JP2601898Y2 - 揺動板式圧縮機の脈動低減機構 - Google Patents

揺動板式圧縮機の脈動低減機構

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JP2601898Y2 JP1993058808U JP5880893U JP2601898Y2 JP 2601898 Y2 JP2601898 Y2 JP 2601898Y2 JP 1993058808 U JP1993058808 U JP 1993058808U JP 5880893 U JP5880893 U JP 5880893U JP 2601898 Y2 JP2601898 Y2 JP 2601898Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、揺動板式圧縮機の脈
動低減機構に関し、特に吐出バルブ固定用のボルトの緩
みによる吐出不能現象の発生を防ぐとともに、低負荷時
における焼き付きを防ぐことができる揺動板式圧縮機の
脈動低減機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の脈動低減機構を備えた揺動
板式圧縮機の部分拡大縦断面図、図8(a)はバッフル
プレートの平面図、図8(b)は図8(a)のB−B線
に沿う断面図である。
【0003】揺動板式圧縮機の脈動低減機構として、回
転軸に揺動可能に取り付けられた揺動板と、複数のシリ
ンダボアを有するシリンダブロック101と、各シリン
ダボア内に摺動可能に収容され、揺動板の揺動運動にし
たがってシリンダボア内を往復運動するピストンと、シ
リンダボア内で圧縮された冷媒ガスを吐出室112へ吐
出する吐出バルブ117と、この吐出バルブ117をシ
リンダブロック101に固定するボルト119と、ボル
ト頭119aが収容される吐出空間112aと吐出口1
03bへ直接通じる吐出空間112bとに吐出室112
を仕切るバッフルプレート114とを備え、吐出空間1
12aと吐出空間112bとを連通させる絞り孔114
aをバッフルプレート114に設けたものがある(実願
平3−45937号)。ボルト119には、吐出室11
2の冷媒ガスをクランク室へ導く貫通孔127が中心軸
に沿って設けられ、貫通孔127と絞り孔114aとは
対向している。
【0004】揺動板の揺動につれてピストンがシリンダ
ボア内を摺動し、シリンダボア内の冷媒ガスが圧縮さ
れ、その圧力が所定値以上に上昇したとき吐出バルブ1
17が開き、冷媒ガスは吐出ポート116を通じて一旦
吐出室112の吐出空間112aに吐出され、吐出空間
112aの冷媒ガスはバッフルプレート114の孔11
4aで絞られながら吐出空間112bへ流れ、吐出口1
03bから流出する。
【0005】前述のように吐出室112をバッフルプレ
ート114で2つの吐出空間112a,112bに仕切
り、両吐出空間112a,112bをバッフルプレート
114の単一の絞り114aで連通させる構造を採用す
ることにより、吐出ガスの脈動の発生を防ぐようにして
いた。
【0006】また、吐出空間112aとクランク室との
圧力差により、吐出空間112a内の冷媒ガスの一部は
ボルト119の貫通孔127を通じてクランク室へ流入
し、クランク室内へ潤滑油が供給される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述の揺動
板式圧縮機の脈動低減機構においては、ボルト119の
貫通孔127とバッフルプレート114の絞り孔114
aとが対向しているので、ボルト119が緩むと、図9
に示すように、ボルト頭119aがバッフルプレート1
14の絞り孔114aを塞いでしまい、単に脈動低減機
能の低下を招くにとどまらず、吐出不能により上昇した
吐出空間112aの内部圧力が、吐出室112と吸入室
とを仕切るリヤヘッド103の隔壁103aに加わり、
その部分に歪みを生じさせ、異常変形や破裂をひき起こ
すおそれがあった。
【0008】また、図10に示すように、互いに対向す
るボルト119の貫通孔127とバッフルプレート21
4の絞り孔214aとが比較的離れている場合には、低
負荷時には吐出空間212aとクランク室との圧力差が
小さくなったとき、貫通孔127を通じてクランク室へ
供給される潤滑油の量が大幅に減少し、焼き付きを起こ
すおそれがある。
【0009】この考案はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は緩んだ吐出バルブ固定用のボルト
によりバッフルプレートの絞り孔が塞がれて吐出不能に
なるのを防ぐとともに、低負荷時における焼き付きを防
ぐことができる揺動板式圧縮機の脈動低減機構を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めこの考案の揺動板式圧縮機の脈動低減機構は、回転軸
に揺動可能に取り付けられた揺動板と、複数のシリンダ
ボアを有するシリンダブロックと、前記各シリンダボア
内に摺動可能に収容され、前記揺動板の揺動運動にした
がってシリンダボア内を往復運動するピストンと、前記
シリンダボア内で圧縮された冷媒ガスを吐出室へ吐出す
る吐出バルブと、この吐出バルブを前記シリンダブロッ
クに固定するボルトと、前記ボルト頭が収容される吐出
バルブ側吐出空間と吐出口へ直接通じる吐出口側吐出空
間とに前記吐出室を仕切るバッフルプレートとを備え、
前記吐出室の冷媒ガスを前記揺動板が収容されたクラン
ク室へ導く貫通孔を前記ボルトの中心軸に沿って設け、
前記バッフルプレートに、前記吐出バルブ側吐出空間と
前記吐出口側吐出空間とを連通させる絞り孔を前記貫通
孔と対向するように設けた揺動板式圧縮機の脈動低減機
構において、前記バッフルプレートの前記絞り孔の周囲
又は前記ボルト頭の前記貫通孔の周囲に凸部又は凹部を
設けた。
【0011】
【作用】ボルトが緩んだ場合、ボルト頭によってバッフ
ルプレートの絞り孔は閉塞されず、吐出バルブ側吐出空
間の冷媒ガスは凸部又は凹部によって形成される連通路
から絞り孔を経て吐出口側吐出空間へと流出するので、
吐出バルブ側吐出空間の圧力の異常な上昇は抑制され
る。
【0012】また、吐出バルブ側吐出空間に流入した冷
媒ガスはボルト頭と凸部の先端との間に集中し、絞り孔
を経て吐出口側吐出空間へと流れるとともに、冷媒ガス
の一部はボルトの貫通孔を経てクランク室へと流れ、吐
出室とクランク室との圧力差が小さくなる低負荷時にお
いても、クランク室へ供給される潤滑油の量が大幅に減
少することはない。
【0013】
【実施例】以下この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1はこの考案の一実施例に係る脈動低減
機構を備えた揺動板式圧縮機の縦断面図である。この圧
縮機のシリンダブロック1の一端面にはバルブプレート
2を介してリヤヘッド3が、他端面にはフロントヘッド
4がそれぞれ固定されている。
【0015】前記シリンダブロック1には、駆動軸5を
中心にして周方向に所定間隔おきに複数のシリンダボア
6が配設されている。これらのシリンダボア6内にはそ
れぞれピストン7が摺動自在に収容されている。
【0016】前記フロントヘッド4内にはクランク室8
が形成され、このクランク室8内には、駆動軸5の回転
に連動してヒンジボール9を中心に揺動する揺動板10
が収容されている。この揺動板10はコネクチングロッ
ド11を介してピストン7に連結され、揺動板10の揺
動によりピストン7がシリンダボア6内を往復運動す
る。クランク室8の圧力が減少するにつれて揺動板10
の傾斜角度が大きくなり、逆にクランク室8の圧力が増
加するにつれて揺動板10の傾斜角度が小さくなる。
【0017】前記リヤヘッド3内には、吐出口3bと通
じる吐出室12と、この吐出室12の周囲に位置する吸
入室13とが形成されている。吐出室12と吸入室13
とはリヤヘッド3の一部を構成する隔壁3aによって仕
切られている。吐出室12内は、隔壁3aに圧入された
円板状のバッフルプレート14によって、吐出空間(吐
出バルブ側吐出空間)12aと吐出空間(吐出口側吐出
空間)12bとに仕切られている。
【0018】図2(a)はバッフルプレート14の平面
図、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿う断面図で
ある。バッフルプレート14の中心部には絞り孔14a
が穿設され、絞り孔14aを介して両吐出空間12a,
12bが連通する。絞り孔14aは、後述するボルト1
9の貫通孔27のボルト頭側開口27aと対向してい
る。バッフルプレート14の絞り孔14aの周囲には、
図2(a)及び(b)に示すように、周方向に沿って一
定間隔おきに4個の凸部14bがプレス加工により形成
されている。
【0019】前記バルブプレート2には、シリンダボア
6と吐出空間12aとを連通させる吐出ポート16と、
シリンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート
15とが、周方向に所定間隔おきに設けられている。吐
出ポート16は吐出弁17により開閉され、吐出弁17
はバルブプレート2のリヤヘッド側端面に弁押さえ18
とともにボルト19により固定され、ボルト19はバル
ブプレート2の中心孔2aを介してシリンダブロック1
のねじ孔20に螺着されている。また、吸入ポート15
は吸入弁21により開閉され、吸入弁21はバルブプレ
ート2とシリンダブロック1との間に配設されている。
【0020】前記シリンダブロック1の中央部には、互
いに連通するねじ孔20、小径孔22及び大径孔23が
シリンダブロック1の中心線に沿って設けられている。
前記ボルト19には、吐出空間12aの高圧の冷媒ガス
をシリンダブロック1の小径孔22へ導く貫通孔27が
設けられている。小径孔22にはラジアル軸受24が、
大径孔23にはスラスト軸受25がそれぞれ収容されて
いる。ラジアル軸受24及びスラスト軸受25は駆動軸
5のリヤ側端部を支持し、駆動軸5のフロント側端部は
フロントヘッド4内のラジアル軸受26によって支持さ
れている。
【0021】更に、シリンダブロック1には吸入室13
とクランク室8とを連通する連通路31が設けてあり、
この連通路31の途中には圧力調整弁32が設けられ、
この圧力調整弁32により吸入室13内とクランク室8
内との圧力調整を行う。
【0022】次に、この揺動板式圧縮機の作動を説明す
る。
【0023】図示しない車載エンジンの回転動力が駆動
軸5に伝達されると、駆動軸5の回転に連動して揺動板
10が揺動し、この揺動によりピストン7がシリンダボ
ア6内を往復動してそのシリンダボア6内の容積が変化
し、この容積変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐
出が順次行なわれ、揺動板10の傾斜角度に応じた容量
の高圧冷媒ガスが吐出される。
【0024】すなわち、熱負荷が小さくなり、圧力調整
弁32が連通路31を閉じ、クランク室8内の圧力が増
加すると揺動板10の傾斜角度が小さくなり、これによ
ってピストン7のストローク量が少なくなって吐出容量
が減少する。このとき、吐出空間12a内の高圧の冷媒
ガスの一部がボルト19のガイド孔27を通って小径孔
22内へ導かれ、大径孔23を経由してクランク室8へ
導かれるので、クランク室8内の圧力上昇が促進され、
同時にラジアル軸受24及びスラスト軸受25等の潤滑
が行なわれる。
【0025】熱負荷が大きくなり、圧力調整弁32が連
通路31を開き、クランク室8内の圧力が減少すると揺
動板10の傾斜角度が大きくなり、これによってピスト
ン7のストローク量が増えて吐出容量が多くなる。
【0026】ピストン7によりシリンダボア6内の冷媒
ガスが圧縮され、その圧力が所定値以上に上昇したとき
吐出バルブ17が開き、冷媒ガスは吐出ポート16を通
じて次々と吐出空間12aへ吐出される。吐出空間12
aの冷媒ガスはバッフルプレート14の絞り孔14aで
絞られながら吐出空間12bへ流れ、吐出口3bから流
出する。
【0027】図3及び図4に示すように、何等かの原因
によりボルト19が緩んだ場合、ボルト頭19aはバッ
フルプレート14の凸部14bに当接するので、バッフ
ルプレート14の絞り孔14aはボルト頭19aによっ
て閉塞されず、吐出空間12aの冷媒ガスは、凸部14
b間に形成される連通路33(図4参照)から絞り孔1
4aを経て吐出空間12bへと流出する。したがって、
吐出空間12aの圧力の異常な上昇が抑制され、リヤヘ
ッド3の異常変形や破裂を防ぐことができる。
【0028】前述の実施例では、バッフルプレート14
の絞り孔14aの周囲に複数の凸部14bを形成した場
合について述べたが、凸部14bは一個でもよいし、凸
部14bの代わりに凹部(図示せず)を設けてもよい。
例えば絞り孔14aを中心とする放射状に形成された複
数の溝(図示せず)でもよい。
【0029】また、凸部や凹部をボルト19のボルト頭
19aに形成するようにしても同様の効果を得ることが
できる。
【0030】図5はこの考案の他の実施例に係る脈動低
減機構を備えた揺動板式圧縮機の一部拡大断面図であ
る。
【0031】この実施例の揺動板式圧縮機は図1の実施
例の揺動板式圧縮機に較べ、互いに対向するボルト頭1
9aとバッフルプレート64の絞り孔64aとが比較的
離れている。バッフルプレート64の絞り孔64aの周
囲にボルト頭19aへ向けて筒状ボス部50を立ち上げ
たので、吐出ポート16から吐出空間62aに流入した
冷媒ガスはボルト頭19aと筒状ボス部50の流入口5
0aとの間に集中し、筒状ボス部50の流入口50aか
ら絞り孔64aを経て吐出空間62bへと流れるので、
吐出空間62aとクランク室との圧力差が小さくなる低
負荷時においても、貫通孔27を通じてクランク室へ供
給される潤滑油の量が大幅に減少することはなく、焼き
付きを起こすことがない。
【0032】また、筒状ボス部50の流入口50aの開
口縁を例えば波形にしたり、スリットを形成するように
すれば、ボルト19が緩んだとしても筒状ボス部50の
流入口50aがボルト頭19aによって閉塞されること
はない。
【0033】図6は図5の実施例の変形例に係る脈動低
減機構を備えた揺動板式圧縮機の一部拡大断面図であ
る。
【0034】この変形例の揺動板式圧縮機は図5の実施
例の揺動板式圧縮機と異なり、バッフルプレートを備え
ておらず、また吐出口63bとボルト頭19aとが対向
している。この変形例では吐出口63bの周囲にボルト
頭19aへ向けて筒状ボス部60を立ち上げた。筒状ボ
ス部60の流入口60aの開口縁を波形に形成したり、
スリットを形成するようにしてもよい。この変形例の揺
動板式圧縮機によれば図5の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0035】
【考案の効果】以上説明したようにこの揺動板式圧縮機
の脈動低減機構によれば、ボルトが緩んだ場合、ボルト
頭によってバッフルプレートの絞り孔は閉塞されず、吐
出バルブ側吐出空間の冷媒ガスは凸部又は凹部によって
形成される連通路から絞り孔を経て吐出口側吐出空間へ
と流出するので、吐出バルブ側吐出空間の圧力の異常な
上昇を抑え、吐出不能による破損や破裂を防ぐことがで
きる。
【0036】また、バルブ側吐出空間に流入した冷媒ガ
スはボルト頭と凸部の先端との間に集中し、絞り孔を経
て吐出口側吐出空間へと流れるとともに、冷媒ガスの一
部はボルトの貫通孔を経てクランク室へと流れ、吐出室
とクランク室との圧力差が小さくなる低負荷時において
も、クランク室へ供給される潤滑油の量が大幅に減少す
ることはなく、焼き付きを起こすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の一実施例に係る脈動低減機構
を備えた揺動板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】図2はバッフルプレートを説明するための図で
ある。
【図3】図3はボルトが抜けたときの状態を示す拡大縦
断面図である。
【図4】図4はボルトが抜けたときのバッフルプレート
とボルトとの関係を示す拡大縦断面図である。
【図5】図5はこの考案の他の実施例に係る脈動低減機
構を備えた揺動板式圧縮機の部分拡大縦断面図である。
【図6】図6は図5の実施例の変形例に係る脈動低減機
構を備えた揺動板式圧縮機の部分拡大縦断面図である。
【図7】図7は従来の脈動低減機構を備えた揺動板式圧
縮機の部分拡大縦断面図である。
【図8】図8はバッフルプレートを説明するための図で
ある。
【図9】図9はボルトが抜けたときの状態を示す拡大縦
断面図である。
【図10】図10は従来の脈動低減機構を備えた揺動板
式圧縮機の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 5 回転軸 6 シリンダボア 7 ピストン 8 クランク室 10 揺動板 12 吐出室 12a 吐出空間(吐出バルブ側吐出空間) 12b 吐出空間(吐出口側吐出空間) 14,64 バッフルプレート 14a,64a 絞り孔 14b 凸部 17 吐出バルブ 19 ボルト 19a ボルト頭 27 貫通孔 50 筒状ボス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野村 寛 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)考案者 新井 克彦 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)考案者 高山 正 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (56)参考文献 実公 平7−24630(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 27/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に揺動可能に取り付けられた揺動
    板と、複数のシリンダボアを有するシリンダブロック
    と、前記各シリンダボア内に摺動可能に収容され、前記
    揺動板の揺動運動にしたがってシリンダボア内を往復運
    動するピストンと、前記シリンダボア内で圧縮された冷
    媒ガスを吐出室へ吐出する吐出バルブと、この吐出バル
    ブを前記シリンダブロックに固定するボルトと、前記ボ
    ルト頭が収容される吐出バルブ側吐出空間と吐出口へ直
    接通じる吐出口側吐出空間とに前記吐出室を仕切るバッ
    フルプレートとを備え、前記吐出室の冷媒ガスを前記揺
    動板が収容されたクランク室へ導く貫通孔を前記ボルト
    の中心軸に沿って設け、前記バッフルプレートに、前記
    吐出バルブ側吐出空間と前記吐出口側吐出空間とを連通
    させる絞り孔を前記貫通孔と対向するように設けた揺動
    板式圧縮機の脈動低減機構において、前記バッフルプレ
    ートの前記絞り孔の周囲又は前記ボルト頭の前記貫通孔
    の周囲に凸部又は凹部を設けたことを特徴とする揺動板
    式圧縮機の脈動低減機構。
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