JP2601426Y2 - 光結合装置 - Google Patents

光結合装置

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JP2601426Y2
JP2601426Y2 JP1992055054U JP5505492U JP2601426Y2 JP 2601426 Y2 JP2601426 Y2 JP 2601426Y2 JP 1992055054 U JP1992055054 U JP 1992055054U JP 5505492 U JP5505492 U JP 5505492U JP 2601426 Y2 JP2601426 Y2 JP 2601426Y2
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light
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恭二 田辺
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、入出力を光で伝達する
光結合装置(フォトカプラ)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光結合装置(フォトカプラ)に対
する市場の要望は著しく、特に透光性樹脂および遮光性
樹脂により二重モールドするデュアルインラインパッケ
ージ(DIP)型光結合装置の普及率は上昇の一途であ
るが、電子部品の小型化、薄型化が進むにつれ、面実装
(SMD)タイプの需要も加わり、小型のSMDタイプ
が開発され普及しつつある。
【0003】しかしながら、前記の小型化、薄型化の要
望はさらに進んでいる。しかし、リードフレームを有し
ているため、その強度等を考慮すると寸法をある程度確
保しなければならず、SMDタイプの光結合装置の小型
化も限界に達している。
【0004】この流れに対して、リードレスカプラも開
発途上にあり、薄型化をさらに進めたフイルムキャリア
方式によるパッケージが望まれている。
【0005】このフイルムキャリア方式を採用した光結
合装置の構造の一つに、図4の如く、透光性の絶縁フイ
ルム1(テープキャリア)の同一平面上に、発光素子で
ある赤外発光ダイオード2と受光素子であるフォトトラ
ンジスタ3とを夫々搭載する方式がある。
【0006】発光素子2は、図5(a)の如く、上部電
極(アノード電極)4と裏面電極(カソード電極)5で
あるため面実装においてフイルムキャリアとは垂直方向
にレイアウトし、両電極共Agペースト等で電気的機械
的接続を行う。受光素子3は、バンプ処理(図示せず)
を施したチップを面ボンディングする。このバンプに
は、Auや半田を用いる。
【0007】また、絶縁フイルム1のテープ材には、ポ
リイミド、ポリエステル、ガラスエポキシ等の樹脂材料
を用いる。この絶縁フイルム1上に形成する導体パター
ンの銅箔または圧延銅を利用しテープの穴抜き後、これ
にラミネートしエッチング処理にてパターニングを行な
う。
【0008】そして、発光素子2及び受光素子3を搭載
した後、遮光性のモールド樹脂6によりモールドを行な
う。このモールド樹脂6は、集積回路(IC)のアッセ
ンブリ工程で使用されるエポキシ樹脂製の粒状物(Eペ
レット)等であり、熱で溶かしモールディングする。も
しくは、薄型における寸法精度を向上させるためにトラ
ンスファーモールド技術を用いてモールドする方法もあ
る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記フイルムキャリア
方式の光結合装置において、図5(b)の如く、発光素
子2はハンダペースト7により絶縁フイルム1上に搭載
され、遮光性樹脂(図示せず)により封止されるが、各
電極4,5を絶縁フイルム1上に垂直方向で取り付ける
為、図5(a)における発光素子2の右側面からの光8
aは絶縁フイルム1の光パス経路に至るが、上記発光素
子2の左側面からの光8b及びアノード電極面からの光
8c,8dは、遮光性樹脂(図示せず)により遮光され
る為、光パス経路に至らず、輝度として寄与しなく、発
光素子2が発光する輝度の1/2〜1/3程度しか有効
利用できなかった。
【0010】本考案は、上記問題点を解決することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の光結合装置は、
光性の絶縁フイルムの上面に発光側導体パターン及び
受光側導体パターンが形成され、発光面が前記絶縁フイ
ルムの上面に対面するよう発光側導体パターンに発光素
子が搭載され、受光面が前記絶縁フイルムの上面に対面
するよう受光側導体パターンに受光素子が搭載され、前
記絶縁フイルムの下面に前記発光素子からの下方への光
前記受光素子に反射させる反射膜が形成され、前記発
光素子及び受光素子が遮光性樹脂により封止されて成
り、前記発光素子と前記受光素子とが光学的に結合する
よう構成される光結合装置において、前記発光素子と遮
光性樹脂間に透光性樹脂が介在されて成ると共に、前記
絶縁フィルムの外周部分に外乱光防止用スリットが設け
られていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】発光素子を透光性樹脂により一次モールドした
後に、前記発光素子及び受光素子を遮光性樹脂で二次モ
ールドしたことにより、発光素子からの光は、直接又は
透光性樹脂を透過、遮光性樹脂で反射したものが絶縁フ
イルムに集結され、光効率が従来の光結合装置に比べ
1.5〜2倍の輝度を有することができる。さらに、絶
縁フィルムの外周部分に外乱光防止用スリットが設けら
れているので、外乱光が受発光間の光路に侵入するのを
防止することができる。
【0013】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す光結合装置の
縦断面図であり、図2は同光結合装置の平面図であり、
図3は図1の部分拡大図である。
【0014】図1〜3の如く、本実施例の光結合装置
は、絶縁フイルム11内に光路をとって発光素子12と
受光素子13とを光学的に結合するフイルムキャリア方
式のものである。すなわち、本実施例の光結合装置は、
絶縁フイルム11の上面に発光側導体パターン14およ
び受光側導体パターン15が形成され、前記発光素子1
2は、その発光面が前記絶縁フイルム11の上面に対面
するよう発光側導体パターン14に搭載され、前記受光
素子13は、その受光面が前記絶縁フイルム11の上面
に対面するよう受光側導体パターン15に搭載されたも
のである。
【0015】前記絶縁フイルム11は、透光性でかつ耐
熱性に優れたポリイミド樹脂が使用され、複数のデバイ
ス用のものが帯状に連なった状態で製造工程に給せられ
る。該絶縁フイルム11の下面には、発光素子12から
の下方への光を受光素子13に反射させる反射膜16が
形成されている。該反射膜16は、前記両導体パターン
14,15と同一材料である銅箔が使用され、図1,3
の如く、少なくとも受発光間の光路形成領域Laの全面
に配されている。
【0016】前記銅箔には半田メッキが施されており、
これは面実装を行う受光素子13上に半田バンプを形成
しているのでこの半田同士で電気的機械的接続を行うた
めのものである。
【0017】また、該絶縁フイルム11の外周部には、
外乱光が絶縁フイルム11の厚み方向を伝って受発光間
の光路に進入するのを防止するためのスリット17が窄
設されている。
【0018】このような絶縁フイルム11上に、発光素
子12である赤外発光ダイオードチップをダイボンドす
る。発光素子12は上面と裏面に電極が有り、これを絶
縁フイルム11に対して垂直方向にした状態で絶縁フイ
ルム11上に載置し、Agペーストで電気的に接続し、
Agペースト硬化のために高温放置を行う。
【0019】次に、受光素子13であるフォトトランジ
スタチップについてフェイスダウンボンディングを行な
う。受光素子13の電極は半田バンプ処理を施してあ
り、絶縁フイルム11の裏面からヒーターヘッドで熱を
加え、半田同士を接続するものである。
【0020】このようにして発光素子12および受光素
子13を絶縁フイルム11上に組立てたのち、発光素子
12に透光性樹脂シリコン18をディスペンサーにて一
次モールドし、150℃,2時間の熱硬化工程を行な
う。次に、一次モールドされた発光素子12及び受光素
子13を遮光性樹脂19を用いて二次モールドを行な
う。ここで、遮光性樹脂19は、薄型を目的として寸法
精度を高めるためトランスファモールドを行なう。
【0021】このように、発光素子12を透光性樹脂1
8により一次モールドした後に前記発光素子12及び受
光素子13を遮光性樹脂19で二次モールドしたことに
より、従来の光結合装置と比べ、光効率は1.5〜2倍
の輝度を有することができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、光結合装
置において、発光素子を透光性樹脂により一次モールド
した後に、前記発光素子及び受光素子を遮光性樹脂で二
次モールドしたことにより、発光素子からの光は、直接
又は透光性樹脂を透過、遮光性樹脂で反射したものが絶
縁フイルムに集結され、光効率が従来の光結合装置に比
べ1.5〜2倍の輝度を有することができる。さらに、
絶縁フィルムの外周部分に外乱光防止用スリットが設け
られているので、外乱光が受発光間の光路に侵入するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す光結合装置の断面図で
ある。
【図2】図1に示す実施例の平面図である。
【図3】図1に示す実施例の部分拡大図である。
【図4】従来の光結合装置の断面図である。
【図5】発光素子の構造図(a)及び絶縁フイルム接続
図(b)である。
【符号の説明】
11 絶縁フイルム 12 発光素子 13 受光素子 14 発光側導体パターン 15 受光側導体パターン 16 反射膜 18 透光性樹脂 19 遮光性樹脂

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光性の絶縁フイルムの上面に発光側導
    体パターン及び受光側導体パターンが形成され、発光面
    が前記絶縁フイルムの上面に対面するよう発光側導体パ
    ターンに発光素子が搭載され、受光面が前記絶縁フイル
    ムの上面に対面するよう受光側導体パターンに受光素子
    搭載され、前記絶縁フイルムの下面に前記発光素子か
    らの下方への光を前記受光素子に反射させる反射膜が形
    成され、前記発光素子及び受光素子が遮光性樹脂により
    封止されて成り、前記発光素子と前記受光素子とが光学
    的に結合するよう構成される光結合装置において、前記
    発光素子と遮光性樹脂間に透光性樹脂が介在されて成る
    と共に、前記絶縁フィルムの外周部分に外乱光防止用ス
    リットが設けられていることを特徴とする光結合装置。
JP1992055054U 1992-08-06 1992-08-06 光結合装置 Expired - Lifetime JP2601426Y2 (ja)

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JPH0617258U JPH0617258U (ja) 1994-03-04
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