JP2601563B2 - 時分割多重化回線における通信制御装置の切り替え方式 - Google Patents
時分割多重化回線における通信制御装置の切り替え方式Info
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- JP2601563B2 JP2601563B2 JP3024088A JP2408891A JP2601563B2 JP 2601563 B2 JP2601563 B2 JP 2601563B2 JP 3024088 A JP3024088 A JP 3024088A JP 2408891 A JP2408891 A JP 2408891A JP 2601563 B2 JP2601563 B2 JP 2601563B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ISDN一次群インタ
フェースなどの時分割多重化システムにおいて多重化回
線を制御する通信制御装置が故障したときに正常な通信
制御装置に切り替えるための切り替え方式に関する。時
分割多重化システムによるオンラインネットワークにお
いては,通信制御装置を冗長化し,故障した時には他の
正常な装置に切り替えることによりて高信頼化を計って
いる。従来は,通信制御装置に予備の装置を用意してお
き,使用している装置が故障したとき予備の装置に切り
替えるようにしていた。しかし,この方式では,予備の
装置は他の装置が正常なときは常に遊んでいる状態であ
りその機能を十分に活用できないものであった。また,
予備装置は通常は使用されていないため,故障を検出す
ることが難しく,他の装置が故障して予備装置に切り替
えたところ,初めてその故障に気がつくということもあ
り,オンラインシステムの効率,高信頼化の点で不十分
なものであった。本発明は,通信制御装置の利用効率を
向上させ,信頼度の高い時分割多重化システムが得られ
るような通信制御装置の切り替え方式を提供することを
目的とする。
フェースなどの時分割多重化システムにおいて多重化回
線を制御する通信制御装置が故障したときに正常な通信
制御装置に切り替えるための切り替え方式に関する。時
分割多重化システムによるオンラインネットワークにお
いては,通信制御装置を冗長化し,故障した時には他の
正常な装置に切り替えることによりて高信頼化を計って
いる。従来は,通信制御装置に予備の装置を用意してお
き,使用している装置が故障したとき予備の装置に切り
替えるようにしていた。しかし,この方式では,予備の
装置は他の装置が正常なときは常に遊んでいる状態であ
りその機能を十分に活用できないものであった。また,
予備装置は通常は使用されていないため,故障を検出す
ることが難しく,他の装置が故障して予備装置に切り替
えたところ,初めてその故障に気がつくということもあ
り,オンラインシステムの効率,高信頼化の点で不十分
なものであった。本発明は,通信制御装置の利用効率を
向上させ,信頼度の高い時分割多重化システムが得られ
るような通信制御装置の切り替え方式を提供することを
目的とする。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の時分割多重化回線における
通信制御装置の切り替え方式を説明する。図において,
70はホスト処理装置,71,71’はデータの転送装
置,72,72’は通信制御装置(CCP♯1,CCP
♯2)であって,通常は通信制御装置72が使用されて
いるが通信制御装置72が故障したとき通信制御装置7
2’が使用されるものである。73,73’はチャネル
アダプタ(CHA),74,74’はマイクロプロセッ
サユニット(MPU),75,75’は記憶装置(M
S)である。76−0〜76−23は通信制御装置72
の通信制御回路であってチャネル0〜23に対応して設
けられ,シリアルビットの受信データをパラレルビット
データに変換し,パラレルビットの送信データをシリア
ルビットデータに変化するものである。76’−0〜7
6’−23は通信制御装置72’の通信制御回路であっ
てチャネル0〜23に対応して設けられているものであ
る。77,77’はタイムスロット多重分離部である。
78,78’は送信信号および受信信号のドライバ部
(DV/RV)である。79は切り替え部(LSW)で
あって通信制御装置72が故障したとき予備の通信制御
装置72’に切り替えるものである。80は切り替えス
イッチである。
通信制御装置の切り替え方式を説明する。図において,
70はホスト処理装置,71,71’はデータの転送装
置,72,72’は通信制御装置(CCP♯1,CCP
♯2)であって,通常は通信制御装置72が使用されて
いるが通信制御装置72が故障したとき通信制御装置7
2’が使用されるものである。73,73’はチャネル
アダプタ(CHA),74,74’はマイクロプロセッ
サユニット(MPU),75,75’は記憶装置(M
S)である。76−0〜76−23は通信制御装置72
の通信制御回路であってチャネル0〜23に対応して設
けられ,シリアルビットの受信データをパラレルビット
データに変換し,パラレルビットの送信データをシリア
ルビットデータに変化するものである。76’−0〜7
6’−23は通信制御装置72’の通信制御回路であっ
てチャネル0〜23に対応して設けられているものであ
る。77,77’はタイムスロット多重分離部である。
78,78’は送信信号および受信信号のドライバ部
(DV/RV)である。79は切り替え部(LSW)で
あって通信制御装置72が故障したとき予備の通信制御
装置72’に切り替えるものである。80は切り替えス
イッチである。
【0003】図7の構成の動作を説明する。通常は通信
制御装置72(CCP♯1(以後,通信制御装置はCC
Pと称する))が使用され,通信制御装置72’(CC
P♯2)は予備として待機している。データを受信する
場合,受信データはレシーバ部78でレシーブされて,
タイムスロット多重分離部(TSM)77において,タ
イムスロット毎に分離されて,対応するチャネルを処理
する通信制御回路76−0〜76−23(SCC♯0〜
SSC♯23)に入力され,パラレルビットデータに変
換する。そして,記憶装置(MS)75に格納された通
信制御プログラムに従ってマイクロプロセッサ(MP
U)74により処理されてチャネルアダプタ(CHA)
73を介してホスト処理装置70の転送装置71に送ら
れる。そこで,ホスト処理装置70においてデータ処理
される。
制御装置72(CCP♯1(以後,通信制御装置はCC
Pと称する))が使用され,通信制御装置72’(CC
P♯2)は予備として待機している。データを受信する
場合,受信データはレシーバ部78でレシーブされて,
タイムスロット多重分離部(TSM)77において,タ
イムスロット毎に分離されて,対応するチャネルを処理
する通信制御回路76−0〜76−23(SCC♯0〜
SSC♯23)に入力され,パラレルビットデータに変
換する。そして,記憶装置(MS)75に格納された通
信制御プログラムに従ってマイクロプロセッサ(MP
U)74により処理されてチャネルアダプタ(CHA)
73を介してホスト処理装置70の転送装置71に送ら
れる。そこで,ホスト処理装置70においてデータ処理
される。
【0004】ホスト処理装置から送られる送信データの
場合はその反対に,転送装置71から,送信データがC
HA(73)に送られる。そこで,通信プログラムに従
って転送するチャネルのSCC(76−0〜76−2
3)により処理されTSM(77)においてチャネルに
対応するタイムスロットに割当られる。さらにドライバ
部78においてドライブされ回線出力される。そして,
CCP♯1(72)が故障すると,LSW(79)にお
けるスイッチ80がCCP♯2の側に切り替えられて,
CCP♯2により同様の動作がなされる。
場合はその反対に,転送装置71から,送信データがC
HA(73)に送られる。そこで,通信プログラムに従
って転送するチャネルのSCC(76−0〜76−2
3)により処理されTSM(77)においてチャネルに
対応するタイムスロットに割当られる。さらにドライバ
部78においてドライブされ回線出力される。そして,
CCP♯1(72)が故障すると,LSW(79)にお
けるスイッチ80がCCP♯2の側に切り替えられて,
CCP♯2により同様の動作がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信制御装置の
切り替え方式では,予備のCCPは通常はまったく遊ん
でいる状態であり,しかも,予備のCCPに切り替えら
れたときに,そのCCPも故障していることを発見する
こともある。このように,従来の切り替え方式では,通
常は備えられている通信制御装置の処理能力を利用でき
ず,信頼性も十分でなかった。また,CCP切り替え時
には,切り替えられるチャネルの通信が一時途絶える
が、従来の方式では,全チャネルが一斉に切り替えられ
るため,切替えのために通信に与える影響も大きいもの
であった。本発明は,予備装置の能力も通常動作におい
て利用され,信頼性が高く,しかも,切り替え時の通信
に与える影響の少ない時分割多重化回線における通信制
御装置の切り替え方式を提供することを目的とする。
切り替え方式では,予備のCCPは通常はまったく遊ん
でいる状態であり,しかも,予備のCCPに切り替えら
れたときに,そのCCPも故障していることを発見する
こともある。このように,従来の切り替え方式では,通
常は備えられている通信制御装置の処理能力を利用でき
ず,信頼性も十分でなかった。また,CCP切り替え時
には,切り替えられるチャネルの通信が一時途絶える
が、従来の方式では,全チャネルが一斉に切り替えられ
るため,切替えのために通信に与える影響も大きいもの
であった。本発明は,予備装置の能力も通常動作におい
て利用され,信頼性が高く,しかも,切り替え時の通信
に与える影響の少ない時分割多重化回線における通信制
御装置の切り替え方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,タイムスロッ
トによるチャネルの振り分け機能を利用することによ
り,予備のCCPまで含めたCCP全体にまたがってタ
イムスロットに対応するCCPと通信制御回路を指定す
るようにした。また,その振り分け情報をテーブルに保
持するようにし,テーブルの情報に従ってCCPと通信
制御回路が選択されるようにした。そして,CCPが故
障したときは,そのCCPで使用されていたチャネルを
他のCCPに振り分けるようにテーブルの情報を書き替
え,テーブルの情報に従って,CCPおよび通信制御回
路が選択されるようにした。図1に本発明の基本構成を
示す。図において,1はホスト処理装置,2,2’は通
信制御装置,3は回線切り替え部であって,通信制御装
置の機番およびその通信制御回路を選択するもの,4は
タイムスロット割当てテーブルであって,タイムスロッ
ト番号(TS番号)に対応させて,使用する通信制御装
置の番号(CCP番号)と通信制御回路の番号(SCC
番号)を割り当てた情報を持つものである。そして,常
時は通信制御装置2および2’の両方にまたがって通信
制御回路が使用されるようにタイムスロット番号を割当
てる。例えば,TS番号0に対してはCCP番号1と通
信制御回路0,TS番号1についてはCCP番号2と通
信制御回路1を指定するようにする。5は回線切り替え
手段であって通信制御装置と通信制御回路を選択するも
のである。6はタイムスロット割当てテーブルの検索
部,7はタイムスロット多重分離手段,8,8’はチャ
ネルアダプタ,9−1〜9−N,9’−1〜9’−Nは
通信制御回路であって,それぞれ接続されたチャネルの
信号をパラレル−シリアル変換もしくはシリアル−パラ
レル変換等の処理をするものである。
トによるチャネルの振り分け機能を利用することによ
り,予備のCCPまで含めたCCP全体にまたがってタ
イムスロットに対応するCCPと通信制御回路を指定す
るようにした。また,その振り分け情報をテーブルに保
持するようにし,テーブルの情報に従ってCCPと通信
制御回路が選択されるようにした。そして,CCPが故
障したときは,そのCCPで使用されていたチャネルを
他のCCPに振り分けるようにテーブルの情報を書き替
え,テーブルの情報に従って,CCPおよび通信制御回
路が選択されるようにした。図1に本発明の基本構成を
示す。図において,1はホスト処理装置,2,2’は通
信制御装置,3は回線切り替え部であって,通信制御装
置の機番およびその通信制御回路を選択するもの,4は
タイムスロット割当てテーブルであって,タイムスロッ
ト番号(TS番号)に対応させて,使用する通信制御装
置の番号(CCP番号)と通信制御回路の番号(SCC
番号)を割り当てた情報を持つものである。そして,常
時は通信制御装置2および2’の両方にまたがって通信
制御回路が使用されるようにタイムスロット番号を割当
てる。例えば,TS番号0に対してはCCP番号1と通
信制御回路0,TS番号1についてはCCP番号2と通
信制御回路1を指定するようにする。5は回線切り替え
手段であって通信制御装置と通信制御回路を選択するも
のである。6はタイムスロット割当てテーブルの検索
部,7はタイムスロット多重分離手段,8,8’はチャ
ネルアダプタ,9−1〜9−N,9’−1〜9’−Nは
通信制御回路であって,それぞれ接続されたチャネルの
信号をパラレル−シリアル変換もしくはシリアル−パラ
レル変換等の処理をするものである。
【0007】
【作用】図1の構成の動作を説明する。受信データの場
合について考える。多重回線からの受信データはタイム
スロット多重分離部7において,フレーム同期信号に同
期してクロック信号をカウントし,各フレームにおける
タイムスロットが検出される。同時に,タイムスロット
多重分離手段3はフレーム同期信号とクロック信号に従
って,送受信タイング信号を生成し通信制御装置(2,
2’)に転送する。そして,検索部6は検出されたタイ
ムスロット番号に割当てられたCCP番号と通信制御回
路番号を検索する。選択部5は検索されたCCP番号と
通信制御回路番号とにより対応する通信制御装置(2,
2’)と通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜
9’−N)を選択し,受信データのそのタイムスロット
番号のデータを送受信タイミング信号に従って転送す
る。通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜9’−
N)はシリアルな受信データをパラレルデータに変換
し,チャネルアダプタ(8,8’)にデータを転送す
る。さらにパラレルデータに変換された受信データは,
チャネルアダプタ(8,8’)よりホスト処理装置に転
送される。
合について考える。多重回線からの受信データはタイム
スロット多重分離部7において,フレーム同期信号に同
期してクロック信号をカウントし,各フレームにおける
タイムスロットが検出される。同時に,タイムスロット
多重分離手段3はフレーム同期信号とクロック信号に従
って,送受信タイング信号を生成し通信制御装置(2,
2’)に転送する。そして,検索部6は検出されたタイ
ムスロット番号に割当てられたCCP番号と通信制御回
路番号を検索する。選択部5は検索されたCCP番号と
通信制御回路番号とにより対応する通信制御装置(2,
2’)と通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜
9’−N)を選択し,受信データのそのタイムスロット
番号のデータを送受信タイミング信号に従って転送す
る。通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜9’−
N)はシリアルな受信データをパラレルデータに変換
し,チャネルアダプタ(8,8’)にデータを転送す
る。さらにパラレルデータに変換された受信データは,
チャネルアダプタ(8,8’)よりホスト処理装置に転
送される。
【0008】次にホスト処理装置1からの送信データは
チャネルアダプタを介して指定された通信制御装置
(2,2’)におけるチャネルの通信制御回路(9−1
〜9−N,9’−1〜9’−N)でパラレルシリアル変
換される。一方,タイムスロット多重分離手段7におい
てはフレーム同期信号に同期してクロック信号をカウン
トし,タイムスロットが検出される。そして,タイムス
ロット割当てテーブルが参照されて,選択部5は検出さ
れたタイムスロット番号に割当てられた通信制御装置の
番号および通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜
9’−N)の信号を送受信タイミング信号に従って取り
出す。このようにして,テーブルで指定された通信制御
装置の通信制御回路をタイムスロット多重分離手段に接
続し,各チャネルのデータがそれぞれに指定されたタイ
ムスロットに乗せられて,回線に出力される。なお,上
記説明においては,CCP2台の場合について説明した
が,一本の多重回線をn+1台(通常はn台で運用し,
1台予備)のCCPで負荷分担する構成の場合にも適用
できる。
チャネルアダプタを介して指定された通信制御装置
(2,2’)におけるチャネルの通信制御回路(9−1
〜9−N,9’−1〜9’−N)でパラレルシリアル変
換される。一方,タイムスロット多重分離手段7におい
てはフレーム同期信号に同期してクロック信号をカウン
トし,タイムスロットが検出される。そして,タイムス
ロット割当てテーブルが参照されて,選択部5は検出さ
れたタイムスロット番号に割当てられた通信制御装置の
番号および通信制御回路(9−1〜9−N,9’−1〜
9’−N)の信号を送受信タイミング信号に従って取り
出す。このようにして,テーブルで指定された通信制御
装置の通信制御回路をタイムスロット多重分離手段に接
続し,各チャネルのデータがそれぞれに指定されたタイ
ムスロットに乗せられて,回線に出力される。なお,上
記説明においては,CCP2台の場合について説明した
が,一本の多重回線をn+1台(通常はn台で運用し,
1台予備)のCCPで負荷分担する構成の場合にも適用
できる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図2〜図6により説明す
る。図2は本発明の実施例構成を示す。図において,2
0はホスト処理装置,21,21’は転送装置である。
22,22’は通信制御装置(それぞれCCP♯1,C
CP♯2),23,23’はチャネルアダプタ(CH
A),24,24’は記憶装置(MS),25,25’
はマイクロプロセッサ(MPU),26−0〜26−2
3,26’−0〜26’−23は通信制御回路(SCC
♯0〜SCC♯23)である。27は回線共通部(LU
T)であって,通信制御回路を選択する切り替え部,タ
イムスロット多重分離部(TSM),送受信信号のドラ
イバレシーバ部よりなるものである。28は通信制御回
路の切り替え部,29はタイムスロット多重分離部(T
SM),30は送受信信号のドライバレシーバ部であ
る。図示の構成の動作は図1において説明した通りであ
るから説明は省略する。
る。図2は本発明の実施例構成を示す。図において,2
0はホスト処理装置,21,21’は転送装置である。
22,22’は通信制御装置(それぞれCCP♯1,C
CP♯2),23,23’はチャネルアダプタ(CH
A),24,24’は記憶装置(MS),25,25’
はマイクロプロセッサ(MPU),26−0〜26−2
3,26’−0〜26’−23は通信制御回路(SCC
♯0〜SCC♯23)である。27は回線共通部(LU
T)であって,通信制御回路を選択する切り替え部,タ
イムスロット多重分離部(TSM),送受信信号のドラ
イバレシーバ部よりなるものである。28は通信制御回
路の切り替え部,29はタイムスロット多重分離部(T
SM),30は送受信信号のドライバレシーバ部であ
る。図示の構成の動作は図1において説明した通りであ
るから説明は省略する。
【0010】図3に本発明の回線共通部の実施例を示
す。図において,30,30’はそれぞれCCP♯1,
CCP♯2である。31はチャネルを切替える切り替え
部である。31’は切り替え部におけるチャネルの選択
部である。32はタイムスロット割当テーブル(TSA
T)であって,メモリにより構成される。TSAT(3
2)からはCCP♯1もくはCCP♯2を指定するため
の2ビットの信号とSCC♯0〜SCC♯23を指定す
るための5ビット信号による合計7ビットの信号がデコ
ーダに対して出力される。33はタイムスロット多重分
離部,33’はドライバレシーバ部である。34〜41
はアンド回路(AND),42〜43はデコーダ(DE
C),44はオア回路(OR)である。45はクロック
信号に基づいてタイムスロットをカウントするタイムス
ロットカンウタで,46はクロック信号をカウントする
ビットカウンタである。タイムクロックカウンタから
は,24チャネルを指定するために5ビットの信号が生
成されて出力され,TSAT(32)のアドレスとな
る。47はエンコーダ/デコーダ回路であって,送受信
信号のフレーム同期信号の検出,クロック信号の発生等
を行う。48は受信信号のレシーバ(RV),49は送
信信号のドライバ(DV)である。図示されてはいない
が,エンコーダ/デコーダから出力されるクロック信号
に非同期にMPUによりタイムスロットの書換え行うた
めの書換え制御回路がある。
す。図において,30,30’はそれぞれCCP♯1,
CCP♯2である。31はチャネルを切替える切り替え
部である。31’は切り替え部におけるチャネルの選択
部である。32はタイムスロット割当テーブル(TSA
T)であって,メモリにより構成される。TSAT(3
2)からはCCP♯1もくはCCP♯2を指定するため
の2ビットの信号とSCC♯0〜SCC♯23を指定す
るための5ビット信号による合計7ビットの信号がデコ
ーダに対して出力される。33はタイムスロット多重分
離部,33’はドライバレシーバ部である。34〜41
はアンド回路(AND),42〜43はデコーダ(DE
C),44はオア回路(OR)である。45はクロック
信号に基づいてタイムスロットをカウントするタイムス
ロットカンウタで,46はクロック信号をカウントする
ビットカウンタである。タイムクロックカウンタから
は,24チャネルを指定するために5ビットの信号が生
成されて出力され,TSAT(32)のアドレスとな
る。47はエンコーダ/デコーダ回路であって,送受信
信号のフレーム同期信号の検出,クロック信号の発生等
を行う。48は受信信号のレシーバ(RV),49は送
信信号のドライバ(DV)である。図示されてはいない
が,エンコーダ/デコーダから出力されるクロック信号
に非同期にMPUによりタイムスロットの書換え行うた
めの書換え制御回路がある。
【0011】図3におるけLUTの動作を説明する。受
信信号の場合について説明する。多重化回線からの受信
データはレシーバ回路RV(48)でレシーブされ,エ
ンコーダ/デコーダ回路47でクロック信号を抽出し,
受信データRDATAに復調する。また,フレーム同期
信号FRAMEを生成する。そして,タイムスロットカ
ウンタ45とビットカウンタ46でクロック信号を分周
することによりタイムスロット番号を作成する。
信信号の場合について説明する。多重化回線からの受信
データはレシーバ回路RV(48)でレシーブされ,エ
ンコーダ/デコーダ回路47でクロック信号を抽出し,
受信データRDATAに復調する。また,フレーム同期
信号FRAMEを生成する。そして,タイムスロットカ
ウンタ45とビットカウンタ46でクロック信号を分周
することによりタイムスロット番号を作成する。
【0012】そこで,タイムスロット番号をアドレスと
してタイムスロット割当テーブル(TSAT)32を検
索する。TSAT(32)にはタイムスロットと通信制
御装置(CCP♯1,♯2)と指定されたCCPにおけ
る通信制御回路(SCC♯0〜♯23)との番号の対応
関係を示す情報が格納されていて,各タイムスロットを
CCP♯1もしくは♯2のSCC♯0〜♯23のいずれ
に振り分けるかが指定されている。TSATで読み出さ
れた結果はデコーダ42でデコードされて,対応するS
CCが選択される。同時にクロック信号に基づいてエン
コーダ/デコーダ回路47で生成された送受信タイミン
グ信号TXCがアンド回路(34〜37)により供給さ
れ,受信データ信号RDATAが取り込まれて受信信号
RXDが生成されホスト処理装置に転送される。
してタイムスロット割当テーブル(TSAT)32を検
索する。TSAT(32)にはタイムスロットと通信制
御装置(CCP♯1,♯2)と指定されたCCPにおけ
る通信制御回路(SCC♯0〜♯23)との番号の対応
関係を示す情報が格納されていて,各タイムスロットを
CCP♯1もしくは♯2のSCC♯0〜♯23のいずれ
に振り分けるかが指定されている。TSATで読み出さ
れた結果はデコーダ42でデコードされて,対応するS
CCが選択される。同時にクロック信号に基づいてエン
コーダ/デコーダ回路47で生成された送受信タイミン
グ信号TXCがアンド回路(34〜37)により供給さ
れ,受信データ信号RDATAが取り込まれて受信信号
RXDが生成されホスト処理装置に転送される。
【0013】次に送信データTXDを多重回線へ出力す
る場合について説明する。送信信号TXDは送受信タイ
ミング信号TXCに従って取り出されてアンド回路(3
8〜41)に入力される。一方,指定されたタイムスロ
ットに対応するCCPとSCCがタイムスロット割当て
テーブル(TSAT)32により指定され,デコーダ
(42〜43)により選択され,指定されたSCCから
の信号がアンド回路(38〜41)により取り込まれ,
送信データ信号TDATAが生成される。そして,ドラ
イバ部33’の送信ドライバDV(49)により多重化
回線に出力される。
る場合について説明する。送信信号TXDは送受信タイ
ミング信号TXCに従って取り出されてアンド回路(3
8〜41)に入力される。一方,指定されたタイムスロ
ットに対応するCCPとSCCがタイムスロット割当て
テーブル(TSAT)32により指定され,デコーダ
(42〜43)により選択され,指定されたSCCから
の信号がアンド回路(38〜41)により取り込まれ,
送信データ信号TDATAが生成される。そして,ドラ
イバ部33’の送信ドライバDV(49)により多重化
回線に出力される。
【0014】図4に本発明のタイムスロット割当てテー
ブルを示す。図に示すようにタイムスロット番号に対応
して,CCP番号とSCC番号を割当てる。タイムスロ
ット番号選択信号(タイムスロット番号のアドレス)は
タイムスロット♯0〜タイムスロット♯23までの24
チャネルを指定するために5ビット構成する。また,C
CP番号は,対象となるCCPと,未使用タイムスロッ
トであることを表すため2ビットで構成する。SCC番
号は24個の通信制御回路を指定するため5ビットで構
成する。そして,タイムスロット番号選択信号により指
定されたタイムスロットに対応するCCP番号とSCC
番号が取り出される。テーブルの内容は,CCPの故障
等によりMPUによりクロック信号に非同期に書き換え
られる。
ブルを示す。図に示すようにタイムスロット番号に対応
して,CCP番号とSCC番号を割当てる。タイムスロ
ット番号選択信号(タイムスロット番号のアドレス)は
タイムスロット♯0〜タイムスロット♯23までの24
チャネルを指定するために5ビット構成する。また,C
CP番号は,対象となるCCPと,未使用タイムスロッ
トであることを表すため2ビットで構成する。SCC番
号は24個の通信制御回路を指定するため5ビットで構
成する。そして,タイムスロット番号選択信号により指
定されたタイムスロットに対応するCCP番号とSCC
番号が取り出される。テーブルの内容は,CCPの故障
等によりMPUによりクロック信号に非同期に書き換え
られる。
【0015】図5に本発明のタイムスロット割当てテー
ブルの実施例(1)を示す。図において,50はタイム
スロット割当てテーブル(TSAT)であり,51〜5
5はそれぞれタイムスロットである。図は,タイムスロ
ット番号0(タイムスロット♯0)についてはCCP♯
2,SCC♯3を割り当て,同様にタイムスロット番号
1(タイムスロット♯1)は未使用とし,タイムスロッ
ト番号2(タイムスロット♯2)はCCP♯1,SCC
♯7を割り当て,タイムスロット番号4(タイムスロッ
ト♯4)に対してはCCP♯2とSCC♯15を割り当
てる。以下同様に,タイムスロット番号5〜タイムスロ
ット番号24まで,CCP♯1もしくはCCP♯2のい
ずれかを割り当て,それぞれのCCPにおけるSCC♯
0〜SCC♯23のいずれかを割り当てられていること
を表している。
ブルの実施例(1)を示す。図において,50はタイム
スロット割当てテーブル(TSAT)であり,51〜5
5はそれぞれタイムスロットである。図は,タイムスロ
ット番号0(タイムスロット♯0)についてはCCP♯
2,SCC♯3を割り当て,同様にタイムスロット番号
1(タイムスロット♯1)は未使用とし,タイムスロッ
ト番号2(タイムスロット♯2)はCCP♯1,SCC
♯7を割り当て,タイムスロット番号4(タイムスロッ
ト♯4)に対してはCCP♯2とSCC♯15を割り当
てる。以下同様に,タイムスロット番号5〜タイムスロ
ット番号24まで,CCP♯1もしくはCCP♯2のい
ずれかを割り当て,それぞれのCCPにおけるSCC♯
0〜SCC♯23のいずれかを割り当てられていること
を表している。
【0016】図6にタイムスロット割当テーブルの実施
例(2)を示す。図は,例えばCCP♯1が故障したた
め,CCP♯1で使用していたタイムスロットをCCP
♯2に切り替えるために書き換えた状態を示す。CCP
♯1が故障した場合は,ホスト処理装置は制御プログラ
ムがCCP♯1の故障を認識し,タイムスロットテーブ
ルを,未使用のタイムスロット番号0は除いて,全ての
タイムスロットをCCP♯2に割り当てるように書き換
える。その結果,CCP♯1のSCCで使用されていた
チャネルは全てCCP♯2のテーブルで指定されたSC
Cに割り振られる。そして,CCP♯2で運用されてい
たチャネルはそのまま使用される。従って,CCP♯2
で使用されていたチャネルについては,切り替えの影響
がなく切り替えにより通信が一時途絶えることはない。
例(2)を示す。図は,例えばCCP♯1が故障したた
め,CCP♯1で使用していたタイムスロットをCCP
♯2に切り替えるために書き換えた状態を示す。CCP
♯1が故障した場合は,ホスト処理装置は制御プログラ
ムがCCP♯1の故障を認識し,タイムスロットテーブ
ルを,未使用のタイムスロット番号0は除いて,全ての
タイムスロットをCCP♯2に割り当てるように書き換
える。その結果,CCP♯1のSCCで使用されていた
チャネルは全てCCP♯2のテーブルで指定されたSC
Cに割り振られる。そして,CCP♯2で運用されてい
たチャネルはそのまま使用される。従って,CCP♯2
で使用されていたチャネルについては,切り替えの影響
がなく切り替えにより通信が一時途絶えることはない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば,1本の多重回線を予備
に設けた通信制御装置まで含めた通信制御回路(CC
P)によりチャネル単位の分担を図るようにしたので,
予備専用として故障時以外には使用されないような通信
制御装置はなく,いずれのCCPで故障が生じても故障
を検出できる。また,故障した通信制御装置が全チャネ
ルを分担しているわけではないので,故障時のチャネル
の切り替えに生じる通信が一時中断する危険分担が分散
される。そのため,本発明によれば時分割多重化システ
ムの信頼性が向上する。
に設けた通信制御装置まで含めた通信制御回路(CC
P)によりチャネル単位の分担を図るようにしたので,
予備専用として故障時以外には使用されないような通信
制御装置はなく,いずれのCCPで故障が生じても故障
を検出できる。また,故障した通信制御装置が全チャネ
ルを分担しているわけではないので,故障時のチャネル
の切り替えに生じる通信が一時中断する危険分担が分散
される。そのため,本発明によれば時分割多重化システ
ムの信頼性が向上する。
【図1】図1は本発明の基本構成を示す図である。
【図2】図2は本発明の実施例構成を示す図である。
【図3】本発明のLUTの実施例を示す図である。
【図4】図4は本発明のタイムスロット割当てテーブル
の実施例を示す図である。
の実施例を示す図である。
【図5】図5は本発明のタイムスロット割当てテーブル
の実施例(1)を示す図である。
の実施例(1)を示す図である。
【図6】本発明のタイムスロット割当てテーブルの実施
例(2)を示す図である。
例(2)を示す図である。
【図7】従来の多重化回線における通信制御装置の切り
替え方式を示す図である。
替え方式を示す図である。
1 :ホスト処理装置, 2 :通信制御装置(♯1), 2’:通信制御装置(♯2), 3 :切り替え手段, 4 :タイムスロット割当てテーブル, 5 :選択部, 6 :検索部, 7 :タイムスロット多重分離手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のチャネルをタイムスロットにより
時分割多重化した時分割多重化システムにおいて, 通信制御プログラムを実行するプロセッサと,チャネル
毎に対応して設けられた通信制御回路を有し,時分割多
重化回線に対して並列に複数配置された通信制御装置
と,複数のチャネルの通信 データを複数のタイムスロットに
多重・分離するタイムスロット多重分離手段と,各 タイムスロットに対して通信制御装置および通信制御
回路を指定する情報を有するテーブルと, タイムスロット多重分離手段から通知される各タイムス
ロット番号について該テーブルを検索して当該タイムス
ロット番号に対応する通信制御装置の通信制御回路を求
め,該テーブルで指定された通信制御装置の通信制御回
路をタイムスロット多重化分離手段に接続する回線切り
替え手段とを備え,通信制御装置の故障により1または複数のチャネルの通
信が不能となった場合には,該テーブルにおける複数チ
ャネルに対応する通信制御装置を指定する情報を変更す
ることにより,該チャネルの通信処理を他の通信制御装
置に切り替えて行う ことを特徴とする時分割多重化回線
における通信制御装置の切り替え方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024088A JP2601563B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 時分割多重化回線における通信制御装置の切り替え方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024088A JP2601563B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 時分割多重化回線における通信制御装置の切り替え方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04240934A JPH04240934A (ja) | 1992-08-28 |
JP2601563B2 true JP2601563B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=12128639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3024088A Expired - Fee Related JP2601563B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 時分割多重化回線における通信制御装置の切り替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601563B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01302944A (ja) * | 1988-05-31 | 1989-12-06 | Oki Electric Ind Co Ltd | データ通信装置 |
JPH02224555A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-06 | Omron Tateisi Electron Co | 通信制御システム |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3024088A patent/JP2601563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04240934A (ja) | 1992-08-28 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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