JP2601701Y2 - 光ファイバエンコーダ - Google Patents

光ファイバエンコーダ

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JP2601701Y2
JP2601701Y2 JP1993039309U JP3930993U JP2601701Y2 JP 2601701 Y2 JP2601701 Y2 JP 2601701Y2 JP 1993039309 U JP1993039309 U JP 1993039309U JP 3930993 U JP3930993 U JP 3930993U JP 2601701 Y2 JP2601701 Y2 JP 2601701Y2
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optical fiber
signal
optical
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精治 塩澤
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ファイバエンコーダ
に関し、特に、同期信号と位置信号の光強度に差を設
け、両信号の区別を容易とするための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の光ファイ
バエンコーダとしては種々あるが、その中で代表的なも
のについて述べると、図4にて示される一般に採用され
ている構成が挙げることができる。
【0003】すなわち、図4において符号1で示される
ものは、ケーシング2内に軸受3を介して回転自在に設
けられた回転軸であり、この回転軸1の上部には、所定
のパターン形状からなる第1パターン4、第2パターン
5及び第3パターン6をその表面7aに有する回転板2
9が一体状に取付けられている。前記ケーシング2に
は、光コネクタ8が設けられており、この光コネクタ8
には、第1光ファイバ9を介して光分配器10が接続さ
れており、この光分配器10には、各々長さが大幅に異
なる第2光ファイバ11、第3光ファイバ12及び第4
光ファイバ13が設けられている。前記第2光ファイバ
11の第1検出用光出口11aは前記第1パターン4上
に対応して位置し、前記第3光ファイバ12の第2検出
用光出口12aは前記第2パターン5上に対応して位置
し、さらに、前記第4光ファイバ13の第3検出用光出
口13aは前記第3パターン6上に対応して位置してい
る。
【0004】尚、前述の各光ファイバ11,12及び1
3の前記光分配器10からの長さは、符号で示すと、1
1<12<13の関係に構成されている。前記光コネク
タ8には、単芯光ファイバである第5光ファイバ14を
介して光結合器15に結合されており、この光結合器1
5には、入力用光ファイバ16が発光体17に対向して
設けられている。前記光結合器15に設けられた出力用
光ファイバ18の出力用光出口18aには、受光体19
が対向して配設されている。従来の光ファイバアブソリ
ュートエンコーダは、前述したように構成されており、
以下に、その動作について説明する。まず、発光体17
からの光は、入力用光ファイバ16、光結合器15、第
5光ファイバ14、光コネクタ8、第1光ファイバ9、
光分配器10を介して、各光ファイバ11,12及び1
3の各検出用光出口11a,12a及び13aを介して
各パターン4,5及び6に到達する。これらの各光ファ
イバ11,12及び13の長さは、各々異なり前述の関
係に設定されているため、第2光ファイバ11からの光
が最も早く第1パターン4に到達して、第1パターン4
を読み取り、その読み取った光信号は、前述の経路を逆
に経て出力用光ファイバ18の出力用光出口18aから
受光体19によって受信される。また、他の第3光ファ
イバ12及び第4光ファイバ13を経て、第2パターン
5及び第3パターン6を読み取った光信号は、各々最初
の光信号よりも遅れた時間差をともなってシリアル信号
として信号処理回路20を有する受光体19に受信され
る。
【0005】従って、この受光体19からは、前記各パ
ターン4,5及び6のパターンを読み取ったシリアル信
号が、互いに、受信差を有して受光体19に読み取ら
れ、回転軸1の回転数及び回転角度等のアブソリュート
回転情報が得られる。すなわち、前述の場合の光信号4
a,5a,6aは、図4に示されるように、各パターン
4,5,6において同一レベルとなり、光信号4aから
なる同期信号30と光信号5a,6aとからなる位置信
号31は同レベルであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の光ファイバエン
コーダは、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、第1光ファイバが切
断した場合、信号処理回路が位置信号を同期信号と誤認
してしまうことがあり、誤った位置を出力してしまうこ
とがあり、検出精度上、大きい問題を有していた。
【0007】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、同期信号と位置信号の光強
度に差を設け、両信号の区別を容易とした光ファイバエ
ンコーダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案による光ファイバ
エンコーダは、ケーシング内に回転自在に設けられた回
転符号板の回転符号を互いに長さが異なる第1、第2、
第3光ファイバを介して読み取り、互いに時間差を有す
る検出信号を得るようにした光ファイバエンコーダにお
いて、前記検出信号のうち、同期信号と位置信号の光強
度に差を設けた構成である。
【0009】さらに詳細には、前記同期信号を得るため
の前記第1光ファイバの第1検出用光出口に光反射体が
設けられた構成である。
【0010】さらに詳細には、前記同期信号を得るため
の前記第1光ファイバの第1検出用光出口に受光用光フ
ァイバを設けた構成である。
【0011】
【作用】本考案による光ファイバエンコーダにおいて
は、同期信号を得るための第1光ファイバの光出口に光
反射体又は受光用光ファイバを設けているため、この同
期信号は、他の位置信号よりも光強度が強いため、受光
体で受信した後に、位置信号のレベルよりも高いしきい
値に設定されたコンバレータを通すことにより、同期信
号のみを取り出すことができる。従って、同期信号と位
置信号の区別を明確に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本考案による光ファイバエ
ンコーダの好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。図1において符号1で示されるものは、ケーシ
ング2内に軸受3を介して回転自在に設けられた回転軸
であり、この回転軸1の上部には、所定のパターン形状
からなる、第2パターン5及び第3パターン6をその表
面7aに有する回転板29が一体状に取付けられてい
る。前記ケーシング2には、光コネクタ8が設けられて
おり、この光コネクタ8には、第1光ファイバ9を介し
て光分配器10が接続されており、この光分配器10に
は、各々長さが大幅に異なる第2光ファイバ11、第3
光ファイバ12及び第4光ファイバ13が設けられてい
る。前記第2光ファイバ11の第1検出用光出口11a
は従来の第1パターン4(図2に示す)上に対応して位
置し、前記第3光ファイバ12の第2検出用光出口12
aは前記第2パターン5上に対応して位置し、さらに、
前記第4光ファイバ13の第3検出用光出口13aは前
記第3パターン6上に対応して位置している。また、こ
の第1検出用光出口11aには鏡等の光反射体11aA
が設けられている。
【0013】尚、前述の各光ファイバ11,12及び1
3の前記光分配器10からの長さは、符号で示すと、1
1<12<13の関係に構成されている。前記光コネク
タ8には、単芯光ファイバである第5光ファイバ14を
介して光結合器15に結合されており、この光結合器1
5には、入力用光ファイバ16が発光体17に対向して
設けられている。前記光結合器15に設けられた出力用
光ファイバ18の出力用光出口18aには、受光体19
が対向して配設されている。
【0014】本考案の光ファイバアブソリュートエンコ
ーダは、前述したように構成されており、以下に、その
動作について説明する。まず、発光体17からの光は、
入力用光ファイバ16、光結合器15、第5光ファイバ
14、光コネクタ8、第1光ファイバ9、光分配器10
を介して、各光ファイバ11,12及び13の各検出用
光出口11a,12a及び13aを介して前記光反射体
11aA及び各パターン5及び6上に到達する。これら
の各光ファイバ11,12及び13の長さは、各々異な
り前述の関係に設定されているため、第2光ファイバ1
1からの光が最も早く第1パターン4に到達して、第1
パターン4を読み取り、その読み取った検出信号は、前
述の経路を逆に経て出力用光ファイバ18の出力用光出
口18aから受光体19によって受信される。
【0015】また、他の第3光ファイバ12及び第4光
ファイバ13を経て、第2パターン5及び第3パターン
6を読み取った光信号は、各々最初の光信号よりも遅れ
た時間差をともなってシリアル信号として信号処理回路
20を有する受光体19に受信される。従って、この受
光体19からは、光反射体11aAで反射した同期信号
30と前記各パターン5及び6のパターンを読み取った
位置信号31としてのシリアル信号が、互いに、時間差
を有して受光体19に読み取られ、回転軸1の回転数及
び回転角度等のアブソリュート回転情報が得られる。
【0016】また、前述の場合、第2光ファイバ11か
ら反射して得られた同期信号30は、光反射体11aA
で反射されて得られているため、第3光ファイバ12か
ら第2パターン5で反射して得られた位置信号31より
も光強度が強く、図2で示すように、コンパレータ3の
しきい値32aよりも高いレベルとなる。従って、この
コンパレータ32の出力32bは、このしきい値32以
上である同期信号30のみが出力され、位置信号31は
この出力32bには現れないことにより、光強度の強弱
によって同期信号30と位置信号31の区別を行うこと
ができる。
【0017】なお、前述の実施例においては、第2光フ
ァイバ11に光反射体11aAを設けて、光反射型のエ
ンコーダ構成について述べたが、例えば、この第2光フ
ァイバ11に前記光反射体11aAの代わりに、受光用
光ファイバ(図示せず)を設け、光透過型のエンコーダ
構成とすることもできる。
【0018】
【考案の効果】本考案による光ファイバエンコーダは、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、同期信号と位置信号との光
量レベルを異ならせているため、同期信号の光ファイバ
が切断されてしまったような場合においても、誤った位
置信号を出力し続けることがなくなる。また、逆に、同
期信号の有無を監視していれば、光ファイバの断線等の
故障を検出することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による光ファイバエンコーダを示す構成
図である。
【図2】図1の要部を示す拡大図である。
【図3】信号のレベルを示す波形図である。
【図4】従来の光ファイバエンコーダを示す構成図であ
る。
【図5】各信号を示す波形図である。
【符号の説明】
2 ケーシング 5,6 回転符号 11 第2光ファイバ 11a 第1検出用光出口 11aA 光反射体 30 同期信号 31 位置信号

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)内に回転自在に設けられ
    た回転符号板(29)の回転符号(5,6)を互いに長さが異な
    る第2、第3、第4光ファイバ(11,12,13)を介して読み
    取り、互いに時間差を有する検出信号を得るようにした
    光ファイバエンコーダにおいて、前記検出信号のうち、
    同期信号(30)と位置信号(31)の光強度に差を設ける構成
    としたことを特徴とする光ファイバエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記同期信号(30)を得るための前記第2
    光ファイバ(11)の第1検出用光出口(11a)に光反射体(11
    aA)が設けられた構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の光ファイバエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記同期信号(30)を得るための前記第2
    光ファイバ(11)の第1検出用光出口(11a)に受光用光フ
    ァイバを設けた構成としたことを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバエンコーダ。
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JPS5497620A (en) * 1978-01-19 1979-08-01 Onishi Kunihiro Centrifugal forming apparatus for concrete pipe and forming method thereof
JP2586446Y2 (ja) * 1992-08-26 1998-12-09 日工株式会社 作業用足場

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