JPH0357459A - ペンダントヒドロキシ基を有するアフィニティーメンブラン並びにその製造および使用法 - Google Patents

ペンダントヒドロキシ基を有するアフィニティーメンブラン並びにその製造および使用法

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JPH0357459A
JPH0357459A JP1192431A JP19243189A JPH0357459A JP H0357459 A JPH0357459 A JP H0357459A JP 1192431 A JP1192431 A JP 1192431A JP 19243189 A JP19243189 A JP 19243189A JP H0357459 A JPH0357459 A JP H0357459A
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ジェイムズ シー ディヴィス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、低タンパク質結合がポリエチレンオキンドと
プロピレンオヰシドとのブロック共重合体の使用によっ
て達威されたタンパク質情裂のために開発された濾過膜
に関し、それを改良する。
タンパク賃が既存濾過膜に不可逆的に結合すると流量の
低下を生ずる。本発明は、膜に必要なlm的強度および
耐薬品性を有するがしかしそれ自体では疎水性であり、
従ってタンパク質により容易に汚損される公知物質であ
るポリエーテルスルホン類を重合体マトリックスとして
使用する。関連研究において、重合体マ} IJックス
を前記共重合体で変性し、耐汚損特性の導入を生じた。
これらの重合体ブレンドまたは前駆体膜が本発明により
さらに変性され、所与タンパク質または他の生物学的分
子に対する特異的結合能力を与える。従って膜は特定生
物学的物質を結合する第1プロセスに使用される。最初
の生物学的構成員例えば抗原の添加により、膜はさらに
本発明の第2プロセスにおける相当する抗体に対する親
和力を有する。
背景技術 アフィニティーメンブランは免疫親和性結合試験例えば
ウエスタンプロットおよびサザンブロソト法における使
用に対する広範な受入れにふさわしい。これはエイズ(
AIDS)、B型肝炎および他のビルレント血液疾患に
現在使用される検定の型である。親和性結合の技術の詳
細は、ランドル・H・モース(Randall H. 
Morse)により1984フォース・アニュアル・メ
ンブラン・テクノロジー/プランニング・コンフエレン
ス(1 9 8 4Fourth Annual Me
mbrane Technology / Plann
ingConference)において提出された論文
「親和性結合、発展技術(AFFINITY BIND
ING An EvolvingTechnology
) J中に要約された。
知られた重合体膜は機械的強度および耐薬品性を有する
がしかし親水性およびタンパク質に対ずる不動態性を欠
く。従って膜はタンパク質または他の生物学的物質の吸
着により速やかに汚損される。膜の変性法にはスルホン
化、クロ口メチル化、ニトロ化およびフリーデル・クラ
フソ反応によるポリスルホン芳香環の化学的変性;親水
性物質の前形成フィルム支持体上へのグラフト;直接多
孔性ポリスルホン上への窒素含有化合物のプラズマ重合
および親水性相容性添加物例えばポリビニルビロリドン
とポリスルホンとのブレンドが包含された。
より特定的には、重合体のブレンドが膜系の現水性一疎
水性バランスの改変に対して知られている。多くの重合
体が熱力学的に不相容性であるので、重合体ブレンドは
これまでに限定された利用性を見出した。相客性ブレン
ドの形成に適する重合体の選択は有意な相互作用を生ず
ることができる種に限定される。若干の最近の特許は半
透膜、限外濾過膜など、並びに重合体の混合またはブレ
ンドを含むそれらの製造法を提供した。
米国特許第4,046,843号は若干の混合物の1つ
から半透膜を製造する方法を提供する。1つは水不溶性
高重合体くポリスルホン)および水溶性高重合体(ポリ
エチレンオキシド)である。他は水不溶性高重合体(ボ
リスルホン)並びにアニオン(ラウリル硫酸ナトリウム
)、非イオン(ボリオキシエチレンラウリルエーテル)
および天然界面活性剤(サポニン)を含む水溶性界面活
性剤である。膜は前記混合物の溶液をキャストし、形成
された物品を架橋のためにプラズマにさらし、次いでさ
らした物品を、非架橋水溶性重合体または水溶性界面活
性剤を除去するために水で洗浄することにより形戒され
る。
米国特許第4,377,481号は、水不溶性マトリッ
クス重合体および水不溶性共重合体を含むブレンド重合
体膜を指向している。後者はアクリレートまたはメタク
リレートモノマーを含み、そのホモポリマーは水不溶性
でマトリックス相容性であり、一方第2モノマーはカチ
オンまたはアニオン基を含み、単独重合されると水溶性
でしかしマトリックス不溶性であろう。
流体からのタンパク質の抽出、公知濾過膜および関連プ
ロセス並びに重合体膜の種々の変性法に対する種々の方
法が広範に存在するにもか\わらず、これまで選択的タ
ンパク質結合を与える重合体ブレンドの変性を含むアフ
ィニティーメンブランの製造方法が認められなかった。
本発明の結果、非汚損性アフィニティーメンブランが得
られた。
発明の4既要 従って本発明の目的は特定タンパク質および他の生物学
的物質の結合に利用できる限定数の活性部位を与えるア
フィニティーメンブランを提供することである。
本発明の他の目的は、第2生物学的物質に対する結合能
力を有する第1生物学的物質と結合するアフィニティー
メンブランを提供することである。
さらに本発明の目的はヒドロキシル基をもつ前駆体膜か
らアフィニティメンブランを製造する方法を提供するこ
とである。
本発明のなお他の目的は第1生物学的物質をもつアフィ
ニティーメンブランの製造方法を提供することである。
さらに本発明の目的は前記アフィニティーメンブランを
用いて流体から第1および第2の生物学的物質を分離お
よび除去する方法を提供することである。
一般に、本発明による重合体アフィニティーメンブラン
は前駆体濾過膜および特定生物学的物質の結合に選択的
な膜の表面上に与えられた複数の反応部位を含む。
アフィニティーメンブランの製造法は水不溶性重合体マ
トリックスと相客性で、複数のヒドロキシル基を有する
共重合体を準備する段階、ヒドロキシル基を、ヒドロキ
シル基と反応性の有機化合物からなる群から選ばれる化
合物で水混和性溶媒の存在下に活性化して活性付加物を
含む誘導体化共重合体を与える段階、誘導体化共重合体
および重合体マトリックスの溶液を形威して重合体ブレ
ンド溶液を形成する段階、重合体ブレンド溶液をキャス
トする段階、およびキャスト重合体溶液を水中でクエン
チする段階を含む。
アフィニティーメンブランを製造する第2の方法は複数
のヒドロキシル基を有する前駆体膜を準備する段階、お
よびヒドロキシル基を、ヒドロキシル基と反応性の有機
化合物からなる群から選ばれる化合物で活性化して活性
付加物を含む講導体化アフィニティーメンブランを与え
る段階を含む。
流体から生物学的物質を選択的に除去する方法は流体を
、前駆体濾過膜および特定生物学的物質の結合に対し選
択的な膜の表面上に与えた複数の反応部位を含むアフィ
ニティーメンブランに通ず段階を含む。方法はまた膜お
よび結合した生物学的物質を用いて第1結合物質が親和
力を有する第2生物学的物質を除去することができる。
本発明のこれらおよび他の目的並びに以下の明細から明
らかになる既存濾過膜並びに製造および使用法に比べた
その利点は、以下に記し、特許請求する本発明により達
威される。
発明を実施するための好ましい形態 本発明のアフィニティーメンブランは約500ミリミク
ロン〜10ミクロンに属する粒子を濾過できる。これら
の範囲は限外濾過膜およびミクロフィルターで濾過でき
る粒子に一致し、従って木発明はどちらかの型として示
されなかった。前記定義を考慮して明細書および請求項
を通して濾過膜およびアフィニティーメンブランに言及
される,上記のように、本発明は種々の特定タンパク質
または他の生物学的物質を結合するように変性できる非
汚損性アフィニティー重合体メンブランを提供する。こ
れまでタンパク質が膜に結合して細孔をふさぐので、ボ
リスルホン膜を用いてタンパク質を濾過および濃縮する
ことは容易にできなかった。前記のように、本発明の膜
は相容性共重合体とブレンドされるマトリックス重合体
を含む前駆体膜に基づく。マトリックス重合体はボリス
ルホンまたはポリエーテルスルホン、高いガラス転移温
度、機械的強度および耐薬品性を有するよく知られた市
販の膜材料、である,ポリスルポンという語は、他に明
示しなければポリスルホン類およびポリエーテルスルホ
ン類の両方を意味するために使用される。
ポリスルホン類の良好な論議は米国特許第4,230,
463号中に提示され、その内容がこNに参照される。
それに、芳香族ヒドロカルビル含有部分を有するポリス
ルホン類が一般に良好な熱安定性を有し、耐薬品攻撃性
であり、タフネスおよびたわみ性の優れた組合せを有す
ることが言及される。有用なボリスルホン類はユニオン
・カーバイド(υnjon Carbjde)により商
品名UDELのもとで飯売される。他の有用なポリスル
ホン類は3M社( 3 M Company)により商
品名rASTREL360プラスチソク」のもとで販売
される。ポリ(アリーレンエーテル)スルホン類もまた
有利である.IC(り案テッド(ICI Ltd. G
reatBritain)から入手できるポリエーテル
スルホン類もまた有用である。他の有用なポリエーテル
スルホン類はユニオン・カーバイドにより商品名「P−
1700JおよびrP−3500Jのもとで販売される
。なお他の有用なボリスルホン類は重合体変性により、
例えば架橋、グラフト、第四級化などにより、製造でき
るであろう。
非常にわずかの重合体がボリスルホンと相容性ブレンド
を形戒することが知られているけれども、ボリエーテル
類が最近本発明においてポリスルホンマトリックスの変
性に良好に使用された。生ずる膜は親水性であり、しか
もポリエーテル類の滲出に対し高度に耐性、例えば単に
1〜2ppm、である。
ポリエーテル類は、親水性であるポリエチレンオキシド
(PEO)および疎水性であるボリプロビレンオキシド
(PP○)からなる低分子量ブロソク共重合体界面活性
剤である。ホモポリマーとして、ポリエチレンオキシド
が水溶性であり、ポリプロピレンオキシドが水不溶性で
あるけれども、ともにポリスルホンと相容性である。
腹中のボリスルホン戒分の濃度範囲は、典型的には約8
5〜30重量%であり、50%が好ましく、共重合体に
対しては約15〜70重量%であり、50%が好ましい
。両重合体威分は水混和性溶媒例えばN−メチルピロリ
ドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF),ジ
メチルアセトアミドなど中に調製できる。
膜はプロ,ク共重合体およびポリスルホンを前記溶媒の
1つに溶解することにより製造される。
溶液は約10〜約25重量部のボリスルホンおよび約5
〜約25重量部のブロック重合体を85〜50重量部の
溶媒とともに合計100部の溶液に対して含有する。そ
れは約60〜80℃の温度で24〜48時間かくはんさ
れ、その時間の終りに相容性を示す光学的に透明な1相
溶液が得られるであろう.低すぎる曇り点温度例えば0
℃、または高すぎる分子量例えば20,000以上を有
するブロック共重合体はボリスルホンマトリックスと不
相容性を生ずることができ、従って避けるべきである.
製造の完全な論議およびそのような限外濾過膜の使用は
、これに記録される譲受人により所有される同時係属出
願第123,818号中に提示され、その内容が参照さ
れる。これらの膜はアフィニティーメンブランの製造に
おける前駆体膜として使用される。
ボリスルホンまたはポリエーテルスルホンおよび前記ブ
ロック共重合体を含む濾過膜をキャストし、次いで水浴
中でクエンチするとプロソクのボリエチレンオキシド端
が膜表面ヘブルームし、ポリプロピレンオキシド端によ
りベース重合体中に固定された非汚損層を与える。ポリ
エチレンオキシド鎖の端上のヒドロキシル基を特定タン
パク質結合に対する膜の活性化に対する反応部位として
使用することにより、特定タンパク質または他の生物学
的分子を結合するように変性された場合を除いて、非結
合性を有する表面を与えるアフィニティーメンブランが
得られる。
前記同時係属出願中に与えられる濾過膜は非汚損性であ
るけれども、本発明のアフィニティーメンブランはそれ
らの表面上に多くの種々のタンパク質または他の生物学
的分子の1つを結合させることが意図される。このよう
に機能するアフィニティーメンブランの能力は前記濾過
膜の表面上のヒドロキシ基の接近しやすさに基づく。
数千分子量のPE○ブロックによる膜表面の完全な被覆
がある限り、限定数のヒドロキシ基が表面上に存在する
.本発明の目的が大免疫グロブリンタンパク質を結合で
きることであるので、再生セルロースまたはポリビニル
アルコールの知られた膜上で利用できるよりも少ない結
合部位を有することが有利である。
本発明はそのようなアフィニティーメンブランの製造に
対する2つの方法を提供する。第1に、濾過前駆体膜の
ペンダントヒドロキシ基を種々の普通の化学により活性
化させ、次いで所望種を結合させることができる。第2
の方法はPEOPPOブロック共重合体上に活性化反応
を行ない、次いでその物質、またはその物質ともとのブ
ロソク共重合体とのブレンドを重合体マトリックスとと
もに用いて新膜を形成することである。後者の方法の利
点はキャスチングドーブ中の活性化対非反応性ブロック
共重合体の比を変えて反応性基の量、従って膜表面上の
結合バイオマテリアルの最終量の正確な制御を可能にす
る能力である。一般にその比は約t:too〜50:5
0の活性化対非活性化ブロソク共重合体で変えることが
でき、25:75が好ましい。
第1法の実施には、ボリスルホン/ボリブレンドまたは
ポリエーテルスルホン/ボリブレンド膜を前駆体膜とし
て初めに活性化すべきである。当業者は種々の反応が、
ペンダントヒドロキシ基に対する有機置換基の置換のた
めに存在することを認めるであろう。完全な論文のため
に、テキスト「アフィニティーク口マトグラフィー(A
ffinityChromatography) J 
、ディーンほか(P, D.G, Dean,W, S
, Johnson and F.^,Middle)
編(1 9 8 5)に言及することができ、その内容
がこ\に参照される。
第2法の実施には、ブロック共重合体そのものが初めに
、所望付加物を与えるヒドロキシル基の反応に利用でき
る方法を用いて活性化または誘導化される。誘導体化し
たブロック共重合体の水混和性溶媒例えばNMP,DM
Fなど中の溶液が多量の非誘導体化ブロック重合体およ
び重合体物質と、同時係属出願第123.818号中に
与えられた限外濾過膜の製造に関連して記載されたと同
様に、この場合に本発明のアフィニティーメンブランを
形成するために混合される。
両方法の活性化は非プロトン性溶媒例えば膜を溶解しな
いアセトニトリル、および知られた活性化化合物例えば
水酸化ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、ピリジン
、四塩化スズなどの存在下に、カソブリング剤例えばカ
ルボジイミドの存在下に行なわれる.活性化は溶媒、活
性化剤およびカップリング剤化合物中に数時間浸漬する
ことにより促進することができる。第1法に対しては活
性化ポリエーテルが回収され、次いで重合体マトリック
スが添加され、その後膜が出願第123,818号に記
載されたようにキャストされる。
若干の好例活性化化学が表■中に与えられる。
本発明がこれらに限定されないで、むしろヒドロキシ基
またはヒドロキシ基から合成できる基に基づく任意の反
応に拡張できることを理解すべきである。表中、ポリエ
チレンオキシド重合体はlヒドロキシ基をつけた波線に
より示した。
活性化図式I、■、maまたはmbの活性化されたまた
はアフィニティーメンブランは反応性部位に結合する種
々の生物学的物質を含む流体の濾過操作を用いることが
できる.典型的な生物学的物質には、タンパク質、ペプ
チド、ホルモン、抗原、抗体、シクロデキストラン、単
クローン抗体、補助因子、基質、酵素、阻害剤、イナク
チベーターなどが含まれる。
結合した後、物質は当業者に知られた種々の方法例えば
pH1)整および洗浄で膜から除去することができる。
基の反応性により、生物学的物質の除去の前および後は
アフィニティーメンブランを可変の、一般に長い期間貯
蔵することができる。
一般的な膜の製造 本発明による膜の製造および性質を示すために、前駆体
膜を次のように形成した。
ブロック共重合体〔ブルロニック(Pluronic)
系列、BASF120重量%並びにポリエーテルスルホ
ン〔ビクトレックス(Victrex) 4100G、
ICI・アメリカズ)20重量%を溶媒例えばN−メチ
ルビロリドン(NMP>またはジメチルホルムアミド(
DMF)中に溶解することにより重合体ブレンド溶液を
調製した。光学的に透明なl相溶液が60℃の温度で2
4〜48時間かくはんした後に得られ、重合体ブレンド
が相容性であることを示した。重合体ブレンド溶液を次
いで40〜60フリットフィルターに通して真空濾過し
た。
濾液中の泡がおさまった後重合体溶液をガラス、テフロ
ン(Teflon)  (登録商標)またはデュポン・
タイベツク(duPont Tyvek)  (登録商
標)#1 0 8 5支持体上にドクターナイフを用い
て予定厚さ(7〜15ミル)で一様移動中にキャストし
た。キャスト溶液を次いで1急速連続移動で5℃水浴(
3ガロン、12l1浴〉中に浸漬することによりクエン
チした。この段階中に転相が生じ、そのとき溶媒と混和
性であるがしかし重合体に対して非溶媒である水が沈殿
させ、膜形成を起こした。
実施例1および2 本発明の第1法により、図式Iに従いアフィニティーメ
ンブランを製造するために、遊離ヒドロキシル基を有す
るプルロニックF87  PP〇一PEOブロック共重
合体(50%PP○、50%PE○、分子量7 9 0
 0)の溶液を四塩化スズおよびエビクロロヒドリンに
より、ピサ(Pitha)ほか、ユーロビアン・ジャー
ナル・オブ・バイオケミストリー (Eur J,Bi
och, )  、9 4、1)〜18(1 9 7 
9)の方法に従って誘導化した。
グリシジルエーテル付加物を有する生じたブロック共重
合体を非誘導体化プルロニックF87とブレンドし、ポ
リエーテルスルホン溶液(DMF中25%)に加え、ガ
ラス板上にキャストした。
生じたフィルムを直ちに5℃の水中に浸漬して膜を形成
させ(実施例1)、それを室温で乾燥貯蔵した。使用の
用意をするとき、膜を水で再湿し、アミン含有配位子の
溶液中に24時間浸し、次いで脱イオン水で繰返し洗浄
した。
類似の膜を誘導体化ブロック共重合体を用いないで対照
(実施例2)としてキャストした。次いで両膜をタンパ
ク質吸着研究に用い、その結果は表■中に提示した。
第2法は残りの実施例中に例示される。前駆体膜を初め
にポリエーテルスルホンとPPOPEOのブロック共重
合体すなわちプルロニ・ノクF87およびプルロ:−ッ
’) 1 2 7 (3 0%P PO、70%PEO
、分子f12,700)とから形成した.S表面のヒド
ロキシル基の講導体化はあとに続いた。
実施例3および4 図式■に従いアフィニティーメンブランを製造するため
に、前駆体膜(2cmx6ao)の4ストリップをNa
B H4 0. 4 gおよびアラルダイト(^ral
diLe) R D − 2、ジグリシジルエーテル、
1.5gを有する0. 1 M−NaOH 1 0 0
 rea1中に浸漬した。膜を容器中で16時間浸漬し
、それを毎時間1回倒立して物質を混合した。処理した
膜の1つ、実施例3、および前駆体膜の1試料、実施例
j(RD−2の存在しないことを除いて実施例3と同様
の溶液にさらした)、を500■パーセントウシアルブ
ミン、リン酸塩緩衝液中pH7、中に2時間浸した。ア
ルブミン試料に表面タンパク質分析を求め結果が表■中
に実施例3および4として報告される。
実施例5〜8 図式ma−bに従ってアフィニティーメンブランを製造
するために前駆体膜の4試料を乾燥アセトニトリルで洗
浄し、乾燥アセトニトリル14otelを有する丸底フ
ラスコ中に入れ、その4 0+wlを残留水の除去のた
めに減圧蒸留した。次いで無水コハク酸5gおよびピリ
ジンI I1)を溶液に加え、それを一夜放置した。
4試料の2つをさらに一夜混合物で残した。残りの2試
料を次のように処理した。実施例5はカップリング剤E
DAC (1−エチル−3−(3−ジメチルアミノブロ
ビル)カルボジイミド)  100■を有するpH7の
リン酸塩緩衝液中に置いた。第2試料、実施例7、はア
ルカリ性ホスファターゼ酵素数ミクログラムを加えた同
一混合物中に置いた.24時間溶液中に放置した後、両
膜を脱イオン水で3回洗浄し、強制通風炉中で5o″C
で乾燥し、分析を求め、表■中に実施例5!3よび7と
して報告される。
アセトニトリル、無水コハク酸およびビリジンの初めの
混合物中に残した試料の2つを取り出し、アセトニトリ
ルで洗浄し、0.1MN−ヒドロキシスクシンイミドお
よび0.1M  EDACを有するアセトニトリノレの
100mJ?容冫夜中に置いた。
2時間かくはんした後試料を脱イオン水中で洗浄し、1
つを前記のように乾燥し(実施例6)、他(実施例8)
は前記実施例7と同様のアルカリ性ホスファターゼ混合
物に24時間さらした。実施例8もまた前記のように乾
燥し、実施例6および8に分析を求めた。結果が表n中
に報告される。
従って、活性化図式■に対してエビクロ口ヒドリンがヒ
ドロキシルと反応してポリエチレンオキシドブロソク、
後に膜、からぶら下るグリシジルエーテル付加物を加え
たことを知ることができる。
図式■において、l,4−ブタンジオールジグリシドキ
シエーテルがヒドロキシと反応して膜から一層離れたグ
リシジルエーテル付加物を与えた。
図式1)1aにおいて無水コハク酸がヒドロキシルと反
応して膜からぶら下るジカルボキシラート基を与えた。
図式mbにおいて、maの活性化膜をさらにN−ヒドロ
キシスクシンイミドと反応させてイミド変性力ルポキシ
ラート基を与えた。
タンパク質結合研究はウシ血清アルブミン(BSA,シ
グマ・ケミカルズ(SigmaCheIIlica I
s) )またはアルカリ性ホスファターゼ(A.P. 
)で行なった。前記実施例のそれぞれの膜を水で数回洗
浄し、次いで実施例1〜4はpH7の緩衝液中で500
■%BSAに4時間さらし、実施例5〜8はp1)7。
ol衝液中でアルカリ性ホスファクーゼ200くクログ
ラムに22時間さらした。
Iか Iか 国 ω 表■中の実施例1および2に関して、前駆体より4倍量
のタンパク質がアフィニティーメンブランにより結合さ
れたことを認めることができる。
グリシジルエーテル付加物を膜表面から一層移動させた
実施例3および4において、タンパク質結合における差
異はアフィニティーメンブランと前駆体との間で25倍
も大きかった。
図式■に関して、アルカリ性ホスファターゼに対する分
析は膜01aおよびmbについて非検出(ND)を示し
た。しかしEDACの存在下に膜maのまたはmbのい
ずれもアルカリ性ホスファターゼを結合するが、しかし
膜mbが一層有効であると思われた。
従って、本発明のアフィニティーメンブランを用いて所
望タンパク質または他の物質を結合する膜のための特定
付加物の選択により、1つまたはそれ以上の前記生物学
的物質を流体から除去できることが明らかであろう。選
択的に結合するこの方法に加えて、本発明はさらに変性
したアフィニティーメンブランを用いる他の使用法を提
供する.この第2の方法は、それ自体第2の型の生物学
的物質に対する配位子である第1の型の生物学的物質を
結合した本発明のアフィニティーメンブランを用いる.
例えば、便宜な付加物は特定抗体の結合に利用できない
単に相当する抗原の結合に利用できる.抗原を膜に結合
させた後、抗体を結合するさらに変性されたアフィニテ
ィーメンブランが得られる。
他の例には初めに抗体を膜に結合し、次いで相当する抗
原のhIi捉に使用される逆の状態が含まれる.各方法
並びに単クローン抗体の使用を含むものは疾患の療法の
進歩または、例えばエイズに対する抗体の検出および除
去のための血液の濾過に利用性を有する。酵素は炭水化
物、タンパク質、ホルモンなどの除去を使用でき、逆も
可能である。
ぶどう酒処理をこの方法で行ない、放置時の変色に関与
する酵素のみを除去することができる。
当業者により認められるように、潜在的用途は非常に大
きい。実質的に任意の第l型の生物学的物質をもつアフ
ィニティーメンブランは流体から相当する第2の型の生
物学的物質を検出、結合または除去するために使用でき
る。
前記論議に基いて、本発明のアフィニティーメンブラン
が特定物質に対する結合であること、およびそれらを前
駆体膜の表面からぶら下るヒドロキシル基の活性化によ
り容易に得ることができることは容易に明らかであろう
。また本発明のアフィニティーメンブランが組成により
、並びに追加のアフィニティー分離のためにそれに結合
できる特定生物学的物質により変更できることが明らか
であろう。
同様に、本発明のアフィニティーメンブランがタンパク
質物質または他の生物学的物質を濾過しなければならな
い種々の用途に使用できることを理解すべきである。こ
れらの方法はすべて、人工腎臓並びに他の型の透析装置
、ここに論議したアミコン・セル(Amicon ce
ll)のような装置、中空系装置、向流装置などを含む
種々の膜装置に実施できるので、本発明の実施が特定形
態の装置に限定されないことを理解すべきである。
最後に、こ\に示した実施例が単に一定特性の例示であ
り、本発明の実施を限定すると解すべきではない。また
本発明をウシ血清アルブミンまたはアルカリ性ホスファ
ターゼの特定結合方法に限定すべきではない。任意の変
形が明らかに特許請求した発明の範囲内に属すること、
従って特定戒分構或員または戒分類の選択を、開示され
、記載された発明の精神から逸脱することなく決定でき
ることを理解すべきである。さらに、本発明の範囲は特
許請求の範囲内に属することができるすべての変形およ
び変更を含むものとする。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水不溶性マトリックスおよびマトリックス相容性
    共重合体を含む親水性前駆体濾過膜;および 特定生物学的物質の獲得に選択的な前記膜の表面上に与
    えられた複数の反応部位であって、前記マトリックス相
    容性共重合体により供給されたヒドロキシル基から合成
    された有機付加物からなる群から選択される反応部位、 を含む重合体アフィニティーメンブラン。
  2. (2)水不溶性重合体マトリックスがポリスルホン類お
    よびポリエーテルスルホン類からなる群から選ばれる、
    請求項(1)記載の重合体アフィニテイーメンブラン。
  3. (3)マトリックス相容性共重合体がポリエチレンオキ
    シド約40〜90重量%およびポリプロピレンオキシド
    約60〜10重量%を含む、請求項(1)記載の重合体
    アフィニティーメンブラン。
  4. (4)重合体マトリックス約85〜30重量部および共
    重合体約15〜70重量部を含む、請求項(1)記載の
    重合体アフィニティーメンブラン。
  5. (5)さらに、反応部位に結合した少くとも1つの型の
    生物学的物質を含み、異なる生物学的物質に対する親和
    力を有する、請求項(1)記載の重合体アフィニティー
    メンブラン。
  6. (6)生物学的物質がタンパク質、ペプチド、ホルモン
    、抗原、抗体、単クローン抗体、シクロデキストラン、
    補助因子、基質、酵素、阻害剤およびイナクチベーター
    からなる群から選ばれる、請求項(1)記載の重合体ア
    フィニティーメンブラン。
  7. (7)アフィニティーメンブランの製造方法であって、 水不溶性重合体マトリックスと相容性で、複数のヒドロ
    キシル基を有する共重合体を準備する段階; 前記ヒドロキシル基を、ヒドロキシル基と反応性の有機
    化合物からなる群から選ばれる化合物で水混和性溶媒の
    存在下に活性化して活性付加物を含む誘導体化共重合体
    を与える段階;前記誘導体化共重合体および前記重合体
    マトリックスの溶液を形成して重合体ブレンド溶液を形
    成する段階; 前記重合体ブレンド溶液をキャストする段階;および 前記キャスト重合体ブレンドを水中でクエンチする段階
    、 を含む方法。
  8. (8)流体から生物学的物質を選択的に除去する方法で
    あって、 前駆体濾過膜;および 前記膜の表面上に与えられ、特定生物学的物質の結合に
    対し選択的な複数の反応部位、 を含むアフィニティー重合体メンブランに流体を通す段
    階を含む方法。
JP1192431A 1988-01-14 1989-07-25 ペンダントヒドロキシ基を有するアフィニティーメンブラン並びにその製造および使用法 Pending JPH0357459A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61124868A (ja) * 1984-08-21 1986-06-12 ポ−ル・コ−ポレ−シヨン リガンド濃縮方法とそれに使用する活性膜
JPS62176508A (ja) * 1985-11-01 1987-08-03 モンサント コンパニ− 所定のポリマ−性支持材料の表面改質法
JPS6426656A (en) * 1987-06-03 1989-01-27 Pall Corp Activated medium low in non-specific protein adsorbability

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