JP2601546Y2 - 塵芥収集車の塵芥せり上がり防止装置 - Google Patents

塵芥収集車の塵芥せり上がり防止装置

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JP2601546Y2
JP2601546Y2 JP1993001037U JP103793U JP2601546Y2 JP 2601546 Y2 JP2601546 Y2 JP 2601546Y2 JP 1993001037 U JP1993001037 U JP 1993001037U JP 103793 U JP103793 U JP 103793U JP 2601546 Y2 JP2601546 Y2 JP 2601546Y2
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木 諭 赤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、固定遮蔽板と可動遮蔽
板の隙間への塵芥のかき込みを防止するようにした塵芥
収集車の塵芥せり上がり防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塵芥収集車として、図3および
図4に示すように、シャーシフレーム1上に塵芥収容箱
2と塵芥投入箱3を搭載し、塵芥投入箱3に組み込まれ
る塵芥押込装置を、塵芥投入箱3の上部に設けられた固
定遮蔽板4と、この固定遮蔽板4の後側に設けられシリ
ンダ装置5で昇降する可動遮蔽板6と、この可動遮蔽板
6の下端に枢着されシリンダ装置7で駆動する塵芥かき
込み板8とを有し、固定遮蔽板と可動遮蔽板の対向面の
一方に山形凸状部を設け、他方に山形凸状部に嵌合する
V形凹状部を設けて構成したものは、たとえば特公昭5
8−32121号公報により知られている。
【0003】この種の塵芥収集車の塵芥押込装置では、
塵芥投入箱の後端開口部から投入した塵芥を、下降する
可動遮蔽板の下端に設けた塵芥かき込み板によりかき込
み、可動遮蔽板の上昇により塵芥収容箱内に収容するよ
うにしているが、可動遮蔽板の上昇時に、かき込んだ塵
芥中に混在する板状物が、可動遮蔽板の上昇とともに固
定遮蔽板と可動遮蔽板との隙間にかみ込んだり、この隙
間から固定遮蔽板の後面にせり上がった塵芥により、固
定遮蔽板が腐食したり、固定遮蔽板の後面側に配置され
た機器が損傷を受けるという問題点がある。
【0004】上記問題点を解消するために、可動遮蔽板
の前面に昇降方向に間隔を置いて複数のガイド板を平行
配置し、固定遮蔽板の下端に後下方に向けて傾斜する当
板を固定し、この当板の後縁に設けた複数の切欠きにガ
イド板を嵌合することで、固定遮蔽板の後面と上昇位置
における可動遮蔽板の前面との間に形成される空間の下
端を当板で覆うようにした塵芥押込装置(実公昭63−
23363号公報等参照)が開発された。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した塵
芥押込装置の固定遮蔽板に当板を設けることは、塵芥か
き込み板のかき込み、可動遮蔽板の上昇の際、塵芥のせ
り上りの成分が発生し、塵芥かき込み板のかき込み上昇
時に、塵芥が固定遮蔽板の上面にせり上ることがあり、
また、固定遮蔽板の下端に当板を設けることは部品点数
が増えることになる。しかも、嵌合部のクリアランスを
確保しかつ当板の変形を防ぐには、当板の厚さを相当厚
くすることが必要であるが、当板の厚さを厚くすること
は全体の重量が重くなるという問題点がある。
【0006】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、固定遮蔽板に当板を設けることなく、塵芥かき込み
板のかき込み上昇時において、塵芥の固定遮蔽板の上面
へのせり上りを防ぐようにした塵芥収集車の塵芥せり上
がり防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の塵芥収集車のせ
り上がり防止装置は、塵芥収容箱の後方に連設された塵
芥投入箱の前部上側に固着された固定遮蔽板と、この固
定遮蔽板の背面側を昇降する可動遮蔽板と、この可動遮
蔽板の下側に揺動自在に軸支された掻込板とを有する塵
芥収集車のせり上がり防止装置において、固定遮蔽板の
下端にくの字状枠板を中央屈曲部より下の部分がなだら
かに後下方に延びるように横架し、この枠板の下の部分
の後端部をその端面が可動遮蔽板に対して平行に近接す
るように可動遮蔽板に対して略直角に折り曲げ、くの字
状枠板の折り曲げ部に複数の凹部を形成し、くの字状枠
板の上部内側に複数の補強板を凹部と凹部の間の部位を
補強するように設け、可動遮蔽板にくの字状枠板の凹部
と遊嵌する凸部を設けて構成される。
【0008】
【作用】本考案の塵芥収集車のせり上がり防止装置は、
くの字状枠板を固定遮蔽板の下端に中央屈曲部より下の
部分がなだらかに後下方に延びるように横架し、くの字
状枠板の下の部分の後端部を端面が可動遮蔽板に対して
平行に近接するように可動遮蔽板に対して略直角に折り
曲げたので、可動遮蔽板の上昇の際に、塵芥のせり上が
り成分が発生せず、可動遮蔽板の下側に揺動自在に軸支
された掻込板が掻き込んだ塵芥が固定遮蔽板と可動遮蔽
板との隙間にかみ込んだり、塵芥が固定遮蔽板の上面に
せり上がることはない。
【0009】
【実施例】以下、本考案による塵芥収集車の塵芥せり上
がり防止装置の一実施例について図1および図2を参照
して説明する。なお図1および図2において図3と同一
部材については同一符号を付す。
【0010】図1において符号10は、塵芥投入箱3の
前部開口の上部に固着される固定遮蔽板を示し、この固
定遮蔽板10の下端部には、一部が下方に突出するよう
にく字状枠板11が固着されている。このく字状枠板1
1の凹面側には、断面L形をなす補強部材13が固着さ
れ、く字状枠板11の突出部分12を補強するようにし
ている。すなわち、断面L形の補強部材13は、一端を
く字状枠板11の折曲げ部11aに固着し、他端を突出
部分12の内面の適当部位に固着している。また、く字
状枠板11に固着された補強部材13は、折曲げ部13
aを固定遮蔽板10の下端面に当接し、この当接部分は
溶接等の適当な手段で固着され、これにより、固定遮蔽
板10とく字状枠板11と補強部材13は一体的に結合
されている。
【0011】一方、上記固定遮蔽板10の後側には、固
定遮蔽板10に対して上下方向に動くように可動遮蔽板
14が設けられており、この可動遮蔽板14の前面には
可動遮蔽板14の昇降方向に延びる複数条のガイド板1
5,15,…が互いに間隔を置いて平行に配設されてい
る。これら複数条のガイド板15は、く字状枠板11の
下端部に設けた係合部16に係合する。
【0012】上記く字状枠板11の下端部は、図2に示
すように、固定遮蔽板10に対して略直角の方向に折曲
げられ、固定遮蔽板10の面より突出する折曲げ部を形
成し、この折曲げ部の先端部には複数条のガイド板15
を遊嵌する凹部または切欠きが複数条のガイド板15に
対向するように設けられている。また、く字状枠板11
の内側に固着された補強部材13には複数の補強板17
が配置されている。これら複数の補強板17は、く字状
枠板11の下端に設けた係合部16の凹部と凹部の間を
延びるように位置している。
【0013】つぎに作用を説明する。固定遮蔽板10の
後側に設けた可動遮蔽板14を、シリンダ装置5により
図2に示す上昇位置から下降させると、可動遮蔽板14
の下端に設けた塵芥かき込み板8は塵芥投入箱3内の塵
芥かき込み板8より下側に位置する塵芥を塵芥投入箱3
の下側に押し下げる。可動遮蔽板14が下降位置に達し
たら、可動遮蔽板14に設けたシリンダ装置7を駆動さ
せ、塵芥かき込み板8を前方向に回動させる。これによ
り、塵芥かき込み板8が塵芥をかき込む。
【0014】ついで、塵芥かき込み板8が塵芥をかき込
んだ状態を維持したまま、シリンダ装置5を駆動させる
と、可動遮蔽板14は塵芥かき込み板8とともに上昇す
るが、可動遮蔽板14は、可動遮蔽板14の前面に設け
た複数条のガイド板15が固定遮蔽板10の下端に設け
た係合部16の凹部に遊嵌した状態で、固定遮蔽板10
に沿って上昇するので、可動遮蔽板の上昇の際、塵芥の
せり上りの成分が発生せず、したがって、可動遮蔽板の
上昇時に、塵芥かき込み板8がかき込んだ塵芥が可動遮
蔽板14と固定遮蔽板10との隙間にかみ込んだり、塵
芥が固定遮蔽板10の上面へせり上がることはない。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、従来の装置のように固定遮蔽板に当板を設け
る必要がなく、可動遮蔽板の上昇時に、かき込んだ塵芥
が可動遮蔽板と固定遮蔽板との隙間にかみ込んだり、塵
芥が固定遮蔽板の上面へせり上がることはない。また、
く字状枠板に補強部材を設けることで、く字状枠板の剛
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による塵芥収集車の塵芥せり上がり防止
装置の側面図
【図2】本考案による塵芥収集車の塵芥せり上がり防止
装置の要部を示す図。
【図3】従来の塵芥収集車を示す図。
【図4】従来の塵芥収集車の塵芥投入箱部分を示す図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 塵芥収容箱 3 塵芥投入箱荷箱 5 シリンダ装置 7 シリンダ装置 10 固定遮蔽板 11 く字状枠板 14 可動遮蔽板 15 ガイド板 16 係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥収容箱の後方に連設された塵芥投入箱
    の前部上側に固着された固定遮蔽板と、この固定遮蔽板
    の背面側を昇降する可動遮蔽板と、この可動遮蔽板の下
    側に揺動自在に軸支された掻込板とを有する塵芥収集車
    のせり上がり防止装置において、固定遮蔽板の下端にく
    の字状枠板を中央屈曲部より下の部分がなだらかに後下
    方に延びるように横架し、くの字状枠板の下の部分の後
    端部をその端面が可動遮蔽板に対して平行に近接するよ
    うに可動遮蔽板に対して略直角に折り曲げ、この枠板の
    折り曲げ部に複数の凹部を形成し、くの字状枠板の上部
    内側に複数の補強板を凹部と凹部の間の部位を補強する
    ように設け、可動遮蔽板にくの字状枠板の凹部と遊嵌す
    る凸部を設けたことを特徴とする塵芥収集車のせり上が
    り防止装置。
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