JP2602486C - - Google Patents

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JP2602486C
JP2602486C JP2602486C JP 2602486 C JP2602486 C JP 2602486C JP 2602486 C JP2602486 C JP 2602486C
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JP
Japan
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cap
thin tube
forceps
cleaning
pipe
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Machida Endoscope Co Ltd
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Machida Endoscope Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿入される鉗子等の処置具の洗浄方法
、並びにその方法を実施する際に有用な処置具用キャップに関する。 [従来の技術] 内視鏡の鉗子チャンネル内に挿入される鉗子などの処置具は、可撓性を有する
細管の先端に、体内組織を切除したり採取したりする把持部を設け、細管内に通
したワイヤで把持部を遠隔操作することができるように構成されている。この場
合の細管としては、普通、ステンレスの線条を密に螺旋巻きした螺旋管が用いら
れている。 このような処置具は、内視鏡術後に洗浄するのであるが、その場合従来は、流
し台においてブラシ等で細管外周や把持部をこすり洗いしたり、超音波洗浄機内
に処置具を入れて薬液と混ぜて洗浄したりしていた。 [発明が解決しようとする課題] しかし、ブラシや超音波による洗浄は、外周の汚れはよく落ちるものの、ワイ
ヤの挿通された螺旋管の内部や、その先端に設けられた把持部の細かい機構の汚
れまではきれいに落とせなかった。したがって、可動部分が動かなくなったり、
錆びたりする原因となっていた。 [課題を解決するための手段] 本発明の洗浄方法は、上記の課題を解決するため、処置具の把持部を包囲する
ように細管先端にパイプ状キャップの一端を嵌合し、このパイプ状キャップの他
端に接続した吸引または圧送器具により、上記パイプ状キャップおよび細管の内
部に洗浄用流体を強制流通させることを特徴としている。 また、その方法を実施する場合に好適な本発明の処置具用キャップは、処置具
の把持部を包囲するようにして一端が細管先端部に嵌合される筒部と、吸引また
は圧送器具に接続するために筒部他端に設けられた接続部とを具備したものであ
り、しかも筒部の中間部が膨らんでおり、その内部で処置具の把持部を動作可能
に構成されていることを特徴としている。 [作用] 本発明の洗浄方法によれば、細管内部に強制流通させられる洗浄用流体により
、細管内部の汚れが洗い落とされる。その際、キャップ内に収容される把持部に
も同流体が流通するので、把持部の細かい機構の汚れも洗い落とされる。 また、本発明のキャップを用いると、キャップ内で把持部を動作させることが
できるので、把持部を動かしながら洗浄することができ、特に可動部分の汚れが
きれいに落ちる。また、洗浄した後にキャップを付けたままにすれば、そのまま
把持部を保護することができる。 [実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図において、符号1で示すものは内視鏡用処置具の一つの鉗子である。こ
の鉗子1は、螺旋管で構成された細管2の先端に、開閉動作可能な把持部3が設
けられたものである。把持部3は、細管2の内部に挿通された図示しないワイヤ
で操作されるようになっている。 この鉗子1を洗浄するにあたり、実施例の方法では、まず鉗子1の先端の把持
部3を包囲するように、細管2の先端にパイプ状キャップ4の一端を嵌合する。
このキャップ4は、ゴムでできた単純な円筒形のものであり、細管2の先端に密
に嵌合する。 ついで、このパイプ状キャップ4の他端に、注射器(圧送または吸引器具)5
の先端を嵌める。そして、この注射器5を操作することより、洗浄液を圧送した
り吸引したりし、パイプ状キャップ4及び細管2の内部に洗浄液を強制的に流通
させる。 このように洗浄液を強制的に流通させることにより、細管2の内部及び把持部
3の汚れがきれいに落ちる。また、使用した洗浄液は、細管2の基端側から排出
したり、注射器5内に収容したりすることができるから、外部への飛散が少なく
衛生的である。また、洗浄後、そのままキャップ4を嵌めておけば、把持部3を
保護することもできる。 なお、注射器5の代わりに、他の圧送器具、あるいは吸引器具をキャップ4に
接続してもよい。 第2図は、キャップの他の例を示している。このキャップ14は、ゴムででき
た円筒状のキャップ本体14Aの一端に、ゴムパイプを接続する接続部14Bを
設けている。ここで、ゴムパイプは吸引器具や圧送器具に連絡するためのもので
ある。接続部14Bは、金属などの硬質の材料から構成され、キャップ本体14
Aに嵌合固定されている。接続部14Bの先端には、ゴムパイプの抜けを防ぐテ
ーパ部が何段か形成されている。このキャップ14を用いれば、キャップ14の
接続部14Bと水道の蛇口をゴムパイプでつなぐことができるため、水道水を直
接キャップ14に導びくことができる。 第3図は、本発明に係るパイプ状キャップを示している。このキャップ24は
、全体が一体の柔軟なゴムでできている。キャップ24は、鉗子1の把持部3を
包囲する筒部24Aと、吸引または圧送器具に接続するための接続部24Bを有
している。筒部24Aの端部は、鉗子1の細管2先端に嵌合するためすぼまって
おり、中間部は膨らんでいる。そして、この膨らんだ部分の内部において、鉗子 1の把持部3を自由に開閉させることができるようになっている。 このキャップ24を用いて、上述の洗浄方法を実施すると、キャップ24を被
せた状態で把持部3を動かすことができるため、把持部3の可動部分の汚れもき
れいに落ちる。 また、第2図及び第3図に示したキャップ14、24は共に接続部14B、2
4Bが細口になっているので、保護キャップとして用いた場合に把持部3を衛生
的に保つことができる。また、第1図〜第3図に示したキャップ4、14、24
は、保護キャップとして用いる場合に、接続部の開口を別の小さい栓で塞いでも
よい。 なお、上記実施例では鉗子を洗浄する場合を説明したが、本発明は内視鏡用の
処置具であれば他の処置具の場合にも勿論適用できる。また、洗浄用流体は別に
液体に限ることなく、気体でもよく、例えば乾燥ガスや薬液の蒸気でもよい。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明の洗浄方法によれば、細管内部に洗浄用流体を強
制流通させるから、細管内部の汚れがきれいに落ちる。また、キャップ内に収容
される把持部にも洗浄用流体が流通するから、把持部の細かい機構についた汚れ
も落ちる。 また、本発明のキャップによれば、把持部を動作させながら洗浄を実施するこ
とができるため、特に把持部の動く部分の汚れがきれいに落ちる。したがって、
作動不良の原因や錆びの原因を取り除くことができる。また、本発明のキャップ
を洗浄後もそのまま装着しておけば、把持部を保護することができるとともに、
衛生的でもある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の洗浄方法を説明するための斜視図、第2図はその際用いる洗
浄用キャップの一例を示す斜視図、第3図は本発明のキャップの一実施例の斜視
図である。 1……鉗子(処置具)、2……細管、3……把持部、4,14,24……キャッ
プ、5……注射器(圧送または吸引器具)、24A……筒部、24B……接続部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)細管の先端に把持部が設けられた鉗子等の内視鏡用処置具の洗浄方法にお
    いて、上記把持部を包囲するように上記細管先端にパイプ状キャップの一端を嵌
    合し、このパイプ状キャップの他端に接続した吸引または圧送器具により、上記
    パイプ状キャップおよび細管の内部に洗浄用流体を強制流通させることを特徴と
    する内視鏡用処置具の洗浄方法。 (2)細管の先端に把持部が設けられた鉗子等の内視鏡用処置具のキャップであ
    って、把持部を包囲するようにして一端が上記細管先端部に嵌合される筒部と、
    吸引または圧送器具に接続するために上記筒部他端に設けられた接続部とを具備
    し、上記筒部の中間部が膨らんでおり、その内部で上記処置具の把持部を動作可
    能に構成されていることを特徴とする内視鏡用処置具の先端キャップ。

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