JP2601813Y2 - シャーリングマシン - Google Patents

シャーリングマシン

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JP2601813Y2
JP2601813Y2 JP1992020454U JP2045492U JP2601813Y2 JP 2601813 Y2 JP2601813 Y2 JP 2601813Y2 JP 1992020454 U JP1992020454 U JP 1992020454U JP 2045492 U JP2045492 U JP 2045492U JP 2601813 Y2 JP2601813 Y2 JP 2601813Y2
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JP
Japan
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cylinder
ram
hydraulic
diameter cylinder
small
Prior art date
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JP1992020454U
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English (en)
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JPH0572318U (ja
Inventor
秀明 出口
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はラムの下降速度が任意
に選択できるようにしたシャーリングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来板状のワークを切断加工するシャー
リングマシンは図1に示すように、両側に設けられた油
圧シリンダaにより上下動されるラムbに取付けられた
可動刃cと、ラムbの下方に固定された固定刃dにより
ワークeを切断加工するように構成されており、各油圧
シリンダaには油圧ポンプfより切換え弁gを介して油
圧が供給されるようになっている。例えば特開昭54−
154886号、実開昭58−63918号公報など。
また、従来のシャーリングマシンは、油圧シリンダaの
有効受圧面積と、油圧ポンプfの吐出量は主仕様である
最大切断板厚より決定される切断荷重と切断速度を基に
設定されているため、ラムbの下降速度は一定で変更す
ることができない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしシャーリングマ
シンによる切断作業は、最大切断板厚以下の薄い板厚の
ワークを切断する場合がほとんどのため、従来のように
ラムの下降速度が一定なシャーリングマシンでは、作業
能率が悪い不具合があった。この考案は上記不具合を改
善するためになされたもので、切断板厚に応じてラムの
加工速度が制御できるようにしたシャーリングマシンの
ラム下降速度制御装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、ラムの両端側に設けられた少なくとも2
本の油圧シリンダにより上記ラムを上下動させて、ラム
に取付けられた可動刃と、ラムの下方に設けられた固定
刃の間でワークを切断するようにしたシャーリングマシ
ンにおいて、上記油圧シリンダの一方を、小径ピストン
が収容された小径シリンダと、上記小径ピストンと一体
に動作する大径ピストンが収容された大径シリンダより
構成して、これら小径シリンダの圧力室及び大径シリン
の上室に選択的に油圧が供給できるようになすと共
に、大径シリンダの下室と他方の油圧シリンダの上室を
管路で連通したものである。
【0005】
【作 用】上記構成により油圧シリンダの小径シリン
ダ及び大径シリンダへ選択的に油圧を供給することによ
り、ラムの下降速度が可変できるようになる。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図2及び図3に示
す図面を参照して詳述する。図2はシャーリングマシン
の油圧回路、図3は同動作時のタイミングチャートを示
す。図2において1はシャーリングマシンのラムで、両
端側に設けられた油圧シリンダ2,3により上下駆動さ
れるようになっている。上記油圧シリンダ2,3は、一
方例えば左側の油圧シリンダ2が面積比1:2に設定し
た小径シリンダ2aと大径シリンダ2bにより形成され
ている。すなわち油圧シリンダ2の上部が小径シリンダ
2aとなっていて、この小径シリンダ2aに、大径シリ
ンダ2b内に収容された大径ピストン2cより突出され
た小径ピストン2dが下方より挿入されている。
【0007】また大径シリンダ2bに収容された大径ピ
ストン2c及び油圧シリンダ3内に収容されたピストン
3aよりピストン杆2e,3bが下方へ突出されてい
て、これらピストン杆2e,3aの下端が上記ラム1の
両端に枢着されていると共に、ラム1の下部には可動刃
4が、そしてラム1の下方には固定刃5が設けられてい
て、これら可動刃4と固定刃4の間でワーク6を切断で
きるようになっている。
【0008】一方図2中8は油圧ポンプで、この油圧ポ
ンプ8の吐出圧は2路に分岐された管路9及び10へ供
給されるようになっている。一方の管路9へ供給された
油圧は、チェック弁11の下流側でさらに2路に分岐さ
れて、一方は切換え弁12を介して上記油圧シリンダ2
の小径シリンダ2a側圧力室21 へ供給され、他方は切
換え弁13を介して油圧シリンダ2の大径シリンダ2b
側上室22 へ供給されるようになっている。また管路1
0へ供給された油圧は、チェック弁15の下流側で切換
え弁14により2路に分岐されて、一方は管路16によ
りワーク押えシリンダ17へ供給され、他方は管路18
によりチェック弁19を介して油圧シリンダ3の下室3
2 へ供給されていると共に、油圧シリンダ3の上室31
と油圧シリンダ2の大径シリンダ2b側の下室23 は管
路20により連通されている。なお、図中22はチェッ
ク弁19の下流側において管路18に接続されたアキュ
ムレータ、23は同安全弁、24はチェック弁19の上
流側に設けられたアキュームレータチャージ圧用リリー
フ弁、そして25は油圧ポンプ8の吐出側に設けられた
リリーフ弁を示す。
【0009】次に作用を説明すると、板厚の薄いワーク
6を切断する場合は、低負荷なので高速切断が可能にな
る。高速切断に当っては切換弁12,14をオンにして
ワーク押えシリンダ14によりワーク6を固定すると同
時に、油圧シリンダ2の小径シリンダ2aへ油圧ポンプ
8の吐出圧を供給して小径ピストン2dを下降させる。
これによって大径シリンダ2b内の大径ピストン2cが
下降するのに伴い大径シリンダ2bの下室23 の油が管
路20を経て油圧シリンダ3の上室31 へ流入するた
め、両油圧シリンダ2,3により同時にラム1が図3の
(イ)に示す下降曲線に沿って高速で下降されて、ラム
1に取付けられた可動刃4と固定刃5の間でワーク6を
高速切断することができる。すなわち小径シリンダ2a
と大径シリンダ2bの面積比が1:2に設定されている
ため、ほぼ2倍の高速切断が可能になる。
【0010】次に、ワーク6を中速切断する場合は、切
換え弁13,14をオンにする。これによって油圧ポン
プ8の吐出圧は、油圧シリンダ2の大径シリンダ2b側
の上室22 へ流入して大径ピストン2cを下降させる。
これによって大径シリンダ2bの下室23 の油が管路2
0を経て油圧シリンダ3の上室31 へ流入するため、両
油圧シリンダ2,3により同時にラム1が図3の(ロ)
に示す下降曲線に沿って中速で下降されるため、ワーク
6を中速で切断することができる。
【0011】一方板厚の厚いワーク6の場合はは低速に
より切断する。低速切断時には切換え弁12,13,1
4をオンにする。これによって油圧ポンプ8の吐出圧が
油圧シリンダ2の小径シリンダ2aと大径シリンダ2b
に同時に供給されるため、両油圧シリンダ2,3により
ラム1が図3の(ハ)に示す下降曲線に沿って低速で下
降されるようになり、これによって切断負荷の大きい厚
板のワークも容易に切断することができるようになる。
また切断速度の選択は、図示しない操作盤に設けられた
切換えスイッチの操作により可能となっている。
【0012】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、切換す
べきワークの板厚に応じてラムの下降速度が選択できる
ため、板厚の薄いワークを切断する際高速切断を選択す
ることにより、ワークの切断が能率よく行えるようにな
る。また板厚が厚く大きな切断推力が必要な場合は、低
速切断を選択することにより、最大切断板厚まで容易に
切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシャーリングマシンの説明図である。
【図2】この考案の一実施例になるシャーリングマシン
の油圧回路を示す回路図である。
【図3】(イ)ないし(ハ)はこの考案の一実施例にな
るシャーリングマシンの動作を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1…ラム、2…油圧シリンダ、2a…小径シリンダ、2
b…大径シリンダ、23 …下室、3…油圧シリンダ、3
1 …上室、4…可動刃、5…固定刃、6…ワーク、20
…管路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラム1の両端側に設けられた少なくとも
    2本の油圧シリンダ2,3により上記ラム1を上下動さ
    せて、ラム1に取付けられた可動刃4と、ラム1の下方
    に設けられた固定刃5の間でワーク6を切断するように
    したシャーリングマシンにおいて、上記油圧シリンダ
    2,3の一方2を、小径ピストン2dが収容された小径
    シリンダ2aと、上記小径ピストン2dと一体に動作す
    る大径ピストン2cが収容された大径シリンダ2bより
    構成して、これら小径シリンダ2aの圧力室2 及び大
    径シリンダ2bの上室2 に選択的に油圧が供給できる
    ようになすと共に、大径シリンダ2bの下室2と他方
    の油圧シリンダ3の上室3を管路20で連通してなる
    シャーリングマシン。
JP1992020454U 1992-03-05 1992-03-05 シャーリングマシン Expired - Lifetime JP2601813Y2 (ja)

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JPH0572318U JPH0572318U (ja) 1993-10-05
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