JP2601491Y2 - 車高測定装置 - Google Patents
車高測定装置Info
- Publication number
- JP2601491Y2 JP2601491Y2 JP1993019917U JP1991793U JP2601491Y2 JP 2601491 Y2 JP2601491 Y2 JP 2601491Y2 JP 1993019917 U JP1993019917 U JP 1993019917U JP 1991793 U JP1991793 U JP 1991793U JP 2601491 Y2 JP2601491 Y2 JP 2601491Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body frame
- torque rod
- vehicle
- vehicle body
- vehicle height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車体フレームの高さを
測定する装置に関する。
測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の自動計測の一技術とし
て、ショックアブソーバの変位やホイストの油圧やサス
ペンションのストローク量等を測定して車両の高さを求
めたり、車軸に発生する歪みを歪みゲージ等を用いて車
両の高さ変化を測定したり、或いはサスペンションのバ
ネ定数も考慮して積載重量を演算したりする技術があ
る。
て、ショックアブソーバの変位やホイストの油圧やサス
ペンションのストローク量等を測定して車両の高さを求
めたり、車軸に発生する歪みを歪みゲージ等を用いて車
両の高さ変化を測定したり、或いはサスペンションのバ
ネ定数も考慮して積載重量を演算したりする技術があ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術にあっては、別々に運動すると共に相互に離間さ
れて配設される車両部材間の距離を、ストローク量とし
て測定することが必要となり、別々に運動することに起
因する測定誤差が大きくなり、所定の測定精度が得られ
ない。またショックアブソーバが介装される場合には、
その非線形性やヒステリシス等が測定精度に影響を及ぼ
し、やはり十分な測定精度が得られないという問題があ
る。
の技術にあっては、別々に運動すると共に相互に離間さ
れて配設される車両部材間の距離を、ストローク量とし
て測定することが必要となり、別々に運動することに起
因する測定誤差が大きくなり、所定の測定精度が得られ
ない。またショックアブソーバが介装される場合には、
その非線形性やヒステリシス等が測定精度に影響を及ぼ
し、やはり十分な測定精度が得られないという問題があ
る。
【0004】本考案は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、ストローク量を測定すること無く、またサスペ
ンションのバネ定数等にも影響を受けることの無い車高
測定装置を提供することを目的とする。
であり、ストローク量を測定すること無く、またサスペ
ンションのバネ定数等にも影響を受けることの無い車高
測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、車
輪を取付けたアクスルハウジングと車体フレームとの間
に介装されるスプリングと、一端が車体フレームに回動
自由に固定され他端がアクスルハウジングに取付けられ
るトルクロッドと、を含んで構成されてなる車両におい
て、前記車体フレームに前記トルクロッドの回動角度を
検出する角度検出装置を設け、該回動角度に基づいて車
体フレームの高さを求める構成とした。
輪を取付けたアクスルハウジングと車体フレームとの間
に介装されるスプリングと、一端が車体フレームに回動
自由に固定され他端がアクスルハウジングに取付けられ
るトルクロッドと、を含んで構成されてなる車両におい
て、前記車体フレームに前記トルクロッドの回動角度を
検出する角度検出装置を設け、該回動角度に基づいて車
体フレームの高さを求める構成とした。
【0006】
【作用】かかる構成において、車体フレームの車高が変
化すると、アクスルハウジングと車体フレームとの間に
介装されるスプリングが撓む。ここで、トルクロッドの
他端がアクスルハウジングに取付けられているので、該
変化に応じて該トルクロッドが車体フレームに回動自由
に固定された一端を中心として回動する。そして、前記
トルクロッドの回動角度が車体フレームに設けられた角
度検出装置により検出され、該回動角度に基づいて車体
フレームの車高が求められる。また、車高を測定するの
に既設のトルクロッドを利用しているため、新たな機構
を車体に付加する必要がなく、車両レイアウトの見直し
が不要であり、かつ、重量及びコスト上昇が抑制され
る。
化すると、アクスルハウジングと車体フレームとの間に
介装されるスプリングが撓む。ここで、トルクロッドの
他端がアクスルハウジングに取付けられているので、該
変化に応じて該トルクロッドが車体フレームに回動自由
に固定された一端を中心として回動する。そして、前記
トルクロッドの回動角度が車体フレームに設けられた角
度検出装置により検出され、該回動角度に基づいて車体
フレームの車高が求められる。また、車高を測定するの
に既設のトルクロッドを利用しているため、新たな機構
を車体に付加する必要がなく、車両レイアウトの見直し
が不要であり、かつ、重量及びコスト上昇が抑制され
る。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1において、本考案に係る車高測定装置は、装置
本体1と、その装置本体1に接続自在な入力部2と、装
置本体1に接続された電源3、イグニッションスイッチ
4と車体フレームに設けられた角度検出装置としてのポ
テンショメータ5及び表示部6とからなっている。
る。図1において、本考案に係る車高測定装置は、装置
本体1と、その装置本体1に接続自在な入力部2と、装
置本体1に接続された電源3、イグニッションスイッチ
4と車体フレームに設けられた角度検出装置としてのポ
テンショメータ5及び表示部6とからなっている。
【0008】また、図2に示すように、図示しない車輪
用アクスル41の上部には、トラニオン部43が設けられて
おり、該トラニオン部43に対向した車体フレーム45には
ブラケット47が設けられる。そして、トラニオン部43と
ブラケット47との間には、前記ブラケット47を回動中心
として、前記トラニオン部43を回動させるトルクロッド
49が介装される。
用アクスル41の上部には、トラニオン部43が設けられて
おり、該トラニオン部43に対向した車体フレーム45には
ブラケット47が設けられる。そして、トラニオン部43と
ブラケット47との間には、前記ブラケット47を回動中心
として、前記トラニオン部43を回動させるトルクロッド
49が介装される。
【0009】さらに、前記車体フレーム45にはブラケッ
ト47に隣接してトルクロッドの回動角度θを電圧信号と
して出力するポテンショメータ5が支持され、一端が前
記トルクロッド49を把持する連接バー53により当該トル
クロッド49の回動が該ポテンショメータ5の入力軸に伝
達される構成となっている。前記装置本体1には、ポテ
ンショメータ5からのトルクロッドの回動角度θを入力
インタフェース11を介して入力して演算処理する演算処
理部12と、ROM13、RAM14と、入力部2から重量演
算等に用いる基準値が入力され記憶されるEEPROM
15及び演算処理部12からの出力内容を表示する表示部6
が接続される入出力インタフェース16とが設けられてい
る。
ト47に隣接してトルクロッドの回動角度θを電圧信号と
して出力するポテンショメータ5が支持され、一端が前
記トルクロッド49を把持する連接バー53により当該トル
クロッド49の回動が該ポテンショメータ5の入力軸に伝
達される構成となっている。前記装置本体1には、ポテ
ンショメータ5からのトルクロッドの回動角度θを入力
インタフェース11を介して入力して演算処理する演算処
理部12と、ROM13、RAM14と、入力部2から重量演
算等に用いる基準値が入力され記憶されるEEPROM
15及び演算処理部12からの出力内容を表示する表示部6
が接続される入出力インタフェース16とが設けられてい
る。
【0010】次に演算処理部12により行われる演算内容
を図3に示すフローチャートに従って、説明する。ステ
ップ1(図ではS1と記す。以下同様)では、車体フレ
ーム45の車高が変化すると、アクスルハウジング41と車
体フレーム45との間に介装されるスプリング(図示せ
ず)が撓み、トルクロッド49がブラケット47を回動中心
として回動するので、連接バー53により伝達されたトル
クロッド49の回動角度θをポテンショメータ5により読
込む。
を図3に示すフローチャートに従って、説明する。ステ
ップ1(図ではS1と記す。以下同様)では、車体フレ
ーム45の車高が変化すると、アクスルハウジング41と車
体フレーム45との間に介装されるスプリング(図示せ
ず)が撓み、トルクロッド49がブラケット47を回動中心
として回動するので、連接バー53により伝達されたトル
クロッド49の回動角度θをポテンショメータ5により読
込む。
【0011】ステップ2では、トルクロッド49の長さL
及び前記回動角度θに基づいて車高の変化Hを次式のよ
うに演算する。H=L・sinθステップ3では、入出
力インタフェース16を介して該演算結果Hを表示部6等
に出力する。
及び前記回動角度θに基づいて車高の変化Hを次式のよ
うに演算する。H=L・sinθステップ3では、入出
力インタフェース16を介して該演算結果Hを表示部6等
に出力する。
【0012】もって、相互に離間されて配設されるアク
スルハウジング41と車体フレーム45と間の距離としての
車高Hを、トルクロッド49の回動角度θに基づいて測定
しているので、図示しないスプリング等のストローク量
を直に測定することによるバネ定数等の影響を受けるこ
と無く、正確に前記車高Hを測定することが可能とな
る。また、既設のトルクロッド49を利用することで、車
高Hを測定する新たな機構を車体に付加する必要がない
ため、車両レイアウトの見直しが不要であり、かつ、重
量及びコスト上昇を抑制することもできる。
スルハウジング41と車体フレーム45と間の距離としての
車高Hを、トルクロッド49の回動角度θに基づいて測定
しているので、図示しないスプリング等のストローク量
を直に測定することによるバネ定数等の影響を受けるこ
と無く、正確に前記車高Hを測定することが可能とな
る。また、既設のトルクロッド49を利用することで、車
高Hを測定する新たな機構を車体に付加する必要がない
ため、車両レイアウトの見直しが不要であり、かつ、重
量及びコスト上昇を抑制することもできる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、車輪を取
付けたアクスルハウジングと車体フレームとの間に介装
されるスプリングと、一端が車体フレームに回動自由に
固定され他端がアクスルハウジングに取付けられるトル
クロッドと、を含んで構成されてなる車両において、前
記車体フレームに前記トルクロッドの回動角度を検出す
る角度検出装置を設け、該回動角度に基づいて車体フレ
ームの高さを求める構成としたので、車高を十分な測定
精度を有して測定することが可能となるという効果があ
る。また、車高を測定するのに既設のトルクロッドを利
用しているため、車両レイアウトの見直しが不要であ
り、かつ、重量及びコスト上昇を抑制することもでき
る。
付けたアクスルハウジングと車体フレームとの間に介装
されるスプリングと、一端が車体フレームに回動自由に
固定され他端がアクスルハウジングに取付けられるトル
クロッドと、を含んで構成されてなる車両において、前
記車体フレームに前記トルクロッドの回動角度を検出す
る角度検出装置を設け、該回動角度に基づいて車体フレ
ームの高さを求める構成としたので、車高を十分な測定
精度を有して測定することが可能となるという効果があ
る。また、車高を測定するのに既設のトルクロッドを利
用しているため、車両レイアウトの見直しが不要であ
り、かつ、重量及びコスト上昇を抑制することもでき
る。
【図1】本考案の一実施例を示すシステム構成図
【図2】同上実施例のポテンショメータの取付けを示す
斜視図
斜視図
【図3】同上実施例に係る作用を説明するフローチャー
ト
ト
【符号の説明】 1 車高測定装置本体 5 ポテンショメータ 41 アクスル 45 車体フレーム 49 トルクロッド 53 連接バー
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪を取付けたアクスルハウジングと車
体フレームとの間に介装されるスプリングと、一端が車
体フレームに回動自由に固定され他端がアクスルハウジ
ングに取付けられるトルクロッドと、を含んで構成され
てなる車両において、前記車体フレームに前記トルクロ
ッドの回動角度を検出する角度検出装置を設け、該回動
角度に基づいて車体フレームの高さを求める車高測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019917U JP2601491Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 車高測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019917U JP2601491Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 車高測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680112U JPH0680112U (ja) | 1994-11-08 |
JP2601491Y2 true JP2601491Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=12012578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993019917U Expired - Lifetime JP2601491Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 車高測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601491Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP1993019917U patent/JP2601491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680112U (ja) | 1994-11-08 |
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