JP2601634B2 - クロット形成活性化高分子電解質複合体および該複合体を含む採血アッセンブリー - Google Patents

クロット形成活性化高分子電解質複合体および該複合体を含む採血アッセンブリー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採血に関し、より特定
すれば、プラスチック製血液サンプル採取アッセンブリ
ーに関する。
【0002】
【従来技術】血液サンプルは、ガラス製排気チューブに
採られるのが日常的である。両端針の一方の末端を患者
の脈に挿入する。該針の他方の末端を、次にチューブの
開口末端上のストッパーに刺して、チューブ内の真空に
より、針を通してチューブに血液サンプルが吸い込まれ
る。この技術を用いて、皮膚に対する1回の穿刺により
多くのサンプルを採ることが可能である。
【0003】プラスチック製チューブも採血のために提
案されてきた。プラスチックは、低い破壊性、輸送にお
ける低重量、および焼却による容易な処理性等の点で、
ガラスに比較して多くの利点を有する。
【0004】排気チューブに採取された血液はしばし
ば、臨床試験前にクロットが形成(clot)されなけ
ればならない。遠心分離により血清からのクロットの完
全な分離を促進するために、可能な限り迅速かつ完全に
濃厚なクロットを形成することが望まれる。この目的を
達成するために、プラスチックおよびガラス採血チュー
ブにはしばしばクロット形成活性剤が用いられる。
【0005】実際には、すべての市販されている採血チ
ューブは、血液の遠心分離において血清から完全に分離
される、濃厚で架橋したクロットを生じさせる粒状活性
剤を含む。しかしながら、クロットの形成は相対的に遅
く、プラスチックにおいてはより顕著であり、遠心分離
前に約30−60分を必要とする。市販されている典型
的粒状活性剤は、布に染み込ませたシリカ、小プラスチ
ックカップ中のシリカ粒子、またはポリビニルピロリド
ン(PVP)のチューブ壁に適用されるシリケート粒子
である。血液がシリケート−PVPを含むチューブに入
ったら、PVPが溶解してシリケート粒子が放出され
る。PVPは血清およびクロットの両方に入り、化学的
または血液学的分析を妨害し、そして自動化装置および
/または光学的装置を汚すかもしれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】可溶性化学物質で血清
を汚染することなく、遠心分離により血清から完全に分
離される濃厚なクロットを迅速に形成するクロット形成
活性剤に関する要求が、当分野に存在する。本発明は、
この要求を満たすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面は、
採血アッセンブリーのための、架橋された不溶性の高分
子電解質複合体(polyelectrolyte c
omplex:PEC)のクロット形成活性化添加物で
ある。PECは、血液サンプルのクロット形成速度を高
める表面電荷を有するポリイオン性ポリマーである。
【0008】該添加物の第1の態様は、陰性の表面電荷
を提供するカルボキシル基およびカルボキシル化アニオ
ンを有するポリマーを架橋することにより形成されるゲ
ルビーズである。該添加物の第2の態様は、架橋された
中心部分のコア(core)、該部分上のひとつ以上の
積層(laminated layers)、および該
表面層上の電荷を有する多層構造である。好ましい架橋
剤は、二価または多価金属イオンである。
【0009】本発明の他の側面は、穿刺可能な隔壁で閉
じられた、本発明の添加物を含む排気チューブを含む採
血アッセンブリーである。
【0010】即ち、添加物は血液サンプルのクロット形
成を活性化する表面化学を有する。添加物は水性媒体中
で不溶性であるから、クロット形成機構が開始した後、
添加物をクロットと共に遠心分離して血清層から分離す
る。添加物は、望まれるあらゆる形態、密度または表面
化学により生産されるため、あらゆるサイズの血液サン
プルが、分析のために意図されるあらゆる血液成分にほ
とんど影響せずに迅速に処理される。
【0011】本発明は、多くの異なる形態の態様により
満足されるが、本開示は本発明の例示であり、かつ、例
示および記載された態様に本発明を限定するためのもの
でないという認識の基に、以下の好ましい本発明の態様
を詳細に記載する。本発明の範囲は、特許請求の範囲お
よびその均等物により限定される。
【0012】本発明の採血アッセンブリーは、本発明の
PEC活性剤をその中に有するあらゆるコンテナーを含
む。適切なコンテナーは、例えば、ボトル、バイアル、
フラスコ等であるが、チューブが好ましい。本発明は、
好ましいチューブに関して以下に記載される。
【0013】チューブは、開口末端を覆う穿刺可能な隔
壁を有することにより排気されることが好ましい。採血
のために排気されたチューブは、当分野において標準的
な、例えばVACUTAINER(商標名)(Bect
on,Dickinsonand Company)チ
ューブである。
【0014】図1は、本発明のチューブを例示する。チ
ューブ10は、閉口末端14を規定する底壁12、およ
び開口末端18を規定する側壁16を有する。底壁12
および側壁16は連続しており、共に内壁表面20を規
定する。多数の活性剤ビーズ22(図2に詳細に示され
る)をチューブ10内におく。チューブ10の開口末端
18は穿刺可能な隔壁24により覆われる。
【0015】チューブはガラス製、または好ましくはプ
ラスチック製である。適切なプラスチックはポリビニル
クロリド、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
トおよび好ましくはポリスチレン(PS)である。
【0016】広い意味において、本発明のクロット形成
促進添加物は、表面電荷を有する架橋不溶性PEC構造
を意図する。表面電荷は陽性でも陰性でもよいが好まし
くは陰性であり、そしてPEC構造はあらゆる便利な形
態、好ましくは実質的に球面である。好ましい添加物
は、柔軟なゲル様ビーズであるが、固形または半固形、
例えばカプセル、顆粒、フィルムまたはワイヤーでもよ
く、あるいは固体表面、例えばポリマー粒子、膜または
紙に蒸着させてもよい。
【0017】添加物の第1の態様において、PECは表
面に陰性電荷を有する架橋カルボキシル化ポリマー(以
後、コア構造と呼ぶ)を含む。コア構造は、フィルムと
してポリマー粒子、例えばPSビーズ上に蒸着される
か、またはフィルターペーパーのような膜に蒸着して乾
燥させるが、好ましくは、好ましいゲルビーズの形態で
用いる。
【0018】カルボキシル化ポリマーは、天然に存在す
るアニオン性ポリサッカライド、例えばアルギン酸の塩
であってよい。マンヌロン酸モイエティを欠くカルボキ
シル化ポリマーを用いてもよい。これらは、カルボキシ
ル化ポリペプチド、例えばポリグルタミン酸塩、カルボ
キシル化セルロースまたは合成ポリマー、例えばポリア
クリル酸およびポリメタクリル酸の塩を含む。好ましい
カルボキシル化ポリマーはカルボキシル化セルロース誘
導体、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)の
塩である。CMCは約5000から500,000、好
ましくは約20,000から100,000、もっとも
好ましくは約50,000の分子量を有する。さまざま
な分子量のCMCがHerculesから商標名AQU
ALONとして市販されている。
【0019】架橋は、多価金属イオン塩、例えば塩化
物、臭化物、硝酸塩を用いて実施される。適切な金属
は、アルカリ土類金属または遷移金属、例えばスカンジ
ウム、金、バリウム、マグネシウムまたはカルシウムで
ある。好ましい架橋塩は硝酸鉛である。
【0020】好ましい添加物は、コア構造、該コア上の
多数の高分子電解質、および陰性表面電荷を有するゲル
ビーズである。コアビーズはそれ自身、クロット形成活
性化作用を有し、多数の層により積層される。即ち、金
属イオンで架橋され、表面カルボキシル基を有するCM
Cコアを、陽性に電荷した高分子電解質と反応させて、
陽性電荷を有するコアビーズ上に層を加えてよい。この
単一積層を有する生成物は段階2のビーズと呼ばれ、ク
ロット形成を活性化する活性を有する。さらに過剰のC
MCナトリウムまたは他の陰性に電荷した高分子電解質
と反応させて第2の層を加えることにより、添加物が表
面陰性電荷を有するようにしてよい。当業者は、あらゆ
る必要な数の層を有する添加物が、陽性および陰性に電
荷した高分子電解質を交互に用いた連続反応により構築
されてよいことを認識するであろう。
【0021】陽性電荷を有する適当な高分子電解質は、
アンモニウム塩、塩基性ポリペプチド例えばポリリジン
の塩、アミノグリコシド例えばグリコサミノグリカンの
塩である。好ましいポリカチオン電解質は第四アンモニ
ウム塩、例えばアミノエチルセルロース、ヘキサジメト
リンブロミド(POLYBRENE:商標名)およびポ
リジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ポリDAD
MAC(AlliedColloids,Inc.,S
uffolk,Va.より、ALCOFIX(商標名)
109として市販されている)である。
【0022】図2は、本発明のさまざまなクロット形成
活性化ビーズを例示する。図2中の矢印は、積層反応の
好ましい順序を示す。図2のaは、多数の架橋CMC分
子32および表面陰性電荷を有するコアゲルビーズ30
である。ビーズ30と陽性電荷高分子電解質例えばDA
DMACとの反応は、図2のbのような段階2の34を
提供するが、その際34は、コアビーズ30およびポリ
DADMACの表面層36を含む。図2のcは、コアビ
ーズ30、ポリDADMAC層36、およびCMC塩と
表面陰性電荷の層40を有する段階2の複数層ビーズ3
8を示す。図2のdは、4つの積層された層および表面
陰性電荷を有する複数層ビーズ42を示す。ビーズ42
は、コアビーズ30、ポリDADMACの積層36、C
MCナトリウムの積層40、ポリDADMACの積層4
4およびCMCナトリウムの積層46を含む。
【0023】本発明のもっとも好ましい添加物は、二価
金属塩で架橋されたCMCナトリウムの実質的に球面の
コアゲルビーズ、該コアビーズ上のポリDADMAC第
1積層、および該第1層上のCMCナトリウム第2層を
有し、最終的な添加物は表面陰性電荷を有する。この生
成物は、実施例2および図2のcに詳細に記載されてい
る。
【0024】該添加物は、直径約0.01から10m
m、好ましくは約1から5mm、最も好ましくは約1.
5から2.5mmである。
【0025】コアは実質的にすべてのサイズのビーズを
提供し、そして積層は顕著にコアサイズを変化させな
い。コアビーズのサイズは、ビーズの調製に用いられる
オリフィスのサイズおよびカルボキシル化ポリマーのビ
ヒクルキャリアーの表面張力および密度を変えることに
より変更される。極めて小さなコアビーズは、架橋溶液
に加える前にCMCを油−水エマルジョン中の水相に分
散させることにより調製される。本発明のこの側面は、
慣用的であり当業者には認識されている。
【0026】上記の高分子電解質反応は、選択されたア
ニオン例えばCMCナトリウム溶液を、選択されたポリ
カチオン例えばポリDADMAC溶液に滴下して加える
ことにより実施される。二重の分解反応は、CMCのカ
ルボキシル基がポリDADMACのアンモニウム基と静
電的に配位して生じる。正味の陰性電荷が生成物上に必
要とされるならば、アンモニウム基に対して過剰のカル
ボキシル基を用いる。架橋されたポリアニオン鎖のゲル
様ビーズは、ポリカチオン溶液と接触すると、ポリアニ
オン溶液の各ドロップの界面において形成される。反対
に電荷した高分子電解質と混同することによるPECの
調製は、当業界において公知である。その工程は実施例
1および2において詳細に説明され、当業者には本発明
のこの側面を完全に理解する上でさらに説明を要さな
い。
【0027】PEC添加物はあらゆる形態で採血チュー
ブに利用される。好ましいゲルビーズは、採血チューブ
の底にピペットで便利に挿入される。あらゆる数のビー
ズまたはビーズ表面領域を用いてよいが、クロット形成
速度は図3に示すとおり、漸近して最大に達する。
【0028】
【実施例】
実施例1 コアビーズの調製 0.25重量%のCMCナトリウムの200ml溶液を
穏やかに撹拌しながら0.1M硝酸鉛の400ml水溶
液に滴下して加え、混合物を一晩室温で穏やかに撹拌し
た。ビーズが浴槽の表面に形成され、ゆっくりと底に沈
んだ。ビーズを沈殿させ、次に30分間撹拌しながら脱
イオン水で洗浄してデカントした。洗浄は、洗浄溶液が
20マイクロシーマンスの最終導電率になるまで続けた
(約4回)。ビーズは、鉛、カルボキシル化鉛、および
カルボキシル基により架橋されたCMC分子からなる。
ビーズは極めて均一であり、平均2.11mmの直径を
有する。これらのコアビーズのクロット形成活性化のデ
ータは、実施例5の工程により決定され、図3に示され
る。
【0029】実施例2 多層ビーズの調製 0.05重量%のポリDADMAC溶液を、実施例1の
コアビーズに加えた。混合物を約1時間撹拌して、ポリ
DADMAC溶液をデカントした。ビーズを5回脱イオ
ン水で数時間洗浄した。これら段階2のビーズは、次
に、0.025重量%のCMCナトリウムで約1/2時
間処理し、次に5回洗浄して本発明の好ましい段階2の
多層ビーズを得た。段階2の多層ビーズは、さらに、ポ
リDADMACおよびCMCナトリウムで連続して処理
して、段階3と呼ばれる多層ビーズを得た。
【0030】実施例3 コアビーズと多層ビーズによるクロット形成活性化の比
較 実施例1の4つのコアビーズおよび実施例2の各段階の
4つのコアビーズに関して、実施例5にしたがってクロ
ット形成時間を試験した。この実験のデータは図4に示
す。多層ビーズはコアビーズよりもいくらか高いクロッ
ト形成時間を有するが、機械的衝撃例えば遠心分離に安
定なために多層ビーズが好ましいことが見いだされた。
図4からは、段階3の付加的な層および段階3の多層ビ
ーズ以上のクロット形成時間の改良は達成されないとい
うことも見いだされる。
【0031】実施例4 フィルターペーパー上のクロット形成活性化PECの調
製 2インチ×1/2インチのセルロースフィルターペーパ
ー片を、飽和するまでCMC溶液に浸し、次に、硝酸鉛
浴槽に浸した。該ペーパーを取り出し、洗浄して、空気
乾燥して、そしてペーパーパンチにより56mm2ディ
スクに切った。異なる数のディスクをPSチューブ中に
おき、クロット形成活性化を実施例5の工程により決定
した。データを図5に示す。フィルターペーパーPEC
を用いたクロット形成が活性剤を含まないチューブ中の
クロット形成より速いが、ゲルビーズを用いた場合ほど
速くないことが示された。
【0032】実施例5 凝集研究に関するチューブの調製 血小板が少ない血漿(PPP)は、クエン酸処理したブ
タの血液(Enviromental Diagnos
tics Inc.)を遠心分離して細胞を分離するこ
とにより調製した。約0.5mlのPPPを、数または
表面領域が分かっている試験活性剤ビーズを含むPS試
験管(Becton Dickinson,13mm×
75mm)に加え、そして、チューブを室温にて水層で
15分間平衡化した。平衡化に続き、PSのmlあたり
200μlの0.2MのCaCl2を加えて凝集を開始
した。チューブの内容物を研究室の倒置混合機により混
合して各チューブに関してクロット形成時間を記録し
た。クロット形成したPPPは、液体状態からチューブ
を回転しても流れないゼラチン様状態に変化することに
より明確にクロット形成しないPPPから区別された。
クロット形成時間はこの時に測定された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のPECビーズ活性剤を含む採
血アッセンブリーの透視図である。
【図2】図2は、本発明のビーズ活性剤のさまざまな態
様を示す。
【図3】図3は、本発明のコアビーズ活性剤に関する、
表面領域に対するクロット形成時間のプロットである。
【図4】図4は、本発明のビーズのさまざまな態様に関
する、クロット形成時間の比較である。
【図5】図5は、PECビーズによるクロット形成時間
とフィルターペーパー上に蒸着したPECのクロット形
成時間との比較である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/02 PDE C09D 201/02 PDE (56)参考文献 特公 昭52−7050(JP,B2) 特公 昭52−30573(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)表面に電荷を有する、架橋された高
    分子電解質コア構造; (b)上記コア構造の反対の電荷を表面に有する、上記
    コア構造上の第1高分子電解質コーティング;および (c)上記第1コーティングの反対の電荷を表面に有す
    る、上記第1コーティング上の第2高分子電解質コーテ
    ィング; を含み、その際、上記コア構造、上記第1コーティング
    および上記第2コーティングの内の少なくとも一つがマ
    ンヌロン酸基を欠くカルボキシル化高分子電解質である
    ことを特徴とする、表面電荷を有する不溶性高分子電解
    質複合体からなる、採血コンテナーのためのクロット形
    成促進添加物。
  2. 【請求項2】上記高分子電解質がセルロース誘導体であ
    る、請求項記載の添加物。
  3. 【請求項3】上記高分子電解質が二価または多価の金属
    イオンにより架橋されている、請求項記載の添加物。
  4. 【請求項4】上記カルボキシル化高分子電解質上に陽性
    電荷した高分子電解質のコーティングをさらに含む、請
    求項記載の添加物。
  5. 【請求項5】上記高分子電解質のコーティング上にカル
    ボキシル化高分子電解質の第2コーティングをさらに含
    む、請求項記載の添加物。
  6. 【請求項6】上記陽性電荷した高分子電解質がアミン塩
    を含む、請求項記載の添加物。
  7. 【請求項7】(a)多価金属イオンで架橋された第1カ
    ルボキシル化高分子電解質のコア構造; (b)アミン塩モイエティを含む陽性電荷した高分子電
    解質である、上記コア構造上の第1コーティング;およ
    び (c)第2カルボキシル化高分子電解質である、上記第
    1コーティング上の第2コーティング; を含み、その際、上記第1カルボキシル化高分子電解質
    および上記第2カルボキシル化高分子電解質の内の少な
    くとも一つがマンヌロン酸基を欠くことを特徴とする、
    陰性電荷を有する不溶性高分子電解質複合体からなる、
    採血コンテナーのためのクロット形成促進添加物。
  8. 【請求項8】上記第1カルボキシル化高分子電解質およ
    び上記第2カルボキシル化高分子電解質が、カルボキシ
    メチルセルロース、アルギン酸およびポリアクリル酸か
    らなる群から選択される、請求項記載の添加物。
  9. 【請求項9】(a)開口末端を有する採血アッセンブリ
    ー; (b)上記開口末端を覆う穿刺可能な隔壁;および (c)表面電荷を有する不溶性架橋高分子電解質複合体
    からなり、上記コンテナー中に配置された不溶性クロッ
    ト形成促進添加物である、請求項または記載の添加
    物; からなる、採血アッセンブリー。
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