54と弁体60とは一体形成され、このとき可動コ
ア54は可動コア案内筒53に微少間隙をもって移動自
在に配置され、弁体60は弁体案内孔61に微少間隙を
もって移動自在に配置される。一方、弁体60の外周に
はゴム材よりなるグランドシール62が配置され、二次
側流路59内の流体が弁体60の外周と弁体案内孔62
との間隙を介して可動コア案内筒53内に流入するのを
防止する。そして、一次側流路58は高圧力を有する流
体供給源Aに接続され、二次側流路59は消費部Bに接
続される。
【0003】次に図4によって第2の従来例について説
明する。尚、図3に示された第1の従来例と同一構造部
分については同一符号を使用し、説明を省略する。70
は弁本体57を一次側流路71と二次側流路72とに区
分する弁座であり、該弁座は一次側流路71内に向けて
開口する。そして、可動コア54と一体形成された弁体
60は弁本体57の弁体案内孔61に大なる間隙をもっ
て移動自在に支持されるとともに一次側流路71内に臨
んで配置され、一次側流路71に開口する弁座70を開
閉制御する。一次側流路71は高圧力を有する流体供給
源Aに接続され、二次側流路72は消費部Bに接続され
る。
明する。尚、図3に示された第1の従来例と同一構造部
分については同一符号を使用し、説明を省略する。70
は弁本体57を一次側流路71と二次側流路72とに区
分する弁座であり、該弁座は一次側流路71内に向けて
開口する。そして、可動コア54と一体形成された弁体
60は弁本体57の弁体案内孔61に大なる間隙をもっ
て移動自在に支持されるとともに一次側流路71内に臨
んで配置され、一次側流路71に開口する弁座70を開
閉制御する。一次側流路71は高圧力を有する流体供給
源Aに接続され、二次側流路72は消費部Bに接続され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3に示された第1の
従来例によると、通電時間Tiの駆動パルスがコイル5
1に加えられると、可動コア54はスプリング55のバ
ネ力に抗して固定コア52側へ吸引され、弁体60は弁
座56を開放する。これによると流体供給源A内の高圧
力を有する流体は一次側流路58、弁座56、二次側流
路59を介して消費部Bに向けて噴射供給される。一
方、コイル51に対し駆動パルスが切られると、可動コ
ア54はスプリング55のバネ力によって固定コア52
より離反し、弁体60が弁座56を閉塞保持する。これ
によると、流体供給源Aより消費部Bに向かう流体の供
給は遮断される。パルス駆動型電磁弁は弁体60の開弁
している時間を電磁的に制御することによって消費部B
に向けて噴射される噴射量が制御される。
従来例によると、通電時間Tiの駆動パルスがコイル5
1に加えられると、可動コア54はスプリング55のバ
ネ力に抗して固定コア52側へ吸引され、弁体60は弁
座56を開放する。これによると流体供給源A内の高圧
力を有する流体は一次側流路58、弁座56、二次側流
路59を介して消費部Bに向けて噴射供給される。一
方、コイル51に対し駆動パルスが切られると、可動コ
ア54はスプリング55のバネ力によって固定コア52
より離反し、弁体60が弁座56を閉塞保持する。これ
によると、流体供給源Aより消費部Bに向かう流体の供
給は遮断される。パルス駆動型電磁弁は弁体60の開弁
している時間を電磁的に制御することによって消費部B
に向けて噴射される噴射量が制御される。
【0005】かかる第1の従来例によると、弁体60が
弁座56を開放した弁開状態において、二次側流路59
から可動コア案内筒53内へ流体の流入をグランドシー
ル62にて遮断したので弁体60には二次側流路59内
の流体圧力が弁開方向に作用する。これによると、コイ
ル51への駆動パルスを切った状態において弁体60の
弁座閉塞時間が遅くなり、流体制御レスポンスが劣る。
又、弁体60の弁座閉塞時間を速める為に、スプリング
55のバネ力を強くすることが考慮されるが、これによ
ると弁体60の開弁時において磁気吸引力を増す必要が
あり、コイル51が大型化して好ましいものでない。
又、グランドシール62を用いたことによると、弁体6
0の往復動によってグランドシール62に摩耗が生じ、
耐久上問題を有する。尚、可動コア54は可動コア案内
筒53によって微少間隙をもって支持され、弁体60は
弁体案内孔61によって微少間隙に支持されるので、二
次側流路59内を流れる流体圧力によって弁体60を含
む可動コア54が振動することはない。
弁座56を開放した弁開状態において、二次側流路59
から可動コア案内筒53内へ流体の流入をグランドシー
ル62にて遮断したので弁体60には二次側流路59内
の流体圧力が弁開方向に作用する。これによると、コイ
ル51への駆動パルスを切った状態において弁体60の
弁座閉塞時間が遅くなり、流体制御レスポンスが劣る。
又、弁体60の弁座閉塞時間を速める為に、スプリング
55のバネ力を強くすることが考慮されるが、これによ
ると弁体60の開弁時において磁気吸引力を増す必要が
あり、コイル51が大型化して好ましいものでない。
又、グランドシール62を用いたことによると、弁体6
0の往復動によってグランドシール62に摩耗が生じ、
耐久上問題を有する。尚、可動コア54は可動コア案内
筒53によって微少間隙をもって支持され、弁体60は
弁体案内孔61によって微少間隙に支持されるので、二
次側流路59内を流れる流体圧力によって弁体60を含
む可動コア54が振動することはない。
【0006】図4に示された第2の従来例によると、駆
動パルスがコイル51に加えられると、可動コア54は
スプリング55のバネ力に抗して固定コア52側へ吸引
され、弁体60は弁座70を開放する。これによると、
流体供給源A内の高圧力を有する流体は一次側流路7
1、弁座70、二次側流路72を介して消費部Bに向け
て噴射供給される。一方、コイル51に対し駆動パルス
が切られると、可動コア54はスプリング55のバネ力
によって固定コア52より離反し、弁体60が弁座70
を閉塞保持する。これによると流体供給源Aより消費部
Bに向かう流体の供給は遮断される。
動パルスがコイル51に加えられると、可動コア54は
スプリング55のバネ力に抗して固定コア52側へ吸引
され、弁体60は弁座70を開放する。これによると、
流体供給源A内の高圧力を有する流体は一次側流路7
1、弁座70、二次側流路72を介して消費部Bに向け
て噴射供給される。一方、コイル51に対し駆動パルス
が切られると、可動コア54はスプリング55のバネ力
によって固定コア52より離反し、弁体60が弁座70
を閉塞保持する。これによると流体供給源Aより消費部
Bに向かう流体の供給は遮断される。
【0007】かかる第2の従来例によると、弁体60が
弁座70を閉塞した弁閉状態において、弁体60には弁
座閉方向の流体圧力が作用する。これは、一次側流路7
1内の流体が弁体60の外周と弁体案内孔61との間隙
より可動コア案内筒53内に流入し、一次側流路71内
の流体圧力が可動コア54の後端54Aに作用するから
である。以上によると、流体供給源Aより一次側流路7
1内へ供給される流体圧力が大きく上昇して使用された
際において、可動コア54を固定コア52に向けて吸引
することが困難となり弁座70を開放できないという問
題を生ずる。一方、可動コア54を固定コア52に向け
て吸引する為に、コイル51を大きくすることによって
磁気吸引力を上げることが考慮されるが、これによると
コイル51の大型化を招来して好ましいものでない。
尚、弁体60は大なる間隙をもって弁体案内孔61内へ
配置されるので弁体60を含む可動コア54は一次側流
路71内を流れる流体圧力によって大きく振動するもの
で、弁体60を含む可動コア54の動特性上及び耐久性
上好ましいものでない。
弁座70を閉塞した弁閉状態において、弁体60には弁
座閉方向の流体圧力が作用する。これは、一次側流路7
1内の流体が弁体60の外周と弁体案内孔61との間隙
より可動コア案内筒53内に流入し、一次側流路71内
の流体圧力が可動コア54の後端54Aに作用するから
である。以上によると、流体供給源Aより一次側流路7
1内へ供給される流体圧力が大きく上昇して使用された
際において、可動コア54を固定コア52に向けて吸引
することが困難となり弁座70を開放できないという問
題を生ずる。一方、可動コア54を固定コア52に向け
て吸引する為に、コイル51を大きくすることによって
磁気吸引力を上げることが考慮されるが、これによると
コイル51の大型化を招来して好ましいものでない。
尚、弁体60は大なる間隙をもって弁体案内孔61内へ
配置されるので弁体60を含む可動コア54は一次側流
路71内を流れる流体圧力によって大きく振動するもの
で、弁体60を含む可動コア54の動特性上及び耐久性
上好ましいものでない。
【0008】本考案になるパルス駆動型電磁弁は前記不
具合に鑑み成されたもので、流体制御レスポンスが速
く、且つ弁体を含む可動コアの動特性及び耐久性を向上
するとともにコンパクトな前記電磁弁を供給することを
目的とする。
具合に鑑み成されたもので、流体制御レスポンスが速
く、且つ弁体を含む可動コアの動特性及び耐久性を向上
するとともにコンパクトな前記電磁弁を供給することを
目的とする。
【0009】本考案になるパルス駆動型電磁弁は前記目
的達成の為に、周囲にコイルが巻回されたコイルボビン
と、コイルボビンの後端近傍に固定的に配置された固定
コアと、コイルボビンの長手軸心方向に沿って形成され
る可動コア案内筒内に微少間隙をもって移動自在に配置
され、その外周に後端から先端に向けて縦溝が穿設され
るとともに、固定コアに対向して配置される可動コア
と、一次側流路と二次側流路とに区分する弁座と、可動
コアの先端に一体形成され、弁本体に穿設される弁体案
内孔内に微少間隙をもって移動自在に配置されるととも
に二次側流路内に臨み、二次側流路に開口する弁座を開
閉する弁体と、可動コアを固定コアより離反するよう付
勢するとともに弁体が弁座を閉塞するよう付勢するスプ
リングとを備え、一次側流路を流体供給源Aに接続する
とともに二次側流路を消費部Bに接続し、二次側流路と
可動コア案内筒とを弁体案内孔を迂回する連通溝を介し
て連通し、二次側流路内の流体圧力を連通溝を介して可
動コアの少なくとも後端面に作用させたことを特徴とす
る。
的達成の為に、周囲にコイルが巻回されたコイルボビン
と、コイルボビンの後端近傍に固定的に配置された固定
コアと、コイルボビンの長手軸心方向に沿って形成され
る可動コア案内筒内に微少間隙をもって移動自在に配置
され、その外周に後端から先端に向けて縦溝が穿設され
るとともに、固定コアに対向して配置される可動コア
と、一次側流路と二次側流路とに区分する弁座と、可動
コアの先端に一体形成され、弁本体に穿設される弁体案
内孔内に微少間隙をもって移動自在に配置されるととも
に二次側流路内に臨み、二次側流路に開口する弁座を開
閉する弁体と、可動コアを固定コアより離反するよう付
勢するとともに弁体が弁座を閉塞するよう付勢するスプ
リングとを備え、一次側流路を流体供給源Aに接続する
とともに二次側流路を消費部Bに接続し、二次側流路と
可動コア案内筒とを弁体案内孔を迂回する連通溝を介し
て連通し、二次側流路内の流体圧力を連通溝を介して可
動コアの少なくとも後端面に作用させたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】コイルに駆動パルスが加えられない弁閉状態に
おいて、可動コアを含む弁体には弁座の開口面積に相当
する弁開方向の流体圧力が作用する。コイルに駆動パル
スが加えられた弁開状態において、可動コアを含む弁体
には可動コアの移動方向において互いに対向する流体圧
力が作用するもので、可動コアを含む弁体に対し、流体
圧力による一方向の押圧力が作用することがない。前記
コイルに駆動パルスが加えられた弁開状態からコイルへ
の駆動パルスが切られると、可動コアを含む弁体はスプ
リングのバネ力によって弁閉状態へと移行するが、弁開
状態において、可動コアを含む弁体に一方向の押圧力が
作用しないので、スプリングのバネ力が有効に可動コア
を含む弁体に作用させることができ、弁体の閉止時間を
速めることができる。
おいて、可動コアを含む弁体には弁座の開口面積に相当
する弁開方向の流体圧力が作用する。コイルに駆動パル
スが加えられた弁開状態において、可動コアを含む弁体
には可動コアの移動方向において互いに対向する流体圧
力が作用するもので、可動コアを含む弁体に対し、流体
圧力による一方向の押圧力が作用することがない。前記
コイルに駆動パルスが加えられた弁開状態からコイルへ
の駆動パルスが切られると、可動コアを含む弁体はスプ
リングのバネ力によって弁閉状態へと移行するが、弁開
状態において、可動コアを含む弁体に一方向の押圧力が
作用しないので、スプリングのバネ力が有効に可動コア
を含む弁体に作用させることができ、弁体の閉止時間を
速めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案になるパルス駆動型電磁弁の一
実施例を図1により説明する。1は周囲にコイル2が巻
回されたコイルボビンであり、コイルボビン1はコイル
を囲繞するハウジング3、ハウジング3の後端に接続さ
れる上側磁極片4、ハウジング3の先端に接続される下
側磁極片5内に配置される。コイルボビン1の上下方向
に貫通して穿設された案内孔1Aの後端には、上側磁極
片4と磁気的に結合される固定コア6が固定して配置さ
れ、固定コア6の先端面6Aより先端方向に向けて可動
コア案内筒6Bが開口して形成される。
実施例を図1により説明する。1は周囲にコイル2が巻
回されたコイルボビンであり、コイルボビン1はコイル
を囲繞するハウジング3、ハウジング3の後端に接続さ
れる上側磁極片4、ハウジング3の先端に接続される下
側磁極片5内に配置される。コイルボビン1の上下方向
に貫通して穿設された案内孔1Aの後端には、上側磁極
片4と磁気的に結合される固定コア6が固定して配置さ
れ、固定コア6の先端面6Aより先端方向に向けて可動
コア案内筒6Bが開口して形成される。
【0012】7は弁座8と弁座8によって区分される一
次側流路9と二次側流路10を備える弁本体であり、弁
座8は二次側流路10に向けて開口する。そして弁本体
7の上部鍔部7A上には下側磁極片5が固定的に配置さ
れるもので、可動コア案内筒6Bの先端開口は弁本体7
の二次側流路10内に向かって開口する。又、二次側流
路10と可動コア案内筒6Bとは後述する弁体案内孔を
迂回して連通溝Dにて連通される。
次側流路9と二次側流路10を備える弁本体であり、弁
座8は二次側流路10に向けて開口する。そして弁本体
7の上部鍔部7A上には下側磁極片5が固定的に配置さ
れるもので、可動コア案内筒6Bの先端開口は弁本体7
の二次側流路10内に向かって開口する。又、二次側流
路10と可動コア案内筒6Bとは後述する弁体案内孔を
迂回して連通溝Dにて連通される。
【0013】11は可動コア案内筒6B内に微少間隙
(例えば0.5mm)をもって移動自在に配置される可
動コアであり、可動コア11の後端11Aは固定コア6
の先端面6Aに対向し、一方可動コア11の先端11B
には弁体12が一体的に取着される。この弁体12は可
動コア案内筒6Bから弁本体7の弁体案内孔13を介し
て二次側流路10内に向かってのび、その先端が二次側
流路10に開口する弁座8に対向する。又、可動コア1
1の先端11Bから後端11Aに向かう外周には縦溝1
1Cが穿設された。
(例えば0.5mm)をもって移動自在に配置される可
動コアであり、可動コア11の後端11Aは固定コア6
の先端面6Aに対向し、一方可動コア11の先端11B
には弁体12が一体的に取着される。この弁体12は可
動コア案内筒6Bから弁本体7の弁体案内孔13を介し
て二次側流路10内に向かってのび、その先端が二次側
流路10に開口する弁座8に対向する。又、可動コア1
1の先端11Bから後端11Aに向かう外周には縦溝1
1Cが穿設された。
【0014】14は上側磁極片4上に配置されるスプリ
ング保持力カバーであり、スプリング保持カバー14に
は先端に向かって開口するスプリング保持孔15が穿設
され、上側磁極片4上にスプリング保持カバー14を配
置することによってスプリング保持孔15の先端開口は
固定コア6の後端6Bに対向し、スプリング保持孔15
の先端開口は固定コア6の後端6Bによって閉塞され
る。このスプリング保持孔15内にはスプリング16が
縮設され、スプリング16の先端16Aは第1カラー1
7Aに係止され、後端16Bは第2カラー17Bに係止
され、さらに第2カラー17Bにはスプリング保持カバ
ー14の後端に螺着されたネジ18に当接する。この第
1、第2カラー、17A、17Bはスプリング保持孔1
5内を移動し得る。尚、19は第2カラー17Bの外周
に配置した気密用リングでスプリング保持孔15内の気
密を保持する。
ング保持力カバーであり、スプリング保持カバー14に
は先端に向かって開口するスプリング保持孔15が穿設
され、上側磁極片4上にスプリング保持カバー14を配
置することによってスプリング保持孔15の先端開口は
固定コア6の後端6Bに対向し、スプリング保持孔15
の先端開口は固定コア6の後端6Bによって閉塞され
る。このスプリング保持孔15内にはスプリング16が
縮設され、スプリング16の先端16Aは第1カラー1
7Aに係止され、後端16Bは第2カラー17Bに係止
され、さらに第2カラー17Bにはスプリング保持カバ
ー14の後端に螺着されたネジ18に当接する。この第
1、第2カラー、17A、17Bはスプリング保持孔1
5内を移動し得る。尚、19は第2カラー17Bの外周
に配置した気密用リングでスプリング保持孔15内の気
密を保持する。
【0015】20はスプリング16のバネ力を可動コア
11に伝達する為の伝達杆であり、固定コア6の先端面
6Aから後端6Bに向かって穿設された伝達杆案内孔2
1内に移動自在に配置され、その先端は可動コア11に
当接し、後端は第1カラー17Aに当接する。従って伝
達杆20は可動コア11と同期的に移動することにな
る。又、伝達杆20の外周の先端から後端に向けて縦溝
20Aが穿設され、この縦溝20Aによって可動コア案
内筒6Bとスプリング保持孔15が連通される。又、一
次側流路9は高圧力を有する流体供給源A(例えばポン
プ)に接続され、二次側流路10は消費部B(例えば噴
射ノズル)に接続される。
11に伝達する為の伝達杆であり、固定コア6の先端面
6Aから後端6Bに向かって穿設された伝達杆案内孔2
1内に移動自在に配置され、その先端は可動コア11に
当接し、後端は第1カラー17Aに当接する。従って伝
達杆20は可動コア11と同期的に移動することにな
る。又、伝達杆20の外周の先端から後端に向けて縦溝
20Aが穿設され、この縦溝20Aによって可動コア案
内筒6Bとスプリング保持孔15が連通される。又、一
次側流路9は高圧力を有する流体供給源A(例えばポン
プ)に接続され、二次側流路10は消費部B(例えば噴
射ノズル)に接続される。
【0016】次にその作用について説明する。コイル2
に駆動パルスが加えられない状態において、磁気吸引力
は生起するものでなく可動コア11に対して磁気吸引力
は作用しない。而して、スプリング16のバネ力は第1
カラー17A、伝達杆20を介して可動コア11に作用
し、可動コア11を図において下方へ押圧し、もって弁
体12は二次側流路10に開口する弁座8を閉塞保持
し、流体供給源Aの流体を消費部Bに向けて噴射するこ
とがない。かかる弁閉状態において、弁体12には弁座
8の有効面積に相当する流体供給源Aの流体圧力が作用
し、弁体12に開方向の力を付勢するが弁座8の開口は
比較的小径であることから、弁体12を閉塞状態に保持
するスプリング16のバネ力は小バネ力にて充分に弁閉
状態に保持しうる。
に駆動パルスが加えられない状態において、磁気吸引力
は生起するものでなく可動コア11に対して磁気吸引力
は作用しない。而して、スプリング16のバネ力は第1
カラー17A、伝達杆20を介して可動コア11に作用
し、可動コア11を図において下方へ押圧し、もって弁
体12は二次側流路10に開口する弁座8を閉塞保持
し、流体供給源Aの流体を消費部Bに向けて噴射するこ
とがない。かかる弁閉状態において、弁体12には弁座
8の有効面積に相当する流体供給源Aの流体圧力が作用
し、弁体12に開方向の力を付勢するが弁座8の開口は
比較的小径であることから、弁体12を閉塞状態に保持
するスプリング16のバネ力は小バネ力にて充分に弁閉
状態に保持しうる。
【0017】次にコイル2に駆動パルスが加えられる
と、磁気吸引力が生起し、伝達杆20を介して可動コア
11を押圧するスプリング16のバネ力に抗して可動コ
ア11は固定コア6の先端面6Aに向けて吸引される。
かかる可動コア11の上方への移動によると、弁体12
は弁座8を開放するもので、流体供給源Aの流体は一次
側流路9、弁座8、二次側流路10を介して消費部Bに
向けて噴射される。そして、この弁体12が弁座8をわ
ずかに開放して一次側流路9内の流体が二次側流路10
内に流入するや、二次側流路10内の流体は連通溝Dよ
り可動コア案内筒6B内に流入して縦溝11Cと相まっ
て可動コア案内筒6B内に流体を充満し、更に可動コア
案内筒6B内の流体は伝達杆20の縦溝20Aを介して
スプリング保持孔15内に流入する。
と、磁気吸引力が生起し、伝達杆20を介して可動コア
11を押圧するスプリング16のバネ力に抗して可動コ
ア11は固定コア6の先端面6Aに向けて吸引される。
かかる可動コア11の上方への移動によると、弁体12
は弁座8を開放するもので、流体供給源Aの流体は一次
側流路9、弁座8、二次側流路10を介して消費部Bに
向けて噴射される。そして、この弁体12が弁座8をわ
ずかに開放して一次側流路9内の流体が二次側流路10
内に流入するや、二次側流路10内の流体は連通溝Dよ
り可動コア案内筒6B内に流入して縦溝11Cと相まっ
て可動コア案内筒6B内に流体を充満し、更に可動コア
案内筒6B内の流体は伝達杆20の縦溝20Aを介して
スプリング保持孔15内に流入する。
【0018】以上によると、消費部Bへの流体の噴射
は通常弁座8より充分小径なるノズルを介して噴射され
るので、可動コア案内筒6B、スプリング保持孔15、
及び二次側流路10内の流体圧力をほぼ均等圧力に保持
できること。可動コアの先端11B及び弁体12の先
端側(図において下方)へ対向する面積と、可動コアの
後端11A及び伝達杆20の後端20Bの後端側(図に
おいて上方)へ、対向する面積を略均等に保持できるこ
と。より弁体12を含む可動コア11の、後端(図にお
いて上方)に向かって押圧される流体圧力による押圧力
と、先端(図において下方)に向かって押圧される流体
圧力による押圧力とを略均等なる押圧力とすることがで
きたので、流体圧力による可動コア11の長手軸心方向
の対向する押圧力をキャンセルすることができたもので
ある。而して、コイルに生起する磁気吸引力の設定は、
流体圧力に何等制約されることなくスプリング16のバ
ネ力に打ち勝って可動コア11を吸引作動できる磁力を
生起しうるコイルとすればよいものでコイルの大型化を
完全に抑止できたものである。又、かかる二次側流路1
0内を流体が流れる際において、弁体12を含む可動コ
ア11は、弁体12が弁体案内孔13によって微少間隙
をもって支持され、可動コア11が可動コア案内筒6B
によって微少間隙をもって支持されるので、二次側流路
10内を流れる流体圧力が高圧力であったり、あるいは
脈動圧力であったりする際において、弁体12を含む可
動コア11の振動が抑止され、これによって可動コア1
1の動特性及び弁体12、可動コア11の耐久性を大き
く向上できたものである。
は通常弁座8より充分小径なるノズルを介して噴射され
るので、可動コア案内筒6B、スプリング保持孔15、
及び二次側流路10内の流体圧力をほぼ均等圧力に保持
できること。可動コアの先端11B及び弁体12の先
端側(図において下方)へ対向する面積と、可動コアの
後端11A及び伝達杆20の後端20Bの後端側(図に
おいて上方)へ、対向する面積を略均等に保持できるこ
と。より弁体12を含む可動コア11の、後端(図にお
いて上方)に向かって押圧される流体圧力による押圧力
と、先端(図において下方)に向かって押圧される流体
圧力による押圧力とを略均等なる押圧力とすることがで
きたので、流体圧力による可動コア11の長手軸心方向
の対向する押圧力をキャンセルすることができたもので
ある。而して、コイルに生起する磁気吸引力の設定は、
流体圧力に何等制約されることなくスプリング16のバ
ネ力に打ち勝って可動コア11を吸引作動できる磁力を
生起しうるコイルとすればよいものでコイルの大型化を
完全に抑止できたものである。又、かかる二次側流路1
0内を流体が流れる際において、弁体12を含む可動コ
ア11は、弁体12が弁体案内孔13によって微少間隙
をもって支持され、可動コア11が可動コア案内筒6B
によって微少間隙をもって支持されるので、二次側流路
10内を流れる流体圧力が高圧力であったり、あるいは
脈動圧力であったりする際において、弁体12を含む可
動コア11の振動が抑止され、これによって可動コア1
1の動特性及び弁体12、可動コア11の耐久性を大き
く向上できたものである。
【0019】次いで、前記状態からコイル2に対する駆
動パルスが切られると、可動コア11はスプリング16
のバネ力によって即座に先端方向(図において下方)に
移動して弁体12が弁座8を閉塞し、二次側流路10よ
り消費部Bに向けての流体の噴射が停止される。このよ
うに可動コア11がスプリング16のバネ力にて即座に
先端方向に移動し得るのは、可動コア11に対して流体
圧力による一方向の押圧力を抑止したことによるもので
ある。
動パルスが切られると、可動コア11はスプリング16
のバネ力によって即座に先端方向(図において下方)に
移動して弁体12が弁座8を閉塞し、二次側流路10よ
り消費部Bに向けての流体の噴射が停止される。このよ
うに可動コア11がスプリング16のバネ力にて即座に
先端方向に移動し得るのは、可動コア11に対して流体
圧力による一方向の押圧力を抑止したことによるもので
ある。
【0020】図1に示された実施例は、スプリング16
のバネ力をネジ18によって調整し得る構造とする為
に、スプリング保持カバー14、伝達杆20を用意した
ものであるが、本考案のパルス駆動型電磁弁は図2によ
って簡略的にあらわされる。尚、連通溝Dは弁体12の
外周と弁体案内孔13によって形成されてもよく、縦溝
11Cもまた可動コア11と可動コア案内筒6Bによっ
て形成されてもよい。図2に用いられる符号は図1に示
された符号である。
のバネ力をネジ18によって調整し得る構造とする為
に、スプリング保持カバー14、伝達杆20を用意した
ものであるが、本考案のパルス駆動型電磁弁は図2によ
って簡略的にあらわされる。尚、連通溝Dは弁体12の
外周と弁体案内孔13によって形成されてもよく、縦溝
11Cもまた可動コア11と可動コア案内筒6Bによっ
て形成されてもよい。図2に用いられる符号は図1に示
された符号である。
【0021】
【考案の効果】本考案のパルス駆動型電磁弁によると、
弁体の開放初期から全開時に至る開放状態において、弁
体を含む可動コアに対し、可動コアの移動方向の相対す
る方向の流体圧力による押圧力をキャンセルできたので
スプリングのバネ力を小とすることができ、コイルの大
型化を抑止できたものである。又、弁体の開放状態から
の閉塞時において、前述の如く弁体の開放状態において
流体圧力による相対方向の押圧力をキャンセルすること
ができ、スプリングのバネ力を有効に可動コアに作用さ
せることができたので、弁体の閉塞動作を迅速に行なう
ことができ、流体制御レスポンスを大きく向上すること
ができたものである。このように、スプリングのバネ力
を有効に利用できることは、スプリングのバネ力を比較
的弱く設定することが可能となり、このこともコイルの
大型化を抑制するものである。又、弁体による弁座の閉
塞時において、可動コア、弁体が収納配置される二次側
流路及び可動コア案内筒内に一次側流路内の高圧力流体
の流入を阻止したことは弁閉時において、弁体に対する
一次側流路内の流体圧力による弁閉塞力の上昇が抑止さ
れ、一次側流路内における流体圧力が高圧力となっても
コイルを大型化する必要がなくなったものであって、コ
イルの小型化を達成できたものである。又、弁体を含む
可動コアは弁体が微少間隙をもって弁体案内孔に支持さ
れ、可動コアが微少間隙をもって可動コア案内筒に支持
されたので、二次側流路を流れる流体圧力によって振動
することがなく、弁体を含む可動コアの動特性と耐久性
を大きく向上できる。更に又、二次側流路から可動コア
案内筒内への流体の進入を抑止する為に配置されるグラ
ンドシールが除去されたことは長期に渡って安定した流
体の制御が可能と成ったものである。
弁体の開放初期から全開時に至る開放状態において、弁
体を含む可動コアに対し、可動コアの移動方向の相対す
る方向の流体圧力による押圧力をキャンセルできたので
スプリングのバネ力を小とすることができ、コイルの大
型化を抑止できたものである。又、弁体の開放状態から
の閉塞時において、前述の如く弁体の開放状態において
流体圧力による相対方向の押圧力をキャンセルすること
ができ、スプリングのバネ力を有効に可動コアに作用さ
せることができたので、弁体の閉塞動作を迅速に行なう
ことができ、流体制御レスポンスを大きく向上すること
ができたものである。このように、スプリングのバネ力
を有効に利用できることは、スプリングのバネ力を比較
的弱く設定することが可能となり、このこともコイルの
大型化を抑制するものである。又、弁体による弁座の閉
塞時において、可動コア、弁体が収納配置される二次側
流路及び可動コア案内筒内に一次側流路内の高圧力流体
の流入を阻止したことは弁閉時において、弁体に対する
一次側流路内の流体圧力による弁閉塞力の上昇が抑止さ
れ、一次側流路内における流体圧力が高圧力となっても
コイルを大型化する必要がなくなったものであって、コ
イルの小型化を達成できたものである。又、弁体を含む
可動コアは弁体が微少間隙をもって弁体案内孔に支持さ
れ、可動コアが微少間隙をもって可動コア案内筒に支持
されたので、二次側流路を流れる流体圧力によって振動
することがなく、弁体を含む可動コアの動特性と耐久性
を大きく向上できる。更に又、二次側流路から可動コア
案内筒内への流体の進入を抑止する為に配置されるグラ
ンドシールが除去されたことは長期に渡って安定した流
体の制御が可能と成ったものである。
【図1】本考案になるパルス駆動型電磁弁の一実施例を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図2】本考案になるパルス駆動型電磁弁を示す簡略
図。
図。
【図3】従来のパルス駆動型電磁弁の第1の例を示す簡
略図。
略図。
【図4】従来のパルス駆動型電磁弁の第2の例を示す簡
略図。
略図。
1 コイルボビン 2 コイル 6 固定コア 6B 可動コア案内筒 8 弁座 9 一次側流路 10 二次側流路 11 可動コア 12 弁体 16 スプリング A 流体供給源 B 消費部 D 連通溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−91075(JP,A) 特開 平2−256984(JP,A) 特開 平5−180364(JP,A) 実開 平3−41285(JP,U) 実開 平2−76280(JP,U) 実開 平3−105783(JP,U) 実開 昭57−85672(JP,U) 実開 平4−113383(JP,U) 特公 昭61−32534(JP,B2) 実公 昭59−32773(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11
Claims (1)
- 【請求項1】周囲にコイル2が巻回されたコイルボビン
1と、コイルボビン1の後端近傍に固定的に配置された
固定コア6と、コイルボビン1の長手軸心方向に沿って
形成される可動コア案内筒6B内に微少間隙をもって移
動自在に配置され、その外周に後端11Aから先端11
Bに向けて縦溝11Cが穿設されるとともに、固定コア
6に対向して配置される可動コア11と、一次側流路9
と二次側流路10とに区分する弁座8と、可動コア11
の先端に一体形成され、弁本体7に穿設される弁体案内
孔13内に微少間隙をもって移動自在に配置されるとと
もに二次側流路10内に臨み、二次側流路10に開口す
る弁座8を開閉する弁体12と、可動コア11を固定コ
ア6より離反するよう付勢するとともに弁体12が弁座
8を閉塞するよう付勢するスプリング16とを備え、一
次側流路9を流体供給源Aに接続するとともに二次側流
路10を消費部Bに接続し、二次側流路10と可動コア
案内筒6Bとを弁体案内孔13を迂回する連通溝Dを介
して連通し、二次側流路10内の流体圧力を連通溝Dを
介して可動コア11の少なくとも後端面11Aに作用さ
せてなるパルス駆動型電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993054420U JP2602510Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | パルス駆動型電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993054420U JP2602510Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | パルス駆動型電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719682U JPH0719682U (ja) | 1995-04-07 |
JP2602510Y2 true JP2602510Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12970222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993054420U Expired - Lifetime JP2602510Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | パルス駆動型電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602510Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6208173B2 (ja) * | 2015-06-19 | 2017-10-04 | 大豊工業株式会社 | バルブ装置 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP1993054420U patent/JP2602510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0719682U (ja) | 1995-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH109086A (ja) | 噴射ノズル | |
US20030127614A1 (en) | Electromagnetic valve for controlling an injection valve of an internal combustion engine | |
US5803429A (en) | Solenoid-operated hydraulic control valve for use in fuel injection system for internal combustion engine | |
JPH02221673A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JPH02188667A (ja) | 燃料噴射ノズル | |
JP2002529654A (ja) | 内燃機関用燃料噴射バルブ | |
JPH084624A (ja) | 燃料供給装置 | |
GB2388165A (en) | Fuel injector with flux washer | |
WO2005033500A1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2602510Y2 (ja) | パルス駆動型電磁弁 | |
JPH0849630A (ja) | 内燃エンジン | |
JP2006509139A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JPH09119550A (ja) | パルス駆動型電磁弁 | |
JP2001214839A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2001342928A (ja) | 電磁式燃料噴射装置 | |
JP3797133B2 (ja) | エンジンの燃料噴射装置 | |
JPH0828360A (ja) | 燃料噴射装置 | |
KR102624077B1 (ko) | 분사공 막힘 방지형 미스트 분무기 | |
JP4390319B2 (ja) | パイロット式電磁弁 | |
JPS6185568A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2526340Y2 (ja) | 遮断弁 | |
JP2003049963A (ja) | 電磁弁 | |
JP2817374B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JPH0744755Y2 (ja) | フューエルインジェクタ | |
JP2598494Y2 (ja) | スプールバルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |