JP2601818B2 - テレビ電話 - Google Patents

テレビ電話

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JP2601818B2
JP2601818B2 JP62086000A JP8600087A JP2601818B2 JP 2601818 B2 JP2601818 B2 JP 2601818B2 JP 62086000 A JP62086000 A JP 62086000A JP 8600087 A JP8600087 A JP 8600087A JP 2601818 B2 JP2601818 B2 JP 2601818B2
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Inventor
保介 柏
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泉陽硝子工業 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、対話者を映し出すテレビジョンと、話者を
撮影するカメラとを備えてあるテレビ電話に関する。
〔従来の技術〕
従来のテレビ電話は、話者と対話者との視線を合わせ
て、通話中に互いの表情が確認できるように、話者がテ
レビジョンの画像を注視するとその正面画像がカメラに
より撮影されるように、対話者を映し出すテレビジョン
と、前記テレビジョンに表示された対話者の画像を反射
させて話者に視認させる平面のハーフミラーと、前記ハ
ーフミラーの裏面側から話者を撮影するカメラとを、話
者の対話者への視線相当線に対して前記カメラの光軸を
ほぼ一致させて配置したものが提案されていた(特開昭
56−152387号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の従来の技術では、テレビジョンに表示
され、平面のハーフミラーで反射された対話者の画像を
目視するものであり、話者とテレビジョンとの光路長、
即ち、距離が長いものとなっていたので、話者にとって
は表示画像が小さく見づらいものとなるという欠点があ
った。
このため、テレビジョンそのものを大型にすることも
考えられるが、装置が大型となり好ましくない。
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、常
に話者と対話者との視線を合わせて、通話中に互いの表
情が確認できるテレビ電話であって、話者にとって見や
すい大きな画像が得られるテレビ電話を、装置の大型化
を招くことなく提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明に係るテレビ電話
の特徴構成は、ハーフミラーを凹湾曲面に形成してある
点にある。
〔作用〕
テレビジョンに表示された対話者の画像を凹湾曲面に
形成されたハーフミラーで反射させると、テレビジョン
と話者との距離が大であっても、話者は、曲率に応じた
拡大画像を視認することができるのである。
〔発明の効果〕
その結果、大型のテレビジョンを用いずに小型のもの
を用いるものであっても、凹湾曲面に形成されたハーフ
ミラーにより拡大画像が得られるので、常に話者と対話
者との視線を合わせて、通話中に互いの表情が確認でき
るテレビ電話であって、話者にとって見やすい大きな画
像が得られるテレビ電話を、装置の大型化を招くことな
く提供できるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、テレビ電話は、対話者を映し出す
テレビジョン(1)と、前記テレビジョン(1)に表示
された対話者の画像を反射させて話者に視認させる凹湾
曲面に形成されたハーフミラー(4)と、前記ハーフミ
ラー(4)の裏面側から話者を撮影するカメラ(2)と
を、話者の対話者への視線相当線L2に対して前記カメラ
(2)の光軸L1をほぼ一致させて配置するとともに音声
装置(10)を設けて構成してある。
以下に、詳述する。
箱型テレビ電話本体(5)の側面面に透明ガラス
(3)が取り付けた開口部(6)を形成し、この開口部
(6)に対向する位置に凹湾曲面に形成されたハーフミ
ラー(4)を傾斜姿勢で配置してある。
前記ハーフミラー(4)は鉛直面に対して45度下方へ
の傾斜姿勢で、その上端部を本体(5)の開口部(6)
上縁に固定し、下端部を前記本体(5)の奥側面に固定
された固定金具(7)上に載置固定してある。
本体(5)の下部であって、前記ハーフミラー(4)
の下方位置に、前記テレビジョン(1)のブラウン管
(1a)をその受像面が前記ハーフミラー(4)側に向く
姿勢で配置してあり、話者は、前記ブラウン管(1a)に
映し出された画像であって、前記ハーフミラー(4)で
拡大反射された画像を前記開口部(6)を通して目視す
ることになる。
一方、前記カメラ(2)を、前記ハーフミラー(4)
の裏面側に、その撮影部(2a)を前記開口部(6)側に
向けた状態で、且つ、話者の対話者への視線相当線L2
対して前記カメラ(2)の撮影光軸L1をほぼ一致させて
配置してある。
前記ハーフミラー(4)とテレビ電話本体(5)とで
囲まれる空間部(8)を暗室に、話者側を明るくしてお
くことにより、カメラ(2)からハーフミラー(4)を
透過して話者を撮影可能とする。
上述した構成のテレビ電話が複数対配置されており、
一方のテレビ電話の前方にいる話者が、他方のテレビ電
話の対話者と対話する場合には、前記他方のテレビ電話
のカメラ(2)で対話者の顔面を正面から撮影し、前記
一方のテレビ電話のテレビジョン(1)に映し出すこと
ができるので、その対話者の視線相当線L2が前記カメラ
(2)の撮影光軸L1と略一致することにより、常に話者
と対話者との視線を合わせて、通話中に互いの表情が確
認できるようになる。
しかも、小型のブラウン管(1a)を用いても、凹湾曲
面に形成されたハーフミラーにより拡大画像が得られる
ので、テレビ電話そのものが小型で構成できるようにな
った。
〔別実施例〕
図2に示すように、前記テレビジョン(1)のブラウ
ン管(1a)とカメラ(2)の撮影部(2a)とがそれぞれ
開口部(6)側を向くようにテレビジョン(1)とカメ
ラ(2)とを並行配置してもよく、この場合には、ブラ
ウン管(1a)の前面側に凹湾曲面を有する反射ミラー
(9)を配置して、反射ミラー(9)からハーフミラー
(4b)に反射させることになる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るテレビ電話の実施例を示し、第1図
(イ)はテレビ電話の縦断面図、第1図(ロ)はブラウ
ン管の画像の正面図、第2図は別実施例のテレビ電話の
概略説明図である。 (1)……テレビジョン、(2)……カメラ、(4)…
…ハーフミラー、(5)……テレビ電話本体、L1……カ
メラの光軸、L2……視線相当線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対話者を映し出すテレビジョン(1)と、
    前記テレビジョン(1)に表示された対話者の画像を反
    射させて話者に視認させるハーフミラー(4)と、前記
    ハーフミラー(4)の裏面側から話者を撮影するカメラ
    (2)とを、話者の対話者への視線相当線L2に対して前
    記カメラ(2)の光軸L1をほぼ一致させて配置してある
    テレビ電話であって、前記ハーフミラー(4)を凹湾曲
    面に形成してあるテレビ電話。
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JPS56152387A (en) * 1980-04-26 1981-11-25 Toshiba Corp Video telephone device

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