JP2602260B2 - 密封壜体 - Google Patents

密封壜体

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JP2602260B2 JP62328905A JP32890587A JP2602260B2 JP 2602260 B2 JP2602260 B2 JP 2602260B2 JP 62328905 A JP62328905 A JP 62328905A JP 32890587 A JP32890587 A JP 32890587A JP 2602260 B2 JP2602260 B2 JP 2602260B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内容物充填にいたるまで、壜体内を無菌状
態に保つと共に、内容物充填後も、壜体の密封処理を容
易に達成することのできる合成樹脂製の密封壜体に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、壜体を成形後、この壜体内に内容物を充填する
までの搬送取扱いにおいて、壜体の口部が開放されたま
まの状態であるかめ、雑菌等が壜体内に侵入して不衛生
となり易かった。
従って、この壜体内を洗浄滅菌するために、内容物充
填直前に洗浄を行わなければならない面倒な作業を必要
としていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
こうした問題を解決するために、成形後の壜体内を無
菌状態とした上で、壜体の口部にフィルムを接着して搬
送し、内容物充填前にそのフィルムを剥離する手段が考
えられている。また、内容物を壜体内に充填する充填ノ
ズルでフィルムを突き破り、そのまま内容物を壜体に充
填すると云う手段がある。
しかし、これらの手段においては、いずれにしても内
容物充填前、あるいは充填後にフィルムを剥離して除去
する必要があり、その剥離作業を生産者側が機械で行う
にせよ、非常に面倒であると云う問題が生じる。
また、内容物充填後の壜体の密封に、壜体に対して、
それ単独で密にかつ強固に組付く機能部分を有する蓋体
を用意する必要があるので、蓋体に要する経費が嵩むと
共に、この蓋体を壜体に対して一定姿勢で組付け固定す
る面倒な組付け作業を必要とすると云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点
を解消すべく創案されたもので、成形後の壜体内を無菌
状態に保つ部材の独立した除去作業を不要とすると共
に、内容物充填後の壜体の密封を容易に達成することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した従来技術における問題点を解消する本発明の
手段は、 合成樹脂製壜体を有すること、 無菌状態にあるこの壜体の口部に取外し可能に密に組付
き、板状の頂壁に、内容物充填時に、壜体の口部内に侵
入する内容物充填ノズルによって容易に破断される略直
線状の肉薄部を形成する複数の切り溝を、中央の一点か
ら放射状に刻設した弾性材料製のキャップ体を有するこ
と、 内容物が充填された壜体のキャップ体の頂壁に、この頂
壁の上面全域を覆って密に接着される、容易に破断され
ることのない機械的強度を有するシール片を有するこ
と、 にある。
キャップ体の頂壁を、この頂壁に刻設された複数の切
り溝が集中する中央の一点を頂点とした錐筒形状とする
のが良い。
〔作用〕
合成樹脂製壜体1を成形した後、この壜体1の内部を
無菌状態として口部5にキャップ体2を取外し可能に密
に組付け、壜体1内を無菌状態に保つ(第1図および第
2図参照)。
キャップ体2によって密封された壜体1は、箱詰めさ
れる等して内容物充填工場に運ばれるが、そうした取扱
い中においても密封が保たれているので、壜体1内に雑
菌が侵入することがない。
内容物充填工場において、充填ラインに乗せられ内容
物充填機に搬送された壜体1は、そのキャップ体2の頂
壁6が、下降して壜体1の口部5内に侵入する内容物充
填ノズル7による押圧作用により、切り溝4に沿って破
断されて開口し、この頂壁6を開口して口部5内に侵入
した充填ノズル7(第3図参照)から壜体1内に内容物
が充填される。
この際、複数の切り溝4は、下降してくる充填ノズル
7の先端(下端)が最初に当接する頂壁6の中央の一点
から放射状に設けられているので、充填ノズル7から作
用する破断力は、各切り溝4が形成する肉薄部に均等に
作用することになり、これにより各切り溝4は略均等に
破断する。
そして、内容物充填後、充填ノズル7を口部5内から
上昇離脱させた後、開口された頂壁6に、この頂壁6の
上面全域を覆ってシール片3を密に接着し、内容物を収
納した密封壜体を完成させる。
キャップ体2は弾性材料製であるので、切り溝4に沿
って破断して開口部を形成する頂壁6部分は、口部5内
に侵入した充填ノズル7の外周面に弾接して、充填ノズ
ル7との間に形成される開放部分をできるだけ小さくす
るように作用すること、内容物充填中は、内容物の充填
に伴い、壜体1内の空気の流出により、壜体1内に外気
が流入しないこと、充填ノズル7の口部5内からの上昇
離脱に伴って、頂壁6の開口部分が直ちに弾性復帰し
て、開口部を陸閉鎖すること、等により、壜体1への内
容物充填処理時に、この壜体1内に雑菌等が侵入する危
険性はきわめて少ない。
キャップ体2の開口された頂壁6に密に接着されるこ
とにより、内容物を充填した壜体1を密封するシール片
3は、容易に破断されることのない機械的強度を有する
ものであるので、キャップ体2と組合さって、通常の密
封蓋体と同等の安定した密封維持機能を発揮する。
本発明の密封壜体の閉封は、頂壁6の上面にシール片
3を接着固定したキャップ体2を、壜体1の口部5から
取り外すことにより達成される。
すなわち、本発明は、壜体1を無菌状態に保持するキ
ャップ体2を、内容物充填後は、シール片3と組み合わ
せて、通常の密封キャップとして機能させることによ
り、壜体1に対する内容物充填処理時における、無菌状
態保持機能部分の除去作業を不要とするようにしている
のである。
キャップ体2の頂壁6を錐筒形状とした場合には、充
填ノズル7による開口部の形成が、この頂壁6を下方に
反転変形させた状態で達成されるので、強い弾力復帰力
が発生することになり、このため充填ノズル7が口部5
内から上昇離脱した状態では、切り溝4に沿って破断し
た開口縁が弾接し合うことになり、これにより充填ノズ
ル7が離脱してからシール片3による密封が達成される
までの間、内容物を充填した壜体1の閉鎖を略密封に近
い状態で達成する。
〔実施例〕 以下、本発明による密封壜体を、その実施例に示す図
面を参照しながら説明する。
第1図と第2図は、内部を無菌状態とした合成樹脂製
の壜体1の口部5に、弾性材料(軟質合成樹脂)製のキ
ャップ体2を取外し可能に密に取付けて、壜体1を密封
した状態を示すもので、第1図は、頂壁6を平板構造と
した場合を、第2図は、頂壁6を円錐筒状板構造とした
場合を示している。
キャップ体2の頂壁6の下面に刻設された切り溝4
は、第5図の場合、頂壁6の中央から直線状に等中心角
で八本、放射状に設けらている。
頂壁6を第2図に示した高さの低い円錐形状に構成し
た場合、内容物充填後、弾性復帰した姿勢は、第4図に
示した反転した姿勢となるので、開口部を形成する各頂
壁6片には、第6図に示すように、上方に向かう弾性復
帰力が発生しているため、隣接した各頂壁6片のこの弾
性復帰力の相互作用により、相互間に弾接力が発生し、
これにより充填ノズル7が離脱してからシール片3を接
着するまでの間、頂壁6の開口部を略密に閉鎖すること
ができることになり、壜体1内への雑菌の侵入をより強
力に防止する。
内容物充填後、キャップ体2の頂壁6の上面に密に接
着されるシール片3は、ガスバリヤー性や機械的強度を
考慮して、アルミ箔とポリエチレン樹脂製シートとの二
層構造体や、アルミ箔とポリエチレンテレフタレート樹
脂製シートの二構造体や、さらにはポリエチレン樹脂と
ポリエチレンテレフタレート樹脂との積層構造体を主体
として構成した積層体となっている。
なお、第4図に示すように、シール片3を接着した密
封達成後に、キャップ体2およびシール片3を組付けた
口部5上端部全体をシュリンクシートにより覆うことに
より、このシュリンクシートにバージンシールとしての
機能を持たせることができると共に、キャップ体2とシ
ール片3との組合せ物を保護して安全性を高めることが
できる。
切り溝4は、第5図図示実施例では、八本設けられて
いるが、この数は限定されることなく、キャップ体2の
大きさや材質、充填ノズル7の太さ等に応じて適宜設定
されるもので、切り溝4の数を増やせば、頂壁6に開口
される開口部分が充填ノズル7の断面形状に近いものと
なり、充填ノズル7との間に形成される開放通路を小さ
くすることができる。
また、切り溝4は、頂壁6の下面に設けるのが良く、
頂壁6の上面に設けた場合には、内容物充填までの間
に、外部に露出している切り溝4に埃等が除去し難い状
態で付着し易いと云う不都合を生じる。
〔発明の効果〕
このように、本発明は、壜体を無菌状態に保持するキ
ャップ体を、内容物充填後もシール片と組み合わせて密
封キャップとして機能させるので、内容物充填時に、無
菌状態を保持していた部分の面倒な除去作用を不要と
し、これにより生産性を高めることができると共に、密
封壜体におけるキャップに要する経費の大幅な削減を達
成でき、またキャップ体の頂壁の開口部の形成を、複数
の切り溝により一定した形態とすることにより、内容物
充填時における外気の壜体内への侵入が起こり難くする
と共に、シール片による密封達成までの間、頂壁の開口
部を略密に閉鎖することができ、これにより雑菌等の壜
体内への侵入をより完全に阻止することができる等、多
くの優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、キャップ体により壜体を無菌状態に保持して
いる状態時の、要部縦面正面図、第2図は、同じ状態の
他の実施例を示す要部縦断正面図、第3図は、充填ノズ
ルによる切り溝破断状態を示す要部縦断正面図、第4図
は、第2図に示した実施例による密封壜体の構造例を示
す要部縦断正面図、第5図は、第1図および第2図に示
したキャップ体の底面図、第6図は、第4図に示した実
施例における、開口部を形成する頂壁片の弾性復帰力の
作用状態の説明図である。 符号の説明 1;壜体 2;キャップ体 3;シール片 4;切り溝 5;口部 6;頂壁 7;充填ノズル 8;シュリンクシート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製壜体(1)と、無菌状態にある
    該壜体(1)の口部(5)に取外し可能に密に組付き、
    板状の頂壁(6)に、内容物充填時に、前記口部(5)
    内に侵入する内容物充填ノズル(7)によって容易に破
    断される略直線状の肉薄部を形成する複数の切り溝
    (4)を、中央の一点から放射状に刻設した弾性材料製
    のキャップ体(2)と、内容物が充填された前記壜体
    (1)のキャップ体(2)の頂壁(6)に、該頂壁
    (6)の上面全域を覆って密に接着される、容易に破断
    されることのない機械的強度を有するシール片(3)
    と、から成る密封壜体。
  2. 【請求項2】キャップ体(2)の頂壁(6)を、該頂壁
    (6)に刻設された複数の切り溝(4)が集中する中央
    の一点を頂点とした錐筒形状として成る特許請求の範囲
    第1項記載の密封容器。
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